JP3931723B2 - 購入店推薦方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者が複数の商品を購入する際の購入店を推薦する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の商品を購入する際の情報提供支援に関する方法は、例えば、本発明と同一の出願人が出願した特願2000−128470に、利用者が購入希望する複数の商品の合計販売価格を店舗毎に、複数の店舗に関して表示して、利用者はその内の1店舗を購入先として選択する技術が紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般利用者の購入行動パターンを考慮すると、必要な商品を1店舗に絞って購入することもあれば、複数の店舗を回ってなるべく安価な商品を求めることも考え得る。後者の場合、特願2000−128470のような従来技術では、必要な商品毎における販売店間の価格差は利用者が判断しなければいけない。
【0004】
また、特願2000−128470のように購入商品を自宅まで運送してもらう場合は問題とならないが、利用者自身が購入店を訪問する場合は、単純に価格の高低だけを基準に購入店を推薦すると、訪問すべき購入店があまりに多くなって、購入店間移動における時間的・精神的・経済的コストが、商品価格メリットを相殺したり、あるいは、そのコストが商品価格メリットを超えてしまうことになりかねない。
【0005】
また、利用者によっては、販売店の営業時間、駐車場等の附帯設備、その他の条件を考慮して、対象となる購入店を限定したいという希望が利用者にはある。あるいは、購入サービスポイントを貯めているとか、通常使用しているクレジットカードが利用できるなどの理由で、ある特定の店でなるべく購入したいという希望が利用者にはある。上述の特願2000−128470では、このような利用者側の希望を加味した購入店推薦ができない。
【0006】
本発明の目的は、販売価格がなるべく安価な購入店を推薦することを基本としながらも、利用者の購入店間移動の負担が一定以上に増えないことや、販売価格以外に関する利用者の購入店希望条件を考慮して、推薦する購入店を調整することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる購入店推薦方法は、利用者端末から利用者が購入希望する複数の商品に関する検索条件を受信すると、商品毎に、前記検索条件に該当する販売店および商品販売価格を検索する。そして、その検索結果に基づいて、前記商品毎に前記販売価格が最も低い販売店を識別し、利用者端末に対して、前記商品毎の前記最低価格販売店を購入店候補として送信することを特徴とする。
【0008】
上記の方法によって、利用者は必要な商品毎に販売価格の最も安い購入店候補を知ることが可能となる。
【0009】
さらに、本発明にかかる購入店推薦方法は、購入店候補として最も高い頻度で選択された販売店を中核店として特定し、該中核店が選択されていない商品について再度検討する。すなわち、中核店における該商品の販売価格を参照して該販売価格が所定の条件を満たすと判定する場合は、前記中核店を前記商品における購入店候補とすることを特徴とする。
【0010】
上記の方法によって、例えば、その商品の検索結果の中で、中核店の販売価格が最低価格販売店に次いで安価であれば、この商品についても中核店を購入店候補として利用者に提示するので、利用者は訪問すべき店数を少なくすることが可能となる。
【0011】
さらに、本発明にかかる購入店推薦方法は、中核店と他の最低価格販売店間の距離や移動時間などの隔たりを参照して、その隔たりが所定の値を超える場合は、中核店から所定の値を超えない隔たりに位置する販売店の内で販売価格が最低である販売店を、その商品における購入店候補とすることを特徴とする。
【0012】
上記の方法によって、中核店の一定の隔たりの中に位置する販売店で全ての購入を済ますことができ、利用者の購入店間移動の負担を少なくすることが可能となる。
【0013】
さらに、本発明にかかる購入店推薦方法は、利用者から指定された販売店を中核店として特定することを特徴とする。
【0014】
上記の方法によって、利用者が様々な理由で自分にとって都合のよい販売店を常に中心とした購入店候補の情報を、利用者は享受できる。
【0015】
さらに、本発明にかかる購入店推薦方法は、利用者からの購入店に関する条件を受付け、この条件に合致する販売店から購入店候補を推薦することを特徴とする。
【0016】
上記の方法によって、例えば、販売店の営業時間、駐車場等の附帯設備の有無、バーゲンセールの有無など、販売店に関する様々な条件で、利用者が購入店候補を絞り込むが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照し、詳細に説明する。尚、以下の実施例は、利用者が食材を購入する場合を想定したものであるが、本発明は、食品流通分野に限定されるものではない。
【0018】
図1に、本発明のシステム構成図を示す。本発明は、検索サーバ100、ネットワーク110・120、ユーザ端末130、サーバ140・150で構成される。
【0019】
検索サーバ100は、さらに、ネットワーク110を介してユーザ端末130から検索条件を受け付け、ネットワーク120を介してサーバ140・150の情報を検索し、その検索結果に基づきユーザ端末130に購入店候補を提示する価格比較プログラム101、条件入力された料理名から必要な素材を識別するための構成素材テーブル600を格納する構成素材DB102、素材毎の検索結果を管理する抽出テーブル701〜705、購入店候補を管理する候補テーブル1100、および、購入店候補を再検討するための調整テーブル1200、検索はされたものの他の条件を満たさない販売店を管理する除外店舗テーブル1800を格納する一時抽出DB103、利用者の登録した店舗を管理する登録店舗テーブル900、店舗に関する諸属性を管理する店舗条件テーブル1000、販売店間の距離を管理する距離判定テーブル1400を格納する店舗DB104で構成される。
【0020】
ネットワーク網110・120は、検索サーバ100とユーザ端末130間、あるいは、検索サーバ100とサーバ140・150間で、www(world wide web)に関するデータを送受信するための通信網である。ネットワーク110・120は、主に、インターネット網を想定しているが、データが送受信できるのであれば、どのような種類の通信網であっても構わない。また、ネットワーク110・120は、それぞれ別個に存在するのではなく、同一の一つのネットワークを介して、検索サーバ100がユーザ端末130およびサーバ140・150に接続する構成も当然あり得る。
【0021】
ユーザ端末130は、検索サーバ100から送信されたwwwに関するデータを端末画面に表示し、あるいは、表示された画面から入力された情報を検索サーバ100へ送信するなど、検索サーバ100との間でwwwに関するデータの送受信を行うブラウザプログラム131を有する。ユーザ端末130は、主に、デスクトップパソコン、ノートパソコン、デジタルデータ交換可能な携帯電話端末、PDA(personal data assistant)などの各種端末が想定されるが、検索サーバ100と上記のようなデータ交換が実現できるものであれば、どのような装置でも構わない。
【0022】
サーバ140・150は、検索サーバ100とは別個に複数存在しており、販売店の各種販売情報に関するwwwデータを保持するWWW DB141・151を有する。サーバは、検索サーバ100とデータ交換ができるものであれば、どのような装置でも構わない。
【0023】
図2に、価格比較プログラム101が行う購入店候補を推薦する処理フローの全体像を示す。
【0024】
S201で、価格比較プログラム101は、ユーザ端末130から送信されてきた利用者IDを受信する。具体的には、価格比較プログラム101から送信されてきたログイン画面をユーザ端末130が表示し、利用者が利用者IDを入力する。すると、ユーザ端末130は、この利用者IDを価格比較プログラム101に送信する。
【0025】
S202で、価格比較プログラム101は、ユーザ端末130に検索条件入力画面500を送信する。図5に検索条件入力画面500の例を示す。検索条件としては、料理名501、指定したい店舗条件502、購入店候補として認める最大店舗数503、予め登録している店舗中心に購入店候補を絞り込むか否かの選択504が設けられている。各検索条件は、利用者が直接入力しても良いし、または、選択肢が提示されており利用者はそこから選択するようにしても良い。価格比較プログラム101が選択肢を提示する場合、たとえば、料理名は構成素材テーブル600で管理されている料理名を、店舗条件は店舗条件テーブル1000で管理される項目名を、それぞれの選択肢に設定する。
【0026】
さらに、例えば、購入店数503や登録店舗中心の検索可否504等の条件は、価格比較プログラム101で予め設定しておき、利用者に対して検索の度に条件設定させないような構成もあり得る。
【0027】
S203では、ユーザ端末120の条件入力画面500で設定された料理名などの各種設定条件を価格比較プログラム101が受信する。そして、価格比較プログラム101は、図示していない検索条件テーブルに設定条件を記憶する。この検索条件テーブルには、S201で認証識別している利用者IDを、併せて記憶してもよい。
【0028】
S204で、価格比較プログラム101は、構成素材テーブル600に基づいて、条件入力された料理名に対応する素材を識別する。図6に、構成素材テーブルの例を示す。
【0029】
構成素材テーブル600は、料理名(大分類)、料理名(小分類)、素材が対応づけられて管理されている。例えば、料理名として「カレーライス」が条件入力されたとすると、必要な素材は「ジャガイモ、タマネギ、にんじん、肉、福神漬」であることが識別される。料理名に大分類・小分類とあるのは、同じ分野の料理でもさらに細かく分類分けされて、使われる素材も変わってくるからである。このため、条件入力画面500では、料理名(小分類)まで利用者に指定させることが望ましい。尚、最終的に料理に必要な素材が特定できるのであれば、構成素材テーブル600が管理する情報項目やデータ形態は、これに限定される必要はない。
【0030】
S205で、価格比較プログラム101は、S204で識別した必要素材を示す画面情報をユーザ端末130に送信する。この時、送信する画面は、その画面上で利用者が必要素材を削除・追加する処理操作が可能となっている。
【0031】
S206で、価格比較プログラム101は、利用者によって最終に確定された検索すべき素材情報をユーザ端末130から受信する。そして、価格比較プログラム101は、検索条件テーブルに確定された素材項目を記憶する。
【0032】
S207で、価格比較プログラム101は、S206で設定された素材条件に基づいて、サーバ140・150の情報をインターネット検索して、その検索結果から各素材別に購入店候補を絞り込む。このステップの詳細説明は、図3および図4を使って説明する。
【0033】
S208で、価格比較プログラム101は、S207で絞り込んだ各素材別の購入店候補を示す画面情報をユーザ端末130に送信する。検索結果画面は図示していないが、この画面は、各素材別の購入店候補名、素材の販売価格を表示することが第一の目的だが、さらに、購入店候補と最低価格販売店の価格差や、材料毎の抽出テーブル701〜705を表示することも可能である。
【0034】
図3・図4を用いて、S207における情報検索から購入店候補絞り込みの詳細処理フローを説明する。
【0035】
各処理の詳細説明に併せて、次のような検索条件を設定された際の具体的な処理例も説明する。図に示されている各テーブル内のデータや概念図も、同じ検索条件を想定したものである。
【0036】
すなわち、利用者ID「U1」が条件を設定し、その検索条件は、料理名「カレーライス」(かつ、S206で、図6の構成素材テーブル600のカレーライス該当素材全5品が指定される)、店舗条件「深夜営業」、購入店舗数「2」、行きつけの店(登録店舗)を中心に検索を「する」という設定内容である。これは、図5に示された検索条件入力画面例と同一である。
【0037】
S301で、価格比較プログラム101は、S206で設定された素材条件に基づいて、サーバ140・150の情報を検索する。検索方法は、指定されたキーワードが存在するウェブサイトをインターネット上から検索する「サーチ・エンジン」と一般的に言われる従来技術を採用することで可能である。また該当サイトから、必要素材と販売価格を抽出することも、ブラウザプログラムが有する「ページ内検索」機能や、その他、文章解析して必要な情報を特定するさまざまな公知例を用いることで可能である。XML(eXtensible Markup Language)言語で記述されたウェブ情報であれば、さらに、必要な素材および販売価格を特定することは容易になる。
【0038】
S302で、S301の検索結果に基づき、価格比較プログラム101は、各素材毎の該当販売店および販売価格を管理する抽出テーブル701〜705を作成する。この時、販売店間における素材の質量や数量の違いに基づき、例えば100g当たり単価のように、各販売店の販売価格を調整しておくことが望ましい。テーブル作成の際、価格比較プログラム101は販売価格が安い順にレコードをソートしておく。図7に、今回の検索条件例で作成される抽出テーブル701〜705を示す。料理名「カレーライス」に必要な素材毎に5つのテーブルが作成され、各テーブルの最上段レコードが販売価格の最も安い販売店となっている。
【0039】
図7の抽出テーブル701〜705に基づく素材別の販売価格関係を図8に示す。例えば、素材「ジャガイモ」について販売価格の安い順に販売店を並べると、「B」−「D」−「C」−「A」−「E」の順となっている。
【0040】
S303で、価格比較プログラム101は、抽出テーブル701〜705に基づいて、購入店候補データを管理する候補テーブル1100と、購入店数が条件設定された場合に候補店数を管理する調整テーブル1200を作成し、データを記憶する。尚、調整テーブル1200については、購入店数の条件設定が無い場合は、作成しないようなプログラム設計でも良い。
【0041】
図11に、S303の段階で作成された候補テーブル1100の例を示す。各素材別に購入店候補の販売店が管理される。S303の段階では、価格比較プログラム101は、単純に販売価格が最も安い販売店(即ち、抽出テーブル701〜705の最上段レコードの販売店)を記録するが、これらの購入店候補は、以降の判定処理で順次更新されていく。
【0042】
想定した検索条件では、図11に示すように、「ジャガイモ」は「B」店、「タマネギ」は「B」店、「にんじん」は「E」店、「肉」は「C」店、「福神漬」は「B」店が購入店候補として記録される。
【0043】
図12に、調整テーブル1200の例を示す。調整テーブル1200の第一の役割は、販売店が幾つの素材で購入店候補に選択されたかを、「頻度」項目で管理することにある。そして、調整テーブル1200の第二の役割は、どの販売店が購入する中心となる店であるかを識別するため、「区分」項目を管理することにある。まだ、S303の段階では、全てのレコードについて「00」(コア店でない)を初期値として設定されるが、この区分項目は以降の判定処理で、順次更新されていく。
【0044】
想定した検索条件においては、S303の段階では、「B」店が頻度「3」、「C」店が頻度「1」、「E」店が頻度「1」となり、区分は全レコード「00」という状態になっている。(図12の例は、想定して検索条件例のS317処理後のデータを示している。)
S304で、価格比較プログラム101は、図示していない検索条件テーブルを参照し、行きつけの店(すなわち登録店舗)を中心に検索するか否かを判定する。
【0045】
もし登録店舗を中心とする検索指定であった場合は、価格比較プログラム101は、S317に進み、登録店舗テーブル900を参照し、S201で認証識別している利用者IDに対応する販売店を識別する。登録店舗テーブル900は、検索の時点までに、利用者が予め指定しておいた販売店を管理するものである。
【0046】
そして、価格比較プログラム101は、識別された販売店が調整テーブル1200に存在するか否かを参照して、存在するならば、その販売店レコードの「区分」を「00」から「01」(コア店である)へ変更する。また、識別された販売店が調整テーブル1200に存在しない場合は、抽出テーブル701〜705内に存在するか参照し、ここに存在するならば、調整テーブル1200に新規にレコードを追加し、「店舗」に登録店舗である販売店、「頻度」に「0」、「区分」に「01」を設定する。識別された販売店が、調整テーブル1200、抽出テーブル701〜705のいずれにも存在しない場合は、調整テーブル1200に何も変更せず、その結果、どのレコードも区分項目は「00」(コア店でない)のままとなる。
【0047】
また、S304で、価格比較プログラム101が、登録店舗中心の検索指定が設定されていない場合は、価格比較プログラム101はS305の処理へと進む。
【0048】
想定した検索条件では、利用者ID「U1」が、「登録店舗中心の検索」と指定しているので、S317で、価格比較プログラム101は、登録店舗テーブル900の利用者「U1」に対応する店舗「D」を、抽出テーブル701〜705・調整テーブル1200に存在するか識別する。すると、調整テーブル1200には「D」店が存在せず、抽出テーブル701〜705にだけ「D」店が存在する。したがって、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200に新規にレコードを追加し、「店舗」に「D」店、「頻度」に「0」、「区分」に「01」を設定する。図12の調整テーブル1200の例は、このような処理が実施された時点の状態を示している。
【0049】
S305で、価格比較プログラム101は、図示していない検索条件テーブルから店舗条件が設定されているか否かを識別する。店舗条件が設定されている場合は、価格比較プログラム101は、S316に進み、店舗条件テーブル1000を参照して、現在の候補テーブル1100に記録されている各購入店候補が設定された店舗条件を満たしているか否かを判定する。そして、購入店候補が店舗条件を満たしていない場合、価格比較プログラム101は、店舗条件を満たさない購入店候補である販売店を除外店舗テーブル1800に登録し、そして、抽出テーブル701〜705のうちから該当素材の抽出テーブルを参照し、店舗条件を満たす販売店で販売価格が最も安い店舗を検索し、その店舗を新たな購入店候補として候補テーブル1100に記録し、調整テーブル1200のデータ内容も更新する。そして、価格比較プログラム101は、S306へ進む。
【0050】
店舗条件テーブル1000は、価格比較プログラム101がインターネットで情報検索した結果を管理してもよいし、あるいは、検索サーバ100の運営者が、販売店毎の情報を収集し、その結果を入力しても良い。
【0051】
図10の店舗条件テーブル1000は、「深夜営業」という一つの項目のみを管理しているが、当然のごとく、この項目のみに限定されるものではなく、駐車場のような店舗設備や、使用できる決済方法、サービスポイントの有無、最寄駅からの移動時間、など様々な条件に関する情報を管理することが可能である。
【0052】
想定した検索条件では、店舗条件に「深夜営業」が選択されている。図10の店舗条件テーブル1000によれば、「C」店が「00」(非該当)となっている。そして、S303の段階での候補テーブル1100では、「肉」の購入店候補に「C」店が選択されている。したがって、価格比較プログラム101は、まず、この「C」店を除外店舗テーブル1800に登録する。そして、次に、「肉」の抽出テーブル704を参照して、第2番目のレコード(即ち、販売価格が2番目に安い店のレコード)の「A」店について、「深夜営業」しているか店舗条件テーブル1000で確認する。店舗条件テーブル1000で、「A」店は「深夜営業」項目は「99」(該当)となっているため、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100の「肉」項目の購入店候補を、「C」店から「A」店へデータ更新する。そして、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200において、「C」店が購入店候補とする素材がなくなったので、「C」店のレコードを削除し、代わって、新規に店舗「A」−頻度「1」−区分「00」のレコードを作成する。
【0053】
図15に、想定した検索条件に基づいて、登録店舗を中心にした購入店候補の決定過程を示す。因みに、S305の処理が終わった時点の候補テーブル1100のデータは、「2.店舗条件(深夜営業)」の段階に該当する。
【0054】
S306に進み、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100を参照し、コア店が設定できるか否かを判定する。具体的には、まず、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200を参照し、区分「01」(コア店)のレコードがあるかを判定し、該当レコードがあれば、S307の処理へ進む。この時点で区分「01」のレコードがあるのは、価格比較プログラム101がS317の処理を行った場合である。
【0055】
さて、この時点で、調整テーブル1200に区分「01」が存在しない場合、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200の「頻度」項目の値を比較して、最も高い値となっている購入店候補レコードの区分を「01」に設定し、S307の処理へ進む。すなわち、登録店舗中心の検索を行わない場合、あるいは、登録店舗中心の検索指定であっても抽出テーブル701〜705に登録店舗が存在しない場合は、最も多く購入店候補として選択された最多頻出販売店をコア店に設定するような処理を、価格比較プログラム101が実行する。
【0056】
最多頻出販売店をコア店に設定する際、単純に調整テーブル1200の「頻度」の最も高い値の販売店を選ぶのではなく、その値が所定値より高い場合、あるいは、全体の素材数に対する「頻度」項目の値の割合が所定値より高い場合、価格比較プログラム101が該当する販売店をコア店に設定しても良い。また、一旦、価格比較プログラム101が、現状の調整テーブル1200の状態をユーザ端末130に送ると共に、どの店舗をコア店にするのかを利用者に選択させることによって、コア店を決定することも考えられる。
【0057】
想定した検索条件では、価格比較プログラム101が、S317の処理を行っているので、調整テーブル1200に区分が「01」となっている「D」店が存在しており、よって、価格比較プログラム101は、S307へ進む。
【0058】
S306で、価格比較プログラム101が、上記のような最多頻出販売店調整によってもコア店を設定できない場合、S401以降への処理と進む。
【0059】
S307で、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100を参照して、コア店が購入店候補として選択されていない素材がどれであるかを識別する。該当する素材が存在する場合は、該当する素材毎に、価格比較プログラム101は、S308〜309・312の処理でコア店を購入店候補に設定し直すことが可能かどうか、また、S310・313〜314の処理で、コア店が購入候補として設定できないならば、現在の購入店候補がコア店から一定の距離内かどうかを再検討する。尚、S307で、全ての素材についてコア店が購入店候補である場合は、価格比較プログラム101は、S401の処理へと進む。
【0060】
想定した検索条件では、登録店舗の「D」店がコア店として設定されているにも関わらず、5点の全素材が「D」店以外の販売店が購入店候補とされている(図15の「2.店舗条件(深夜営業)」)のレコード参照)。したがって、価格比較プログラム101は、全素材について、「D」店を購入店候補に設定できるか否か再検討する。
【0061】
S308で、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100でコア店が購入店候補とされていない素材に関する抽出テーブル701〜705の一つを、まず参照する。
【0062】
想定した検索条件では、候補テーブル1100の最初の素材項目である「ジャガイモ」がコア店の「D」店ではなく「B」店なので、価格比較プログラム101は、「ジャガイモ」の抽出テーブル701を参照する。
【0063】
S309で、価格比較プログラム101は、参照している抽出テーブル(701〜705のいずれか)において、販売価格の安い順で販売店を順位付けした場合に、所定の順位内にコア店が位置するか否かを判定する。抽出テーブル701〜705は既にこの順でソートされているので、価格比較プログラム101は、コア店のレコードが上から何番目に位置するかを識別すれば確認できる。
【0064】
そして、コア店の販売価格が所定順位内であると判定すれば、価格比較プログラム101は、S312へ進み、候補テーブル1100における該当素材項目の購入店候補をコア店に更新し、また、調整テーブル1200のデータを更新する。また、所定順位内ではないと判定すれば、価格比較プログラム101は、S310の処理へ進む。
【0065】
例えば、価格比較プログラム101に、所定順位が「2」と初期設定されているとする。想定した検索条件では、コア店は今「D」店であるので、価格比較プログラム101は、今参照している「ジャガイモ」の抽出テーブル701で、「D」店のレコード位置を確認する。抽出テーブル701で、「D」店のレコードは上から2番目に位置していることから、価格比較プログラム101は、コア店の販売価格が所定の順位内であると判定する。この結果、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100の「ジャガイモ」項目の購入店候補を、「B」店から登録店舗である「D」店へ変更し、また、調整テーブル1200も更新された候補テーブル1200に基づいてデータが変更される(この場合、「D」店の頻度が「0」から「1」へ、「B」店の頻度が「3」から「2」へ)。
【0066】
想定した検索条件によってもたらされた抽出テーブル701〜705について、コア店「D」が所定順位内(今上位2位以内と想定)かどうかの判定結果は、図15の「3.登録店舗(D)の価格が2位」の段階に示される。それまで設定されていた購入店候補と比較すると、「ジャガイモ」の項目では、最低販売価格で販売し深夜営業している「B」店から、登録店舗である「D」店に変更され、それ以外の素材項目では、「D」店の販売価格が上位2位以内に位置しないため変更されていない。
【0067】
S310では、価格比較プログラム101は、距離判定テーブル1400から、該当素材項目の購入店候補とコア店が所定距離内か否かを判定する。図14に示すように距離判定テーブル1400は、各販売店間の距離が所定距離内か否かを判定した結果が管理されている。距離判定テーブル1400は、各販売店間の距離を格納し、価格比較プログラム101が対象販売店間の距離を識別して、所定距離内か否か判定してもよい。図14の距離判定テーブル1400に格納されるデータは、各販売店が図13に示すような位置関係にある場合を想定している。図13における各販売店を中心にした円周は、価格比較プログラム101に設定された所定の距離を半径にしている。
【0068】
各販売店の距離データは、各販売店の所在位置に関する情報を、検索サーバ100がインターネット上で情報検索して収集し、あるいは、検索サーバ100運営者がインターネットとは別の情報源から収集して、価格比較プログラム101が収集した位置情報に基づき各販売店間の距離を計算することによって求められる。あるいは、利用者の検索条件が設定された後に、価格比較プログラム101が、素材情報と併せて販売店の位置情報を情報検索して、その結果に基づきS303の段階で、距離判定テーブル1400を作成してもよい。また、距離判定の代わりに、各販売店間の移動時間を判定材料としても構わない。
【0069】
S310で、現在の購入店候補がコア店から所定距離以内と判定すれば、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100の更新は行わず、S311に進む。一方、購入店候補がコア店から所定距離以内に所在しないと判定すれば、価格比較プログラム101は、S313へ進み、この購入店候補の販売店を除外店舗テーブル1800に登録した上で、現在再検討中の素材の抽出テーブル(701〜705のいずれか)を参照し、上位レコードから順に検討し、除外店舗テーブル1800に登録されておらず、かつ、距離判定テーブル1400に基づきコア店から所定距離内と判定される最初のレコードの販売店を検索する。そして、S314で、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100の該当素材の購入店候補を、抽出された販売店へ更新するとともに、調整テーブル1200をデータ更新する。
【0070】
想定した検索条件では、登録店舗「D」店がコア店となるが、距離判定テーブル1400によると、「D」店と所定距離内にあるのは「99」(該当)の値が付されている「A」、「C」、「E」の3店とコア店自身の「D」店、所定距離内にないのは「00」(非該当)の値が付されている「B」の1店である。図15において「3.登録店舗(D)の価格が2位」の状態であり、所定距離内に所在しない「B」店が購入店候補となっている素材項目が、「タマネギ」、「福神漬」の2項目存在する。
【0071】
したがって、価格比較プログラム101は、除外店舗テーブル1800に「B」店を登録する(この時点で、「C」、「B」が登録されることになる)とともに、「タマネギ」、「福神漬」について、S313〜314の処理を行う。「タマネギ」の抽出テーブル702を参照すると、「B」店の次に位置する「A」店は、除外店舗テーブル1800に含まれず、かつ、コア店である「D」店から所定距離内と判定されるため、価格比較プログラム101は「タマネギ」の購入店候補を「A」と変更する。「福神漬」の抽出テーブル705を参照すると、「B」店の次に位置するのは「C」店だが、「C」店は除外店舗テーブル1800に登録されているため、購入店候補とはならない。したがって、価格比較プログラム101は、「C」店の次に位置する「D」店を検討する。「D」店は除外店舗テーブル1800に登録されず、また、「D」店はコア店自身であるので当然「99」(該当)となる。この結果、価格比較プログラム101は、候補テーブル1100の「福神漬」の購入店候補を、「D」店に変更し、調整テーブル1200もデータ更新する。
【0072】
S311で、価格比較プログラム101は、購入店候補がコア店ではなく、かつ、未だ再検討されていない素材があるかを判定し、あれば、S315に進み、次の再検討素材の抽出テーブル(701〜705のいずれか)を参照しにいき、S309へ戻る。また、購入店候補がコア店でない素材は全て再検討したと判定すると、価格比較プログラム101は、図4のS401の処理へ進む。この判定は、例えば、S307の段階で、価格比較プログラム101が、購入店候補の再検討が必要となる素材項目をワークメモリ上に保持しておき、再検討を終えた素材項目はワークメモリ上から消去するなど、さまざまな方法が可能である。
【0073】
図4のS401で、S311までの処理を終えた価格比較プログラム101は、図示していない検索条件テーブルを参照し、購入する最大店数の条件が設定されているか否かを判定する。店数条件が設定されていない場合は、価格比較プログラム101は、一連の購入店絞込みの処理を終了し、現時点の候補テーブル1100に基づき、S208で各素材の購入店候補に関する情報をユーザ端末130へ送信する。
【0074】
一方、最大店数が設定されている場合、価格比較プログラム101は、S402の処理へと進む。
【0075】
想定した検索条件では、最大店数条件が「2」と設定されているので、価格比較プログラム101は、S402へ進む。
【0076】
S402で、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200を参照して、現時点の購入店候補の店数が、条件設定された店数以内であるか否かを判定する。
【0077】
この際、調整テーブル1200のコア店(区分が「01」のレコード)の頻度項目が「0」である場合、すなわち、登録店舗中心の検索指定であっても結局どの素材についても購入店候補として登録店舗が選択されなかった場合、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200から登録店舗のレコードを削除した上で、店数条件の判定を行うものとする。
【0078】
S402で、現時点の購入店候補の店数が店数条件を満たしている場合、価格比較プログラム101は、一連の購入店絞込みの処理を終了し、現時点の候補テーブル1100に基づき、S208で各素材の購入店候補に関する情報をユーザ端末130へ送信する。一方、店数条件を満たしていない場合、価格比較プログラム101は、S403へ進む。
【0079】
想定した検索条件だと、現時点の候補テーブル1100は、図15の「4.登録店舗(D)からの距離」の段階の状態になっており、したがって、調整テーブル1200は、登録店舗である「D」店の頻度が「2」、「A」店の頻度が「2」、そして、「E」店の頻度が「1」の状態となっている。これは、想定した店数条件「2」を満たしていないため、価格比較プログラム101は、S403へと進むことになる。
【0080】
S403で、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200を参照し、区分「01」の販売店レコードが存在するか否かを判定する。該当レコードが存在する場合、すなわち、コア店が現時点で存在する場合、価格比較プログラム101は、S404で、抽出設定件数「i」を条件設定された店数から1を減じた値に設定し、S406へ進む。これは、コア店を含むように意識して店数条件に合致する購入店候補を再検討するために行う。
【0081】
また、調整テーブル1200に区分「01」の販売店レコードが存在しない場合、すなわち、コア店が現時点で存在しない場合、価格比較プログラム101は、S405に進み、抽出設定件数「i」を条件設定された店数と同一の値に設定し、S406へ進む。これは、条件設定された最大店数に合致するよう購入店候補を再検討する際、コア店を意識しなくてもよいためである。
【0082】
想定した検索条件では、調整テーブル1200に、区分「01」とする「D」店のレコードが存在するため、価格比較プログラム101は、S404へ進み、「i」を条件設定された店数(ここでは「2」)から1減じた数「1」に設定する。
【0083】
S406で、価格比較プログラム101は、調整テーブル1200を参照し、区分「00」と設定されたレコード、すなわち、コア店ではない販売店レコードのうちで、頻度項目が最多のレコードを識別する。
【0084】
そして、S407で、価格比較プログラム101は、頻度項目が最多のレコードが単独であるか否かを判定し、単独であれば、S410で、調整テーブル1200の該当販売店レコードの区分を「00」から「01」に更新する。すなわち、該当販売店もコア店に分類され、結果的に、コア店が複数存在することになる。
【0085】
S407で、調整テーブル1200で区分項目が「00」、かつ、頻度項目が最多の販売店レコードが複数の場合、価格比較プログラム101は、S408で、そのレコード数が現時点の「i」以下であるかをさらに判定する。そして、「i」以下であれば、価格比較プログラム101は、S410に進み、調整レコード1200において該当する複数の販売店レコードの区分を「00」から「01」に更新する。
【0086】
しかし、一方、S408で、該当するレコード数が「i」を超える場合、すなわち、条件店数を超えると判断する場合、価格比較プログラム101は、該当レコードの販売店を提示し、「i」の数だけ販売店を選択することを依頼する画面情報をユーザ端末130に送信し、ユーザ端末130から選択された販売店の情報を受信した上、S410へ進み、調整テーブル1200において選択された販売店レコードの区分を「00」から「01」に更新する。
【0087】
S411で、価格比較プログラム101は、「i」の現時点の値から、調整テーブル1200の区分項目を「00」から「01」に変更したレコード数を減じた値を、新たな「i」の値として設定する。
【0088】
そして、S412で、価格比較プログラム101は、「i」が「0」か否かを判定する。すなわち、検索条件で設定された店数条件を満たすように購入店候補の数を限定できたかどうかを、この段階で判定する。そして、「i」が「0」であれば、価格比較プログラム101はS414の処理へ進み、一方、「i」が「0」でなければ、再びS406の処理へ戻る。
【0089】
想定した検索条件では、店数条件は「2」で、コア店は存在するため、S404の段階で「i」は「1」である。また、調整テーブル1200において区分「00」で最多頻度のレコードは、頻度「2」の「A」店の1レコードのみである。したがって、価格比較プログラム101は、S407〜408、S410〜412と処理が進み、調整テーブル1200の「A」店レコードの区分を「01」に変更し、その結果「i」は「0」となり店数条件は満たされる。したがって、価格比較プログラム101は、そのまま、S413へと進む。
【0090】
S413で、価格比較プログラム101は、この時点の候補テーブル1100と調整テーブル1200を照合して、購入店候補にコア店以外が選択されている素材を識別し、たとえば、ワークメモリ上に再検討すべき素材項目を記憶する。
【0091】
S414で、価格比較プログラム101は、再検討すべき最初の素材項目の抽出テーブル(701〜705のいずれか)を参照する。
【0092】
S415で、価格比較プログラム101は、参照中の抽出テーブル701〜705において、調査テーブル1200で区分「01」に設定されている各販売店のうち、参照中の抽出テーブル(701〜705のいずれか)で最上位に位置している販売店を特定し、この販売店を候補テーブル1100の該当素材の購入店候補に設定し、ワークメモリ上に記憶された再検討素材項目から該当素材を消去する。
【0093】
S416で、価格比較プログラム101は、ワークメモリ上に再検討素材項目が存在するか否かを判定し、存在すれば、S417へ進みワークメモリ上に存在するいずれかの再検討素材項目に対応する抽出テーブル(701〜705のいずれか)を参照し、再びS415の処理へ戻る。一方、S416で、ワークメモリ上に再検討素材項目が存在しない場合は、これで一連の購入店絞込み処理を終了し、現時点での候補テーブル1100に基づき、価格比較プログラム101は、S208で購入店候補の画面情報をユーザ端末130に送信する。
【0094】
想定した検索条件では、店数条件を満たす処理を実施した結果、調整テーブル1200では、「D」店と「A」店が区分「01」(コア店)となっている。そして、候補テーブル1100は、図15の「4.登録店舗(D)からの距離」の行のような状態になっている。したがって、価格比較プログラム101は、S413で、「にんじん」項目のみがコア店以外の購入店候補だと認識する。そこで、価格比較プログラム101は、「にんじん」の抽出テーブル703を参照し、コア店である「A」店と「D」店のいずれが上位に位置するか識別し、この結果「A」店が上位にあるため、候補テーブル1100の「にんじん」項目の購入店候補を「E」から「A」に変更することになる。こうして、最終的な候補テーブル1100は、図15の「5.店数条件(max2)」の行のような状態となる。
【0095】
以上が、購入店候補の絞り込み処理の動作説明である。
【0096】
以上の説明においては、登録店舗中心の検索指定を例にして具体的処理例を示した。参考までに、登録店舗中心の検索指定はしないで、他は同じ条件設定である場合における購入店候補決定過程を図16に示す。すなわち、「深夜営業」という店舗条件を満たす中で、最も多く購入店候補として選択された販売店を最初のコア店に特定する、最多頻出店舗中心の検索方法を図16に示す。
【0097】
上記実施例では、購入店候補がコア店から所定距離内に位置しなければ購入店候補を再検討する処理が自動的に行われるが、他の条件と同様に、この処理を行うか否か、あるいは、その距離の値を、利用者が最初に設定できるようにすることも可能である。コア店の販売価格順位判定を行うかどうかについても、同様のことが言える。
【0098】
あるいは、例えば、店舗条件で「駐車場」と設定された場合は、車で購入するものと判断し、上記の距離判定を行わないようにすることも可能である。また、場合によっては、上記実施例の判定処理の一部を削除したり、判定処理順序を変更することも可能である。
【0099】
図17に、本実施の形態にかかる検索サーバ100のハードウエア構成の一例を示す。
【0100】
検索サーバ100はCPU1701と、ROM1702と、RAM1703と、HDD(ハードディスクドライブ)1704と、HD(ハードディスク)1705と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)1706と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)1707と、ディスプレイ1708と、I/F(インターフェース)1709と、キーボード1711と、マウス1712と、スキャナ1713と、プリンタ1714と、を備えている。また、各構成部はバスまたはケーブル1700によってそれぞれ接続されている。
【0101】
ここで、CPU1701は検索サーバ100の全体の制御を司る。ROM1702は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM1703は、CPU1701のワークエリアとして使用される。HDD(ハードディスクドライブ)1704は、CPU1701の制御にしたがってHD(ハードディスク)1705に対するデータのリード/ライトを制御する。HD1705は、HDD1704の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
【0102】
FDD1706は、CPU1701の制御にしたがってFD1707に対するデータのリード/ライトを制御する。FD1707は、FDD1706の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶したり、記憶しているデータをFDD1706の磁気ヘッドに読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体としては、FD1707のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO(MagnetoOptical Disk)、DVD(Digital VersatileDisk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ1708は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータに関するウインドウを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
【0103】
I/F1709は、通信回線1710を通じてインターネット110・120に接続され、インターネット110・120を介して、ユーザ端末130を始めとする他の情報処理装置に接続される。そして、I/F1709はインターネット110・120と検索サーバ100内部とのデータの送受信を司り、他の情報処理装置との間のデータの入出力を制御する。I/F1709は、たとえばモデムなどである。
【0104】
キーボード1711は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、装置内部へのデータの入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス1712は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティック、十字キー、ジョグダイヤルなどであってもよい。
【0105】
スキャナ1713は、画像を光学的に読み取り、装置内に画像データとして取り込む。プリンタ1714は、たとえばレーザプリンタ、インクジェットプリンタなどであって、画像データや文書データを印刷する。
(付記1)
利用者が複数の商品を購入する際の購入店を推薦する購入店推薦方法であって、
利用者端末から送信された、前記複数の商品に関する検索条件を受信し、
前記商品毎に、前記検索条件に該当する販売店および該販売店における該商品の販売価格を検索し、
前記商品毎に、前記販売価格が最も低い販売店を最低価格販売店として識別し、
前記商品毎の前記最低価格販売店を購入店候補として前記利用者端末に送信する
ことを特徴とする購入店推薦方法。
(付記2)
前記商品毎の前記最低価格販売店を参照し、最も高い頻度で選択された最低価格販売店を中核店として特定し、
前記最低価格販売店として前記中核店が選択されていない前記商品について、該中核店における該商品の販売価格を参照し、該販売価格が所定の条件を満たすか否かを判定し、
前記所定の条件を満たすと判定する場合は、前記中核店を前記商品における購入店候補とする
ことを特徴とする付記1に記載の購入店推薦方法。
(付記3)
前記商品毎の前記最低価格販売店を参照し、最も高い頻度で選択された最低価格販売店を中核店として特定し、
前記最低価格販売店として前記中核店が選択されていない前記商品について、該中核店と前記最低価格販売店の間の隔たりを参照し、該隔たりが所定の値を超えるか否かを判定し、
前記所定の値を超えると判定する場合は、前記中核店から該所定の値を超えない隔たりに位置する前記検索された販売店のうちで、該商品の販売価格が最低である販売店を識別し、
前記識別した販売店を、前記商品における購入店候補とする
ことを特徴とする付記1記載の購入店推薦方法。
(付記4)
前記利用者から指定された販売店を前記中核店として特定することを特徴とする付記2乃至付記3記載の通知方法。
(付記5)
前記利用者端末から、前記購入店に関する検索条件を受信し、前記購入店に関する検索条件に該当する販売店を検索する
ことを特徴とする付記1記載の購入店推薦方法。
(付記6)
前記利用者端末から、購入店候補の最大店数の条件を受信し、該最大店数の条件に該当するように購入店候補を調整する
ことを特徴とする付記1記載の購入店推薦方法。
(付記7)
利用者が複数の商品を購入する際の購入店を推薦する購入店推薦装置であって、
利用者端末から送信された、前記複数の商品に関する検索条件を受信する手段と、
前記商品毎に、前記検索条件に該当する販売店および該販売店における該商品の販売価格を検索する手段と、
前記商品毎に、前記販売価格が最も低い販売店を最低価格販売店として識別し、
前記商品毎の前記最低価格販売店を購入店候補として前記利用者端末に送信する手段
を有することを特徴とする購入店推薦装置。
【0106】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかる購入店推薦方法により、販売価格がなるべく安価な購入店を推薦することを基本としながらも、利用者の購入店間移動の負担が一定以上に増えないことや、販売価格以外に関する利用者の購入店希望条件を考慮して、推薦する購入店を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の検索サーバ100の全体的な処理フロー図である。
【図3】本発明の購入店候補絞込み処理に関するフロー図(前半)である。
【図4】本発明の購入店候補絞込み処理に関するフロー図(後半)である。
【図5】ユーザ端末130に表示される検索条件入力画面を示す図である
【図6】構成素材テーブル600を示す図である。
【図7】各素材の抽出テーブル701〜705を示す図である。
【図8】各素材の店舗別最低価格順位を示す概念図である。
【図9】登録店舗テーブル900を示す図である。
【図10】店舗条件テーブル1000を示す図である。
【図11】候補テーブル1100を示す図である。
【図12】調整テーブル1200を示す図である。
【図13】店舗間の位置関係を示す概念図である。
【図14】距離判定テーブル1400を示す図である。
【図15】登録店舗中心の購入店候補決定過程を示す概念図である。
【図16】最多頻出店舗中心の購入店候補決定過程を示す概念図である。
【図17】検索サーバ100のハードウェア構成を示す図である。
【図18】除外店舗テーブル1800を示す図である。
【符号の説明】
100 検索サーバ
101 価格比較プログラム
102 構成素材DB
103 一時抽出DB
104 店舗DB
110・120 ネットワーク
130 ユーザ端末
131 ブラウザプログラム
133 電子メールプログラム
140・150 サーバ
141・151 WWW DB
500 検索条件入力画面
600 構成素材テーブル
701〜705 抽出テーブル
900 登録店舗テーブル
1000 店舗条件テーブル
1100 候補テーブル
1200 調整テーブル
1400 距離判定テーブル
1800 除外店舗テーブル

Claims (2)

  1. 利用者が複数の商品を購入する際の購入店を推薦する購入店推薦方法であって、
    コンピュータが、
    前記利用者端末から、前記複数の商品、利用者が指定した指定販売店、および、購入する販売店の最大店数に関する検索条件を受信する受信ステップと、
    前記商品を販売する販売店および該商品の販売価格を記録する商品テーブル、および、販売店の所在位置に関連する情報を記録する販売店テーブルを参照し、前記指定販売店および該指定販売店から所定距離以内の販売店で、前記検索条件として指定された全商品が購入可能である販売店を販売店候補として抽出し、更に前記指定販売店を除く販売候補店のうち最低の価格で販売する商品の頻度が高い販売候補店を順次抽出していくことにより前記指定販売店を含む前記販売候補店の数を前記最大店数になるまで絞込むことにより、前記最大店数以内の販売店数で販売店間の距離が所定距離以内であり、かつ、前記検索条件として指定された全商品が購入可能である販売店を販売店候補として抽出する抽出ステップと、
    前記指定販売店を含む前記販売店候補を前記利用者端末に送信する送信ステップ
    を備えることを特徴とする購入店推薦方法。
  2. 前記抽出ステップは、前記コンピュータが、前記検索条件として指定された前記商品について、該商品を販売する販売店、商品価格、販売店の位置に関連する情報をネットーワーク検索し、該検索結果に基づき、前記商品テーブルおよび前記販売店テーブルを作成する
    ことを特徴とする請求項1記載の購入店推薦方法。」
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