JP3942132B2 - Welded joint structural material - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアルミニウム又はアルミニウム合金等の金属部材を溶接して得られた継手部を有する溶接継手構造材に関し、特に、鉄道車輌及び船舶等の構造材として好適の溶接継手構造材に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属部材、例えば、鋼材及びアルミニウム材(アルミニウム又はアルミニウム合金)等は、圧延により所定の形状に成形されたものと、鋳造材、鍛造材及び押出材のようにある程度の任意な形状をもった製作されたものとがある。そして、これらは、切断及び塑性加工工程を経て部材になり、これらの部材は溶接により接合されて構造物となる。
【0003】
この場合に、部材1,2は、図9(a)に示す重ねすみ肉溶接、図9(b)に示す突き合わせ溶接、図9(c)に示すすみ肉溶接等により継手部分が溶接され、設計上必要な溶接部寸法を満足する形状の溶接金属を得ることにより、溶接継手構造材として完成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の溶接継手構造材においては、以下に示す問題点がある。即ち、部材は全ての位置で所要の溶接部寸法が得られればよいのであるが、実際には素材の曲がり、切断端面の不均一又は継手部の位置設定の不良等、及びこれらによる溶接条件の変動によって、溶接部の寸法を一定に保つことが困難であり、これに起因して継手強度が低下してしまう。
【0005】
例えば、図10(a)に示すように、突合せ溶接の場合に、図19(b)に示すように、部材1と部材2とが突合せ方向に垂直の方向にずれていると、所定の溶接金属の厚さを確保できず、構造材としては溶接部の厚さに相当する強度しか得られず、溶接部で破断するという問題点がある。
【0006】
また、図11(a)に示すように、重ねすみ肉溶接の場合に、図11(b)に示すように、部材1と部材2とが離れてしまうと、溶接金属の厚さ(のど厚)が部材1の厚さの60乃至80%程度しかないことが多く、溶接継手の強度が母材よりも低くなる。このため、この場合も溶接部で破断するという問題点がある。
【0007】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、素材の曲がり、切断端面の不均一又は継手部の位置設定の不良等、及びこれらによる溶接条件の変動が生じても、十分に高い継手強度を得ることができる溶接継手構造材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る溶接継手構造材は、1対の部材が溶接により接合されて構成された溶接継手構造材において、一方の前記部材の接合部はそれに続く部分よりも厚く形成されており、前記厚い部分の先端面は、部材の厚さ方向に傾斜していて、この厚い部分を他方の部材に溶接することにより接合されていることを特徴とする。
また、本発明に係る他の溶接継手構造材は、1対の部材が溶接により接合されて構成された溶接継手構造材において、一方の前記部材の接合部はそれに続く部分よりも厚く形成されており、この厚い部分を重ね隅肉溶接により他方の部材に溶接することにより接合されていることを特徴とする。
【0009】
この溶接継手構造材において、前記部材はアルミニウム又はアルミニウム合金からなるものとすることができ、特に、前記部材は押出形材であることが好ましい。
【0010】
また、前記厚い部分の厚さは、それに続く部分の厚さをtとすると、1.4t乃至2tであることが好ましい。更に、前記厚い部分の先端面は、部材の厚さ方向に傾斜していることが好ましく、この傾斜角度は、厚い部分の底面に垂直の方向に対し、10乃至45°の角度をなすものである。そして、前記部材は重ねすみ肉溶接により溶接することができる。
【0011】
本発明においては、接合端部(厚い部分)の厚さを、定常部(それに続く部分)に比して厚くしたので、すみ肉溶接においても十分な脚長が得られ、溶接寸法がこの端部の厚さの70%程度であっても、定常部と同等の寸法となり、継手全体としては母材なみの強度が得られる。
【0012】
また、端部に傾斜面を設けることにより、ルート部の溶け込みが確実にえられ、更に、継手強度が不足することがない。更にまた、継手に相当する端部のみ厚肉化するため、全体の板厚を厚くする必要がなく、重量が増大することが防止される。
【0013】
この接合端部のみ厚肉化するためには、板材を機械加工してもよいし、鍛造、鋳造又は押出加工により、端部のみ予め厚肉化しておいてもよい。アルミニウム又はアルミニウム合金は、押出加工が容易であるので、この押出加工を利用すれば、その突合せ端部を厚肉化加工しやすい。
【0014】
しかし、鋼材においても、熱処理により高強度化された材料は、溶接熱影響部が軟化するため、本発明のように端部を厚肉化して溶接する技術が有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例について具体的に説明する。図1は本発明の第1参考例に係る溶接継手構造材を示す断面図である。本参考例は本発明を突合せ溶接に適用したものである。この図1に示すように、部材1及び2は夫々その突合せ端部にそれに続く部分よりも厚い厚肉部3,4が形成されている。この厚肉部3,4は溶接接合される部分であり、この厚肉部3,4に続く部分は、通常の部材1,2として要求される厚さを有する。
【0016】
このように、部材1,2はその接合端部が厚い形状を有しているので、それを突合せ溶接した場合に、部材1,2の突合せ端部の位置が上下にずれていても、両者間には、母材部分(定常部)の厚さよりも十分に厚い溶接金属を形成することができ、十分に高い継手強度を得ることができる。
【0017】
次に、図2を参照して本発明を重ねすみ肉溶接に適用した参考例について説明する。本参考例においては、一方の部材1の接合部の下面は下方に突出し、厚肉部5が形成されており、これにより、接合部がこの接合部に続く部分よりも厚くなっている。他方の部材2は従来と同様に一定の厚さを有している。
【0018】
本参考例においても、部材1と部材2との間の位置がずれていても、十分に長い脚長を得ることができ、高い継手強度を得ることができる。この場合に、部材1は定常部の厚さをtとしたときに、厚肉部5の厚さTは1,4t乃至2tであることが好ましい。これは、図3に示すように、この厚肉部5と部材2の接合端部との間で重ねすみ肉溶接し、溶接金属6が形成された場合に、溶接線と溶接金属表面との間の最短距離xは、この溶接金属6の断面形状が斜辺の長さがTの2等辺直角三角形であると仮定すると、x=T/20.5となる。この溶接金属6の最短距離が母材(定常部)の厚さtか、それよりも長い場合に、溶接金属6の部分の強度が定常部の強度と同等以上になると推定される。そこで、x=T/20.5≧tとすると、T≧20.5×t=1.4tとなる。一方、Tが2tを超えると、溶接金属6の部分が過剰になり、重量の不要な増大をもたらす。従って、2t≧T≧1.4tとすることが好ましい。
【0019】
次に、図4を参照して、本発明の第1実施例について説明する。本実施例においては、部材1がその接合端部に厚肉部7を有し、この厚肉部7と部材2とを接合する場合に、厚肉部7はその先端面が傾斜して傾斜面8を構成している。この傾斜面8は部材1と部材2との重ね合わせ面に垂直の方向に対してθの角度をなして傾斜している。この傾斜角度θは10乃至45°である。
【0020】
このように、厚い部分の先端面が傾斜していることにより、部材1と部材2とをすみ肉溶接した場合に、溶接金属を肉盛しやすくなり、継手強度が更に向上する。この先端の傾斜面8は、厚肉部7の形成加工と同時に形成してもよいし、また厚肉部7を形成した後、別工程でこの傾斜面8を形成してもよい。
【0021】
なお、参考例として、例えば、図5に示すように、部材1の厚肉部9は部材1と部材2との重ね合わせ面から反対方向に突出するものであってもよい。また、図6に示すように、部材1の厚肉部10が部材2との重ね合わせ面側とその反対側との双方に突出するものであってもよい。
【0022】
更に、本発明の他の実施例として、図7に示すように、部材1の突出部11の先端面が一部が垂直であり、他部が傾斜したものであってもよい。また、図8に示すように、部材1の厚肉部12の先端面が円弧を描いて全体的に傾斜したものであってもよい。
【0023】
更にまた、溶接方法自体は、MIG溶接の外、TIG溶接、プラズマアーク溶接、又はレーザ溶接等種々の方法を採用することができる。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例についてその比較例と比較してその継手部の強度を比較した結果について説明する。
【0025】
(1)第1参考例
本参考例は、図1に示す形状の部材1,2を接合した場合のものであり、比較例として、図9(b)又は図10(a)に示すように従来の突合せ溶接により溶接した。JIS H 4000に規定されたA5083−0材を使用し、定常部の厚さを3mmとし、接合端部(厚肉部3,4)の厚さを種々設定した。また、溶接ワイヤとしてJIS Z3232に規定されたA5183WY、直径1.2mmを使用し、MIG溶接による突き合わせ溶接をおこなった。
【0026】
溶接後、引張り試験を各2本ずつおこない、その破断強度を測定すると共に、破断位置を確認し、更に母材の強度に対する破断強度の比として継手効率を算出した。
【0027】
【表1】
【0028】
この表1に示すように、木発明の参考例では全数が母材破断となり、継手効率が100%であるのに対し、比較例ではいずれの溶接条件においても溶接金属で破断となり、破断強度の値にバラツキがあり、比較例は継手効率が58〜87%と低い。
【0029】
(2)第2参考例
本参考例は、図2に示す重ねすみ肉溶接である。比較例は、図9(a)又は図11(a)に示す方法により重ねすみ肉溶接した。JIS H 4100に規定されたアルミニウム又はアルミニウム合金押出形材A6063−T6材を使用し、定常部の厚さを3mmとし、端部の厚さを種々設定した材料を用意し、溶接ワイヤとしてJIS Z 3282に規定されたA5356WY、直径1.2mmのワイヤを使用し、MIG溶接による同種の素材との間で重ねすみ肉溶接をおこなった。
【0030】
溶接後引張り試験を各2本ずつおこない、継手強度を測定すると共に、破断位置を確認し、更に破断強度と母材の強度との比として継手効率を算出した。その結果を下記表2及び3に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
この表2、3に示すように、熱処理型のAl−Mg−Si系合金である6063−T6材においては、溶接熱により母材の熱影響部が軟化するが、本参考例においてはほぼ母材で破断し、その継手効率は50%以上であった。一方、比較例においてはいずれの条件においても溶接金属で破断しており、その継手効率は49%以下であり、本発明の場合より継手効率が低い。
【0034】
(3)第1実施例
本実施例は、図4に示すものであり、比較例は第2参考例と同様に図9(a)、図11(a)に示すものである。第2参考例と同様に、JIS H 4100 に規定された アルミニウムおよびアルミニウム合金押出形材A6063−T6材を使用して定常部の厚さを3mm、端部の厚さを種々設定した材料を用意し、溶接ワイヤとしてJIS Z 3232に規定されたA5356WY直径1.2mmを使用し、MIG溶接による同種の素材との間で重ねすみ肉溶接をおこなった。本実施例においては、先端面に種々の角度で傾斜を付けて試験をおこなった。また、ワイヤ狙い位置はルート部を中心に1mm程度変化させてワイヤのずれに対する余裕の程度を調査した。
【0035】
溶接後引張り試験を各2本ずつおこない、継手強度を測定すると共に、破断位置を確認し、更に母材の強度との比を継手効率として計算した。下記表4及び表5はその結果を示す。
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
この表4,5に示すように、厚肉部の先端面に傾斜をつけると、ワイヤ狙い位置が多少ずれてもほとんどが母材破断となり、継手効率も高い。また、傾斜角度θが10°乃至45°の場合に、高い継手強度が得られており、従って、傾斜角度θは10°乃至45°とすることが好ましい。これ以外の傾斜角度においても本発明の効果を奏するが、ワイヤ狙い位置の極端なずれにも対処するためにはテーパ角度は上記範囲が望ましい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、素材の曲がり、切断端面の不均一又は継手部の位置設定の不良等が生じたり、これらによる溶接条件の変動が生じても、余裕の程度が大きく、上記変動を吸収して十分に高い継手強度を得ることができる。このため、本発明は、鉄道車両及び船舶はじめ各種の溶接構造物の製造に多大の貢献をなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考例を示す図である。
【図2】 本発明の第2参考例を示す図である。
【図3】 第2参考例の数値既定条件を説明する図である。
【図4】 本発明の第1実施例を示す図である。
【図5】 本発明の参考例を示す図である。
【図6】 本発明の参考例を示す図である。
【図7】 本発明の他の実施例を示す図である。
【図8】 本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図9】 従来の(a)重ねすみ肉溶接方法、(b)突合せ溶接方法、(c)すみ肉溶接方法を示す図である。
【図10】 従来の突合せ溶接方法の欠点を示す図である。
【図11】 従来の重ねすみ肉溶接方法の欠点を示す図である。
【符号の説明】
1,2:部材
3,4,5,7,9,10,11,12:厚肉部
8:傾斜面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a welded joint structure material having a joint portion obtained by welding a metal member such as aluminum or an aluminum alloy, and more particularly to a welded joint structure material suitable as a structural material for railway vehicles, ships, and the like.
[0002]
[Prior art]
Metal members, such as steel and aluminum (aluminum or aluminum alloy), etc., are manufactured into a predetermined shape by rolling, and have a certain arbitrary shape such as cast material, forged material and extruded material. There is something that was done. And these become a member through a cutting and a plastic working process, and these members are joined by welding and become a structure.
[0003]
In this case, the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional welded joint structural material has the following problems. In other words, it is only necessary to obtain the required welded part dimensions at all positions, but in reality, the bending of the material, unevenness of the cut end face or poor positioning of the joint part, etc. Due to the fluctuation, it is difficult to keep the size of the welded portion constant, and this causes a decrease in joint strength.
[0005]
For example, as shown in FIG. 10 (a), in the case of butt welding, as shown in FIG. 19 (b), if the
[0006]
In addition, as shown in FIG. 11A, in the case of overlap fillet welding, as shown in FIG. 11B, if the
[0007]
The present invention has been made in view of such problems, and is sufficiently high even if the bending of the material, the unevenness of the cut end surface or the position setting of the joint portion, etc., and the fluctuation of the welding conditions due to these occur. It aims at providing the welded joint structure material which can obtain joint strength.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The welded joint structure material according to the present invention is a welded joint structure material in which a pair of members are joined by welding, and the joined portion of one of the members is formed thicker than the subsequent portion, and the thicker The front end surface of the part is inclined in the thickness direction of the member, and is joined by welding the thick part to the other member .
Further, another welded joint structure material according to the present invention is a welded joint structure material in which a pair of members are joined by welding, and the joint portion of one of the members is formed thicker than the subsequent portion. The thick portion is overlapped and welded to the other member by fillet welding.
[0009]
In this welded joint structure material, the member may be made of aluminum or an aluminum alloy, and in particular, the member is preferably an extruded profile.
[0010]
The thickness of the thick portion is preferably 1.4t to 2t, where t is the thickness of the subsequent portion. Furthermore, the tip surface of the thick part is preferably inclined in the thickness direction of the member, and this inclination angle forms an angle of 10 to 45 ° with respect to the direction perpendicular to the bottom surface of the thick part. is there. The member can be welded by lap fillet welding.
[0011]
In the present invention, since the thickness of the joining end portion (thick portion) is thicker than that of the steady portion (subsequent portion), a sufficient leg length can be obtained even in fillet welding, and the welding dimension is the end portion. Even if it is about 70% of the thickness, the dimension becomes the same as that of the stationary part, and the strength of the base material is obtained as the whole joint.
[0012]
In addition, by providing the inclined surface at the end, the root portion can be surely melted and the joint strength is not insufficient. Furthermore, since only the end corresponding to the joint is thickened, it is not necessary to increase the overall plate thickness, and an increase in weight is prevented.
[0013]
In order to thicken only the joining end portion, the plate material may be machined, or only the end portion may be thickened in advance by forging, casting or extrusion. Since aluminum or aluminum alloy is easy to extrude, if this extruding is used, the butt end portion can be easily thickened.
[0014]
However, even in the case of steel materials, since the heat-affected zone softens the material that has been strengthened by heat treatment, a technique for thickening and welding the end portion as in the present invention is effective.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view showing a welded joint structure according to a first reference example of the present invention. In this reference example, the present invention is applied to butt welding. As shown in FIG. 1, each of the
[0016]
Thus, since the
[0017]
Next, a reference example in which the present invention is applied to overlapped fillet welding will be described with reference to FIG. In this reference example , the lower surface of the joint portion of one
[0018]
Also in this reference example , even if the position between the
[0019]
Next, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the present embodiment, the
[0020]
Thus, when the tip surface of the thick part is inclined, when the
[0021]
As a reference example, for example, as shown in FIG. 5, the
[0022]
Furthermore, as another embodiment of the present invention, as shown in FIG. 7, the tip end surface of the protruding portion 11 of the
[0023]
Furthermore, as the welding method itself, various methods such as MIG welding, TIG welding, plasma arc welding, or laser welding can be employed.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the result of having compared the intensity | strength of the joint part compared with the comparative example about the Example of this invention is demonstrated.
[0025]
(1) First Reference Example This reference example is a case where the
[0026]
After welding, two tensile tests were performed, the breaking strength was measured, the breaking position was confirmed, and the joint efficiency was calculated as the ratio of the breaking strength to the strength of the base material.
[0027]
[Table 1]
[0028]
As shown in Table 1, in the reference examples of the wood invention, the total number is the base metal fracture, and the joint efficiency is 100%, whereas in the comparative example, the fracture is caused by the weld metal in any welding condition, The values vary, and the comparative example has a low joint efficiency of 58 to 87%.
[0029]
(2) Second Reference Example This reference example is overlapped fillet welding shown in FIG. In the comparative example, lap fillet welding was performed by the method shown in FIG. 9A or FIG. Aluminum or aluminum alloy extruded profile A6063-T6 specified in JIS H 4100 is used, and a material with a constant thickness of 3 mm and various end thicknesses is prepared, and JIS Z is used as a welding wire. A 5356WY wire with a diameter of 1.2 mm defined in 3282 was used, and overlapped fillet welding was performed with the same type of material by MIG welding.
[0030]
Two post-weld tensile tests were performed to measure the joint strength, confirm the fracture position, and calculate the joint efficiency as the ratio between the fracture strength and the base metal strength. The results are shown in Tables 2 and 3 below.
[0031]
[Table 2]
[0032]
[Table 3]
[0033]
As shown in Tables 2 and 3, in the 6063-T6 material is Al-Mg-Si alloy of the heat treatment mold, the heat affected zone of the base material is softened by the welding heat, almost mother in this reference example The joint was broken and the joint efficiency was 50% or more. On the other hand, in the comparative example, the weld metal is fractured under any condition, and the joint efficiency is 49% or less, which is lower than that in the case of the present invention.
[0034]
(3) First Example This example is shown in FIG. 4, and the comparative example is shown in FIGS. 9 (a) and 11 (a) as in the second reference example . As with the second reference example , aluminum and aluminum alloy extruded profile A6063-T6 specified in JIS H 4100 are used, and materials with a constant thickness of 3 mm and various end thicknesses are prepared. Then, an A5356WY diameter of 1.2 mm defined in JIS Z 3232 was used as a welding wire, and overlapped fillet welding was performed with the same type of material by MIG welding. In this example, the test was conducted with the tip surface inclined at various angles. Further, the wire aiming position was changed by about 1 mm centering on the root portion, and the degree of margin against the wire displacement was investigated.
[0035]
Two post-weld tensile tests were performed, the joint strength was measured, the fracture position was confirmed, and the ratio to the strength of the base material was calculated as the joint efficiency. Tables 4 and 5 below show the results.
[0036]
[Table 4]
[0037]
[Table 5]
[0038]
As shown in Tables 4 and 5, when the tip end surface of the thick wall portion is inclined, even if the wire aiming position is slightly shifted, most of the base material is broken, and the joint efficiency is high. Further, when the inclination angle θ is 10 ° to 45 °, a high joint strength is obtained. Therefore, the inclination angle θ is preferably 10 ° to 45 °. Although the effects of the present invention can be obtained at other inclination angles, the taper angle is preferably within the above range in order to cope with an extreme shift in the wire aiming position.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if the material is bent, the cut end face is uneven, the position of the joint is poorly set, or the welding conditions fluctuate due to these, the margin is large. By sufficiently absorbing the fluctuation, a sufficiently high joint strength can be obtained. For this reason, this invention makes a great contribution to the manufacture of various welded structures such as railway vehicles and ships.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a first reference example of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a second reference example of the present invention.
FIG. 3 is a diagram for explaining a numerical default condition of a second reference example .
FIG. 4 is a diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a reference example of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing a reference example of the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing a conventional (a) lap fillet welding method, (b) butt welding method, and (c) fillet welding method.
FIG. 10 is a diagram showing a defect of a conventional butt welding method.
FIG. 11 is a diagram showing a defect of a conventional overlap fillet welding method.
[Explanation of symbols]
1, 2:
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