JP5456224B2 - Rfidリーダによるrfid読取方法およびrfidリーダ - Google Patents

Rfidリーダによるrfid読取方法およびrfidリーダ Download PDF

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本発明は、パッシブ型やセミパッシブ型のRFID(Radio Frequency Identification)データキャリア(単に、RFIDとも言う)をRFIDリーダで読み取るRFID読取方法およびこれを実施するRFIDリーダに関するものである。
近年、物体にRFIDを取り付け、そのRFIDの情報(ID)を読み取ることにより、物体の識別、その他のサービスを提供するRFIDシステムが実用化されており、その一つのサービスとして、RFIDの位置情報をRFID自身やサーバ等に記憶し、RFIDを読み取ってその位置情報に対応するサービスを提供するナビゲーションサービスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このようなRFIDを利用するナビゲーションサービスの具体例として、例えば、RFIDを読み取るRFIDリーダをネットワークに接続して特定の場所に設置し、このRFIDリーダで読み取ったRFIDに関連付けられた携帯通信端末に対して、当該RFIDリーダの設置場所に関連付けられた情報をメールで送信することにより、その場所における情報を、RFIDを所有するユーザに提供するサービスが考えられている。
また、逆に、点字ブロック等にRFIDを埋め込んでおき、当該RFIDを例えば盲人用の杖に搭載した携帯用のRFIDリーダで読み取って、特定サーバに読み取ったRFIDに応じた情報提供先を問い合わせ、その情報提供先から当該RFIDが埋め込まれている場所に応じた情報を取得して、当該RFIDリーダに関連付けられた携帯通信端末に送信することにより、その杖を使用する盲人に取得した情報を音声として提供するサービスも考えられている。
一方、近年のノートPCやPDAにおいては、PHS用、携帯電話用、無線LAN用等の無線通信カードを挿入することにより、インターネットにアクセスすることが可能となっている。また、携帯電話においても、高機能化が進み、携帯電話単体でメールはもとより、様々な情報を取得可能となっているとともに、GPSが搭載された携帯電話に対しては、目的地を設定することで、目的地までの移動経路を提供するサービスもある。
これらの携帯情報端末は、インターネットと接続可能となることにより、様々な場所で、様々な情報を取得することが可能となっている。
特開2004−206590号公報
しかしながら、RFIDを利用したナビゲーションサービスにおいて、ネットワークに接続されたRFIDリーダでRFIDを読み取り、その読み取ったRFIDに関連付けられた携帯通信端末にRFIDリーダの設置場所に関連する情報をメールで送信する場合には、ユーザの端末操作に依存せずに情報を提供できるという利点を有しているが、その一方では、RFIDリーダがユーザ付随のRFIDを読み取ってから、ユーザがそれに関連するメールの内容を観ることが可能となるまでには、RFIDリーダおよび携帯通信端末のメールサーバ間の通信や携帯通信端末における間欠受信間隔等によって非常に時間がかかるため、その間にユーザが別の場所に移動してしまった場合には、情報のタイムリー性が失われてしまうことになる。
また、RFIDリーダでRFIDを読み取り、対応する情報提供先から当該RFIDの設置場所に応じた情報を取得する場合には、携帯通信端末の無線通信帯域がそれ程大きくないために、情報量が大きい場合にはダウンロードするのに時間を要することになる。このため、その間にユーザが別の場所に移動してしまった場合には、同様に情報のタイムリー性が失われてしまうことになる。
一方、携帯情報端末であるノートPCやPDA、あるいは携帯電話で何らかの情報を取得しようとする場合、ユーザは端末を取り出してネットワークに接続し、目的とする情報を有するサイトをネットワーク上で検索することになるが、目的とするサイトを見つけ出すことは非常に難しく、実際には、欲しいと思った時に、すぐに情報を得られるわけではない。むしろ、目的とする情報を有するサイトを検索するのに時間を要しても、必要とする情報を得ることができないこともしばしばある。
以上のような不具合を一挙に解決する方法として、携帯情報端末にRFIDリーダを搭載して周囲に存在するRFIDを読み取り、そのRFIDの読み取り順序等に基づいて携帯情報端末の所持者の行動を予測して必要と推測される情報を先読みし、所持者が携帯情報端末を操作した時点で、即座に情報を提供することが考えられる。
ところで、上記の場合、所持者の行動を的確に推測するには、より多くのRFIDを取得しておく必要があり、そのためにはRFIDリーダによるRFIDの読取動作を頻繁に行う必要がある。
しかし、RFIDが、例えば電池を内蔵しないパッシブ型の場合には、図10にタイミング図を示すように、RFIDリーダ側から順次の期間T1,T2,T3において、期間T1でRFIDを駆動するための電力供給信号を放射し、期間T2でRFIDから識別情報を送出させるためのコマンド信号を放射し、期間T3で再び電力供給信号を放射して、期間T3においてRFID側から放射される識別信号を含む送信信号を受信してRFIDを読み取ることになる。
このため、特に上記のようにRFIDリーダを搭載した携帯情報端末の所持者の行動を推測する場合には、図10に示す期間T1〜T3における一連の動作を頻繁に行う必要があることから、RFIDリーダからの電力供給信号およびコマンド信号の放射回数が多くなって、電力が急激に消費され、携帯情報端末のバッテリの使用期間が短くなることが懸念される。
なお、このような消費電力の問題は、RFIDリーダ所持者の行動を推測する場合に限らず、上述したように、RFIDリーダ単体を携帯してRFIDを読み取る場合にも、同様に生じるものであるとともに、パッシブ型のRFIDに限らず、RFIDリーダからの信号に応答する電池内蔵のセミパッシブ型のRFIDを読み取る場合にも、同様に生じるものである。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、パッシブ型やセミパッシブ型のRFIDの読取動作に伴う電力消費を有効に低減できるRFIDリーダによるRFID読取方法およびこれを実施するRFIDリーダを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、RFIDに対して該RFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射し、それに応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して当該RFIDを読み取るRFIDリーダによるRFID読取方法において、
自己のRFIDリーダから信号を放射するのに先立って、他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射を検出し、
前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されると、自己のRFIDリーダからRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して、当該RFIDの読み取りを実行し、
前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、RFIDに対して該RFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射し、それに応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して当該RFIDを読み取るRFIDリーダによるRFID読取方法において、
自己のRFIDリーダによるRFID読取動作を休止させたスリープ状態で、他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射を検出し、
前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されると、自己のRFIDリーダによる前記スリープ状態を解除して、自己のRFIDリーダからRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して、当該RFIDの読み取りを実行し、
前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、信号放射手段および信号受信手段を有し、前記信号放射手段から放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答してRFIDから送信される送信信号を前記信号受信手段で受信して、前記RFIDを読み取るRFIDリーダにおいて、
前記信号受信手段の出力に基づいて他のRFIDリーダからの信号の放射の有無を検出するリーダ出力検出手段と、
該リーダ出力検出手段の出力に基づいて前記RFIDの読取動作を制御するRFID取得制御手段と、を有し、
該RFID取得制御手段は、前記信号放射手段から信号を放射するのに先立って、前記リーダ出力検出手段が前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射を検出すると、前記信号放射手段からRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を前記受信手段で受信して、当該RFIDを読み取り、
前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、信号放射手段および信号受信手段を有し、前記信号放射手段から放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答してRFIDから送信される送信信号を前記信号受信手段で受信して、前記RFIDを読み取るRFIDリーダにおいて、
前記信号放射手段および前記信号受信手段による前記RFIDの読取動作を制御するRFID取得制御手段と、
該RFID取得制御手段による前記RFIDの読取動作を間欠的にスリープ状態とするRFID読取間欠動作制御手段と、
前記スリープ状態において他のRFIDリーダから放射される信号を受信するリーダ信号受信手段と、を有し、
前記RFID読取間欠動作制御手段は、前記スリープ状態において前記リーダ信号受信手段が前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号を受信すると、前記スリープ状態を解除して、前記信号放射手段からRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を前記信号受信手段で受信して、当該RFIDを読み取るように前記RFID取得制御手段を制御し、
前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするものである。
本発明によれば、他のRFIDリーダから信号が放射されたときは、自己のRFIDリーダから信号を放射することなく、他のRFIDリーダから放射された信号に応答してRFIDから放射される送信信号を受信して、当該RFIDの読み取りを実行するので、パッシブ型やセミパッシブ型のRFIDの読取動作に伴う電力消費を有効に低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るRFIDリーダを搭載した携帯情報端末の概略構成を示すブロック図である。
この携帯情報端末1は、ノートPC、PDAあるいは携帯電話等に本実施の形態に係るRFIDリーダ2を搭載して、周囲に存在するパッシブ型のRFIDを読み取り、そのRFIDの読み取り順序等に基づいて当該携帯情報端末1の所持者の行動を予測して必要と推測される情報を先読みし、所持者が当該携帯情報端末1を操作した時点で、最も優良と推測される情報を即座に提供し得るようにしたものである。
なお、図1では、RFIDとして、バス停留所Aに設置された時刻表示板3Aに取り付けられたRFID4Aと、バス停留所Bに設置された時刻表示板3Bに取り付けられたRFID4Bと、カバン5に取り付けられたRFID4Cとを示している。ここでは、RFID4Aの識別情報をID=A、RFID4Bの識別情報をID=B、RFID4Cの識別情報をID=Cとしている。
このため、携帯情報端末1には、本実施の形態に係るRFIDリーダ2の他に、GPS受信機を有する位置情報取得手段11、内部時計を有する計時手段12、行動推定手段13、情報選定手段14、ディスプレイやスピーカ等からなる出力手段15、RFID情報記憶手段16、個人行動記憶手段17、検索情報記憶手段18および各部に所要の電源を供給するバッテリを含む電源回路19が搭載され、基地局31との無線通信を介してネットワーク32に接続されるようになっている。
また、ネットワーク32には、RFID蓄積先解決サーバ33が接続されているとともに、RFID4A〜4Cに対応するWebサイト34A〜34Cが接続されている。
本実施の形態に係るRFIDリーダ2は、信号放射手段である電力供給信号を放射する供給電力送出手段21およびコマンド信号を放射する信号送信手段22と、RFIDからの識別情報を含む送信信号や他のRFIDリーダ41から放射される信号を受信する信号受信手段23と、これら供給電力送出手段21、信号送出手段22および信号受信手段23を制御してRFIDを読み取るRFID読取手段24と、信号受信手段23で受信したRFIDからの送信信号をエラーチェックするエラーチェック手段25と、信号受信手段23の出力に基づいて他のRFIDリーダ41からの信号放射の有無を検出するリーダ出力検出手段26と、該リーダ出力検出手段26の検出結果に基づいてRFIDの識別情報の取得を制御するRFID取得制御手段27と、基地局31との間で無線通信を行うアンテナを含む無線通信手段28と、を有している。
ここで、無線通信手段28は、RFID取得制御手段27で取得された識別情報を含む所要の情報を基地局31に送信するとともに、行動推定手段13および情報選定手段14からの所要の情報を基地局31に送信し、また、基地局31から送信される情報を受信して、その受信情報を内容に応じてRFID取得制御手段27、行動推定手段13、情報選定手段14に出力する機能を有している。
なお、図1では、一つの他のRFIDリーダ41を示しているが、他のRFIDリーダ41は不特定多数で、固定のものや、可搬性のものがある。また、RFIDリーダ41の構成は、本実施の形態に係るRFIDリーダ2と同様の構成、あるいはリーダ出力検出手段26を有しない従来構成で、単体のものや、ノートPC、PDAまたは携帯電話等に搭載されたものでも良い。
図1において、携帯情報端末1の移動経路の周囲に存在するRFID4A〜4Cは、それぞれ携帯情報端末1の接近に伴ってRFIDリーダ2によって読み取られて、その識別情報がRFID取得制御手段27に取得される。
RFID取得制御手段27は、取得した識別情報を無線通信手段28および基地局31を介してネットワーク32上のRFID蓄積先解決サーバ33に送信して、読み取ったRFIDに関する情報の蓄積先(例えば、URL)を取得し、その取得した蓄積先と読み取ったRFIDの識別情報(ID)とを関連付けてRFID情報記憶手段16に記憶する。
また、RFID取得制御手段27は、RFIDを読み取った時点の位置情報および時間情報をそれぞれ位置情報取得手段11および計時手段12から取得して、読み取ったRFIDの識別情報に関連付けてRFID情報記憶手段16に記憶するとともに、これらの位置情報および時間情報を読み取ったRFIDの識別情報とともに行動推定手段13に出力する。
行動推定手段13は、RFID取得制御手段27からのRFIDの識別情報、位置情報および時間情報を個人行動記憶手段17に順次記憶するとともに、現在取得した識別情報および既に個人行動記憶手段17に記憶されている識別情報と、それらの識別情報の取得時における位置情報および時間情報を用いて算出される移動時間情報とに基づいて次の行動を推定し、その推定結果として次に読み取られるであろう一つまたは複数のRFIDの識別情報を情報選定手段14に出力する。
情報選定手段14は、行動推定手段13からの推定結果であるRFIDの識別情報に基づいて、RFID情報記憶手段16に記憶されている当該RFIDの識別情報に関連するネットワーク32上の蓄積先から無線通信手段28を介して新規の情報を先読み取得して検索情報記憶手段18に記憶し、所持者が何らかの端末操作(例えば、図示しない所定キーの押下)を行った時点で、現在の位置情報と既に推定取得したRFIDの位置情報とに基づいて、推定取得したRFIDの中から最も優良と推測されるRFIDを特定し、その特定したRFIDに関連する先読みした情報を検索情報記憶手段18から読み出して、出力手段15に出力する。
本実施の形態では、RFIDリーダ2において、供給電力送出手段21から電力供給信号を送出してRFIDの読み取りを開始する前に、他のRFIDリーダ41によるRFIDの読み取りを検出する所定の探索経過時間(閾値L)を設定し、その間に信号受信手段23の出力に基づいて、リーダ出力検出手段26で他のRFIDリーダ41からの信号(電力供給信号またはコマンド信号)の放射の有無を、例えば、電力供給信号やコマンド信号のパターンに基づいて検出する。
ここで、リーダ出力検出手段26において、他のRFIDリーダ41から信号が放射されたことが検出されたときは、自己のRFIDリーダ2の供給電力送出手段21および信号送信手段22から電力供給信号およびコマンド信号を放射することなく、信号受信手段23に対して、他のRFIDリーダ41からの信号に応答してRFIDから送信される送信信号の受信を指示する。
これに対し、閾値Lの探索経過時間の内に、リーダ出力検出手段26において、他のRFIDリーダ41からの信号の放射が検出されなかったときは、RFID読取手段24を介して供給電力送出手段21および信号送信手段22の駆動を制御して、自己のRFIDリーダ2から、図10に示したタイミングで電力供給信号およびコマンド信号を放射し、それに応答して期間T3においてRFIDから放射される送信信号を信号受信手段23で受信するように指示する。
なお、探索経過時間は、内部クロックや計時手段12の出力に基づいて、図示しない内蔵タイマで計測し、その閾値Lは、読取動作におけるLBT(Listen Before Talk)におけるキャリアセンスの時間より十分長く、異なる帯域のRFIDを読み取るために、各帯域を1順以上探索するのに要する時間以上の値に設定する。
以下、本実施の形態に係るRFIDリーダ2によるRFIDの読取動作について、図2に示すフローチャートを参照して更に詳細に説明する。
先ず、探索経過時間をクリアして(ステップS1)、リーダ出力検出手段26の出力を監視し、これにより信号受信手段23において他のRFIDリーダ41から放射された信号を受信したか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、他のRFIDリーダ41から放射された信号を受信した場合には、RFIDの読み取りが行われる可能性があると判定して、RFIDからの送信信号の受信待ちに入り(ステップS3)、その結果、信号受信手段23でRFIDからの送信信号を受信できた場合には、その受信信号をエラーチェック手段25でエラーチェックして正しく受信できたか否か、すなわち受信エラーがあるか否かを判定する(ステップS4)。
その結果、受信エラーがないと判定された場合には、受信信号の復号処理を行って、正しく復号されたか否かを判定し(ステップS5)、復号された場合には、その復号されたデータから識別情報を取得して(ステップS6)、上述したように無線通信手段28からネットワーク32に送信して、探索経過時間をクリアし(ステップS7)、その後、探索モードが終了しているか否かを判定して(ステップS8)、終了していなければステップS2に戻る。
これに対し、ステップS3において、信号受信手段23でRFIDからの送信信号が受信されなかった場合には、RFID未検出としてステップS8に移行し、ステップS4において、受信エラーがあると判定された場合には、現在の位置情報をRFID存在エリアの候補としてRFID情報記憶手段16に記憶して(ステップS9)、ステップS8に移行する。また、ステップS5において、受信信号が暗号化されて復号不能と判定された場合には、他のRFIDを探索するように探索帯域を変更して(ステップS10)、ステップS8に移行する。
一方、ステップS2において、他のRFIDリーダ41からの信号放射が検出されなかった場合には、次に、探索経過時間が予め設定した閾値Lを超えたか否かを判定し(ステップS11)、超えた場合には、自己のRFIDリーダ2による自力読取動作を実行し(ステップS12)、その後、探索経過時間をクリアして(ステップS13)、ステップS8に移行する。
これに対し、ステップS11において、探索経過時間が閾値Lを超えていない場合には、現在位置がRFID存在エリアの候補としてRFID情報記憶手段16に記憶されている位置情報と一致するか否かを判定し(ステップS14)、一致する場合には、ステップS12に移行して、自力でRFIDの読取動作を実行し、一致していない場合には、他のRFIDを探索するように探索帯域を変更して(ステップS15)、ステップS8に移行する。
図3は、図2のステップS12で実行する自力読取動作を示すフローチャートである。
先ず、図10に示した期間T1において、供給電力送出手段21からRFIDに起電力を与えるための電力供給信号を放射し(ステップS21)、次の期間T2において、信号送信手段22からコマンド信号を放射し(ステップS22)、その後の期間T3において、供給電力送出手段21から電力供給信号を放射するとともに、信号受信手段23でRFIDからの送信信号を受信する(ステップS23)。
その後、信号受信手段23においてRFIDからの送信信号が受信されたか否かを判定し(ステップS24)、受信された場合には、その受信信号をエラーチェック手段25でエラーチェックして識別情報(ID)を取得して(ステップS25)、処理を終了し、RFIDからの送信信号が受信されなかった場合には、そのまま処理を終了する。
図4乃至図6は、本実施の形態によるRFIDの読み取り態様を模式的に示すもので、図4は図2のステップS6に至る場合の順次の状態を示しており、図5は図2のステップS9に至る場合の順次の状態を示しており、図6は図2のステップS3でRFIDからの送信信号が受信されなかった場合の順次の状態を示している。
図4においては、先ず、図4(a)に示すように、他のRFIDリーダ41がRFID4に対して電力供給信号を放射し、その電力供給信号を携帯情報端末1の自己のRFIDリーダ2が受信することにより、他のRFIDリーダ41の存在と、該RFIDリーダ41がRFID4の読取動作を行っていることが認識される。
次に、図4(b)に示すように、他のRFIDリーダ41からRFID4に対してコマンド信号が放射され、引き続き、図4(c)に示すように、他のRFIDリーダ41からRFID4に対して電力供給信号が放射されるとともに、RFID4から識別情報を含む送信信号が放射されて、それらの信号が自己のRFIDリーダ2で受信される。
その後、図4(d)に示すように、他のRFIDリーダ41からの電力供給信号およびRFID4からの送信信号の放射が停止され、自己のRFIDリーダ2において受信したRFID4の送信信号に対してエラーチェックが行われて、エラーがない場合に、その情報(ID)が位置情報とともにRFID情報記憶手段16に記憶されて、受信成功となる。
図5においては、図4の場合と状態は同じであるが、この場合には、図5(d)において、自己のRFIDリーダ2において受信したRFID4の送信信号に対してエラーチェックを行った結果、エラーにより受信失敗と判断されて、現在の位置情報がRFID存在エリアとして登録される。
また、図6においては、図6(a)から図6(b)までの状態は、図4(a)から図4(b)までの状態と同様であるが、この場合には図6(c)においてRFIDからの送信信号が受信されないために、自己のRFIDリーダ2は、図6(d)に示すように、RFIDが存在しないために受信できなかったのか、RFIDは存在するが送信電波が受信できなかったのか判断できず、RFIDが存在するのか否かを判定できないと結論付けられる。
以上のように、本実施の形態によれば、自己のRFIDリーダ2から電力供給信号を放射するのに先立って、他のRFIDリーダ41が放射した信号を積極的に検出することで、自己のRFIDリーダ2から電力供給信号を放射することなく、他のRFIDリーダ41が放射した信号に応答してRFIDから放射される送信信号を受信して、当該RFIDを読み取るようにしたので、RFIDの読取動作に伴う電力の消費量を低減することができ、電源回路19のバッテリの使用期間を長くできる。
また、他のRFIDリーダ41からの信号放射によるRFIDからの送信信号の受信信号にエラーがあった場合には、そのエリアをRFIDが存在するエリアとして記憶することで、後の読み出しの際に、RFIDからの情報を取得可能であるエリアを知ることができるので、無駄に電力供給信号を送出することなく、RFIDからの情報を取得することが可能となる。
したがって、携帯情報端末1の所持者の行動を的確に予測して、必要と推測される情報を先読みし、所持者が携帯情報端末1を操作した時点で、即座に先読みした情報を提供するナビゲーションサービスを、低消費電力で安定して提供することができる。
(第2実施の形態)
図7は、本発明の第2実施の形態に係るRFIDリーダを搭載した携帯情報端末の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1実施の形態に示したRFIDリーダ2において、リーダ出力検出手段26に代えて、供給電力取得手段51およびRFID読取間欠動作制御手段52を設けている。
供給電力取得手段51は、他のRFIDリーダ41から放射される電力供給信号を受信して起電力を発生するもので、その出力はRFID読取間欠動作制御手段52に供給する。
RFID読取間欠動作制御手段52は、計時手段12からのクロックに基づいて、RFID読取手段24、エラーチェック手段25およびRFID取得制御手段27によるRFID読取動作を間欠的に休止(スリープ)させるとともに、そのスリープ状態において、供給電力取得手段51から起電力が出力されたときは、その起電力によりスリープ状態を解除するとともに、信号受信手段23、エラーチェック手段25およびRFID取得制御手段27を起動し、これにより自己のRFIDリーダ2の供給電力送出手段21および信号送信手段22から電力供給信号およびコマンド信号を放射することなく、他のRFIDリーダ41が放射した信号に応答してRFIDから放射される送信信号の受信を信号受信手段23に指示して、当該RFIDを読み取るようにする。その他の構成は、第1実施の形態と同様であるので、同一作用をなす要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
以下、本実施の形態に係るRFIDリーダ2によるRFIDの読取動作について、図8に示すフローチャートを参照して更に詳細に説明する。
先ず、所定のスリープ時間を計測する図示しない内蔵のスリープタイマを設定して(ステップS21)、自己のRFIDリーダ2をスリープ状態とし(ステップS22)、このスリープ状態において、供給電力取得手段51の出力に基づいて他のRFIDリーダ41による電力供給信号の放射を検出する(ステップS23)。なお、スリープ時間は、固定的に設定してもよいし、ユーザにより変更可能に設定してもよい。
ここで、供給電力供給手段51が他のRFIDリーダ41からの電力供給信号を受信して起電力を発生したときは、その起電力によってスリープ状態を解除し(ステップS24)、図示しない内蔵の受信待ちタイマを起動させて(ステップS25)、信号受信手段23によるRFIDからの送信信号の受信を待ち(ステップS26)、その結果、信号受信手段23でRFIDからの送信信号を受信した場合には、その受信信号をエラーチェック手段25でエラーチェックして正しく受信できたか否か、すなわち受信エラーがあるか否かを判定する(ステップS27)。
その結果、受信エラーがないと判定された場合には、受信信号の復号処理を行って、正しく復号されたか否かを判定し(ステップS28)、復号された場合には、その復号されたデータから識別情報(ID)を取得して(ステップS29)、第1実施の形態と同様に無線通信手段28からネットワーク32に送信し、その後、スリープタイマを再び設定して(ステップS30)、スリープ状態とし(ステップS31)、さらに、探索モードが終了しているか否かを判定して(ステップS32)、終了していなければステップS23に戻る。
これに対し、ステップS26において、予め設定された受信待ちタイマが満了するまでに(ステップS33)、信号受信手段23においてRFIDからの送信信号が受信されなかった場合や、ステップS28において、受信信号が暗号化されて復号不能と判定された場合には、RFID未検出としてステップS30に移行する。また、ステップS27において、受信エラーがあると判定された場合には、現在の位置情報をRFID存在エリアの候補としてRFID情報記憶手段16に記憶した後(ステップS33)、図3に示した自己のRFIDリーダ2による自力読取動作を実行してから(ステップS34)、ステップS30に移行する。
一方、ステップS23において、他のRFIDリーダ41からの電力供給信号が検出されなかった場合には、次に、スリープタイマが満了したか否かを判定し(ステップS35)、スリープタイムが満了していなければステップS32に移行し、スリープタイマが満了したら、その満了時にスリープタイマから出力される信号でスリープ状態を解除して(ステップS36)、ステップS34と同様に自己のRFIDリーダ2による自力読取動作を実行し(ステップS37)、その後、スリープタイマを再び設定して(ステップS38)、スリープ状態とし(ステップS39)、ステップS32に移行する。
図9は、本実施の形態によるRFIDの読み取り態様を模式的に示すもので、図8のステップS29に至る場合の順次の状態を示している。
先ず、図9(a)に示すように、携帯情報端末1の自己のRFIDリーダ2がスリープ中にある状態で、図9(b)に示すように、他のRFIDリーダ41がRFID4に対して電力供給信号を放射し、その電力供給信号が自己のRFIDリーダ2で受信されると、その起電力によりスリープ状態が解除され、その後、図9(c)に示すように、他のRFIDリーダ41から放射されるコマンド信号を受信することにより、他のRFIDリーダ41がRFID4の読取動作を行っていることが認識される。
次に、図9(d)に示すように、他のRFIDリーダ41からRFID4に対して電力供給信号が放射されるとともに、RFID4から識別情報を含む送信信号が放射され、そのRFID4からの送信信号が自己のRFIDリーダ2で受信される。
その後、図9(e)に示すように、他のRFIDリーダ41からの電力供給信号およびRFID4からの送信信号の放射が停止されて、自己のRFIDリーダ2において受信したRFID4の送信信号に対するエラーチェックが行われ、その結果、エラーがなく、受信が成功すると、その情報(ID)が位置情報とともにRFID情報記憶手段16に記憶され、その後、再びスリープ状態となって、探索モードが終了していなければ、上記の動作が繰り返される。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の効果が得られる他、特に、本実施の形態では、自己のRFIDリーダ2によるRFID読取動作を休止させるスリープ状態を間欠的に設定するようにし、スリープ状態において、他のRFIDリーダ41からの電力供給信号を受信したときは、起電力を発生させて、その起電力によりスリープ状態を解除するとともに、信号受信手段23、エラーチェック手段25およびRFID取得制御手段27を起動させて、自己のRFIDリーダ2から電力供給信号およびコマンド信号を放射することなく、他のRFIDリーダ41が放射した信号に応答してRFIDから放射される送信信号を信号受信手段23で受信して、当該RFIDを読み取るようにしたので、RFIDの読取動作に伴う電力の消費量をより効果的に低減することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、RFIDリーダを携帯情報端末に搭載して所持者の行動を予測することにより、必要と推測される情報を先読みして提供するナビゲーションサービスに適用したが、RFIDリーダ単体を携帯してRFIDを読み取る場合にも、同様に適用することができる。この場合には、RFIDリーダに位置情報取得手段を搭載することもできる。また、パッシブ型のRFIDを読み取る場合に限らず、RFIDリーダからの信号に応答する電池内蔵のセミパッシブ型のRFIDを読み取る場合に、同様に適用することができる。
さらに、第2実施の形態では、スリープ状態において、供給電力取得手段51により他のRFIDリーダ41からの電力供給信号を受信して起電力を発生させ、その起電力によりスリープ状態を解除するとともに、信号受信手段23、エラーチェック手段25およびRFID取得制御手段27を起動して、他のRFIDリーダ41が放射した信号に応答してRFIDから放射される送信信号を受信して当該RFIDを読み取るようにしたが、供給電力取得手段51を設けることなく、スリープ状態において信号受信手段23を起動させておき、この信号受信手段23が他のRFIDリーダ41から放射される信号を受信したのを検出して、スリープ状態を解除するとともに、エラーチェック手段25およびRFID取得制御手段27を動作させて、他のRFIDリーダ41が放射した信号に応答してRFIDから放射される送信信号を受信して当該RFIDを読み取るようにすることもできる。
本発明の第1実施の形態に係るRFIDリーダを搭載した携帯情報端末の概略構成を示すブロック図である。 第1実施の形態によるRFIDの読取動作を示すフローチャートである。 図2の自力読取動作を示すフローチャートである。 第1実施の形態によるRFIDの読み取り態様の一例を模式的に示す図である。 同じく、RFIDの読み取り態様の他の例を模式的に示す図である。 同じく、RFIDの読み取り態様の更に他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2実施の形態に係るRFIDリーダを搭載した携帯情報端末の概略構成を示すブロック図である。 第2実施の形態によるRFIDの読取動作を示すフローチャートである。 第2実施の形態によるRFIDの読み取り態様の一例を模式的に示す図である。 RFIDリーダによるパッシブ型のRFIDの読取動作を示すタイミング図である。
符号の説明
1 携帯情報端末
2 RFIDリーダ
3A,3B 時刻表示板
4,4A〜4C RFID
5 カバン
11 位置情報取得手段
12 計時手段
13 行動推定手段
14 情報選定手段
15 出力手段
16 RFID情報記憶手段
17 個人行動記憶手段
18 検索情報記憶手段
19 電源回路
21 供給電力送出手段
22 信号送信手段
23 信号受信手段
24 RFID読取手段
25 エラーチェック手段
26 リーダ出力検出手段
27 RFID取得制御手段
28 無線通信手段
31 基地局
32 ネットワーク
33 RFID蓄積先解決サーバ
34A〜34C Webサイト
41 RFIDリーダ
51 供給電力取得手段
52 RFID読取間欠動作制御手段

Claims (4)

  1. RFIDに対して該RFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射し、それに応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して当該RFIDを読み取るRFIDリーダによるRFID読取方法において、
    自己のRFIDリーダから信号を放射するのに先立って、他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射を検出し、
    前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されると、自己のRFIDリーダからRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して、当該RFIDの読み取りを実行し、
    前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするRFIDリーダによるRFID読取方法。
  2. RFIDに対して該RFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射し、それに応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して当該RFIDを読み取るRFIDリーダによるRFID読取方法において、
    自己のRFIDリーダによるRFID読取動作を休止させたスリープ状態で、他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射を検出し、
    前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されると、自己のRFIDリーダによる前記スリープ状態を解除して、自己のRFIDリーダからRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を受信して、当該RFIDの読み取りを実行し、
    前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするRFIDリーダによるRFID読取方法。
  3. 信号放射手段および信号受信手段を有し、前記信号放射手段から放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答してRFIDから送信される送信信号を前記信号受信手段で受信して、前記RFIDを読み取るRFIDリーダにおいて、
    前記信号受信手段の出力に基づいて他のRFIDリーダからの信号の放射の有無を検出するリーダ出力検出手段と、
    該リーダ出力検出手段の出力に基づいて前記RFIDの読取動作を制御するRFID取得制御手段と、を有し、
    該RFID取得制御手段は、前記信号放射手段から信号を放射するのに先立って、前記リーダ出力検出手段が前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射を検出すると、前記信号放射手段からRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を前記受信手段で受信して、当該RFIDを読み取り、
    前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするRFIDリーダ。
  4. 信号放射手段および信号受信手段を有し、前記信号放射手段から放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答してRFIDから送信される送信信号を前記信号受信手段で受信して、前記RFIDを読み取るRFIDリーダにおいて、
    前記信号放射手段および前記信号受信手段による前記RFIDの読取動作を制御するRFID取得制御手段と、
    該RFID取得制御手段による前記RFIDの読取動作を間欠的にスリープ状態とするRFID読取間欠動作制御手段と、
    前記スリープ状態において他のRFIDリーダから放射される信号を受信するリーダ信号受信手段と、を有し、
    前記RFID読取間欠動作制御手段は、前記スリープ状態において前記リーダ信号受信手段が前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号を受信すると、前記スリープ状態を解除して、前記信号放射手段からRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号を放射することなく、前記他のRFIDリーダから放射されたRFIDから情報を送出させるためのコマンド信号に応答して前記RFIDから放射される送信信号を前記信号受信手段で受信して、当該RFIDを読み取るように前記RFID取得制御手段を制御し、
    前記他のRFIDリーダからのRFIDに起電力を与えるための電力供給信号の放射が検出されないと、自己のRFIDリーダから信号を放射して、自力読取動作を実行することを特徴とするRFIDリーダ。
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