JP3935369B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置管理システムとしては、多数の顧客先のオフィス等にそれぞれ設置された画像形成装置を、通信機能(一般にモデム機能)を有するデータ通信装置(ラインアダプタ)および公衆回線網を利用してサービスセンタ(CSSセンタ)に設置されている中央管理装置と接続可能にし、その中央管理装置により公衆回線網である公衆電話回線網(以下「PSTN」ともいう)又は総合デジタル回線網(以下「ISDN」ともいう)およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理するようにしたシステムが一般に知られている。
【0003】
このような画像形成装置管理システムでは、画像形成装置が、定期的(例えば毎日所定時刻)に、積算画像形成枚数(トータルカウンタ値)や定着ユニット内の定着ローラの表面温度(定着温度)等のログ情報を含む装置状態を示すデータ等の当該画像形成装置に関するデータを遠隔管理関連データ(以下「CSSデータ」ともいう)としてデータ通信装置へ送信したり、データ通信装置からのデータ送信要求信号によって対応するCSSデータをそのデータ通信装置へ送信し、データ通信装置が、その画像形成装置からのCSSデータをメモリに蓄積し、定期的(例えば毎月1回所定日時)に自発呼してメモリ内のCSSデータを中央管理装置へ送信したり、中央管理装置の発呼による公衆回線網からの呼び出し信号(実際には呼び出し信号に引き続いて受信する各信号中のデータ送信要求信号)によってメモリ内のCSSデータをその中央管理装置へ送信するようにしている。さらに、中央管理装置の発呼による公衆回線網からの呼び出し信号により、データ通信装置が、画像形成装置へデータ送信要求信号を送信して対応するCSSデータを取得し、そのCSSデータを中央管理装置へ送信することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像形成装置管理システムに使用する画像形成装置では、遠隔管理(遠隔診断)用に使用する通信機能を有するデータ通信装置を接続し、通常の公衆回線網経由でしか中央管理装置と通信することができず、データ通信装置を用いた通信だけでは、通信技術の革新が激しい現在においては対応しきれないという不都合があった。また、画像形成装置がファクシミリ装置であったり、通信機能を有するデジタル複写機又はデジタル複合機等の画像形成装置であった場合、それらの画像形成装置にデータ通信装置を接続することは、コスト面および設置性において無駄が多いという問題があった。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置管理システムに使用する画像形成装置において、種類の異なる複数の通信回線網を利用して中央管理装置と通信可能にすることを目的とする。また、コスト面および設置性の無駄の削減も可能にすることも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、中央管理装置と公衆回線網を介してデータ通信可能な画像形成装置において、次のようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明による画像形成装置は、上記中央管理装置と公衆回線網経由で接続し、該中央管理装置とのデータ通信を行う種類の異なる複数の通信手段を設け、上記複数の通信手段が、上記中央管理装置と公衆回線網のみを介して接続する通信手段と、上記中央管理装置と公衆回線網およびインタネットを介して接続する通信手段とを含むものであり、上記複数の通信手段のいずれかは中央管理装置を含む外部装置とのデータ通信をファクシミリ通信手順に従って行うファクシミリ通信手段であり、該ファクシミリ通信手段を用いて上記中央管理装置へ通信すべき当該画像形成装置の遠隔管理関連データと上記中央管理装置以外の外部装置へ送信すべき画像データとを共通の管理用メモリで一元的に管理するデータ管理手段を設け、上記ファクシミリ通信手段に、上記画像データ送信用のファクシミリモードと、上記遠隔管理関連データ送信用のデータモードとを備え、上記データ管理手段に、上記共通の管理用メモリに蓄積するデータに該データが上記遠隔管理関連データか上記画像データかを識別するための識別情報を付加する手段を備え、上記識別情報により、上記ファクシミリ通信手段によって送信すべきデータが上記遠隔管理関連データであると判別した場合に、上記ファクシミリ通信手段を上記ファクシミリモードから上記データモードに変更して、該データを該ファクシミリ通信手段によって予め設定された宛先の上記中央管理装置へ送信させる手段を設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図2は、この発明の実施形態である画像形成装置を含む画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【0008】
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断(遠隔管理)を前提とした複数台の画像形成装置1〜4と、その各画像形成装置1〜4中の2台の画像形成装置1,2に接続されるデータ通信装置7と、残り2台の画像形成装置3,4にLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)9を介して接続される簡易サーバ5と、後述する中央管理装置6とを備えている。
中央管理装置6は、通信網8中の公衆回線網(PSTN又はISDN)およびデータ通信装置7を介して画像形成装置1,2を、通信網8,プロバイダ10,簡易サーバ5,およびLAN9を介して画像形成装置3,4をそれぞれ遠隔管理することができる。
【0009】
データ通信装置7は、通信網8中の公衆回線網に接続され、中央管理装置6から公衆回線網経由で送られてくるデータ(指令信号等)を受信して画像形成装置1,2へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1,2から送られてくるデータ(積算画像形成枚数や装置異常を示す通報データ等のCSSデータ)を受信して公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信する。
このデータ通信装置7は、24時間通電を行っていて、通常画像形成装置1,2の電源がオフになっている(遮断されている)夜間でも、中央管理装置6との通信(データの送受信)を可能にする。このデータ通信装置7と画像形成装置1,2とは、シリアル通信インタフェースRS−485によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からの後述するポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1,2との通信を行う。
【0010】
簡易サーバ5は、画像形成装置3,4とプロバイダ10とをLAN9経由で接続し、中央管理装置6又はパーソナルコンピュータ等の他の外部装置から通信網8中の公衆回線網,インタネット,およびプロバイダ10経由で送られてくるデータを受信して画像形成装置3,4へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置3,4から送られてくるデータを受信してプロバイダ10,インタネット,および公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信する。
この簡易サーバ5も、24時間通電を行っていて、通常画像形成装置3,4の電源がオフになっている夜間でも、中央管理装置6との通信を可能にする。
なお、中央管理装置6はCSSセンタに、画像形成装置1〜4,簡易サーバ5,LAN9,およびデータ通信装置7は顧客先のオフィス等にそれぞれ設置される。
【0011】
図1は、画像形成装置1〜4の制御部の構成例を示すブロック図である。なお、この制御部は、各画像形成装置1〜4がデジタル複写機の場合に対応するものである。
各画像形成装置1〜4の制御部はいずれも、CPU11,イメージ/メモリコントローラ12,DIMM13,SDRAM14,カード15,ROM16,NVRAM17,フォントROM18,NIC部19,操作部20,HDD21,PI部22,読み取り部23,書き込み部24,FCU部25,およびNCU部26によって構成されている。
CPU11は、ROM16内の制御プログラムおよびHDD21内のUNIS(ユニックス)OSを含む各種ソフトウェアによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0012】
イメージ/メモリコントローラ12は、CPU11の指示により、読み取り部23,FCU部25,又はNIC部19からの画像データ(イメージデータ)をHDD21に転送(出力)して蓄積させたり、それらの画像データをそのまま書き込み部24に転送したり、読み取り部23からの画像データ(HDD21内の画像データを含む)をFCU部25に転送したり、後述する各種データをDIMM13又はSDRAM14に転送して書き込ませたり、DIMM13又はSDRAM14内のデータを読み出してCPU11に入力したり、操作部20からのデータをCPU11に入力するなど、各種データの入出力を制御する。
また、NIC部19等から印刷コマンドやディスプレイリスト(印刷用中間言語)を受け取った場合に、フォントROM18又はカード15内のフォントデータを使用してDIMM13又はSDRAM14のバンドバッファにビットマップ状の画像データ(イメージデータ)を描画する処理も行う。
【0013】
DIMM13はデュアル・インライン・メモリ・モジュール、SDRAM14はシンクロナス・ダイナミック・RAMであり、いずれもCPU11がデータ処理を行うために必要なソフトウェア(HDD21から予めロードされる)を含む各種データを記憶する際に使用される。
カード15は、フォントデータやプログラムを外部から供給する場合に使用する着脱可能なメモリカードである。
ROM16は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
【0014】
NVRAM17は、操作部20からのモード指示の内容を示すデータなどを記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフになってもデータを記憶保持することができる。
フォントROM18は、フォントデータを記憶している読み出し専用メモリである。
NIC部19は、ネットワーク・インタフェース・カードであり、LAN9上の簡易サーバ5と通信可能に接続するために使用する。
操作部20は、各種情報を入力するための各種操作キーからなる入力部と、各種情報を文字列によって表示する文字表示器を含む表示部とからなる。
HDD21は、着脱可能なハード・ディスク・ドライブであり、UNIS OSを含む各種ソフトウェアや画像データを含む大量のデータを保存することができる。
【0015】
PI部22は、パーソナル・インタフェースであり、データ通信装置7とのデータ通信を司る。このPI部22は、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このPI部22の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。このPI部22の主な機能は、次の(1)〜(4)に示す通りである。
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
【0016】
読み取り部23は、原稿の画像を読み取るスキャナである。
書き込み部24は、読み取り部23によって読み取った画像データ、NCU部26およびFCU部25によって受信した画像データ、NIC部19によって受信した画像データ、あるいはHDD21からイメージ/メモリコントローラ12によって読み取った画像データに基づいて用紙上に画像を印刷(形成)するプリンタである。
FCU部25は、FAX・コントロール・ユニットであり、FAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機および中央管理装置6等の外部装置との通信を通信網8中の公衆回線網経由で制御することができる。
【0017】
NCU部26は、ネットワーク・コントロール・ユニット(網制御装置)であり、回線の接続,切り離し,接続中の検知などを行う。
周辺機30は、原稿を図示しないコンタクトガラス上に給送する自動原稿給送装置(ADF)、印刷後の複数枚の用紙を各ビンに仕分けしてスタックするソータ、あるいはソータの各ビンにそれぞれスタックされた印刷物を綴じるステープラ等のオプションユニットであり、必要に応じて画像形成装置本体に装着することができる。
【0018】
なお、この実施形態においては、画像形成装置1,2は、データ通信装置7に接続するためにPI部22を使用するが、簡易サーバ5に接続する必要はないため、NIC部19は使用しない。また、画像形成装置3,4は、簡易サーバ5に接続するためにNIC部19を使用するが、データ通信装置7に接続する必要はないため、PI部22は使用しない。
【0019】
ここで、この発明による種類の異なる複数の通信手段について簡単に説明する。
まず、NIC部19が、LAN9上の簡易サーバ5,プロバイダ10,および通信網8中のインタネットおよび公衆回線網経由で中央管理装置6を含む外部装置と選択的に接続し、その接続先との通信を行う通信手段を構成する。なお、この実施形態ではセキュリティの面から簡易サーバ5を経由して外部装置と接続するようにしているが、外部装置と直接接続することも可能である。
【0020】
また、PI部22が、データ通信装置7および通信網8中の公衆回線網経由で中央管理装置6と接続し、その接続先との通信を行う通信手段を構成する。
さらに、FCU部25およびNCU部26が、通信網8中の公衆回線網経由で中央管理装置6を含む外部装置と選択的に接続し、その接続先との通信を行う通信手段を構成する。なお、FCU部25に、後述するオプションのCIG3やCIG4を接続するようにすれば、通信網8中の公衆回線網経由で中央管理装置6を含む外部装置と選択的に接続することが可能になる。
【0021】
図3〜図5は、図1の画像形成装置1〜4の制御部のHDD21に蓄積されている各種ソフトウェアの構成例を示すと共に中央管理装置6との通信処理の異なる例を説明するための図である。
図3〜図5において、UNIS OS(以下単に「OS」と略称する)およびそのOS上の後述するSCSが、図1のCPU11が基本的な処理を実行するためのソフトウェアとなる。
そのうち、SCSが、後述する各種サービス層からの情報を記憶するメモリを制御する機能をCPU11に実現させることができる。
【0022】
以下、図3〜図5に示す各種ソフトウェアについて簡単に説明する。なお、後述する各処理は、実際にはCPU11が対応するソフトウェアによって実行するものであるが、ここでは説明の都合上、ソフトウェアそのものが実行するものとする。
「Print」はプリント・アプリケーション(以下「アプリケーション」を「アプリ」と略称する)であり、このモジュールが、ネットワーク(この例ではLAN9)上の図示しないクライアント(パーソナルコンピュータやワークステーション等のホスト装置)からNCI部(NIC I/F)19によって受信した印刷コマンドやディスプレイリストに基づいて、DIMM13又はSDRAM14のバンドバッファにビットマップ状の画像データを描画する。このとき、インタプリタ処理,印刷ジョブ制御,印刷ページ管理,バンド取得&描画展開処理,MCSへのバンド圧縮・保存要求,ECSへの給紙・印刷要求,MIB情報提供,操作部20の制御を行う。
【0023】
「COPY」はコピー・アプリであり、このモジュールが基本的にコピー動作時の操作部20の制御を主に行う。実際のコピー動作は,ECS等の各サービス層によって実現される。
「FAX」はFAX・アプリであり、このモジュールが基本的にFAX通信時の操作部20の制御を主に行う。実際の送信,受信制御はFCU部25(別ボード)によって実現されるので,FCSを仲介としてFCU部25への依頼,データ授受を行う。
【0024】
「Scan」はスキャン・アプリであり、HDD21が装着(増設)された場合のスキャン配信機能として、読み取り部23によって読み取った画像データをHDD21へ転送するまでの処理を行い、実際のLAN9上の他の画像形成装置への配信処理はネット・アプリが行う。HDD21を持たない場合で、且つ読み取り部23がTWAIN(トウェイン)スキャナであった場合には、NCSを用いてネットワーク上のクライアント又はサーバ(この例では簡易サーバ5)とのデータ転送を行う。
【0025】
「Net/File」はネットワーク・ファイル・アプリであり、GW(ゲートウェイ)システム内で、対ネットワークへのデータH/Sを制御する。このとき、XMLへのフォーマット変換,ネットワークからのLS(ローカルストレージ)内のファイル引用の仲介,LS機能用サムネイルの作成/削除(JPEG,解像度変換,間引き対応など含む)を行う。
なお、図示は省略するが、GW・アプリケーション・プログラミング・インタフェースは、アプリケーション層に対して提供する(XCS群)システムサービスインタフェース(関数コール)である。
【0026】
「ECS」はエンジン・コントロール・サービス層であり、ジョブ(一連のスキャン,印刷,後処理)における画像単位の組立と状態管理を行う。このとき、読み取り動作,メモリからの印刷動作,動作状態の通知・リカバリ,ジョブコントロール,動作モード(両面,ソート等)の管理を行う。
「MCS」はメモリ・コントロール・サービス層であり、フレームメモリ(DIMM13又はSDRAM14に予め確保されている)およびHDD21の管理,ページメモリ(DIMM13又はSDRAM14に予め確保されている)の獲得・解放,蓄積ファイルの管理を行う。
【0027】
「OCS」はオペレーションパネル・コントロール・サービス層であり、操作部20上の表示に関する制御を提供する。例えば、表示用オブジェクト,ウインドウ管理,LED表示制御,タッチパネル/ハードキーによる入力制御,ブザー制御,表示領域分割処理,表示アプリ切り替え処理,表示言語切り替え処理を行う。
「FCS」はFAX・コントロール・サービス層であり、FAX送受信処理,融合送受信処理,電話帳引用,ステータス通知処理などを提供する。実際の送受信はFCU部25で行う。FCSはGWコントローラとFCU部25との間を仲介し、各種サービスを提供する。つまり、G3/G4FAX送受信処理,電話帳引用・登録処理,FCU部25のイベント(送受信ファイル数,ハンドセット,メモリ残量など変化時)の通知処理,FCU25のステータス通知処理を行う。
【0028】
「NCS」はネットワーク・コントロール・サービス層であり、ネットワーク,セントロ,USB,IEEE1394など、ホストI/Oの機能を提供する。つまり、プリンタ関連(LPD,DIPRINTD,Internet Printing,FTPD,SBP―2(1394))の制御,ファイルI/O(FTPD、FTP―C)の制御,機器管理(SNMPD,Web Status Monitor)の制御を行なう。
【0029】
「SCS」はシステム・コントロール・サービス層、「SRM」はシステム・リソース・マネージャであり、それらによってECSとエンジンとの間のエンジン情報,エンジン状態,ジョブのプロセス情報の受け渡しや、操作部20の画面やエンジンリソースの排他制御および操作部20のオペレータに対するキー情報の通知といった処理を行う。このとき、アプリ層の管理,操作部20の制御,リソースの管理,割り込みアプリ層の制御,ジョブ管理,利用者制限(課金管理),遠隔診断の制御,その他の制御を行う。
【0030】
なお、図示は省略するが、Rapi(アドバンス・ペリフェラル・インタフェース)は、読み取り部(スキャナ)23および書き込み部(プロッタ)24の制御を初め、各種の周辺機30に対しても、機種依存しない形のエンジン・インタフェースを提供する。これにより、両面印刷の最大生産性実現やモノクロ&カラー,周辺機の違いをコントローラ側から見て隠蔽可能にする。
「IMH」は、イメージメモリ・ハンドラであり、画像データの蓄積と管理を行う。この際、画像データの合成,編集,回転も行う。ページ単位での処理以外に,ページを複数の部分に分割したバンドメモリの制御も行う。
なお、図示は省略するが、FCUH(FAX・コントロール・ユニット・ハンドラ)は、FCU部25(通信制御部など、FAX送受信のキーとなるモジュールが存在する)とGWコントローラが、コマンド,データをハンドシェイクするためのハンドラである。
【0031】
図6は、図1のPI部22の構成例を示すブロック図である。
このPI部22は、CPU31,デュアルポートメモリ32,レジスタ33〜36,入力ポート37,シリアル通信制御ユニット38,ローカルバス39,およびディバイスコード設定スイッチ40によって構成されている。
CPU31は、中央処理装置,ROM,RAM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このPI部22全体を統括的に制御する。
【0032】
デュアルポートメモリ32は、CPU31と図1のCPU11の双方から読み書き可能であり、PI部22とPPC(複写機)コントローラ41との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
なお、PPCコントローラ31は、図1のCPU11およびイメージ/メモリコントローラ12を含む各部によって構成される。
レジスタ33〜36は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
【0033】
ディバイスコード設定スイッチ40は、画像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のディバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット38は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のPI部22と接続される。
【0034】
図7は、図1のFCU部25の構成例を示すブロック図である。
このFCU部25は、CPU51,ROM52,RAM53,UART54,VIF55,BUSCNT56,DCR57,メモリ58,PORT59,FAXデータモデム(以下単に「モデム」ともいう)60,COMCNT61,AFE62,DTMF63,およびPCIインタフェース(「インタフェース」を「I/F」ともいう)64によって構成されている。
CPU51は、FCU部25全体を統括的に制御する中央処理装置である。
ROM52は、CPU51が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
【0035】
RAM53は、中央管理装置6を含む外部装置および画像形成装置1,2内のイメージ/メモリコントローラ12等の一方から他方への送信データを一時記憶したり、中央管理装置6を含む各外部装置毎のデータ送信時刻(発呼時刻),中央管理装置6を含む外部装置の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(リトライ回数),再発呼間隔等の各種パラメータを記憶するSAFメモリ、およびCPU51がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する読み書き可能なメモリであり、図示しない電池によってバックアップされている。
UART54は、シリアル通信部であり、PCI I/F 64との間で制御信号のインタフェースを行う。
【0036】
VIF55は、ビデオインタフェースであり、PCI I/F 64との間で画像データのインタフェースを行う。
BUSCNT56は、バスコントロール回路であり、お互いのバスの接続,切り離し,ビットの入れ替えなどを行う。
DCR57は、圧縮/伸長回路であり、画像データの圧縮又は伸長を行う。
メモリ58は、画像データを展開する際に使用する。
PORT59は、I/Oポートであり、CPU51の指示に従って各信号の入出力を制御する。
モデム60は、送受信する中央管理装置6との通信データおよびFAX用の画像データを変復調する。
【0037】
COMCNT61は、コミュニケーション・コントロール回路であり、CPU51の指示に従って各信号の入出力を制御する。また、FAX装置又はモデム機能を有するデジタル複写機あるいは中央管理装置6等の外部装置の発呼によって通信網8中の公衆回線網(実際には交換機)からNCU部26経由で呼び出し信号(リンガ信号)が送られてくると、それを内部のリンガ検出部によって検出(受信)してCPU51に通知する。
AFE62は、アナログ・フロント・エンド(アナログ信号制御回路)であり、公衆回線網からの信号(NCU部26又はCIG4 68 から送られてくるアナログ信号)の増幅およびフィルタリングなどを行う。
DTMF63は、DTMF信号検出回路であり、AFE62から送られてくるDTMF信号(例えば*#0#の組み合わせコード)を検出する。
【0038】
PCI I/F 64は、PCIバス経由でイメージ/メモリコントローラ12,読み取り部23,書き込み部24との高速データ転送を制御するためのものである。
このFCU部25には、オプションのCIG3 67およびCIG4 68を着脱可能に接続することができる。
CIG3 67 は、通信網8中のPSTN経由で外部装置とFAX通信を行うためのG3用回路基板である。
CIG4 68 は、通信網8中のISDN経由で外部装置とFAX通信を行うためのG4用回路基板であり、デジタル信号をアナログ信号に、アナログ信号をデジタル信号にそれぞれ変換するコーデックICを備えている。
【0039】
図8は、図2のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
このデータ通信装置7は、制御部71,オートダイアラ部72,および回線制御部73からなる。
制御部71は、2台の画像形成装置1,2を制御したり、通信網8中の公衆回線網(この場合はPSTN)経由で中央管理装置6からのデータの受信を制御したりする。
オートダイアラ部72は、画像形成装置1,2からの各種データにより中央管理装置6に対して自発呼を行なう。
回線制御部73は、公衆回線網を画像形成装置1,2側に接続するか、一般電話機74(又はファクシミリ装置)側に接続するかの切り換え制御を行なう。この回線制御部73は、NCUおよびモデムを備えている。
【0040】
図9は、図8の制御部71の構成例を示すブロック図である。
この制御部71は、CPU81,リアルタイムクロック回路82,不揮発性RAM83,電池84,ROM85,シリアル通信制御ユニット86,および入出力ポート87によって構成されている。
CPU81は、ROM85内の制御プログラムによって制御部71全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路82は、時刻情報を生成出力するものであり、CPU81がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
【0041】
不揮発性RAM83は、中央管理装置6および画像形成装置1,2の一方から他方への送信データを一時記憶したり、画像形成装置1,2の中から1台を特定するそれぞれのディバイスコードおよびIDコード,画像形成装置の識別情報である機種機番(他の識別情報でもよい),中央管理装置6へのデータ送信時刻,中央管理装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数,再発呼間隔等の各種パラメータを記憶保持するメモリである。
電池84は、リアルタイムクロック回路82および不揮発性RAM83をバックアップするものであり、データ通信装置7の電源が遮断された場合でも、リアルタイムクロック回路82の動作を継続させたり、不揮発性RAM83の記憶データを保持できる。
【0042】
ROM85は、CPU81が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
シリアル通信制御ユニット86は、各画像形成装置1,2とのデータのやりとりを行なう。
入出力ポート87は、オートダイアラ部72および回線制御部73を接続するものである。
【0043】
図10は、図2の簡易サーバ5の構成例を示すブロック図である。
この簡易サーバ5は、CPU91,RAM92,F−ROM93,カードI/F94,NIC部(NIC I/F)95,96,SCI部97,および拡張I/F98等からなる。
CPU91は、F−ROM93内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
RAM92は、CPU91がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
F−ROM93は、CPU91が使用する制御プログラムを含む各種固定データを記憶する不揮発性メモリである。
【0044】
カードI/F94は、無線カード101又はPSTNカード102とのデータのやりとりを行う。無線カード101又はPSTNカード102は、簡易サーバの図示しないPCカードスロットに挿着することができる。
NIC部95,96は、ネットワーク(少なくともLAN9)上の画像形成装置1,2や図示しないクライアント等とのデータのやりとりを行う。
SCI部97は、シリアル・コミュニケーション・ユニットであり、RS485又はRS232Cを介してクライアント等とのやりとりを行う。
拡張I/F98は、着脱可能に接続されるオプションのHDD103又はF−ROM104とのデータのやりとりを行う。
【0045】
次に、この画像形成装置管理システムにおけるデータ通信装置7を使用した場合の概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムには、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
(1)中央管理装置6から画像形成装置1,2への通信制御
(2)画像形成装置1,2から中央管理装置6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
【0046】
(1)の中央管理装置6から画像形成装置1,2への通信制御には、例えば以下の(A1)〜(A3)に示すものがある。
(A1)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等のカウンタ情報(テキストデータ)の読み取りおよびリセット
(A2)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,定着温度,タイミング等の調整値(ログ情報)の設定(書き込み)および読み取り
【0047】
(A3)(2)の通信制御による画像形成装置1,2から中央管理装置6への通信制御に対する結果(テキストデータ)返送
これらの制御は、中央管理装置6からの指令信号(データの送信を要求するデータ送信要求信号又はデータの書き込みを要求するデータ書込要求信号)を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1,2へのセレクティングによって行う。セレクティングとは、接続されている画像形成装置1,2の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0048】
図11は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1,2はそれぞれ、ユニークな(特定の)ディバイスコードを持っており、データ通信装置7の制御部71は、通常の動作モード(例えば図示しないスイッチの操作によって設定できる)時に、通信網8中の公衆回線網から回線制御部73内のNCUおよびモデムによって呼び出し信号を受信した後、中央管理装置6から公衆回線網を介して指令信号を受信した場合に、セレクティング信号(SA信号)を構成する予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0049】
各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ、データ通信装置7からのセレクティング信号をPI部22によって受信すると、セレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
ここで、セレクティングされた画像形成装置のCPU11は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答をPI部22によってデータ通信装置7へ送信させる。
【0050】
データ通信装置7の制御部71は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
セレクティングされた画像形成装置のCPU11は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答をPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7との通信を実行する。
このとき、PI部22によってデータ通信装置7からデータ送信要求信号(テキストデータを構成する)を受信した場合は、上述したカウンタ情報やログ情報等の装置状態を示すデータ(テキストデータを構成する)をCSSデータとしてPI部22によってデータ通信装置7へ送信させる。PI部22によってデータ通信装置7からデータ書込要求信号を受信した場合は、その信号に付加されてるログ情報(パラメータ)等のデータをNVRAM17に書き込む。
【0051】
セレクティングに対応可能でない場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答をPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する画像形成装置が電源オフなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7の制御部71は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する。
【0052】
(2)の画像形成装置1,2から中央管理装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(B1)〜(B5)に示すものがある。
(B1)各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を示すデータ(緊急コールデータ)をCSSデータとして即時にPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7によって通信網8中の公衆回線網を介して中央管理装置6へ送信させる(緊急通報)。
【0053】
(B2)各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ、使用者(顧客)による操作部20上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行して、操作部20の文字表示器に使用者要求入力画面を表示させ、その画面上の所定キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時に、その要求を示すデータ(緊急コールデータ)をCSSデータとして即時にPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7によって通信網8中の公衆回線網を介して中央管理装置6へ送信させる(緊急通報)。
【0054】
(B3)各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定(指定)された一定枚数(通報レベル値)に達する毎に、積算画像形成枚数または転写紙の発注等を示すデータ(緊急コールデータ)をCSSデータとして即時にPI部22によってデータ通信装置7に送信させ、そのデータ通信装置7によって通信網8中の公衆回線網を介して中央管理装置6へ送信させる(緊急通報)。
【0055】
(B4)各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示すデータをCSSデータとしてPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7の制御部71はその日(当日)の予め設定されたデータ送信時刻にそれまでに受信したCSSデータをまとめてNCUおよびモデムによって通信網8中の公衆回線網を介して中央管理装置6へ送信する(非緊急通報)。この通信制御には、データ送信時刻に達する前にそれまでに受信したCSSデータの送信回数が予め設定された回数に達した場合、そのデータ送信時刻を待たずに中央管理装置6への送信を行う制御も含まれる。なお、データ送信時刻は中央管理装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM83に記憶しておく。
【0056】
(B5)各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の設定回数,設定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合に、その旨を示すデータをCSSデータとしてPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7の制御部71はその日の予め設定されたデータ送信時刻にそれまでに受信したCSSデータをまとめてNCUおよびモデムによって通信網8中の公衆回線網を介して中央管理装置6へ送信させる(非緊急通報)。この通信制御には、データ送信時刻に達する前にそれまでに受信したCSSデータの送信回数が予め定められた回数に達した場合、そのデータ送信時刻を待たずに中央管理装置6への送信を行う制御も含まれる。なお、データ送信時刻は中央管理装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM83に記憶しておく。
【0057】
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行う。ポーリングとは、接続されている2台の画像形成装置1,2を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求(データ送信要求)の有無を確認する機能をさす。
図12は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
【0058】
データ通信装置7の制御部71は、通常の動作モード時に、ポーリング信号(PA信号)を構成する予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1,2のCPU11はそれぞれ、データ通信装置7からのポーリング信号をPI部22によって受信すると、ポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0059】
次に、ポーリングされた画像形成装置のCPU11は、送出データ(データ通信装置7又は中央管理装置6に対するデータ送信要求)があればデータ通信装置7との通信(遠隔管理関連データの送信)を開始し、送出データがない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答をPI部22によってデータ通信装置7へ送信させ、そのデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7の制御部71は、終了応答を受信すると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0060】
また、データ通信装置7が出力するディバイスコードに対応する画像形成装置が、電源オフなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7の制御部71は予め設定された一定時間経過後にポーリング動作を終了する。このポーリングは、通常の動作モード時に、セレクティングが発生しない限り、接続されている各画像形成装置1,2に対して順次繰り返される。
【0061】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(C1)(C2)に示すものがある。
(C1)トータルカウンタ値(積算画像形成枚数)等の遠隔管理関連データの読み出し
(C2)(2)の通信制御による画像形成装置1,2からデータ通信装置7への通信の結果返送
【0062】
CSSデータ(ここではトータルカウンタ値とする)の読み出しの制御は、画像形成装置からのデータ取得要求が発生した時のセレクティングによって行う。画像形成装置からのデータ取得要求は、予め設定されたデータ取得時刻、ここでは1日1回予め設定されたデータ取得時刻(例えば0時0分)に発生するものとする。なお、データ取得要求が発生した時に、相手の画像形成装置の電源がオフになっている場合は、その後初めて電源がオンになった時のセレクティングによってトータルカウンタ値の読み出しの制御を行う。
【0063】
データ通信装置7は、接続されている画像形成装置毎にトータルカウンタ用のメモリを不揮発性RAM83に2個(仮にこれらをそれぞれA,Bとする)用意してあり、制御部71内のCPU81が上記1日1回のセレクティングによって読み取ったトータルカウンタ値をメモリAに書き込む。したがって、メモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。
また、毎月1回予め設定された(予め決められた)日時(これは中央管理装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM83に記憶される)にメモリAに記憶されているトータルカウンタ値をメモリBにコピーする。
【0064】
データ通信装置7から中央管理装置6へはメモリBの内容が送られるが、その転送方法には以下の(D1)(D2)に示す2通りの方法がある。
(D1)中央管理装置6は、上記日時(メモリAの内容がメモリBにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を読みにいく。つまり、データ通信装置7に対して発呼してそのデータ通信装置7と通信可能に接続した後、対応するデータ送信要求信号(読み取り指令)を送信してデータ通信装置7をアクセスし、そのデータ通信装置7から送信されるメモリBの内容(各画像形成装置1,2のトータルカウンタ値)を取得する。
【0065】
(D2)データ通信装置7の制御部71内のCPU81は、上記日時以降の予め設定されたデータ送信時刻(年月日時分)にオートダイアラ部72によって自発呼させてメモリBに記憶されたトータルカウンタ値を回線制御部73内のNCUおよびモデムによって通信網8中の公衆回線網を介して中央管理装置6へ送信させる。自発呼を行う日時(データ送信時刻)は、中央管理装置6により設定され、データ通信装置7内の不揮発性RAM83に記憶される。
なお、データ通信装置7は、接続されている画像形成装置毎に不揮発性RAM83にメモリA,Bを組み合わせたメモリ(記憶領域)を複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0066】
図13は、中央管理装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
図13において、通番は1回の送信の中での通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とする。
IDコードは、データ通信装置7およびそのデータ通信装置7に接続された画像形成装置1,2から1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。
識別コードは、通信目的の種類(中央管理装置6へ送信すべきデータの種類を含む)を示すコードである処理コードに、テキストデータの発信元(発呼元),受信先(送信先)を付加したものである。処理コードは、表1のように決められている。
【0067】
【表1】
Figure 0003935369
【0068】
ここで、処理コード「02」はデータの送信(読み取り)を要求するデータ送信要求信号に相当するものである。また、処理コード「04」はデータの書き込みを要求するデータ書込要求信号に相当するものである。
情報レコードは情報コード,データ部桁数,及びデータ部よりなり、表2のように決められている。
IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0069】
【表2】
Figure 0003935369
【0070】
図14は、データ通信装置7と画像形成装置1,2のPI部22との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
ディバイスコードは、前述のように各画像形成装置1,2毎にディバイスコード設定スイッチ40(図6参照)によってそれぞれ固有に設定され、図13のIDコードとの関連は画像形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7内の不揮発性RAM83に記憶され、以降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
処理コードは前述したように通信目的の種類を示すコードであり、図13の識別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除したものである。これも、テキストデータの送出方向により、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0071】
図15は画像形成装置1,2のPI部22とPPCコントローラ41(図6参照)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であり、図14に示したデータ通信装置7とPI部22との間で授受されるテキストデータからヘッダ,ディバイスコード,およびパリティ部分を取り除いたものである。
【0072】
以下、この画像形成装置管理システムにおけるこの発明に係わる処理動作について、図16以降の各図面を参照して具体的に説明する。
各画像形成装置1〜4は、以下の(a)〜(c)のいずれかに示すCSS処理を行う。
(a)画像形成装置1,2のCPU11は、DIMM13又はSDRAM14内のSCSに従い、PI部(CSSI/F)22によってデータ通信装置7および通信網8中の公衆回線網経由で中央管理装置6と接続し、その接続先との通信を行う(図4参照)。なお、画像形成装置3,4も、データ通信装置7と接続可能にすれば、画像形成装置1,2と同様の処理を行うことができる。
【0073】
(b)画像形成装置3,4のCPU11は、SCSおよびNCSに従い、NIC部(NIC I/F)19によってLAN9上の簡易サーバ5経由でプロバイダ10と接続した後、通信網8中のインタネットおよび公衆回線網経由で中央管理装置6と接続し、その接続先との通信を行う(図3参照)。なお、画像形成装置1,2も、LAN経由で簡易サーバと接続可能にすれば、画像形成装置3,4と同様の処理を行うことができる。
【0074】
(c)画像形成装置1〜4のCPU11は、SCSおよびFCSに従い、FCU部25のモデム60およびNCU部26によって通信網8中の公衆回線網経由で中央管理装置6と接続し、その接続先との通信を行う(図5参照)。なお、FCU部25に、オプションのCIG3,CIG4,又はその両方を接続すれば、SCSおよびFCSに従い、FCU部25とCIG3,CIG4,又はその両方とによって通信網8中の公衆回線網経由で中央管理装置6と接続し、その接続先との通信を行うことも可能である。
【0075】
ここで、SCSにはCSS(遠隔診断)制御ソフトウェアを含んでおり、このソフトウェアが各サービス層から伝えられるエラー情報,各カウンタ情報,設定情報(パラメータ),各センサの情報,およびエンジン部を構成する読み取り部23,書き込み部24,又は周辺機30から取得される情報を含む各種情報を定期的に診断(チェック)し、致命的なエラーを生じていると認識した場合に、その旨を示すデータをCSSデータとして中央管理装置3へ通報する処理を行う。そのためには、予め以下に示す処理によっていずれかのCSS処理モードを選択する必要がある。
【0076】
図16は、図1の画像形成装置1〜4のCPU11によるCSS処理モード選択処理の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜4のCPU11は、図示しない内部スイッチ(操作部20上のキー操作でもよい)のON/OFF設定に応じて3種類のCSS処理モードのいずれかを選択する。
すなわち、内部スイッチSW1がONになっている場合には、SCSおよびPI部(CSSI/F)22をそれぞれ選択することにより、(a)に示したCSS処理のモードを選択する。
【0077】
内部スイッチSW2がONになっている場合には、SCS,NCS,およびNIC部19をそれぞれ選択することにより、(b)に示したCSS処理のモードを選択する。
内部スイッチSW3がONになっている場合には、SCS,FCS,およびFCU部25をそれぞれ選択することにより、(c)に示したCSS処理のモードを選択する。
【0078】
図17は、画像形成装置1〜4のCPU11が(c)に示したCSS処理のモードを選択した場合の信号の流れを示す図である。この例は、FCU部25にオプションのCIG3 67およびCIG4 68を接続した場合に対応するものである。
図17において、「LADP(ラインアダプタ)」はデータ通信装置7に相当する。また、「FCU」中のLADP部は、データ通信装置7としての機能、つまりモデム機能を実現するためのソフトウェアに相当する。
【0079】
次に、画像形成装置3,4が(b)に示したCSS処理のモードを選択した場合に対応する画像形成装置管理システムにおける処理について説明する。
画像形成装置3,4のCPU11は、機内で何らかの異常が発生したとき、LAN9上の簡易サーバ5に接続し、その接続先へ発生した異常の内容を示すデータをCSSデータとして送信する。この送信時の手順はLANで標準的に使用されているTCP/IPが使用される。
簡易サーバ5のCPU91は、画像形成装置3,4のいずれかからCSSデータを受信すると、そのCSSデータをRAM92(又はHDD103)に記憶すると共にその内容を確認し、即中央管理装置6に送る必要がある場合には、LAN9経由でプロバイダ10と接続し、通信網8中のインタネットおよび公衆回線網経由で中央管理装置6と接続し、その接続先へCSSデータを送信する。
【0080】
ここで、このときのデータの構成を図13〜図15によって説明したものに合わせることにより、中央管理装置6は大きなデータ変換をすることなく対応がとれるようになる。
また、使用環境によっては、LAN9によって直接外部と接続できないことがあるので、このような場合には簡易サーバ5のカードI/F94経由で無線カード(PHSアダプタ)101またはPSTNカード(モデムカード)102を接続することにより、電波を使用するか、あるいは通信網8上のPSTNを使用して、中央管理装置6と接続することができる。
同様に、中央管理装置6側からも上述した経路で画像形成装置3,4とも選択的に接続することができる。
【0081】
簡易サーバ5は、接続機器をローカルで管理する機能も備えており、定期的にその各接続機器に対して診断を行い、機器の動作状態を確かめ、修理が必要な場合には、その都度中央管理装置6へ通報する機能も有している。
また、拡張I/F98に大容量記憶部としてのHDD103又はF−ROM104が接続されている場合には、それらの大容量記憶部を活用して、機器の画像データの一時蓄積や電子ソートを行う機能も有している。電子ソートとは、複数枚(複数ページ)の原稿の画像を順次読み取ってその各画像データを大容量記憶部にまとめて記憶し、それらの画像データを指定部数分まとめて書き込み部24に出力して各用紙上に順次印刷させるコピー処理を行うことにより、仕分け作業を省略できるようにしたものである。
【0082】
次に、画像形成装置1〜4(又は1,2)が(a)又は(c)に示したCSS処理のモードを選択した場合に対応する画像形成装置管理システムにおける処理について説明する。
各画像形成装置1〜4のCPU11は、PI部22又はFCU部25を用いることにより、中央管理装置6との間でCSSデータの送受信を行うことができる。
各画像形成装置1〜4は、公衆回線網(この場合はPSTN)のアナログ回線1CH分を標準装備として最初から備えており、オプションのCIG3 67およびCIG4 68を接続することもできる。この場合、(c)に示したCSS処理のモードを選択しているものとする。
【0083】
CIG3 67およびCIG4 68を接続した場合、例えばG3を実現させるために、CIG4 68 の基板内にあるコーデックICによってCSSデータのデジタル/アナログ変換を行い、アナログ信号となったCSSデータをアナログ回線CH1に対応するモデム60に入力することにより、CIG4 68 とモデム60の両方を使用してCSSデータを公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信することができる。
なお、DTMF信号を入力可能なCIG4からのアナログ信号は、オプションで増設されたCIG3 67 にも入力することができる。
【0084】
各画像形成装置1,2は、CSS制御ソフトウェアを含むSCS(図4参照)をDIMM13又はSDRAM14に格納しており、CPU11がデータ通信装置(LADP)7からのデータ送信要求をCSS制御ソフトウェアによって認識すると、読み取り部23および書き込み部24を含む各ユニットにデータ送信を要求し、その各ユニットからの対応する返送データをCSS制御ソフトウェアによってフォーマット化し、PI部22によってCSSデータとしてデータ通信装置7へ送信させることができる。この場合、(a)に示したCSS処理のモードを選択しているものとする。
【0085】
また、制御部および各ユニットの状態をCSS制御用ソフトウェアによって定期的に監視し、カウンタ情報を所定のタイミングでCSSデータとしてPI部22によってデータ通信装置7へ送信させたり、あるいはSC(サービスマンコール)又はアラーム等の異常や使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)等が発生すると、その発生内容を認識し、その認識結果をCSSデータとしてPI部22によってデータ通信装置7へ送信させたりし、更に公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信させることもできる。
【0086】
モデム機能(FAX通信機能)を実現するためのFCSを使用する場合には、CSS制御ソフトウェアによって上述と同様の監視を行い、カウンタ情報を所定のタイミングでCSSデータとしてFCSに従ってFCU部25およびNCU部26によって公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信させたり、あるいは異常や使用者が必要な要求等が発生すると、その発生内容を認識し、その認識結果をCSSデータとしてFCSに従ってFCU部25およびNCU部26によって公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信させたりすることもできる。
【0087】
CSS制御用ソフトウェアのみによるCSS処理又はCSS制御用ソフトウェアとFCSとによるCSS処理のモードへの切り替えは、PI部22の有無又はFCU部25内のLADP機能の有無で自動的に判別して行うこともできるし、上述したように内部スイッチのON/OFF設定によって判別して行うこともできる。
【0088】
次に、各画像形成装置1〜4におけるCSS制御用ソフトウェアを含むSCS(共通処理部)およびFCSによるCSSデータ受信処理を含むデータ受信処理の一例について説明する。
各画像形成装置1〜4では、外部装置の発呼によって公衆回線網(この場合はPSTN)中の交換機からリンガ信号(呼び出し信号)が送られてくると、それをNCU部26を介してFCU(CCU)部25内のCOMCNT61のリンガ検出部が検出し、その旨をPORT59経由でCPU51へ通知する。
CPU51は、リンガを検出した旨の通知を受けると、リンガ信号を受信したことを認識してFAX受信処理(V.21)に入り、モデム60およびNCU部26により、所定の応答信号を公衆回線網経由で相手先(送信元)へ返信した後、DTMF63にDTMF信号を検出する処理を行わせる。
【0089】
そして、リンガ信号の検出時から所定時間(例えば4秒)経過するまでの間に、DTMF63がAFE62経由でDTMF信号(IT信号)を検出できなかった場合には、その旨の通知をPORT59経由で受けるため、DTMF63にDTMF信号の検出処理を中断させる。また、相手先が中央管理装置6でなく他の外部装置(FAX装置等)であると判別し、FAX受信処理を継続し、モデム60のモードをFAXモードのままとして、所定の応答信号をモデム6およびNCU部26により公衆回線網経由で相手先の外部装置へ返送する。
それによって、相手先の外部装置から公衆回線網経由で画像データが送られてくるので、それをNCU部26およびモデム6によって受信し、その受信終了時に相手先との通信回線を切断する処理を行う。
【0090】
リンガ信号の検出時から所定時間経過するまでの間に、DTMF63がAFE62経由でDTMF信号を検出した場合には、その旨の通知をPORT59経由で受けるので、相手先が中央管理装置6であると判別してFAX受信処理を中断し、モデム60のモードをFAXモードからデータモードに変更し、所定の応答信号をモデム6およびNCU部26により公衆回線網経由で相手先の中央管理装置6へ返送する。
中央管理装置6は、相手先の画像形成装置からの応答信号により、自己のモデムと相手先の画像形成装置のモデム60との間でネゴシエーションを行わせて相手先との通信を可能にする。
【0091】
各画像形成装置1〜4では、CSS(遠隔診断)時の通信手順(CSS情報の送受信の手順)をFCU部25がサポートし、中央管理装置6から公衆回線網経由でデータ送信要求信号が送られてくると、それをNCU部26およびモデム6によって受信し、イメージ/メモリコントローラ12経由でCPU11に渡す。
CPU11は、FCU部25から受け取ったデータ送信要求信号が示す要求内容をSCS内のCSS制御ソフトウェアによって認識し、読み取り部23および書き込み部24を含む各ユニットのうち、必要なデータを有するユニットへデータ送信を要求し、そのユニットからの対応する返送データをCSS制御ソフトウェアによってフォーマット化して、FCSに従ってFCU部25およびNCU部26によりCSSデータとして公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信し、その送信終了時に中央管理装置6との通信回線を切断する処理を行うと共に、FCU部25内のCPU51にモデム60のモードをデータモードからFAXモードに戻させる。
【0092】
次に、各画像形成装置1〜4におけるCSS制御用ソフトウェアを含むSCSおよびFCSによるCSSデータ送信処理を含むデータ送信処理の一例について説明する。
各画像形成装置1〜4のCPU11は、制御部および各ユニットの状態をCSS制御用ソフトウェアによって定期的に監視し、例えばカウンタ情報をCSSデータとしてFCSに従ってFCU部25へ送信する。あるいは、制御部および各ユニットで異常が発生したり、使用者が必要な要求等が発生すると、その発生内容を認識し、その認識結果をCSSデータとしてFCSに従ってFCU部25へ送信する。
【0093】
FCU部25のCPU51は、入力されるCSSデータ(CSS用ファイル)をRAM53内のSAFメモリに蓄積する。なお、SAFメモリには、CSSデータの他に、画像データ(FAX用ファイル)も蓄積することができるため、蓄積するデータにCSSデータであるか画像データであるかを区別するTAG(識別情報)を付加する。
その後、SAFメモリに蓄積したデータを送信する際に、そのデータに付加されているTAGを参照して、送信すべきデータがCSSデータであるか画像データであるかを判別する。
【0094】
そして、送信すべきデータがCSSデータである場合には、モデム60のモードをFAXモードからデータモードに変更した後、予め指定された宛先(この場合は中央管理装置6)にダイヤルし、その宛先との回線接続を行い、モデム60と中央管理装置6のモデムとの間でネゴシエーションを行わせ、ベーシック手順(CSSで使用している手順)でCSSデータをモデム60およびNCU部26によって公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信させる。
中央管理装置6へのデータ送信が正常に終了すると、モデム60のモードをFAXモードに戻し、中央管理装置6との通信回線を切断する。
【0095】
なお、CSSデータを送信するタイミングはそのデータの種類によって異なるが、データ通信装置7の場合と同様なので、その説明は省略する。
また、CSSデータのうち、SC,ユーザコール,サプライコール等の緊急コールを示すデータ(緊急コールデータ)を中央管理装置6へ送信した場合には、その送信結果(通信結果)をCPU11へ通知する。
【0096】
送信すべきデータが画像データである場合には、モデム60のモードをFAXモードのままとし、予め指定された宛先(中央管理装置6以外の外部装置)にダイヤルし、モデム60と宛先のモデムとの間でネゴシエーションを行わせ、画像データをモデム60およびNCU部26によって公衆回線網経由で宛先へ送信させる。なお、このFAX送信は、直ちに行わせるか、予め設定されたデータ送信時刻に行わせる。
FAX送信が正常に終了すると、宛先との通信回線を切断する。
【0097】
もし、宛先(中央管理装置6又は他の外部装置)との通信が正常に終了しなかった場合には、通信が失敗したと判断し、その旨をCPU11に通知すると共に、再発呼間隔を設定し、次の発呼(データ送信タイミング)を待って、上述と同様の通信処理を行う。但し、所定回数(再発呼回数)部だけ発呼しても宛先につながらない場合には、ダイヤルモードをDPモードからPBモードに変更した後、更に所定回数分だけ発呼して、その間に宛先につながった場合には、変更後のダイヤルモードを記憶し、以後このモードで通信処理を行う。ダイヤルモードの変更によっても、所定回数分の発呼を行う間に宛先につながらなかった場合には、通信異常と判断し、送信できなかったデータを削除する。
【0098】
次に、各画像形成装置1〜4におけるCSS制御用ソフトウェアを含むSCSおよびFCSによるCSSデータ受信処理を含むデータ送受信処理の他の例(CIG3 67およびCIG4 68を用いた例)について説明する。
ここで、FCU部25にオプションのCIG3 67およびCIG4 68が接続されている場合、CIG3 67はCIG4 68とアナログCH1の2つの機能を活用して処理を行うことが可能である。
【0099】
CIG4 68 は、通信網8中の公衆回線網からの呼び出しに対する応答,切断,LAYERの識別,および内蔵コーデックICによるデジタル信号又はアナログ信号への変換を行うことができる。
アナログCH1はNCU以降モデムの切り口でCIG4 68 のコーデックICのアナログ信号入出力部と接続し、アナログG3の信号で通信を行うことができる。
すなわち、通信網8中の公衆回線網との接続,切断の制御はCIG4 68 で行い、アナログによるG3の手順はCIG3 67 側で行える。
【0100】
各画像形成装置1〜4では、中央管理装置6の発呼(データ通信装置7の電話番号を示すダイヤル信号の送出)により、通信網8中の公衆回線網から呼び出し信号が送られてくると、CIG4 68 がFCU部25のCPU51に対してオーデオまたはスピーチで呼び出しがあったことを通知する。なお、現在のFAX機能を有する装置は、オーデオおよびスピーチいずれも認識できる。
FCU部25のCPU51は、CIG4 68 からの上記通知により、アナログCH1の回線が空いているかどうかを確認し、その回線が使用中であればCIG4 68 に使用中のメッセージを送る。それによって、CIG4 68 は通信網8の公衆回線網に対してBUSY(ビジー)信号を返送する。
【0101】
アナログCH1の回線が空いている場合には、CCU(コミュニケーション・コントロール・ユニット)を構成するモデム60,COMCNT61,AFE62,DTMF63とCIG4 68 にG3で通信する旨を通知し、それを受けて両者はG3通信の準備をする。
そして、CCUによってCED,DISの順で送信すると、それらのアナログ信号がCIG4 68 のコーデックICに伝えられ、デジタル信号に変換されて相手の中央管理装置6に送られる。
【0102】
それによって、中央管理装置6からはダイヤル信号(データ通信装置7の電話番号を示す信号)に続いて、応答信号およびIT信号(DTMF信号)が送られてくるので、これらの信号がCIG4 68 に入り、その中のコーデックICによってアナログ信号に変換されてCCUに送られる。
CCUは、中央管理装置6から応答信号が送られてくる場合、それと並行してIT信号も送られてくるので、応答信号とIT信号を平行して検知し、その旨をCPU51に通知する。
【0103】
CPU51は、その通知を受けると、相手が中央管理装置6であると認識し、FAX受信処理を中断してモデム60のモードをデータモードに変更する。なお、中央管理装置6以外の外部装置から応答信号が送られてくるような場合には、IT信号は送られてこないため、IT信号の検出処理を中断し、そのままFAX受信処理を継続することになる。
【0104】
モデム60のモードをデータモードに変更した後、IT信号が所定時間(例えば4秒)以上で切れたことを確認する(IT信号の終了を確認する)と、モデム60によって所定の応答信号を返送し、所定のプロトコルで中央管理装置6と通信を行う。
中央管理装置6との通信が終わると、中央管理装置6との接続を解放する(中央管理装置6との通信回線を切断する)とともに、モデム60をFAXモードに戻し、処理を終了する。
【0105】
次に、各画像形成装置1〜4におけるCSS制御用ソフトウェアを含むSCSおよびFCSによるCSSデータ送信処理を含むデータ送信処理の他の例(CIG3 67およびCIG4 68を用いた例)について説明する。
各画像形成装置1〜4のCPU11は、前述したデータ送信処理と同様に、制御部および各ユニットの状態をCSS制御用ソフトウェアによって定期的に監視し、例えばカウンタ情報をCSSデータとしてFCSに従ってFCU部25へ送信する。あるいは、制御部および各ユニットで異常が発生したり、使用者が必要な要求等が発生すると、その発生内容を認識し、その認識結果をCSSデータとしてFCSに従ってFCU部25へ送信する。
【0106】
FCU部25のCPU51は、入力されるCSSデータ(CSS用ファイル)をRAM53内のSAFメモリに蓄積した後、SAFメモリに蓄積したデータを送信する際に、そのデータに付加されているTAGを参照し、送信すべきデータがCSSデータであるか画像データであるかを判別して、CSSデータであればモデム60のモードをFAXモードからデータモードに変更した後、予め設定された通信モードがG4モードになっている場合に、次の処理を行う。
【0107】
すなわち、CIG4 68 経由で予め指定された宛先(この場合は中央管理装置6)にダイヤルして、その宛先との回線接続を行うとともにアナログCH1も起動させ、モデム60と中央管理装置6のモデムとの間でネゴシエーションを行わせ、ベーシック手順(CSSで使用している手順)でCSSデータをモデム60およびCIG4 68 により公衆回線網経由で中央管理装置6へ送信させる。中央管理装置6へのデータ送信が正常に終了すると、モデム60のモードをFAXモードに戻し、中央管理装置6との通信回線を切断する。
【0108】
なお、CSSデータを送信するタイミングはそのデータの種類によって異なるが、データ通信装置7の場合と同様なので、その説明は省略する。
また、CSSデータのうち、SC,ユーザコール,サプライコール等の緊急コールを示すデータ(緊急コールデータ)を中央管理装置6へ送信した場合には、その送信結果(通信結果)をCPU11へ通知する。
【0109】
送信すべきデータが画像データである場合には、モデム60のモードをFAXモードのままとし、予め指定された宛先(中央管理装置6以外の外部装置)にダイヤルし、モデム60と宛先のモデムとの間でネゴシエーションを行わせ、画像データをモデム60およびCIG4 68 によって公衆回線網経由で宛先へ送信させる。なお、このFAX送信は、直ちに行わせるか、予め設定されたデータ送信時刻に行わせる。
FAX送信が正常に終了すると、宛先との通信回線を切断する。
【0110】
もし、宛先(中央管理装置6又は他の外部装置)との通信が正常に終了しなかった場合には、通信が失敗したと判断し、その旨をCPU11に通知すると共に、再発呼間隔を設定し、次の発呼(データ送信タイミング)を待って、上述と同様の通信処理を行う。但し、所定回数(再発呼回数)部だけ発呼しても宛先につながらない場合には、ダイヤルモードをDPモードからPBモードに変更した後、更に所定回数分だけ発呼して、その間に宛先につながった場合には、変更後のダイヤルモードを記憶し、以後このモードで通信処理を行う。ダイヤルモードの変更によっても、所定回数分の発呼を行う間に宛先につながらなかった場合には、通信異常と判断し、送信できなかったデータを削除する。
【0111】
また、アナログCH1で送信モードになっている場合に、CCU経由で発呼動作を行い、モデム60と中央管理装置6のモデムとの間でネゴシエーションを行う処理以降の処理を行なう。このとき、アナログ回線が未接続の場合は、仮想的にG4側に切り替えてG3で通信することにより、通信の信頼性を上げることができる。
【0112】
このように、この実施形態によれば、画像形成装置1〜4が、中央管理装置6と公衆回線網8経由で接続し、中央管理装置6とのデータ通信を行う種類の異なる複数の通信手段(インタフェース)を設けたので、種類の異なる複数の通信回線網(公衆回線網およびインタネット)を利用して中央管理装置6と通信を行うことができ、通信技術の革新が激しい現在においても十分対応可能になる。つまり、中央管理装置6との通信環境を顧客の環境に合わせることができる。
【0113】
また、複数の通信手段として、中央管理装置6と公衆回線網のみを介して接続するFCU部25を用いた通信手段と、中央管理装置6と公衆回線網およびインタネットを介して接続するNIC部19を用いた通信手段とを備えているので、データ通信装置7を使用せずに中央管理装置6との通信を行うことができる。したがって、データ通信装置7を不要にでき、コスト面および設置性の無駄を削減することも可能になる。
【0114】
さらに、NIC部19によりネットワークプリンタで使用されているLAN19での接続を可能にしたが、画像形成装置3,4から直接的に中央管理装置6と接続することはセキュリティの面からも不利なので、一度簡易サーバ5で画像形成装置3,4からのデータを収集し、ここからセキュリティを掛けて中央管理装置6と接続するようにしたので、セキュリティ面の向上につながる。しかも、簡易サーバ6の機能を活用することにより、各種サービスも実現できる。
【0115】
なお、FAX装置又はその機能(モデム機能)を有するデジタル複写機やデジタル複合機等の画像形成装置によれば、すでに公衆回線網に接続するためのモデム機能を備えているため、その機能をそのまま活用することにより、モデム機能を有するカードやユニットを外付けしないで済み、安価で安全に通信を行うことができる。また、画像形成装置1〜4がISDN対応機であれば、内部で通信処理を行えるため、容易にISDNを介して中央管理装置6と接続することが可能になる。
【0116】
また、この実施形態によれば、画像形成装置1〜4のCPU11が、遠隔診断関連の処理は全て共通処理用のSCS(図3)を用いて行い、内部スイッチの設定に応じてサービス層の切り替えを行うことにより、複数の通信手段のいずれかを選択するようにしたので、所望の通信手段を用いて中央管理装置6と通信可能にできる。また、遠隔診断関連の処理は全て共通処理用のSCSを用いて行うため、ソフトウェアの構成が簡単になり、新たな通信手段の接続に容易に対応できる。
【0117】
さらに、複数の通信手段のいずれか(FCU部25を用いた通信手段)は中央管理装置6を含む外部装置とのデータ通信をファクシミリ通信手順に従って行うファクシミリ通信手段であり、それを用いて中央管理装置6へ通信すべきCSSデータと中央管理装置6以外の外部装置へ送信すべき画像データとを共通の管理用メモリ(SAFメモリ)で一元的に管理するようにしたので、それらのデータの管理が容易になる。
【0118】
ここで、FCU部25を用いた通信手段によってCSSデータを送信する場合、中央管理装置6側がBUSYのこともあるので、その場合には再送処理が必要になる。このためには、送信データの蓄積,データ送信時刻,送信先の管理が必要になる。したがって、これらの管理を共通の管理用メモリであるFAXのメモリ送信用メモリを用いて行えば、つまりFAXのメモリ送信の場合と同じ扱いでCSSデータを管理することにより、複数種のデータ管理を容易に実現することができる。
【0119】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の画像形成装置によれば、中央管理装置と公衆回線網経由で接続し、その中央管理装置とのデータ通信を行う種類の異なる複数の通信手段を設けたので、種類の異なる複数の通信回線網を利用して中央管理装置と通信可能にでき、中央管理装置との通信環境を顧客の環境に合わせることが可能になる。
また、複数の通信手段として、中央管理装置と公衆回線網のみを介して接続する通信手段と、中央管理装置と公衆回線網およびインタネットを介して接続する通信手段とを備るようにすれば、データ通信装置を使用せずに中央管理装置との通信を行うことができるため、データ通信装置を不要にでき、コスト面および設置性の無駄を削減することも可能になる。
さらに、複数の通信手段のいずれかは中央管理装置を含む外部装置とのデータ通信をファクシミリ通信手順に従って行うファクシミリ通信手段であり、それを用いて中央管理装置へ通信すべき当該画像形成装置の遠隔管理関連データと中央管理装置以外の外部装置へ送信すべき画像データとを共通の管理用メモリで一元的に管理するようにしたので、それらのデータの管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の画像形成装置1〜4の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態である画像形成装置を含む画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置1〜4の制御部のHDD21に蓄積されている各種ソフトウェアの構成例を示すと共に中央管理装置6との通信処理の一例を説明するための図である。
【図4】図1の画像形成装置1〜4の制御部のHDD21に蓄積されている各種ソフトウェアの構成例を示すと共に中央管理装置6との通信処理の他の例を説明するための図である。
【図5】図1の画像形成装置1〜4の制御部のHDD21に蓄積されている各種ソフトウェアの構成例を示すと共に中央管理装置6との通信処理の更に他の例を説明するための図である。
【図6】図1のPI部22の構成例を示すブロック図である。
【図7】図1のFCU部25の構成例を示すブロック図である。
【図8】図2のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
【図9】図8の制御部71の構成例を示すブロック図である。
【図10】図2の簡易サーバ5の構成例を示すブロック図である。
【図11】図8に示したデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図12】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図13】図2の中央管理装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図14】図2のデータ通信装置7と画像形成装置1,2のPI部との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図15】図2の画像形成装置1,2のPI部とPPCコントローラとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図16】図1の画像形成装置1〜4のCPU11によるCSS処理モード選択処理の一例を示すフロー図である。
【図17】図1の画像形成装置1〜4のCPU11がSCSおよびNCSを用いたCSS処理のモードを選択した場合の信号の流れを示す図である。
【符号の説明】
1〜4:画像形成装置 5:簡易サーバ
6:中央管理装置 7:データ通信装置
8:通信網 9:LAN
10:プロバイダ 11,51:CPU
12:イメージ/メモリコントローラ
16,52:ROM 17:NVRAM
19:NIC部 21:HDD
22:PI部 23:読み取り部
24:書き込み部 25:FCU部
26:NCU部 53:RAM
60:モデム 61:COMCNT
62:AFE 63:DTMF
67:CIG3 68:CIG4

Claims (2)

  1. 中央管理装置と公衆回線網を介してデータ通信可能な画像形成装置において、
    前記中央管理装置と公衆回線網経由で接続し、該中央管理装置とのデータ通信を行う種類の異なる複数の通信手段を設け、
    前記複数の通信手段は、前記中央管理装置と公衆回線網のみを介して接続する通信手段と、前記中央管理装置と公衆回線網およびインタネットを介して接続する通信手段とを含み、
    前記複数の通信手段のいずれかは中央管理装置を含む外部装置とのデータ通信をファクシミリ通信手順に従って行うファクシミリ通信手段であり、
    該ファクシミリ通信手段を用いて前記中央管理装置へ通信すべき当該画像形成装置の遠隔管理関連データと前記中央管理装置以外の外部装置へ送信すべき画像データとを共通の管理用メモリで一元的に管理するデータ管理手段を設け、
    前記ファクシミリ通信手段は、前記画像データ送信用のファクシミリモードと、前記遠隔管理関連データ送信用のデータモードとを有し、
    前記データ管理手段は、前記共通の管理用メモリに蓄積するデータに該データが前記遠隔管理関連データか前記画像データかを識別するための識別情報を付加する手段を有し、
    前記識別情報により、前記ファクシミリ通信手段によって送信すべきデータが前記遠隔管理関連データであると判別した場合に、前記ファクシミリ通信手段を前記ファクシミリモードから前記データモードに変更して、該データを該ファクシミリ通信手段によって予め設定された宛先の前記中央管理装置へ送信させる手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記複数の通信手段のいずれかを選択する選択手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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