JP3932929B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリサイドプロセスを使用した集積回路における素子として、特にMOS型容量素子を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路における動作の高速化、低抵抗化に伴い、MOS型素子のゲートやポリシリコン配線部材は、その上部が高融点金属によりシリサイド化される構成が一般的である。このようなシリサイドプロセスを使用したアナログ回路等を有する製品ではMOS型容量素子の構成も含まれる。
【0003】
図7は、半導体集積回路に設けられる従来の容量素子の構成を示す断面図である。容量素子100において、半導体基板101上における所定の低濃度不純物領域102にキャパシタ絶縁膜103(例えば酸化膜)を介して金属シリサイド層105の形成されたポリシリコン層104が形成されている。ポリシリコン層104側壁にはスペーサ106が形成され、周辺の基板露出部にも金属シリサイド層105が形成されている。低濃度不純物領域102は一方のキャパシタ電極、ポリシリコン層104は他方のキャパシタ電極となる。両電極とも金属シリサイド層105を介して配線が導出される。
【0004】
上記構成の容量素子100によれば、ポリシリコン層104及び金属シリサイド層105は図示しないMOS型トランジスタのゲート電極の形成と同一工程のものである。従って、比較的大きな面積のMOS型容量素子、例えば片辺が数百μm以上の容量素子であっても、金属シリサイド層105は設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成において、比較的大きな面積を有する容量素子ではシリサイド層105の応力の存在が少なからず認められる。その程度によりMOS型容量素子のキャパシタ絶縁膜について信頼性劣化の懸念がある。
【0006】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、応力によるキャパシタ絶縁膜の信頼性劣化を防止し、特性の安定した高信頼性の容量素子を有する半導体装置及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の[請求項1]に係る半導体装置は、
金属シリサイドを含むゲート電極でなるMOS型トランジスタと、
前記MOS型トランジスタと同じ基板上に形成される不純物拡散領域でなる一方電極及びキャパシタ絶縁膜及びその上の前記ゲート電極と同じ層を含みポリシリコン層のみでなる他方電極で構成される容量素子と、
を具備したことを特徴とする。
【0008】
上記本発明に係る半導体装置によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子で、シリサイド層をなくしたポリシリコン層だけの他方電極を構成する。容量素子として大きな面積を有する場合、シリサイド層の応力の影響をなくし信頼性向上に寄与する。
【0009】
本発明の[請求項2]に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板上においてゲート電極に金属シリサイドを含むMOS型トランジスタの製造を伴うものであって、
前記半導体基板上に選択的にキャパシタの一方電極となる不純物拡散領域を形成する工程と、
前記不純物拡散領域上にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
前記キャパシタ絶縁膜上に前記ゲート電極と同層のポリシリコン層を形成し前記MOS型トランジスタのゲート電極及びキャパシタの他方電極をパターニングする工程と、
少なくとも前記キャパシタ絶縁膜上のポリシリコン層上及びその近傍に選択的にバッファ膜を形成する工程と、
少なくとも前記ゲート電極となる前記ポリシリコン層上に高融点金属層をスパッタ形成する工程と、
前記ポリシリコン層上の高融点金属層をシリサイド化するための熱処理工程と、
前記バッファ膜における未反応の前記高融点金属層を除去する工程と、
を具備したことを特徴とする。
【0010】
上記本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子の形成で、バッファ膜によってシリサイド層の形成を阻止し、シリサイド層をなくしたポリシリコン層だけの他方電極を実現する。容量素子として大きな面積を有する場合、シリサイド層の応力の影響をなくすることができ、信頼性向上に寄与する。
【0011】
本発明の[請求項3]に係る半導体装置は、
金属シリサイドを含むゲート電極でなるMOS型トランジスタと、
前記MOS型トランジスタと同じ基板上に形成される不純物拡散領域でなる一方電極及びキャパシタ絶縁膜及びその上の前記ゲート電極と同じ金属シリサイドを含むポリシリコン層が複数に分割された領域からなる他方電極群で構成される容量素子と、
を具備したことを特徴とする。
【0012】
上記本発明に係る半導体装置によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子で、シリサイド層を含むポリシリコン層が複数に分割された領域からなる他方電極群を構成する。容量素子として大きな面積を要する場合、シリサイド層の応力の影響を低減するため複数に分割して信頼性向上に寄与する。
【0013】
本発明の[請求項4]に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板上においてゲート電極に金属シリサイドを含むMOS型トランジスタの製造を伴うものであって、
前記半導体基板上に選択的にキャパシタの一方電極となる不純物拡散領域を形成する工程と、
前記不純物拡散領域上にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
前記キャパシタ絶縁膜上に前記ゲート電極と同層のポリシリコン層を形成し前記MOS型トランジスタのゲート電極及び複数に分割された領域からなるキャパシタの他方電極群をパターニングする工程と、
前記ポリシリコン層上に高融点金属層をスパッタ形成する工程と、
前記前記ポリシリコン層上の高融点金属層をシリサイド化するための熱処理工程と、
を具備したことを特徴とする。
【0014】
上記本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子の形成で、シリサイド層を有して複数に分割された他方電極を実現する。容量素子として大きな面積を有する場合、シリサイド層の応力の影響を最小限に抑えることができ、信頼性向上に寄与する。
【0015】
なお、上述の[請求項2]または[請求項4]に係る半導体装置の製造方法において、前記キャパシタ絶縁膜は前記MOS型トランジスタのゲート絶縁膜と同一工程で形成されることを特徴とする。あるいは、前記キャパシタ絶縁膜は前記MOS型トランジスタのゲート絶縁膜と一部が同一工程で形成されることを特徴とする。あるいは、前記キャパシタ絶縁膜は前記MOS型トランジスタのゲート絶縁膜と別の工程で形成されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置に含まれるMOS型容量素子を配した要部構成を示す断面図である。P型半導体基板11上の素子領域12(121,122)において、NチャネルのMOS型トランジスタ10及びMOS型容量素子20が設けられている。P型半導体基板11は、図示しないN型基板上のP型ウェルやエピタキシャルP型層その他様々な形態が考えられる。
【0017】
MOS型トランジスタ10は、ゲート酸化膜13を介しポリシリコン層141上にTiシリサイド層142が形成されたゲート電極14を有すると共にスペーサ16が設けられている。これにより、基板11上にはゲート電極14下のチャネル領域を隔ててLDD(Lightly Doped Drain )構造を有するソース・ドレイン領域15が形成されている。スペーサ16を隔てたソース・ドレイン領域15上にTiシリサイド層142が形成されている。Tiシリサイド層142はいわゆる自己整合シリサイドの形態をとっている。
【0018】
MOS型容量素子20は、半導体基板11上のN型の低濃度不純物領域(N-域)21にキャパシタ絶縁膜22(例えば酸化膜)を介してポリシリコン層23が形成されている。このMOS型容量素子20の一方電極はN-領域21であり、他方電極がポリシリコン層23によって構成される。ポリシリコン層23による他方電極は、MOS型トランジスタ10におけるポリシリコン層141と同層であって、シリサイドプロセスを経るが、選択的にシリサイド層を形成しない構成としている。ポリシリコン層23側壁には上記同様スペーサ16が形成され、かつポリシリコン層23上に後述するバッファ膜としての酸化膜24が形成されている。ポリシリコン層23周辺において酸化膜24及びスペーサ16に覆われないN-領域21表面はTiシリサイド層142が形成されている。
【0019】
図2(a),(b)は、それぞれ上記図1に示す構成の製造工程途中の要部を示す断面図、図3は、MOS型容量素子20の構成例を示す平面図である。図1と同様箇所には同一の符号を付す。図2(a)において、まず、基板11の素子領域121表面にN-領域21を形成する。N-領域21は、例えば不純物をP(リン)とし、加速電圧100keV、ドーズ量3×1013cm-2程度で形成する。次に、N-領域21上にキャパシタ絶縁膜22を形成する。キャパシタ絶縁膜22は、ゲート酸化膜13と同一工程による形成、または、さらに成膜工程を追加しての形成、あるいは、全く別工程での形成が考えられる。ここでは、熱酸化法により厚さ8nm程度の酸化膜をゲート酸化膜13と同一工程により形成する。
【0020】
次に、CVD(Chemical Vapor Deposition )法により上記キャパシタ絶縁膜22上及びゲート酸化膜13上を覆うように所定厚さ(150〜400nmの範囲)のポリシリコン層PLYを形成する。次に、ポリシリコン層PLYはリソグラフィ工程を経てパターニングされ、キャパシタ絶縁膜22上ではポリシリコン層23、ゲート酸化膜13上ではポリシリコン層141となる。次に、LDD構造にするためのソース・ドレインのエクステンション領域151をイオン注入により形成する。次に、CVD法により例えば酸化膜を所定厚さ堆積し、異方性エッチングを経てスペーサ16を形成する。その後、ソース・ドレイン領域15の形成を経る。次に、CVD法により酸化膜24を数十nm形成する。その後、形成したレジストRPをマスクにエッチングしてポリシリコン層23上に選択的にバッファ膜として酸化膜24を残す。
【0021】
次に、図2(b)に示すように、例えばTiのスパッタ形成をする。その後、シリサイド化のための熱処理、未反応Tiの薬液除去を経る。これにより、ポリシリコン層141上及びスペーサ41を隔てたソース・ドレイン領域15上のTiはシリサイド化してTiシリサイド層(142)が形成される。酸化膜24上のTiは未反応であり除去される。これにより、図1に示すような構成が得られる。
【0022】
図3において、MOS型容量素子20は、ポリシリコン層23の片辺が数百μm以上(例えば500μm程度)ある。N-領域21中の所定高濃度領域と接続される一方電極との複数のコンタクト及び導出線31が形成されている。また、ポリシリコン層23の他方電極側においても、引き出されるためのコンタクト領域32が形成される。
【0023】
上記実施形態の構成によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子の形成で、バッファ膜となる酸化膜24によってシリサイド層の形成をなくし、ポリシリコン層(23)だけの他方電極を実現する。これにより、ポリシリコン層23の片辺が数百μm以上のMOS型容量素子20が形成される。特に高周波動作が必要とされない回路に有用である。かつ、容量素子として上記のような大きな面積を有する場合、シリサイド層の応力による影響をなくすることができ、信頼性向上に寄与する。
【0024】
なお、P型半導体基板11は、代ってN型半導体基板となることも考えられる。MOS型トランジスタ10はPチャネルの構成も考えられる。さらに、MOS型容量素子20の一方電極はN-領域21に限らない。P型の低濃度領域(P-領域)の構成も考えられる。シリサイド層を形成する金属もTiに限らず、Co等様々考えられる。キャパシタ絶縁膜22についてもその他様々考えられ、強誘電体特性を示す材料を用いてもよい。
【0025】
図4は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置に含まれるMOS型容量素子を配した要部構成を示す断面図である。図1と同様箇所には同一の符号を付す。P型半導体基板11は図1と同様構成であり、この他様々な形態が考えられる。NチャネルのMOS型トランジスタ10は図1と同様構成であり、基板(基体)やウェルによってPチャネルのMOS型トランジスタも考えられる。
【0026】
MOS型容量素子60は、半導体基板11上のN型の低濃度不純物領域(N-領域)61にキャパシタ絶縁膜62(例えば酸化膜)を介して、例えばTiシリサイド層632を含むポリシリコン層631が複数に分割された形態をとっている。このMOS型容量素子60の一方電極はN-領域61であり、他方電極が複数に分割されたポリシリコン層631及びその上部のTiシリサイド層632をまとめた電極群によって構成される。各電極群のポリシリコン層631側壁にはスペーサ16が形成されている。ポリシリコン層631及びその上部のTiシリサイド層632による他方電極は、MOS型トランジスタ10におけるゲート電極14と同層であって、同様にシリサイドプロセスを経たものである。
【0027】
図5(a),(b)は、それぞれ上記図4に示す構成の製造工程途中の要部を示す断面図、図6は、MOS型容量素子60の構成例を示す平面図である。図4と同様箇所には同一の符号を付す。図5(a)において、まず、基板11の素子領域121表面にN-領域61を形成する。N-領域61は、例えば不純物をP(リン)とし、加速電圧100keV、ドーズ量3×1013cm-2程度で形成する。次に、N-領域61上にキャパシタ絶縁膜62を形成する。キャパシタ絶縁膜62は、ゲート酸化膜13と同一工程による形成、または、さらに成膜工程を追加しての形成、あるいは、全く別工程での形成が考えられる。ここでは、熱酸化法により厚さ8nm程度の酸化膜をゲート酸化膜13と同一工程により形成する。
【0028】
次に、CVD(Chemical Vapor Deposition )法により上記キャパシタ絶縁膜62上及びゲート酸化膜13上を覆うように所定厚さ(150〜400nmの範囲)のポリシリコン層PLYを形成する。次に、ポリシリコン層PLYはリソグラフィ工程を経てパターニングされる。これにより、キャパシタ絶縁膜62上ではポリシリコン層631、ゲート酸化膜13上ではポリシリコン層141が形成される。次に、LDD構造にするためのソース・ドレインのエクステンション領域151をイオン注入により形成する。その後、イオン注入マスクを除去し、CVD法により例えば酸化膜を所定厚さ堆積し、異方性エッチングを経てスペーサ16を形成する。
【0029】
次に、図5(b)に示すように、ソース・ドレイン領域15の形成を経て、例えばTiのスパッタ形成をする。その後、シリサイド化のための熱処理、未反応Tiの薬液除去を経る。これにより、ポリシリコン層141上及びスペーサ41を隔てたソース・ドレイン領域15上のTiはシリサイド化してTiシリサイド層(142)が形成される。また、各ポリシリコン層631上のTiもシリサイド化してTiシリサイド層(632)が形成される。これにより、図4に示すような構成が得られる。
【0030】
図6において、MOS型容量素子60は、分割されたポリシリコン層631及びその上部のTiシリサイド層632でなる各電極群が集まり、全体の素子領域121の片辺は数百μm以上(例えば500μm程度)ある。N-領域61中の所定高濃度領域と接続される一方電極との複数のコンタクト及び導出線81が形成されている。上部にTiシリサイド層632を有する他方電極群の大きさは、応力の影響をほとんど受けないような大きさになっている(数十〜100μm程度の範囲)。引き出されるためのコンタクト領域82が形成され、これらまとめて上層の導電層83に接続されるようになっている。
【0031】
上記実施形態の本発明に係る半導体装置によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子の形成で、シリサイド層を含むポリシリコン層が複数に分割された領域からなる他方電極群を構成する。これにより、素子領域121としての片辺が数百μm以上のMOS型容量素子60が形成される。これにより、容量素子として大きな面積を要する場合でも、シリサイド層の応力の影響を低減することができ、高周波動作が必要とされる製品においても対応可能であり、信頼性が向上する。
【0032】
なお、前記第1実施形態と同様にP型半導体基板11は、代ってN型半導体基板となることも考えられる。MOS型トランジスタ10はPチャネルの構成も考えられる。さらに、MOS型容量素子60の一方電極はN-領域21に限らない。P型の低濃度領域(P-領域)の構成も考えられる。シリサイド層を形成する金属もTiに限らず、Co等様々考えられる。キャパシタ絶縁膜62についてもその他様々考えられ、強誘電体特性を示す材料を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シリサイドプロセスに含まれる容量素子で、シリサイド層をなくしたポリシリコン層だけの他方電極を構成する。あるいは、シリサイド層を設けてもそれを分割しそれぞれ応力を低減させた他方電極群を構成する。この結果、シリサイド応力によるキャパシタ絶縁膜の信頼性劣化を防止し、特性の安定した高信頼性の容量素子を有する半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る半導体装置に含まれるMOS型容量素子を配した要部構成を示す断面図である。
【図2】 (a),(b)は、それぞれ図1に示す構成の製造工程途中の要部を示す断面図である。
【図3】 図1に示すMOS型容量素子の構成例を示す平面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る半導体装置に含まれるMOS型容量素子を配した要部構成を示す断面図である。
【図5】 (a),(b)は、それぞれ図4に示す構成の製造工程途中の要部を示す断面図である。
【図6】 図4に示すMOS型容量素子の構成例を示す平面図である。
【図7】 半導体集積回路に設けられる従来の容量素子の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10…MOS型トランジスタ
11,101…半導体基板
12(121,122)…素子領域
13…ゲート酸化膜
14…ゲート電極
141,631,23,PLY,104…ポリシリコン層
142,632…Tiシリサイド層
15…ソース・ドレイン領域
151…ソース・ドレインのエクステンション領域
16,106…スペーサ
20,60…MOS型容量素子
21,61,102…低濃度不純物領域(N-領域)
22,62,103…キャパシタ絶縁膜
24…バッファ膜(酸化膜)
31,81…コンタクト及び導出線
32,82…コンタクト領域
83…導電層
RP…レジストパターン
100…容量素子
105…金属シリサイド層

Claims (6)

  1. 金属シリサイドを含むゲート電極でなるMOS型トランジスタと、
    前記MOS型トランジスタと同じ基板上に形成される不純物拡散領域でなる一方電極及びキャパシタ絶縁膜及びその上の前記ゲート電極と同じ層を含みポリシリコン層のみでなる他方電極で構成される容量素子と、
    を具備したことを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板上においてゲート電極に金属シリサイドを含むMOS型トランジスタの製造を伴うものであって、
    前記半導体基板上に選択的にキャパシタの一方電極となる不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記不純物拡散領域上にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記キャパシタ絶縁膜上に前記ゲート電極と同層のポリシリコン層を形成し前記MOS型トランジスタのゲート電極及びキャパシタの他方電極をパターニングする工程と、
    少なくとも前記キャパシタ絶縁膜上のポリシリコン層上及びその近傍に選択的にバッファ膜を形成する工程と、
    少なくとも前記ゲート電極となる前記ポリシリコン層上及び前記バッファ膜上を含む全面に高融点金属層をスパッタ形成する工程と、
    前記ポリシリコン層上の高融点金属層をシリサイド化するための熱処理工程と、
    前記バッファ膜上を含む領域における未反応の前記高融点金属層を除去する工程と、
    を具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板上においてゲート電極に金属シリサイドを含むMOS型トランジスタの製造を伴うものであって、
    前記半導体基板上に選択的にキャパシタの一方電極となる不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記不純物拡散領域上にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記キャパシタ絶縁膜上に前記ゲート電極と同層のポリシリコン層を形成し前記MOS型トランジスタのゲート電極及び複数に分割された領域からなるキャパシタの他方電極群をパターニングする工程と、
    前記ポリシリコン層上に高融点金属層をスパッタ形成する工程と、
    前記ポリシリコン層上の高融点金属層をシリサイド化するための熱処理工程と、
    を具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記キャパシタ絶縁膜は前記MOS型トランジスタのゲート絶縁膜と同一工程で形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記キャパシタ絶縁膜は前記MOS型トランジスタのゲート絶縁膜と一部が同一工程で形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記キャパシタ絶縁膜は前記MOS型トランジスタのゲート絶縁膜と別の工程で形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
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