JP3932215B2 - 壁紙糊付機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば屋内の壁面にシート状壁装材を貼付けるに際して長尺の壁装材の裏面に糊を連続的に塗布する壁紙糊付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動モータを駆動源とする自動式壁紙糊付機の一例を図3及び図2を用いて説明する。これらの図に示すように、従来の壁紙糊付機は、糊付機本体1を構成する上部構体2及び下部構体3と、糊付機本体1を所定の高さで支持する脚部4と、糊付機本体1の後面側でロール状に巻かれた壁装材(クロス)7を懸架するクロス支持部(クロスロール)5と、下部構体3内に着脱可能に備えられた糊桶6と、上部構体2及び下部構体3内にギアを介して一部が連動するように配列された複数のロール9〜15と、これらの複数のロール9〜15の駆動を制御するコントロールボックス17とから主に構成されている。
【0003】
尚、この従来例に係る糊付機本体1の前面側には、上部構体2と下部構体3とを互いに接続するヒンジ21が設けられており、糊付機本体1の後面側には、互いに開閉する上部構体2と下部構体3とを固定するフック(図示せず)が設けられている。
【0004】
上部構体2内には、クロス7を本体部1内に取り込むための取り込み用のピンチロールを構成する上側ピンチロール13aと、クロス7に送り出し張力を付与するためのドライブロール12とが平行に配列され、これらは上部構体2の側板に穿たれた孔に直接または固体潤滑リング(軸受部材)等を介して軸支されている。更に、前記上側ピンチロール13aと前記ドライブロール12との間にはクロス7を上から押えて追従回転する押えロール14が平行に配列されている。
【0005】
下部構体3内には、クロス7を本体部1内に取り込むための取り込み用のピンチロールを構成する下側ピンチロール13b、糊付けロール9、および均しロール11が平行に配列され、更に糊付けロール9に接してドクターロール10(図3参照)と糊上げロール15とが配置されている。
【0006】
従来の装置における糊付けロール9は、下部構体3の側板に圧入されたボールベアリングにより軸受され、その軸支位置は固定されている。これは、ドクターロール10との相対配置状態で塗布される糊量やその分布状況が変化するためであり、糊付けロールの軸支位置を正確に位置決めする事で、これらの糊量等の調整や制御を行っていたためである。
【0007】
また、下側ピンチロール13bとドクターロール10と均しロール11は、それぞれ下部構体3の側板に穿たれた孔に直接または固体潤滑リングを介して軸受されており、糊上げロール15は糊桶6の内部側面上に載置されたエンジニアリングプラスチック製の軸受板(図示せず)を介して軸支されている。
【0008】
更に、コントロールボックス17は、複数のロール9〜15(本体部)の一端側に着脱可能に取り付けられ、内部に前記複数のロール9〜15を回転駆動させるためのモータ及びこのモータの駆動を制御する制御装置を収納している。コントロールボックス17の前面側に設けられた操作パネル17aより、作業者が制御装置に作動命令及び作動条件を含む制御情報を与えることができるようになっている。
【0009】
なお、上部構体2の側面カバー2a内には、モータによって回転駆動される複数のロール9〜15の回転数を計測するエンコーダ(図示せず)等が収納されており、このエンコーダにより計測された複数のロールの回転数をプラグ20を介してコントロールボックス17に出力している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、壁装材に塗布する糊量は、使用する壁装材の種類や、糊の種類又は状態、その他の作業環境等により異なるため、塗布する糊量(糊厚)を適時調整して最適なものに設定する必要がある。従来はドクターロールのみを糊付けロールに対して移動させる事で、これらの相対間隔を変更し糊量等の調整を行っていた。
【0011】
ここで、前述のように、糊付けロールは厳密に位置決めされ、そこに近接するドクターロールは、調整機構を有しながらも所定の精度で位置決めされて軸支されるが、これらの軸支位置や軸受部材の精度、さらにはロール自体の製造精度が的確でない場合が往々にして存在する。
【0012】
さらには、若干の遊びをもたせて設計してあるため、通常にこれらの部材を組み入れた状態では、糊付けロールとドクターロールとの間に所定の間隔が生じてしまう。
【0013】
この製造時の初期間隔は、ドクターロールの調整手段により糊付けロールとドクターロールとが互いに接する程度までドクターロールの軸支位置を移動させて調整されて使用されるのが一般的であった。
【0014】
しかし、この移動量は、糊付け時の糊量調整のための移動量に比較して、格段に大きいものである事から、ドクターロールの調整手段には、糊量調整に必要な分以上に大きな調整ストロークが必要である。このため、このような大きな移動ストロークを得るためには、ドクターロールの調整手段における移動ピッチも大きくせざるを得ないため、逆に、糊量調整時に微調整を行うことが難しくなる問題があった。
【0015】
また、ドクターロールによる糊量調整機構をこのような精度誤差の補完に使用していたため、糊量調整の基準位置(ドクターロールと糊付けロールが接している状態)の設定が装置により異なるものとなる。
【0016】
このような従来の調整機構では、糊量の調整は、ドクターロールの移動量(糊付けロールとの相対間隔又は位置)に応じた、単純な目盛り等を目安にして設定し、この設定状態で実際に糊付けされた糊量を目視して確認する手法が採られていた。
【0017】
これは、従来の装置では基準位置となるドクターロールと糊付けロールが接している状態を基準位置(又はゼロ位置等)として設定する、いわゆるゼロ調整ができなかったためであり、糊量の調整の手数が煩雑で、精度も低いものとなっていた。
【0018】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、壁装材に塗布する糊量の微調整が可能な壁紙糊付機を提供する事を主目的とする。本発明の別の目的は、糊量の調整機構に明確なゼロ調整を明示することで、壁装材へ塗布する糊量の調整が容易に行える壁紙糊付機を提供する事を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため請求項1記載の発明では、本体の外部から引き入れられるシート状の壁装材を、本体内部に配設された糊付けロールを含む複数のロール間の所定の経路に添って移動させ、本体下部に配設された糊桶内の糊を前記糊付けロールにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機において、前記糊付けロールによる前記壁装材への糊付け量を調整するドクターロールが前記糊付けロールに隣接させて配置され、前記糊付けロールの軸支位置を、少なくとも前記ドクターロールとの相対位置関係が変更されるように調整可能な固定位置調整手段を備え、前記ドクターロールは、前記糊付け量の調整のために少なくとも前記糊付けロールとの相対位置関係を変更させる糊付け量調整手段を更に有し、前記固定位置調整手段は、前記糊付け量調整手段により少なくとも前記ドクターロールを前記糊付けロールに最も近接させた状態で、前記糊付けロールが前記ドクターロールと互いに接する位置まで前記糊付けロールの軸支位置を調整するものであることを特徴とする壁紙糊付機を提供する。
【0020】
本発明の固定位置調整手段は、糊付けロールの軸支位置を移動可能に構成したものであれば良く、これにより糊付機本体部への糊付けロールの配設位置が調整可能であり、ドクターロールとの相対位置関係が変更できるもの。
【0021】
このため、例えば製造誤差等によりドクターロールの配設位置に対して、糊付けロールが僅かな間隔を空けて設置されても、固定位置調整手段によりこの間隔(又は相対位置関係)を変更して、互いに接する状態まで相対位置関係を調整できるものである。
【0022】
言い換えると、糊付機本体部への糊付けロールの取付位置(軸支位置)の微調整機構を備えたものであり、少なくとも、ドクターロールとの相対位置関係が調整できる構成であれば本発明に応用できるものである。例えば、糊付けロールの軸受部材をドクターロール方向に微動させる構成のもの等も考えられる。なお、調整後の状態は、そのまま糊付機の初期設定状態となるので、糊付けロールの軸支位置が固定できる構成である事が好ましい。
【0023】
また、糊付けロールの移動範囲は、糊上げロールから糊を受け取ることが可能な範囲で移動するものである。糊上げロールには、糊桶内からの糊が表面に厚く巻かれた状態で糊付けロールに隣接して糊を受け渡すものであるので、少々の糊付けロールの移動は、糊の受け渡しに大きな影響はない。
【0025】
本発明の固定位置調整手段は、ドクターロールに糊付け量調整手段が設けられている場合に、糊量調整の最小値となる状態、即ち、ドクターロールと糊付けロールとの間隔が最も狭くなるように調整した場合に、相互のロールが接する状態を確実に再現することができる。
【0026】
言い換えると、相互のロールが接する状態は、ドクターロールによる糊の削除が最も多くなる状態であり、相互間隔がゼロである事から所謂ゼロ調整と呼ばれる状態であり、製造誤差等により設置状態でゼロ調整が行えない状態は、この固定位置調整手段で解消される事となる。
【0027】
さらに、糊付け量調整手段のゼロ位置を明確に画定できる利点もある。即ち、本発明に係る糊付機の製造時に、糊付け量調整手段を予めゼロ調整した状態でドクターロールを配設し、その状態で固定位置調整手段により糊付けロールをドクターロールに接するように調整して固定すればよい。
【0028】
これにより、その後の使用時には、糊付け量調整手段の最小調整状態(初期の状態)が、実際の相互のロールの接触状態であり、ゼロ調整が明確に認識できるものとなる。
【0029】
このような相互のロールの接触状態を、糊付け量調整手段の最小調整状態として明示すれば、使用者に明確に最小状態が認識されると共に、その状態を基準(例えば、ゼロ設定等)として糊付け量の目安を目盛り部等の判別手段で明示する事が好ましい。
【0030】
このため、本願請求項記載の発明では、請求項記載の壁紙糊付機において、前記糊付け量調整手段が、前記固定位置調整手段で前記糊付けロールと前記ドクターロールとが互いに接した状態を予め定めた基準位置とする目盛り部を備えていることを特徴とするものである。
【0031】
本発明によれば、糊付け量調整手段で基準位置が目盛り部に明示されているので、使用者はその目盛り部のみを見ながら糊付け量の最小状態を確認できる。この基準位置は、ドクターロールと糊付けロールとが接触している状態、所謂ゼロ設定状態を基準位置とする事が、使用者に使い易い基準となる。さらには、ゼロ設定以上にドクターロールを移動させて、ロール同志の摩擦等による、摩耗や故障等も防止できる利点がある。
【0032】
また、基準位置からの目盛りは、糊付け量の基準となるものを使用すれば、使用者が目盛りのみで糊付け量を容易に調整できる事となる。例えば、ドクターロールと糊付けロールとの相対間隔自体、又はこれに基づく糊付け量等を単位とする事が考えられる。前者は、糊の種類によらず使用できる利点があり、後者は、糊量が簡単に認識できる利点がある。いずれも、基準とする糊の状態(例えば、一般ペースト糊を通常の濃さに調整したもの等)で規定されるのが一般的であるが、異なる状態の糊を使用する時でもゼロ調整は同様であり、目盛りも糊付け量の重要な目安となる。
【0033】
次に、本願請求項記載の発明では、請求項1又は2に記載の壁紙糊付機であって、前記固定位置調整手段は、前記糊付けロールを軸支する軸方向に回動可能な偏心軸受部材と、該軸受部材を任意の回転角度位置で固定する固定部とを有していることを特徴とするものである。
【0034】
本発明では、固定位置調整手段の好適な実施形態を示すものであり、偏心軸受部材で糊付けロールを軸支し、この軸受部材を回動させる事で、糊付けロールの軸支位置を調整するものである。
【0035】
この偏心軸受部材の初期設定(装置への組入時)は、回動させた時に糊付けロールがドクターロール方向へ移動可能な位置関係である事が好ましく、例えば、偏心軸受部材の回動中心とドクターロールの初期設定位置とを結んだ線上以外の位置に偏心した軸受部が存在するように配設する。これにより、軸受部材を回動させれば、糊付けロールをドクターロール方向に調整(移動)させる事ができるものとなる。
【0036】
なお、この場合、糊上げロールの軸位置と偏心軸受部材の回動中心とを結んだ線上又はそれに近い方向に、糊付けロールの偏心軸受位置を設定する事が好ましい。糊付けロールの軸支位置を変更調整しても、糊付けロールとの相対位置関係に殆ど影響が生じないためである。
【0037】
また、糊付けロールの回りには、これらの他にも押えロールやドライブロール等がロールの円周外形に添って隣接して配設されているため、偏心軸受を回動させる事により調整するものであれば、他のロールとの相対位置関係にも大きな影響がない利点もある。
【0038】
加えて、以上説明した本願の全ての発明によれば、糊付機を製造する工程において、固定位置調整手段により糊付けロールとドクターロールとが正確に接した状態を再現できるので、糊付け量調整手段は、調整のためのみの移動範囲を有するものであれば良い。即ち、従来の装置では、糊付け量調整手段により製造誤差等を補完する構成であったため、調整に必要な移動範囲以上を調整できるものとなっており、この結果、微調整が難しいものとなっていた。
【0039】
本発明では、糊付け量調整手段は、従来より範囲の狭い調整のためのみの可動範囲をカバーすれば足りるものとなるので、従来より可動範囲が少なくなった分だけ微調整が行える機構を採用できるものとなる。言い換えれば、調整手段の動作に対して可動範囲が小さくなるので、細かな調整が可能となり、従来よりきめ細かな糊量調整ができる糊付機が構築できる利点がある。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本発明の一つの実施形態に係る壁紙糊付機の糊付けロールの軸受部の概略構成を示す説明図である。なお、糊付けロールの軸受部以外の構成は、従来とほぼ同様であるためここでは省略する。
【0041】
本実施形態における糊付けロール109は、本体部の下部構体の側板103aに軸受部材50を介して軸支されている。この軸受部材50は、円形円盤上の外形を有しており、側板103aに対して軸方向に回動可能な状態で組み込まれている。そして、軸受部材50の側面部に接する固定用ネジ53により、固定される構造であり、これを緩める事により軸受部材50の回動を許容する。
【0042】
軸受部材50には、軸受部材50の回動中心Pから偏心した位置に糊付けロール109の軸を受ける軸穴51が設けられており、軸受部材50の回動によりドクターロール110との相対間隔を調整できる構造となっている。即ち、これらの偏心軸受部材50並びにその回動及び固定構造等により本発明の固定位置調整手段が構成されている。なお、このドクターロール110は、糊付けロール109に付着する糊をならして糊付け量を調整するものであり、ならしロールと呼ばれる事もある。
【0043】
軸受部材50は、糊付機への組込み時には、この図に示すように軸受部材の回動中心Pと糊上げロールの回動中心を結ぶ線上に、偏心軸穴51が位置するように配設される。即ち、この位置を基準位置として、予め各部材の寸法や配設位置関係が設定されている。なお、これらの図からも明らかなように、偏心軸受51の基準位置は、前記回動中心Pとドクターロール110の回動中心を結ぶ線上から外れた位置にある。
【0044】
このため、固定ねじ53を緩めて軸受部材50を、例えば図中矢印A方向(偏心位置がドクターロールに近づく方向)に回動させれば、糊付けロール109の軸支位置は、ドクターロール110に近づくように調整され、逆に図中矢印B方向(偏心位置がドクターロールから遠ざかる方向)に回動させれば、ドクターロール110から遠ざかるように調整される。
【0045】
従って、例えば組込み時の初期の基準設定で糊付けロール109とドクターロール110とが離れている状態であれば、矢印A方向に回動させて互いのロールが接触する状態に調整し、固定ねじ53を絞めて糊付けロール109の軸支位置を固定する。
【0046】
なお、この実施形態では、従来の装置と同様な構造を有する糊量調整手段(図示せず)を備えている。これは、ドクターロール110の軸支位置を移動させて糊付けロール109との相対位置関係を変更することで、糊付けロール109に付着する糊のならし状態を変更し、糊付けロール109から壁装材に塗布する糊量を調整するものである。
【0047】
従って、本実施例の糊量調整手段は、上記作用を奏するものであれば、その構成は特に限定されるものではない。ここでは、一例として図中矢印C方向(前記回動中心Pとドクターロール110の回動中心を結ぶ線上に概略一致する方向)にドクターロール110の軸支位置を変更するものを例にとって説明する。
【0048】
この実施形態では、糊量調整手段によりドクターロール110を最も糊付けロール109側に位置させた状態で、相互のロールが互いに接触する状態に予め設計されており、これらに使用する部材の予想される製造誤差の範囲より前記固定位置調整手段による可動範囲が大きくなるように構成されている。
【0049】
即ち、軸受部材50の偏心軸穴51の偏心量は、それぞれのロールやそれぞれの軸受部材等の製造精度を考慮して、それより大きな量になるように定められている。このため、製造誤差により両ロールが初期設定状態で互いに接しない場合でも、固定位置調整手段で調整して相互接触状態を確実に補完できる。
【0050】
さらに、この実施形態では、糊量調整手段の初期設定(ドクターロール110を最も糊付けロール109側に位置させた状態)で、その操作部に設けられた調整目盛りが基準位置となるゼロ位置の表示に合わせられている。
【0051】
このため、相互のロールの接触状態である糊付け量が最小となる調整状態を、ゼロ位置として正確に表示する目盛り手段を有しているものとなり、従来のように単なる目盛りのみ(基準位置なし)と異なり、糊量の調整や判断が容易な糊付機となっている。
【0052】
なお、以上の実施形態では、従来例と同様に本発明を電動モータを駆動源とする自動が他糊付機に応用した例を説明したが、このような駆動源を持たない手動型の糊付機に本発明を応用する事も可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、糊付機を構成する欠く部材の製造誤差を固定位置調整手段により補完するため、部品精度を問わずに正確な糊量調整が可能な糊付機を得ることが出来る。
【0054】
さらに、糊量調整手段における所謂0調整が正確に行えるので、明確な0調整位置からの糊調整が可能であり使用者の作業性が向上すると共に、使い勝手の良い糊付機が構築される。
【0055】
また、ドクターロール(ならしロール)の可動範囲を従来より小さくすることが出来るので、微調整可能な糊量調整手段を採用できるため、壁装材へ塗布する糊量の調整精度の大幅な向上が行える利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態に係る糊付機の糊付けロールの軸支構造を示す説明図であり、同(a)は偏心軸受部材の回動動作と糊付けロールの調整状態、並びにドクターロールと糊上げロール等との相対位置関係等を説明するものであり、同(b)は軸受部付近の概略構成を説明するものである。
【図2】本発明の好適な実施形態並びに従来例における糊付機本体部内に配設された複数のロールの概略の位置関係等を説明する説明図である。
【図3】本発明の好適な実施形態並びに従来例における糊付機の全体構成を説明する概略の斜視図である。
【符号の説明】
1…糊付機本体
3…本体部の下部構体、3a…下部構体の側板、
4…脚部
6…糊桶(本体部に着脱可能)
7…壁装材(クロス)
9…糊付けロール
10…ドクターロール
11…均しロール
12…ドライブロール
13a…上側ピンチロール
13b…下側ピンチロール
14…押えロール
15…糊上げロール

Claims (3)

  1. 本体の外部から引き入れられるシート状の壁装材を、本体内部に配設された糊付けロールを含む複数のロール間の所定の経路に添って移動させ、本体下部に配設された糊桶内の糊を前記糊付けロールにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機において、
    前記糊付けロールによる前記壁装材への糊付け量を調整するドクターロールが前記糊付けロールに隣接させて配置され、
    前記糊付けロールの軸支位置を、少なくとも前記ドクターロールとの相対位置関係が変更されるように調整可能な固定位置調整手段を備え
    前記ドクターロールは、前記糊付け量の調整のために少なくとも前記糊付けロールとの相対位置関係を変更させる糊付け量調整手段を更に有し、
    前記固定位置調整手段は、前記糊付け量調整手段により少なくとも前記ドクターロールを前記糊付けロールに最も近接させた状態で、前記糊付けロールが前記ドクターロールと互いに接する位置まで前記糊付けロールの軸支位置を調整するものであることを特徴とする壁紙糊付機。
  2. 前記糊付け量調整手段は、前記固定位置調整手段で前記糊付けロールと前記ドクターロールとが互いに接した状態を予め定めた基準位置とする目盛り部を備えていることを特徴とする請求項記載の壁紙糊付機。
  3. 前記固定位置調整手段は、前記糊付けロールを軸支する軸方向に回動可能な偏心軸受部材と、該軸受部材を任意の回転角度位置で固定する固定部とを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の壁紙糊付機。
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