JP3941757B2 - 車両用夜間歩行者報知装置 - Google Patents

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本発明は、夜間に歩行者を検出し、検出した歩行者の位置に光を照射して、運転者に歩行者の存在を報知する車両用夜間歩行者報知装置に関する。
レーザレーダ装置を用いて移動体を検出して、検出した移動体の位置にスポットライトを照射して移動体を追従する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−83383号公報
しかしながら、従来の装置を車両に適用した場合に、歩行者以外の物体を誤って歩行者として誤検出すると、誤検出された物体に対してスポットライトが照射されるため、運転者の視線を誤検出した物体に誘導してしまうという問題がある。
本発明による車両用夜間歩行者報知装置は、物体検出手段により検出された物体が歩行者であるという確信の度合い(以下、確信度と呼ぶ)を算出し、算出された確信度に基づいて、照射手段から照射される光の光量を所定の光量まで増大させる時間を変更することを特徴とする
本発明による車両用夜間歩行者報知装置によれば、物体検出手段により検出された物体が歩行者であるという確信度を算出し、算出された確信度に基づいて、照射手段から照射される光の光量を所定の光量まで増大させる時間を変更するので、歩行者ではない物体に対して光が照射されることに起因する運転者の視線誘導を緩和することができる。
図1は、本発明による車両用夜間歩行者報知装置の一実施の形態の構成を示す図である。一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置は、IRカメラ1と、確信度判定装置2と、位置検出装置3と、照射状態制御装置4と、アクチュエータ5と、マーカ照射装置6とを備え、車両に搭載される。
IRカメラ(赤外線カメラ)1は、熱エネルギー分布を直接、撮像する装置であり、歩行者等から放射される赤外線を捉えることにより、夜間でも歩行者等を検出することができる。IRカメラ1は、車両前方を撮影できる位置に取り付ける。確信度判定装置2、位置検出装置3および照射状態制御装置4は、図示しないCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータにより構成される。位置検出装置3は、IRカメラ1により撮像された画像に基づいて、歩行者と思われる物体の位置を算出する。
確信度判定装置2は、IRカメラ1により撮像された画像に基づいて、検出される物体が歩行者であるという確信度Pを判定する。確信度Pは、数値が高い程、歩行者であるという確信(可能性)が高いことを示す。
図2(a)は、IRカメラ1によって、車道10を横断する歩行者20を撮影した図、図2(b)は、IRカメラ1によって、車道10の脇に存在する自動販売機30を撮影した図である。一般的に、IRカメラ1を用いた歩行者の検出では、IRカメラ1により撮像された画像の輝度分布に基づいて行われる。すなわち、歩行者の輝度値は、周囲の輝度値に比べて高いので、輝度値の高い部分の有無、および、輝度値の高い部分の形状などに基づいて、歩行者を検出することができる。
しかし、図2(b)に示す自動販売機30のように、輝度値が高く、かつ、縦に長い形状をしている物体は、歩行者として誤検出されることがある。従って、確信度判定装置2は、IRカメラにより撮像された画像の輝度値、物体の幾何学的形状、および、物体の移動の有無に基づいて、検出された物体が歩行者であるという確信度Pを0〜5の6つの段階に分けて判定する。確信度Pの詳細な判定方法は、後述する。
アクチュエータ5は、位置検出装置3により検出された歩行者と考えられる物体の位置に基づいて、マーカ照射装置6を回動させる。アクチュエータ5は、既知のモータにより構成することができる。
マーカ照射装置6は、歩行者照射用の光源であり、自車両前方にマーキング光(スポットライト)を照射する。マーカ照射装置6は、水平方向および垂直方向に自由に回動することができ、アクチュエータ5によって回動されて、検出された物体(歩行者)を照射する。マーカ照射装置6から照射される光は、消灯されている状態から全点灯された状態に至るまで、徐々に光量を増大できるものとする。
照射状態制御装置4は、確信度判定装置2により判定された確信度Pに基づいて、マーカ照射装置6によって、検出された物体を照射するためのマーキング光の照射方法を変更する。具体的には、確信度Pに基づいて、マーキング光が消灯されている状態から徐々に光量を増大させて全点灯するまでの時間を変更する。
図3は、確信度Pと、マーキング光を全点灯するまでの時間との関係を示す図である。確信度Pが0の場合には、検出された物体が歩行者である可能性は極めて低いため、マーキング光の照射は行わない。確信度Pが1〜5の場合において、マーキング光を全点灯するまでの時間は、それぞれ1000、600、400、200、20(msec)とする。例えば、確信度Pが1の場合には、1000msecの時間をかけて、マーキング光の照射光量を徐々に増大させることにより、物体を照射する。
すなわち、一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置では、検出された物体が歩行者であるという確信度Pが低い場合には、物体を照射するマーキング光の照射光量を徐々に増大させ、確信度Pが高い場合には、マーキング光の照射光量を即座に増大させて、迅速に物体を照射する。
図4および図5は、一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置により行われる制御内容を示すフローチャートである。ステップS10から始まる処理は、乗員が夜間歩行者報知システムを起動するためのスイッチ(不図示)をオンにすることにより開始される。ステップS10では、確信度判定装置2により、確信度Pを0に設定してステップS20に進む。
ステップS20では、照射状態制御装置4により、確信度判定装置2によって判定された確信度Pに基づいて、マーキング光の照射方法を変更する。また、マーキング光の照射方法を変更するとともに、アクチュエータ5により、位置検出装置3により検出された物体の位置にマーキング光を照射するように、マーカ照射装置6を回動させる。なお、ステップS10からステップS20に進んだ場合には、確信度P=0であるので、マーキング光の照射は行わない。ステップS20に続くステップS30では、IRカメラ1により撮影された画像を位置検出装置3に取り込んで、ステップS40に進む。
ステップS40では、ステップS30において位置検出装置3に取り込んだ画像に基づいて、輝度値sが200<s<255の範囲内にある領域の画像を切り出す。一般的に、IRカメラ1により撮像された画像において、人間の頭部の輝度値sは200<s<255の範囲内にある。従って、ステップS40では、人間の頭部と考えられる領域の画像を切り出す処理を行っている。輝度値sが200<s<255の範囲内にある領域の画像を切り出すと、ステップS50に進む。
ステップS50では、位置検出装置3により、ステップS40で切り出した領域の重心Z値を算出する。重心Z値は、図2(a)に示す撮像画像の縦方向の座標値であり、既知の方法を用いて算出することができる。重心Z値を算出すると、ステップS60に進む。ステップS60では、位置検出装置3により、ステップS50で算出した重心Z値の値に基づいて、自車両から人間の頭部と考えられる物体までの距離を算出する。IRカメラ1により撮像された画像中において、画像の上部に写っている物体ほど、物体までの実際の距離は遠くなる。この原理に基づいて、重心Z値の値に基づいて、頭部と考えられる物体までの距離を算出する。なお、位置検出装置3は、物体までの距離を算出するとともに、自車両に対する物体の方向、すなわち、マーキング光の照射方向も検出する。
ステップS70では、確信度判定装置2により、ステップS60で算出した距離に基づいて、頭部の領域の推定面積Shを算出する。ここでは、IRカメラ1により撮影される人までの距離と、撮影画像中における人の頭部の面積とを対応付けた表を実験等により求めて予め用意しておき、この表と、ステップS60で算出した距離とに基づいて、頭部の領域の推定面積Shを算出する。頭部の領域の推定面積Shを算出すると、ステップS80に進む。
ステップS80では、確信度判定装置2により、ステップS40において輝度値に基づいて切り出した領域の面積S1がステップS70で算出した頭部の推定面積Shと略一致するか否かを判定する。ここでは、次式(1)の関係を満たす場合に、両者が略一致すると判定する。
Sh−k1<S1<Sh+k1 …(1)
ただし、k1は、所定のしきい値である。
式(1)の関係が成り立ち、輝度値に基づいて切り出した領域の面積S1と、ステップS70で算出した頭部の推定面積Shとが略一致すると判定するとステップS100に進み、式(1)の関係が成り立たないと判定するとステップS90に進む。ステップS90では、ステップS40において切り出した領域が人の頭部とは認められないので、確信度Pを0として、ステップS20に戻る。
ステップS100では、確信度判定装置2により、ステップS40で切り出した領域の縦と横の比C1を算出して、ステップS110に進む。ステップS110では、確信度判定装置2により、ステップS100で算出した縦横比C1が、一般的な人間の頭部の縦横比Chと略一致するか否かを判定する。ここでは、次式(2)の関係を満たす場合に、両者が略一致すると判定する。
Ch−k2<C1<Ch+k2 …(2)
ただし、k2は、所定のしきい値である。
なお、一般的な人間の頭部の縦横比Chは、予めメモリ(不図示)に記憶させておいて、このメモリから読み出す。一般的に、人間の頭部の縦横比Chは、0.7〜0.8程度の値となる。
式(2)の関係が成り立ち、切り出した領域の縦横比C1が一般的な人間の頭部の縦横比Chと略一致すると判定するとステップS130に進み、式(2)の関係が成り立たないと判定すると、ステップS120に進む。ステップS120において、確信度判定装置2は、輝度値に基づいて切り出した領域の面積は、人の頭部の面積と略一致したが、縦横比が実際の人間の頭部の縦横比と相違するため、切り出した領域が人の頭部である可能性は低いと判断して、確信度Pを1とする。ステップS120において確信度Pを1に設定すると、ステップS20に戻る。
ステップS130では、撮像画像において、ステップS40で切り出した領域の下の領域において、輝度値sが150<s<200の範囲内にある領域の画像を切り出す。一般的に、IRカメラ1により撮像された画像において、人間の体部の輝度値sは150<s<200の範囲内にある。従って、ステップS130では、ステップS40で切り出した人間の頭部と考えられる領域の下の領域に存在する人間の体部の領域の画像を切り出す処理を行っている。ステップS40で切り出した領域の下の領域において、輝度値sが150<s<200の範囲内にある領域の画像を切り出すと、ステップS140に進む。
ステップS140では、位置検出装置3により、ステップS50で行った処理と同様に、ステップS130で切り出した領域の重心Z値を算出する。切り出した領域の重心Z値を算出すると、ステップS150に進む。ステップS150では、位置検出装置3により、ステップS140で算出した重心Z値に基づいて、自車両から人間の体部と考えられる物体までの距離を算出する。人間の体部と考えられる物体までの距離を算出すると、ステップS160に進む。
ステップS160では、確信度判定装置2により、ステップS70で行った処理と同様に、ステップS150で算出した距離に基づいて、体部の領域の推定面積Sbを算出する。ここでは、IRカメラ1により撮影される人までの距離と、撮影画像中における人の体部の面積とを対応付けた表を予め用意しておき、この表と、ステップS150で算出した距離とに基づいて、体部の領域の推定面積Sbを算出する。体部の領域の推定面積Sbを算出すると、図5に示すフローチャートのステップS170に進む。
ステップS170では、確信度判定装置2により、ステップS130において輝度値に基づいて切り出した領域の面積S2がステップS160で算出した体部の推定面積Sbと略一致するか否かを判定する。ここでは、次式(3)の関係を満たす場合に、両者が略一致すると判定する。
Sb−k3<S2<Sb+k3 …(3)
ただし、k3は、所定のしきい値である。
式(3)の関係が成り立ち、輝度値に基づいて切り出した領域の面積S2と、ステップS160で算出した体部の推定面積Sbとが略一致すると判定するとステップS190に進み、式(3)の関係が成り立たないと判定するとステップS180に進む。ステップS180において、確信度判定装置2は、ステップS40で切り出した領域が人の頭部である可能性が高かったが、その領域の下の部分が人の体部とは認められないので、確信度Pを2として、ステップS20に戻る。
ステップS190では、確信度判定装置2により、ステップS130で切り出した領域の縦横比C2を算出して、ステップS200に進む。ステップS200では、確信度判定装置2により、ステップS190で算出した縦横比C2が、一般的な人間の体部の縦横比Cbと略一致するか否かを判定する。ここでは、次式(4)の関係を満たす場合に、両者が略一致すると判定する。
Cb−k4<C2<Cb+k4 …(4)
ただし、k4は、所定のしきい値である。
なお、一般的な人間の体部の縦横比Cbは、予めメモリ(不図示)に記憶させておいて、このメモリから読み出す。一般的に、人間の体部の縦横比Cbは、0.3〜0.4程度の値となる。
式(4)の関係が成り立ち、切り出した領域の縦横比C2が一般的な人間の体部の縦横比Cbと略一致すると判定するとステップS220に進み、式(4)の関係が成り立たないと判定すると、ステップS210に進む。ステップS210において、確信度判定装置2は、ステップS130で輝度値に基づいて切り出した領域の面積は、人の体部の面積と略一致したが、縦横比が実際の人間の体部の縦横比と相違するため、ステップS130で切り出した領域が人の体部である可能性は低いと判断して、確信度Pを3とする。ステップS210において確信度Pを3に設定すると、ステップS20に戻る。
ステップS220では、ステップS40で切り出した頭部と考えられる領域、および、ステップS130切り出した体部と考えられる領域が移動したか否かを判定する。この判定は、IRカメラ1により撮影された2枚の画像の差分を取ることにより行う。人間の頭部と考えられる領域および体部と考えられる領域が移動していないと判定するとステップS230に進み、移動したと判定するとステップS240に進む。
ステップS230では、確信度判定装置2により、確信度Pを4に設定してステップS20に戻る。一方、ステップS240において、確信度判定装置2は、人の頭部および体部と考えられる物体が移動したので、物体が歩行者である可能性が高いと判断して、確信度Pを5に設定する。確信度Pを5に設定すると、ステップS20に戻る。
ステップS20では、照射状態制御装置4により、上述したステップS90、ステップS120、ステップS180、ステップS210、ステップS230、ステップS240で設定された確信度Pに基づいて、マーカ照射装置2から照射されるマーキング光の照射方法を変更する。以後、ステップS20以降の処理が繰り返し行われる。
一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置によれば、IRカメラ1により検出される物体が歩行者であるという確信度Pを算出し、確信度Pに基づいて、マーカ照射装置6によって物体を照射する方法を変更するので、歩行者ではない物体に対して光が照射されることに起因する運転者の視線誘導を緩和することができる。
一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置では、確信度判定装置2により判定された確信度Pが低いほど、物体を照射するためにマーカ照射装置6から照射される光の光量を所定の光量まで増大させる時間を長くした。これにより、歩行者であるという確信が低い物体に対しては、徐々にマーキング光を照射するので、運転者の視線誘導を緩和することができる。
一方、確信度判定装置2により判定された確信度Pが高い場合には、マーカ照射装置6から照射される光の光量を所定の光量まで増大させる時間を短くしたので、注意を要する歩行者に対して即座にマーキング光を照射して、運転者に対して注意を喚起することができる。
一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置によれば、IRカメラ1により撮像された画像の輝度値、物体の幾何学的形状、および、物体の移動の有無に基づいて、確信度Pを判定するので、検出される物体が歩行者である可能性を的確に判定することができる。特に、物体の幾何学的形状に基づいて確信度Pを判定するために、人体の頭部および体部に対応する部分を撮像画像から抽出するので、より的確に確信度Pを算出することができる。
一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置によれば、撮像画像から抽出した人体の頭部および体部に対応する領域の面積、および、抽出した領域の縦と横の比に基づいて、確信度Pを判定するので、さらに的確に歩行者である可能性を判定することができる。
また、一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置によれば、検出された物体が歩行者ではない(確信度P=0)と判定すると、その物体に対してはマーカ照射装置6による照射を行わないので、歩行者ではない物体に対してマーキング光が誤照射されるのを防ぐことができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、上述した一実施の形態では、IRカメラ1により撮像された画像の輝度値、物体の面積や縦横比などの幾何学的形状、および、物体の移動の有無の各要素に基づいて、確信度Pの判定を行った。しかし、これらの要素のうちのいずれか1つ、または、複数の要素の組み合わせに基づいて判定してもよいし、これらの要素以外の要素に基づいて、確信度Pの判定を行ってもよい。
上述した説明では、確信度Pを0〜5の6段階に区分けしたが、6段階より少なくても良いし、多くても良い。すなわち、検出された物体が歩行者である可能性が高いと判断できる場合には、確信度Pを高い値とし、歩行者である可能性が低いと判断できる場合には、確信度Pを低い値とすればよい。
自車両前方に存在する物体(歩行者)を検出する手段として、IRカメラ1を用いたが、夜間に歩行者などの物体を検出できるものであれば、IRカメラ以外のものを用いてもよい。例えば、所定の検知範囲を有するレーザレーダを用いて、物体を検出するとともに、検出した物体の形状や、物体の移動の有無などに基づいて、確信度Pを算出することもできる。
検出した物体(歩行者)を照射するための装置として、歩行者照射用の光源であるマーカ照射装置6を用いたが、車両が通常備えているヘッドライトを用いることもできる。例えば、左右に少なくとも1つずつ設けられているヘッドライトのうち、1つを前方照射用の光源として用い、他の1つを歩行者照射用の光源として用いてもよい。
図4および図5に示すフローチャートを用いて説明した処理は、乗員が夜間歩行者報知システムを起動するためのスイッチ(不図示)をオンにすることにより開始されたが、図示しないセンサを用いて車両周囲が暗くなってきたことを検知すると、自動的にステップS10以降の処理を開始するようにしてもよい。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、IRカメラ1が物体検出手段を、確信度判定装置2が確信度算出手段を、位置検出装置3が位置検出手段を、アクチュエータ5およびマーカ照射装置6が照射手段を、照射状態制御装置4が照射方法変更手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明による車両用夜間歩行者報知装置の一実施の形態の構成を示す図 図2(a)は、IRカメラ1によって、車道10を横断する歩行者20を撮影した図、図2(b)は、IRカメラ1によって、車道10の脇に存在する自動販売機30を撮影した図 確信度Pと、マーキング光を全点灯するまでの時間との関係を示す図 一実施の形態における車両用夜間歩行者報知装置により行われる制御内容を示すフローチャート 図4に示すフローチャートに続く処理を示すフローチャート
符号の説明
1…IRカメラ
2…確信度判定装置
3…位置検出装置
4…照射状態判定装置
5…アクチュエータ
6…マーカ照射装置
10…車道
20…歩行者
30…自動販売機

Claims (7)

  1. 自車両前方に存在する物体を検出する物体検出手段と、
    前記物体検出手段により検出された物体が歩行者であるという確信の度合い(以下、確信度と呼ぶ)を算出する確信度算出手段と、
    前記物体検出手段により検出された物体の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された物体の位置に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段から照射する光の光量を照射開始時から変化させて所定の光量まで増大させる照射方法変更手段とを備え、
    前記照射方法変更手段は、前記確信度算出手段により算出された確信度に基づいて、前記照射手段から照射される光の光量を前記所定の光量まで増大させる時間を変更することを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
  2. 請求項1に記載の車両用夜間歩行者報知装置において、
    前記照射方法変更手段は、前記確信度算出手段により算出された確信度が高いほど、前記照射手段から照射される光の光量を所定の光量まで増大させる時間を短くすることを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用夜間歩行者報知装置において、
    前記物体検出手段は、物体の表面から放射される赤外線を捉える赤外線撮像手段であって、
    前記確信度算出手段は、前記赤外線撮像手段により撮像された画像の輝度値、物体の幾何学的形状、および、物体の移動の有無のうちの少なくとも1つの要素に基づいて、前記確信度を算出することを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
  4. 請求項3に記載の車両用夜間歩行者報知装置において、
    前記確信度算出手段は、前記物体の幾何学的形状に基づいて前記確信度を算出する場合には、前記赤外線撮像手段により撮像された画像の輝度値に基づいて、人体の頭部および体部に対応する部分の少なくとも一方を抽出することを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
  5. 請求項4に記載の車両用夜間歩行者報知装置において、
    前記確信度算出手段は、前記赤外線撮像手段により撮像された画像から抽出された人体の頭部に対応する領域の面積、および、前記人体の頭部に対応する領域の縦と横の比の少なくとも一方に基づいて、前記確信度を算出することを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
  6. 請求項4または5に記載の車両用夜間歩行者報知装置において、
    前記確信度算出手段は、前記赤外線撮像手段により撮像された画像から抽出された人体の体部に対応する領域の面積、および、前記人体の体部に対応する領域の縦と横の比の少なくとも一方に基づいて、前記確信度を算出することを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の車両用夜間歩行者報知装置において、
    前記照射方法変更手段は、前記確信度算出手段によって、前記物体検出手段により検出された物体が歩行者ではないと判定されると、前記照射手段による照射を行わないことを特徴とする車両用夜間歩行者報知装置。
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