JP3942571B2 - 車両用ベルト式無段変速機 - Google Patents

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本発明は、駆動源(例えば、エンジン)の出力を無段階に変速して車輪に伝達して車両を駆動する車両用無段変速機に関し、さらに詳しくは、プーリ幅可変のドライブおよびドリブンプーリの間にベルトを架け渡してなる無段変速機構を有して構成される車両用ベルト式無段変速機に関する。
このような車両用ベルト式無段変速機として、例えば、特許文献1に開示のものがある。ベルト式無段変速機においては、一般的に、エンジンからの回転駆動力(出力)をドライブプーリに伝達してこれを回転駆動し、ドライブプーリの回転をベルトを介してドリブンプーリに伝達し、ドリブンプーリの回転駆動力を車輪に伝達するように構成される。このときにドライブ及びドリブンプーリのプーリ幅を可変制御してベルト巻き付き半径を無段階に変更させて無段変速制御が行う。このように無段変速を行って動力伝達を行うときに、ドライブおよびドリブンプーリとベルトの間でスリップを発生させることがないように、ドライブおよびドリブンプーリによるベルトのクランプ力を設定している。例えば、特許文献1の装置では、このクランプ力を油圧シリンダにより付与する構成であり、油圧シリンダに作用させるライン圧をスリップ防止に必要な圧力に設定している。
ところで、低μ路(スリップしやすい路面)の走行においてアクセルを踏んで加速してタイヤ(車輪)がスリップしたような場合に、エンジン回転が急上昇するのに対して車速の上昇率は小さいので変速比は高速段側にシフトアップされ、ドライバーがこれに気づいてアクセルを戻すとタイヤがグリップ力を取り戻して車輪回転が急激に低下するという現象が発生する。このときに、変速機を介して伝達されるトルクが急激に変化してプーリとベルトの間でのスリップが発生するという問題があるため、上記特許文献1の装置では、タイヤスリップ時にライン圧を高圧に設定して、プーリとベルトの間でのスリップ発生を防止している。
特開平2−113157号公報
ところが、上述のようにタイヤスリップ時にライン圧を高圧にする制御では、プーリとベルトとのスリップを防止できるが、ベルトのクランプ力が過大となってベルト耐久性が低下するおそれがあるという問題がある。また、タイヤスリップ時に発生する伝達トルク変化は、路面の状態、アクセルの踏み具合、タイヤの種類等に応じて多様であり、このような多様なトルク変化全てに対してスリップ防止するには、予想される最大の伝達トルク変化に対応できるだけの大きなライン圧を設定する必要があり、ライン圧が実際に必要とされる値より過大になることが多いという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、タイヤスリップに伴い伝達トルクの変化が発生した場合でも、ベルトクランプ力を過大にすることなくプーリとベルトとのスリップを防止できるような構成の車両用ベルト式無段変速機を提供することを目的とする。
上記課題を解決してこのような目的を達成するために、本発明に係る車両用ベルト式無段変速機は、プーリ幅可変のドライブプーリ(例えば、実施形態におけるドライブ側可動プーリ11)、プーリ幅可変のドリブンプーリ(例えば、実施形態におけるドリブン側可動プーリ16)、およびこれらドライブおよびドリブンプーリの間に架け渡されたベルト(例えば、実施形態における金属Vベルト15)からなる無段変速機構(例えば、実施形態における金属Vベルト機構10)と、ドリブンプーリと変速機出力部材との間に配設されて係脱制御されるクラッチ(例えば、実施形態における発進クラッチ5)と、ドライブプーリおよびドリブンプーリによるベルトのクランプ力をそれぞれ算出するクランプ力算出手段(例えば、実施形態におけるステップS3の処理手段)と、このクランプ力算出手段により算出されたクランプ力によりベルトをクランプするようにドライブおよびドリブンプーリにクランプ力を付与するドライブ側およびドリブン側アクチュエータ(例えば、実施形態におけるドライブ側シリンダ室14およびドリブン側シリンダ室19)とを有し、駆動源の出力を無段変速機構により無段階に変速するとともにクラッチを介して変速機出力部材から駆動輪に伝達するように構成される。そして、クランプ力算出手段は、駆動輪がスリップなしに走行しているときには駆動源から無段変速機構に入力される入力トルクに応じてクランプ力を算出し、駆動輪がスリップしたときには駆動源から無段変速機構に入力される入力トルクおよびクラッチの伝達トルク容量のいずれか大きい方に応じてクランプ力を算出する。
なお、ドライブおよびドリブンプーリがそれぞれ、軸方向に固定された固定プーリ半体と、軸方向に移動可能な移動プーリ半体とから構成され、固定プーリ半体と移動プーリ半体との間にベルトを挟持し、ドライブ側およびドリブン側アクチュエータがそれぞれ、移動プーリを固定プーリ半体に向けて押圧してベルトを挟持するクランプ力を付与する油圧シリンダから構成されており、ドライブ側およびドリブン側アクチュエータを構成する油圧シリンダに作用させるライン圧を、クランプ力算出手段により算出されたクランプ力に基づいて設定するように構成するのが好ましい。
このように構成された車両用ベルト式無段変速機によれば、駆動輪がスリップ無しに走行する状態、すなわち、通常走行状態では、駆動源(エンジン)からの入力トルクに応じてベルトクランプ力(ベルトスリップ無しに入力トルクを伝達できるようなクランプ力)が算出され、ドライブ側およびドリブン側アクチュエータがこのクランプ力によりベルトを挟持(クランプ)する。このため、駆動源からの入力トルクを無段変速機構を介してベルトスリップ無しに変速して車輪に伝達できる。
一方、駆動輪がスリップした場合には、駆動源から無段変速機構に入力される入力トルクおよびクラッチの伝達トルク容量のいずれか大きい方に応じてクランプ力を算出(例えば、クラッチ伝達トルク容量より小さくなるクランプ力を算出)する。クラッチは無段変速機構と変速機出力部材との間に配設されており、上述したようにタイヤスリップ時に伝達トルクが急激に変化した場合に、この伝達トルクはクラッチを介して無段変速機構に伝達される構成である。このため、伝達トルクの変化に応じてクラッチがスリップし、無段変速機構にクラッチ伝達容量以上のトルクが伝達されることがないように構成することができる。本発明ではクラッチ伝達トルク容量に応じてクランプ力が算出されるが、クラッチ伝達トルク容量より小さくなるクランプ力を算出しておくことにより、プーリとベルトとの間のスリップが発生するのを確実に防止することができる。このことから分かるように、本発明の無段変速機では、クラッチをスリップさせることにより、ベルトクランプ力を増大させることなくベルトスリップを確実に防止することができる。
なお、本発明では、駆動輪がスリップしたときには駆動源から無段変速機構に入力される入力トルクおよびクラッチの伝達トルク容量のいずれか大きい方に応じてクランプ力を算出するようになっており、クラッチ伝達トルク容量よりエンジンからの入力トルクの方が大きいときは、この入力トルクに応じてベルトクランプ力が設定され、ベルトスリップが確実に防止できる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1に本発明の一実施形態に係る車両用ベルト式無段変速機を有した動力伝達装置構成を示している。この図から分かるように、この動力伝達装置は、エンジンEと、このエンジンEの出力軸Esにカップリング機構CPを介して連結された無段変速機CVTとから構成される。無段変速機CVTは、入力軸1とカウンタ軸2との間に配設された金属Vベルト機構10と、入力軸1の上に配設された前後進切換機構20と、カウンタ軸2の上に配設された発進クラッチ(メインクラッチ)5とを備えて構成される。この無段変速機CVTは車両用として用いられ、入力軸1はカップリング機構CPを介してエンジン出力軸Esと連結され、発進クラッチ5からの駆動力は、ディファレンシャル機構8から左右のアクスルシャフト8a,8bを介して左右の車輪(図示せず)に伝達される。
金属Vベルト機構10は、入力軸1上に配設されたドライブ側可動プーリ11と、カウンタ軸2上に配設されたドリブン側可動プーリ16と、両プーリ11,16間に巻き掛けられた金属Vベルト15とから構成される。ドライブ側可動プーリ11は、入力軸1上に回転自在に配設された固定プーリ半体12と、固定プーリ半体12に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体13とを有する。可動プーリ半体13の側方にはシリンダ壁12aにより囲まれてドライブ側シリンダ室14が形成されており、このドライブ側シリンダ室14にコントロールバルブCVから油路31を介して供給されるプーリ制御油圧により、可動プーリ半体13を軸方向に移動させるドライブ側圧が発生される。
ドリブン側可動プーリ16は、カウンター軸2に固定された固定プーリ半体17と、固定プーリ半体17に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体18とからなる。可動プーリ半体18の側方にはシリンダ壁17aにより囲まれてドリブン側シリンダ室19が形成されており、このドリブン側シリンダ室19にコントロールバルブCVから油路32を介して供給されるプーリ制御油圧により、可動プーリ半体18を軸方向に移動させるドリブン側圧が発生される。
上記構成から分かるように、上記両シリンダ室14,19への供給油圧(ドライブおよびドリブン側圧)をコントロールバルブCVにより制御し、ベルト15の滑りの発生することのない側圧を与える。さらに、ドライブおよびドリブン側圧を相違させる制御を行い、両プーリのプーリ溝幅を変化させて金属Vベルト15の巻き掛け半径を変化させ、変速比を無段階に変化させる制御が行われる。
前後進切換機構20は、遊星歯車機構からなり、入力軸1に結合されたサンギヤ21と、固定プーリ半体12に結合されたリングギヤ22と、後進用ブレーキ27により固定保持可能なキャリア23と、サンギヤ21とリングギヤ22とを連結可能な前進用クラッチ25とを備える。この機構20において、前進用クラッチ25が係合されると全ギヤ21,22,23が入力軸1と一体に回転し、エンジンEの駆動によりドライブ側プーリ11は入力軸1と同方向(前進方向)に回転駆動される。一方、後進用ブレーキ27が係合されると、キャリア23が固定保持されるため、リングギヤ22はサンギヤ21と逆の方向に駆動され、エンジンEの駆動によりドライブ側プーリ11は入力軸1と逆方向(後進方向)に回転駆動される。
発進クラッチ5は、カウンタ軸2と出力側部材すなわち動力伝達ギヤ6a,6b,7a,7bとの動力伝達を制御するクラッチであり、これが係合されると両者間での動力伝達が可能となる。このため、発進クラッチ5が係合されているときには、金属Vベルト機構10により変速されたエンジン出力が動力伝達ギヤ6a,6b,7a,7bを介してディファレンシャル機構8に伝達され、ディファレンシャル機構8により分割されて左右のアクスルシャフト8a,8bを介して左右の車輪に伝達される。発進クラッチ5が解放されると、このような動力伝達は行えず、変速機は中立状態となる。このような発進クラッチ5の係合制御は、コントロールバルブCVから油路33を介して供給されるクラッチ制御油圧により行われる。
以上のように構成された無段変速機CVTにおいては、コントロールバルブCVから油路31,32を介して供給されるドライブおよびドリブン側圧により変速制御が行われ、油路33を介して供給されるクラッチ制御油圧により発進クラッチ係合制御が行われる。コントロールバルブCVは電気制御ユニットECUからの制御信号に基づいて作動が制御されるが、この制御のため、スロットル開度センサ36により検出されたエンジンEのスロットル開度信号と、車速センサ37により検出された車速信号とが電気制御ユニットECUに送られるように構成されている。
以下に、電気制御ユニットECUにより作動制御されたコントロールバルブCVから油路31,32を介してドライブ及びドリブンシリンダ室14,19にドライブおよびドリブン側圧を供給して行われる変速制御について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
この変速制御では、まず、スロットル開度センサ36により検出されたエンジンEのスロットル開度θTHおよび車速センサ37により検出された車速Vを読み込み(ステップS1)、予め設定されている目標エンジン回転マップからこのように検出された現在のスロットル開度θTHおよび車速Vに対応する目標エンジン回転数Neoを設定する(ステップS2)。次に、ドライブ及びドリブン側可動プーリ11,16と金属Vベルト15との間にスリップを発生させることなく、動力伝達を行うために必用なプーリ11,16による金属Vベルト15のクランプトルクTBELTを算出する(ステップS3)。そして、ステップS4において、このように算出されたベルトクランプトルクTBELTが得られるだけの側圧を両プーリ11,16のいずれか一方に付与しつつ、他方の側圧をこの側圧と同圧もしくはこの側圧より高い圧力にして変速制御を行い、プーリ実際のエンジン回転数Neaが目標エンジン回転数Neoとなるように無段変速機CVTの変速比を無段階に変速させる制御を行う。
上記ステップS3におけるクランプトルクTBELTの算出を図3のフローチャートを参照して説明する。ここでは、まず、発進クラッチ5のクラッチ伝達トルクから決まる、入力軸換算クラッチ伝達トルクTCLを算出する(ステップS21)。この算出は、電気制御ユニットECUにより作動制御されてコントロールバルブCVから油路33を介して発進クラッチ5に供給されるクラッチ制御油圧PCLを元にして、下記式(1)により算出される。
Figure 0003942571
上記式を説明すると、まずクラッチ制御油圧PCLからクラッチリターンスプリング力相当油圧PSPを減じることにより、発進クラッチ5においてクラッチプレートに作用する実油圧が算出され、これに油圧−トルク変換係数KCLを乗じることにより、発進クラッチ5の実伝達トルク容量を得る。さらにこれにクラッチプレートの摩擦係数のバラツキなどを考慮した安全率KSFを乗じて必用伝達トルク容量TNECを算出する。この必用伝達トルク容量TNECは発進クラッチ5の軸上でのトルクであるため、これを入力軸上のトルクに換算するための入力軸トルク換算係数iCVTを乗じれば、入力軸換算クラッチ伝達トルクTCLを算出することができる。
次に、ステップS22に進み、エンジンEから入力軸1に入力される入力トルクTINを算出する。これは、エンジンEの吸気負圧および回転数からエンジングロストルクを算出し、ここから補機駆動トルク、抵抗トルク等を減算してエンジンネットトルクを算出することにより入力トルクTINを算出する。
そして、ステップS23において、エンジン回転数Neが所定回転数αより大きく、且つ、車速Vが所定車速βより大きいか否かが判断される。そして、エンジン回転数Neが所定回転数αより大きく、且つ、車速Vが所定車速βより大きい場合には、ステップS24に進み、それ以外の場合にはステップS29に進む。ステップS24においては、無段変速機CVTの変速比iが所定範囲内にあるか否か、すなわち、a<i<bであるか否かが判断され、a<i<bの時にはステップS25に進み、そうでないときにはステップS29に進む。
次に、ステップS25において車輪がスリップしているか否かが判断され、スリップしていると判断されるとタイマーTMに所定時間γがセットされ(ステップS26)、ステップS28に進む。なお、このフローは所定サイクル時間間隔で繰り返され、車輪スリップが無くなったと判断されたときには、ステップS27においてタイマーTM=Oになったと判断されるまで(所定時間γが経過するまで)待った後、ステップS29に進む。すなわち、車輪スリップが発生している間と、スリップがなくなってから所定時間γが経過するまでの間はステップS28に進み、それ移行はステップS29に進む。
そして、ステップS28においては、ベルトクランプトルクTBELTとして、ステップS21で算出された入力軸換算クラッチ伝達トルクTCLと、ステップS22で算出された入力トルクTINのいずれか大きい方の値が設定される。一方、ステップS29においては、ベルトクランプトルクTBELTとしてステップS22で算出された入力トルクTINが設定される。
このようにしてベルトクランプトルクTBELTが設定されると、上述したように、ベルトクランプトルクTBELTが得られるだけの側圧を両プーリ11,16のいずれか一方に付与しつつ、他方の側圧をこの側圧と同圧もしくはこの側圧より高い圧力にして変速制御が行われる。このため、通常走行状態、すなわち、車輪スリップのない走行状態では、エンジンEから入力軸1に入力される入力トルクTINに基づいてベルトクランプトルクTBELTが設定され、ベルトスリップを発生させることなく無段変速制御が行われる。一方、車輪スリップが発生したときには、通常は入力軸換算クラッチ伝達トルクTCLに基づいてベルトクランプトルクTBELTが設定されるが、上述したように1.0より大きな安全率KSFが乗じられてベルトクランプトルクTBELTが設定されているため、車輪スリップ発生時に伝達トルクが急激に変化したとしても、発進クラッチ5がスリップしてベルトスリップの発生が防止される。なお、入力トルクTINが入力軸換算クラッチ伝達トルクTCLより大きいときには入力トルクTINに基づいてベルトクランプトルクTBELTが設定されるので、この場合にもベルトスリップが発生することがない。
本発明に係る車両用ベルト式無段変速機を有した動力伝達装置構成を示す概略図である。 この車両用ベルト式無段変速機における変速制御内容を示すフローチャートである。 上記変速制御におけるベルトクランプトルク算出内容を示すフローチャートである。
符号の説明
E エンジン(駆動源)
CVT 無段変速機
5 発進クラッチ
10 金属Vベルト機構(無段変速機構)
11 ドライブ側可動プーリ
14 ドライブ側シリンダ室(ドライブ側アクチュエータ)
15 金属Vベルト
16 ドリブン側可動プーリ
19 ドリブン側シリンダ室(ドリブン側アクチュエータ)

Claims (2)

  1. プーリ幅可変のドライブプーリ、プーリ幅可変のドリブンプーリ、および前記ドライブおよびドリブンプーリの間に架け渡されたベルトからなる無段変速機構と、
    前記ドリブンプーリと変速機出力部材との間に配設されて係脱制御されるクラッチと、
    前記ドライブプーリおよび前記ドリブンプーリによる前記ベルトのクランプ力をそれぞれ算出するクランプ力算出手段と、
    前記クランプ力算出手段により算出されたクランプ力により前記ベルトをクランプするように前記ドライブおよびドリブンプーリにクランプ力を付与するドライブ側およびドリブン側アクチュエータとを有し、
    駆動源の出力を前記無段変速機構により無段階に変速するとともに前記クラッチを介して前記変速機出力部材から前記駆動輪に伝達するように構成され、
    前記クランプ力算出手段は、前記駆動輪がスリップなしに走行しているときには前記駆動源から前記無段変速機構に入力される入力トルクに応じて前記クランプ力を算出し、前記駆動輪がスリップしたときには前記駆動源から前記無段変速機構に入力される入力トルクおよび前記クラッチの伝達トルク容量のいずれか大きい方に応じて前記クランプ力を算出することを特徴とする車両用ベルト式無段変速機。
  2. 前記ドライブおよびドリブンプーリがそれぞれ、軸方向に固定された固定プーリ半体と、軸方向に移動可能な移動プーリ半体とから構成され、前記固定プーリ半体と前記移動プーリ半体との間に前記ベルトを挟持し、
    前記ドライブ側およびドリブン側アクチュエータがそれぞれ、前記移動プーリを前記固定プーリ半体に向けて押圧して前記ベルトを挟持する前記クランプ力を付与する油圧シリンダから構成されており、
    前記ドライブ側およびドリブン側アクチュエータを構成する前記油圧シリンダに作用させるライン圧を、前記クランプ力算出手段により算出されたクランプ力に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用ベルト式無段変速機。
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