JP3937960B2 - 移動体識別システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)タグにより実現される電源電池内蔵型非接触データキャリアを用いた移動体識別システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、製造工場における製品組立ラインでは、工程管理を行うために、マイクロ波方式のRFIDタグにより構成された電源電池内蔵型データキャリアを利用して移動体識別システムを設置することが行われている。このようなシステムでは、組立ライン経路上に配置された複数の作業エリアを順次移動するワーク(識別対象移動体)にデータキャリアを取り付けると共に、各作業エリアにデータキャリアとの間でデータの送受信を行う質問器を設置し、初期段階でデータキャリアに対し製造IDや各作業エリアでの組み付け部品などを指示する部品情報などを書き込むと共に、各作業エリアにおいてデータキャリアの記憶データの読み込み処理や工程管理に必要なデータの書き込み処理などを質問器を通じて行うことにより、円滑な工程管理を実現している。
【0003】
このように電池内蔵型データキャリアを利用する場合には、その電池寿命を延ばすことが望ましい。このため、従来では、データキャリアが取り付けられたワークが作業エリア間の通信可能範囲外の領域を移動している通常期間には、そのデータキャリアの送受信機能部分の電源を維持したままの状態で、データ処理回路を構成する内蔵CPUをスリープ状態若しくは電源遮断状態に保持することにより省電力化を図る構成としている。この場合、データキャリア側では、質問器からのデータ信号を受信するのに応じて受信レベルが予め設定されたしきい値レベル以上となったときに、内蔵CPUのウェークアップ信号或いは起動信号を発生する構成とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種のデータキャリアは、電波法上の規定から2.45GHz 帯のマイクロ波によりデータの送受信を行うように構成される。ところが、近年では、この周波数帯を使用する小電力無線装置(例えば構内無線LAN)が数多く普及しているため、データキャリア及び小電力無線装置間で混信や妨害が発生する可能性が高くなっており、データキャリアの内蔵CPUが対象質問器からのデータ信号以外の信号によって不必要にウェークアップする回数が増大するという状況に直面している。このため、データキャリアの使用環境の如何によっては、内蔵CPUの不必要なウェークアップが頻繁に行われてしまって電池寿命が大幅に低下する事態を招いてしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、省電力化のためにスリープ状態若しくは電源遮断状態とされるデータ処理回路の不必要なウェークアップを抑制できて内蔵されている電源電池の寿命低下を効果的に抑止可能となる電源電池内蔵型非接触データキャリアを移動体識別に利用する場合に、そのデータキャリアの電源電池の寿命低下防止機能を的確に働かせ得るようになる移動体識別システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の手段によれば、データ処理回路によるデータ処理が不要な期間においては、そのデータ処理回路がスリープ状態若しくは電源遮断状態に保持されて消費電力が低減されるため、電源電池の寿命低下が抑止される。このようにスリープ状態若しくは電源遮断状態とされたデータ処理回路は、無線通信手段による受信レベルが予め設定されたしきい値レベル以上となったときにウェークアップする構成となっているため、その周囲環境条件が無線通信手段の受信レベルに影響を与えるような状況にあった場合には、必要もないのにウェークアップする可能性があり、このようなウェークアップが頻繁に行われた場合には、データ処理回路での電力消費が増えて電源電池の寿命に悪影響が及ぶことになる。これに対して請求項1記載のデータキャリアによれば、無線通信手段の受信状態に影響を与える周囲環境条件がセンシング手段により数値化データとして検出され、このように検出された数値化データを利用して前記しきい値レベルを補正することにより当該周囲環境条件による影響が排除されるようになる。従って、省電力化のためにデータ処理が不要な期間においてスリープ状態若しくは電源遮断状態とされるデータ処理回路の不必要なウェークアップが抑制されるようになるから、電源電池の寿命低下を効果的に抑止可能となる。
また、電源電池内蔵型非接触データキャリアが取り付けられた識別対象移動体が、閉ループ経路上に分散配置された複数の作業エリアを順次移動され、そのデータキャリアと各作業エリアにそれぞれ設置された質問器との間で無線通信によるデータ信号の授受が行われる。これらの質問器との間でデータ通信を行う管理装置は、データキャリアが隣接する作業エリア間に存在する無線通信手段の通信可能範囲外の領域を移動している期間、つまりデータキャリアがスリープ状態若しくは電源遮断状態に保持されている期間において、当該データキャリアが有するセンシング手段が検出した数値化データに基づいてしきい値レベルの補正値を算出し、その補正値をデータキャリアの移動始端側の作業エリアに設置された質問器から当該データキャリアに新たな設定しきい値レベルとして与えるようになる。このため、データキャリアに対しては、隣接する作業エリア間に存在する無線通信手段の通信可能範囲外の領域を移動する場合に、当該領域の環境条件に応じて適正化されたしきい値レベルが、その移動始端側の作業エリアにおいて新たに与えられることになる。この結果、データ処理回路の不必要なウェークアップを効果的に抑制できるようになって、その電源電池の寿命低下防止機能を的確に働かせ得るようになる。
【0007】
請求項2記載の手段によれば、無線通信手段が受信する不要電波の強弱が前記センシング手段により数値化データとして検出される構成となっているから、電波環境が悪い条件下で使用される場合であっても、不要電波の受信に起因したデータ処理回路の不必要なウェークアップを効果的に抑制できるようになる。
【0008】
請求項3記載の手段によれば、無線通信手段が受信する不要電波の強弱を、データ処理回路のウェークアップ回数に基づいて判定できるから、周囲環境条件の検出動作を、新たな回路要素を追加することなく簡便に行い得ることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、RFIDタグにより構成された電源電池内蔵型非接触データキャリア(以下、データキャリアと略称)1の電気的構成が示されている。この図1において、無線通信ユニット2(本発明でいう無線通信手段に相当)は、アンテナ3に対して例えばダイオード検波回路より成る復調回路などを内蔵した受信回路4、変調回路などを内蔵した送信回路5を接続した構成となっている。
【0012】
CPU6(データ処理回路及びセンシング手段に相当)は、例えば、ROM、RAMなどを内蔵したワンチップタイプのもので、無線通信ユニット2の受信回路4を通じて受信したデータ信号を内蔵メモリ7に書き込む機能並びにそのメモリ7の記憶データを読み出して無線通信ユニット2の送信回路5を通じて送信する機能など、RFIDタグに必要な機能を実現するためのプログラムが設定されている。尚、メモリ7は、例えばRAMにより構成されるものであり、従ってCPU6内のRAMを利用して実現することも可能である。
【0013】
この場合、CPU6は、無線通信ユニット2による受信データ信号の非入力状態が所定時間継続した時点でスリープ状態へ移行するようにプログラムされており、このスリープ状態からのウェークアップは、パルス発生回路8から出力されるトリガパルスPtによって行われる構成となっている。
【0014】
上記パルス発生回路8は、コンパレータ9からの出力が立ち上がったときに、CPU6のウェークアップに必要なパルス幅のトリガパルスPtを発生する機能を備えたものであるが、コンパレータ9の出力に含まれるノイズ成分を除去するためのフィルタ回路を内蔵した構成となっている。
【0015】
コンパレータ9は、無線通信ユニット2による受信レベル、つまり受信回路4からの検波信号Vdの電圧レベルと、電圧生成回路10から出力されるしきい値電圧Vsのレベル(しきい値レベルに相当)とを比較し、Vd≧Vsの関係にある状態でハイレベル信号を出力する構成となっている。尚、実際の回路では、コンパレータ9には、その出力特性にヒステリシスを持たせるための帰還抵抗(図示せず)が接続される。また、CPU6は、受信回路4による受信データ信号をコンパレータ9を通じて受けるように接続されている(受信回路4から直接的に受ける接続も可)。
【0016】
上記電圧生成回路10は、D/Aコンバータを含んで成り、しきい値保持回路11中にデジタルデータとして記憶されているしきい値レベル情報をアナログ値に変換することにより前記しきい値電圧Vsを生成する構成となっている。この場合、しきい値保持回路11は、その記憶しきい値レベル情報をCPU6からの指令に応じた値に随時書き換え得る構成となっているが、そのしきい値レベル情報の具体例については後述する。
【0017】
電源回路12は、データキャリア1に内蔵された電源電池13の出力に基づいて2系統の電源端子Vcc1、Vcc2に電源電圧を供給するためのもので、CPU6からの指令に応じて、電源端子Vcc1、Vcc2の双方に給電した通常モードと、一方の電源端子Vcc1のみに給電した省電力モードの何れかに切り替えられる構成となっている。この場合、CPU6は、常時において電源回路12を通常モードに保持しており、自身がスリープ状態に移行する際には、そのスリープ前に電源回路12を省電力モードに切り替えると共に、その後にウェークアップしたときに電源回路12を通常モードに戻す制御を行うようになっている。
【0018】
ここで、CPU6、メモリ7、パルス発生回路8、コンパレータ9、電圧生成回路10、しきい値保持回路11の電源は電源端子Vcc1から供給され、送信回路5の電源は電源端子Vcc2から供給される構成となっている。従って、CPU6がスリープ状態へ移行したときには、そのCPU6のスリープに応じて消費電力が低減されると同時に、電源回路12が省電力モードに切り替えられることに伴う送信回路5の電源遮断に応じた消費電力低減効果も得られることになる。
【0019】
尚、上記のようなCPU6のスリープに連動した送信回路5の電源遮断動作は必ずしも必要ではなく、その電源遮断を行わない構成とする場合には電源回路12を省略できる。但し、CPU6をスリープ状態に切り替えるのではなく電源遮断状態にする構成を採用して省電力効果を一段と高める場合には、本実施例のような2系統の電源端子Vcc1、Vcc2を備えた電源回路12が必要となる。具体的には、このような場合には、
(1)CPU6を、その電源が電源回路12の電源端子Vcc2から供給されるように接続する、
(2)パルス発生回路8からのトリガパルスPtを、CPU6ではなく電源回路12に与えるように接続し、その電源回路12は、CPU6からの指令により省電力モード(電源端子Vcc1のみに給電した状態)に切り替わると共に、上記トリガパルスPtを受けたときに通常モード(電源端子Vcc1、Vcc2の双方に給電した状態)に復帰する構成とする、
(3)CPU6は、質問器から無線通信ユニット2を通じて受信するデータ信号の非入力状態が所定時間以上継続したときに、電源回路12を省電力モードに切り替える指令を出力するようにプログラムする、
という内容にすれば良いものである。但し、このような構成とする場合には、メモリ7をCPU6内のRAMを利用して実現することはできない。
【0020】
図2には、上述のようなデータキャリア1を使用した移動体識別システムの概略的な構成例が模式的に示されている。この移動体識別システムは、製造工場の製品組立ラインにおいて工程管理のために使用されるもので、閉ループ状の組立ライン経路PL上に、複数の作業エリア(初期書き込みエリア、組み付けA工程エリア、組み付けB工程エリア、組み付けC工程エリア、検査工程エリア、回収エリア)を配置し、組立ライン経路PL上において各作業エリアを矢印方向に順次移動するワーク14(識別対象移動体に相当)にデータキャリア1を取り付ける構成となっている。上記各作業エリアには、データキャリア1との間で双方向無線通信を行うための質問器15a〜15fが設置されている。また、これら質問器15a〜15fは、ホストコンピュータ16(管理装置に相当)との間でデータ通信を行うように接続されている。尚、このホストコンピュータ16は、ワーク14についての発注番号及び質問器15a〜15fから転送されてくる後述のような工程解析用データを互いに関連付けて管理することによりワーク14の工程管理を行うものである。
【0021】
この場合、ワーク14に取り付けられたデータキャリア1においては、質問器15a〜15fとの通信可能範囲外の領域にある期間、つまりワーク14が各作業エリア間の領域を移動している期間には、無線通信ユニット2による受信データ信号の非入力状態が所定時間継続することになるため、CPU6がスリープ状態へ移行している。この状態から、ワーク14の移動に応じてデータキャリア1が質問器15a〜15fとの通信可能範囲に進入したときには、そのデータキャリア1において、受信回路4からの検波信号Vdの電圧レベルが電圧生成回路10からのしきい値電圧Vs以上となって、パルス発生回路8からトリガパルスPtが出力されるため、このトリガパルスPtによってCPU6がウェークアップするようになる。
【0022】
データキャリア1は、CPU6がウェークアップした状態では、各作業エリアに設けられた質問器15a〜15fとの間で以下(1)〜(4)に例を挙げた内容のデータ通信を行う構成となっている。但し、この例以外の内容のデータ通信を行っても良いことは勿論である。
【0023】
(1)初期書き込みエリアでは、初期化された状態のデータキャリア1が取り付けられたワーク14を組立ライン経路PL上に投入するものであり、質問器15aから当該データキャリア1に対して、組み付けA工程、組み付けB工程、組み付けC工程の各作業エリアにおいてワーク14に組み付ける部品を指示するための部品情報(例えば部品コード)と、当該ワーク14の製造IDとが送信される。この場合、データキャリア1においては、部品情報及び製造IDを無線通信ユニット2により受信し、これに応じてCPU6が当該部品情報及び製造IDをメモリ7に書き込む。尚、上記製造IDは、製造対象のワーク14の個々に割り振られた個別IDであり、ホストコンピュータ16において、当該ワーク14についての発注番号との対応付け(所謂ひも付け)が行われる。
【0024】
(2)組み付けA工程、組み付けB工程、組み付けC工程の各作業エリアでは、データキャリア1から質問器15b〜15dに対して、メモリ7に記憶されている製造ID、現在位置している作業エリアでの組み付け工程に対応した部品情報(当該組み付け工程でワーク14に組み付ける部品を指示するための情報)が無線通信ユニット2を通じて送信される。尚、メモリ7からの製造ID及び部品情報の読み出し制御及びその送信制御はCPU6により行われることは勿論である。また、図示しないが、質問器15b〜15dで上記部品情報を受信したときには、その質問器に対応した作業エリアに設けられた表示装置に当該部品情報により示される部品名を表示するなどの動作が行われて作業エリア担当の組立作業者に報知される。
さらに、上記各作業エリアでは、質問器15b〜15dからデータキャリア1に対して、当該作業エリアの通過時刻及び対応した工程が完了したことを示す通過情報が送信され、データキャリア1においては、受信した通過時刻及び通過情報がCPU6によってメモリ7に書き込まれる。尚、質問器15b〜15dでは、上記通過時刻及び通過情報とデータキャリア1から受信した製造ID及び部品情報とを互いに関連付けた状態の工程解析用データとしてホストコンピュータ16へ転送する。
【0025】
(3)検査工程エリアでは、データキャリア1から質問器15eに対して、メモリ7に記憶されている製造IDが無線通信ユニット2を通じて送信される。また、この検査工程エリアでは、質問器15eからデータキャリア1に対して、当該エリアの通過時刻、検査工程での検査結果情報が送信され、データキャリア1においては、受信した通過時刻及び検査結果情報がCPU6によってメモリ7に書き込まれる。この場合、上記検査結果情報は、例えば検査工程エリアの担当作業者による手入力或いは自動検査装置による自動入力により得られるものである。尚、質問器15eでは、受信した製造IDと前記検査結果情報及び通過時刻とを互いに対応付けた状態の工程解析用データとしてホストコンピュータ16へ転送する。
【0026】
(4)回収エリアでは、データキャリア1から質問器15fに対して、メモリ7に記憶されている製造ID、各作業エリアの通過情報が無線通信ユニット2を通じて送信される。尚、質問器15fでは、受信した製造ID及び通過情報を工程解析用データとしてホストコンピュータ16へ転送する。また、この回収エリアでは、組立ライン経路PL上からデータキャリア1及びワーク14を回収する作業が行われるものであり、必要に応じて当該データキャリア1の初期化も行われる。
【0027】
ところで、本実施例のような無線通信ユニット2を用いたデータキャリア1にあっては、電波法上の規定から2.45GHz 帯のマイクロ波によりデータの送受信を行うように構成されるものであるが、このようなデータキャリア1を上記のような製造組立ラインにおいて使用する場合には、同じく2.45GHz 帯を使用する構内無線LANなどからの不要電波により、無線通信ユニット2の受信状態に悪影響が及ぶ恐れがある。特に、本実施例のように、データキャリア1の電源電池13の寿命を延ばすために、無線通信ユニット2による受信データ信号の非入力状態が所定時間継続した時点で当該データキャリア1内のCPU6を省電力状態(スリープ状態或いは電源遮断状態)に移行させると共に、この省電力状態において無線通信ユニット2による受信レベル(検波信号Vdの電圧レベル)が所定のしきい値レベル(しきい値電圧Vs)以上となった場合にCPU6をウェークアップ(電源再投入も含む概念である)させる構成を採用した場合には、上記不要電波によりCPU6が不必要にウェークアップし、これが電源電池13の寿命を不用意に低下させる原因になる。
【0028】
このような事態に対処するために、本実施例では、データキャリア1内のCPU6に対して以下に述べるような数値化データ算出機能を付与すると共に、ホストコンピュータ16に対して以下に述べるような補正しきい値演算機能を付与している。但し、この実施例では、質問器15a〜15fの特性がほぼ同じであること、組立ライン経路PL上を移動する複数のデータキャリア1内の特性にばらつきがないこと、並びに、初期状態ではCPU6のウェークアップのためのしきい値電圧Vsが各質問器15a〜15fに対して共通に適用されることが前提となっている。
【0029】
即ち、CPU6は、図3に一例を示すように、データキャリア1が組立ライン経路PL上に配置された複数の作業エリア(初期書き込みエリア、組み付けA工程エリア、組み付けB工程エリア、組み付けC工程エリア、検査工程エリア、回収エリア)間を移動するときに、その作業エリア間の移動所要時間及びウェークアップ回数をカウントし、そのカウント結果をメモリ7に蓄積する。この場合、各移動期間(作業エリア間の移動期間)においてカウントされたウェークアップ回数を、これに対応する移動所要時間で除算した値、つまり単位時間当たりのウェークアップ回数が、不要電波の強弱を数値化したデータに対応することになる。尚、図3では、データキャリア1が各作業エリア間を移動するときの移動所要時間及びウェークアップ回数の例を「2分・5回」「10分・3回」といった形式で表記している。
【0030】
そして、CPU6は、データキャリア1が各作業エリア内の質問器15a〜15fと通信を行う際に、メモリ7に記憶したカウント結果(作業エリア間の移動所要時間及びウェークアップ回数)を読み出して対応する質問器へ送信し、その送信後に記憶カウント結果を初期化する。従って、このように送信されるカウント結果は、データキャリア1がある作業エリアから次の作業エリアまで移動する期間のデータを示すことになる。また、質問器15a〜15fは、受信したカウント結果をホストコンピュータ16へ転送する。
【0031】
ホストコンピュータ16は、データキャリア1に内蔵された無線通信ユニット2の受信状態に悪影響を与える周囲環境条件である不要電波の強弱を、データキャリア1から質問器15a〜15fを通じて転送される前記カウント結果により得られる数値化データ(単位時間当たりのウェークアップ回数)に基づいて判定し、その判定結果を利用してしきい値電圧Vsの補正(データキャリア1内のしきい値保持回路11に記憶されているしきい値レベル情報の変更)を行うことにより、CPU6の不必要なウェークアップを抑制する機能を備えている。
【0032】
具体的には、ホストコンピュータ16は、各質問器15a〜15fとデータキャリア1との通信時において、当該データキャリア1のCPU6に対し、しきい値保持回路11に記憶する新たなしきい値レベル情報を送信する構成となっている。このしきい値レベル情報は、次のような演算により算出される。例えば、初期書き込みエリア内の質問器15aにおいてCPU6に与えるしきい値レベル情報Saは、次式で算出する。
【0033】
Sa={(Wa/Ta−Wa′/Ta′}×α+Sa′+β ……[1]
但し、
Sa′:前回に質問器15aからCPU6に与えたしきい値レベル情報(尚、製品組立ラインが稼働開始した初期状態では、予め設定された初期しきい値レベル情報となる)、
Wa:初期書き込みエリアの次に位置した組み付けA工程エリア内の質問器15bにおいて、延べ10個のデータキャリア1から受信したウェークアップ回数の平均値、
Wa′:前回のWa(つまり、延べ10個のデータキャリア1から新たにウェークアップ回数を受信したときに、その以前の段階で延べ10個のデータキャリア1から受信したウェークアップ回数の平均値)、
Ta:組み付けA工程エリア内の質問器15bにおいて、延べ10個のデータキャリア1から受信した移動所要時間の平均値、
Ta′:前回のTa、
α:重み付け係数(経験値)、
β:補正係数(経験値)、
である。
【0034】
そして、初期書き込みエリア以下の作業エリア内の質問器15b〜15fにおいてデータキャリア1のCPU6に与えるしきい値レベル情報も、上式[1]をこれと同様のデータ処理概念で変形した数式を利用して算出できる。
【0035】
以上要するに、本実施例によるデータキャリア1では、CPU6が、各質問器15a〜15fから上述のように算出されたしきい値レベル情報を無線通信ユニット2を通じて受信する毎に、そのしきい値レベル情報をしきい値保持回路11に更新記憶するものであり、これに応じて、電圧生成回路10から出力されるしきい値電圧Vsのレベルが補正されることになる。このため、データキャリア1が、構内無線LANなどからの不要電波の影響を受ける電波環境が悪い条件下で使用される場合、つまり、不要電波によってCPU6のウェークアップが不必要に発生するような環境条件下で使用される場合には、不要電波の強弱がCPU6の単位時間当たりのウェークアップ回数に基づいて判定され、その判定結果に応じてしきい値電圧Vsが自動的に補正されて当該環境条件による影響が排除されるようになる。これにより、省電力化のためにデータ処理が不要な期間においてスリープ状態若しくは電源遮断状態とされるCPU6の不必要なウェークアップが頻発する事態が抑制されるようになるから、電源電池13の寿命低下を効果的に抑止可能となる。この場合、不要電波の強弱を、CPU6のウェークアップ回数に基づいて判定できるから、無線通信ユニット2の受信状態に影響を与える周囲環境条件の検出動作を、新たな回路要素を追加することなく簡便に行い得るようになる。
【0036】
また、本実施例による移動体識別システムによれば、各質問器15a〜15fとデータ通信を行うように設けられたホストコンピュータ16は、データキャリア1が隣接する作業エリア間の領域(データキャリア1との通信可能範囲外の領域)を移動している期間、つまりデータキャリア1が本来的にはスリープ状態若しくは電源遮断状態に保持されるはずの期間において、当該データキャリア1内のCPU6が検出した単位時間当たりのウェークアップ回数(不要電波の強弱)に基づいてしきい値レベルの補正値であるしきい値レベル情報を算出し、そのしきい値レベル情報をデータキャリア1の移動始端側の作業エリアに設置された質問器から当該データキャリア1に新たな設定しきい値レベルとして与える構成となっている。このため、データキャリア1に対しては、隣接する作業エリア間に存在する通信可能範囲外の領域を移動する場合に、当該領域の環境条件に応じて適正化されたしきい値レベル情報が、その移動始端側の作業エリアにおいて新たに与えられることになる。この結果、CPU6の不必要なウェークアップを効果的に抑制できるようになって、その電源電池13の寿命低下防止機能を的確に働かせ得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成図
【図2】移動体識別システムの概略的構成を示す模式図
【図3】作用説明のためにデータキャリアの移動所要時間などを記載した模式図
【符号の説明】
1はデータキャリア、2は無線通信ユニット(無線通信手段)、4は受信回路、5は送信回路、6はCPU(データ処理回路、センシング手段)、7は内蔵メモリ、8はパルス発生回路、9はコンパレータ、10は電圧生成回路、11はしきい値保持回路、13は電源電池、14はワーク(識別対象移動体)、15a〜15fは質問器、16はホストコンピュータ(管理装置)を示す。
Claims (3)
- 無線通信手段を通じて受信したデータ信号を内蔵メモリに書き込む機能並びにその内蔵メモリの記憶データを読み出して上記無線通信手段を通じて送信する機能が設定されたデータ処理回路を備え、データ処理が不要な期間において前記データ処理回路をスリープ状態若しくは電源遮断状態に保持すると共に、前記無線通信手段による受信レベルが予め設定されたしきい値レベル以上となったときに当該データ処理回路をウェークアップさせるようにしたものであって、前記無線通信手段の受信状態に影響を与える周囲環境条件を数値化データとして検出するセンシング手段を設け、このセンシング手段により得られる数値化データを使用して前記しきい値レベルを補正することにより前記周囲環境条件による影響を排除する構成とした電源電池内蔵型非接触データキャリアを備え、
前記電源電池内蔵型非接触データキャリアを閉ループ経路上に分散配置された複数の作業エリアを順次移動する識別対象移動体に取り付けて成る移動体識別システムにおいて、
前記各作業エリアにそれぞれ設置されて前記データキャリアと無線通信によりデータ信号の授受を行う複数の質問器と、
これらの質問器とデータ通信を行う管理装置とを備え、
前記管理装置は、前記データキャリアが隣接する作業エリア間に存在する前記無線通信手段の通信可能範囲外の領域を移動している期間において当該データキャリアが有する前記センシング手段が検出した数値化データに基づいて前記領域の前記しきい値レベルの補正値を算出し、前記データキャリアが前記領域を移動する場合に、前記補正値を前記領域の移動始端側の作業エリアに設置された前記質問器から当該データキャリアに新たな設定しきい値レベルとして与えることを特徴とする移動体識別システム。 - 前記周囲環境条件に応じた数値化データは、前記無線通信手段が受信する不要電波の強弱であることを特徴とする請求項1記載の移動体識別システム。
- 請求項2記載の移動体識別システムにおいて、
前記センシング手段は、前記無線通信手段が受信する不要電波の強弱を、当該無線通信手段の受信レベルが前記しきい値レベル以上になることに応じた前記データ処理回路のウェークアップ回数に基づいて判定することを特徴とする移動体識別システム。
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