JPH0824906A - 冷延金属帯の製造方法 - Google Patents

冷延金属帯の製造方法

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JPH0824906A
JPH0824906A JP16039494A JP16039494A JPH0824906A JP H0824906 A JPH0824906 A JP H0824906A JP 16039494 A JP16039494 A JP 16039494A JP 16039494 A JP16039494 A JP 16039494A JP H0824906 A JPH0824906 A JP H0824906A
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Shintaro Kaneyasu
信太郎 兼安
Michimasa Inoue
美智正 井上
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Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷延金属帯の効率的な製造方法を提供する。 【構成】 ステンレス鋼帯は、焼鈍、脱スケールおよび
圧延工程21において、一連の連続焼鈍脱スケール圧延
設備によって焼鈍、脱スケールおよびタンデム冷間圧延
された後、仕上げ工程に投入される。仕上げ工程には、
研摩工程22から仕上げ冷間圧延工程23を経て仕上
げ焼鈍工程24、仕上げ冷間圧延工程23を経て仕上
げ焼鈍工程24、直接仕上げ焼鈍工程24のうちのい
ずれかが選ばれる。焼鈍、脱スケールおよび圧延工程2
1は、本来、個別の焼鈍、脱スケール工程と冷間圧延工
程とが連結し一体化されているので、工程短縮が可能と
なり、冷延ステンレス鋼帯の製造工程を効率化すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼および高
合金鉄など硬質冷延金属帯の効率的な製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼および高合金鉄など硬質な
冷延金属帯は、多くて複雑な製造工程を経て製造されて
いる。
【0003】図5は、従来技術による冷延金属帯の典型
的な製造工程を簡略化して示す説明図である。Hコース
においては、熱間圧延後の金属帯は焼鈍、脱スケール工
程41に通板され、焼鈍脱スケール処理が行われる。焼
鈍、脱スケール工程41には、たとえば特開昭59−4
1482号公報に開示されているように、焼鈍装置およ
び脱スケール装置とから成る一連の焼鈍脱スケール設備
が配設されている。脱スケール装置は、通常、その脱ス
ケール作用効果を増し、効率的に行わせるために、機械
的処理と化学的処理とを組合わせて構成されている。金
属帯は、焼鈍脱スケール工程41に引続き研摩工程42
に通板される。研摩工程42には、連続研摩装置が配設
されている。研摩工程42では、金属帯の表面疵や不良
表面層が研摩され、除去される。研摩は、比較的粒径の
大きい研摩材を塗布したエンドレス回転ベルトを用いて
行われる。金属帯は、研摩工程42に引続き仕上げ冷間
圧延工程43に通板される。
【0004】仕上げ冷間圧延工程43には、クラスタ形
圧延機、たとえば12段コールドミルや20段ゼンジミ
アミルが配設されている。この20段ゼンジミアミルの
ワークロールの直径は約40〜120mm程度で小径で
あり、圧延剤としては一般的にミネラル油が使用され
る。このミネラル油は低粘度鉱油のストレート油であ
り、被圧延金属帯の表面光沢性の向上に優れている。仕
上げ冷間圧延工程43では、金属帯の板厚が予め定める
値に達するまで繰返しレバース圧延される。レバース圧
延のパス回数は6〜10パス程度であり、変形抵抗が大
きく加工硬化しやすいほどパス回数が多くなり圧延時間
が長くなるので、生産性が低い。仕上げ冷間圧延工程4
3の次工程は、仕上げ焼鈍工程44である。仕上げ焼鈍
工程44には、前記一連の焼鈍脱スケール設備または光
輝焼鈍設備が配設されている。焼鈍設備は、主として金
属帯の表面仕上げ等によって選択される。たとえば、表
面光沢性を要求される金属帯を製造する場合には、光輝
焼鈍設備が選択される。Hコースにおける研摩工程4
2、仕上げ冷間圧延工程43および仕上げ焼鈍工程44
は、仕上げ工程45を形成する。金属帯は、前記仕上げ
工程45に引続き調質圧延、剪断、エッジトリミング、
スリッタ、形状矯正、脱脂、洗浄、梱包などを含む精整
工程を経て製品化される。
【0005】Iコースは、Hコースにおける研摩工程4
2が省略されたコースである。その他の工程は、Hコー
スと全く同一である。Iコースにおける仕上げ冷間圧延
工程43および仕上げ焼鈍工程44は、仕上げ工程46
を形成する。各コースは、金属帯の表面仕上げによって
選択される。たとえば、JISG4305に規定されて
いるBA仕上げステンレス鋼帯などを製造する場合に
は、Hコースが選択されることが多い。また、No.2
DおよびNo.2B仕上げステンレス鋼帯などを製造す
る場合には、Iコースが選択される。BA仕上げは、冷
間圧延後、光輝熱処理を行ったものである。No.2D
仕上げは、冷間圧延後、熱処理、酸洗またはこれに準じ
る処理を行った後、顧客の要請やその他の必要性に応じ
てつや消しロールによって軽く冷間圧延して仕上げたも
のである。No.2B仕上げは、冷間圧延後、熱処理、
酸洗またはこれに準じる処理を行った後、適当な光沢を
得る程度に調質圧延または軽く冷間圧延して仕上げたも
のである。
【0006】図6は、従来技術による冷延金属帯の中間
工程を含む製造工程を簡略化して示す説明図である。J
1コースにおいては、熱間圧延後の金属帯は、前記焼鈍
脱スケール工程41に通板され、焼鈍脱スケール処理が
行われる。焼鈍脱スケール処理された金属帯は、中間研
摩工程47、中間冷間圧延工程48および中間焼鈍工程
49から成る中間工程50に投入される。中間工程50
に配設されている設備は、前記仕上げ工程45に配設さ
れている設備と全く同一である。金属帯は、中間工程5
0に引続き前記仕上げ工程45に投入される。J2コー
スにおいては、金属帯は前記焼鈍脱スケール工程41に
通板された後、前記中間工程50に投入され、さらに引
続き前記仕上げ工程46に投入される。J1コースおよ
びJ2コースにおいて、中間工程50に投入される回数
は複数回の場合もある。K1コースにおいては、金属帯
は前記焼鈍脱スケール工程41に通板された後、中間冷
間圧延工程48および中間焼鈍工程49から成る中間工
程51に投入される。金属帯は、中間工程51に引続き
前記仕上げ工程45に投入される。K2コースにおいて
は、金属帯は前記焼鈍脱スケール工程41に通板された
後、前記中間工程51に投入され、さらに引続き前記仕
上げ工程46に投入される。K1コースおよびK2コー
スにおいて、中間工程51に投入される回数は複数回の
場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、金
属帯は中間冷間圧延工程および仕上げ冷間圧延工程に配
設されているクラスタ形圧延機、たとえば20段ゼンジ
ミアミルによって冷間圧延される。20段ゼンジミアミ
ルは、前述のように直径の小さい小径ワークロールを備
えており、ミネラル油を冷間圧延剤として使用してい
る。このミネラル油は、低粘度鉱油のストレート油であ
る。
【0008】冷間圧延剤には、潤滑性、ロール冷却性、
クリーニング性および表面光沢性などが要求される。一
般に、潤滑性は、油膜厚さが厚いほど向上する。油膜厚
さは、圧延油の粘度が高いほど厚くなるので、圧延油の
粘度が高いほど潤滑性は向上する。表面光沢性は、冷間
圧延機のワークロール面を圧延油の薄膜を介して製品表
面に擦することで得られる。油膜厚さは、圧延油の粘度
が低いほど薄くなるので、圧延油の粘度が低いほど表面
光沢性は向上する。また油膜厚さが厚くなると、オイル
ピットが多数形成され、表面光沢性が損なわれるので、
圧延油の粘度が低いほど表面光沢性は向上する。また、
ワークロールの直径が小さいほど圧延油がワークロール
と金属帯との接触面に滑り込みにくいので、表面光沢性
は向上する。したがって、20段ゼンジミアミルによっ
てミネラル油を圧延剤として冷間圧延を行う場合、金属
帯は極めて優れた表面光沢性を示す。しかしながら、ミ
ネラル油はロール冷却性が他の圧延剤、たとえば圧延油
を水に分散させてエマルジョンにしたソリブル油と比べ
て極めて劣る。ロール冷却性の悪い圧延剤を使用して冷
間圧延を行う場合、圧延ロールおよび被圧延金属帯の温
度上昇を抑えることができないので、潤滑性の低下を招
き、焼付きいわゆるヒートスクラッチ等の表面欠陥が生
じやすい。したがって、ミネラル油を圧延剤として冷間
圧延を行う20段ゼンジミアミルは、高圧下高速圧延を
行うことができない。
【0009】また従来技術によれば、焼鈍脱スケール工
程と、冷間圧延工程とは、個別の工程であり、連結し一
体化されていないので、製造工程全体の工程数が多くな
る。したがって、金属帯の取扱い頻度も増えてその表面
品質の低下が発生するばかりでなく、特に冷延金属帯の
製造工程の工程短縮が困難になるので、製造工程全体の
生産性ならびに能率が低下する。
【0010】本発明の目的は、生産性が良好でかつ、工
程短縮が可能な効率的冷延金属帯の製造方法を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱延後の金属
帯を、焼鈍装置および脱スケール装置に複数基の多重圧
延機が後続配置されて構成される一連の設備に連続通板
して焼鈍、脱スケールおよび圧延を行い、前記一連の設
備で圧延された金属帯を、研摩工程からクラスタ形圧延
機による冷間圧延工程を経て焼鈍工程、前記冷間圧延工
程を経て前記焼鈍工程、または直接前記焼鈍工程のうち
のいずれかから成る仕上げ工程に投入することを特徴と
する冷延金属帯の製造方法である。
【0012】また本発明は、前記一連の設備で圧延され
た金属帯を、研摩工程からクラスタ形圧延機による冷間
圧延工程を経て前記一連の設備による焼鈍、脱スケール
および圧延工程、前記冷間圧延工程を経て前記一連の設
備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工程、直接前記一
連の設備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工程、また
は直接焼鈍および脱スケール工程のうちのいずれかから
成る中間工程に投入してから前記仕上げ工程に投入する
ことを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記焼鈍工程、または前記
焼鈍および脱スケール工程を、前記一連の設備内の焼鈍
装置および脱スケール装置を使用して行うことを特徴と
する。
【0014】
【作用】本発明に従えば、金属帯の製造工程には、金属
帯を焼鈍装置および脱スケール装置に複数基の多重圧延
機が後続配置されて構成される一連の設備に連続通板し
て行われる焼鈍、脱スケールおよび冷間圧延工程と、研
摩工程からクラスタ形圧延機による冷間圧延工程を経て
焼鈍工程、クラスタ形圧延機による冷間圧延工程を経て
焼鈍工程、または直接焼鈍工程のうちのいずれかから成
る仕上げ工程とが含まれている。焼鈍、脱スケールおよ
び冷間圧延工程は、本来個別の焼鈍脱スケール工程と冷
間圧延工程とが連結し一体化されているので、複雑な冷
延金属帯の製造工程の工程短縮が可能となり、冷延金属
帯の表面品質低下を防止することができるし、何よりも
冷延金属帯の製造工程を効率化することができる。ま
た、複数基の多重圧延機による高能率タンデム圧延とク
ラスタ形圧延機によるレバース圧延との併用によって、
製造工程全体の生産性ならびに能率が向上する。
【0015】また本発明に従えば、金属帯の製造工程に
は、一連の設備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工程
と、研摩工程からクラスタ形圧延機による冷間圧延工程
を経て一連の設備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工
程、冷間圧延工程を経て一連の設備による焼鈍、脱スケ
ールおよび圧延工程、直接一連の設備による焼鈍、脱ス
ケールおよび圧延工程、または直接焼鈍および脱スケー
ル工程のうちのいずれかから成る中間工程とが含まれて
いる。本来、個別の焼鈍脱スケール工程と冷間圧延工程
とが連結した焼鈍、脱スケールおよび圧延工程が中間工
程に含まれているので、中間工程の工程短縮が可能とな
り、冷延金属帯の製造工程を効率化することができる。
【0016】また本発明に従えば、焼鈍工程または焼鈍
および脱スケール工程を一連の設備内の焼鈍装置および
脱スケール装置を使用して行うことができる。したがっ
て、一部の焼鈍および脱スケール設備が稼働停止や故障
しても、支障なく生産を継続することができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明にかかわる一連の連続焼鈍脱
スケール圧延設備の一例の構成全体を簡略化して示す説
明図である。ステンレス鋼帯1は、コイルごとにペイオ
フリール2a,2bに装着されて、先行コイルがペイオ
フリール2aから繰出される。先行コイルの通板が終了
すると、後行コイルがペイオフリール2bから繰出さ
れ、溶接装置3で先行コイルの尾端と後行コイルの先端
とが溶接される。ステンレス鋼帯1は、熱間圧延ステン
レス鋼帯である場合と、冷間圧延ステンレス鋼帯である
場合とがある。溶接装置3の下流側には、入側ルーパ装
置4が配設されている。入側ルーパ装置4は、下流側に
ステンレス鋼帯1を連続通板するために必要な鋼帯長さ
を蓄えているので、溶接は下流側への通板を停止せずに
行うことができる。入側ルーパ装置4の下流側には、焼
鈍装置5および脱スケール装置6が配設されている。
【0018】ステンレス鋼帯1は、焼鈍装置5の焼鈍炉
5aで加熱され、冷却装置5bで冷却されて焼鈍処理を
終え、引続き脱スケール装置6で適宜機械的処理と化学
的処理とを組合わせて脱スケール処理される。脱スケー
ル処理を終えたステンレス鋼帯1は、出側ルーパ装置7
を介してブライドル装置8に連続通板される。ブライド
ル装置8の下流側には、第1ミル9が配設されている。
第1ミル9は、2重圧延機または4重圧延機にロール配
列の変更可能な冷間圧延機である。ステンレス鋼帯1が
前記焼鈍処理および脱スケール処理に引続き冷間圧延さ
れるときには、第1ミル9は4重圧延機として構成され
る。図1は、第1ミル9が4重圧延機として構成されて
いる状態を示している。ステンレス鋼帯1が、前記焼鈍
処理および脱スケール処理後、調質圧延されるときに
は、第1ミル9は2重圧延機として構成され、調質圧延
機として使用される。第1ミル9の下流側には、溶接部
を剪断する剪断機16が配設されており、デフレクタロ
ール17を介してステンレス鋼帯1を巻取る前面巻取り
リール18が配設されている。前面巻取りリール18お
よび剪断機16は、ステンレス鋼帯1が調質圧延される
ときに使用される。
【0019】前面巻取りリール18の下流側には、セン
タリング装置19を介して2基の6重圧延機が上流側か
ら第2ミル10、第3ミル11の順にタンデムに配設さ
れている。第2ミル10および第3ミル11は、全く同
一の構成である。6重圧延機の中間ロールは、軸線方向
に往復移動して形状修正のためのロールシフトを行うこ
とができる。センタリング装置19は、ステンレス鋼帯
1が冷間圧延されるときに使用される。センタリング装
置19は、間隔の大きい第1ミル9と第2ミル10との
間におけるステンレス鋼帯1の振動および蛇行を防止す
るために設けられている。ステンレス鋼帯1は、第1ミ
ル9で冷間圧延された後、センタリング装置19でセン
タリングされつつ、第2ミル10および第3ミル11に
通板される。第2ミル10および第3ミル11のワーク
ロールの直径は、230〜250mmである。ワークロ
ールの直径は、小径になるほどステンレス鋼帯1との接
触面積が小さくなるので圧延荷重が減少する。通常、普
通鋼などの鋼帯を冷間圧延するタンデム式冷間圧延機に
おける上下一対のワークロールの直径が400〜600
mmの範囲であるのに対して、第2ミル10および第3
ミル11のワークロールの直径は、非常に小径である。
第3ミル11の下流側に、上下一対のロールにより構成
される張力付与装置12が配設されている。張力付与装
置12は、ステンレス鋼帯1に張力を付与するととも
に、鋼帯上の汚れを洗浄する。張力付与装置12の下流
側には、ステンレス鋼帯1の溶接部を剪断する剪断機1
3が配設されており、デフレクタロール14を介してス
テンレス鋼帯1を巻取る後面巻取りリール15が配設さ
れている。後面巻取りリール15にかかる張力は、張力
付与装置12が介在されるために小さくすることができ
る。また、剪断機13が溶接部を剪断しても、圧延に必
要な張力は張力付与装置12によって確保される。
【0020】第1ミル9、第2ミル10、第3ミル11
および張力付与装置12には、圧延剤が使用される。第
1ミル9で冷間圧延を行う場合、圧延剤には有機酸を主
成分とする水溶性圧延油が使用される。前記水溶性圧延
油には、有機アミンはほとんど含まれていない。前記水
溶性圧延油の濃度は、約10%である。第1ミル9で調
質圧延を行う場合、調質圧延油には有機酸および有機ア
ミンを主成分とする水溶性調質圧延油が使用される。前
記水溶性調質圧延油は、調質圧延速度によって摩擦係数
が変化しないように成分調整されている。前記水溶性調
質圧延油の濃度は、約5%である。第2ミル10および
第3ミル11の圧延剤としては、合成エステルを基油と
する圧延油を水に分散させてエマルジョンにしたソリブ
ル油が使用される。前記圧延油の濃度は約5%であり、
粘度は50℃で80cStである。圧延油の粘度は、通
常の圧延油の粘度が10〜20cStの範囲であるのに
比べ、高粘度である。張力付与装置12の圧延剤として
は、鉱油のストレート油が使用される。前記鉱油は、洗
浄力を向上させるために、アルコール系添加剤を含有し
ている。前記鉱油の粘度は、40℃で6.0cStであ
る。
【0021】図2は、本発明の一実施例である冷延ステ
ンレス鋼帯の製造工程を簡略化して示す説明図である。
Aコースにおいては、熱間圧延ステンレス鋼帯は、焼
鈍、脱スケールおよび圧延工程21に連続的に通板さ
れ、焼鈍、脱スケール処理およびタンデム冷間圧延が行
われる。焼鈍、脱スケールおよび圧延工程21には、図
1に示す一連の連続焼鈍脱スケール圧延設備が配設され
ている。前述のように、前記一連の設備には、第2ミル
10および第3ミル11がタンデムに配設されている。
第2ミル10および第3ミル11は6重圧延機であり、
両者は全く同一の構造を有している。第2ミル10およ
び第3ミル11の圧延剤としては、高粘度圧延油を水に
分散させてエマルジョンにしたソリブル油が使用されて
いる。高粘度圧延油は油膜厚さを厚くするので、潤滑性
が向上し、圧延荷重が減少する。ソリブル油は、ロール
冷却性がよく、ヒートスクラッチが発生しにくく、火災
の危険性が少ない。また、前記第2ミル10および第3
ミル11のワークロールの直径は比較的小さいので、圧
延荷重を低減することができる。したがって、前記第2
ミル10および第3ミル11においては、高圧下高速冷
間圧延が可能である。高圧下高速冷間圧延によって、前
記一連の設備の生産性ならびに能率が向上する。しかし
ながら、高粘度圧延油は油膜厚さが厚くなるので、オイ
ルピットが多数形成され、表面光沢性が低下する。また
ソリブル油は、鉄粉を含むスカムとの親和力が強いの
で、鉄粉がワークロールによってステンレス鋼帯上に押
込まれ、ピット状の欠陥が生ずるとともに、スカムがス
テンレス鋼帯上に残留しやすく、次工程で焼鈍すると、
スカム模様が生じやすい。ステンレス鋼帯上に残留した
スカムは、第3ミル11の下流側に配設されている張力
付与装置12において、鉱油によって洗浄される。
【0022】ステンレス鋼帯は、焼鈍、脱スケールおよ
び圧延工程21に引続き研摩工程22に通板される。研
摩工程22には、連続研摩装置が配設されている。研摩
工程22では、ステンレス鋼帯の表面疵が前記ピット状
欠陥およびオイルピットを含めて研摩され、除去され
る。研摩は、粒径の大きい研摩材を塗布したエンドレス
回転ベルトを用いて行われる。ステンレス鋼帯は、研摩
工程22に引続き仕上げ冷間圧延工程23に通板され
る。仕上げ冷間圧延工程23には、クラスタ形圧延機、
たとえば20段ゼンジミアミルが配設されている。20
段ゼンジミアミルのワークロールの直径は40〜120
mmであり、他の圧延機に比べて極めて小径である。2
0段ゼンジミアミルの圧延剤としては、ミネラル油が使
用される。ミネラル油は低粘度鉱油のストレート油であ
り、表面光沢性の向上に優れている。ステンレス鋼帯
は、前記焼鈍、脱スケールおよび圧延工程21において
タンデム圧延されているので、仕上げ冷間圧延工程23
における圧延負荷は大幅に軽減される。したがって、2
0段ゼンジミアミルのパス回数は少なくなるので圧延時
間が短縮され、20段ゼンジミアミルの能率および生産
性が向上する。仕上げ冷間圧延工程23の次工程は、仕
上げ焼鈍工程24である。仕上げ焼鈍工程24には、焼
鈍脱スケール設備および光輝焼鈍設備が配設されてい
る。焼鈍設備は、ステンレス鋼帯の表面仕上げによって
選択される。たとえば、表面光沢性を要求されるステン
レス鋼帯を製造する場合には、光輝焼鈍設備が選択され
る。Aコースにおける研摩工程22、仕上げ冷間圧延工
程23および仕上げ焼鈍工程24は、仕上げ工程25を
形成する。ステンレス鋼帯は、前記仕上げ工程25に引
続き調質圧延などを含む精整工程を経て製品化される。
【0023】Bコースは、Aコースにおける研摩工程2
2が省略されたコースである。その他の工程は、Aコー
スと全く同一である。Bコースにおける仕上げ冷間圧延
工程23および仕上げ焼鈍工程24は、仕上げ工程26
を形成する。Cコースは、前記焼鈍、脱スケールおよび
圧延工程21において焼鈍、脱スケール処理およびタン
デム冷間圧延が行われた後、仕上げ焼鈍工程24におい
て仕上げ焼鈍が行われるコースである。Cコースは、工
程数が極めて少ない工程短縮コースである。各コース
は、ステンレス鋼帯の表面仕上げによって選択される。
たとえば、JISG4305に規定されているBA仕上
げステンレス鋼帯を製造する場合には、Aコースが選択
されることが多い。また、No.2DおよびNo.2B
仕上げステンレス鋼帯などを製造する場合には、Bコー
スならびにCコースが選択される。
【0024】図3は、本発明の他の実施例である冷延ス
テンレス鋼帯の中間工程を含む製造工程を簡略化して示
す説明図である。D1コースにおいては、熱間圧延ステ
ンレス鋼帯は、前記焼鈍、脱スケールおよび圧延工程2
1に通板され、焼鈍、脱スケール処理およびタンデム冷
間圧延が行われる。タンデム冷間圧延されたステンレス
鋼帯は、中間研摩工程28、中間冷間圧延工程29およ
び中間焼鈍、脱スケールおよび圧延工程30から成る中
間工程31に投入される。中間工程31に配設されてい
る設備は、研摩工程22、仕上げ冷間圧延工程23、焼
鈍、脱スケールおよび圧延工程21に配設されている設
備と全く同一である。ステンレス鋼帯は、中間工程31
に引続き前記仕上げ工程25に投入される。D2コース
は、D1コースの仕上げ工程25を仕上げ工程26に置
換えたコースである。D3コースは、D1コースの仕上
げ工程25を仕上げ焼鈍工程24に置換えた工程短縮コ
ースである。D1コース、D2コースおよびD3コース
において、ステンレス鋼帯の材質が極めて硬質である場
合、または目標板厚が極めて薄い場合には、ステンレス
鋼帯は複数回繰返して中間工程31に投入されてもよ
い。
【0025】E1コースにおいては、熱間圧延ステンレ
ス鋼帯は、前記焼鈍、脱スケールおよび圧延工程21に
通板され、焼鈍、脱スケール処理およびタンデム冷間圧
延が行われる。タンデム冷間圧延されたステンレス鋼帯
は、中間冷間圧延工程29および中間焼鈍、脱スケール
および圧延工程30から成る中間工程32に投入され
る。ステンレス鋼帯は、中間工程32に引続き、前記仕
上げ工程25に投入される。E2コースは、E1コース
の仕上げ工程25を仕上げ工程26に置換えたコースで
ある。E3コースは、E1コースの仕上げ工程25を仕
上げ焼鈍24に置換えた工程短縮コースである。E1コ
ース、E2コースおよびE3コースにおいて、前述のよ
うに中間工程32に投入される回数は、複数回の場合も
ある。
【0026】図4は、本発明のさらに他の実施例である
冷延ステンレス鋼帯の中間工程を含む製造工程を簡略化
して示す説明図である。
【0027】F1コースにおいては、熱間圧延ステンレ
ス鋼帯は、前記焼鈍、脱スケールおよび圧延工程21に
通板された後、中間焼鈍、脱スケールおよび圧延工程3
0に投入される。ステンレス鋼帯は、前記中間焼鈍、脱
スケールおよび圧延工程30に引続き、前記仕上げ工程
25、または仕上げ工程26に投入される。F1コース
は、工程数が少ない工程短縮コースである。F2コース
は、F1コースの仕上げ工程25、または仕上げ工程2
6を仕上げ焼鈍工程24に置換えたコースである。F2
コースは、中間工程を含む製造工程の中では、最も工程
数が少ない工程短縮コースである。F3コースにおいて
は、ステンレス鋼帯はF1コースと同一の工程を経て中
間焼鈍、脱スケールおよび圧延工程30に投入された
後、前記中間工程31、または中間工程32に投入され
る。ステンレス鋼帯は、前記中間工程31、または中間
工程32に引続き前記仕上げ工程25、または仕上げ工
程26に投入される。
【0028】G1コースにおいては、熱間圧延ステンレ
ス鋼帯は、前記焼鈍、脱スケールおよび圧延工程21に
通板された後、中間焼鈍、脱スケール工程33に投入さ
れる。ステンレス鋼帯は、前記中間焼鈍、脱スケール工
程33に引続き、前記仕上げ工程25、または仕上げ工
程26に投入される。G2コースにおいては、ステンレ
ス鋼帯は、G1コースと同一の工程を経て中間焼鈍、脱
スケール工程33に投入された後、前記中間工程31、
または中間工程32に投入される。ステンレス鋼帯は、
前記中間工程31、または中間工程32に引続き前記仕
上げ工程25、または仕上げ工程26に投入される。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属帯の
製造工程には、金属帯を焼鈍装置および脱スケール装置
に複数基の多重圧延機が後続配置されて構成される一連
の設備に連続通板して行われる焼鈍、脱スケールおよび
冷間圧延工程と、研摩工程からクラスタ形圧延機による
冷間圧延工程を経て焼鈍工程、クラスタ形圧延機による
冷間圧延工程を経て焼鈍工程、または直接焼鈍工程のう
ちのいずれかから成る仕上げ工程とが含まれている。焼
鈍、脱スケールおよび冷間圧延工程は、本来、個別の焼
鈍、脱スケール工程と冷間圧延工程とが連結し一体化さ
れているので、複雑な冷延金属帯の製造工程の工程短縮
が可能となり、冷延金属帯の表面品質低下を防止するこ
とができるし、何よりも冷延金属帯の製造工程を効率化
することができる。また、各工程間の金属帯コイル仕掛
り量の削減および金属帯の所要製造日数の短縮が可能と
なる。また、複数基の多重圧延機による高能率タンデム
圧延と、クラスタ形圧延機によるレバース圧延との併用
によって製造工程全体の生産性ならびに能率が向上す
る。さらに、クラスタ形圧延機の負荷が軽減されるの
で、クラスタ形圧延機の能率および生産性が向上する。
【0030】また本発明によれば、金属帯の製造工程に
は、一連の設備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工程
と、研摩工程からクラスタ形圧延機による冷間圧延工程
を経て一連の設備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工
程、冷間圧延工程を経て一連の設備による焼鈍、脱スケ
ールおよび圧延工程、直接一連の設備による焼鈍、脱ス
ケールおよび圧延工程、または直接焼鈍および脱スケー
ル工程のうちのいずれかから成る中間工程とが含まれて
いる。本来、個別の焼鈍、脱スケール工程と、冷間圧延
工程とが連結した焼鈍、脱スケールおよび冷間圧延工程
が中間工程に含まれているので、中間工程の工程短縮が
可能となり、冷延金属帯の製造工程を効率化することが
できる。また、各工程間の金属帯コイル仕掛り量の削減
および金属帯の所要製造日数の短縮が可能となる。
【0031】また本発明によれば、焼鈍工程または焼鈍
および脱スケール工程を一連の設備内の焼鈍装置および
脱スケール装置を使用して行うことができる。したがっ
て、一部の焼鈍および脱スケール設備が稼働停止や故障
しても、支障なく生産を継続することができる。また焼
鈍および脱スケール工程の負荷が増大しても、設備新設
または設備増強を行うことなく、対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわる一連の連続焼鈍脱スケール圧
延設備の一例の構成全体を簡略化して示す説明図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である冷延ステンレス鋼帯の
製造工程を簡略化して示す説明図である。
【図3】本発明の他の実施例である冷延ステンレス鋼帯
の中間工程を含む製造工程を簡略化して示す説明図であ
る。
【図4】本発明のさらに他の実施例である冷延ステンレ
ス鋼帯の中間工程を含む製造工程を簡略化して示す説明
図である。
【図5】従来技術による冷延金属帯の典型的な製造工程
を簡略化して示す説明図である。
【図6】従来技術による冷延金属帯の中間工程を含む製
造工程を簡略化して示す説明図である。
【符号の説明】
1 ステンレス鋼帯 5 焼鈍装置 6 脱スケール装置 9 第1ミル 10 第2ミル 11 第3ミル 12 張力付与装置 21 焼鈍、脱スケールおよび圧延工程 22 研摩工程 23 仕上げ冷間圧延工程 24 仕上げ焼鈍工程 25,26 仕上げ工程 28 中間研摩工程 29 中間冷間圧延工程 30 中間焼鈍、脱スケールおよび圧延工程 31,32 中間工程

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱延後の金属帯を、焼鈍装置および脱ス
    ケール装置に複数基の多重圧延機が後続配置されて構成
    される一連の設備に連続通板して焼鈍、脱スケールおよ
    び圧延を行い、 前記一連の設備で圧延された金属帯を、研摩工程からク
    ラスタ形圧延機による冷間圧延工程を経て焼鈍工程、前
    記冷間圧延工程を経て前記焼鈍工程、または直接前記焼
    鈍工程のうちのいずれかから成る仕上げ工程に投入する
    ことを特徴とする冷延金属帯の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記一連の設備で圧延された金属帯を、
    研摩工程からクラスタ形圧延機による冷間圧延工程を経
    て前記一連の設備による焼鈍、脱スケールおよび圧延工
    程、前記冷間圧延工程を経て前記一連の設備による焼
    鈍、脱スケールおよび圧延工程、直接前記一連の設備に
    よる焼鈍、脱スケールおよび圧延工程、または直接焼鈍
    および脱スケール工程のうちのいずれかから成る中間工
    程に投入してから、前記仕上げ工程に投入することを特
    徴とする請求項1記載の冷延金属帯の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記焼鈍工程、または前記焼鈍および脱
    スケール工程を、前記一連の設備内の焼鈍装置および脱
    スケール装置を使用して行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載の冷延金属帯の製造方法。
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