JP3941051B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、加熱調理器に関し、特に加熱室に供給されるマイクロ波を撹拌する為の回転アンテナと加熱室と回転アンテナが設けられた部分を仕切る仕切板を備えた加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子レンジにおいて、加熱室の下方に回転アンテナが備えられており、マグネトロンの発振したマイクロ波は、回転アンテナにより拡散されて、加熱室に供給される。加熱室と回転アンテナとの間には、底板が備えられており、底板は、部分的に透明とされており、該透明な部分を介し、加熱室の中から、回転アンテナの回転している様子を見ることができ、回転アンテナの回転不良を容易に発見できるようにしている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−185343号公報(段落0033−0039、0071−0073、図3、4、9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の一般的な電子レンジでは、回転皿があり、回転皿に食品を載置していたため、回転皿が汚れた場合はこれを取り外して洗浄することができた。しかし、下給電式のものは、回転皿を設けずに、回転アンテナと加熱室との間に設けられた仕切り板に食品が載置され、電波をアンテナを回転させて均一加熱をすることができる反面、特許文献1に示されたように従来の電子レンジでは、加熱室底面を構成する仕切板(底板)は、加熱室にシリコンで接着されているので、取り外しができなく、加熱室底面を構成する仕切板に、拭いただけではなかなか落ちないような汚れが残り、衛生的に調理が出来ない、という問題があった。 また、仕切板はシリコンで接着されているため、分解、廃却する際、シリコンをとるのが難しく、リサイクルができない、という問題もあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、加熱室と回転アンテナの間に設けられた仕切板が取り外しが容易で、丸洗いすることができ、衛生的に調理ができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る加熱調理器は、加熱される食品を収納する加熱室の底部に設けられ、前記食品が載置される仕切板と、この仕切板の下部に設けられ、マグネトロンから発生する高周波を前記加熱室に拡散させる回転アンテナを有する加熱調理器において、前記仕切板は、前記加熱室の底部に着脱自在に設けられ、前記仕切板の下部で加熱室の底部に着脱自在に設けられた別の仕切板を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は加熱調理器の斜視図、図2はこの発明の実施の形態1を示す加熱調理器の縦断面図、図3は要部詳細図である。
【0008】
図1、2において、加熱調理器は、加熱調理器本体1、開閉自在に軸支されたドア2、各種の情報を入力するための操作パネル4、本体1を支持する脚5が備えられている。本体1はその外郭が外装部3に覆われている。
また、本体1の内部には、本体枠6が備えられ、加熱室7を形成している。加熱室7の両側壁には角皿(図示せず)を載置する棚8が設けられ、外装部3の内部には、加熱室7の右側に隣接するように、マグネトロン9が設けられている。
また、加熱室7の右側から下方にかけては、マグネトロン9と本体枠6の下部を接続させる導波管10が設けられ、マグネトロン9は、導波管10を介して、第一の給電口11と回転アンテナ12から加熱室7にマイクロ波を供給する。
【0009】
本体枠6の底部と底板13の間には、回転アンテナ12が設けられ、導波管10の下方には、アンテナモータ14が設けられている。回転アンテナ12は軸14aで、アンテナモータ14と接続されている。そして、アンテナモータ14が駆動することにより回転アンテナ12が回転する。加熱室7内では、仕切板である底板13上に食品が載置される。マグネトロン9の発振したマイクロ波は、導波管10を介し、回転アンテナ12によって拡散されつつ、加熱室7内に供給される。これにより、底板13上の食品が加熱される。
【0010】
図3において、底板13と本体枠6との構成について詳細に説明する。底板13は低誘電率材料で構成されており、本体枠6の第一の凹部6b上に載置され、着脱自在である。底板10の上面は本体枠6の底部6aとほぼ同一面になる。底板13の外周部は本体枠6の凹部6bの外周とほぼ一致していており、外形は角形状である。
【0011】
以上のように、底板13は、加熱室7の底部にに着脱自在に設けられたので、底板13を加熱室7の底面に設置する際、シリコン等の接着材料を使用していないので、底板13を容易に着脱することができ、調理後、底板13が汚れてしまっても、取り外して水洗いやたわしなどで洗うことができるので、衛生的に調理をすることができる。
また、底板13が着脱自在のため、廃却するときに、分解が容易であり、リサイクル性も向上させることができる。
【0012】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2を示す加熱調理器の底板の縦断面図である。
本実施の形態は実施の形態1の図3の底板13の形状を変えたものであり、図4において、底板13の外周縁にに沿って立設された縁枠部13aを設けた。
【0013】
以上のように、底板13の外周部に縁枠部13aを設けたので、底板13上に載置された食品の汁等がこぼれても、汁等が底板13の外周部より回転アンテナ12側に流れ込むことを防ぐことができる。
【0014】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3を示す加熱調理器の底板の縦断面図である。
本実施の形態は実施の形態2の図4の底板13の形状を変えたものであり、図5において、底板13の縁枠13aに、さらに、縁枠13aの端部から外周方向に沿って延設されたつば部13bを設けて、底板13を調理角皿と略同一形状にした。底板13は取り外して図1の棚8a、8bに載置し、角皿として使用することができる。
【0015】
以上のように、底板13の縁枠13aに、さらに、縁枠13aの端部から外周方向に沿って延設されたつば部13bを設けて、底板13を調理角皿と略同一形状にしたので、より着脱が容易にすることができる。
また、底板13が角皿として使用できるため、本来別に必要であった角皿が必要なくなるので、コストダウンも図れる。また、別の角皿があれば、底板13と入れ替えて使用することができるので、使い勝手が向上する。
【0016】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4を示す加熱調理器の底板の縦断面図である。
本実施の形態は実施の形態1〜3を各々示す図3〜5の底板13の下部に別の底板15を着脱自在に設け二重構造としたものである。図6(a)、図6(b)、図6(c)は実施の形態1〜3を各々示す図3〜5に各々対応した構造を示す。図6(a)〜(c)において第1の凹部6bの下に第2の凹部6cを設け、この凹部6cに別の底板15が着脱自在に載置される。底板15は底板13より小さいものを使用する。
【0017】
以上のように、着脱自在な底板13の他に別の底板15を設けて二重構造としたことにより、底板13を取り外して洗っているときも、底板15が設置してあるので、回転アンテナ12に触れることがなくなり、安全性が向上する。
また、調理中にこぼれ出した汁等も底板13の外周部より回転アンテナ12側に流れ込みにくくすることができる。
さらに、仕切板13を角皿と略同一形状(図6(c))にしたので、底板13を加熱室7の両側壁に設けられた角皿用の棚8に載置して、底板13を角皿として使用することにより、底板13と底板15の両方に食品を載置すれば、マイクロ波は下側の回転アンテナ12と給電口11から加熱室7に供給されるので、2段でマイクロ波加熱を行なうことができる。
【0018】
実施の形態5
図7はこの発明の実施の形態5を示す加熱調理器の底板の縦断面図である。本実施の形態は、実施の形態4において、底板15をシリコン16で本体枠6に接着させた構造である。図7(a)、図7(b)、図7(c)は実施の形態4の図図6(a)、図6(b)、図6(c)に各々対応したものを示す。
【0019】
以上のように、底板15がシリコン16で接着されているので、底板13を洗ったり、角皿と使用しているときでも、食品の汁等がこぼれても底板15の外周部から回転アンテナ12側に流れ込むことを確実に防ぐことができる。
さらに、仕切板13を角皿と略同一形状(図7(c))にしたので、底板13を加熱室7の両側壁に設けられた角皿用の棚8に載置して、底板13を角皿として使用することにより、底板13と底板15の両方に載置された食品を加熱することができる。
【0020】
なお、上述の実施の形態1〜5では底板13、15は平面形状が角形形状の場合を示したが、丸形状でも同様な効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、加熱される食品を収納する加熱室の底部に設けられ、前記食品が載置される仕切板と、この仕切板の下部に設けられ、マグネトロンから発生する高周波を前記加熱室に拡散させる回転アンテナを有する加熱調理器において、前記仕切板は、前記加熱室の底部に着脱自在に設けられ、前記仕切板の下部で加熱室の底部に着脱自在に設けられた別の仕切板を備えたので、取り外しが容易で、丸洗いすることができ、衛生的に調理をすることができ、また、仕切板を取り外しているときも、別の仕切板が設置してあるので、回転アンテナに触れることがなくなり、安全性が向上する。
また、調理中にこぼれ出した汁等も仕切板の外周部より回転アンテナ側に流れ込みにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を示す加熱調理器の要部詳細図である。
【図4】 本発明の実施の形態2を示す加熱調理器の要部詳細図である。
【図5】 本発明の実施の形態3を示す加熱調理器の要部詳細図である。
【図6】 本発明の実施の形態4を示す加熱調理器の要部詳細図である。
【図7】 本発明の実施の形態5を示す加熱調理器の要部詳細図である。
【符号の説明】
1 本体、2 ドア、6 本体枠、7 加熱室、8 棚、9 マグネトロン、10 導波管、11 第一の給電口、12 回転アンテナ、13 底板、15 底板、16 シリコン。
Claims (5)
- 加熱される食品を収納する加熱室の底部に設けられ、前記食品が載置される仕切板と、この仕切板の下部に設けられ、マグネトロンから発生する高周波を前記加熱室に拡散させる回転アンテナを有する加熱調理器において、
前記仕切板は、前記加熱室の底部に着脱自在に設けられ、
前記仕切板の下部で加熱室の底部に着脱自在に設けられた別の仕切板を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 加熱される食品を収納する加熱室の底部に設けられ、前記食品が載置される仕切板と、この仕切板の下部に設けられ、マグネトロンから発生する高周波を前記加熱室に拡散させる回転アンテナを有する加熱調理器において、
前記仕切板は、前記加熱室の底部に着脱自在に設けられ、
前記仕切板の下部で加熱室の底部に固着して設けられた別の仕切板を備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 加熱室の両側壁に設けられた角皿用の棚を備え、
前記仕切板を前記棚に載置可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。 - 前記仕切板を前記角皿用の棚に載置自在に形成したことを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
- 前記仕切板は、外周縁に沿って立設された縁枠部と、
この縁枠部の端部から外周方向に沿って延設されたつば部と、
を備えたことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
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JP2002314869A JP3941051B2 (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 加熱調理器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3941051B2 (ja) |
-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002314869A patent/JP3941051B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2004150668A (ja) | 2004-05-27 |
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