JP3934101B2 - プラズマ化用の電極およびプラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、プラズマ化用の電極構造およびこの電極構造を用いて表面処理を行なうプラズマ処理装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のプラズマ処理装置は一対の電極を備えている。これら電極は環状をなして軸方向に対向しており、電極間にはガス通路としての隙間が形成されている。そして、電極間に印加される電界により、このガス通路を流れる処理ガスをプラズマ化する。プラズマ化されたガスは、被処理物に向けて吹き出し、この被処理物を表面処理(例えばエッチング,洗浄,CVD等)する。
上記電極は処理ガスのプラズマ化を安定して行なうために、所定温度範囲に維持する必要がある。例えば、処理ガスを比較的低い温度でプラズマ化する場合には、プラズマ放電の際に発熱する電極を冷却する必要がある。そのため、上記公報の装置では、電極に形成した環状溝にパイプを収容し、このパイプに温調媒体としての冷媒を流して電極を冷却(温度調節)するようになっている。
特開平5−82478号公報
しかし、上記公報の電極構造では、冷媒(温調媒体)と電極との間にパイプが介在されており、このパイプと電極との接触面積が小さいため、効率良い冷却(温度調節)が行なえなかった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、電極と、この電極に隣接して配置された通路形成部材とを有し、これら電極と通路形成部材の対向する面により温調媒体を流すための媒体通路が画成され、これら対向面間には、上記媒体通路を挟むようにして媒体通路に沿う第1,第2のシール部材が介在されていることを特徴とするプラズマ化用の電極構造を要旨とする。この構成によれば、媒体通路が電極の対向面により画成されており、温調媒体が電極に直接接しながら流れることにより、効率良く電極の温度調節を行なうことができる。
好ましくは、上記電極,通路形成部材および第1,第2シール部材が環状をなし、上記電極および通路形成部材の周面が上記対向面の少なくとも一部として提供され、これら周面間に、上記媒体通路が形成されるとともに上記第1シール部材が介在されている。この構成のように電極が環状をなしていても、媒体通路を簡単に形成することができる。また、電極と通路形成部材は径方向の外側と内側に配置されるとので、小型化することができる。
好ましくは、上記電極と通路形成部材のうち一方の部材は径方向に突出する環状の鍔部を有し、この鍔部の平坦面が電極の周面と直交する他の対向面として提供され、他方の部材は上記周面と直交する平坦面を有し、この平坦面が他の対向面として提供され、上記第2シール部材は、これら電極と通路形成部材の平坦面間に介在されている。これによれば、第2シール部材が電極と通路形成部材を嵌め込む際に抵抗とならず、嵌め込みを容易に行なうことができる。
より好ましくは、上記一方の部材の周面は連続した円筒面をなし、他方の部材の周面はその中間部に上記媒体通路となる環状溝を有するとともにこの環状溝を挟んで配置された第1周面部および第2周面部を有し、この第1周面部には上記一方の部材の周面が隙間を介して対向するとともに、上記第1シール部材が装着され、上記平坦面と交わる上記第2周面部は上記一方の部材の周面と実質的に隙間なく対向している。これによれば、電極と通路形成部材の径方向のガタツキがなく、電極の芯出しや位置決めを容易に行なうことができる。
他の態様として、上記第1,第2シール材がともに上記電極と通路形成部材の周面間に介在されている。これによれば、周面間に第1,第2シール材が配置されるので、シール構造が簡単になり、ひいては電極と通路形成部材の構成を簡略化することができる。
さらに本発明のプラズマ装置は、上記電極構造が径方向の内側と外側に同心をなして配置され、内側の電極構造においては電極の内周面と通路形成部材の外周面とが対向し、外側の電極構造においては電極の外周面と通路形成部材の内周面とが対向し、内側電極構造の電極の外周面と外側電極構造の電極の内周面との隙間がガス通路として提供され、これら電極間に印加される電界により、上記ガス通路を流れる処理ガスをプラズマ化する。これによれば、内外の電極と通路形成部材を径方向に同心に配置することにより、装置全体を小型化することができ、全周にわたってプラズマ化された処理ガスを供給することができる。
本発明によれば、温調媒体により効率良く電極の温度調節を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。図1および図2は、半導体ウェハーWを処理対象とする常圧プラズマエッチング装置M(プラズマ処理装置)を示す。はじめにウェハーWについて説明する。ウェハーWは、シリコンなどの半導体によって円盤形状に形成されている。ウェハーWの上面には、例えばスピンコーターによってフォトレジストなどの膜Waが形成されている。この膜Waは、ウェハーWの上面の全体を覆い、外縁にまで及んでいる。この膜Waの外縁部Wa’を残しておくと、その後の研磨工程で邪魔になったり外縁を把持する工程でパーティクル発生の原因になったりする。そこで、ウェハーWは、上記成膜工程の次に常圧プラズマエッチング装置へ送られ、外縁部Wa’のエッチング工程に付される。
図1および図2に示すように、常圧プラズマエッチング装置Mは、平面視環状のノズルヘッド1と、パルス電源60(電界印加手段)と、処理ガス源70と、吸引ポンプ80(吸引手段)と、冷媒源90(温調媒体源)と、を備えている。ノズルヘッド1は、内側電極構造10と、外側電極構造20と、これら電極構造10,20を覆う絶縁性のホルダ30と、このホルダ30を覆う金属製(導電性)のフレーム40とを備えている。これら構成要素10,20,30,40は全て環状をなしている。
図3に最も良く示されているように、内側電極構造10は、環状の電極11と、この電極11の径方向内側に同心をなして配置された環状の金属製通路形成部材15を備えている。電極11は円筒部12と、この円筒部12の下端から径方向外方向に張り出す環状の平板形状の鍔部13とを有して、断面L字形をなしている。円筒部12の内周面12aおよび鍔部13の上側の平坦面13aは、互いに直交しており、後述するように通路形成部材15に対向する対向面として提供される。
通路形成部材15の外周面15aは、その中間部に環状溝15xを有するとともに、この環状溝15xを挟んで配置された円筒面をなす第1周面部15yと第2周面部15zとを有している。通路形成部材15の下面は上記第2周面部15zと直交する平坦面15bとなっている。これら外周面15a,平坦面15bは、後述するように上記電極11に対向する対向面として提供される。
上記通路形成部材15は、その外周面15aが電極11の内周面12aに対向し、平坦面15bが電極11の平坦面13aに対向するようにして、電極11の径方向内側に嵌めらている。電極11の内周面12aと、通路形成部材15の外周面15aの一部である環状溝15xにより、媒体通路17が画成されている。第1周面部15yおよび平坦面15bには環状の収容溝が形成され、これら収容溝にはそれぞれOリング18、19(シール部材)が収容されており、これらOリング18,19が弾性変形した状態で電極11の内周面12aと平坦面13aに接することにより、媒体通路17の上下がシールされている。なお、後述するように電極構造10がホルダ30に収容された状態では、電極11の平坦面13aと通路形成部材15の平坦面15bは接している。
上述したように、環状溝15xの下側のOリング19は外周面15aに装着されておらず、上側のOリング18だけが外周面15aに配置されている。そのため、上記通路形成部材15を電極11に嵌め込む際に、挿入抵抗が小さく挿入し易い。
通路形成部材15の第1周面部15yは、電極11の内周面12aより若干小さく、両者の間には、Oリング18の挿入のために必要な隙間(クリアランス)がある。第2周面部15zは第1周面部15yより若干径が大きく、電極11の内周面12aと実質的に等しい。厳密には、通路形成部材15を電極11の円筒部12に挿入可能なように第1周面部15yと電極11の内周面12aとの間に微小のクリアランスがあるが、このクリアランスは実質的にゼロであり、両者はほぼ接している。その結果、電極11の芯出し,位置決めを正確に行なうことができる。
外側電極構造20は、電極21とその径方向外側に配置された金属製通路形成部材25とを備えている。これら電極21,通路形成部材25の断面形状は、内側電極構造10と左右対称であるので、重複を避けるために簡単に説明する。
電極21は、円筒部22と、この円筒部22の下端から径方向,外方向に延びる環状の鍔部23とを有している。円筒部22の外周面22aおよび鍔部13の上側の平坦面23aが対向面として提供される。通路形成部材25の円筒面をなす内周面25a(対向面)は、環状溝25xと第1周面部25yと第2周面部25zとを有している。通路形成部材25の下面は上記第2周面部25xと直交する平坦面25b(対向面)となっている。
電極21の外周面22aと、通路形成部材25の環状溝25xにより、媒体通路27が画成されている。第1周面部25yと平坦面25bの収容溝に収容されたOリング28、29(シール部材)が電極21の内周面22aと平坦面23aに接することにより、媒体通路27の上下がシールされている。
内側電極構造10と同様に、通路形成部材25の第1周面部25yと電極11の外周面22aとの間には、Oリング28の挿入のために必要なクリアランスがあり、第2周面部25zと外周面22aとの間のクリアランスは実質的にゼロである。
外側電極構造20の電極21の内径は内側電極構造10の電極11の外径より大きく、電極21の内周面22bと電極11の外周面12bとの間には環状の隙間50が形成されている。この隙間50は処理ガスのためのガス通路となる。なお、電極11の外周面12bと電極21の内周面22bには、それぞれ固体誘電体が溶射にて被膜されている。
図1,図2に戻って説明すると、上記ホルダ30は、略水平をなす底板31と、略水平をなす天板32と、それらの内周部間に挟まれた筒33と、環状のリング部材34とを有している。これら部材は樹脂等の絶縁材料からなる。リング部材34は、電極11,21の上端面と通路形成部材15,25の段差により形成された空間に嵌っている。底板31と天板32とで電極構造10,20およびリング部材34を挟んでいる。筒33は内側電極構造10の通路形成部材15の内周に接してこれを支持している。底板31は外側と内側に分割されている。
上記ホルダ30を囲んで支持するフレーム40は、略水平をなす底板41と、略水平をなす天板42と、それらの間に挟まれてボルト等で連結された内筒43および外筒44とを有している。これら部材41〜44は金属からなる。底板41はホルダ30の底板31を放射状に等間隔に配置されたスペーサ49を介して押さえている。天板42はホルダ30の天板32を押さえている。内筒43は、ホルダ30の筒33および天板32の内周を押さえている。外筒44は、電極21,通路形成部材25,天板32の外周を押さえている。天板42は図示しない架台に固定されており、これによりノズルヘッド1が支持されている。なお、底板41は耐腐食性金属からなり、内側と外側に分割されており、その下面には絶縁材料からなる薄いプレート45がそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、フレーム40の天板42には、絶縁筒61を介して接続端子62が貫通して設けられており、この接続端子62の下端は通路形成部材15の上端に接続されている。接続端子62には給電線63を介してパルス電源60が接続されている。これにより、電極11がパルス電源60に接続されて電界印加電極(ホット電極)となる。また、電極21は通路形成部材25およびフレーム40を介して接地されており、これにより接地電極(アース電極)となっている。
図1に示すように、底板31の外側と内側に分割された部材間には、環状の吹き出し口71が形成されている。この吹き出し口71の上端は電極11,21間のガス通路50に連なり、その下端は底板31の下面に形成された山形の環状凸部31aで開口している。他方、フレーム40の天板42には周方向に等間隔をおいて複数の継手72が取り付けられている。継手72は天板32,42およびリング部材34に形成された孔73およびリング部材34に形成された環状のスリット74を介して電極11,21間のガス通路50の上端に連なっている。この継手72には供給管75を介して処理ガス源70が接続されている。処理ガス源70には、エッチング用ガスとして例えばCFが貯えられている。
上記底板41の内側と外側に分割された部材間には、上記環状凸部31aの斜面に対応したテーパをなす環状の吸い込み口81が形成されている。この吸い込み口81は、前述した吹き出し口71の真下に位置してこれより幅広をなしており、底板31,41間の隙間からなる排気通路82に連なっている。また、フレーム40の外筒44には周方向に等間隔をおいて複数のポリテトラフルオロエチレン等の耐腐蝕性樹脂からなる排気チューブ83が貫通している。これら排気チューブ83の下端は底板31に形成された貫通孔84を介して上記排気通路82に連なっている。この排気チューブ83の上端部は天板42に設置された継手85に挿入接続されている。また、ホルダ30の筒33および天板32には、周方向に等間隔をおいて複数のポリテトラフルオロエチレン等の耐腐蝕性樹脂からなる排気チューブ86が貫通している。これら排気チューブ86の下端は底板31に形成された貫通孔87を介して上記排気通路82に連なっている。この排気チューブ86の上端部は天板42に設置された継手88に挿入接続されている。上記継手85,88は、耐腐蝕製樹脂からなる吸引管89を介して吸引ポンプ80に接続されている。
上記天板42には入口側継手91と出口側継手92が取り付けられている。入口側継手91は冷媒供給管93を介して冷媒源90(温調媒体源)に接続されている。冷媒(温調媒体)としては例えば水が用いられ、冷媒源90は給水ポンプからなる。入口側継手91は天板42,32および通路形成部材15に形成された貫通孔94を介して内側電極構造10の媒体通路17に連なっている。また、出口側継手92には排水チューブ95が接続されている。出口側継手92は、天板42,32および通路形成部材25に形成された貫通孔96を介して外側電極構造20の媒体通路27に連なっている。さらに天板42には、上記継手91,92とほぼ180°離れた位置において、2つの中継継手(図示しない)が取り付けられている。これら中継継手同士は中継チューブ(図示しない)により接続されている。これら中継継手は、上記継手91,92と同様にして、内側電極構造10の媒体通路17と外側電極構造20の媒体通路27にそれぞれ連なっている。
上記のように構成された常圧プラズマエッチング装置Mの動作を説明する。ノズルヘッド1の下方に処理対象のウェハーWをセットする。このとき、ノズルヘッド1の中心軸線とウェハーWの中心が一致するようにする。これによって、環状吹き出し口71の真下に、ウェハーWの外縁が位置されることになる。
次に、処理ガス源70からの処理ガスを、供給管75,継手72,孔73,環状スリット74を介してガス通路50(環状プラズマ化空間)の全周に均一に導入する。併行して、パルス電源60からパルス電圧を所定周波数で出力する。このパルス電圧は、給電線63,接続端子62および通路形成部材15を介して電極11に印加される。これにより、電極11,21間のガス通路50にパルス電界が形成され、この電界によってガス通路10aを通る処理ガスをプラズマ化することができる。このプラズマ化された処理ガスが、環状吹き出し口71の全周から吹出され、ウェハーWの外縁の全周に吹き付けられる。これによって、ウェハーWの膜Waの外縁部Wa’を全周にわたって一度にエッチングすることができる。
上記処理ガスの吹き出しと同時に吸引ポンプ80を駆動する。これによって上記吹き出し流を囲むようにしてその直近に上向きの吸い込み流が形成され、処理ガスやエッチングにより生じた副生成物が、ウエハーWに沿って外縁部Wa’より内側に流れるのを防止でき、処理対象外の膜Waを保護することができる。エッチング後の処理ガスや副生成物は、吸い込み口81に吸い込まれ、排気通路82,排気チューブ83,86,吸引チューブ89を経て排気される。
また、冷媒源90の冷媒を供給管93,入口側継手91,貫通孔94を経て内側電極構造10の媒体通路17に送り込む。この冷媒は2手に分かれて媒体通路17内を流れ、ほぼ180°離れた中継継手および中継チューブを経て外側電極構造20の媒体通路27に流れ込み、さらに2手に分かれて媒体通路27を流れ、最後に貫通孔96,出口側継手92を経、排水チューブ95から排出される。上記のように、媒体通路17,27内を流れる過程で、放電により発熱した電極11,21を冷却し、所定の温度範囲になるように調節する。電極17、27に冷媒が直接接しながら流れるので、効率良く冷却を行なうことができる。
図4は本発明の他の実施形態を示す。図において上記実施形態に対応する構成部には同番号を付してその詳細な説明を省略する。この実施形態では、通路形成部材15,25の周面15a,25aは、等しい径の円筒面からなる第1周面部15y,25yと第2周面部15z,25zとを有しており、これら第1,第2の周面部にOリングからなる第1シール部材18,28と第2シール部材19,29がそれぞれ装着されており、ともに円筒面をなす電極11,21の周面12a,22aに接している。この構成では、シール構造が簡単で電極11,21および通路形成部材15、25の構造も簡単にすることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の形態を採用可能である。
例えば、温調媒体は、電極を冷却するものに限らず、電極を所定温度に維持するために加温するものであってもよい。加温する場合には常温水や冷水に代えて温水を用いてもよい。
第1,第2のシール部材は、それぞれ複数のOリングにより構成してもよい。
電極を上記実施形態の通路形成部材に似た断面形状にし、通路形成部材を上記実施形態の電極に似た断面形状にしてもよい。
電極構造は直線的に延びるものであってもよい。
さらに本発明は、エッチングに限られず、洗浄や成膜などの他のプラズマ表面処理にも適用できる。また、常圧下に限らず、減圧下でのプラズマ表面処理にも適用できる。
本発明の一実施形態に係る常圧プラズマエッチング装置のノズルヘッドの縦断面図である。 上記環状ノズルを図1とは異なる位置で縦断面にした図である。 同ノズルヘッドに組み込まれた内側と外側の電極構造を示す拡大縦断面図である。 本発明の他の実施形態を示す電極構造の拡大縦断面図である。
符号の説明
10 内側の電極構造
20 外側の電極構造
11,21 電極
12a,12b,22a,22b 電極の周面
15,25 通路形成部材
15a,25a 通路形成部材の周面
15x,25x 環状溝
15y,25y 第1周面部
15z,25z 第2周面部
17,27 媒体通路
18,28 Oリング(第1シール部材)
19,29 Oリング(第2シール部材)
50 ガス通路

Claims (3)

  1. 電極と、この電極に隣接して配置された通路形成部材とを有し、これら電極と通路形成部材の対向する面により温調媒体を流すための媒体通路が画成され、これら対向面間には、上記媒体通路を挟むようにして媒体通路に沿う第1,第2のシール部材が介在され
    上記電極,通路形成部材および第1,第2シール部材が環状をなし、上記電極および通路形成部材の周面が上記対向面の少なくとも一部として提供され、これら周面間に、上記媒体通路が形成されるとともに上記第1シール部材が介在され
    上記電極と通路形成部材のうち一方の部材は径方向に突出する環状の鍔部を有し、この鍔部の平坦面が電極の周面と直交する他の対向面として提供され、他方の部材は上記周面と直交する平坦面を有し、この平坦面が他の対向面として提供され、上記第2シール部材は、これら電極と通路形成部材の平坦面間に介在されていることを特徴とするプラズマ化用の電極構造。
  2. 上記一方の部材の周面は連続した円筒面をなし、他方の部材の周面はその中間部に上記媒体通路となる環状溝を有するとともにこの環状溝を挟んで配置された第1周面部および第2周面部を有し、この第1周面部には上記一方の部材の周面が隙間を介して対向するとともに、上記第1シール部材が装着され、上記平坦面と交わる上記第2周面部は上記一方の部材の周面と隙間なく対向していることを特徴とする請求項に記載のプラズマ化用の電極構造。
  3. 請求項1又は2の電極構造が径方向の内側と外側に同心をなして配置され、内側の電極構造においては電極の内周面と通路形成部材の外周面とが対向し、外側の電極構造においては電極の外周面と通路形成部材の内周面とが対向し、内側電極構造の電極の外周面と外側電極構造の電極の内周面との隙間がガス通路として提供され、これら電極間に印加される電界により、上記ガス通路を流れる処理ガスをプラズマ化することを特徴とするプラズマ処理装置。
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