JP3934014B2 - 樹木養生構造及び樹木養生方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、街路樹等の樹木を支持して起立させる樹木養生構造及び樹木養生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹木を支持して起立させる構造は、従来から様々なものがあった。その構造を以下に示す。
【0003】
図5に示す樹木養生構造は、樹木51の幹52の上部にベルト53を巻き付け、そのベルト53にワイヤ54の一端を接続すると共に、そのワイヤ54の他端を地面55に固定したアンカー56に接続して、樹木51を支持するように構成されている。ワイヤ54は、樹木51を中心とした均等な角度で、少なくとも3方向に放射状に延びるように設けられている。
【0004】
図6に示す樹木養生構造は、樹木51の根土57の上部に鋳鉄板58等を載置し、その板面の広さにより、根鉢にかかる踏圧を分散させるものである。鋳鉄板58は、複数に分割されており、接続プレート59とボルト60にて互いに固定されている。
【0005】
しかし、上述した図5に示す樹木養生構造では、ワイヤ54が樹木51の周囲に広がって設けられているため、歩行の邪魔になったり、外観が良くないといった問題があった。また、台風などの方向の異なる連続する風により樹木51が回転して倒れることがあり、支柱構造としては必ずしも完璧ではなかった。さらに、樹木51の成長に応じてベルト53が幹52に食い込んでしまうといった問題もあった。
【0006】
一方、図6に示す樹木養生構造では、樹木51の幹52の近傍まで鋳鉄板58を大きくして形成すると、樹木51の成長に応じて鋳鉄板58が幹52に食い込んでしまっていた。
【0007】
そこで、図5のワイヤ支柱及び図6のツリーサークルの問題を解決するために、図7に示すような樹木養生構造が案出されていた。この樹木養生構造は、樹木51の根土部分を竹等の板材や麻等で構成された袋部材61とロープ(図示せず)とで覆って、根鉢62が形成されている。樹木51の幹52の周囲には無端状のベルト63が設けられている。根鉢62下部の地盤にはアンカ64が固定され、そのアンカ64とベルト63との間に引張ベルト65が架け渡されている。
【0008】
引張ベルト65には、ウインチ装置67が設けられており、ベルト63を放射状に引っ張るように複数配置されている。引張ベルト65が、根鉢62の上面周囲端部の肩部分68の複数位置を下方に付勢することによって、樹木51を支持するようになっている。なお、図中69は、根鉢62の崩れを防ぐための保護パットを示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した図7の樹木養生構造(パッケージ型地下支柱)では、引張ベルト65で根鉢62の肩部分68を下方に付勢して、樹木51を支持するようになっているので、根土を押し固める必要があった。特に、大木の場合には、根土を強く固める必要があるので、根の成長にともない、根鉢62内で各部材に根が食い込み、根に傷害を与えてしまい、その傷から有害菌が侵入して、根腐れの発生等の問題が生じていた。
【0010】
そこで、本発明は、上記課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、根腐れ等の地中傷害を防止すべく、大木であっても根茎を傷めることなく、且つ構成部材が樹木に食い込まない樹木養生構造及び樹木養生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、樹木の根とその周囲の土とを一体に囲って形成した根鉢の上部に固定フレームを載置すると共に、その固定フレームの内側に上記樹木の幹の周囲を囲むように固定板を設け、上記根鉢の下部外周に、胴部に孔が形成された2本のパイプを十字状に配置すると共に、これらパイプの両端をそれぞれ地上に開口させ、上記固定フレームを固定アンカを介して地盤に固定する樹木養生構造である。
【0012】
上記構成によれば、根鉢の上部を、地盤に固定された固定フレームと固定板とで押さえて固定するようにしたので、広い面積で根鉢を押圧することとなる。従って、大木であっても従来のように根鉢を押し固める必要がなく、根茎を傷めることがないので、根腐れ等の地中傷害を防止することができる。
【0013】
請求項2の発明は、上記固定フレームは、矩形枠状に形成されると共に、根鉢の上部に載置されたとき四隅のコーナー部を根鉢から突出させるように形成され、上記固定板は、長方形状のグレーチングからなり、上記固定フレームの内側に、樹木の幹の周囲を囲むように4枚配置されると共に、それぞれボルト・ナットにて固定される樹木養生構造である。
【0014】
請求項3の発明は、上記固定フレームが、L字状のコーナ部材と、隣り合うコーナ部材同士を接続する接続部材とからなる樹木養生構造である。
【0015】
請求項4の発明は、上記固定板が取替可能で、上記樹木の成長に応じて固定板を小さいものに取り替える樹木養生構造である。これによれば、固定板が樹木の幹に食い込むことはない。
【0016】
請求項5の発明は、樹木の根とその周囲の土とを一体に囲って根鉢を形成しておき、樹木を移植する位置に穴を形成し、その穴内に、胴部に孔が形成された2本のパイプを、それぞれの両端が地上に十分延出して開口するように十字状に配置し、上記穴内のパイプ上に上記樹木を移動した後に、その樹木の根鉢上に固定フレームを載置し、この固定フレームを固定アンカを介して地盤に固定すると共に、上記固定フレームの内側に上記樹木の幹の周囲を囲むように固定板を設けた樹木養生方法である。
【0017】
請求項6の発明は、上記根鉢に水や肥料を上記パイプを通して供給する樹木養生方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1は本発明に係る樹木養生構造の好適な実施の形態を示した斜視図、図2は本発明に係る樹木養生構造を形成する第一作業工程を示した斜視図、図3は本発明に係る樹木養生構造を形成する第二作業工程を示した斜視図、図4は本発明に係る樹木養生構造を形成する第三作業工程を示した斜視図である。
【0020】
まず、樹木養生構造の構成を説明する。
【0021】
図1に示すように、本発明に係る樹木養生構造は、樹木1の根(図示せず)とその周囲の土2とを一体に囲って根鉢3が形成されており、その根鉢3の上部に固定フレーム4が載置され、その固定フレーム4の内側に上記樹木1の幹5の周囲を囲むように固定板6が設けられ、且つ固定フレーム4が固定アンカ7を介して地盤8に固定されている。
【0022】
根鉢3は、樹木1の移植時に、根の周りの土2を樹木1と共に、所定の大きさで掘り出し、麻等のように腐食して分解されて土に戻る材料からなる袋部材9で根土の下部及び側部を覆った後に、麻等からなるロープ(図示せず)で根土を巻いて形成されている。根鉢3は、略円柱状に形成されている。
【0023】
根鉢3の上部に載置された固定フレーム4は、スチール製の角パイプにて構成されており、矩形或いは正方形状に形成されている。固定フレーム4は、L字状のコーナ部材11と、隣り合うコーナ部材11同士を接続する接続部材12とで構成されており、互いに連結され任意の大きさで樹木1を囲繞するように構成されている。
【0024】
コーナ部材11は、その両端部に接続部材12の内形と略同等の外形をした嵌合部(図示せず)を有しており、その嵌合部を筒状に形成された接続部材12の内部に挿入して嵌合することによって、コーナ部材11と接続部材12とが固定され、固定フレーム4が形成される。接続部材12は、その長さが樹木1の大きさに応じて決定されるものであり、樹木1の大きさに最適な大きさの固定フレーム4を提供することができる。
【0025】
コーナ部材11のコーナ下部には、固定アンカ7に接続されるワイヤ18を掛止するための掛止部材19が溶接接合されている。掛止部材19は鉄筋等をU字状に曲げて形成されており、ワイヤ18先端に設けられたフック等を掛止するようになっている。
【0026】
固定アンカ7は、地中側先端に抵抗板(図示せず)を有しており、打ち込み時に地中でその抵抗板が展開することによって、引っ張りに対する抵抗力を得るようになっている。
【0027】
固定フレーム4の内縁部には、固定板6を固定するためのアングル材(図4参照)が長手方向に沿って設けられている。このアングル材14は、断面L字状に形成され、その一辺が固定フレーム4の下端部から内方に延出するように配置されている。アングル材14は、コーナ部材11と接続部材12との接続部分で分割されており、コーナ部材11及び接続部材12にそれぞれ溶接にて取り付けられている。
【0028】
各アングル材14の両端部上面には、上方に延びるボルト15が取り付けられている。固定板6の取付時にはアングル材14の上部に固定板6を載せて、その上部にボルト15が貫通する孔を備えたプレート16を載せる。そして、プレート16を貫通したボルト15の先端にナット17を螺合することによって、アングル材14とプレート16とで固定板6を挟んで、固定板6を固定フレーム4に固定するようになっている。
【0029】
固定板6は、長方形状のグレーチングにて構成されており、4枚の固定板6を配設するようになっている。具体的には、固定板6はその長辺長さと短辺長さとを足した長さが固定フレーム4の一辺と同等の長さとなっており、その固定フレーム4の一辺に、一の固定板6の長辺と他の固定板6の短辺とが当接するように配置されている。すなわち、互いに隣接する一方の固定板6の短辺が、他方の固定板6の長辺に当接するようにして、4枚の固定板6を配設したことによって、その配設された固定板6の外形が、固定板6の長辺長さと短辺長さとを足した長さ(固定フレーム4の一辺の長さ)を一辺の長さとする正方形となる。また、外周から固定板6の短辺長さ内側には、固定板6の長辺長さから短辺長さを引いた長さを一辺の長さとする正方形の開口部21が形成されている。この開口部21内に樹木1が位置することとなる。
【0030】
開口部21の四隅の下部に、上方に延びるボルト(図示せず)が固定されたプレート(図示せず)を設け、その上部に上記ボルトが貫通する孔を備えたプレート22を載せて、ナット23をボルトに螺合することによって、図示しない下側のプレートとプレート22とで固定板6を挟んで固定するようになっている。
【0031】
根鉢3の下部には、地上に開口するパイプ24が設けられている。パイプ24は、可撓性を有しており、固定フレーム4のコーナ部に一端が開口し、その他端が固定フレーム4の対角線上のコーナ部に開口するように設けられている。パイプ24には、全長に渡って複数の孔25が形成されており、根鉢3側部及び下部の通気性を確保すると共に、端部の開口部から液状の肥料を供給する役目を有している。
【0032】
また、パイプ24は、樹木1の根が成長して、袋部材9から飛び出す時期(移設してから2〜3年後)には、分解されて土に戻る材料(例えば、紙や樹脂系材料)にて形成されている。これによって、土の有する通常の通気性や上部からの肥料の供給で十分に成長可能な樹木1となるまでは、通気性の確保及び地下での肥料の供給を行うことができ、成長の促進を図ることができる。一方、樹木1が成長した後は、パイプ24が土に戻るので、根の成長を阻害することはない。
【0033】
次に、上記構成の樹木養生構造を形成する作業工程である樹木養生方法を説明すると共に、その作用を説明する。
【0034】
まず、図2に示すように、樹木を移植する位置に、根鉢3よりも若干大きい穴26を掘削する。そして、その穴26内に、全長に渡って複数の孔25が形成された2本のパイプ24を、その両端が地上に延出するように十字状に配置する。
【0035】
次に、図3に示すように、穴26内に根鉢3と一体の樹木1を移動させる。このとき、パイプ24の各端部は、根鉢3の上面外周部よりも上方に延出するように、長めに形成されている。
【0036】
その後、図4に示すように、根鉢3上に、固定フレーム4をその4つのコーナ部が略円形の根鉢3上面から突出するように載置する。固定フレーム4は、根鉢3の大きさに応じて接続部材12の長さを設定することによって、最適な大きさにすることができる。固定フレーム4は、設置時には分割されており、樹木1を囲むように、コーナ部材11の嵌合部(図示せず)を接続部材12の内部に挿入して嵌合することによって、一体に形成する。
【0037】
固定フレーム4の形成と同時に、各パイプ24を根鉢3の外周部に湾曲させて、その各端部を固定フレーム4のコーナ部の内側に位置させておく。
【0038】
その後、4枚の固定板6を、図1に示すように固定フレーム4内に配置し、アングル材14の上部にプレート16を載せて、ナット17をボルト15に螺合することによって、アングル材14とプレート16とで固定板6を挟んで固定フレーム4に固定する。そして、固定板6によって形成された開口部21の四隅の下部に、上方に延びるボルトが固定されたプレート(図示せず)を設け、その上部にプレート22を載せて、ナット23をボルトに螺合することによって、図示しないプレートとプレート22とで固定板6を挟んで固定する。
【0039】
次に、固定フレーム4の四隅近傍の下部の地盤に固定アンカ7をそれぞれ打ち込んで固定し、各固定アンカ7にワイヤ18の一端をそれぞれ掛止すると共に、これらワイヤ18の他端を固定フレーム4の掛止部材19にそれぞれ掛止する。
【0040】
そして、パイプ24の端部を固定板6の上端面に合わせて切断する。その後、固定板6上に人工土(顆粒状)や土を敷設し、芝や草等を植える。なお、人工土は、パイプ24の開口部分は避けて敷設する。
【0041】
以上のように、固定アンカ7及びワイヤ18を介して固定フレーム4を地盤に固定することによって、固定フレーム4及び固定板6が、根鉢3を下方に付勢するようになる。このように、固定フレーム4と固定板6全体で根鉢3を固定するので、広い面積で根鉢3を押圧できる。従って、根鉢3にかかる、踏圧を低減することができ、単位面積当たりの荷重が小さくなるので、樹木1が大木であっても、従来のように根鉢3を押し固める必要はなく、根鉢3内の水はけが良くなると共に、根が成長しても構成部材に食い込むことがなく、図7のパッケージ型地下支柱のように樹木1を傷付けることがないので、有害菌が侵入することもない。よって、根腐れ等の地中傷害を防止することができる。
【0042】
さらに、根鉢3の側部から下部に、孔25を備えたパイプ24を地上に開口するように設けているので、根鉢3の下部の通気性が良好で水はけがさらに良くなる。また、パイプ24を通して、水や肥料を供給すれば、根の下部からも水や肥料を与えることができ、バランスの良い水や肥料の供給を行うことができる。このように、根鉢3の下部から水や肥料、さらには酸素を供給できるので、根が地上側へ伸びず、健全に地下に向かって深く伸び、樹木1の安定度が増す。また、パイプ24を介して地下部の状態を継続的にチェックすることもでき、適切な処置を適時に行うことができる。
【0043】
また、固定フレーム4に、アングル材14、ボルト15、プレート16,22及びナット17,23を介して固定板6を固定しているので、固定板6の取替が容易に可能である。
【0044】
これによって、樹木1の成長に応じて、固定板6を小さいものに交換して、開口部21が大きいものとすることができる。具体的には、固定板6を、長辺長さが所定長さ長く、短辺長さが同等の所定長さ短いものに交換する。これによって、開口部21が大きくなるので、樹木1の幹5が太くなっても、幹5に固定板6が食い込むことはない。
【0045】
なお、この固定板6の交換は、その長辺長さと短辺長さとを足した長さが固定フレーム4の一辺と同等の長さとなるといった条件を満たしていればよい。
【0046】
また、固定板6をグレーチングにて構成しているので、水の流れと通気性が良く、根腐れの防止効果が向上すると共に、その上部に顆粒状の人工土を敷設して芝や草等を植えた際に当該芝や草の根の発育が良好となる。
【0047】
そして、芝や草等を植えたことによって、固定フレーム4や固定板6が隠れるので、外観が非常に良好なものとなる。
【0048】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、大木であっても根茎を傷めることなく、且つ構成部材が樹木に食い込まないので、根腐れ等の地中傷害を防止できるといった優れた効果を発揮する。
【0049】
さらに、外観を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹木養生構造の好適な実施の形態を示した斜視図である。
【図2】本発明に係る樹木養生構造を形成する第一作業工程を示した斜視図である。
【図3】本発明に係る樹木養生構造を形成する第二作業工程を示した斜視図である。
【図4】本発明に係る樹木養生構造を形成する第三作業工程を示した斜視図である。
【図5】従来の樹木養生構造を示した側面図である。
【図6】従来の他の樹木養生構造を示した斜視図である。
【図7】従来のさらに他の樹木養生構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 樹木
2 土
3 根鉢
4 固定フレーム
5 幹
6 固定板
7 固定アンカ
8 地盤
24 パイプ
25 孔
Claims (6)
- 樹木の根とその周囲の土とを一体に囲って形成した根鉢の上部に固定フレームを載置すると共に、その固定フレームの内側に上記樹木の幹の周囲を囲むように固定板を設け、上記根鉢の下部外周に、胴部に孔が形成された2本のパイプを十字状に配置すると共に、これらパイプの両端をそれぞれ地上に開口させ、上記固定フレームを固定アンカを介して地盤に固定することを特徴とする樹木養生構造。
- 上記固定フレームは、矩形枠状に形成されると共に、根鉢の上部に載置されたとき四隅のコーナー部を根鉢から突出させるように形成され、上記固定板は、長方形状のグレーチングからなり、上記固定フレームの内側に、樹木の幹の周囲を囲むように4枚配置されると共に、それぞれボルト・ナットにて固定される請求項1記載の樹木養生構造。
- 上記固定フレームは、L字状のコーナ部材と、隣り合うコーナ部材同士を接続する接続部材とからなる請求項1または2いずれかに記載の樹木養生構造。
- 上記固定板が取替可能で、上記樹木の成長に応じて固定板を小さいものに取り替える請求項1から3いずれかに記載の樹木養生構造。
- 樹木の根とその周囲の土とを一体に囲って根鉢を形成しておき、樹木を移植する位置に穴を形成し、その穴内に、胴部に孔が形成された2本のパイプを、それぞれの両端が地上に十分延出して開口するように十字状に配置し、上記穴内のパイプ上に上記樹木を移動した後に、その樹木の根鉢上に固定フレームを載置し、この固定フレームを固定アンカを介して地盤に固定すると共に、上記固定フレームの内側に上記樹木の幹の周囲を囲むように固定板を設けたことを特徴とする樹木養生方法。
- 上記根鉢に水や肥料を上記パイプを通して供給する請求項5記載の樹木養生方法。
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