JP3941699B2 - 熱間圧延方法および熱間圧延ライン途中の幅圧下設備の固定エプロン - Google Patents

熱間圧延方法および熱間圧延ライン途中の幅圧下設備の固定エプロン Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属板の熱間圧延方法および、熱間圧延ライン途中の幅圧下設備の被圧延金属材幅方向中央域に設置される固定エプロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱間圧延とは、金属材料を数100〜千数100℃に加熱した後、熱間圧延ライン上に抽出し、ローラーで挟圧しつつそのローラーを回転させ、薄く延ばすことをいう。
【0003】
鋼をはじめとする金属板の熱間圧延は、図7に示すような、金属材料を加熱炉10で加熱し、サイジングプレス11で幅圧下して幅寸法を調整する場合もあるし、そうでない場合もあるが、加熱後、粗圧延機(Rougher)12、仕上圧延機(Finisher)18などの圧延機を所々に配置して長く伸びる熱間圧延ライン100上に抽出した金属材料を、順次各圧延機で圧延し、コイラー(巻取装置)24で巻き取る、という一連のプロセスを1本1本の金属材料(以下、被圧延材8)に対して施すことで行われる。
【0004】
ここで、粗圧延機12には、図示していないが、その入側にエッジャーという被圧延材を幅方向に縮幅するための、一対のロールを縦向きに配した圧延機も付設されている。この縦向きに配した一対のロールはエッジャーロールと称される。エッジャーは、粗圧延機12のほかに、仕上圧延機18第1スタンドF1の入側にも付設されている場合がある。
【0005】
熱間圧延ライン100上には、このほか、図7に示すように、クロップシャー14、デスケーリング装置16、冷却ゾーン22、などの付帯設備も配置されている。
【0006】
そして、各圧延機をはじめとする各設備間には図示しない多数のテーブルローラ(以下、搬送ロール)が配置され、これにより、被圧延材8が矢印A方向に搬送される。
【0007】
粗圧延機12、仕上圧延機18は複数あるので、それぞれRougher、Finisherの頭文字を取り、各圧延スタンドのナンバーを付与して、R1、R2、R3、F1、F2…F7などと略称される。コイラー24も同様に複数あって、号機ナンバーを付与して、DC1、DC2などと略称される。
【0008】
なお、本発明において、被圧延材とは熱間圧延ライン上にて正に圧延加工されつつある金属材料を称することばであり、最終的な製品厚まで圧延され巻き取られつつある段階以降のものは金属板と称す。なお、金属板は金属帯をも含む意味である。
【0009】
ところで、熱間圧延後の被圧延材には擦り疵が発生する場合があった。その対策として、特許文献1では、粗圧延機12や仕上圧延機18に付設のサイドガイド(図示せず)を潤滑することを提案している。しかしながら、それによっても、熱間圧延後に被圧延材に発生する擦り疵は解消するに至っていない。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−224730号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
それではどのような理由で擦り疵が発生するのであろうか。発明者らはそれを探ることにした。調査の結果を以下に順を追って説明する。
【0012】
図7に示すような熱間圧延ライン100の中でも主要な設備である、サイジングプレス11の中や、粗圧延機12のうちの少なくとも1つのスタンドの入側、仕上圧延機18の第1スタンドであるF1の入側などのエッジャーのある箇所には、搬送ロールの間隔、または搬送ロールと圧延ロールの間隔が広い箇所が存在する。
【0013】
サイジングプレス11の場合を例にとると、図8に示すように、サイジングプレス用金型112を挟んで、被圧延材8を搬送する搬送方向Aに向かって入側の、サイジングプレス用金型112に最も近い搬送ロール114Aと、同出側の最も近い搬送ロール114Bの間の間隔Dは、その他の搬送ロール114との間隔dに比較して、相当間隔が広い。
【0014】
粗圧延機12を例にとると、図9に示すように、エッジャーロール122を挟んで、被圧延材8を搬送する搬送方向Aに向かって入側の、エッジャーロール122に最も近い搬送ロール124Aと、同出側の最も近い搬送ロール124Bの間の間隔Dは、その他の搬送ロールとの間隔dに比較して、相当間隔が広い。
【0015】
仕上圧延機18の第1スタンド入側にもエッジャーロールがあって、図示しないが、状況はほぼ同じである。
【0016】
なお、上述の出側の搬送ロール124Bは設置が省略され、エッジャーロール122を挟んで、入側に搬送ロール124A、出側にはすぐ圧延機のワークロール19、という配置順をとる場合もある。
【0017】
このように、搬送ロールの間隔、または搬送ロールと圧延ロールの間隔が広い箇所が存在するのは、サイジングプレス11にはサイジングプレス用金型112、また、粗圧延機入側、仕上圧延機入側にはエッジャーロール122、といった幅方向に動作する大きな設備が存在して、被圧延材8の搬送方向Aにかなりのスペースをとり、これらの設備の動作スペースには搬送ロールを設置することができないためである。
【0018】
ところで、このように、搬送ロールを設置できない箇所には、被圧延材8の先端が搬送ロール間にて下方に潜り込んで搬送継続不可能になってしまうのを防止する目的で、図8、図9中にも示す通り、搬送ロール間の間隙を遮蔽し、下方から被圧延材8の先端を支えて上方に押し戻すための固定エプロン116、126が設置され、さらに、被圧延材8の先端と固定エプロン116、126が摺動するのを少しでも抑制するため、固定エプロン116、126の中間に、センターガイドロール118、128が設置されることも多い。
【0019】
このセンターガイドロール118、128は、その熱間圧延ラインで製造される最小幅の被圧延材よりも狭い幅の、非駆動ロール1つあるいは複数個からなる。非駆動とするのは、それらセンターガイドロール118、128は、その熱間圧延ライン中、被圧延材の幅方向中央域に存在するため、どう工夫しても、それらを駆動するためのシャフトやジョイントを設置しようとした場合、被圧延材8や他の設備や機器と干渉してしまうため設置できないからである。よって、それらセンターガイドロール118、128は、被圧延材8の先端に突き動かされたり、尾端に押さえられて引きずられたりすることによって回転されるしくみになっている。
【0020】
以下、サイジングプレス11、粗圧延機12に付設されたエッジャー、F1に付設されたエッジャー等、熱間圧延ラインの途中で被圧延金属材を幅方向に圧下する設備を総称して幅圧下設備と呼ぶことにすると、幅圧下設備には、サイジングプレス用金型112、エッジャーロール122などの存在により、搬送ロールの間隔の長い箇所があることは先にも説明した通りであるが、その箇所では、先述の固定エプロン116、126の上を被圧延材8の先端あるいは尾端が通過するときに、センターガイドロール118、128を設置した場合でもなお、固定エプロン116、126に被圧延材8の先端あるいは尾端が接触し、摺動してしまう場合がある。
【0021】
また、センターガイドロール118、128は非駆動であるため、被圧延材8の先端に突き動かされたり、尾端に押さえられて引きずられたりすることによって回転するとはいっても、被圧延材8の搬送速度に完全に揃速するまでの間は、センターガイドロール118、128と被圧延材8も、やはり接触し摺動してしまうことがある。よって、固定エプロン116、126やセンターガイドロール118、128と被圧延材8の接触、摺動により、被圧延材8の表面には擦り疵が発生する場合がある、という問題点があった。
【0022】
被圧延材8の表面に擦り疵が発生するときの状況の例を図10(尾端の場合)に示す。ちなみに図10は、センターガイドロール128を2つ有する場合の例を示している。
【0023】
そして、実はもう一つ擦り疵の発生には形態があり、ある被圧延材が固定エプロン116、126やセンターガイドロール118、128に焼き付き、後続の被圧延材と接触、摺動することによっても、被圧延材8の表面に転写すると同時に擦り疵も発生する場合もあった。
【0024】
そこで、従来、このような擦り疵発生を防止するために、固定エプロンやセンターガイドロールの材質を改善してきたのであるが、効果は十分ではなかった。
【0025】
特に、被圧延材が軟質である場合に擦り疵が発生しやすく、その代表例としてフェライト系ステンレスが挙げられる。フェライト系ステンレスは、軟質であるとともに、熱間圧延ライン上での搬送中、高温で大気にさらされても、ごく表層部分に薄くできるCrOの酸化皮膜ができるほかは、保護層としての働きをする表層のスケールの成長が、炭素鋼に比べ著しく小さいため、前述の固定エプロン116、126やセンターガイドロール118、128との接触、摺動によって地金が削り取られやすく、そして、その後に該部にスケールが成長してスケールごと地金から剥離することで再び平滑な表面が現れるという効果も期待しにくい。このため、擦り疵が発生しやすい、ということも要因の一つとなっている。表面品質要求の厳しいステンレス鋼板の熱間圧延の分野では、このような擦り疵発生防止が強く求められており、早急な対策が必要という状況であった。
【0026】
【発明を解決するための手段】
発明者らは上記のような状況より、本発明に至ったものである。本発明は、まず第1に、熱間圧延ライン途中で被圧延金属材を幅方向に圧下する幅圧下設備の該被圧延金属材幅方向中央域に設置された固定エプロンと、該固定エプロンに設置されたセンターガイドロールと、を潤滑し、該被圧延金属材の熱間圧延を行うことを特徴とする熱間圧延方法である。
【0027】
そして、本発明は第に、熱間圧延ライン途中で被圧延金属材を幅方向に圧下する幅圧下設備の該被圧延金属材幅方向中央域に設置され、潤滑剤噴射用ノズルセンターガイドロールを備えた固定エプロンである。
【0028】
【作用】
固定エプロンやセンターガイドロールの潤滑により、被圧延材との接触、摺動や、あるいはさらに焼き付きによる擦り疵が発生しにくくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、まず3つの比較例、次に本発明の実施形態を、それぞれ、詳細に説明する。
【0030】
(第1、第2比較例
粗圧延機最終スタントであるR3の入側に付設された一対のエッジャーロールの中間すなわち被圧延材の幅方向中央域に固定エプロン126を設置し、正にその固定エプロン126の被圧延材8の搬送方向中央域にはセンターガイドロール128を設置してあるところに適用した第1比較例を図1に示す。図1において、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【0031】
この図1のように、センターガイドロール128の設置された域に潤滑剤噴射用ノズル130を設置し、センターガイドロール128の設置された域よりも、固定エプロン126上、前後の被圧延材搬送方向域に向け、潤滑剤131を噴射し、熱間圧延するようにするのが第1比較例である。
【0032】
センターガイドロール128の被圧延材幅方向両サイドに被圧延材の搬送方向Aおよびそれと逆方向を向いた潤滑剤噴射用ノズル130を計4つ設置し、潤滑剤131を噴射して固定エプロン126表面に吹き付ける仕組であるが、潤滑剤噴射用ノズル130の数は4つに限るものではなく、適宜の数設置してよい。
【0033】
図において、125は、固定エプロン126の架台、132は、油、温水を所定割合で混合して潤滑剤噴射用ノズル130に供給するためのミキシングブロックである。
【0034】
この図1では、センターガイドロール128側面から潤滑剤131を吹き付けるようにしてあるが、図2に示す第2比較例のように固定エプロン126自体に潤滑剤噴射用ノズル130を組み込むようにすることもできる。
【0035】
図1のようにセンターガイドロール128の側面に潤滑剤噴射用ノズル130を設置した場合は、被圧延材8がエッジャーロール122による幅圧下を受けた際に、図3に示すように横断面がねじれてしまった時に、その程度がひどくなると、図3中の○で示したような箇所で被圧延材8と干渉し、潤滑剤噴射用ノズル130が損傷してしまう可能性が全くないとはいえない。又、その時被圧延材表面には擦り疵が発生してしまう。このため、図2に示したように、固定エプロン126に潤滑剤噴射用ノズルを組み込む方がより好ましい。ちなみに図2において、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【0036】
また、潤滑剤としては水、油と温水の混合物などを使用することができるが、油と温水の混合物を使用する方が潤滑効果は大きい。もちろん水だけとか油だけとかを使用することもできる。図1中右下に示した通り、いずれの使用をすることもできるように、潤滑剤供給系統を構築しておくのが好ましい。図中、温水の供給系統があり、ミキシングブロック132があるのは、熱間圧延で使われる油、この場合、圧延油と同じものを使うのが好ましいためで、熱間圧延で使われる圧延油はミキシングブロックにて所定の混合比にて温水と混合されるためである。なお、図示を省略しているが、ミキシングブロック132の内部には精密ギヤポンプを使用したミキシング機構があり、油と温水を所望の混合比にて混合することができるようになっている。図2中では略されているが同様である。圧延油は、被圧延材の鋼種に応じ、炭素鋼であれば、合成エステルと鉱油の混合物、フェライト系ステンレス鋼をはじめとするステンレス鋼であれば、硫化エステルやポリサルファイド系のものを使用するのが好ましい。
【0040】
(第3比較例
サイジングプレス11に付設された一対のサイジングプレス用金型112の中間すなわち被圧延材8の幅方向中央域に固定エプロン116を設置し、更にその固定エプロン116の被圧延材8の搬送方向中央域にはセンターガイドロール118を設置してあるところに適用した第3比較例を図4に示す。図4において、(a)は平面図、(b)は側面図である。図4中、略されているが、油、温水、水の供給系統があり、ミキシングブロックがあるのは第1比較例の場合と同様である。
【0041】
この図4のように、センターガイドロール118の設置された域に潤滑剤噴射用ノズル
120を設置し、センターガイドロール118に向け、潤滑剤121を噴射し、熱間圧延するようにするのが第3比較例である。
【0042】
センターガイドロール118を向いた潤滑剤噴射用ノズル120を計4つ設置し、潤滑剤121を噴射してセンターガイドロール118に吹き付ける仕組であるが、潤滑剤噴射用ノズルの数は4つに限るものではなく、適宜の数設置してよい。
【0043】
前出の図2と同様、固定エプロン116自体に潤滑剤噴射用ノズル120を組み込むようにしてある点は共通しているが、潤滑剤121を固定エプロン116ではなく、センターガイドロール118に向けて噴射するようにしている。
【0044】
図において、115は、固定エプロン116の架台である。
【0047】
(第実施形態)
仕上げ圧延機第1スタンドF1に付設された一対のエッジャーロールの中間すなわち被圧延材の幅方向中央域に固定エプロン126を設置し、更にその固定エプロン126の被圧延材8の搬送方向中央域にはセンターガイドロール128を設置してあるところに本発明を適用した第実施形態を図5に示す。図5において、(a)は平面図、(b)は側面図である。図5中、略されているが、油、温水、水の供給系統があり、ミキシングブロックがあるのは第1比較例の場合と同様である。
【0048】
この図5のように、センターガイドロール128の設置された域に潤滑剤噴射用ノズル130を設置し、センターガイドロール128と、更にそれに加えて、センターガイドロール128の設置された域よりも、固定エプロン126上、前後の被圧延材搬送方向域に向け、潤滑剤131を噴射し、熱間圧延するようにするのが本発明の第1施形態である。
【0049】
前出の図2と同様、固定エプロン126自体に潤滑剤噴射用ノズル130を組み込むようにしてある点は共通しているが、潤滑剤を固定エプロン126だけでなく、センターガイドロール128にも向けて噴射するようにしている。
【0050】
潤滑剤として水、油、あるいは油と温水の混合物いずれでも使用できる点は、第1比較例の場合と共通しており、潤滑剤の噴射、停止のタイミングは、被圧延材8の先端が固定エプロン126に到達する前に開始し、被圧延材8の尾端が通過した後に停止しても、被圧延材8の尾端が通過した後に開始し、次の被圧延材8の先端が到達する前に停止するようにしても、熱間圧延ラインの操業中、常時噴射しつづけるようにしてもよい。
【0051】
なお、上記の例は、F1に付設された一対のエッジャーロールの中間すなわち被圧延材8の幅方向中央域に設置した固定エプロン126に本発明を適用した場合を例に説明したが、サイジングプレス11、粗圧延機12付設のエッジャー等に本実施の形態を適用したとしても全く問題ない。
【0052】
本発明をF1に付設されたエッジャーに適用した場合について、その効果を検証した結果を図6に示す。図6中黒で示したのはグラインダー等により手入れの必要な擦り疵の程度のひどいもの、灰色で示したのはへばりが小さく人力でサンドペーパーでこすれば除去できる程度の軽度の擦り疵が発生したもの、白色で示したのは擦り疵が発生しないか問題にならない程度のもの、を意味し、数字はそれらに該当する被圧延材の本数を意味する。
【0053】
本発明により、固定エプロンだけを潤滑する第1比較例の場合、センターガイドロールだけを潤滑する第3比較例の場合に比較し、両方を潤滑する第実施形態の場合は、更に擦り疵が減少していることが分かる
【0054】
上記図6は、F1に付設されたエッジャーに本発明を適用した場合の効果を検証した結果であるが、サイジングプレス11や粗圧延機12に本発明を適用した場合も、同様の傾向の効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、熱間圧延ライン途中で被圧延金属材を幅方向に圧下する幅圧下設備の該被圧延金属材幅方向中央域に設置された固定エプロンセンターガイドロールを潤滑することにより、被圧延材との接触、摺動や、あるいはさらに焼き付きによる擦り疵が、被圧延材に発生しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較例を示した図
【図2】比較例を示した図
【図3】比較例を実施した場合に起こり得る問題を示した図
【図4】比較例を示した図
【図5】本発明の第実施形態を示した図
【図6】本発明の効果を検証した結果を示した図
【図7】熱間圧延ラインの全体概観を示す図
【図8】サイジングプレス設備の概観を示す図
【図9】エッジャーロール設備の概観を示す図
【図10】被圧延材の擦り疵発生のメカニズムを解説するための図
【符号の説明】
8…被圧延材
10…加熱炉
12…粗圧延機
14…クロップシャー
16…デスケーリング装置
18…仕上圧延機
19…ワークロール
20…バックアップロール
22…冷却ゾーン
24…コイラー
25…コイラーピンチロール
50…制御装置
100…熱間圧延ライン
112…サイジングプレス用金型
114、124…搬送ロール
116、126…固定エプロン
118、128…センターガイドロール
122…エッジャーロール
120、130…潤滑剤噴射用ノズル
121、131…潤滑剤
A…搬送方向

Claims (2)

  1. 熱間圧延ライン途中で被圧延金属材を幅方向に圧下する幅圧下設備の該被圧延金属材幅方向中央域に設置された固定エプロンと、該固定エプロンに設置されたセンターガイドロールと、を潤滑し、該被圧延金属材の熱間圧延を行うことを特徴とする熱間圧延方法。
  2. 熱間圧延ライン途中で被圧延金属材を幅方向に圧下する幅圧下設備の該被圧延金属材幅方向中央域に設置され、潤滑剤噴射用ノズルとセンターガイドロールを備えた固定エプロン。
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