JP3933461B2 - クリップ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば筆記具において用いられるクリップに関するものである。
【0002】
【先行技術】
筆記具に備えられているクリップに関しては、従来から様々な技術が提供されている。
例えば、実開昭56−5684号に開示される「クリップの取り付け構造」は、万年筆において筆記していないキャップされた状態と、筆記する状態とにおいてクリップの位置を変えることができることを特徴とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
筆記していない状態においてクリップの向きを変えたい、特に筆記具の軸方向とクリップとが90度などになるように回転させて使用したいという要望があったが、これに応える先行技術は存在しなかった。上述の要望は、筆記具に限られることではなく、クリップによって何かをクリッピングしたり、クリッピングすることによって何かへ固定したりする小物については、要望されることであった。ここで、請求項1から請求項3記載の発明の目的は、クリップの向きを回転させて使用可能な筆記用具類のクリップ構造に関する技術を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題を解決するための手段を提供する。
【0005】
(請求項1)請求項1記載の発明は、略U字形をなすことによって形成される挟み込み部12へ薄物たる被クリップ体50を挟み込み可能なクリップ本体10と、そのクリップ本体10の開口11側が弧を描くように回動可能および回動停止可能であるように固定するクリップ固定体20とで設けられてなるクリップ構造であって、前記クリップ固定体20を一体または別体で一体に固定するクリップ被固定体40が設けられると共に、前記クリップ本体10がクリップ被固定体面に対し垂直な方向を支持軸として回動するように構成されてなるクリップ構造に係る。
【0006】
(用語説明)被クリップ体50とは、本発明に係るクリップ構造を備えたものが固定される対象である。具体的には、胸ポケット、シート状の部材(たとえば、メモ用紙、クリアファイル、ノートブックの表紙)、などである。
【0007】
本発明に係るクリップ構造は、胸ポケットに入るような小物などに対して備えられ、機能する。その「小物」とは、クリップ被固定体40であり、具体的には、胸ポケットの縁などにクリッピングしておくようなもの、代表的には、筆記用具類(更に詳しくはボールペン、シャープペン、万年筆など、あるいは万年筆などのキャップ)、携帯電話、ネームプレートなどである。
【0008】
(作用)クリップ固定体20は、クリップ本体10の開口11側が弧を描くように回動可能および回動停止可能であるように固定する。したがって、クリップ本体10は、クリップ固定体20に対して、開口11側が弧を描くように回動させることができる。回動させた後に回動を停止させれば、開口11の位置を適切な位置に移動させたうえで、被クリップ体50を挟み込むことが可能となる。
【0009】
クリップ固定体20は、クリップ本体10を介して被クリップ体50へ固定されることを目的としたクリップ被固定体40へ一体化させて形成することが可能である。
【0010】
(作用)クリップ固定体20は、クリップ被固定体40へ一体化させて形成しているので、クリップ本体10を被クリップ体50へ固定すれば、クリップ被固定体40は、被クリップ体50へ固定されることとなる。
【0011】
また、クリップ固定体20は、クリップ本体10を介して被クリップ体50へ固定されることを目的としたクリップ被固定体40とは別体にて形成するとともに、被クリップ体50へ固定可能とすることが可能である。
【0012】
(作用)クリップ固定体20は、クリップ被固定体40とは別体にて形成しているので、被クリップ体50へ固定したいとするクリップ被固定体40を選択することができる。
【0013】
また、請求項1記載の発明は、クリップ固定体20に対してクリップ本体10は、標準の回動停止位置としての標準位置P1を備えるとともに、その標準位置P1に対して90度および/または−90度の回動が可能であるように形成したクリップ構造に係る。
【0014】
(作用)本請求項に係るクリップ構造では、最も使用頻度の高い回動停止位置として標準位置P1を備えており、使い勝手がよい。また、回動させて使用するに際して、便利な回動角度として、標準位置P1に対して90度および/または−90度の回動が可能である。例えば、クリップ被固定体40が筆記具、被クリップ体50がノートブックであったとすると、標準位置P1から90度、クリップ本体10をクリップ固定体20に対して回転させてからノートブックへクリッピングすれば、筆記具がノートブックから突出する寸法を減らすことができる。
【0015】
なお、上記では、回動許容角度を限ったが、360度回転できるクリップ構造を提供することは当然可能である。例えば、クリップ被固定体40が筆記具であり被クリップ体50が衣服の襟元である場合、標準位置P1に対して135度あるいは−135度の角度とすれば、固定しやすく、見た目にも落ち着いた感じになる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のクリップ構造を限定したものであり、クリップ固定体20は、クリップ本体10に対する回動停止位置を非連続であるように形成したクリップ構造に係る。
(用語説明)「回動停止位置が非連続である」とは、停止させることができる位置を所定箇所に予め定めてあり、当該所定箇所以外では停止させることができないようにしている。例えば、使用頻度の高い位置を予め停止位置とすることとして、使い勝手の向上を図る。
【0017】
(作用)クリップ固定体20は、クリップ本体10に対する回動停止位置を非連続としたので、使用者は回動停止位置を選択すればよい。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のクリップ構造を限定したものであり、クリップ本体10およびクリップ固定体20には、何れか一方にギヤを、他方に前記ギヤの歯先と噛み合うギヤ受け部を設けることによって回動および回動停止を達成することとしたクリップ構造に係る。
【0019】
(作用)ギヤおよびギヤ受け部によって回動機能および回動停止機能を達成するので、回動位置および回動停止位置を設計したり、組み立てたりすることが比較的簡易に達成できる。
【0020】
また、請求項3記載の発明は、請求項1に記載のクリップ構造を限定したものであり、クリップ本体10およびクリップ固定体20は、互いの相対位置において、クリップ本体が回動可能な回動可能位置および着脱が可能な出入り位置を形成したクリップ構造に係る。
具体的には、クリップ本体10またはクリップ固定体20の何れか一方にギヤを、他方に前記ギヤの歯先と噛み合うギヤ受け部が設けられることによって回動および回動停止が達成されると共に、ギヤ受け部側には、ギヤを挿入可能なギヤ出入り孔(クリップ本体の着脱が可能な出入り位置)と、そのギヤ出入り孔に対して先軸側へ連続したギヤより小径のギヤ回動孔(クリップ本体が回動可能な回動可能位置)が設けられ、ギヤはギヤ出入り孔から挿入されてギヤ回動孔へ移動され、クリップ固定体20に対してクリップ本体10の抜出が防止される。
【0021】
(作用)ギヤ受け部側には、ギヤを挿入可能なギヤ出入り孔と、そのギヤ出入り孔に対して先軸側へ連続したギヤより小径のギヤ回動孔が設けられ、ギヤはギヤ出入り孔から挿入され、ギヤ回動孔へ移動させることによって、ギヤがギヤ回動孔に位置した場合には抜出が防止される構造なので、組立てが容易で、相互の着脱が可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至図20である。図1から図10にて、クリップが回動する実施形態について説明し、図11から図20にて、クリップの把持力を調整できる実施形態について説明する。
【0023】
(図1)図1に示すのは、本発明の第一の実施例を示す全体図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。本実施形態におけるクリップ被固定体40は、ノック式ボールペンである。このボールペン(40)は、先口41、先軸42、後軸43、ノック部44を備えて構成されている。そして、後軸43には、後軸43の外径寸法を内径寸法とするリング形状をなすクリップ固定体20が固定され、そのクリップ固定体20を介してクリップ本体10が固定される。なお、本発明は、先軸42と後軸43とを相対的に回転させたり、あるいはノック部44と後軸43とを相対的に回転させることでペン先を繰り出す繰り出し式の筆記具においても採用可能である。クリップ固定体20には、ボールペン( 40)の軸方向に直角な貫通孔をなす紐用リング29が一体形成されている。この紐用リング29には紐などを通し、ボールペン(40)を首へ吊り下げたりすることが可能となる。
【0024】
クリップ本体10は、略U字形をなすことによって形成される挟み込み部12へ薄物たる被クリップ体50、例えば胸ポケットを挟み込み可能な部材である。 具体的には、後軸43に沿う固定片13と、被クリップ体50を挟み込むために開口11を開閉する移動片14とによって略U字形をなしている。なお、移動片14における根元付近には、クリップ固定体20とは反対方向に向かって突出する突起15が設けられている。
【0025】
クリップ本体10における固定片13の根元付近には、調整体30がクリップ本体10を跨いで回動可能に固定されている。この調整体30は、クリップ本体10に対する位置を変更することによって、クリップ本体10における挟み込む力を調整するものである。具体的には、クリップ本体10における突起15よりも根元側に位置する際には、移動片14に対して何らの力も与えないが、突起15を乗り越えた位置においては移動片14を弾性変形させて固定片13へ近づける。この際、移動片14が既に弾性変形して挟み込み部12を狭めることとなる。また、調整体30が突起15を乗り越えた後は、移動片14が弾性変形することができる範囲は、調整体30が突起15を乗り越える前よりも短くなる。このため、調整体30が突起15を乗り越えた後は、開口11における移動片14がたわみにくくなる。したがって、調整体30が突起15を乗り越えさせた場合には、乗り越える前に比べて、同一厚さの被クリップ体50を挟んだ場合におけるクリップ本体10の把持力が大きくなる。
【0026】
(図2)図2に示すのは、第一の実施形態におけるクリップ本体10およびクリップ固定体20の組立斜視図である。調整体30は、略コ字形をなし、そのコ字形の開口部分には向かい合う回動用突起32を備えている熱可塑性樹脂製の成形品である。そのため、ある程度の弾性変形が可能である。クリップ本体10の固定片13側には、調整体30の回動用突起32を挿入して回動可能とする孔である調整体取付部16を備えている。調整体30を弾性変形させてその回動用突起32を調整体取付部16へ挿入し、調整体30が回動可能となる。
【0027】
クリップ本体10の固定片13側における開口11側には、クリップ本体10をクリップ固定体20に対して回動させるためのギヤ17を固定している。クリップ固定体20には、クリップ本体10を支持する箱状のクリップ支持箱21を備えている。そのクリップ支持箱21には、前記ギヤ17を挿入可能なギヤ出入り孔22と、そのギヤ出入り孔22に対して先軸42側へ連続したギヤ回動孔23とを備えている。クリップ固定体20のギヤ17は、ギヤ出入り孔22から挿入し、ギヤ回動孔23へ移動させる。ギヤ回動孔23はギヤ17よりも小さく、ギヤ回動孔23に位置した場合には抜け出ることはない。
【0028】
クリップ支持箱21の反先軸42側には、図示できていないがスリット状の孔が設けられている。そのスリット状の孔に対し、装着可能な略C字形をなすギヤ受けリング25を装着する。ギヤ受けリング25の開口部分と反対側には、ギヤ17のギヤ歯型に合致したギヤ受け部25aを備えている。また、ギヤ受けリング25の開口端部には、スリット状の孔へ一旦装着したら簡単には外れないようにするため、直角をなす切り欠き部たる固定体固定部25bを備えている。
【0029】
(図3)図3は、図2に示したギヤ17およびギヤ受けリング25の位置関係を示す断面図である。ギヤ17は、図2に示したギヤ出入り孔22から挿入され、ギヤ回動孔23の直下へ収まっている。そこへギヤ受けリング25をスリット孔から装着し、固定体固定部25bがスリット孔の端部へ噛み合う。それによって、ギヤ17がギヤ出入り孔22へ移動することを防ぐとともに、回動可能および回動停止可能であるように固定するのである。
【0030】
ギヤ17は、全周均等に八つの歯先17aを備えているが、ギヤ受けリング25にはその歯先17aに合致する凹部たるギヤ受け部25aを備えている。そのギヤ受け部25aと歯先17aのひとつが噛み合い、ギヤ17は回動停止が可能となる。また、クリップ本体10へギヤ受け部25aを乗り越えるほどの力を加えると、ギヤ受けリング25が弾性変形して回動が可能となり、次の歯先17aとギヤ受け部25aとが噛み合うことで回動は停止される。
【0031】
ギヤ17は八つの歯先17aを備えているので、歯先17aがひとつ移動するとクリップ本体10は、クリップ固定体20に対して45度回動することとなる。なお、ギヤについては、八つの歯先17aを備えているとして本実施形態を説明したが、四歯、六歯、十二歯などとしても良いし、90度から−90度などと特定角度までしか回動しないようなギヤとしても良い。
【0032】
(図4)図4は、クリップ本体10を標準位置(P1)から−90度回転させた状態を示した図であり、(a)は上面図、(b)は正面図である。標準位置(P1)から−90度回転させた状態とした場合において、被クリップ体50を縦方向に開き軸のある手帳の表紙とすれば、手帳から筆記具40が突出する寸法を、通常のクリップ付き筆記具に比べて小さく抑えることができる。なお、(b)においては、調整体30がクリップ本体10における突起部15を乗り越える前の状態を、一部断面図として示している。
【0033】
(図5)図5は、クリップ固定体20とクリップ本体10との取付関係を示す断面図であり、調整体30およびノック部44のバリエーションを示している。 まず、調整体30がノック部44にまで達することができるように、クリップ本体10のプロポーションを変更している。また、ノック部44には、調整体30が位置した場合にノック部44を進退させないようにするためのロック用窪み44aを設けている。このような構成の変更によって、調整体30はノック部44へ達するポジションをとることができ、且つノック部44を進退させないようにすることができる。そのため、筆記具のペン先が露出せず、ペン先からインクが漏れたりするといったことを防止し、収納時の安全性を確保できる。
【0034】
(図6〜図7)図6は、クリップ固定体20とクリップ本体10との取付関係を示すための一部拡大断面図である。また、図7は、クリップ固定体20の平面図である。図6に示すように、ギヤ出入り孔22およびギヤ回動孔23の内側には、ギヤ17およびギヤ受けリング25が噛み合う空間として、クリップ支持箱21の内部空間たるギヤ空間21aが設けられている。また、ノック部44を取り付けるための筒体であるキャップ取付部45、およびそのキャップ取付部45の内部空間として消しゴムなどを収納するための収納部46を備えている。キャップ取付部45の筒体の外周部分には、ノック部44などを圧入固定するため、凹凸を形成している。本実施形態においては、クリップ固定体20とクリップ被固定体、すなわち筆記具40とは、一部を一体に形成したものとして説明した。しかし、クリップ固定体20とクリップ被固定体40とを別体で形成することも、当然可能である。
【0035】
(図8)図8は、第二の実施形態を示す組立斜視図である。ここで(a)はクリップ本体10およびクリップ固定体20の組立状体を示す斜視図、(b)は、クリップ本体10の裏側を示す斜視図である。第一の実施形態では、クリップ本体10にギヤ17を、クリップ固定体20にギヤ受け部25aをそれぞれ備えていたが、第二の実施形態では、クリップ本体10にギヤ受け部18を、クリップ固定体20にギヤ27をそれぞれ備えることとしている。
【0036】
まず、クリップ固定体20には、第一の実施形態にて採用していたクリップ支持箱21、ギヤ受けリング25などの代わりに、ボタン状の抜け止め部26およびその抜け止め部の脚部分に形成したギヤ27を備えている。一方、クリップ本体10の固定片13には、ギヤ17の代わりに、ギヤ受け部18を備えている。このギヤ27の厚みは、クリップ本体10の固定片13の厚みと同一である。
【0037】
ギヤ受け部18は、抜け止め部26を貫通させることができる出入り孔18aと、ギヤ27に噛み合う出入り孔18aよりも小さなギヤ受け孔18bとを連続して形成することによって瓢箪状をなしている。出入り孔18aとギヤ受け孔18bとの境目付近に形成された凸部は、ギヤ27における歯と歯の間と噛み合う。またギヤ受け孔18bの反出入り孔18a側には、ギヤ27をギヤ受け孔18bへ装着する際に、ギヤ受け孔18bを弾性変形させて一時的に拡開させるための拡開用スリット18cを備えている。
【0038】
次に、クリップ本体10とクリップ固定体20との組立手順、および使用法について説明する。抜け止め部26を出入り孔18aから通したら、ギヤ27をギヤ受け孔18bへ移動させる。その際、ギヤ27よりも小さなギヤ受け孔18bは、拡開用スリット18cの存在によって弾性変形して一時的に拡開することができる。そして、出入り孔18aとギヤ受け孔18bとの間の凸部が、ギヤ27における歯と歯の間と噛み合うこととなる。ギヤ27とギヤ受け孔18bとが噛み合った状態では、クリップ本体10はクリップ固定体20に対して停止しているが、クリップ本体10に対して回動させる力を加えると、拡開用スリット18cの存在によって弾性変形して一時的にギヤ受け孔18bが拡開し、ギヤ27の歯先一つ分の回動が起きる。
【0039】
(図9)図9には、被クリップ体50をノートブックとし、クリップ被固定体40を筆記具とした場合を斜視図にて示している。ノートブックの表紙が比較的厚くてもクリッピングすることができるとともに、クリップ本体10を90度回転させれば邪魔にならない位置に固定することができ、筆記具(40)およびノートブック(50)が持ち運びなどにおいて一体化している。
【0040】
(図10)図10には、クリップ被固定体40をネームプレートとした場合を斜視図にて示している。従来のネームプレートは、上着などの胸ポケットに装着することのみしか考えられておらず、胸ポケットのない服を着用していることの多い者(特に女性)は、襟元へ斜めに装着したりしていた。しかし、本実施形態によれば、クリップ本体10をネームプレート(40)に対して回転させることができるので、上記のような不具合はない。
【0041】
以下の実施形態は、クリップの把持力を調整できるクリップ構造に関する実施形態である。
(図11)図11に示す実施形態は、筆記具用キャップ47の後端部に取り付けられるクリップ本体10の把持力を調整可能なクリップ構造であり、その把持力の調整は、調整体30によって行われる。その調整体30は、まず棒状のクリップ本体当接部31と、そのクリップ本体当接部31の両端から連続して一体化している略U字形をなす2本の支持脚33,33と、それら支持脚33,33におけるクリップ本体当接部31と反対側において向かい合う2つの円筒形の回動用突起32,32とを備える。この材質は熱可塑性樹脂であり、適度に弾性変形が可能である。
【0042】
調整体30は、また、筆記具用キャップ47におけるクリップ本体10の根元側に、回動用突起32,32をはめ込み可能な二つの調整体取付部16(反対側は図示できず)を、クリップ本体10の幅方向と平行な位置に備えている。なお、筆記具用キャップ47の後端部に取り付けられるクリップ本体10は、根元付近を外側へ湾曲して膨らませた形状をなしている。
【0043】
そして、調整体30は、支持脚33,33を弾性変形の限度内で拡開させて回動用突起32,32の間隔を広げ、筆記具用キャップ47に設けられた調整体取付部48,48へ挿入させることによって、筆記具用キャップ47に取り付ける。すると、クリップ本体当接部31は、前述の調整体取付部16を回動の支点(回動支点)として回動可能となる。
【0044】
(図12)続いて、図12を用いて、クリップ本体10と調整体30との位置関係、寸法関係などを説明することによって、把持力の調整について説明する。まず、クリップ本体当接部31がクリップ本体10とは接していない状態をフリーポジションQ0とし、クリップ本体10における湾曲した部位19を乗り越えた状態をパワーポジションQ2とする。そして、フリーポジションQ0におけるクリップ本体当接部31と調整体取付部16,16との回動半径aと、パワーポジションQ2におけるクリップ本体当接部31と調整体取付部16,16との長さbとは、a<b の関係となるように、クリップ本体10および調整体30の形状や寸法が決定されている。すなわち、パワーポジションQ2においては、調整体30の支持脚33,33は弾性変形限度内で拡開する。
【0045】
まず、調整体30のクリップ本体当接部31は、クリップ本体10とは接していない、フリーポジションQ0に位置させる。そして、クリップ本体10は、その開口11側から被クリップ体50であるポケット(50)へ差し込み、クリップ本体10と筆記具用キャップ47との間に形成される挟み込み部12へポケット(50)を挟み込む。続いて、調整体30のクリップ本体当接部31をフリーポジションQ0から、クリップ本体10における湾曲した当接部位19を乗り越えたパワーポジションQ2の位置へ回動させる。調整体30が当接部位19を乗り越えた後は、クリップ本体10が弾性変形することができる範囲は、調整体30が当接部位19を乗り越える前よりも短くなる。このため、調整体30が当接部位19を乗り越えた後は、開口11におけるクリップ本体10がたわみにくくなる。したがって、調整体30が当接部位19を乗り越えさせた場合には、乗り越える前に比べて、同一厚さの被クリップ体50を挟んだ場合におけるクリップ本体10の把持力が大きくなる。そのために把持力が増加し、筆記具用キャップ47をポケット(50)へより確実に固定できるようになる。
【0046】
(図13)図13は、フリーポジションQ0とパワーポジションQ2との中間にハーフポジションQ1を設け、そのハーフポジションQ1へクリップ本体当接部31を位置させた様子を示している。ハーフポジションQ1におけるクリップ本体当接部31と調整体取付部16,16との回動半径は、パワーポジションQ2のそれよりも小さく、把持力の増加はパワーポジションQ2よりも小さい。したがって、図13に示すように、図12の場合よりも厚いポケット(50)へ挟み込む場合などに適している。
【0047】
(図14)図14に示すのは、被クリップ体50が手帳などの厚いものであり、とくに把持力の増加が不要な場合である。すなわち、クリップ本体当接部31を回動させず、フリーポジションQ0の位置のままにしておけばよい。なお、クリップ被固定体40がその後軸43にノック部44を備えているボールペンやシャープペンシルの場合には、このクリップ本体当接部31がフリーポジションQ0の位置にあることで、ノック部44の進退を妨げるようにしている。これによって、ノック部44のロック機構としても作用するため、不必要な場合に筆記具のペン先が露出することを未然に防止することも可能となる。
【0048】
(図15)図15は、クリップ本体10の湾曲する当接部位19の幅方向へ波状の係止部19b,19b,・・を備える実施形態を示す。この係止部19b,19b,・・によって、クリップ本体当接部31の当接位置を、回動後に確実に維持できるようになる。なお、係止部19bはこの形状に限られるものではなく、例えば半球状のようなものを湾曲する当接部位19上に設けて、係止部としてもよい。
【0049】
(図16)図11等及び図15にて示した実施形態では、調整体30を被固定部材たる筆記具用キャップ47へ取り付けたが、図16に示す調整体30は、略U字形のクリップ本体10へ取り付けることに特徴がある。すなわち調整体30は、2本の支持脚33,33とそれらの間に位置するクリップ本体当接部31とによって略コ字形をなし、そのコ字形の開口部分には向かい合う回動用突起32,32を備える。この材質は、熱可塑性樹脂製の成形品である。
【0050】
一方のクリップ本体10は、幅広の薄板を変形させてU字形に形成したものであり、被固定部材へ固定される固定片13と、被クリップ体50を挟み込むために開口11を開閉する移動片14とによって略U字形をなしている。なお、移動片14における根元付近には、クリップ固定体20とは反対方向に向かって突出する突起15が設けられている。調整体30は、また、クリップ本体10の固定片13側に、調整体30の回動用突起32,32を挿入して回動可能とする孔である調整体取付部16(反対側は図示できず)を備えている。調整体30は、弾性変形させてその回動用突起32,32を調整体取付部16,16へ挿入し、回動可能となる。
【0051】
調整体30を回動させることによってクリップ本体当接部31が突起15を乗り越えたポジションは、第一の実施形態にいう「パワーポジション」であり、クリップ本体10を弾性変形させて挟み込み部12を狭めることとなる。また、調整体30が突起15を乗り越えた後は、移動片14が弾性変形することができる範囲は、調整体30が突起15を乗り越える前よりも短くなる。このため、調整体30が突起15を乗り越えた後は、開口11における移動片14がたわみにくくなる。したがって、調整体30が突起15を乗り越えさせた場合には、乗り越える前に比べて、同一厚さの被クリップ体50を挟んだ場合におけるクリップ本体10の把持力が大きくなる。なお、本実施形態のクリップ本体10は、固定片13の裏面にクリップ固定体20としての両面テープ(20)を取り付け、ペンケース(50)などの任意の被クリップ体に対して、把持力調整可能なクリップ本体10を設けることが可能なものである。
【0052】
(図17)図17に示す実施形態は、調整体30の取付部としてナット16a、クリップ本体当接部として円盤状のボルト頭を設けたボルト31a及びワッシャ31bの組合せとしたものである。すなわち、雌ねじ部たるナット16aを備えた円筒状のクリップ固定体20と、そのクリップ固定体20へクリップ本体10を固定するためのボルト31a及びワッシャ31bとを備えたものである。
【0053】
また、略U字形をしたクリップ本体10には、ボルト31aを挿入可能とするボルト孔19c、19cを設ける。そして、そのボルト孔19c、19cにワッシャ31bを介在させてからボルト31aを挿入し、前記ナット16aと螺合させる。このボルト31aを深くねじ込むほど、把持力が増加する。なお、本実施形態の場合、ボルト31aを支軸として、クリップ本体10の取付向きを、筆記具40の長手方向に対して360度回転させることができる。すなわち、第四実施形態では、調整体30を使って、略U字形クリップ本体10の把持力の調整と、クリップ本体10の取付向きの調整との2つの機能を有することができる。
【0054】
(図18)図18に示す実施形態は、図17に示す実施形態の調整体30におけるボルトとナットとの組合せを逆にしたものである。すなわち、調整体30の取付部としてボルト16b、クリップ本体当接部として円盤状のナット31c及びワッシャ31dを備えたものである。クリップ本体10には、その長手方向と垂直に交わるようにボルト16bを挿入可能とするボルト孔19c、19cを設ける。そして、そのボルト孔19c、19cにワッシャ31dを介在させてボルト16bを挿入して、ナット31cを螺合させる。このナット31cの螺合具合で、略U字形クリップ本体10の挟み込み部12に挟まれた被クリップ体50を把持する把持力を調整できる。すなわち、ナット31cを深く螺合させるほど、把持力が増加する。なお、この実施形態も前述の実施形態と同じく、ボルト16bを支軸として、クリップ本体10の取付向きを、筆記具40の長手方向に対して360度回転させることができる。
【0055】
(図19)図19に示す実施形態は、前述した二つの実施形態と同じように、調整体30としてボルトおよびナットの組合せを採用したものであるが、クリップ本体10とそのクリップ本体10を固定する筆記具40との間に形成した挟み込み部12によって被クリップ体50を挟み込むクリップ構造である。すなわち、調整体30の取付部としてボルト16c、クリップ本体当接部として円盤状のナット31c及びワッシャ31dを備える。後の構成および作用については、前述した実施形態とほぼ同様であるので、詳しい説明を省略する。
【0056】
(図20)図20は、ノック式ボールペンに採用されたクリップ構造の実施形態を示す全体図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。このクリップ被固定体40であるボールペン(40)は、先口41、先軸42、後軸43、ノック部44を備えて構成されている。クリップ本体10における後軸43のノック部44付近には、調整体30がクリップ本体10を跨いで回動可能に固定されている。この調整体30は、クリップ本体10に対する位置を変更することによって、クリップ本体10における挟み込む力を調整するものであると同時に、必要に応じてノック部44を進退不能とすることができるものである。
【0057】
本実施形態におけるノック式ボールペン(40)は、先軸43をくびれた形状とするとともに、先軸42と先口41との間に径の大きな環状部41aを設けている。その環状部41aは、中央付近を最も大径とし、先口41側に向かって径を減少させるテーパを形成している。このように形成することによって、筆記時の滑りを防止して握りを安定させることに寄与する。さて、前述の環状部41aは、透明な材質を採用している。先軸43が太いために筆記時にペン先が見にくいという不具合を軽減するため、およびインク残量の認識を可能とするためである。
【0058】
【発明の効果】
請求項1から請求項3記載の発明によれば、クリップの向きを回転させて使用可能なクリップ構造に関する技術を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施形態を示す全体図である。
【図2】 第一の実施形態におけるクリップ本体およびクリップ固定体の組立斜視図である。
【図3】 図2に示したギヤおよびギヤ受けリングの位置関係を示す断面図である。
【図4】 クリップ本体を標準位置から−90度回転させた状態を示した図である。
【図5】 クリップ固定体とクリップ本体との取付関係を示す断面図である
【図6】 クリップ固定体とクリップ本体との取付関係を示す一部拡大断面図である。
【図7】 クリップ固定体の平面図である。
【図8】 第二の実施形態を示す組立斜視図である。
【図9】 被クリップ体をノートブックとした場合を示す斜視図である。
【図10】 クリップ被固定体をネームプレートとした場合を示す組立斜視図である。
【図11】 クリップの把持力を調整可能な実施形態を示す説明用斜視図である。
【図12】 クリップの把持力を調整可能な実施形態の使用状態を示す説明図である。
【図13】 クリップの把持力を調整可能な実施形態の使用状態を示す説明図である。
【図14】 クリップの把持力を調整可能な実施形態の使用状態を示す説明図である。
【図15】 クリップ本体の係止場所を複数備えた実施形態を示す説明用斜視図である。
【図16】 調整体を略U字形のクリップ本体へ取り付けるの実施形態を示す説明用斜視図である。
【図17】 調整体としてボルトおよびナットの組合せを採用した実施形態を示す説明用斜視図である。
【図18】 調整体としてボルトおよびナットの組合せを採用した実施形態を示す説明用斜視図である。
【図19】 調整体としてボルトおよびナットの組合せを採用した実施形態を示す説明用斜視図である。
【図20】 ノック式ボールペンに採用されたクリップ構造の実施形態を示す説明用三面図である。
【符号の説明】
10 クリップ本体
11 開口
12 挟み込み部
13 固定片
14 移動片
15 突起部
16 調整体取付部
17 ギヤ
17a 歯先
18 ギヤ受け部
18a 出入り孔
18b ギヤ受け孔
18c 拡開用スリット
19 当接部位
19b 係止部
19c ボルト孔
20 クリップ固定体
21 クリップ支持箱
21a ギヤ空間
22 ギヤ出入り孔
23 ギヤ回動孔
25 ギヤ受けリング
25a ギヤ受け部
25b 固定体固定部
26 抜け止め部
27 ギヤ
29 紐用リング
30 調整体
31 クリップ本体当接部
32 回動用突起
33 支持脚
34 端部
40 クリップ被固定体(筆記具、ネームプレート)
41 先口
41a 環状部
42 先軸
43 後軸
44 ノック部
44a ロック用窪み
45 キャップ取付部
46 収納部
47 筆記具用キャップ
48 軸穴
50 被クリップ体(ポケット、ノートブック)
61 軸穴
62 ボルト孔
P1 標準位置
Q0 フリーポジション
Q1 ハーフポジション
Q2 パワーポジション

Claims (3)

  1. 略U字形をなすことによって形成される挟み込み部へ薄物たる被クリップ体を挟み込み可能なクリップ本体と、そのクリップ本体の開口側が弧を描くように回動可能および回動停止可能であるように固定するクリップ固定体とで設けられてなるクリップ構造であって、前記クリップ固定体を一体または別体で一体に固定する筆記用具類であるクリップ被固定体が設けられると共に、前記クリップ本体がクリップ被固定体面に対し垂直な方向を支持軸として回動するように構成され、さらに、クリップ固定体に対してクリップ本体は、標準の回動停止位置としての標準位置を備えるとともに、その標準位置に対して90度および/または−90度の回動が可能であるように形成されてなるクリップ構造。
  2. クリップ固定体は、クリップ本体に対する回動停止位置を非連続であるように形成した請求項1に記載のクリップ構造。
  3. クリップ本体またはクリップ固定体の何れか一方にギヤを、他方に前記ギヤの歯先と噛み合うギヤ受け部が設けられることによって回動および回動停止が達成されると共に、ギヤ受け部側には、ギヤを挿入可能なギヤ出入り孔と、そのギヤ出入り孔に連続したギヤより小径のギヤ回動孔が設けられ、ギヤはギヤ出入り孔から挿入され、ギヤ回動孔へ移動させることによって、ギヤがギヤ回動孔に位置した場合に抜出が防止可能となる請求項1に記載のクリップ構造。
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