JP3938817B2 - 工業用織物の接合用ループとこのループを用いた接合部 - Google Patents

工業用織物の接合用ループとこのループを用いた接合部 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製紙用織物、不織布製造用織物、汚泥等の脱水や搾水に用いられる織物、建材製造用ベルト、コンベアベルト等の無端状工業用織物の接合部の接合用ループ及び接合部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来使用されている工業用織物としては、例えば抄紙用織物や抄紙用キャンバス等の製紙用織物、不織布製造用織物、汚泥脱水用織物、建材製造用ベルト、コンベアベルト等多くのものがある。
これらの工業用織物は、無端状に加工され、抄紙機や脱水機等のそれぞれの機械に取り付けられて使用されている。
無端状に加工する方法としては、織継による方法、両端部に工業用織物自体の経糸を使用して形成したループを噛み合わせてピンを通すことによる方法、両端部に設置したスパイラル状ループを噛み合わせてピンを通すことによる方法、クリッパーレーシングと呼ばれている両端部に取り付けた金属製フックを噛み合わせてピンを通すことによる方法等多くの周知の方法があって、それぞれの用述に応じて採用されている。
ところが、かかる従来の加工方法ではいずれの場合もいくつかの問題があった。
工業用織物の接合部に対して普通部と変わらない平滑性等の諸性能が要求される場合は、接合部が普通部とほぼ同組織で織り合わされて同等に形成される織継による方法が最も適している。
しかし、織継による方法は非常に手数がかかるということも大きな問題であるが、使用する装置によっては致命的となる大きな欠点を有していた。
すなわち、ループを噛み合わせて無端状にする方法では接合用のピンを抜き取ったり挿入することにより、自由に無端状や有端状に形成することが可能であるが、織継による方法では一度無端状に形成すると切断しない限り有端状には戻すことができないのである。自由に無端状や有端状に形成することが可能であれば、使用する装置に取り付ける際に有端状の状態で装置のロール間に掛け渡してその場で無端状に形成することができ、装置への取り付けが非常に容易である。例えば、装置に取り付けられている古い使用済みの工業用織物を有端状にし、その一端にこれから取り付ける新しい工業用織物の一端を接合し、装置を作動させることにより工業用織物を装置のロール間を移動させて掛け渡し、1周して全体に掛け渡った時点で古い工業用織物を取り外し、新しい工業用織物を無端状に形成して取り付ける。
これに対し、自由に無端状や有端状に形成することが不可能な織継の場合は、装置のロールを片側で支え、反対側の邪魔になる支柱等を取り外して工業用織物を装置の片側から巾方向に向かって挿入して掛け入れるいわゆるカンチレバー方式によって行なわなければならなかった。
しかし、カンチレバー方式にするには機械自体の製造コストが高くなる欠点、装置が大型になる欠点、広い設置スペースが必要となる等の欠点があった。
また、重量が大きかったり非常に長い工業用織物を使用する場合には挿入するのが困難であって不向きであった。したがって、表面平滑性が非常に重要視される製紙機の抄造部で使用される抄紙用織物を除いて上記カンチレバー方式はほとんど採用されていないのが実状である。
したがって、ほとんどの場合無端状に形成する方法としては、再度有端状に形成することが可能な、ループを形成する方法や金属フックによる方法が採用されている。
ところが、上記方法では工業用織物とは全く異なる構造である別体のスパイラル線や金属製フックを取り付けることになり、ループを形成する場合においてもループ形成部の組織は普通部の織り組織とは異なっており、端部からループが突出して形成されている状態であった。
したがって、接合部の構造が普通部と全く異なり、平滑性や通気性に違いが生ずるため、ループやスパイラル線または金属製フックが直接搬送物に接したりして搬送物にマークを発生させたり、脱水用や乾燥用工業用織物の場合には脱水ムラや乾燥ムラが発生したりする問題があった。
また、通常接合部には普通部と比較して大きな隙間が発生することが多く、その場合には搬送物が漏れたりする問題もあった。
これらの問題を解決するために、ループ部に柔軟性及び弾力性を有する糸を織り込んたり、房形成形糸を織り込んでその端部を梳きほぐして接合部上面を被覆する方法等が提案されているが、いずれにしても普通部との構造が異なることには変わりはなく、根本的な解決とはならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の接合方法の問題に鑑み、自由に無端状や有端状に形成することが可能であるループ形成による接合方法であるにもかかわらず接合部の搬送面の構造を普通部とほぼ同等に形成した接合部の接合用ループ及び接合部を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1. 緯糸を多層に配置した有端状の工業用多層織物の両端部に経糸を折り返すことにより接合用ループを形成し、両端の接合用ループを互いに噛み合わせて形成した接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合する工業用織物の接合用ループにおいて、端部の少なくとも上層部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上層部の緯糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部とし、ループ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返した糸残存する上層部の緯糸を織り込み、その先端部は普通部に織り込んで接合用ループを形成し、他端部の経糸折り返し、折り返した糸残存した上層部の緯糸と織合わせることなく普通部に織り込んで接合用ループを形成し、上層緯糸の下方に共通孔を形成したことを特徴とする、工業用織物の接合用ループ。
2. 1項に記載された工業用織物の接合用ループのループ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返した糸残存する上層部の緯糸を普通部の上層織組織と同じ織組織で織り込みその先端部普通部に織り込んで接合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。
. 1項ないし項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合用ループのループ形成部において、他端部の経糸も折り返し、折り返した糸残存した上層部の緯糸を織り込みその先端部は普通部に織り込んで接合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。
項に記載された工業用織物の接合用ループのループ形成部において他端部の経糸も折り返し、折り返した糸残存した上層部の緯糸を普通部の上層織組織と同じ織組織で織り込んだ、工業用織物の接合用ループ。
. 経糸を折り返し普通部に織り込んだ経糸が、長さを調節して切断した経糸と突き合わせて1本の経糸を形成する、1項ないし項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合用ループ。
. 経糸を折り返し、普通部の隣接する経糸の間に織り込んだ、1項ないし項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合用ループ。
. 1項ないし項のいずれか1項に記載された両端の接合用ループを互いに噛み合わせて形成した接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合した工業用織物の接合部。
. 接合用ループを用いて無端状とした工業用多層織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通部の上層組織と同一である、項に記載された工業用織物の接合部。
. 接合用ループを用いて無端状とした工業用多層織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通部の上層組織と異なる組織である、項に記載された工業用織物の接合部。
10. 接合用ループを用いて無端状に接合する織物の両端の組織の経糸が1本ないし複数本ずれてループが噛み合わされた、項ないし項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
11. 接合用ループを用いて無端状に接合する織物の両端の経糸が同じ経糸のループと噛み合わされた、項ないし項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
12. 両端の接合用ループが、端部の経糸を折り返し、折り返した糸を残存する上層部の緯糸と普通部の上層織組織と同じ織組織で織り込んで形成したループである、項ないし11項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
13. 両端の接合用ループのうちの他端部ループが、端部の経糸を残存した上層部の緯糸と織合わせることなく折り返して織り込んで形成したループである、項ないし12項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
14. 接合用ループを工業用多層織物の両端部の全ての経糸或いは1本及び/又は複数本置きの経糸に形成した、項ないし13項のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。」
に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明においては、端部の少なくとも上層部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上層部の緯糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部とし、そのループ形成部において、片側端部の経糸を折り返して残存した上層部の緯糸と織り合わせて折り返してループを形成した接合用ループを有しており、該ループを噛み合わせることにより上層緯糸の下方に両端ループの共通孔を形成させる。
上記構成により接合用ループを噛み合わせて形成する共通孔の上側、すなわち接合部の上層面には普通部と同様に上層緯糸が存在することとなり、上層面に接合用ループが現れたり隙間が発生したりすることがない。
本発明において接合用ループとは、共通孔を形成するループを意味し、端部の緯糸を押えるのみの単に折り返された経糸を意味するものではない。
また、通常はループを形成して折り返された経糸は、普通部の隣接する経糸が存在すべきところに織り込まれて、普通部の適当な部分で切断されている隣接する経糸と突き合わされる。すなわち2本1組の経糸でループを形成するのであるが、本発明ではこれに限定されるものではなく、ループを形成して折り返された経糸を、隣接しない離れた経糸部分に織り込んでもよいし、隣接する2本の経糸と経糸の間に織り込んでもよい。勿論ループを形成しない経糸も同様である。また、ループを形成しない経糸については折り返さずに、普通部の途中や端部で単に切断するだけでもよい。
【0006】
本発明の接合用ループは、巾方向の繰り返し単位内に1ループ形成されていれば残存した上層緯糸が脱落することがないため問題なく、その他の経糸は接合用ループを形成してもよいし、単に折り返してもよい。
接合用ループは全ての経糸あるいは1本及び/または複数本置きの経糸に形成させることができる。
全ての経糸と残存させた上層緯糸とを普通部の上層織組織と同様に織合わせると、接合部の搬送面に上層緯糸が存在するだけでなく、組織上も普通部と同じになり好ましい。
ここで、全ての経糸とは、折り返された経糸とその経糸と普通部で突き合わされて一本の経糸を形成している経糸とを同じ経糸としたものであって、それらの経糸を別々の経糸と考えた場合のものではない。別の言い方をすれば、折り返されて他の経糸組織の部分に織り込まれた時点でその経糸は組織上織り込まれた部分の経糸ということである。
さらに、両端部の間においても経糸と上層緯糸との織組織の関係を普通部と同じくすることによって、接合部を普通部と同一に形成でき最も好ましい。
【0007】
また、本発明では残存させる上層緯糸を最上層の緯糸に限定するものではなく、中間層の緯糸をも残存させることができる。この場合はループ形成部が小さくなるためループを形成し難くなる欠点やループ径も小さくなるために接合用ピンを通し難くなる欠点がある半面、接合部の構造がより普通部と近くなり、通気性等の諸性能の差異を小さくできるという利点がある。
また、上層緯糸たけでなく下層の緯糸も残存させ、中間層の緯糸を取り除いてその部分をループ形成部とすることもできる。この場合は接合用ピンを通すときにループの共通孔が見えないために通し難いという欠点がある反面、下層面の構造をも普通部と同等に形成できるという利点がある。
本明細書において上層部とは、一般的に工業用織物が使用された場合の上層部であって、搬送物、抄造物、脱水物が接触する側の意味であり、下層面とは搬送ロール等に接する側であって、当然使用する装置によっては上層面が下側に位置したところで搬送物等に接触する場合もあるし、上層面が走行面側となる場合もある。
尚、本発明の工業用織物の織組織は緯糸が多層構造であればその他は特に限定されず、経糸多重構造とすることもできる。
【0008】
また、本発明に使用される糸としては、工業用織物に望まれる特性によって自由に選択でき特に限定されない。例えば、モノフィラメントの他、マルチフィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や崇高加工等を施した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、ストレッチヤーン、タスラン糸と称される加工糸、モール糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせた糸等が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけでなく四角形状、星型等の矩形状、偏平形状、楕円形状、中空等の糸が使用できる。
また、糸の性質としても、自由に選択でき、ポリエステル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンナフタレート、綿、ウール、金属等が使用できる。
勿論、共重合体やこれらの性質に目的に応じて色々な物質をブレンドしたり含有させた糸を使用してもよい。
上層緯糸にスパンヤーン、捲縮加工や崇高加工等を施した加工糸、モール糸等の柔軟性があって見掛け線径が太い糸を用いると、上層面がこれらの糸で覆われやすくなるため、より普通部と接合部の差異を上層側から見たのではわからない程度まで近付けることができ好適である。
【0009】
【実施例】
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は本発明の接合用ループの一実施例を示す断面図である。
織物構造は一層の経糸と三層に配置された上層緯糸8、中層緯糸9、下層緯糸10からなる経糸一層緯糸三層構造である。両端部を突き合わせた部分では両端部の上層緯糸が1本残され、その下方の中層緯糸9、下層緯糸10が取り除かれてループ形成部3が形成されている。
残存する上層緯糸1が右側端部の残された上層緯糸、残存する上層緯糸2が左側端部の残された上層緯糸である。
右側端部の経糸4は残存する上層緯糸1を織り込んでおり、この残存する上層緯糸1を織り込んでいる経糸4が折り返されて接合用ループ11を形成し、折り返された経糸は普通部に織り込まれる。点線で示される経糸5が前記の経糸4の折り返された普通部に織り込まれた部分である。
本実施例では経糸4は、本来経糸4と隣接する経糸が存在する部分に組織通りに織り込まれており、本来存在すべき経糸は途中で切断されて折り返されて織り込まれた経糸4と突き合わされ全体として一本の経糸を形成している。また、経糸4は折り返されるときに捩られることによって、折り返された経糸4の曲がり形状が本来存在すべき経糸の曲がり形状と同じくなるようにして各緯糸と組織上でぴったりと噛み合わされるように構成されている。
また、当然であるが、本実施例では残存する上層緯糸を織り込んでいる経糸を折り返して接合用ループを形成させた後普通部に織り込んだが、折り返して接合用ループを形成した後残存する上層緯糸を織り込んで普通部に織り込んでもよい。すなわち本来経糸5の部分に存在する経糸
を折り返して経糸4の部分に織り込んでもよいのである。
左側端部の経糸は存在する上層緯糸2を織り込んでおらず、この残存する上層緯糸2を織り込んでいない経糸6が折り返されて接合用ループ12を形成し、折り返された経糸は右側端部同様普通部に織り込まれている。点線で示される経糸7が前記の経糸6の折り返されて普通部に織り込まれた部分である。
また、言うまでもないが接合用ループを形成している両端のそれぞれの経糸は連続する同じ糸であっても良いし、異なる糸であっても良い。噛み合わせる接合用ループを同じ糸で形成しても良く、異なる糸で形成しても良い。
そして、両端の接合用ループ11、12が噛み合わされて共通孔14が形成され、その共通孔14に芯線15が挿通され両端部が接合されるのである。
上層に残存させた上層緯糸1、2が存在し、その下方に接合用ループが形成されているため上層面に接合用ループが突出したり接合部に目空きが発生することがなく、普通部と同様の上層面を得ることができる。
【0010】
図2は図1に示した本実施例の織物の普通部の経糸組織を示す経糸断面図である。
経糸が1本の上層緯糸を上層緯糸7本間において次の上層緯糸を上側から織り込み、1本の下層緯糸を挾んだ2本の下層緯糸を下層緯糸5本間において織り込んでいる組織であることがわかる。
【0011】
図3〜図6は実施例1の接合用ループを形成した接合部の緯糸方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
すなわち、図3に示した経糸16と17、図4に示した経糸18と19、図5に示した経糸20と21、図6に示した経糸22と23が順に緯糸方向に配置され、接合部及び織物が形成されているのである。
本実施例では、右側端部と左側端部の同符号の経糸は連続した同一の経糸である。
経糸16〜23の8本の経糸で繰り返し単位を形成し図3に示した経糸16と17、図4に示した経糸18と19、図5に示した経糸20と21、図6に示した経糸22と23、の隣り合った経糸が組を形成している。
すなわち、経糸16が折り返されて経糸17の部分に、経糸18が折り返されて経糸19の部分に、経糸20が折り返されて経糸21の部分に、経糸22が折り返されて経糸23の部分に、組織通りに折り返されて織り込まれているのである。本来経糸17、19、21、23の部分に存在する経糸は途中で切断されて、折り返された経糸16、18、20、22と突き合わされて全体として一本の糸となっている。折り返された経糸16、18、20、22は本来存在して織物を構成すべき経糸と組織上同じ経糸となっている。
明細書中では説明の都合上、これらの糸を同じ糸として表現する場合がある。本実施例では実施例1の接合用ループを図3に示した経糸16、17の部分に配置した。右側の経糸16が残存させた上層緯糸24を織り込んでおり、折り返されて接合用ループを形成している。左側の経糸16は残存させた上層緯糸25は織り込んでいない。
また、本実施例では図5に示した経糸20、21の部分にも接合用ループを配置した。この接合用ループでは、左側の経糸20が折り返されて接合用ループを形成した後残存させた上層緯糸25を織り込むとともに普通部に経糸21として織り込まれている。右側端部の経糸20、21は残存させた上層緯糸24は織り込んでない。
以上のように、右側端部の残存させた上層緯糸24は図3に示した経糸16によって織り込まれ、左側端部の残存させた上層緯糸25は図5に示した経糸21によって織り込まれており、巾方向において両端の残存させた上層緯糸が1回経糸によって織り込まれているため、残存させた上層緯糸が組織から脱落することがない。
【0012】
図4に示した経糸18、19及び図6に示した経糸22、23の組み合わせは接合用ループは形成せずに単に折り返されているが、これらの糸は端部の緯糸の芯線側への移動を抑える働きをする。
また、本実施例では残存させた上層緯糸も含め、存在する緯糸と経糸は普通部の組織を崩すことなく組織通りに織り合わせた。
完全組織において両側の個々の経糸が、残存させた上層緯糸も含めて1本の上層緯糸を上層緯糸7本間において上側から織り込んでいるから組織が崩れないことがよく理解できる。
例えば、図3に示した右側端部の経糸16は残存させた上層緯糸24及び上層緯糸24から数えて9番目と17番目の上層緯糸を織り込んでおり、各織り込み位置間には7本の上層緯糸が存在している。
【0013】
図5に示した右側端部の経糸20は残存させた上層緯糸24から数えて5番目と13番目の上層緯糸を織り込んでいるが、5番目の上層緯糸を織り込んでから端部に向かっては残存させた上層緯糸を含め4本の上層緯糸しか存在しないため、残存させた上層緯糸24を織り込むことなしに折り返されているのである。
このように残存させた上層緯糸も含め、経糸と上層緯糸織り合わせを普通部の織物組織と同じく合わせたために、残存させた上層緯糸を織り込む経糸と織り込まない経糸が存在することになるのである。あくまでも最端部の残存させた上層緯糸までは組織どおりに織り合わせているのである。
したがって、本実施例においては前述したようにループ形成部が残存させた上層緯糸によってカバーされてループが表面に出現しない利点、目空きが発生しない利点を有するだけでなく、それぞれの側の残存させた緯糸部分は、普通部の組織が崩れておらず、普通部と同等の表面が形成されているという利点を有しているのである。
さらに、本実施例では右側端部と左側端部の経糸組織の関係も組織通りに合わせた。
それぞれ右側の経糸と左側の経糸の関係をみても、残存させた上層緯糸も含め、経糸が1本の上層緯糸を上層緯糸7本おいて上側から織り込んでいることからよく理解できる。
例えば図3に示した右側端部の経糸16は残存させた上層緯糸24を織り込み、左側端部の経糸16は残存させた上層緯糸25から数えて8番目の上層緯糸を織り込んでおり、両織り込み位置の間には7本の上層緯糸が存在している。
また、右側端部の経糸17は残存させた上層緯糸24から数えて4番目の上層緯糸を織り込み、左側端部の経糸17は残存させた上層緯糸25から数えて5番目の上層緯糸を織り込んでおり、両織り込み位置の間には7本の上層緯糸が存在している。
【0014】
図4〜図6においても同様に両織り込み位置の間には7本の上層緯糸が存在している。このように構成したことによって、接合部の両端部の関係においても上層の組織が全く崩れることなく、普通部と同様な表面を得ることができるのである。勿論斜紋も崩れないのである。
図7は、図3〜図6に示した接合部の上層面側からみた平面図である。
図3〜図6に示した経糸16〜23が図7の経糸16〜23に対応している。
図7に示した接合部の平面図においても、ループ形成部が残存させた上層緯糸によってカバーされて表面に出現しないこと、目空きが発生しないこと、上層織物が全く崩れていないことなく、斜紋まで左右で一致していることがよく理解できる。
【0015】
図8〜図11は他の実施例で接合部の緯糸方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
本実施例では両端部の上層緯糸と中層緯糸を残存させた。下層緯糸のみを取り除いたのである。その他の織組織等は図3〜図6に示した実施例と同じである。
接合部の構造がより普通部と近くなり、通気性等の諸性能の差異を小さくできるという利点がある。ループの径がやや小さくなっている。
【0016】
図12〜図45は他の実施例の接合部の緯糸方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
本実施例では両端部の上層緯糸と下層緯糸を残存させた。中層緯糸のみを取り除いたのである。その他の織組織等は図3〜図6に示した実施例と同じである。ループの共通孔が表面からも裏面からも見えないが下層面の構造をも普通部と同等に形成できるという利点がある。
【0017】
図16〜図19は他の実施例の接合部の緯糸方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
本実施例では経糸の織組織を隣り合う2本の上層緯糸を織り込む組織とした実施例である。その他の織組織等は図3〜図6に示した実施例と同じである。
尚、経糸16、17の組をみてみるとわかるように、本実施例では上述した実施例と異なり両端の経糸が残存させた上層緯糸を織り込んでいる接合用ループを形成している。残存させた上層緯糸も含め経糸と緯糸の織組織を崩さずに織り合わせた結果である。
このように、本発明では織組織を合わせた場合、織組織や残存させる上層緯糸の本数によって色々なパターンの接合用ループが形成されるのである。
【0018】
【発明の効果】
本発明の接合用ループ及び接合部は、前述のように自由に無端状や有端状に形成することが可能であるループ形成による接合方法であるにもかかわらず、接合用ループ形成部が表面に出現せず、接合部に目空きが発生することがなく、接合部の搬送面の構造を普通部とほぼ同等に形成することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の接合用ループを示す断面図である。
【図2】織組織を示す経糸断面図である。
【図3】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図4】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図5】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図6】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図7】図3から図6に示した経糸によって形成される接合部の上層平面図である。
【図8】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図9】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図10】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図14】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図15】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図16】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図17】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図18】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【図19】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。
【符号の説明】
1 残存させた上層緯糸
2 残存させた上層緯糸
3 ループ形成部
4 経糸
5 経糸
6 経糸
7 経糸
8 上層緯糸
9 中層緯糸
10 下層緯糸
11 接合用ループ
12 接合用ループ
13 接合部
14 共通孔
15 芯線
16 経糸
17 経糸
18 経糸
19 経糸
20 経糸
21 経糸
22 経糸
23 経糸
24 残存させた上層緯糸
25 残存させた上層緯糸

Claims (14)

  1. 緯糸を多層に配置した有端状の工業用多層織物の両端部に経糸を折り返すことにより接合用ループを形成し、両端の接合用ループを互いに噛み合わせて形成した接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合する工業用織物の接合用ループにおいて、端部の少なくとも上層部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上層部の緯糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部とし、ループ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返した糸残存する上層部の緯糸を織り込み、その先端部は普通部に織り込んで接合用ループを形成し、他端部の経糸折り返し、折り返した糸残存した上層部の緯糸と織合わせることなく普通部に織り込んで接合用ループを形成し、上層緯糸の下方に共通孔を形成したことを特徴とする、工業用織物の接合用ループ。
  2. 請求項1に記載された工業用織物の接合用ループのループ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返した糸残存する上層部の緯糸を普通部の上層織組織と同じ織組織で織り込みその先端部普通部に織り込んで接合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。
  3. 請求項1ないしのいずれか1項に記載された工業用織物の接合用ループのループ形成部において、他端部の経糸も折り返し、折り返した糸残存した上層部の緯糸を織り込みその先端部は普通部に織り込んで接合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。
  4. 請求項に記載された工業用織物の接合用ループのループ形成部において他端部の経糸も折り返し、折り返した糸残存した上層部の緯糸を普通部の上層織組織と同じ織組織で織り込んだ、工業用織物の接合用ループ。
  5. 経糸を折り返し普通部に織り込んだ経糸が、長さを調節して切断した経糸と突き合わせて1本の経糸を形成する、請求項1ないしのいずれか1項に記載された工業用織物の接合用ループ。
  6. 経糸を折り返し、普通部の隣接する経糸の間に織り込んだ、請求項1ないしのいずれか1項に記載された工業用織物の接合用ループ。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載された両端の接合用ループを互いに噛み合わせて形成した接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合した工業用織物の接合部。
  8. 接合用ループを用いて無端状とした工業用多層織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通部の上層組織と同一である、請求項に記載された工業用織物の接合部。
  9. 接合用ループを用いて無端状とした工業用多層織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通部の上層組織と異なる組織である、請求項に記載された工業用織物の接合部。
  10. 接合用ループを用いて無端状に接合する織物の両端の組織の経糸が1本ないし複数本ずれてループが噛み合わされた、請求項ないしのいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
  11. 接合用ループを用いて無端状に接合する織物の両端の経糸が同じ経糸のループと噛み合わされた、請求項ないしのいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
  12. 両端の接合用ループが、端部の経糸を折り返し、折り返した糸を残存する上層部の緯糸と普通部の上層織組織と同じ織組織で織り込んで形成したループである、請求項ないし11のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
  13. 両端の接合用ループのうちの他端部ループが、端部の経糸を残存した上層部の緯糸と織合わせることなく折り返して織り込んで形成したループである、請求項ないし12のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
  14. 接合用ループを工業用多層織物の両端部の全ての経糸或いは1本及び/又は複数本置きの経糸に形成した、請求項ないし13のいずれか1項に記載された工業用織物の接合部。
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