JP3939282B2 - アスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置及びスクリード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱されたアスファルトを所望の厚さで敷き均し面上に敷き均すために使用されるアスファルトフィニッシャーに関し、特に、その伸縮スクリュー装置及び伸縮スクリード装置に関する。
従来、道路の舗装施工に用いられる一般的なアスファルトフィニッシャーを図7乃至9に示す。アスファルトフィニッシャーは、図示しない駆動輪が設けられたアスファルトフィニッシャー本体1(以下、「フィニッシャー本体1」という)を有し、既設路盤R上を走行する。フィニッシャー本体1の前方には、加熱されたアスファルト合材Mを収納するホッパ2を有している。ホッパ2に供給されたアスファルト合材Mは、コンベヤバーフィーダ装置3によってフィニッシャー本体1の後方に搬送される。後方に搬送されたアスファルト合材Mは、主スクリュー4によって、フィニッシャー本体1の進行方向と直行する敷き均し面Sの幅方向に沿って広げられる。広げられたアスファルト合材Mは、スクリード手段6’によって敷き均し面上に所定の厚さで敷き均される。
前述のスクリード手段6’は、主スクリュー4の後方に配置された主スクリード7’と、主スクリード7’の後方に配置され、フィニッシャー本体1の幅方向に伸縮する左右一対の伸縮スクリード8’,8’とからなる。主スクリード7’は、左右のスクリードアーム9,9を介してフィニッシャー本体1に連結されている。また、伸縮スクリード8’,8’の伸張時(図7に示すLmax)にアスファルト合材Mをフィニッシャー本体1の幅方向に広げる必要があるため、主スクリュー4とほぼ同軸の位置に、フィニッシャー本体1から側方に張り出した補助スクリュー10’,10’を取り付けるようになっている。なお、図7中、符号Lは、フィニッシャー本体1の車幅であり、伸縮スクリード8’,8’の収縮時の幅方向長さは、この長さLにほぼ等しい。
図8は、主スクリード7’によって行われるアスファルト合材の敷き均し状態を示し、図9は、伸縮スクリード8’,8’ によって行われるアスファルト合材の敷き均し状態を示す。
さらに、後述の特許文献2には、主スクリュー12と、主スクリード6と、アスファルトフィニッシャーの本体幅方向に伸縮する伸縮スクリード7、7を備えたアスファルトフィニッシャーにおいて、主スクリュー12と主スクリード6との間に伸縮スクリード7,7と一体に伸縮する伸縮スクリュー13設けたものが記載されている(なお、符号は、特許文献2に付されたもの)。
アスファルトフィニッシャーに関する先行技術文献として、下記の特許文献1乃至2がある。
特開平9−302611号公報(図2、7参照) 実願平2−406173号(実開平4−92007号)のマイクロフィルム(図5、6参照)
図7乃至9に示すアスファルトフィニッシャーは、フィニッシャー本体1から側方に張り出す補助スクリュー10’,10’を主スクリード7’前方に配置された主スクリュー4とほぼ同軸に取り付けており、補助スクリュー10’,10’と、主スクリード7’の後方に配置した伸縮スクリード8’,8’との距離が遠くなるとともに、補助スクリュー10,10’が片持ち支持のため、十分な長さをとれないという制約があり、図9に示すように、伸縮スクリード8’,8’に充分なアスファルト合材Mを供給できないという問題、特に伸縮スクリュー8,8’の最外端にアスファルト合材Mを供給できないという問題があった。
そこで、前述した特許文献2に記載のように、主スクリューと主スクリードとの間に伸縮スクリューを配置した二軸タイプとして、主スクリュー(一軸側)で広げたアスファルト合材Mをさらに伸縮スクリュー(二軸側)で広げて、伸縮スクリードの最外端まで充分なアスファルト合材Mを供給するようにして、図7乃至9に示されたアスファルトフィニッシャーの前述の問題を解決したものがある。しかしながら、特許文献2に記載のものは、主スクリューと伸縮主スクリードとの間に伸縮スクリューを単に配置した構成のため、スクリード装置の配置が後方に延びて、アスファルトフィニッシャーの全長が大きくなるうえ、アスファルトフィニッシャーの重心位置が後方となってアスファルトフィニッシャーの姿勢が不安定となるおそれがある。
本発明の第1の目的は、伸縮スクリードに充分なアスファルト合材を効率よく供給でき、かつ、スクリード前後の長さを大きくすることなく、スクリードをコンパクトにするとともに、アスファルトフィニッシャーの重心位置が後方にならないようにして、アスファルトフィニッシャーの尻もちを防止し、さらに、狭い場所での小回りを可能にするようなアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、本発明の第1の目的に加え、伸縮スクリューの回動による横力で、スクリードが横ずれしないようにしたアスファルトフィニッシャーのスクリード装置を提供することにある。
請求項1の発明は、本発明の第1の目的を達成するために、アスファルトフィニッシャー本体の後方に幅方向に伸縮自在に設けられた少なくとも左右一対の伸縮スクリードと、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードとを備えたアスファルトフィニッシャーにおいて、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードと、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードとの間に伸縮スクリューを配置したアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置であって、前記伸縮スクリューを前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前壁に形成した凹部に軸支するとともに、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードの後壁に、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前壁に形成した凹部と協働して、前記伸縮スクリューを収納する収納部を形成する凹部を設けたことにある。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードがアスファルトフィニッシャー本体からスクリードアームを介して上下に揺動可能に連結された主スクリードであり、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードが互いに左右対称の同一構造の伸縮スクリードから構成され、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードにそれぞれ設けた伸縮スクリューが、前記収納部に収納されるように構成して、本発明の第1の目的を達成したものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの後方にそれぞれ拡張用伸縮スクリードを配置し、前記拡張用伸縮スクリードの前壁に形成した凹部に拡張用伸縮スクリューをそれぞれ軸支するとともに、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの後壁に、前記拡張用伸縮スクリードの前壁に形成した凹部と協働して、前記拡張用伸縮スクリューを収納する収納部を形成する凹部を形成して、本発明の第1の目的を達成したものである。
なお、請求項3でいう拡張用伸縮スクリード及び拡張用伸縮スクリューは、伸縮スクリードに対してアスファルトフィニッシャー本体の幅方向に伸縮するといえるので、請求項1でいう少なくとも左右一対の伸縮スクリード及び伸縮スクリューの概念に含まれる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードが前記アスファルトフィニッシャー本体からスクリードアームを介して上下に揺動可能に連結された主スクリードであり、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードが、前記主スクリードの後方に配置され、前記アスファルトフィニッシャー本体の幅と略同一の幅を有する第1の伸縮スクリードと、前記第1の伸縮スクリードの後方に配置され、前記第1の伸縮スクリードと略同一の幅を有する第2の伸縮スクリードとからなり、前記第1の伸縮スクリードに軸支された第1の伸縮スクリューが、前記伸縮スクリューを収納する収納部に収納され、前記第2の伸縮スクリードに軸支された第2の伸縮スクリューが、前記第1の伸縮スクリードの後壁に形成した凹部と前記第2の伸縮スクリードの前壁に形成した凹部とによって形成される収納部に収納されるように構成して、第1の目的を達成したものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを収納する収納部に替えて、前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを収納する収納部を、前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを間に挟む前後のスクリードのうち、少なくともいずれか一方のスクリードの壁にのみ凹部を形成して構成したものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の発明において、前記伸縮スクリュー及び/または前記拡張用伸縮スクリューを軸支する軸受に、前記伸縮スクリュー及び/または前記拡張用伸縮スクリューを既設路盤に対して上下調整可能な調整装置を内蔵させた構成としたものである。
請求項7の発明は、本発明の第2の目的を達成するために、請求項1乃至6のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置を備えたスクリード装置において、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードを前記アスファルトフィニッシャー本体に上下に揺動可能に連結するスクリードアームに対し、該スクリードアームのアスファルトフィニッシャー本体幅方向の動きを規制するとともに、アスファルトフィニッシャー本体に当接して転動するローラ金具、又は、アスファルトフィニッシャー本体に当接して摺動する摺動金具を設けたことにある。
請求項1乃至6の発明によれば、伸縮スクリード(「拡張用伸縮スクリード」を含む。以下、発明の効果の項において同じ)に設けた伸縮スクリュー(「拡張用伸縮スクリュー」を含む。以下、発明の効果の項において同じ)は、それぞれ、伸縮スクリューの前後のスクリード間に形成された収納部に収納できるようにしたので、収納部を有しないものに比べ、次のような効果を奏する。
伸縮スクリューは、伸縮スクリードと一体になってアスファルトフィニッシャー本体に対して伸縮することができるので、伸縮用の駆動手段は伸縮スクリードに設けるだけでよく、伸縮スクリュー装置の構成を簡素化することができる。伸縮スクリューが伸縮スクリードの直前に位置するので、充分なアスファルト合材を効率よく伸縮スクリードの最外端まで供給することができる。スクリード間に伸縮スクリューを設けても、スクリード間の間隔を大幅に小さくすることができるので、スクリード装置の前後の長さが大きくならず、スクリード装置をコンパクトにすることができる。アスファルトフィニッシャーの機体の重心が後方とならないので、尻もちが生じることがない。さらに、アスファルトフィニッシャーの全長が大きくならず、狭い場所での小回りが可能である。
さらに、請求項3の発明では、特に、伸縮スクリードの後方にさらに拡張用伸縮スクリードを設けたので、1回で行う敷き均し幅をさらに拡大できるため、敷き均し幅の大きい既設路盤Rであっても少ない作業量でよく、敷き均し作業を効率よく行うことができる。
請求項4の発明では、主スクリードの後方に第1及び第2の伸縮スクリードを前後に配置したので、第1及び第2の伸縮スクリードのフィニッシャー本体幅方向の長さをアスファルトフィニッシャー本体の車幅に近い大きさとすることができ、請求項3の発明と同様に、1回で行う敷き均し幅をさらに拡大できるため、敷き均し幅の大きい既設路盤Rであっても少ない作業量でよく、敷き均し作業を効率よく行うことができる。
さらに、請求項5の発明では、伸縮スクリュー又は拡張用伸縮スクリューを収納する収納部を、前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを間に挟む前後のスクリードのうち、少なくともいずれか一方のスクリードの壁にのみ凹部を形成して構成したので、請求項1乃至4の発明に比べ、伸縮スクリューの収納部を簡略化することができる。
さらに、請求項6の発明では、伸縮スクリューは、伸縮スクリードに対して上下動可能に調整できるので、既設路盤R上に供給されるアスファルト合材Mの供給高さを変更することができ、薄層舗装と厚層舗装のそれぞれに対応できる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の発明の効果に加え、伸縮スクリードの前方に配置したスクリードをアスファルトフィニッシャー本体に連結するスクリードアームは、ローラ金具又は摺動金具によってアスファルトフィニッシャー本体の幅方向への動きが規制されるため、伸縮スクリューの回動によってスクリードにフィニッシャー本体幅方向の横力が発生しても、スクリードアームに支持されたスクリードが横ずれを起こすことがない。さらに、ローラ金具又は摺動金具は、スクリード装置が上下動に揺動するとき、その動きに追従してアスファルトフィニッシャー本体に当接して転動又は摺動するので、スクリードの上下の揺動を妨げることがない。
図1乃至3を参照して本発明のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置の第1の実施の形態について説明する。
図1はアスファルトフィニッシャーの全体の構成を示す概略平面図である。アスファルトフィニッシャーは、図示しない駆動輪を有し、既設路盤Rを走行するアスファルトフィニッシャー本体1(以下、「フィニッシャー本体1」という)と、フィニッシャー本体1の前方に設けられたアスファルト合材Mを収納するホッパ2と、ホッパ2に収納されたアスファルト合材Mをフィニッシャー本体1の後方に搬送するアスファルト合材供給手段としてのコンベヤバーフィーダ装置3と、コンベヤバーフィーダ装置3によって後方に搬送されたアスファルト合材Mをフィニッシャー本体1の進行方向と直行する方向(以下、「フィニッシャー本体1の幅方向」あるいは「フィニッシャー本体1幅方向」という)に沿って既設路盤R上に供給する主スクリュー4と、主スクリュー4によって供給されたアスファルト合材Mを既設路盤R上に所定の厚さで敷き均すための主スクリード7と、主スクリード7の後方に配置され、敷き均し幅の変更に伴い、フィニッシャー本体1の幅方向にフィニッシャー本体1より外方に張り出して、アスファルト合材Mを既設路盤R上に前記所定の厚さで敷き均すための左右一対の伸縮スクリード8,8と、主スクリード7と伸縮スクリード8,8との間に配置され、敷き均し幅の変更に伴い伸縮スクリード8,8とともにフィニッシャー本体1の幅方向にフィニッシャー本体1より外方に張り出して、コンベヤバーフィーダ装置3によって後方に搬送されたアスファルト合材Mをフィニッシャー本体1の幅方向に沿って既設路盤R上に供給する左右一対の伸縮スクリュー10,10とを備えている。なお、符号13aは運転席であり、符号13bは補助席である。
主スクリュー4と伸縮スクリュー10,10は、アスファルト合材Mをフィニッシャー本体1の幅方向に沿って既設路盤R上に供給するスプレッダ手段を構成し、主スクリード7と伸縮スクリード8,8は、アスファルト合材Mを既設路盤R上に所定の厚さで敷き均すためのスクリード手段6を構成する。そして、このスプレッダ手段とスクリード手段6によってスクリード装置が構成される。さらに、伸縮スクリュー10,10は、伸縮スクリード8,8とともに、本発明でいうアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置を構成する。
主スクリュー4は、フィニッシャー本体1後端の幅方向の端部に後方に向けて突出して取り付けた左右の軸受5a、5bとフィニッシャー本体1後端の中央部に後方に向けて突出して取り付けた中間軸受5cとからなる主スクリュー用軸受に回転可能に軸支され、図示しない油圧モータ等の主スクリュー用駆動手段によって回転駆動される。主スクリュー4のフィニッシャー本体1幅方向の長さは、フィニッシャー本体1の車幅にほぼ等しい。
主スクリュー4の後方に間隔を置いて配置された主スクリード7は、フィニッシャー本体側壁1a,1aに一端を枢着した左右一対のスクリードアーム9,9によって、フィニッシャー本体1に連結されている。主スクリード7は、上壁7a、前壁7b、後壁7c、底壁7d、両側壁(図示せず)からなるほぼ直方体形状を有し、そのフィニッシャー本体1幅方向の長さは、フィニッシャー本体1の車幅にほぼ等しく、その高さはその横幅(フィニッシャー本体1の進行方向に向こう方向の幅)よりも大きくされている。主スクリード7は、図2乃至3に示すように、フィニッシャー本体1の進行方向に対して後方にやや傾斜(アタック角)した状態で、左右一対のスクリードアーム9,9に取り付けるとよい。このように主スクリード7を傾斜して取り付けることによって、供給されたアスファルト合材Mを均一にかつ効率よく敷き均すことができる。また、スクリードアーム9,9はフィニッシャー本体側壁1a,1aに上下に揺動可能に取り付けられており、既設路盤Rの起伏に対して追従して計画の舗装面を形成する主スクリード底壁7dからの上下動に対応することができる。
また、主スクリード後壁7cの下部には、後述する伸縮スクリード凹部8e,8eと協働して伸縮スクリュー10,10を収納する収納部を形成する主スクリード凹部7eが主スクリード後壁7cの幅方向に沿って形成されている。主スクリード凹部7eは、主スクリード後壁7cの幅方向に貫通して形成してもよいし、図示しないが主スクリード7の幅方向中央に一部の壁を残して形成してもよい。また、図2乃至3には、断面略半円形状の主スクリード凹部7eを示したが、これに限らず、適宜の断面形状であってよい。
主スクリード7の後方に間隔をおいてフィニシャー本体1の進行方向に対して並列して配置される左右一対の伸縮スクリード8,8は、互いに左右対称の同一構造として構成されている。各伸縮スクリード8,8は、上壁8a,8a、前壁8b,8b、後壁8c,8c、底壁8d、8d、両側壁(図示せず)を有するほぼ直方体形状を有し、そのフィニッシャー本体1幅方向の長さは、フィニッシャー本体1の車幅の略半分の長さあるいはその半分の長さより短い大きさとされている。伸縮スクリード8,8は、それぞれ、図示しない適宜のスクリード支持手段によって、図1に矢印で示すようにフィニッシャー本体1の幅方向に往復動可能に主スクリード7に支持されている。伸縮スクリード8,8は、主スクリード7と一体となって上下に揺動する。また、伸縮スクリード8,8は、それぞれ別個に設けた図示しない油圧シリンダ等の伸縮スクリード用駆動手段によって、独立して往復駆動される。
伸縮スクリード8,8は、図2乃至3に示すように、主スクリード7と同じ角度で、フィニッシャー本体1の進行方向に対して後方にやや傾斜した状態で、主スクリード7に取り付けられ、供給されたアスファルト合材Mを均一にかつ効率よく敷き均す。なお、スクリード支持手段は、後述する第2の実施の形態のように、支持腕とガイドシャフトから構成することができる。
このように構成された伸縮スクリード8,8は、伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体1幅方向の内側に向けて移動(収縮)すると、図1の2点鎖線で示すようにフィニッシャー本体1の車幅内に収まる。このとき、伸縮スクリード8,8の外側端は、それぞれ、フィニッシャー本体1の外端側とほぼ同一の線上に位置する。伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体1幅方向の外方に向けて移動(伸張)すると、フィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出す。すなわち、伸縮スクリード8,8は、フィニッシャー本体1に対してフィニッシャー本体1の幅方向に伸縮する。図1の符号Lは、フィニッシャー本体1の車幅であり、各伸縮スクリード8,8をともに最も収縮したときの、各伸縮スクリード8,8のフィニッシャー本体1幅方向の外側端間の距離は、この長さLにほぼ等しい。同じく符号Lmaxは、伸縮スクリード8,8をともに最も伸張したときの、各伸縮スクリード8,8の前述した外側端間の距離を示す。
さらに、伸縮スクリード前壁8b,8bの下部には、主スクリード凹部7eと協働して伸縮スクリュー10,10を収納する収納部を形成する伸縮スクリード凹部8e,8eがその前壁8b,8bの幅方向に沿って形成されている。伸縮スクリード凹部8e,8eは、伸縮スクリード前壁8b,8bのフィニッシャー本体1幅方向の内端から、そのフィニッシャー本体1の幅方向外端側に壁を残して、その外端近くまで延びている。なお、図2乃至3には、断面ほぼ半円形状の伸縮スクリード凹部8e,8eを示したが、これに限らず、主スクリード凹部7eと同様に適宜の断面形状であってよい。また、図示しないが、伸縮スクリード凹部8e,8eは、伸縮スクリードの前壁8b,8bの幅方向に壁を残さず貫通するようにしてもよい。
次に、左右一対の伸縮スクリュー10,10について説明する。主スクリード7と伸縮スクリード8,8との間に配置される左右一対の伸縮スクリュー10,10は、伸縮スクリュー軸10b,10bと、伸縮スクリュー軸10b,10bの外周に形成した伸縮スクリュー本体10a,10aとを備えている。伸縮スクリュー10,10は、伸縮スクリュー10,10の径方向において少なくともその半分が伸縮スクリード凹部8e,8eから突出するように、伸縮スクリード凹部8e,8e内にそれぞれ取り付けた内側軸受11a,11aと外側軸受11b,11bとによって回転可能に軸支されている。図1乃至3には、伸縮スクリュー10,10の径方向の軸支点を、伸縮スクリード前壁8b,8bからやや前方に離れたものが示されている。内側軸受11aと外側軸受11bとによって伸縮スクリュー用軸受が構成される。
また、伸縮スクリュー10,10は、伸縮スクリュー10,10の反対側において内側軸受11a,11aに取り付けた油圧モータ12、12に直結して回転駆動される。
伸縮スクリード凹部8e,8eは、アスファルト合材Mをフィニッシャー本体1の幅方向に沿って既設路盤R上に支障なく供給することができる間隙s2を有する大きさとされている。また、主スクリード凹部7eは、伸縮スクリード凹部8e,8eから径方向に突出する伸縮スクリュー10,10の部分が主スクリード凹部7e内を支障なく往復動することができるような間隙s1を有する大きさとされている。なお、間隙s1とs2は同じ大きさであってもよい。
また、伸縮スクリュー用軸受と、油圧モータ12、12が、伸縮スクリュー10,10とともに主スクリード凹部7e内を往復動できるような大きさとされていることはもちろんである。さらに、伸縮スクリュー10,10は、図1に示すように、伸縮スクリード8,8のフィニッシャー本体1の幅方向において、油圧モータ12,12が伸縮スクリード8,8から外側に突出しないような長さとするのがよい。このように油圧モータ12,12が伸縮スクリード8,8から外側に突出しないようにすることによって、伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体1の幅内に収縮するとき、油圧モータ12,12が互いに干渉しないので、伸縮スクリード8,8の本体1幅方向の長さをより大きくすることができる。
このように構成された伸縮スクリュー10,10は、伸縮スクリード8,8を往復動させたとき、伸縮スクリード8,8と一体となって往復動、すなわち、フィニッシャー本体1に対してフィニッシャー本体1の幅方向に伸縮する。そして、伸縮スクリード8,8がフィニッシャー本体1の幅内にあるとき、伸縮スクリュー10,10は、主スクリード凹部7e内に収まり、伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出したとき、伸縮スクリュー10,10は、主スクリード凹部7eから抜け出す。
このように構成された第1の実施の形態のアスファルトフィニッシャーの作動を説明する。まず、敷き均す幅(フィニッシャー本体1の進行方向と直交する方向の長さ)がフィニッシャー本体1の車幅に略等しい場合は、伸縮スクリード8,8を、図1の2点鎖線で示す収納位置に収納した状態で、フィニッシャー本体1を敷き均す既設路盤Rに沿って進行させるとともに、主スクリュー4を回動する。フィニッシャー本体1のホッパから供給された所定温度のアスファルト合材Mは、コンベヤバーフィーダ装置3によって本体1の後方に搬送された後、図2に示すように、主スクリュー4によってフィニッシャー本体1の幅方向に広げられながら、主スクリード7直前の既設路盤R上に供給される。既設路盤R上に供給されたアスファルト合材Mは、主スクリード7によって所定の厚さに敷き均され、敷き均し面Sが形成される。この場合、伸縮スクリュー10,10は駆動する必要はない。
次に、敷き均す幅がフィニッシャー本体1の車幅よりも大きい場合等、敷き均す幅を拡大させたい場合は、敷き均す面の拡大等に応じて、各伸縮スクリード8,8を伸張してフィニッシャー本体側壁1a,1aより外方に張り出す。これに伴い、各伸縮スクリュー10,10も各伸縮スクリード8,8と一体にフィニッシャー本体側壁1a,1aより外方に張り出す。フィニッシャー本体1を敷き均す既設路盤Rに沿って進行させるとともに、主スクリュー4及び伸縮スクリュー8,8を回動する。フィニッシャー本体1のホッパから供給された所定温度のアスファルト合材Mは、コンベヤバーフィーダ装置3によって本体1の後方に搬送された後、図3に示すように、主スクリュー4によってフィニッシャー本体1の幅方向に広げられながら、主スクリード7直前の既設路盤R上に供給されるとともに、伸縮スクリュー10,10によって伸縮スクリード8,8直前の既設路盤R上に供給される。既設路盤R上にそれぞれ供給されたアスファルト合材Mは、主スクリード7及び伸縮スクリード8,8によって所定の厚さに敷き均され、敷き均し面Sを形成する。
第1の実施の形態によれば、伸縮スクリュー10,10が、伸縮スクリード8,8に一体に設けられているので、伸縮スクリード8,8及び伸縮スクリュー10,10を伸縮させる駆動手段は伸縮スクリード8,8に設けるだけでよく、アスファルトフィニッシャーの構成を簡素化することができる。また、伸縮スクリュー10,10から伸縮スクリード8,8までの距離が短いので、図3に示すように、伸縮スクリード8,8に供給されるアスファルト合材Mが途切れることがなく、充分なアスファルト合材Mを伸縮スクリード8,8の最外端まで供給することができる。
また、伸縮スクリュー10,10は、主スクリード後壁7cに形成した主スクリード凹部7eと伸縮スクリード前壁8b,8bに形成した伸縮スクリード凹部8e,8eによって形成される収納部に収納されるように構成されており、フィニッシャー本体1の進行方向における主スクリード7と伸縮スクリード8,8との間隔を小さくすることができ、スクリード装置の前後の長さを大きくすることがないので、スクリード装置をコンパクトにすることができる。
主スクリード7と伸縮スクリード8,8との間に伸縮スクリュー10,10を設けても、前述したようにスクリード装置が後方に伸びることがないので、アスファルトフィニッシャーの重心の位置が後方とならず、したがって、アスファルトフィニッシャーが尻もちをつくことがない。また、アスファルトフィニッシャーの全長が大きくならず、狭い場所での小回りができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図4に基づいて説明する。第2の実施の形態は、伸縮スクリードの構造及び配置が第1の実施の形態と異なる。フィニッシャー本体1、ホッパ2、コンベヤバーフィーダ装置3、主スクリュー4、主スクリード7、スクリードアーム9,9等の構造及び配置は、第1の実施の形態と同じであるので、重複する説明は省略し、第1の実施の形態の説明を援用する。
第2の実施の形態の伸縮スクリードは、フィニッシャー本体1の進行方向に対して、互いに前後に位置をずらして配置された左右対称の第1の伸縮スクリード14と第2の伸縮スクリード15からなる。第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、上壁14a,15a、前壁14b,15b、後壁14c,15c、底壁、両側壁(図示せず)を有するほぼ直方体形状とされ、そのフィニッシャー本体1幅方向の長さは、フィニッシャー本体1の車幅に近い大きさとされている。第1のスクリード14は、主スクリード7の後方に間隔をおいて配置され、第2のスクリード15は、さらに、第1のスクリード14の後方に間隔を置いて配置される。第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、後述するスクリード支持手段によって、図4の矢印で示すようにフィニッシャー本体1の幅方向に往復動可能に主スクリード7に支持される。第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、主スクリード7と一体となって、上下に揺動する。伸縮スクリード14,15は、それぞれ別個に設けた図示しない油圧シリンダ等の伸縮スクリード用駆動手段によって往復駆動される。
第1の伸縮スクリード14は、その上壁14aの上方に間隔を置いて、フィニッシャー本体1幅方向に沿うガイドシャフト18を備えている。ガイドシャフト18は、第1の伸縮スクリード上壁14aのフィニッシャー本体1幅方向の両端に上方に突出して設けたガイドシャフト支持部18a,18bによって支持される。さらに、ガイドシャフト18は、主スクリード7の左端側において主スクリード7の後方に突出して取り付けた一対の支持腕16,16にそれぞれ形成した摺動孔を摺動可能に挿通する。この構成によって、第1の伸縮スクリード14は、主スクリード7に対して往復動可能に支持される。支持腕16,16とガイドシャフト18が第1のスクリード14のスクリード支持手段を構成する。
同様に、第2の伸縮スクリード15は、その上壁15aの上方に間隔をおいて、フィニッシャー本体1幅方向に沿うガイドシャフト19を備えている。ガイドシャフト19は、第2の伸縮スクリード上壁15aのフィニッシャー本体1幅方向の両端に設けたガイドシャフト支持部19a,19aによって支持される。さらに、ガイドシャフト19は、主スクリード7の右端側において主スクリード7の後方に突出して取り付けた一対の支持腕17,17にそれぞれ形成した摺動孔を摺動可能に挿通する。この構成によって、第2の伸縮スクリード15は、主スクリード7に対して往復動可能に支持される。第2の伸縮スクリード15を支持する一対の支持腕17,17は、第2のスクリード15が第1のスクリード14の後方に配置されているため、第1のスクリード14を支持する一対の支持腕16,16より長い大きさとされている。支持腕17,17とガイドシャフト19が第2のスクリード15のスクリード支持手段を構成する。
なお、これらスクリード支持手段は、さらに具体的には、特許第3383908号公報に記載されたものを採用できる。
第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、主スクリード7と同じ角度で、フィニッシャー本体1の進行方向に対して後方にやや傾斜した状態で、主スクリード7に取り付けられ、供給されたアスファルト合材Mを均一にかつ効率よく敷き均す。また、第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、主スクリード7と一体に上下に揺動する。
このように構成された第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、第1及び第2の伸縮スクリード14,15をフィニッシャー本体1の幅方向内側に向けて移動(収縮)すると、フィニッシャー本体1の車幅内に収まり、図4の2点鎖線で示すように、フィニッシャー本体1の進行方向後方に向けて、主スクリード7、第1のスクリード14、第2のスクリード15の順で位置する。このとき、第1及び第2の伸縮スクリード14,15の外側端は、それぞれ、フィニッシャー本体1の両外側端とほぼ同一の線上に位置する。第1及び第2の伸縮スクリード14,15をフィニッシャー本体1の幅方向外側に向けて移動(伸張)すると、フィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出す。すなわち、第1及び第2の伸縮スクリード14,15は、フィニッシャー本体1に対してフィニッシャー本体1の幅方向に伸縮する。図4の符号Lは、フィニッシャー本体1の車幅であり、第1及び第2の伸縮スクリード14,15をともに最も収縮したときの、第1及び第2の伸縮スクリード14,15のフィニッシャー本体1幅方向の外側端間の距離は、この長さLにほぼ等しい。同じく符号Lmaxは、伸縮スクリード14,15をともに最も伸張したときの、第1及び第2の伸縮スクリード14,15の前述した外側端間の距離を示す。なお、第1及び第2の伸縮スクリード14の配置は、その前後が逆であってもよい。
さらに、第1の伸縮スクリード前壁14bの下部には、主スクリード7に形成した主スクリード凹部7eと協働して伸縮スクリュー20を収納する収納部を形成する伸縮スクリード凹部14eがその前壁14bの幅方向に沿って形成されている。第1の伸縮スクリード凹部14eの形状は、その幅方向の長さは異なるだけで、他は第1の実施の形態の左側の伸縮スクリード凹部8eと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
また、第1の伸縮スクリード後壁14cの下部には、後述する第2の伸縮スクリード15に形成した伸縮スクリード凹部15eと協働して伸縮スクリュー21を収納する収納部を形成する伸縮スクリード凹部14fがその後壁14cの幅方向に沿って形成されている。伸縮スクリード凹部14fは、伸縮スクリード凹部14eと同様の幅方向長さを有し、その断面形状は、主スクリード凹部7eと同様である。
第2の伸縮スクリード前壁15bの下部には、第1の伸縮スクリード14に形成した伸縮スクリード凹部14fと協働して伸縮スクリュー21を収納する収納部を形成する伸縮スクリード凹部15eがその前壁15bの幅方向に沿って形成されている。伸縮スクリード凹部15eは、伸縮スクリード凹部14eと同様の形状とされている。
第1の伸縮スクリュー20は、第1の伸縮スクリード14の伸縮スクリード凹部14e内に内側軸受22aと外側軸受け22bによって軸支され、油圧モータ24によって回転駆動される。第2の伸縮スクリュー21は、第2の伸縮スクリード15に形成した伸縮スクリード凹部15e内に内側軸受23aと外側軸受23bによって軸支され、油圧モータ25によって回転駆動される。内側軸受22aと外側軸受22bは第1の伸縮スクリード用軸受を構成し、内側軸受23aと外側軸受23bは第2の伸縮スクリード用軸受を構成する。第1及び第2のスクリュー20,21及び油圧モータ24,25の支持構造及び配置は、その大きさを別にすれば、第1の実施の形態の伸縮スクリュー10,10と同様の構成とされているので、その詳細な説明は省略する。
そして、この実施の形態では、主スクリュー4と第1及び第2の伸縮スクリュー20,21とによってスプレッダ手段が構成され、また、主スクリード7と第1及び第2の伸縮スクリード14,15とによってスクリード手段が構成される。そして、このスプレッダ手段とスクリード手段がスクリード装置を構成する。さらに、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21は、第1及び第2の伸縮スクリード14,15とともに、本発明でいうアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置を構成する。
このように構成された第2の実施の形態のアスファルトフィニッシャーの作動を説明する。まず、敷き均す幅がフィニッシャー本体1の車幅に略等しい場合は、第1及び第2の伸縮スクリード14,15を、図4の2点鎖線で示す収納位置に収納する。第1の伸縮スクリュー20は、主スクリード7に形成した主スクリード凹部7eと第1の伸縮スクリード14の前壁14b形成した伸縮スクリード凹部14eとによって形成される収納部内に収納され、第2の伸縮スクリュー21は、第1の伸縮スクリード14の後壁14c形成した伸縮スクリード凹部14fと第2の伸縮スクリード15の前壁15b形成した伸縮スクリード凹部15eとによって形成される収納部内に収納される。フィニッシャー本体1を敷き均す既設路盤Rに沿って進行させるとともに、主スクリュー4を回動する。第1の実施の形態と同様に、コンベヤバーフィーダ装置3によって本体1の後方に搬送された合材Mは、主スクリュー4によってフィニッシャー本体1の幅方向に広げられながら、主スクリード7直前の既設路盤R上に供給され、主スクリード7によって所定の厚さに敷き均され、敷き均し面Sが形成される。この場合、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21は回転駆動する必要はない。
次に、敷き均す幅がフィニッシャー本体1の車幅よりも大きい場合、敷き均す面の拡大等に応じて、第1および第2の伸縮スクリード14,15を伸張してフィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出し、第1の実施の形態と同様に、主スクリュー4によって供給された合材Mを主スクリード7によって所定の厚さに敷き均し、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21によって供給された合材Mを、それぞれ、第1及び第2の伸縮スクリード14,15によって所定の厚さに敷き均し、敷き均し面Sを形成する。
第2の実施の形態によれば、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21は、それぞれ、第1及び第2のスクリード14,15とともに伸縮するので、第1の実施の形態同様に、アスファルトフィニッシャーの構成を簡素化することができる。第1及び第2の伸縮スクリュー20,21から第1及び第2の伸縮スクリード14、15までの距離が短いので、第1の実施の形態と同様に、充分なアスファルト合材Mを第1及び第2の伸縮スクリード14,15の最外端まで供給することができる。
また、第1の伸縮スクリュー20は、主スクリード後壁7cに形成した主スクリード凹部7eと第1の伸縮スクリード前壁14bに形成した伸縮スクリード凹部14eとによって形成される収納部に収納され、第2の伸縮スクリュー21は、第1の伸縮スクリード後壁14cに形成したスクリード凹部14fと第2の伸縮スクリード前壁15bに形成した伸縮スクリード凹部15eとによって形成される収納部に収納されるように構成されており、フィニッシャー本体1の進行方向における主スクリード7と第1の伸縮スクリード14との間隔及び第1の伸縮スクリード14と第2の伸縮スクリード15との間隔を小さくすることができ、前述した収納部を設けないものに比べ、スクリード装置の前後の長さを大きくすることがないので、スクリード装置がコンパクトになる。
主スクリード7と第1の伸縮スクリード14との間に第1の伸縮スクリュー20を設け、また、第1の伸縮スクリード14と第2の伸縮スクリード15との間に第2の伸縮スクリュー21を設けても、収納部を設けないものに比べ、スクリード装置が後方に伸びることがないので、アスファルトフィニッシャーの重心の位置が後方とならず、したがって、アスファルトフィニッシャーが尻もちをつくことがない。また、アスファルトフィニッシャーの全長が大きくならず、狭い場所での小回りができる。
さらに、第2の実施の形態は、第1のスクリュー20を設けた第1スクリード14及び第2のスクリュー21を設けた第2のスクリード15を、フィニッシャー本体1の進行方向対して前後に配置したので、第1及び第2のスクリード14,15のフィニッシャー本体1幅方向の長さが第1の実施の形態のものに比べ大きく、1回で行う敷き均し幅を、第1の実施の形態のものより拡大できるため、敷き均し幅の大きい既設路盤Rであっても少ない作業量でよく、敷き均し作業を効率よく行うことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を図5に基づいて説明する。この実施の形態のアスファルトフィニッシャーは、第1の実施の形態の一組の伸縮スクリード8,8の後方に、それぞれ、フィニッシャー本体1の幅方向に往復動する拡張用伸縮スクリード26,26を設けたものである。なお、フィニッシャー本体1、ホッパ2、コンベヤバーフィーダ装置3、主スクリュー4、主スクリード7、スクリードアーム9,9、伸縮スクリュー10,10、等の構造及び配置は、第1の実施の形態と同じであり、また、伸縮スクリード8,8は、その後壁8c,8cに後述する伸縮スクリード凹部8f,8fを形成した点を除けば、第1の実施の形態の伸縮スクリード8,8と同一構造、同一配置であるので、重複する説明は省略し、第1の実施の形態の説明を援用する。
主スクリード7の後方に間隔をおいて配置される左右一対の伸縮スクリード8,8は、第1の実施の形態のものと同様に、図示しない適宜のスクリード支持手段によって、図5の矢印で示すように、フィニッシャー本体1の幅方向に往復動可能に主スクリード7に支持される。伸縮スクリード8,8は、それぞれ別個に設けた図示しない油圧シリンダ等の伸縮スクリード用駆動手段によって独立して往復駆動される。各伸縮スクリード8,8には、第1の実施の形態と同様の構成を有する伸縮スクリュー10,10が設けられている。
伸縮スクリード8,8の後方に配置される拡張用伸縮スクリード26,26は、上壁26a,26a、前壁26b,26b、後壁26c、26c、底壁、両側壁(図示せず)を有するほぼ直方体形状を有し、その後壁26c,26cに凹部が形成されていない点を除けば、第3の実施の形態の伸縮スクリード8,8と同一の構造、大きさである。拡張用伸縮スクリード26,26は、それぞれ、図示しない適宜の拡張用伸縮スクリード支持手段によって、図5の矢印で示すように、伸縮スクリード8,8の幅方向に往復動可能に伸縮スクリード8,8に支持されている。拡張用伸縮スクリード26,26は、伸縮スクリード8,8とともに、主スクリード7と一体に上下に揺動する。また、拡張用伸縮スクリード26,26は、それぞれ別個に設けた図示しない油圧シリンダ等の拡張用伸縮スクリード用駆動手段によって独立して往復駆動される。なお、スクリード支持手段は、前述した第2の実施の形態のように、支持腕とガイドシャフトから構成することができる。
このように構成された拡張用伸縮スクリード26,26は、伸縮スクリード8,8の幅方向内側に向けて移動(収縮)すると、図5の2点鎖線で示すように、それぞれ、伸縮スクリード8,8の車幅内に収まる。さらに、この状態から伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体1の幅方向内側に向けて移動(収縮)すると、伸縮スクリード8,8は拡張用伸縮スクリード26,26を伴ってフィニッシャー本体1の幅内に収まり、フィニッシャー本体1の進行方向後方に向けて、主スクリード7、伸縮スクリード8,8、拡張用伸縮スクリード26,26順で位置する。このとき、拡張用伸縮スクリード26,26の外側端は、それぞれ伸縮スクリード8,8と同様に、フィニッシャー本体1の両外側端とほぼ同一線上に位置にする。
伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体1の幅方向外側に向けて移動(伸張)してフィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出した後、さらに、拡張用伸縮スクリード26,26をフィニッシャー本体1の幅方向外方に向けて移動(伸張)すると、拡張用伸縮スクリード26,26は、伸縮スクリード8,8より外方に張り出す。すなわち、拡張用伸縮スクリード26,26は、フィニッシャー本体1に対してフィニッシャー本体1の幅方向に伸縮する。図5の符号Lは、フィニッシャー本体1の車幅であり、各伸縮スクリード8,8と各拡張用伸縮スクリード26,26をともに最も収縮したときの各伸縮スクリード8,8及び各拡張用伸縮スクリード26,26のフィニッシャー本体1幅方向の外側端間の距離は、この長さLにほぼ等しい。同じく符号Lmaxは、伸縮スクリード8,8及び拡張用伸縮スクリード26,26をともに最も伸張したときの、各拡張用伸縮スクリード26,26の前述した外側端間の距離を示す。
伸縮スクリード後壁8c,8cに形成した伸縮スクリード凹部8f,8fと協働して拡張用伸縮スクリュー27,27を収納する収納部を形成する拡張用伸縮スクリード凹部26e,26eは、拡張用伸縮スクリード前壁26b,26bの幅方向に沿って形成されている。拡張用伸縮スクリード凹部26e,26eは、伸縮スクリード前壁8b,8bに形成した伸縮スクリード凹部8e,8eと同じ形状にされている。
拡張用伸縮スクリード凹部26e、26e内には、それぞれ、油圧モータ29,29によって回転駆動される拡張用伸縮スクリュー27,27が、それぞれ、拡張用伸縮スクリュー用軸受を構成する内側軸受28a,28aと外側軸受28b,28bによって軸支されている。伸縮スクリュー27,27の構造、配置は、伸縮スクリュー10,10と同様あるので、詳細な説明は省略する。拡張用伸縮スクリュー27,27は、拡張用伸縮スクリード26,26を伸縮スクリード8,8内の幅内に収納するとき、伸縮スクリード凹部8f,8fと拡張用伸縮スクリード凹部26e、26eによって形成される収納部内に収納され、伸縮スクリード8,8から張り出すとき、伸縮スクリード凹部8f,8fから離脱する。
この実施の形態では、主スクリュー4と、伸縮スクリュー10,10と、拡張用伸縮スクリュー27,27とによってスプレッダ手段が構成され、主スクリード7と、伸縮スクリード8,8と、拡張用伸縮スクリード26,26とによってスクリード手段6が構成される。そして、このスプレッダ手段6とスクリード手段がスクリード装置を構成する。さらに、伸縮スクリュー10,10及び拡張用伸縮スクリュー27,27が、伸縮スクリード8,8及び拡張用伸縮スクリード26,26とともに、本発明でいうアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置を構成する。
このように構成された第3の実施の形態のアスファルトフィニッシャーの作動を説明する。まず、敷き均す幅がフィニッシャー本体1の幅に略等しい場合、伸縮スクリード8,8及び拡張用伸縮スクリード26,26を、フィニッシャー本体1の幅内に収納する。敷き均す幅がフィニッシャー本体1の幅より大きく、伸縮スクリード8,8の張り出し幅より小さい場合は、拡張用伸縮スクリード26,26を伸縮スクリード8,8の幅内に収納した状態で伸縮スクリード8,8をフィニッシャー本体から張り出す。これらの場合、アスファルトフィニッシャーは、第1の実施の形態で説明したと同様に運転される。
敷き均し幅が伸縮スクリード8,8の張り出し幅よりさらに拡大した大きさの場合は、各伸縮スクリード8,8を伸張して、フィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出すとともに、各拡張用伸縮スクリード26,26を敷き均し幅に応じて伸張して、伸縮スクリード8,8より外方に張り出す。これに伴い、伸縮スクリュー10,10は、伸縮スクリード8,8と一体となってフィニッシャー本体側壁1aより外方に張り出し、拡張伸縮スクリュー27,27は拡張用伸縮スクリード26,26と一体となって伸縮スクリード8,8の外方に張り出す。フィニッシャー本体1を敷き均す既設路盤Rに沿って進行させるとともに、主スクリュー4、伸縮スクリュー8,8、拡張伸縮スクリュー27,27を回動する。コンベヤバーフィーダ装置3によって本体1の後方に搬送された合材Mは、主スクリュー4、伸縮スクリュー8,8及び拡張伸縮スクリュー27,27によって、フィニッシャー本体1の幅方向に広げられながら、それぞれ、主スクリード7、伸縮スクリード8,8及び拡張用伸縮スクリード26,26の直前の既設路盤R上に供給され、それぞれのスクリードによって所定の厚さに敷き均され、敷き均し面Sを形成する。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した作用効果に加え、次のような作用効果を奏する。
伸縮スクリュー10,10は、主スクリード後壁7cに形成した主スクリード凹部7eと伸縮スクリード前壁8b、8bに形成した伸縮スクリード凹部8e,8eとによって形成される収納部に収納され、拡張用伸縮スクリュー27,27は、伸縮スクリード後壁8c、8cに形成した伸縮スクリード凹部8f,8fと拡張用伸縮スクリード前壁26b、26bに形成した拡張用伸縮スクリード凹部26e,26eとによって形成される収納部に収納されるように構成されており、フィニッシャー本体1の進行方向における主スクリード7と伸縮スクリード8,8との間隔及び伸縮スクリード8,8と拡張用伸縮スクリード26,26との間隔を小さくすることができ、収納部を設けないものに比べ、スクリード装置の前後の長さを大きくすることがないので、スクリード装置がコンパクトになる。
主スクリード7と伸縮スクリード8,8との間に伸縮スクリュー10,10を設け、また、伸縮スクリード8,8と拡張用伸縮スクリード26,26との間に拡張用伸縮スクリュー27,27を設けても、収納部を設けないものに比べ、スクリード装置が後方に伸びることがないので、アスファルトフィニッシャーの重心の位置が後方とならず、したがって、アスファルトフィニッシャーが尻もちをつくことがない。また、アスファルトフィニッシャーの全長が大きくならず、狭い場所での小廻りができる。
さらに、拡張用伸縮スクリード26,26を設けたことにより、1回で行う敷き均し幅を第1の実施の形態のものより大きくすることができるので、敷き均す幅の大きい既設路盤Rであっても少ない作業量でよく、敷き均し作業を効率よく行うことができる。
なお、拡張用伸縮スクリード26,26の大きさは、必ずしも伸縮スクリード8,8と同じ大きさである必要はないが、拡張用伸縮スクリード26,26と伸縮スクリード8,8を同じ大きさにすれば、スクリードの製造工程が短縮でき、かつ、製造コストを低減できる。
前述した第1乃至3の実施の形態において、主スクリュー用軸受、伸縮スクリュー用軸受、第1及び第2の伸縮スクリュー用軸受、拡張用伸縮スクリュー用軸受は、それぞれ必要に応じて、主スクリュー5、伸縮スクリュー10,10、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21、拡張伸縮スクリュー27,27を既設路盤Rに対して上下動可能にする図示しないスクリュー調整装置を内蔵する。スクリュー調整装置を内蔵することによって、主スクリュー4、伸縮スクリュー10,10、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21、拡張伸縮スクリュー27,27は、それぞれ、既設路盤Rに対して上下動可能となるので、既設路盤R上に供給されるアスファルト合材Mの供給高さを変更することができ、薄層舗装と厚層舗装に対応できる。
なお、スクリュー調整装置を設けた場合、前述した各スクリード装置に形成される各凹部が、それぞれ、前述したスクリューが上下動できるような大きさとされることはもちろんである。
さらに、前述した第1乃至3の実施の形態において、伸縮スクリュー10,10、第1及び第2の伸縮スクリュー20,21、拡張用伸縮スクリュー27、27を駆動すると、これらスクリューの回動によってフィニッシャー本体1幅方向に横力が発生する。そして、これらスクリューが、それぞれ、主スクリード7とともにスクリード手段を構成する伸縮スクリード8,8、第1及び第2の伸縮スクリード14,15、拡張用伸縮スクリード26,26に一体に設けられているため、前述した横力によってスクリード手段が横ずれを起こすおそれがある。このスクリード手段の横ずれを防止するために、前述したスクリードアーム9,9には、ローラ金具30、30が必要に応じて取り付けられる。
左右のローラ金具30,30は、同一構造であるので、図1の右側のローラ金具30について説明する。ローラ金具30は、図6に示すように、両端にローラ脚部30b,30bを一体に形成したほぼコ字状のローラ金具本体30aと、ローラ脚部30b,30bに取り付けられたローラ30c,30cとからなる。ローラ金具30は、ローラ脚部30b,30b間のローラ金具本体30aの部位をスクリードアーム9への取付面として、ネジ30d,30d等の固着手段によってスクリードアーム9,9の適宜の位置に固定されるようになっている。また、ローラ金具は30をスクリードアーム9に取り付けたとき、ローラ30c、30cがフィニッシャー本体側壁1aに当接し、かつ転動できるように構成されている。なお、ローラ金具本体30aの幅、厚さ等は、スクリード装置にかかる横圧の大きさ等を考慮して適宜設定される。なお、ローラ金具本体30aは、必ずしもコ字状とする必要はなく、適宜の形状でよい。
このように構成されたローラ金具30,30を左右のスクリードアーム9,9に固定すると、ローラ金具30,30に取り付けたローラ30c、30cがフィニッシャー本体側壁1a,1aに両側から当接するので、フィニッシャー本体側壁1a,1aに枢着されたスクリードアーム9,9は、フィニッシャー本体1の幅方向への動きが規制される。これによって、前述したスクリューの回動によってスクリード手段にフィニッシャー本体1幅方向の横力が発生しても、スクリードアーム9,9がフィニッシャー本体1の幅方向への動を規制されているので、スクリードアーム9,9に支持されたスクリード手段も横ずれを起こすことがない。
さらに、ローラ金具30,30は、それぞれ、フィニッシャー本体側壁1a,1aを転動可能な一対のローラ30c,30cを備えており、スクリード手段が上下動するとき、その動きに追従して上下動するので、スクリード手段の上下の揺動を妨げることがない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記各実施の形態に限定されず種々の設計変更が可能であり、それらはいずれも本発明に含まれる。
例えば、伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューを回転駆動する油圧モータは、伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューに必ずしも直結しなくてもよい。伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューにスプロケットを設け、チェーンを介して、離れた位置から油圧モータで駆動してもよい。また、油圧モータに代えて電動モータによって駆動するようにしてもよい。
また、第1乃至3の実施の形態のように油圧モータを伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューに直結する場合、油圧モータは、フィニッシャー本体幅方向において、必ずしも、伸縮スクリードあるいは拡張用伸縮スクリード内に収まるようにする必要はない。必要とされる伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューの長さ等を考慮して、適宜配置すればよい。
さらに、本発明に使用される各スクリードは、必ずしも直方体である必要はなく、適宜の形状のものを採用できる。また、各スクリードは、フィニッシャー本体の進行方向に対して後方に傾けない構成としてもよい。各伸縮スクリューを収納する収納部の位置も、スクリードの下部に限定されず、スクリードの適宜の高さに設けることができる。
さらに、伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューを収納する収納部は、伸縮スクリューあるいは拡張用伸縮スクリューを間に挟む前後のスクリードのうちいずれか一方のスクリードにのみ形成した凹部によって構成するようにしてもよい。このように構成することによって、前記第1乃至3の実施の形態の収納部とほぼ同様の作用効果が得られるとともに、前記第1乃至3の実施の形態の収納部に比べ、収納部の構成を簡略化することができる。
また、スクリード手段の横ずれを防止するための手段として、ローラ金具30、30の代わりに、アスファルトフィニッシャー本体に当接して摺動する摺動金具をスクリードアームに取り付けるようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るアスファルトフィニッシャーの概略平面図。 本発明の第1の実施の形態に係るアスファルトフィニッシャーの作業時の図1のA矢視部分断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るアスファルトフィニッシャーの作業時の左部分側面図。 本発明の第2の実施の形態に係るアスファルトフィニッシャーの部分概略平面図。 本発明の第3の実施の形態に係るアスファルトフィニッシャーの部分概略平面図。 本発明の第1乃至3の実施の形態に係るローラ金具の図1のB矢視拡大図。 従来のアスファルトフィニッシャーの概略平面図。 従来のアスファルトフィニッシャーの作業時の図7のC矢視部分断面図。 従来のアスファルトフィニッシャーの作業時の左部分側面図。
符号の説明
1 アスファルトフィニッシャー本体
2 ホッパ
3 コンベヤバーフィーダ装置
4 主スクリュー
6 スクリード
7 主スクリード
8 伸縮スクリード
9 スクリードアーム
10 伸縮スクリュー
12 油圧モータ
14 第1の伸縮スクリード
15 第2の伸縮スクリード
16、17 支持腕
18、19 ガイドシャフト
20,21 伸縮スクリュー
25 油圧モータ
26 拡張用伸縮スクリード
27 拡張用伸縮スクリュー
29 ローラ金具
R 既設路盤
S 敷き均し面
M アスファルト合材

Claims (7)

  1. アスファルトフィニッシャー本体の後方に幅方向に伸縮自在に設けられた少なくとも左右一対の伸縮スクリードと、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードを備えたアスファルトフィニッシャーにおいて、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードと、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードとの間に伸縮スクリューを配置したアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置であって、前記伸縮スクリューを前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前壁に形成した凹部に軸支するとともに、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードの後壁に、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前壁に形成した凹部と協働して、前記伸縮スクリューを収納する収納部を形成する凹部を設けたことを特徴とするアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置。
  2. 前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードがアスファルトフィニッシャー本体からスクリードアームを介して上下に揺動可能に連結された主スクリードであり、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードが互いに左右対称の同一構造の伸縮スクリードから構成され、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードにそれぞれ設けた伸縮スクリューが、前記収納部に収納されるようにした請求項1記載のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置。
  3. 前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの後方にそれぞれ拡張用伸縮スクリードを配置し、前記拡張用伸縮スクリードの前壁に形成した凹部に拡張用伸縮スクリューをそれぞれ軸支するとともに、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの後壁に、前記拡張用伸縮スクリードの前壁に形成した凹部と協働して、前記拡張用伸縮スクリューを収納する収納部を形成する凹部を形成した請求項2に記載のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置。
  4. 前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードが前記アスファルトフィニッシャー本体からスクリードアームを介して上下に揺動可能に連結された主スクリードであり、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードが、前記主スクリードの後方に配置され、前記アスファルトフィニッシャー本体の幅と略同一の幅を有する第1の伸縮スクリードと、前記第1の伸縮スクリードの後方に配置され、前記第1の伸縮スクリードと略同一の幅を有する第2の伸縮スクリードとからなり、前記第1の伸縮スクリードに軸支された第1の伸縮スクリューが、前記伸縮スクリューを収納する収納部に収納され、前記第2の伸縮スクリードに軸支された第2の伸縮スクリューが、前記第1の伸縮スクリードの後壁に形成した凹部と前記第2の伸縮スクリードの前壁に形成した凹部とによって形成される収納部に収納されるようにした請求項1記載のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを収納する収納部に替えて、前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを収納する収納部を、前記伸縮スクリュー又は前記拡張用伸縮スクリューを間に挟む前後のスクリードのうち、少なくともいずれか一方のスクリードの壁にのみ凹部を形成して構成した請求項1乃至4のいずれかに記載のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置。
  6. 前記伸縮スクリュー及び/または前記拡張用伸縮スクリューを軸支する軸受に、前記伸縮スクリュー及び/または前記拡張用伸縮スクリューを既設路盤に対して上下調整可能な調整装置を内蔵させた請求項1乃至5のいずれかに記載のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のアスファルトフィニッシャーの伸縮スクリュー装置を備えたスクリード装置において、前記少なくとも左右一対の伸縮スクリードの前方に配置したスクリードを前記アスファルトフィニッシャー本体に上下に揺動可能に連結するスクリードアームに対し、該スクリードアームのアスファルトフィニッシャー本体幅方向の動きを規制するとともに、アスファルトフィニッシャー本体に当接して転動するローラ金具、又は、アスファルトフィニッシャーに当接して摺動する摺動金具を設けたことを特徴とするアスファルトフィニッシャーのスクリード装置。
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