JP3943598B2 - 接触皮膚炎を予防するための組成物、バリヤーフィルム及び方法 - Google Patents
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Description
発明の背景
接触皮膚炎は皮膚の炎症であり、環境中のある種の物質による刺激、あるいは感作で生ずる急性又は慢性の状態である。軽症の場合には、症状は皮膚のかゆみ、ひりひり感又は赤化である。更にひどい場合には、水痘や水腫が存在したり、その後にじくじくしたり、かさぶたが生じたりしうる。最も重症の場合には、小水庖や大きな水腫からの出液を伴いうる。
接触皮膚炎は、典型的には一次刺激性皮膚炎又はアレルギー性接触皮膚炎に分類される。一次刺激性皮膚炎の方が一般的な形の接触皮膚炎である。通常、十分な暴露により全ての人に皮膚炎を起こしうる刺激因子により引き起こされる。
アレルギー性接触皮膚炎は、物理的な接触により人によっては反応を誘発する多くの物質により引き起こされる。この反応は、通常最初の接触では起こらないが、その後の暴露によって起こる。特に、この反応は敏感な人に過敏な状態をもたらす。したがって、その後の接触によりこれらの人は接触皮膚炎を発現する。
前述の見地から、接触皮膚炎は産業労働者を含む多くの人と重要な関係がある。したがって、特に職業的なアレルギー性接触皮膚炎が報酬を失う結果になったり、労働者を不快にしたりしうる場合には、接触皮膚炎からの保護の必要性は明らかである。
接触皮膚炎を阻害したり治療したりする試みがなされてきた。例えば、Tomaliaらによる米国特許第4,112,067号には、ウルシ属の植物より生ずるアレルゲンに暴露した人の皮膚炎を治療及び抑制する方法が開示されている。Tomaliaらの方法は、分子量が5000以上のポリアミンポリマーを局部に塗布する必要がある。この方法は本発明を示唆しない。
Layらによる米国特許第4,451,453号にも、ウルシ属の植物より生じたアレルギー反応に暴露された人の皮膚炎を抑制及び治療する方法が開示されている。Layらの方法は、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、スチレン又はアルキルスチレンと1種以上のC1〜C20のアルコール及びアクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステルとの架橋コポリマーを局部に塗布する必要がある。この方法も本発明を示唆しない。
Kellyらによる米国特許第3,961,044号及び同第3,981,990号及びWillerらによる米国特許第4,137,301号、同第4,141,966号、同第4,144,319号及び同第4,160,818号には、保護剤を塗布することによりアレルギー性接触皮膚炎により生ずる皮膚の炎症を予防したり軽減したりする組成物及び方法が開示されている。Willerらの保護剤は、15個以上の炭素鎖により離隔されている2個以上の極性基を有する有機化合物である。しかしながら、これらの組成物及び方法は、接触皮膚炎からの保護を増大させる低分子量の糖類の使用を開示してもないし、示唆してもない。
したがって、接触皮膚炎を予防又は軽減する組成物、皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム及び方法を提供することが本発明の目的である。
発明の概要
本発明は、接触皮膚炎を予防又は軽減する組成物である。該組成物は、多糖類、低分子量の相乗糖類(synergistic saccharide)、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい。本発明の組成物はまた抗微生物剤も含み得る。
本発明の多糖類は、好ましくはセルロース誘導体である。
低分子量の相乗糖類は、好ましくは未変性単糖類、誘導された単糖類、未変性二糖類、誘導された二糖類、デンプン加水分解物又は誘導されたデンプン加水分解物である。
溶媒は、好ましくは水、低級アルコール、低分子量グリコール又はこれらの混合物である。
添加剤としては、化学的に本発明の組成物と相溶性で、バリヤー性能を損なわない生理学的−心理学的に有利な成分があげられる。
本発明はまた、接触皮膚炎を予防するのに効果的な量の前述の組成物を哺乳動物の皮膚に塗布することにより、接触皮膚炎を予防及び軽減する方法である。
本発明はまた、接触皮膚炎を予防又は軽減するための皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムである。皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムは、多糖類、低分子量の相乗糖類、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物から形成される。
好ましい実施態様においては、本発明は、親水性の非イオンフィルム形成性多糖類及びそれ自体はバリヤーの性質をほとんど又は全くもっていない、未変性又は誘導された単糖類、二糖類及び/又はデンプン加水分解物から構成されるバリヤーフィルム増強剤を含む皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム組成物を含む。皮膚科学的に適合性の溶媒に溶解させて皮膚に塗布すると、組成物は乾燥して非粘着性フィルムとなり、天然又は合成のアレルゲン因子又はその他の皮膚刺激原の貫入を減少又は抑制する。
本発明により達成される利点としては、更に効果的な皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムを製造するのに低分子量の相乗糖類を使用することがあげられ、したがって接触皮膚炎を更に効果的に予防する。
その上、本発明により達成される利点にはまた、(1)組成物の保存状態を高め、(2)組成物を塗布したときに開いているか又は感染している皮膚の感染症を予防又は軽減し、かつ(3)接触皮膚炎を予防及び軽減するための目に見えない手袋を形成する前に皮膚を洗浄するために組成物中に抗微生物剤を使用することがあげられる。
発明の詳細な説明
接触皮膚炎は種々の刺激原により引き起こされうる。多くの人々において感作及び接触皮膚炎を引き起こしうる最も広く知られている天然のアレルゲンは、ツタウルシ、有毒オーク(poison oak)及び有毒ウルシ(poison sumac)のようなウルシ属のアレルゲン植物である。
その他の広く知られているアレルゲンは、ジョチュウギク又はロテノンを含む殺虫剤、アニリン、ニトロ化合物、アントラセン及びその誘導体のような染料中間体、パラフェニレンジアミン及びアニリンブラックのような染料、ハイドロキノン及びp-アミドフェノールのような光現像液、ヘキサメチレンテトラミンのような酸化防止剤及びウッドロジン及びフェノールホルムアルデヒドのような合成及び天然樹脂、及び洗剤及びゴム及びラテックスの手袋の成分のような市販の製品である。
本発明は、多糖類、低分子量の相乗糖類、溶媒及び任意に添加剤を含む、接触皮膚炎を予防又は軽減する組成物に関する。本発明の組成物はまた抗微生物剤も含み得る。
本発明はまた、皮膚科学的反応を除去又は減少させるために、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしうる因子(例えば、ウルシ属の植物、殺虫剤、染料及び染料中間体等)と接触する前に皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムを皮膚に塗布することも含む。
皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムは、多糖類及び低分子量の相乗糖類を含む。特に、皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムは、多糖類、低分子量の相乗糖類、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物から誘導される。皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムはまた、多糖類、低分子量の相乗糖類、抗微生物剤、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物から誘導され得る。
次いで、ローション又はクリームの形態の組成物を皮膚に塗布する。皮膚に塗布すると、組成物中の溶媒が蒸発して、多糖類、低分子量の相乗糖類及び任意に添加剤を含んでいてもよいフィルムが残る。残ったフィルムはまた、多糖類、低分子量の相乗糖類、抗微生物剤及び任意に添加剤を含みうる。
本発明の多糖類は皮膚と適合性であり、溶媒に可溶であり、良好なフィルム形成剤である。好ましくは、セルロース誘導体である。多糖類には、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース、及びエチルヒドロキシエチルセルロースのような、セルロースのアルキル誘導体及び/又はヒドロキシアルキル誘導体が含まれる。更に好ましくは、多糖類はヒドロキシプロピルセルロースである。多糖類の重合度(DP)は重要ではないが、良好なフィルム形成性を提供するのに十分な高さであるが、容易に皮膚に塗布される流動性の溶液を提供するのに十分な低さであるべきである。本発明のセルロース誘導体は、好ましくは非イオン性の直鎖状多糖類である。多糖類は当業者に公知の方法により化学的に変性して水又はアルコールに可溶性にしうる。
本発明の組成物中の多糖類の百分率は約5〜約20重量%で有り、好ましくは約15重量%である。
本発明において使用される低分子量の相乗糖類は、本発明の多糖類と比べて単糖類単位の数が比較的少ない。低分子量の相乗糖類は、好ましくは極性で親水性の未変性又は誘導された単糖類、二糖類又はデンプン加水分解物である。相乗とは、本発明の組成物の保護特性が、それ自体はバリヤー性をほとんど又は全くもたない低分子量の糖類の存在により非常に増大されることを意味する。
本発明の低分子量の相乗糖類には、未変性単糖類、誘導された単糖類、未変性二糖類、誘導された二糖類、デンプン加水分解物又は誘導されたデンプン加水分解物が含まれる。単糖類は5又は6個の炭素原子を含む。二糖類は2個の糖類単位を含む。誘導された単糖類、二糖類及びデンプン加水分解物とは、例えば公知の方法により、好ましくはアルコキシ化、ヒドロキシアルキル化又は脂肪酸エステルを用いたエステル化により、その他の化合物から製造された単糖類、二糖類及びデンプン加水分解物を言及する。デンプン加水分解物には、例えば公知の方法により変性されたデンプンが含まれる。
未変性単糖類の例には、フルクトース、グルコース及びマンノースがある。
未変性二糖類の例には、、スクロース及びマルトースがある。
誘導された単糖類の例には、メチルグルコシドのエトキシレート、メチルグルコシドのプロポキシレート、メチルグルコシドジステアレートのプロポキシレート及びメチルグルコースジオレエートがある。好ましくは誘導された単糖類は、Methyl Gluceth-10(メチルグルコシドの10モルエトキシレート)、Methyl Gluceth-20(メチルグルコシドの20モルエトキシレート)、PPG-10 Methyl Glucose Ether(メチルグルコシドの10モルプロポキシレート)、PPG-20 Methyl Glucose Ether(メチルグルコシドの20モルプロボキシレート)、PPG-20 Methyl Glucose Ether Distearate(メチルグルコシドジステアレートの20モルプロポキシレート)又はメチルグルコースジオレエートである。前述の誘導された単糖類の例の名称は、Cosmetic Toiletries & Fragrance Association(CTFA)Amerchol Corp.,Amerchol The Elegance Engineer,(Sept.1992)の標準名称である。
デキストロース価(DE)は、デンプン業界における公知の尺度の単位である。重合度(DP)とは正反対であり、デンプンポリマー加水分解の定量的尺度である。例えば、デンプンがデキストロース(グルコース)に変換しうる総加水分解は100%である。したがって、グルコースのDEは100である。本発明に使用されるデンプン加水分解物のDEは約4以上であり、好ましくは約6〜約100である。
誘導された二糖類及び誘導されたデンプン加水分解物の例には、約10モルエトキシレート、約20モルエトキシレート、約10モルプロポキシレート及び約20モルプロポキシレートのようなエトキシレート及びプロポキシレートがある。
デンプン加水分解物の例には、マルトデキストリン及びコーンシロップ固体がある。好ましくは、マルトデキストリンのDPは約1〜約19であり、コーンシロップ固体のDPは約20〜約100である。
好ましくは、低分子量の相乗糖類は誘導された単糖類である。更に好ましくは、低分子量の相乗糖類はMethyl Gluceth-20(メチルグルコシドの20モルエトキシレート)である。
本発明の組成物中の低分子量の相乗糖類の百分率は約2〜約10重量%であり、好ましくは約5重量%である。
本発明において使用しうる抗微生物剤は、皮膚と適合性であり、溶媒に可溶性である。更に、抗微生物剤は、限定するわけではないが、グラム陽性及びグラム陰性菌、イースト及び糸状菌を含む幅広い微生物に対して活性である。抗微生物剤の例には、限定するわけではないが、トリクロサン(triclosan)(Ciba-Geigy Corporation製のIrgasan DP 300としても知られている5-クロロ-2-(2,4-ジクロロフェノキシ)フェノール)、ヘキセチジン(hexetidine)(5-アミノ-1,3-ビス(2-エチルヘキシル)-5-メチル-ヘキサヒドロピリミジン)、クロルヘキシジン(chlorhexidine)塩(N,N'-ビス(4-クロロフェニル)-3,12-ジイミノ-2,4,11,14-テトラアザテトラデカンジイミジアミドの塩)、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、ヘキシレゾルシノール、ベンズアルコニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ヨウ素、フェノール誘導体、プロビン(povidone)−ヨウ素(ポリビニルピロリジノン-ヨウ素)、パラベン、ヒダントイン(2,4-イミダゾリンジオン)、ヒダントイン誘導体(2,4-イミダゾリンジオンの誘導体)、フェノキシエタノール、1-(3-クロロアリル)-3,5,6-トリアザ-1-アゾニアアダマンタンクロライドのシス異性体(Dow Chemical Company製のDowicil 200としても知られているquarterniurn-15)、ジアゾリジニル尿素、ベンゼトニウムクロライド、メチルベンゼトニウムクロライド及びこれらの混合物が含まれる。ヒダントイン誘導体の例には、限定するわけではないが、ジメチロール-5,5-ジメチルヒダントイン(glydant)が含まれる。好ましくは、抗微生物剤の例には、トリクロサン、1-(3-クロロアリル)-3,5,6-トリアザ-1-アゾニアアダマンタンクロライドのシス異性体(quartemium-15)、ヒダントイン、ジメチロール-5,5-ジメチルヒダントイン(glydant)のようなヒダントイン誘導体及びこれらの混合物が含まれる。
本発明の組成物中の抗微生物剤の百分率は約0.01〜約10重量%であり、好ましくは約0.01〜約2重量%である。
本発明において使用される溶媒は、好ましくは皮膚に適合性であり、妥当な時間で乾燥し、本発明の固体成分を溶解しうる。
本発明の溶媒には、水、低級アルコール、低分子量のグリコール又はこれらの混合物が含まれる。低級アルコールとは、C1〜C4のアルコールを言う。低級アルコールの例には、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール及びブタノールがある。低分子量のグリコールの例には、グリセロール及びプロヒレングリコールがある。好ましくは、溶媒は水、低級アルコール、低分子量のグリコール又はこれらの混合物である。本発明の溶媒は、皮膚に貫入する能力を有するように選択されうる。
本発明の組成物中の溶媒の百分率は約70〜約93重量%であり、好ましくは約80重量%である。
添加剤には、本発明の組成物と相溶性である生理学的−心理学的に有利な成分が含まれる。公知の生理学的−心理学的に有利な添加剤としては、着色剤、香料、日焼け止め剤、防虫剤、界面活性剤(湿潤剤)、流れ調整剤(レオロジー調整剤)、クレンザー、湿気賦与剤、フィルム溶解性調整剤、フィルム可塑剤、塩、天然抽出物及びバリヤー性能を損なわないこれらの混合物があげられる。更に、添加剤にはまた、剥離剤、収斂剤、酸化防止剤、ビタミン、自己なめし剤、乳化剤、皮膚軟化剤、酵素、角質溶解剤、かゆみ止め、鎮痛剤、麻酔剤、抗ヒスタミン薬、抗微生物剤、保存薬、抗生物質、防腐薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、その他の生物学的に活性な薬剤及びバリヤー性能を損なわないこれらの混合物があげられる。
本発明の組成物中の添加剤の百分率は約0.01〜約30重量%であり、好ましくは約1〜約20重量%である。
本発明の組成物は、ローション、ゲル又はクリームの形の化粧品及び湿気賦与剤のようなスキンケア製品に配合しうる。好ましい実施態様には、ツタウルシ、有毒オーク、有毒ウルシ及びその他の刺激原のようなアレルゲンから皮膚を保護する予備暴露ローションが検討されている。
本発明はまた、皮膚炎の予防に効果的な量の、多糖類、低分子量の相乗糖類、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物を哺乳動物の皮膚に塗布することにより接触皮膚炎を予防又は軽減する方法でもある。本発明の方法はまた、皮膚炎の予防に効果的な量の、多糖類、低分子量の相乗糖類、抗微生物剤、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物を哺乳動物の皮膚に塗布することも含み得る。
本発明はまた、接触皮膚炎を予防又は軽減するための皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムでもある。皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムは、多糖類、低分子量の相乗糖類、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物から形成される。皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムはまた、多糖類、低分子量の相乗糖類、抗微生物剤、溶媒及び任意に添加剤を含んでいてもよい組成物から形成しうる。該組成物は、哺乳動物の皮膚に塗布されるローション、ゲル又はクリームの形のスキンケア製品である。塗布すると、組成物中の溶媒が蒸発し、多糖類、低分子量の相乗糖類及び任意に添加剤を含んでいてもよい皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムが残る。残ったフィルムはまた、多糖類、低分子量の相乗糖類、抗微生物剤及び任意に添加剤を含み得る。
皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムの組成は、約14〜約87重量%の多糖類、約5〜約63重量%の低分子量の相乗糖類及び任意に約3〜約74重量%の添加剤である。皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムの組成は、約14〜約87重量%の多糖類、約5〜約63重量%の低分子量の相乗糖類、約0.1〜約60重量%の抗微生物剤及び任意に約3〜約74重量%の添加剤である。
本発明の皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムは、洗剤及びゴム化合物の成分ような非油状物質を含む、天然又は合成のアレルゲン因子又はその他の皮膚刺激原の貫入を減少又は抑制しうる非粘着性フィルムである。該フィルムは、非吸蔵性、非毒性及び可撓性であるのが有利である。該フィルムはまた、所望により着色剤を添加し得るけれども無色である。更に、該フィルムは使用中に粉末化したり剥がれ落ちたりするのを回避しうる。該フィルムはまた化粧上許容しうるので、環境からのスキンケア(顔用)製品並びに“目に見えない手袋”製品に配合しうる。
本発明の皮膚科学的に適合性のフィルムは、好ましくは効果的なバリヤー特性を有する。本発明の組成物中の多糖類は、親水性、非イオン性、フィルム形成性及びある種のバリヤー性を有する。更に、本発明の低分子量の相乗糖類は、それ自体はフィルム形成性もバリヤー性も有しないが、本発明のフィルム形成性多糖類と組み合わせると、いずれかの単独成分より効果的なフィルムバリヤーとなる。本発明の組成物中の抗微生物剤は、(1)組成物の保存状態を高め、(2)組成物を塗布したときに開いている又は感染している皮膚の感染症を予防又は軽減し、かつ(3)接触皮膚炎を予防及び軽減するための目に見えない手袋を形成する前に皮膚を洗浄する。
いずれかの理論に束縛するつもりはないが、低分子量の相乗糖類の糖分子の短い鎖が、それよりずっと大きい多糖類により創成されたフィルム中のボイドを充填し、それにより良好なフィルム及び効果的なバリヤーを提供するとされている。
実施例
以下の実施例は、当業者への手引きとして示したのであって、いずれにしても本発明を限定するつもりはない。以下の実施例は、以下の4種の刺激原に対して試験した。
・グリセロール中に1.3重量%のピロカテコール
・グリセロール中に1.3重量%の1,4-フェニレンジアミン
・ベンジルジスルフィドの飽和メタノール溶液
・水中に2.4重量%のラウリル硫酸ナトリウム
以下の実施例において本発明の組成物のフィルムバリヤー性能を、減衰全反射−赤外線(ATR-IR)法により試験した。更に、以下の実施例において本発明の組成物の抗微生物有効性を、抗微生物/保存有効性及び抗生物質−微生物分析のための米国薬局方国民医薬品集法により試験した。
フィルムバリヤー性能を測定するためのATR-IR法
基線に水平な減衰全反射付属品の亜鉛−セレン結晶に、実施例において特定の容量の試験溶液を置いた。溶液を空気乾燥させてフィルムとした後、特定の容量の刺激原を乾燥したフィルムの上部に付着させた。アセンブリーを、重水素化硫酸トリグリシン検出器、Omnicソフトウェアを具備し、Happ-Genzelアポダイゼイションで4cm-1の分解能で操作するNicolet Impact Series 400Dフーリエ変換IRスペクトロメータに置いた。30分間隔でIRスペクトルが得られた。試験刺激原に依存して、各スペクトルについて選択した吸収バンドを追跡した。これらの波長は、ピロカテコールについては1521cm-1、ラウリル硫酸ナトリウムついては1225cm-1、1,4-フェニレンジアミンについては1515cm-1、ベンジルジスルフィドについては1610cm-1であった。
選択した波長における吸収バンドの出現は、刺激原の乾燥フィルムへの透過又は貫入により生ずる。これが生ずる時間は、試験されるバリヤー組成物による保護時間の尺度である。これらのデータと人に関する臨床試験との間には良好な相関関係が存在する。
抗微生物/保存有効性のための米国薬局方国民医薬品集法
20mlの試験試料を滅菌管に移す。試料に、0.1〜20mlの割当量の試料中に微生物を懸濁した液体を接種して混合した。微生物の懸濁液は、グラム陽性及びグラム陰性菌、イースト及び糸状菌の混合物からなる。接種した管を25℃において7、14、21及び28日間インキュベートする。生菌数により各期間について成育可能な微生物の数を決定する。生菌数の計数は、試料のアリコートを滅菌ペトリ皿にピペットで移し、適する寒天成長媒体を添加して、ペトリ皿を37℃で24〜48時間インキュベートして行う。次いで成育可能なコロニー数を数えて記録する。
抗生物質−微生物分析のための米国薬局方国民医薬品集法
適する成長媒体を含む滅菌ペトリ皿を用意し、選択した微生物を播種する。フィルムのペレットを寒天媒体上に付着させ、ペトリ皿を37℃で24〜48時間インキュベートする。非成長領域(抑制帯)を測定して記録する。
比較例A〜N
多糖類成分及び糖類成分単独の種々の組成物を調製した。種々の組成物は比較例A〜Nとして表1に示す。
この組成物を、フィルムバリヤー性能を測定するためのATR-IR法によりピロカテコールに対して試験した。
フィルムバリヤー性能は、ピロカテコール刺激原を用い前述のATR-IR法にしたがって測定した。組成物の試験溶液100又は200μlを、20μlのピロカテコール刺激原に対して試験した。
ATR-IR法の結果は表1に示す。
200μlの試験溶液を使用した比較例J以外は、全ての比較例において100μlの試験溶液を使用した。
実施例1
ヒドロキシプロピルセルロース(15g)(KLUCEL(登録商標)EFグレード、Hercules,Inc.)を、80gの熱変性エチルアルコール(SDA-40)にふりかけ、十分に溶解するまで室温で攪拌した。Methyl Gluceth-20(5g)(Glucam(登録商標)E-20,Amerchol Corp.)を添加して混合物を短時間攪拌した。
この組成物について、数種の皮膚刺激原に対するバリヤー性能をATR-IR法により、またウルシ属抽出物に対しては臨床法により評価した。
フィルムバリヤー性能は、全ての4種の刺激原を用い、前述のATR-IR法にしたがって測定した。200μlの組成物の試験溶液を、20μlの各刺激原に対して試験した。
ATR-IR法の結果は、前述の組成物が全ての刺激原に関して8時間以上の保護時間を提供することを示す。
ウルシ属抽出物に対する臨床法は以下のようにして実施した。
5人の人の被検者(ウルシ属抽出物中の抗原であるウルシオールに対してアレルギー体質をもっていることが知られている)の前腕を石鹸と水で洗い、タオル乾燥させた。3種類の前述の組成物の試験溶液を、被検者の前腕の掌の面内の3つの指示された4×4cmの領域に塗布した(各約0.2ml)。4番目のサイトは処理せず、対照標準として使用した。
微量ピペットを用い、10μlのオレオレジン抽出物標準(1:50ウルシオレオレジンのエタノール希釈液)を直径0.6cmの濾紙円盤に塗布した。円盤を30分間空気乾燥させ、注意深くピンセットで各試験サイトに載せた。半閉塞テープを各円盤上に置いた。8時間後、円盤を除去し、前腕をお湯と石鹸で洗い、タオル乾燥させた。
皮膚炎の評価のために、72時間(3日)後及び120時間(5日)後に被検者は診療室に戻った。これは、以下の5ポイントの臨床上の段階を用い目隠し法(blinded fashion)で実施した。
スコア=0 応答なし。通常の皮膚の状態。
=1 わずかに応答。わずかにもりあがった病変及び中程度の紅斑。
=2 中程度の応答。水腫で更にもりあがった病変及び中程度の紅斑。
=3 強い応答。ひどい水腫、紅斑及びかさぶたを伴う一様にもりあがった病変。
=4 非常に強い応答。水庖性反応。
臨床法の結果は、5人の被検者はみな、ウルシノール抗原に接触させた後72及び120時間たっても炎症反応を示さないことを示した。5人の被検者全員の対照サイト(バリヤー保護なし)には、陽性の2段階の炎症応答が明らかであった。
実施例2
ヒドロキシプロピルセルロース(15g)(KLUCEL(登録商標)EFグレード、Hercules,Inc.)を、80gの蒸留水にふりかけ、十分に溶解するまで室温で攪拌した。D-Fructose(Aldrich Chemical)(5g)を添加して混合物を均質になるまで攪拌した。
この組成物について、フィルムバリヤー性能の測定のためのATR-IR法によりピロカテコールに対して試験した。
フィルムバリヤー性能は、ピロカテコール刺激原を用い、前述のATR-IR法にしたがって測定した。100μlの組成物の試験溶液を、20μlのピロカテコール刺激原に対して試験した。
ATR-IR法の結果は、組成物が8時間以上の透過又は保護時間を提供することを示した。
実施例3
ヒドロキシエチルセルロース(15g)(CELLOSIZE(登録商標)WP-09Hグレード、Union Carbide Corporation)を、80gの蒸留水にふりかけ、十分に溶解するまで室温で攪拌した。Methyl Gluceth-20(5g)(Glucam(登録商標)E-20,Amerchol Corporation)を添加して混合物を均質になるまで攪拌した。
この組成物について、フィルムバリヤー性能の測定のためのATR-IR法によりピロカテコールに対して試験した。
フィルムバリヤー性能は前述のATR-IR法にしたがって測定した。100μlの組成物の試験溶液を、20μlのピロカテコール刺激原に対して試験した。
ATR-IR法の結果は、組成物が5時間の透過又は保護時間を提供することを示した。
実施例4〜25
本発明のセルロース及び糖類成分の種々の組成物を調製した。種々の組成物を表2に示す。
この組成物について、フィルムバリヤー性能の測定のためのATR-IR法によりピロカテコールに対して試験した。
フィルムバリヤー性能は前述のATR-IR法にしたがって測定した。100又は200μlの組成物の試験溶液を、20μlのピロカテコール刺激原に対して試験した。
ATR-IR法の結果を表2に示す。
200μlの試験溶液を使用した実施例19以外は、全ての実施例において100μlの試験溶液を使用した。
表2に示したように、多糖類、すなわち、セルロース誘導体及び低分子量の相乗糖類を組み合わせると、優れたバリヤー性能を有する皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムが提供される。特に表2の実施例4は、15重量%のHPCと5重量%のd-フルクトースを80重量%の水中で組み合わせると、ピロカテコール刺激原に対して8時間以上の保護時間を提供することを示す。これに対し、15重量%のHPCを85重量%のエタノール中で使用すると、保護時間はわずか1時間である(表1の比較例L)。更に、20重量%のd-フルクトースを80重量%の水中で使用すると保護時間は全くない(表1の比較例A)。
同様に、表2の実施例19は、5重量%のメチルセルロース(MC)と5重量%のMethyl Gluceth-20を90重量%の水中で組み合わせると、5時間の保護時間を提供することを示す。これに対し、5重量%のMCを95重量%の水中で使用すると、保護時間はわずか1時間である(比較例J)。更に、100重量%のMethyl Gluceth-20の保護時間は0.5時間以下である(比較例F)。
更に、表2の実施例21は、15重量%のHECと5重量%のMethyl Gluceth-20を80重量%の水中で組み合わせると、ピロカテコール刺激原に対して5時間の保護時間を提供することを示す。これに対し、15重量%のHECを85重量%の水中で使用すると、保護時間はわずか2時間である(表1の比較例K)。更に、100重量%のMethyl Gluceth-20自体の保護時間は0.5時間以下である(比較例F)。
表1及び2は、本発明の低分子量の相乗糖類がそれ自体ではフィルム形成性もバリヤー性も実質的にないことを明らかに示す。しかしながら、低分子量の相乗糖類を本発明のフィルム形成性多糖類と組み合わせると、予期せぬことにその組み合わせが各成分単独より効果的なフィルムバリヤーを提供する。
実施例26
ヒドロキシプロピルセルロース(30g)(KLUCEL(登録商標)EFグレード、Aqualon Company)、Methyl Gluceth-20(10g)(Glucam(登録商標)E-20,Amerchol Corp.)及びトリクロサン(0.6g)(IRGASAN(登録商標)DP 300)及び(159.4gのSD Alcohol 40を250mlのNALGENE壜中で混合して均質混合物を形成した。
米国薬局方国民医薬品集法による抗生物質−微生物分析のために、ドラフトオーブン中80℃において200μlの組成物を乾燥させてフィルムペレットとした。結果は、試験したフィルムがグラム陽性及びグラム陰性菌及びイーストに対して活性を示すことを示した。
ATR-IR試験においては、100μlの組成物をZnSe結晶上に付着させ空気乾燥させた。フィルムバリヤー性能は、20μlのピロカテコール刺激原を用い、前述のATR-IR法にしたがって測定した。ATR-IR法の結果は、組成物が5時間の透過又は保護時間を提供することを示した。
実施例27
ヒドロキシプロピルセルロース(30g)(KLUCEL(登録商標)EFグレード、Aqualon Company)、Methyl Gluceth-20(10g)(Glucam(登録商標)E-20,Amerchol Corp.)及び0.2gのDOWICIL(登録商標)200を蒸留水(159.8g)中で混合して均質混合物を形成した。
グラム陽性及びグラム陰性菌、イースト及び糸状菌を含む微生物のプールに対して、米国薬局方国民医薬品集法による抗微生物/保存有効性を組成物について試験した。
20mlの試料に、0.1mlの微生物の懸濁液を接種し、25℃において7、14、21及び28日間インキュベートした。接種した試料のアリコートを培養し、成育可能な微生物の数を測定した。結果は、数回の試験後でも検出しうる微生物が組成物にはないことを示した。
ATR-IR試験においては、100μlの組成物の試験溶液を20μlのピロカテコール刺激原に対して試験した。ATR-IR法の結果は、組成物が5.5時間の透過又は保護時間を提供することを示した。
本発明の好ましい実施態様であるとされているものを記載したが、当業者は、本発明の趣旨から逸脱することなしに変化及び修正しうることを理解するであろう。そしてそのような変化及び修正全てが本発明の範囲内であると断言するつもりである。
Claims (12)
- (1)非イオン性セルロース誘導体である多糖類、
(2)低分子量の相乗糖類であって、該低分子量の相乗糖類が、フルクトース、グルコース、マンノース、スクロース、マルトース、マルトデキストリン、コーンシロップ固形物、誘導された単糖類、誘導された二糖類及び誘導されたデンプン加水分解物からなる群から選択され、
該誘導された単糖類が、メチルグルコシドのエトキシレート、メチルグルコシドのプロポキシレート、メチルグルコシドジステアレートのプロポキシレート及びメチルグルコースジオレエートからなる群から選択され、
該誘導された二糖類が、10モルエトキシレート、20モルエトキシレート、10モルプロポキシレート及び20モルプロポキシレートからなる群から選択され、及び
誘導されたデンプン加水分解物が、10モルエトキシレート、20モルエトキシレート、10モルプロポキシレート及び20モルプロポキシレートからなる群から選択される前記相乗糖類、及び
(3)溶媒
を含有し、
(4)任意に添加剤を含んでいてもよく、
前記糖類が5〜20重量%、前記低分子量の相乗糖類が2〜10重量%、前記溶媒が70〜93重量%の量で含まれ、任意に前記添加剤が0.01〜30重量%で含まれていても良い、接触皮膚炎を予防又は軽減するための組成物。 - 抗微生物剤を更に含む請求の範囲第1項記載の組成物。
- 前記多糖類が、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース及びエチルヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択されるセルロース誘導体である請求の範囲第1項記載の組成物。
- 前記溶媒が、水、低級アルコール、低分子量のグリコール又はこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項記載の組成物。
- 前記添加剤が、着色剤、香料、日焼け止め剤、防虫剤、界面活性剤、流れ調整剤、クレンザー、湿気賦与剤、フィルム溶解性調整剤、フィルム可塑剤、塩、天然抽出物、剥離剤、収斂剤、酸化防止剤、ビタミン、自己なめし剤、乳化剤、皮膚軟化剤、酵素、角質溶解剤、かゆみ止め、鎮痛剤、麻酔剤、抗ヒスタミン薬、抗微生物剤、保存薬、抗生物質、防腐薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬及びこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1項記載の組成物。
- 前記抗微生物剤が、トリクロサン、ヘキセチジン、クロルヘキシジン塩、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、ヘキシレゾルシノール、ベンズアルコニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ヨウ素、フェノール誘導体、ポビドン−ヨウ素、パラベン、ヒダントイン、ヒダントイン誘導体、フェノキシエタノール、1-(3-クロロアリル)-3,5,6-トリアザ-1-アゾニアアダマンタンクロライドのシス異性体、ジアゾリジニル尿素、ベンゼトニウムクロライド、メチルベンゼトニウムクロライド及びこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第2項記載の組成物。
- 接触皮膚炎を予防又は軽減するための皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルムを製造するための請求項1−6のいずれか1項記載の組成物の使用。
- (1)非イオン性線状セルロース誘導体である多糖類、
(2)低分子量の相乗糖類であって、該低分子量の相乗糖類が、フルクトース、グルコース、マンノース、スクロース、マルトース、マルトデキストリン、コーンシロップ固形物、誘導された単糖類、誘導された二糖類及び誘導されたデンプン加水分解物からなる群から選択され、
該誘導された単糖類が、メチルグルコシドのエトキシレート、メチルグルコシドのプロポキシレート、メチルグルコシドジステアレートのプロポキシレート及びメチルグルコースジオレエートからなる群から選択され、
該誘導された二糖類が、10モルエトキシレート、20モルエトキシレート、10モルプロポキシレート及び20モルプロポキシレートからなる群から選択され、及び
誘導されたデンプン加水分解物が、10モルエトキシレート、20モルエトキシレート、10モルプロポキシレート及び20モルプロポキシレートからなる群から選択される前記相乗糖類を含有し、
(3)任意に添加剤を含んでいてもよく、
前記糖類が14〜87重量%、前記低分子量の相乗糖類が5〜63重量%の量で含まれ、任意に前記添加剤が37〜74重量%の量で含まれていても良い皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム。 - 抗微生物剤を更に含む請求の範囲第8項記載の皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム。
- 前記多糖類が、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロース及びエチルヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択されるセルロース誘導体である請求の範囲第8項記載の皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム。
- 前記添加剤が、着色剤、香料、日焼け止め剤、防虫剤、界面活性剤、流れ調整剤、クレンザー、湿気賦与剤、耐水性化合物、塩、天然抽出物、剥離剤、収斂剤、酸化防止剤、ビタミン、自己なめし剤、乳化剤、皮膚軟化剤、酵素、角質溶解剤、かゆみ止め、鎮痛剤、麻酔剤、抗ヒスタミン薬、抗微生物剤、保存薬、抗生物質、防腐薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬及びこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第8項記載の皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム。
- 前記抗微生物剤が、トリクロサン、ヘキセチジン、クロルヘキシジン塩、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、ヘキシレゾルシノール、ベンズアルコニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ヨウ素、フェノール誘導体、ポビドンーヨウ素、パラベン、ヒダントイン、ヒダントイン誘導体、フェノキシエタノール、1-(3-クロロアリル)-3,5,6-トリアザ-1-アゾニアアダマンタンクロライドのシス異性体、ジアゾリジニル尿素、ベンゼトニウムクロライド、メチルベンゼトニウムクロライド及びこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第8項記載の皮膚科学的に適合性のバリヤーフィルム。
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