JP4700096B2 - 受信機でデジタル・ゲイティングを用いて受信感度を調節する装置、及び、それを含む受信機 - Google Patents

受信機でデジタル・ゲイティングを用いて受信感度を調節する装置、及び、それを含む受信機 Download PDF

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Description

本発明は無線通信システムに関する。より具体的に、本発明は、短距離専用通信(dedicated short range communication;以下、「DSRC」という。)用に供される受信機、および、チップセット(chip set)に関する。
DSRCは短距離に限られた通信方式を意味する。これは、電波使用許可が不要であるISM(industrial/scientific/medical)帯域(band)と、幾つかの周波数とに基づいて、長距離干渉なしに、近距離にのみ定められた通信を行うための通信方式および規格を意味する。DSRCは数乃至数十メトルの距離内で両方向無線通信を通じて大量の情報を瞬間的に交換する方式で、狭小な地域で用いられるために、各地域で周波数の再使用が可能である。
DSRCは最近高度道路交通システム(Intelligent Transportation System; 以下、「ITS」という。)に広く使われており、ITSの一環として自動料金支払いシステム(Electronic Toll Collecting System; 以下、「ETCS」という。)が浮き彫りされている。そのほかにも、DSRCは駐車場の管理、物流配送管理、ガソリン代の支払い、カーショッピングなどにおいて活用することができる。
このようなDSRCは全世界的に車両対車両(vehicle-to vehicle)、または、車両対基盤施設(vehicle-to-infrastructure)間のデータ通信を中心に広まりつつあり、特に、韓国と日本を中心としたアジア各国においては、既に5.8GHz搬送波を用いた常用サービスがETCSとITSなどに適用されるようになってきている。現在、韓国国内においては、全国的な高速道路網にETCS用の基盤施設の設置がほぼ完了しており、一部の都市では交通情報サービスをITS網を用いて一般に供給している。
(韓国)国内のDRSCの規格は次の通りである。
(a)無線送信搬送波割り当て:5800+k*10MHz(必須:k=0,1;選択的:k=4,5)
(b)変調/復調方法:ASK(Amplitude Shift Keying)、変調インデックスは75%以上
(c)送信/受信モード間の転換方法:TDD(Time Division Duplexing)
(d)多重接続技術:FDM(Frequency Division Mutiplexing) + SDM(Space Division Multiplexing)
(e)受信感度の範囲:−76dBm(ITSの場合)〜−40dBm(ETCSの場合)
(f)送信出力の電力:+10dBm
(g)車両内装置(On-Board Equipment;以下、「OBE」という。)移動速度支援:160km/h以上
(h)OBE温度変化の範囲:−40〜85℃
以上に挙げた規格のうち、受信感度の範囲についてみると、(韓国)国内のDSRCの規格は受信感度が、ITSの場合、−76dBmで、ETCSの場合、−40dBmであることがわかる。受信感度は、受信機素子の特性または性能に応じて受信機が作動できる最小の信号入力レベルを意味する。受信感度はビット誤り率(bit error rate;BER)に基づいて決められ、受信機の性能を判断するに重要な尺度となる。
狭いETCS領域を非常に速い速度でOBEが移動中にもかかわらる課金を正常に遂行するためには、優れたBERと共に非常に速い送信・受信モード間の転換時間が必要となるという特徴があることが分かる。また、多重接続技術の一部としてSDMを用いるという特徴は隣接したETCSセル(cell)から望まれない干渉信号が発生し得るということを意味する。このため、これを相互間において防止するためには広範囲に及ぶ温度変化範囲内でも送受信伝電力の精巧な調節が必要であることを意味する。
ORSCでOBEの設計仕様のうち広い領域において受信感度を自在に調節できるという機能は、ITSとETCSを同時に支援可能にするための必要な要素である。また、広範囲な温度変化範囲内においても通信領域を明確に定義するためには、正確な送信電力と共に非常に精巧な受信感度の設定が要求される。特に、ETCSでの受信感度はOBEが通信領域内に進入しているかどうかを受信電力の強度で判断するために、より正確な感度調節が必要となる。なぜならば、受信感度が一定の値より小さい場合、OBEが通信領域に進入していない状態で、基地局との通信を試みることとなり、隣接したDSRC装置に干渉を引き起す可能性がある。また、前記一定の値より大きく設定された場合、定義された通信領域より狭い領域にしか通信が行われず、その結果、利用可能な通信時間が減るからである。
従来の受信感度調節方法として、受信機の利得を調節する方法が用いられていた。即ち、受信機の利得を調整すると受信機の雑音指数が変わるが、かかる特性を用いて、受信機のBERを満たす最大受信距離を調節するという仕組みである。
図2は、従来の受信機の受信感度調節方法における受信電力(PIN)対BERの特性を示すグラフである。図2のグラフにおいて、x軸は受信信号の強度、即ち、受信電力を示し、そして、y軸は当該強度の信号を受信したときの受信機のBERを示す。グラフ201は受信機の雑音指数(noise figure)がNF1であるときの受信信号強度に対するBERグラフであり、そして、グラフ202は受信機の雑音指数がNF2であるときの受信強度に対するBERグラフである。(ここで、NF1<NF2の条件を満たしている。)
受信機が、受信信号がPSEN1以上となると動作すると共に、動作範囲においてBERが10−5以下となることが要求される場合、即ち、受信機の受信感度がPSEN1であることが要求される場合、受信機の雑音指数はNF1に設定されるべきである。同様に、受信機が、受信信号がPSEN2以上となると動作すると共に、動作範囲においてBERが10−5以下となることが要求される場合、即ち、受信機の受信感度がPSEN2であることが要求される場合、受信機の雑音指数はNF2に設定されるべきである。即ち、要求される受信感度にしたがって受信機のノイズ指数を変化させる。
しかしながら、上記調節方法は、受信機のシステム雑音指数が全ての構成回路の利得と雑音指数の関数として決定される値であるので、特定回路の利得や雑音指数を調節して雑音指数を線形的に調節することが非常に難しいという問題を抱えている。また、受信感度を大きく設定した場合には、最大システム性能指数をもって最小入力電力で得ることができたBERを、システムの性能を人為的に劣化させて得ることになるので、システム性能の面からも最適な性能を得ることができず、また、通信距離の明確な定義が難しいという問題が存在していた。
一方で、従来のDSRC用基地局端末は、製造コスト及び価額負担の大きいハイブリッドモジュール(hybrid module)の形態で具現化されているので、多くの構成部品(チップ)と外部部品とで構成されている。したがって、DSRC用基地局端末に特定設計変更事項が発生した場合、DSRC用基地局端末は全て回収され、それを再調整しなければならないといった不便さと共に、費用の負担が発生する。さらに、このようなハイブリッドモジュールの形態で具現化されたDSRC用基地局端末はGPSやDMBのようなチップと共に集積化することができない、といった欠点がある。
また、従来のDSRC受信用ASK受信機(図示しない)は、通常LNAと、ミキサーと、IFフィルターと、RSSIと、データ比較装置(Data comparator)と、周波数合成器と、を有している。とことで、前記構成要素のうちIFフィルターを除いた構成要素はASK受信機のチップセット内に存在するのに対して、IFフィルターはASK受信機のチップセットの外部に配されている。これは、従来のDSRC受信用ASK受信機のIF周波数が約40MHzの高周波数であるため、IFフィルターとして表面弾性波(Surface acoustic wave; SAW)フィルターを用いると共に、高IF周波数を処理するにはフィルターがやむを得ず大きくなる、といった理由より、IFフィルターをASK受信機のチップセット内部に集積化しにくいからである。
高いIF周波数を有するDSRC受信用ASK受信機は、IFフィルター(103)がASK受信機チップセットの外部に配されているため、ASK受信機チップセットとIFフィルター(103)とを整合させにくく、ASK受信機が大きくなり、そして、コストが高騰する、といった、問題があった。
前述した問題を解決するために、本発明は、システムの性能を劣化させずに受信感度の容易な調節を可能とするDSRC用受信機を提供することを目的とする。
また、DSRC用受信機をCMOS技術に基づいて集積化することによって、GPSやDMBチップと共にワンチップ化することが可能なDSRC用チップセットを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、コンパクトな大きさを有し、コストを抑え、IFフィルターの特性が均一でそのほかの構成要素との整合が容易なDSRC用ASK受信機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の一実施例に係る信号受信機は、無線周波数受信信号を、前記無線周波数信号に含まれた雑音の増幅を最小化しつつ、増幅する低雑音増幅器と、前記LNAの出力信号に対して周波数下方変換を行い、中間周波数の信号を出力するミキサーと、前記ミキサーにおける周波数下方変換を行うための周波数信号を生成して、前記ミキサーに出力する周波数合成器と、前記ミキサーの出力信号のうち必要なチャネルの帯域のみを通過させる帯域通過フィルターと、前記帯域通過フィルターの出力信号を対数的に増幅させると共に、前記帯域通過フィルタの出力信号の受信信号強度(Received signal strength indicator; 以下、「RSSI」という。)を出力する対数増幅器と、前記対数増幅器の出力を所定のバイナリー臨界値と比較して、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー臨界値未満である場合、バイナリー信号のうち第1の値を出力し、そして、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー臨界値以上である場合、前記バイナリー信号のうち第2の値を出力する検出器と、前記検出器の出力端に直列に連結されたスイッチと、前記RSSIを所定のRSSI臨界値と比較して、前記RSSIが前記所定のRSSI臨界値未満である場合、前記スイッチを開放し、そして、前記RSSIが前記所定の臨界値以上である場合、前記スイッチを短絡させるスイッチ制御部と、を有している。
ここで、好ましくは、前記スイッチ制御部は、前記RSSIをデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換機と、前記RSSI臨界値を生成するRSSI臨界値生成部と、前記RSSIを前記RSSI臨界値と比較して、前記スイッチを開放するか、または、つなぐ比較機と、を有している。
ここで、好ましくは、前記RSSI臨界値生成部は、周辺温度を測定する温度センサと、前記温度センサによって測定された温度に対応する前記RSSI臨界値が記憶されているルックアップテーブルと、を有している。
ここで、好ましくは、前記受信機は、信号を受信する信号受信モードと、信号を受信しない信号非受信モード(送信モード)間で交互に動作するように設けられ、そして、前記温度センサが、前記信号受信モードが始まるときにのみ1回周辺温度を測定するように設けられている。
前記課題を解決するために、本発明の一実施例にかかるDSRC用ASK受信機は、5.8GHz帯域の短距離専用通信無線周波数を受信してデジタル信号に変換する、DSRC用の振幅偏移変調受信機であって、無線周波数受信信号を、前記無線周波数信号に含まれた雑音の増幅を最小化しつつ、増幅する低雑音増幅器と、前記LNAの出力信号に対して周波数−下方変換を行い、10MHz帯域の中間周波数の信号を出力するミキサーと、前記ミキサーの周波数−下方変換を行うための周波数信号を生じさせて、前記ミキサーに出力する周波数合成器と、前記ミキサーの出力信号のうち必要なチャネルの帯域のみを通過させる帯域通過フィルターと、前記帯域通過フィルターの出力信号を対数的に増幅させる対数増幅器と、前記対数増幅器の出力を所定のバイナリー閾値と比較して、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー閾値未満である場合、バイナリー信号のうち第1の値を出力し、そして、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー閾値以上である場合、前記バイナリー信号のうち第2の値を出力する検出器と、前記検出器の出力端に直列に連結されたスイッチと、前記RSSIを所定のRSSI臨界値と比較して、前記RSSIが前記所定のRSSI臨界値未満である場合、前記スイッチを開放し、そして、前記RSSIが前記所定の臨界値以上である場合、前記スイッチを短絡させるスイッチ制御部と、を有しており、そして、CMOS工程によってワンチップとして形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、DSRCでシステムの性能を劣化させずに、受信感度の調節が容易にできるようになる。
また、DSRC用受信機をCMOS技術に基づいて集積化することによって、GPSやDMBチップと共にワンチップ化することが可能となる。
さらに、IFフィルターをDSRC用ASK受信機のチップセット内に集積化することができ、DSRC用のASK受信機がコンパクトとなり、その製造コストを抑えることができ、そして、IFフィルターの特性が均一でそのほかの構成要素との整合が容易なDSRC用ASK受信機を得ることができる。
以下、添付した図面に基づいて、本発明に係るDSRC用のASK受信機についてより詳細に説明していく。複数の図面において、同じ構成要素またはそれに対応する構成要素には同じ符号を付して表した。また、当業者の技術常識に当たると思われる内容に関してはその具体的な説明を省く。
図1は本発明の一実施例に係る受信機(100)を示す図面である。
受信機(100)は、低雑音増幅器LNA(low noise amplifier;以下、「LNA」という。)(104)と、ミキサー(mixer;106)と、周波数合成機(108)、帯域通過フィルター(bandpass filter;110)と、対数増幅器(log amplifier;112)と、検出器(detector;114)と、スイッチ(116)と、スイッチ制御部(120)と、を含む。
LNA(104)は、無線周波数受信信号を、その信号に含まれた雑音の増幅を最小化しつつ増幅する。LNA(104)で増幅された信号は、ミキサー(106)に入力される。ミキサー(106)は、LNA(104)で増幅された信号を周波数下方変換させて中間周波数(intermediate frequency;IF)信号を出力する。ミキサー(106)はLNA(104)で増幅された信号を周波数下方変換させるために周波数合成機(108)から局部発振(Local oscillator;LO)周波数信号を受信する。LO周波数は次に示す関係を満たすように設定される。
[数1]
|LO周波数±RF周波数|=IF周波数
帯域通過フィルター(110)は、ミキサー(106)の出力信号のうち必要なチャネルの帯域のみを選択的に通過させる。対数増幅器(112)は帯域通過フィルター(110)の出力信号を対数的に(log scale)増幅し、帯域通過フィルター(110)の出力信号の受信強度信号(Received signal strength indicator;RSSI)のレベルを出力する。
検出器(114)は、対数増幅器(112)の出力を所定のバイナリー臨界値(binary threshold)と比較して、対数増幅器(112)の出力がそのバイナリー臨界値未満である場合、バイナリー信号のうち第1の値を出力し、対数増幅器(112)の出力がバイナリー臨界値以上である場合、バイナリー信号のうち第2の値を出力する。たとえば、バイナリー信号は−1または1であり、バイナリー信号の第1の値は−1であり、第2の値は0であり得る。かかる場合、バイナリー臨界値は0であり得る。また、バイナリー信号は0または1であり、バイナリー信号の第1の値は0で、第2の値は1であり得る。かかる場合、バイナリー臨界値は0.5であり得る。
スイッチ(116)は、その一端が検出器(114)の出力端に接続され、その他端が受信機(100)の出力端(Out)に接続される。スイッチ(116)が短絡された場合(close)、検出器(114)の出力は受信機(100)の出力端(Out)に伝達されるが、スイッチ(116)が開放された場合(open)、検出器(114)の出力は受信機(100)の出力端(Out)に伝達されない。
スイッチ制御部(120)はログ増幅器(112)から出力されたRSSIを所定のRSSI臨界値(signal strength threshold)と比較して、RSSIがRSSI臨界値未満である場合、スイッチ(116)を開放し(open)、RSSIがRSSI臨界値以上である場合、スイッチを短絡させる(close)。
即ち、受信信号の強度が一定の大きさ以上である場合にのみ検出器(114)の検出結果が受信機(100)の外部に出力される。したがって、受信機の雑音指数をわざと劣化させて受信機の動作する範囲を調節するという従来技術とは違って、本発明によれば、受信機の利得、および、雑音指数など性能指標は最大限良好に維持したまま、スイッチ制御部(120)のRSSI臨界値だけを任意に調整することによって受信機が動作する範囲を調節することができる。
本発明に係る受信機(100)の受信感度調節方法を用いた場合の受信電力対BER特性を図3に示した。
図3のグラフにおいて、x軸は受信信号の強度、即ち、受信電力を示し、そして、y軸は該当強度の信号を受信した場合の受信機のBERを示す。グラフ301は受信機の受信感度をPSEN1に設定した場合の受信電力対BER特性を示すグラフであり、そして、グラフ302は受信感度をPSEN2に設定した場合の受信電力対BER特性を示すグラフである。
グラフ301に基づくと、受信機(100)の受信感度が PSEN1に設定された場合、スイッチ制御部(120)は、受信強度がPSEN1未満であれば、検出器(114)の出力が受信機(100)の出力端に伝達されないようにする。または、受信機(100)の出力端に受信信号とは関係のないデジタル信号が出力される。したがって、かかる場合に、BERは0.5である。受信強度がPSEN1以上であれば、受信機(100)は受信機(100)特性に沿った通常のBER特性を有する。
グラフ302に基づくと、受信機(100)の受信感度がPSEN2に設定された場合、スイッチ制御部(120)は受信信号強度がPSEN2未満であれば、検出器(114)の出力が受信機(100)の出力端に伝達されないようにする。また、受信機(100)の出力端に受信信号とは関係のないデジタル信号が出力される。したがって、かかる場合に、BERは0.5である。受信強度がPSEN2以上であれば、受信機(100)は受信機の特性に沿った通常のBER特性を有する。
図3に示したグラフと図2に示したグラフとを比較すると、図3では受信感度を変えても、受信機の雑音指数など性能を劣化させないために、受信機の受信感度がPSEN1であるかPSEN2であるかに関係なく、受信機が動作する場合(BER<0.5の場合)には、受信電力対BER特性が一致するという点である。したがって、従来方法に比べて、一定の受信強度に対してより優れたBER特性を得ることができる。
図2に示した従来方法に係るBER特性では、受信機の雑音指数など受信機の性能を劣化させて受信感度を調節するので、受信機の受信感度がPSEN1からPSEN2により高くなっても、受信感度に該当する受信電力での受信機のBER特性は変わらない。これと対比すると、本発明にかかる受信機のメリットをより明確に理解することができる。
以下では、本発明にかかる受信機(100)で受信感度を調節する方法についてより詳しく説明する。図1を再度参照すると、スイッチ制御部(120)は、アナログ−デジタル変換機(analog-to-digital converter;ADC)(122)、RSSI臨界値生成部(130)と、比較機(124)と、を含む。
ADC(122)は対数増幅器(122)から出力されるRSSIをデジタル値に変換する。RSSI臨界値生成部(130)はRSSIが一定の値以上である場合に、受信機が動作するかどうかを決定するRSSI臨界値(received signal strength indicator threshold)を生成する。RSSI臨界値生成部(130)が生成するRSSI臨界値は、生産者または使用者によって入力されることも可能だが、RSSI臨界値生成部(130)が受信機(100)の動作環境によって任意に生成することも可能である。RSSI臨界値生成部(130)は受信機(100)の外部との通信を行うために12C通信モジュール(図示しない)を含み得る。12C通信モジュールを通じて、受信機(100)内部のRSSI臨界値が入力、及び/または、修正され得る。
比較機(124)は対数増幅器(112)から出力されるRSSIを、RSSI臨界値生成部(130)から出力されるRSSI臨界値と比較して、その比較結果にしたがってスイッチ(116)で制御信号を出力する。RSSIがRSSI臨界値より小さい場合、比較機(124)はスイッチ(116)を開放するための制御信号をスイッチ(116)に出力し、RSSIがRSSI臨界値以上である場合、比較機(124)はスイッチ(116)を短絡させるための制御信号をスイッチ(116)に出力する。このように、RSSIにしたがってスイッチ(116)をオン−オフすることによって、出力信号をオン−オフさせる。このような方式をデジタル・ゲイティング(digital gating)という。
以上に説明したように、本発明にかかる受信機(100)では、RSSI臨界値生成部(130)で生成されるRSSI臨界値にしたがって受信機(100)の受信感度が調節される。即ち、本発明によれば、デジタル・ゲイティングによって受信感度が調節される。したがって、RSSI臨界値生成部(130)で生成されたRSSI臨界値を任意に調節することによって、受信機(100)の受信感度を任意に調節することができる。
[周辺温度による受信感度調節]
引き続き図1を参照すると、本発明の別の実施例にかかる受信機(100)のRSSI臨界値生成部(130)は、温度センサ(132)と、ルックアップテーブル(lookup table ;134)とを含む。温度センサ(132)は受信機(100)を含むOBU周辺の温度を測定する。ルックアップテーブル(134)には温度に対応するRSSI臨界値が記憶されている。ルックアップテーブル(134)は温度値、及び、それに対応するRSSI臨界値を記憶するためのメモリーを含む。温度に対応するRSSI臨界値は受信機(100)の製造の際に入力されるか、または、受信機(100)の使用中に使用者によって入力される。また、温度に対応するRSSI臨界値は受信機(100)の用途、使用環境などによって適当に選択して入力され得る。
RSSI臨界値生成部(134)は、温度センサ(132)により測定された温度に対応するRSSI臨界値をルックアップテーブル(134)で検索して比較機(124)に出力する。
このように、周辺温度にしたがって適切なRSSI臨界値を選択して使用することで、周辺温度に関係なく、システムの性能を概して一定に保つことが可能となる。したがって、本発明の一実施例にかかる受信機(100)は温度変化幅が非常に広い車両内部などでも安定的に使用することができる。
[温度補償システムの低雑音クロッキング]
次に、本発明の別の実施例にかかる受信機(100)に含まれる温度センサ(132)が有する低雑音クロッキング(clocking)特性について説明する。温度センサ(132)はアナログ情報である一般的な温度値をデジタル温度情報に変換する。このときに用いられるアナログ−デジタル変換機(ADC)のサンプリングクロック(sampling clock)が送受信信号に干渉を引き起こし得る。したがって、温度センサ(132)はこのような干渉の可能性を排除するために、受信待機モードでは周期的に温度情報をアップデートするが、受信モード(RX-mode)および送信モード(TX-mode)では、受信モード、及び、送信モードがそれぞれ始まるときにのみ温度情報をアップデートする。
図4は、本発明に係る受信機(100)が含まれるDSRCの送受信モードにしたがって温度センサ(132)に供給されるクロックのタイミングダイヤグラム( timing diagram )である。図4において、受信モード(RX-mode)、または、送信モード(TX-mode)でない区間は送受信待機モードである。送受信待機モードでは、温度センサ(132)のアナルグ−デジタル変換機(ADC)に周期的にクロック(CLKADC)が供給されることが分かる。しかし、送信モード(TX-mode)では送信モードが始まる瞬間にのみクロック(CLKADC)が供給される。同様に、受信モード(RX-mode)では受信モードが始まる瞬間にのみクロックが供給される。
<DSRC送受信用チップセット>
次に、図5に基づいて、本発明の一実施例にかかる受信機(100)を含むDSRCチップセット(500)について説明する。図5は、本発明の別の実施例にかかるDSRCチップセット(500)のブロック図である。DSRCチップセット(500)において受信機(100)と一致する内部構成要素に関してはその説明を省く。DSRCチップセット(500)は電力増幅器(power amplifier;401)、ミキサー(402)、および、パルス成形フィルター(pulse shaping filter;403)を更に含む。
DSRCチップセット(500)の外部から、受信されるデジタル信号がDSRCチップ(500)の入力端(In)に入力される。入力された信号は、パルス成形フィルター(403)によって帯域幅が制限される。その後、パルス成形フィルター(403)の出力信号はミキサー(402)によって周波数上方変換(frequency-up conversion)が行われる。ミキサー(402)で周波数上方変換を行うために周波数合成機(108)からミキサー(402)へLO周波数信号が供給される。ミキサー(402)で周波数上方変換された信号は電力増幅器(401)によって信号の大きさが増幅される。
DSRCチップ(500)の外部にはSPTDスイッチ(404)が接続されて、送受信モードにしたがってDSRCチップ(500)をアンテナに接続させる。
このように、DSRCチップ(500)の送信端および受信端が単一のチップに含まれ、かつ、送信端および受信端に供給されるLO周波数が単一の周波数合成機(108)から供給されるので、チップ面積を減らすことが可能となる。さらに、DSRC用送受信機をCMOS技術に基づいて集積化することによって、GPS、DMSチップと共に容易にワンチップ(one-chip)化することができる。
<IR周波数>
本発明の別の実施例として、受信機(100)のIF周波数を10MHz帯域に選択することができる。IF周波数を10MHz帯域にした場合、帯域通過フィルター(203)も通過帯域が10MHz程度に比較的に低いため、CMOS工程(complementary metal-oxide semiconductor)によってワンチップに集積化することができる。また、この10MHz周波数帯域をIF周波数に用いるために、別途のイメージ除去回路は不要である。図6は、本発明に係るASK受信機(200)で受信・信号処理されるRF信号、および、イメージ信号の周波数の波形である。
RF信号は、DSRC標準規格に基づくDSRC用無線周波数信号を示し、その中心周波数はそれぞれ5800MHz、5810MHz、5840MHz、5850MHzである。IF周波数を10MHzに設定した場合、下方側(low-side)LO注入(injection)を仮定した場合、LO周波数はそれぞれ5790MHz、5800MHz、5830MHz、5840MHzである。したがって、それぞれのRF信号に対して、5780MHz、5790MHz,5820MHz、5830MHz帯域の信号がイメージ信号として10MHz IF周波数に変換される。しかし、DSRC標準規格によれば、5820MHz、5830MHz帯域には信号が割り当てられておらず、5780MHz、5790MHz帯域はDSRC標準規格に定める帯域以外の周波数帯域であるため、それらのイメージ信号に対して別途のイメージ除去信号は不要である。同様に、上方(up−side)LO注入を仮定する場合にも、イメージ信号の周波数帯域はDSRC標準規格で信号が割り当てられない帯域であるか、または、DSRC標準規格に定める帯域以外の周波数帯域であるため、イメージ除去回路は不要である。したがって、受信機(100)の大きさをコンパクトにすることができ、かつ、その製造コストを低く抑えることができる。
図7は、本発明の一実施例に係るDSRC用ASK受信機(700)のブロック図である。ASK受信機(700)は、5.8GHz帯域の短距離専用通信(designated short range communication;DSRC)の無線周波数(radio frequency;RF)を受信してデジタル信号に変換するDSRC用の振幅偏移変調(Aamplitude shifting keying;ASK)受信機である。ここにいう5.8GHz帯域とは、搬送波中心周波数が5800MHz+k*10MHz(k=0,1,4、または、5)で、格搬送波の帯域が約10MHz以内の搬送波を含む帯域を意味する。
DSRC用のASK受信機(700)は、LNA(701)と、ミキサー(702)と、帯域通過フィルター(703)と、対数増幅器(704)と、検出器(705)と、周波数合成器(706)と、を含む。
LNA(701)は、5.8GHz帯域の無線周波数(radio frequency;RF)受信信号を、RF信号に含まれた雑音の増幅を最小化しながら増幅する。ミキサー(702)はLNA(701)の出力信号を周波数−下方変換(frequency-down conversion)を行い、中間周波数(intermediate frequency;IF)信号を出力する。周波数合成器(706)は、ミキサー(702)の周波数下方−変換を行うための周波数信号(LO周波数)を生じさせ、ミキサー(702)にて出力する。本発明に係るASK受信機(700)のIF周波数は10MHzである。したがって、5.8GHz帯域の無線周波数信号をIF周波数信号に周波数−下方変換を行うために、LO周波数は次の数式を満たすべきである。
[数1]
|LO周波数±RF周波数|=IF周波数
帯域通過フィルター(703)はミキサー(702)の出力信号のうち必要なチャネルの帯域のみを選択的に通過させる。対数増幅器(704)は帯域通過フィルター(703)の出力信号を対数的に(log scale)増幅し、帯域通過フィルター(703)の出力信号の受信強度信号の受信強度信号(Received signal strength indicator;RSSI)のレベルを出力する。
検出器(705)は、対数増幅器(704)の出力を所定のバイナリー閾値(binary threshold)と比較し、対数増幅器(704)の出力がそのバイナリー閾値未満である場合、バイナリー信号のうち第1の値を出力し、対数増幅器(704)の出力がバイナリー閾値以上である場合、バイナリー信号のうち第2の値を出力する。たとえば、バイナリー信号は−1または1であり、バイナリー信号の第1の値は−1であり、第2の値は0であり得る。かかる場合、バイナリー閾値は0であり得る。また、バイナリー信号は0または1であり、バイナリー信号の第1の値は0で、第2の値は1であり得る。かかる場合、バイナリー閾値は0.5であり得る。
本発明に係るDSRC用のASK受信機(700)はまた、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)工程によってワンチップ(one−chip)で形成されることを特徴とする。帯域通過フィルター(703)も、通過帯域が10MHz程度に比較的に低いために、CMOS工程によってワンチップとして集積化するのも可能である。
また、本発明の一実施例に係るDSRC用ASK受信機(700)は10MHz周波数帯域をIF周波数として用いるために、別途のイメージ除去回路は不要である。図6には、本発明に係るASK受信機(700)で受信、および、信号処理されるRF信号およびイメージ信号の周波数の波形を示した。
RF信号は、DSRC標準規格に沿ったDSRC用無線周波数信号を示し、その中間周波数はそれぞれ5800,5810,5840、および、5850MHzである。IF周波数を10MHzに設定した場合、下方(low−side)LO注入(injection)を仮定する場合、LO周波数はそれぞれ5790,5800,5830、および、5840MHzである。したがって、それぞれのRF信号に対して、5780,5790,5820,5830MHz帯域の信号がイメージ信号として10MHzのIF周波数に変換される。しかし、DSRC標準規格によれば、5820MHz、5830MHz帯域には信号が割り当てられておらず、5780MHz、5790MHz帯域はDSRC標準規格に定める帯域以外の周波数帯域であるため、それらのイメージ信号に対しては別途のイメージ除去信号が不要である。同様に、上方(up−side)LO注入を仮定する場合にも、イメージ信号の周波数帯域はDSRC標準規格では信号が割り当てられない帯域であるか、または、DSRC標準規格に定める帯域以外の周波数帯域であるため、イメージ除去回路は不要である。
本発明の一実施例にかかるDSRC用のASK受信機(200)はイメージ除去回路を有しないので、その大きさをコンパクトにすることができ、かつ、その製造コストを低く抑えることができる。
以上、本発明にかかる受信機(100)およびDSRC用チップセット(500)をDSRCにおいて用いることを例として説明したが、これは例示したものに過ぎず、本発明にかかる受信機(100)は本発明の技術的思想の範囲内で任意の通信システムに用いられる。したがって、DSRC受信機でけでなく、本発明の技術的思想を用いるそのほかの受信機も本発明の権利範囲に属する、と理解すべきである。
本発明の一実施例にかかる受信機(100)を示した図面である。 従来の受信機の受信感度調節方法における受信電力(PIN) 対BER特性を示すグラフである。 本発明にかかる受信機の受信感度調節方法における受信電力対BER特性を示すグラフである。 本発明にかかる受信機(100)に含まれたDSRCの送受信モードにしたがって温度センサに供給されるクロックのタイミングダイヤグラム(timing diagram)である。 本発明の別の実施例に係るDSRCチップセット(500)のブロック図である。 従来のDSRC受信用のASK受信機を示す。 本発明の一実施例に係るDSRC用のASK受信機(200)のブロック図である。
符号の説明
100 受信機
104 低雑音増幅器(LNA)
106 ミキサー
108 周波数合成機
110 帯域通過フィルター
112 対数増幅器
114 検出器
116 スイッチ
120 スイッチ制御部

Claims (5)

  1. 無線周波数受信信号を、前記無線周波数受信信号に含まれた雑音の増幅を最小化しつつ、増幅する低雑音増幅器(LNA)と、
    前記LNAの出力信号に対して周波数下方変換を行い、中間周波数(IF)の信号を出力するミキサーと、
    前記ミキサーにおける周波数下方変換を行うための周波数信号を生成して、前記ミキサーに出力する周波数合成器と、
    前記ミキサーの出力信号のうち必要なチャネルの帯域のみを通過させる帯域通過フィルターと、
    前記帯域通過フィルターの出力信号を対数的に増幅させると共に、前記帯域通過フィルターの出力信号の受信信号強度(Received signal strength indicator; 以下、「RSSI」という。)を出力する対数増幅器と、
    前記対数増幅器の出力を所定のバイナリー臨界値と比較して、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー臨界値未満である場合、バイナリー信号のうち第1の値を出力し、そして、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー臨界値以上である場合、前記バイナリー信号のうち第2の値を出力する検出器と、
    前記検出器の出力端に直列に連結されたスイッチと、
    前記RSSIを所定のRSSI臨界値と比較して、前記RSSIが前記所定のRSSI臨界値未満である場合、前記スイッチを開放し、そして、前記RSSIが前記所定の臨界値以上である場合、前記スイッチを短絡させるスイッチ制御部と、
    を有していることを特徴とする受信機。
  2. 前記スイッチ制御部が、前記RSSIをデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換機と、前記RSSI臨界値を生成するRSSI臨界値生成部と、前記RSSIを前記RSSI臨界値と比較して、前記スイッチを開放するか、または、つなぐ比較機と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 前記RSSI臨界値生成部が、周辺温度を測定する温度センサと、前記温度センサによって測定された温度に対応する前記RSSI臨界値が記憶されているルックアップテーブルと、を有していることを特徴とする請求項2に記載の受信機。
  4. 前記受信機が、信号を受信する信号受信モードと、信号を受信しない信号非受信モード(送信モード)間で交互に動作するように設けられ、そして、
    前記温度センサが、前記信号受信モードが始まるときにのみ1回周辺温度を測定するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の受信機。
  5. 5.8GHz帯域の短距離専用通信無線周波数を受信してデジタル信号に変換する、DSRC用の振幅偏移変調受信機であって、
    無線周波数受信信号を、前記無線周波数信号に含まれた雑音の増幅を最小化しつつ、増幅する低雑音増幅器と、
    前記低雑音増幅器の出力信号に対して周波数−下方変換を行い、10MHz帯域の中間周波数の信号を出力するミキサーと、
    前記ミキサーの周波数−下方変換を行うための周波数信号を生じさせて、前記ミキサーに出力する周波数合成器と、
    前記ミキサーの出力信号のうち必要なチャネルの帯域のみを通過させる帯域通過フィルターと、
    前記帯域通過フィルターの出力信号を対数的に増幅させる対数増幅器と、
    前記対数増幅器の出力を所定のバイナリー閾値と比較して、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー閾値未満である場合、バイナリー信号のうち第1の値を出力し、そして、前記対数増幅器の出力が前記バイナリー閾値以上である場合、前記バイナリー信号のうち第2の値を出力する検出器と、
    前記検出器の出力端に直列に連結されたスイッチと、
    前記RSSIを所定のRSSI臨界値と比較して、前記RSSIが前記所定のRSSI臨界値未満である場合、前記スイッチを開放し、そして、前記RSSIが前記所定の臨界値以上である場合、前記スイッチを短絡させるスイッチ制御部と、
    を有しており、
    CMOS工程によってワンチップとして形成されている
    ことを特徴とするDSRC用の振幅偏移変調受信機。
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