JP3942373B2 - パレット交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプラッシュガードにより包囲された工作機械のテーブルと、前記スプラッシュガードの外側に配置されるパレットストッカとの間でワークを載置、固定したパレットを交換するパレット交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時の工作機械、特にマシニングセンタでは、ワークをパレットに載置、固定した状態で工作機械のテーブルに搬出入するパレット交換装置が備えられている。工作機械のテーブルの周囲の空間(加工領域)は、加工に際して加工液や切屑が工作機械の周囲に飛散することを防止するため、また、作業者の安全確保のためにスプラッシュガードにより包囲されている。スプラッシュガードの開口部はパレット交換装置と連動する旋回カバーにより閉鎖されており、前記旋回カバーはパレット交換に際してパレット交換装置と共に旋回するようになっている。
【0003】
特開2000−33531号公報には、パレット交換装置と共に昇降、旋回する第1の旋回ドアと、第1の旋回ドアと共に旋回のみする第2の旋回ドアと、第1の旋回ドアに設けられスプラッシュガードの側壁内面に接近、離反する移動ドアとを具備したスプラッシュガードの旋回カバーが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開2000−33531号公報に記載の旋回カバーでは、第1の旋回ドアが第2の旋回ドア内に進入するように構成されているために、第1の旋回ドアと第2の旋回ドアとの間に加工プロセス中に発生した切屑が挟み込まれて、第1のドアの昇降動作が円滑に行えなくなる問題がある。また、同公報の旋回カバーでは、旋回のみする第2の旋回ドアとスプラッシュガードの側壁内面との間のシールが不完全になる問題がある。
【0005】
本発明は、こうした従来技術の問題点を解決することを技術課題としており、旋回カバーの動作を円滑にしたパレット交換装置を提供することを目的としている。
更に、本発明は、旋回カバーとスプラッシュガードの側壁内面との間のシールを完全にしたパレット交換装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、スプラッシュガードにより包囲された工作機械のテーブルと、前記スプラッシュガードの外側に配置されるパレットストッカとの間でワークを載置、固定したパレットを交換するパレット交換装置において、前記テーブルとパレットストッカとの間で鉛直方向の旋回軸線まわりに旋回可能に、かつ前記旋回軸線に沿って昇降可能に配設され、前記スプラッシュガードの開口部を開閉する旋回カバーと、前記旋回カバーと共に前記旋回軸線に沿って昇降し、かつ前記旋回軸線まわりに旋回可能に設けられ、前記テーブルと前記パレットストッカとの間でパレットを交換するパレット交換腕と、前記スプラッシュガードの側壁内面に当接可能に左右方向へ進退自在に前記旋回カバーの左右両側にそれぞれ設けられた移動カバーと、前記旋回カバーが前記旋回軸線に沿って昇降する際、前記各移動カバーを前記旋回カバーに対して進退させる第1のリンク機構と、前記旋回カバーの上縁部に当接可能に上下方向に昇降自在に設けられ、前記旋回カバーの上方の前記スプラッシュガードとのすき間を閉鎖する上部カバーと、前記旋回カバーが前記旋回軸線に沿って昇降する際、前記旋回カバーの昇降ストローク以上のストロークで前記上部カバーを昇降させる第2のリンク機構と、前記スプラッシュガードの側壁内面の前記開口部の位置に鉛直方向に延設された畝状の隆起部と、前記上部カバーの側端部に設けられ、前記隆起部に係合する断面形状の板部材でなり、前記上部カバーを前記隆起部に沿って昇降案内するとともにシールする案内シール部と、前記移動カバーの前記スプラッシュガードの側壁内面に対面する先端部に設けられ、前記隆起部に係合する形状の板部材でなり、前記移動カバーによって前記隆起部に当接されてシールするシール部とを具備するパレット交換装置を要旨とする。
【0007】
好ましくは、前記旋回カバーの上縁部には畝状の隆起部が前記旋回カバーの上縁部に沿って延設されており、前記上部カバーの下縁部には、前記旋回カバーの隆起部に係合する断面形状の板部材でなり、前記上部カバーが前記旋回カバーに当接してシールするシール部が設けられている
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
先ず、図2を参照すると、本発明の好ましい実施形態によるパレット交換装置10は、工作機械100の前方部に配設される。工作機械100は横形マシニングセンタを形成しており、ベッド102の上面において水平左右方向であるX軸方向に往復移動可能に設けられたコラム104、鉛直方向であるY軸に沿って往復移動可能に設けられた主軸頭106、X軸、Y軸に垂直なZ軸を中心として旋回自在に主軸頭106に内蔵された主軸108、ベッド102に対してZ軸方向に往復自在に配設されたテーブル110を具備している。本明細書では、Z軸方向を前後方向としてZ軸に沿って主軸108の突出している方向を前方(図2において左側)、X軸方向を左右方向または横方向として工作機械100を前方から見た場合(図3)において左右を定義する。
【0011】
また、工作機械100は、テーブル110の周囲の空間(加工領域)をスプラッシュガードにより包囲されており、加工に際して発生する加工液の飛沫や加工屑が工作機械100の周囲に飛散することを防止している。前記スプラッシュガードは、固定式の左右の側壁112および天井壁(図示せず)を含んで成る(図2参照)。
【0012】
本実施形態によるパレット交換装置10は、前記スプラッシュガードの前方開口部を包囲する旋回カバー14、旋回カバー14と共に旋回軸12を中心として旋回し、パレットストッカ21とテーブル110との間でパレットPを交換するパレット交換腕20を具備している。図1を参照すると、旋回軸12は前記スプラッシュガードの前方開口部の鉛直中心軸線に一致する旋回軸線Oに沿って延設されて、天井梁118に垂設された1対のロッド18の内側に挿通されており、軸受16により旋回軸線Oに沿って鉛直方向に昇降自在かつ旋回軸線Oまわりに旋回自在に支持されている。なお、図1は中心線から右側はパレット交換腕が下降して移動カバー及び上部カバーが閉じている状態を表わし、左側はパレット交換腕が上昇して移動カバー及び上部カバーが開いている状態を表わしている。
【0013】
ロッド18は旋回軸12と共に旋回軸線Oまわりに旋回自在にかつ上下方向には移動しないように天井梁118に連結されている。旋回カバー14はパレット交換腕20及びカバー固定部材12aを介して旋回軸12に固定されており、旋回軸12と共に昇降自在かつ旋回自在に設けられている。パレット交換腕20は旋回軸12の下端部に連結されており、旋回軸12および旋回カバー14と共に昇降自在かつ旋回自在に設けられている。
【0014】
旋回カバー14は、前後方向に平行に配設された2枚の薄板状のカバー部材30により箱状にかつ旋回カバー14を中心として左右対称に形成されている。図1は、前側のカバー部材を取り外して旋回カバー14の内部構造を示している。旋回カバー14の左右の中心部には加工領域をスプラッシュガードの外部から目視可能とする開口部32が形成されており、該開口部32は強化ガラスやポリカーボネート等の透明部材により閉鎖される。また、旋回カバー14内には、ブラケット部材42を介してロッド18に固定された固定リンク部材46が、旋回カバー14の上下方向の昇降動作に対して相対移動可能に配設されている。
【0015】
旋回カバー14の左右方向外側には可動式の移動カバー34が第1のリンク機構としての上リンク機構38及び下リンク機構40を介して旋回カバー14に対してそれぞれ左右方向に移動可能に連結されている。図4を参照すると、移動カバー34は板状の部材であり、旋回カバー14のカバー部材30が形成する内部空間内に進退自在に設けられている。移動カバー34の側縁部には前記スプラッシュガードの左右の側壁112に当接するシール部34aが形成されている。側壁112において移動カバー34のシール部34aに当接する部分には、鉛直方向に延設された山形の畝状の隆起部112aが形成されており、シール部34aは隆起部112aの斜面に係合する断面コの字形の凹所にて形成されている。
【0016】
旋回カバー14のカバー部材30と移動カバー34との相対移動する部分には、カバー部材30から1対のワイパ部材30bが移動カバー34を挟み込むように設けられ、移動カバー34の表面に付着した加工層や加工液が移動カバー34の移動時に箱形の旋回カバー14内部に侵入しないようにしている。ワイパ部材30bは例えばりん青銅製の弾性を有した板部材が望ましい。
【0017】
上リンク機構38は、固定リンク部材46およびカバー部材30に連結された入力リンク部材22、入力リンク部材22および移動カバー34に連結された出力リンク部材24、出力リンク部材24およびカバー部材30に連結された案内リンク部材26を含んでいる。より詳細には、入力リンク部材22は、回動軸22aを介して固定リンク部材46に回動自在に連結され、回動軸22bを介してカバー部材30に回動自在に連結されている。出力リンク部材24は回動軸24aを介して入力リンク部材22に回動自在に連結され、かつ、ねじ等の締結具により移動カバー34に連結されている。案内リンク部材26は、回動軸24bを介して出力リンク部材24に回動自在に連結され、回動軸26aを介してカバー部材30に回動自在に連結されている。
【0018】
下リンク機構40は、固定リンク部材46およびカバー部材30に連結された入力リンク部材28、入力リンク部材28および移動カバー34に連結された出力リンク部材39、出力リンク部材39およびカバー部材30に連結された案内リンク部材41を含んでいる。より詳細には、入力リンク部材28は、回動軸28aを介して固定リンク部材46に回動自在に連結され、回動軸28bを介してカバー部材30に回動自在に連結されている。出力リンク部材39は回動軸39aを介して入力リンク部材28に回動自在に連結され、かつ、ねじ等の締結具により移動カバー34に連結されている。案内リンク部材41は、回動軸39bを介して出力リンク部材39に回動自在に連結され、回動軸41aを介してカバー部材30に回動自在に連結されている。
【0019】
旋回カバー14の上方において天井梁118の下側とのすき間には、スプラッシュガード開口部の全幅にわたる1枚ものの可動式の上部カバー48が第2のリンク機構50を介して上下方向に昇降自在に配設されている。図5を参照すると、上部カバー48は左右方向の側縁部に前記スプラッシュガードの側壁112の隆起部112aに係合して、上部カバー48の上下方向の移動を案内すると共に、上部カバー48とスプラッシュガードの側壁112の内面との間をシールする案内シール部48aが形成されている。案内シール部48aは隆起部112aの斜面に係合する断面コの字形の凹所にて形成されている。また、図6を参照すると、上部カバー48は、更に、上部カバー48が下動して旋回カバー14の上縁部に当接したときに、旋回カバー14の上縁部に延設された隆起部30aに係合して、上部カバー48と旋回カバー14との間をシールするシール部48cを有している。シール部48cは隆起部30aの斜面に係合する断面コの字形の凹所にて形成されている。
【0020】
第2のリンク機構50は、旋回軸12と共に昇降するが、旋回軸12と一体では回転しないように設けられたL字状の入力リンク部材52と、入力リンク部材52と上部カバー48の間に設けられた出力リンク部材54とを具備している。出力リンク部材54は、一端において、天井梁118に固定されたブラケット部材56に回動軸54aを介して回動自在に連結されており、他端において上部カバー48に設けられたピン48bと、出力リンク部材54に形成されたカバー案内スロット54cとの係合を通じて上部カバー48に連結されている。出力リンク部材54は、更に、入力リンク部材52に設けられたピン52aと、出力リンク部材54においてカバー案内スロット54cの内側に形成された案内スロット54bとの係合を通じて入力リンク部材52に連結されている。
【0021】
以下、本実施形態の作用を説明する。
図示しない機械制御装置からパレット交換指令が発せられると、パレット交換腕20が上動動作を開始する。パレット交換腕20が上動すると、これに連結されている旋回軸12および旋回カバー14もまたパレット交換腕20と共に上動動作を開始する。旋回カバー14が上動すると、第1のリンク機構38、40の入力リンク部材22、28が図1において矢印Rで示す方向に回転し、出力リンク部材24、39が矢印Lで示す方向に移動される。これにより、移動カバー34がスプラッシュガードの側壁112の内面から離反する方向に移動する。これにより、旋回カバー14とスプラッシュガードの側壁112の内面との間には、隙間GLが形成される。
【0022】
一方、旋回軸12が上動することにより、旋回軸12に連結されている第2のリンク機構50の入力リンク部材52が旋回軸12と共に上動する。これにより出力リンク部材54が回動軸54aを中心として矢印RRで示す方向に回転し、上部カバー48を上動させる。このとき、スプラッシュガード側壁112の内面に形成された山形の畝状の隆起部112aに上部カバー48の案内シール部48aが係合しているので、上部カバー48の上動動作が鉛直方向に案内され、上部カバー48の上動動作が円滑になる。また、上部カバー48の案内シール部48aの凹所と隆起部112aが係合することにより、ゴム等の弾性部材を用いることなく、完全なシール効果を得ることが可能である。
【0023】
また、図1に示すように、第2のリンク機構50の入力リンク部材52のピン52aが係合するスロット54bを上部カバー48のピン48bの係合するスロット54cよりも回動軸54aに接近させた位置に形成することにより、上部カバー48は旋回軸12よりも大きく上動し、旋回軸12および旋回カバー14の上動動作が完了したときに、上部カバー48と旋回カバー14との間に隙間GUができる。隙間GLおよびGUのために旋回カバー14は旋回軸12を中心として旋回可能となる。
【0024】
次いで、パレット交換腕20が旋回カバー14と共に旋回軸線Oまわりに180度旋回し、スプラッシュガード内の加工済みワークを載置、固定したパレットと、スプラッシュガードの外側で待機していた新たな未加工ワークを載置、固定したパレットとを入れ換える。次いで、パレット交換腕20および旋回カバー14が旋回軸線Oに沿って下動しパレット交換動作が終了する。このとき、第1のリンク機構38、40の入力リンク部材22、28が矢印Rで示す方向とは反対方向に回転し、出力リンク部材24、39が矢印Lで示す方向とは反対方向に移動される。これにより、移動カバー34がスプラッシュガードの側壁112の内面に接近、当接し、移動カバー34の先端のシール部34aがスプラッシュガード側壁112の内面に形成された畝状の隆起部112aに係合する。シール部34aの凹所と隆起部112aが係合することにより、ゴム等の弾性部材を用いることなく、完全なシール効果を得ることが可能である。
【0025】
また、旋回カバー14と共に旋回軸12が下動することにより、第2のリンク機構50の入力リンク部材52が旋回軸12と共に下動する。これにより、出力リンク部材54が矢印RRとは反対方向に回転し上部カバー48を下動させ、上部カバー48の下縁部に形成されているシール部48cが、旋回カバー14の上縁部に形成されている畝状の隆起部30aに係合する。シール部48cの凹所と隆起部30aが係合することにより、ゴム等の弾性部材を用いることなく、完全なシール効果を得ることが可能である。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、旋回カバーが上昇する際に、旋回カバーの上昇ストローク以上のストロークで上部カバーが旋回カバーに対して上方に逃げるように動作するために、従来技術のように、第1の旋回ドアと第2の旋回ドアとを形成して、第1の旋回ドアを第2の旋回ドア内に進入するように構成する必要がなく、従って両者間に加工屑が挟み込まれて旋回ドアの昇降動作が円滑に行えなくなる問題が生じない。また、移動カバーの移動機構も含めこれらの動作を比較的簡単な構成で、円滑に行うことができる。そしてスプラッシュガードの前側の開口部の幅いっぱいに旋回カバーを設けることができ、機械の横幅がコンパクトになる。
【0027】
そして、前記スプラッシュガードの側壁内面には、前記上部カバーの昇降動作を案内する畝状の隆起部が鉛直方向に延設され、前記上部カバーの側端部には前記隆起部に係合する板部材でなる案内シール部が形成されているために、簡単な構成で上部カバーの昇降案内が行えるとともに、上部カバーとスプラッシュガードの側壁内面との間にゴム製のシール部材を配設する必要がなくなり、シール部材が損傷することなく、両者間のシールの信頼性が高くなる。また、前記移動カバーの前記スプラッシュガードの側壁内面に対面する先端部分には前記隆起部に係合する板部材でなるシール部が形成されているために、移動カバーとスプラッシュガードの側壁内面との間にゴム製のシール部材を配設する必要がなくなり、シール部材が損傷することなく、両者間のシールの信頼性が高くなる。
【0028】
請求項に記載の本発明によれば、前記旋回カバーの上縁部には畝状の隆起部が前記旋回カバーの上縁部に沿って延設され、前記上部カバーの下縁部には、前記旋回カバーの隆起部に係合して前記旋回カバーと前記上部カバーとの間をシールする板部材でなるシール部が形成されているために、上部カバーと旋回カバーとの間にゴム製のシール部材を配設する必要がなくなる。よってシール部材が損傷することなく、両者間のシールの信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプラッシュガードと共に示す本発明の好ましい実施形態によるパレット交換装置の正面図であり、図1において旋回カバーは前側のカバー部材を取り外して内部構造が示されている。また、中心線から右側はパレット交換腕が下降して移動カバー及び上部カバーが閉じている状態を表わし、左側はパレット交換腕が上昇して移動カバー及び上部カバーが開いている状態を表わしている。
【図2】図1のパレット交換装置を備えた工作機械としての横形マシニングセンタをスプラッシュガードと共に示す平面図である。
【図3】図2の横形マシニングセンタの正面図である。
【図4】図1において矢視線IV-IVに沿う部分断面図である。
【図5】図1において矢視線V-Vに沿う部分断面図である。
【図6】図1において矢視線VI-VIに沿う部分断面図である。
【符号の説明】
10…パレット交換装置
12…旋回軸
12a…カバー固定部材
14…旋回カバー
16…軸受
18…ロッド
20…パレット交換腕
22…上リンク機構の入力リンク部材
24…上リンク機構の出力リンク部材
26…上リンク機構の案内リンク部材
28…下リンク機構の入力リンク部材
30…カバー部材
30a…旋回カバーの隆起部
32…旋回カバーの開口部
34…移動カバー
34a…移動カバーのシール部
38…上リンク機構(第1のリンク機構)
39…下リンク機構の出力リンク部材
40…下リンク機構(第1のリンク機構)
41…下リンク機構の案内リンク部材
42…ブラケット部材
46…固定リンク部材
48…上部カバー
48a…案内シール部
48c…上部カバーのシール部
50…第2のリンク機構
52…第2のリンク機構の入力リンク部材
54…第2のリンク機構の出力リンク部材
56…第2のリンク機構のブラケット部材
100…工作機械
102…ベッド
104…コラム
106…主軸頭
108…主軸
110…テーブル
112…スプラッシュガードの側壁
112a…スプラッシュガードの隆起部
118…天井梁
O…旋回軸線
P…パレット

Claims (2)

  1. スプラッシュガードにより包囲された工作機械のテーブルと、前記スプラッシュガードの外側に配置されるパレットストッカとの間でワークを載置、固定したパレットを交換するパレット交換装置において、
    前記テーブルとパレットストッカとの間で鉛直方向の旋回軸線まわりに旋回可能に、かつ前記旋回軸線に沿って昇降可能に配設され、前記スプラッシュガードの開口部を開閉する旋回カバーと、
    前記旋回カバーと共に前記旋回軸線に沿って昇降し、かつ前記旋回軸線まわりに旋回可能に設けられ、前記テーブルと前記パレットストッカとの間でパレットを交換するパレット交換腕と、
    前記スプラッシュガードの側壁内面に当接可能に左右方向へ進退自在に前記旋回カバーの左右両側にそれぞれ設けられた移動カバーと、
    前記旋回カバーが前記旋回軸線に沿って昇降する際、前記各移動カバーを前記旋回カバーに対して進退させる第1のリンク機構と、
    前記旋回カバーの上縁部に当接可能に上下方向に昇降自在に設けられ、前記旋回カバーの上方の前記スプラッシュガードとのすき間を閉鎖する上部カバーと、
    前記旋回カバーが前記旋回軸線に沿って昇降する際、前記旋回カバーの昇降ストローク以上のストロークで前記上部カバーを昇降させる第2のリンク機構と、
    前記スプラッシュガードの側壁内面の前記開口部の位置に鉛直方向に延設された畝状の隆起部と、
    前記上部カバーの側端部に設けられ、前記隆起部に係合する断面形状の板部材でなり、前記上部カバーを前記隆起部に沿って昇降案内するとともにシールする案内シール部と、
    前記移動カバーの前記スプラッシュガードの側壁内面に対面する先端部に設けられ、前記隆起部に係合する形状の板部材でなり、前記移動カバーによって前記隆起部に当接されてシールするシール部と、
    を具備することを特徴としたパレット交換装置。
  2. 前記旋回カバーの上縁部には畝状の隆起部が前記旋回カバーの上縁部に沿って延設されており、
    前記上部カバーの下縁部には、前記旋回カバーの隆起部に係合する断面形状の板部材でなり、前記上部カバーが前記旋回カバーに当接してシールするシール部が設けられている請求項1に記載のパレット交換装置
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