JP3930947B2 - 小便所 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便器の設置作業を容易に行える小便所に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート構造体へのストール型小便器の設置は、「a:コンクリート床スラブへの排水管の固着」→「b:取付けられた排水管を囲む部位を水密状態に保つ漏水防止施工」→「c:コンクリート床スラブを貫通して設けられた排水管とストール型小便器との間の流路連結」という過程のもとに行われ、工程aにおいては防水シート及びモルタルが使用され、工程cにおいてはねじを用いる流路連結金具が使用される。
【0003】
前記従来の方法では、小便器が高精度のものとし難い陶器製のものであることと、コンクリート床スラブへの取付け位置及び取付け方向を共に正確なものとし難いため、コンクリート床スラブに固着された排水管とストール型小便器との間の流路連結を正確かつ速やかに行えないという問題があった。
【0004】
また、ステップ上に落ちた小便が清掃し難い状態でステップ上に滞留すること、及び利用者が立つ側の便器のボール部分の洗滌が充分に行われがたく、悪臭を発生する状態となり易いという問題があった。
【0005】
そこで、本出願人は、これらの問題を解決するために、先に特開平3−115628号に記載されるストール型便器を備えた小便所の発明をなした。この小便所は、最深部に排水管を一体化して設けられた椀状体をコンクリート床スラブに固着し、直立形式のストール型小便器の下端部をこの椀状体により間隔をあけて囲ませ、ストール型小便器の底に配置された目皿に連なるベル状体を設けてこのベル状体内に前記排水管の上部を進入させ、椀状体とベル状体に進入させられた排水管部分とにより椀状体を外殻とするベルトラップを構成させたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平3−115628号に記載される発明は、小便所の施工が所用時間を短くして容易に行われるようにしてあり、また、臭気の発生が抑制された小便所を簡単に構成されるようにするとともに、洗浄水の排水が容易に行われる小便所としてあり、便利である。
【0007】
しかしながら、本出願人は、さらなる研究の結果、特開平3−115628号に記載される発明に関して、以下の改良すべき点があることを見い出した。
すなわち、第1に椀状体内を効率良く洗滌する点であり、第2に小便所の施工をさらに簡易に行う点である。
【0008】
本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、小便器の位置と排水管の位置との間の関係に厳密さが要求されないように構成した小便所において、小便器本体外に滴下した尿を効率良く洗滌できる小便所を提供することを技術的課題とする。
【0009】
また、小便器の位置と排水管の位置との間の厳密さが要求されないように構成した小便所において、小便器の設置作業をより簡易に行うことができる小便所を提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した技術的課題を解決するために、以下の構成とした。
すなわち、第1の発明として、床に固定できる椀状体1を設け、この椀状体1に底面より上方に流入口が突出する排水管3を設け、椀状体1の上に間座19を介して間隙を設けて小便器本体41の底部を設置し、前記椀状体1の前部の内側面と小便器本体41の前部の間に開口部50(20)を設け、小便器本体41の下面に、前記排水管3の流入口を覆うベル状体44を設けてトラップを形成し、さらに、前記小便器本体41内を洗滌する洗滌水を制御する第1制御手段57を設けるとともに前記椀状体1の内側面及び小便器本体41底部の外側面を洗滌する洗滌水を制御する第2制御手段58を設け、前記小便器本体41の使用状態を検出する検出手段56を設け、前記検出手段56からの情報に基づき前記第1制御手段57及び第2制御手段58を制御する主制御手段48を設けて小便所とした。
【0011】
第2の発明として、前記検出手段56を小便器の使用者の存在を検知する人検知センサ56とし、前記主制御手段48は、前記人検知センサ56からの信号に基づき使用者が小便器の使用を終了したと判断した際に、前記第1制御手段57に小便器洗滌を指令する信号を出力するとともに前記第2制御手段58に椀状体洗滌を指令する信号を出力する小便所とした。
【0012】
第3の発明として、前記主制御手段48は、前記人検知センサ56からの信号に基づき、使用者が小便器の使用を開始すると判断した際に前記第1制御手段57に少量の洗浄水による小便器洗滌を指令する信号を出力し、使用者が小便器の使用を終了したと判断した際に前記第1制御手段57に大量の洗浄水による小便器洗滌を指令する信号を出力するとともに前記第2制御手段58に椀状体洗滌を指令する信号を出力する小便所とした。
【0013】
第4の発明として、前記主制御手段48は、前記人検知センサ56からの信号に基づき、小便器の使用頻度が所定値以上であると判断した場合に、前記椀状体1の洗滌頻度を基準値よりも低減する旨の指令信号を前記第2制御手段58に出力する小便所とした。
【0014】
第5の発明として、前記間座19を椀状体1の内側面に接する環状パッキン19とし、前記椀状体1の前部の環状パッキン19部に、椀状体1の前部付近に溜まる尿を流下させる細孔20を設け、椀状体1の後部で、環状パッキン19の下方の位置に前記第2制御手段58側に接続する下部洗滌水管14を開口させた小便所とした。
【0015】
第6の発明として、前記下部洗滌水管14は、小便器本体41の後側に設けた管継手27で前記第2制御手段58側に接続し、この管継手27は、一方の管28の端部に拡大部29を形成し、この拡大部29に筒状パッキン30の外周を液密に挿入し、この筒状パッキン30の挿入孔32に他方の管33を液密に挿入して形成した小便所とした。
【0016】
なお、前記細孔20は、前記椀状体1の前部の内側面と前記環状パッキン19の間に形成してもよいし、あるいは、前記小便器本体41の前部の外側面(底部42)と前記環状パッキン19の間に形成してもよい。この場合、環状パッキンの外面に溝を形成するか、または椀状体1の前部内側面や小便器本体41の前部外側面に溝を形成するとよい。また、環状パッキン19に穿孔を設けて細孔20としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の小便所を図1〜図7に基づき説明する。
<実施の形態1>
第1の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
【0018】
図1は本実施形態の小便所の縦断面図である。
ストール型の小便器である小便器本体41と別体に形成された椀状体1は、椀状体1の中央に設けられた中央凹入部2の中心に排水管3を一体化して設けられたものであり、コンクリート床スラブ6に固着されている。
【0019】
前記小便器本体41は、その下部を間隔を隔てて椀状体1により囲繞されている。前記椀状体1の上部における内側面と小便器本体41の底部42との間には、ゴム製の弾性体である環状パッキン(間座)19が介在されている。この環状パッキン19の前方部(椀状体1の前部位置)には、複数の細孔(開口部)20が穿設されており、環状パッキン19を貫通する孔となっている。
【0020】
そして、椀状体1の内側面にて、前記環状パッキン19の下方には、椀状体1の中心方向に向けて突出する凸部15が形成されている。この凸部15は、環状パッキン19と同様に環状に形成されており、凸部15の先端部は、小便器本体41の底部42から僅かに離反し、凸部15と小便器本体41の底部42との間に空隙を形成している。そして、前記環状パッキン19と前記凸部15との間は、洗滌水が流れる下部洗滌水流路16となっている。この下部洗滌水流路16には、椀状体1の後部にて、下部洗滌水流路16に洗滌水を供給する下部洗滌水管14が開口している。
【0021】
また、前記椀状体1の後部には、凸部15の下側に排気管18が設けられており、この排気管に接続する排気ファンが作動することにより、椀状体1内を含めた小便器本体41周りの空気(臭気)を排気できるようなっている。なお、図3に示される受け座4に載置した目皿5は、小便所の床上と椀状体1内を連通するように形成されている。
【0022】
小便器本体41の底部42の最深部には、円形の開口が形成されており、この開口を覆うように目皿43が回転可能に載置されている。前記目皿43の下方には、目皿43に連設されたベル状体44が、椀状体1に設けられた排水管3の上部に進入している。そして、ベル状体44の内方には、スクレーパとしての掃除用板46が設けられており、掃除用板46に形成された2条のスリット46a,46aに、前記排水管3の上部が接するようになっている。そして、前記目皿43をベル状体44と共に回動することにより、掃除用板44は排水管3の上部に付着する汚れを掻き落とすものである。
【0023】
また、小便器本体41の上部には、小便所使用者の存在を検知する人検知センサ(検出手段)56が設けられている。この人検知センサ56は、赤外線発信部及び受信部を備えた赤外線センサであり、小便器本体41の前方所定距離内に人が立った際に、人検知信号を主制御部(主制御手段)48に出力する。前記主制御部48は、CPU(central processing unit)、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、タイマ、I/O等を備えるマイクロコンピュータにより構成されている。
【0024】
また、小便器本体41の上部には、小便器本体41の管路を上水道側に連絡するための水道接続管49が設けられている。そして、この水道接続管49の下流側は2系統に分流している。すなわち、一方の系統は第1電磁弁(第1制御手段)57を介して、小便器本体41内に洗滌水を供給するための便器内洗滌水供給管40に連通する系統であり、他方の系統は第2電磁弁(第2制御手段)58を介して前記下部洗滌水管14側に連通する系統である。前記第1電磁弁57及び第2電磁弁58は、図4に示すように、人検知センサ56に接続する前記主制御部48からの指示信号により、流路を開閉するよう作動するものである。
【0025】
さらに、前記小便器本体41の後方には、前記第2電磁弁58と前記下部洗滌水管14とを連通する下部洗滌水供給管17が小便器本体41と一体的に設けられている。この下部洗滌水供給管17は、前記下部洗滌水管14に管継手27を介して接続されている。この管継手27は、図2に示すように、一方の管28(下部洗滌水管14側)の端部に拡大部29を形成し、この拡大部29に弾性体により形成された筒状パッキン30の外周を液密に挿入するとともに、前記筒状パッキン30の挿入孔32に他方の管33(下部洗滌水供給管17側)を液密に挿入してある。また、前記筒状パッキン30の一面側(椀状体1側)には、環状凹入部31が形成してあり、他方の管33の外周と筒状パッキン30の内周とが密着し易いように構成されている。さらに、前記他方の管33の中途には、鍔状のストッパ34が設けてあり、他方の管33が所定長さ以上は一方の管28側に進入しないようにしてある。
【0026】
なお、前記下部洗滌水供給管17は、小便器本体41の外側に配管を取り付けて形成してもよいし、あるいは、小便器本体41の内部に管路を組み付けて形成してもよい。さらに、小便器本体41の本体内部自体に流路を一体成形し、下部洗滌水供給管17としてもよい。
【0027】
なお、前記椀状体1の前方には、ステップ7が設けてある。このステップ7は、上面が椀状体1に向けてやや下方傾斜するように形成してある。
本実施の形態の小便所を施工するには、コンクリート床スラブ6に椀状体1を固着し、その後に、小便器本体41を、底部42が環状パッキン19に支承されるように設置する。この際、下部洗滌水供給管17は、管継手27によって下部洗滌水管14に接続されるとともに、水道接続管49は、図示しない上水道系に接続される。
【0028】
このように、小便所の施工は、小便器本体41と排水管3との間の相対的位置関係に厳密さが要求されないため、施工時間を短縮して容易に行うことができる。
【0029】
また、前記椀状体1は滴り落ちる尿の多くの部分を排水管に誘導するのに利用されると共に、排水管側の臭気の便室内への進入を阻止する防臭トラップの設置に利用される。
【0030】
次に、実際に使用者が小便所を使用する場合を、図5に示すタイムチャートを参照しつつ説明する。
まず、使用者が小便器本体41の前方に立つと、人検知センサ56が使用者の存在を感知し、人検知の信号を主制御部48に出力する。主制御部48は、前記人検知信号を受けると、直ちに第1電磁弁57を少時間(例えば1秒間)開放して、便器内洗滌水供給管40に洗滌水を供給(例えば1リットル)し、小便器本体41内の使用前洗滌を行う。この使用前洗滌は、小便器本体41内面に洗滌水を浸らせることにより排泄された尿を流し易くするためと、使用者に衛生上の安心感を与えるために行われるものである。
【0031】
そして、使用者が小便を終了し、小便器本体41の前から離れると、人検知センサ56から主制御部48への人検知信号が停止し、主制御部48は第1電磁弁57を通常時間(例えば5秒間)開放して、便器内洗滌水供給管40に洗滌水を供給(例えば5リットル)し、小便器本体41内の本洗滌を行う。
【0032】
この第1電磁弁57による本洗滌と同時に、主制御部48は第2電磁弁58を開放して、水道接続管49からの洗滌水を、下部洗滌水供給管17及び下部洗滌水管14を経て、下部洗滌水流路16内に供給(例えば2リットル)する。下部洗滌水流路16内に供給された洗滌水は、椀状体1の左側面側と右側面側から同時に椀状体1の前方に向けて流れるが、この際、椀状体1の凸部15と小便器本体41の底部42間の間隙から一部の洗滌水を流下させながら進むため、椀状体1の内面及び小便器本体41の底部42の全体を洗滌できる。そして、椀状体1の前方の下部洗滌水流路16に到達した洗滌水は、左右両側から合流した洗滌水が、環状パッキン19に設けられた細孔20を通り環状パッキン19の上部に湧き出る。この湧き出た洗滌水が、小便器本体41の前部付近に付着した尿とともに、再び細孔20を通り排水管3側に流下する。
【0033】
このように、使用者が小便所を使用する度に、小便器本体41の内面と共に、小便器本体41の前部付近を含めた椀状体1内が洗滌されるため、小便器本体41の前部に滴り落ちた尿を確実に洗滌することができる。したがって、臭気の発生を抑制できるとともに、小便所を衛生的に維持することが可能となる。
【0034】
なお、前記椀状体1内の洗滌を、小便所の使用の度毎ではなく、所定人数が使用した場合にのみ行うようにしてもよい。これは、前記主制御部48が人検知センサ56からの信号をカウントすることにより使用人数を判断し、例えば5人使用毎に前記第2電磁弁58を一回開放し、椀状体1の洗滌を行うようにすることができる。
【0035】
また、前記椀状体1内の洗滌頻度を、小便所の使用頻度によって変更することもできる。この場合、前記主制御部48が、人検知センサ56からの信号に基づき、前回使用から所定時間内に小便所が使用されたと判断すると、第2電磁弁58を閉塞したままに制御するとよい。あるいは、主制御部48が、所定時間(例えば5分間)内に所定回数(例えば3回)以上の小便所使用があったことを判断すると、一定時間(例えば5分間)内は、使用毎ではなく所定回数(例えば3回)毎に前記第2電磁弁58を開放するよう制御することもできる。
【0036】
さらに、人検知センサ56からの人検知信号が前記主制御部48に所定時間(例えば1時間)入力されなかった場合は、主制御部48から第2電磁弁58に開信号を出力し、強制的に椀状体1内の洗滌を行うようにすることもできる。
【0037】
<実施の形態2>
本発明の第2実施形態を図6及び図7に基づき説明する。
本実施の形態は、第1実施形態における環状パッキン19を、椀状体1の前部において断絶する間座19に変更したものである。そして、椀状体1の前部には、図7に示すように、小便器本体41の前部と椀状体1の内側面との間に開口部50が形成されている。すなわち、椀状体1の前部には、第1実施形態とは異なり環状パッキンがないため、小便器本体41から滴り落ちた尿は広く成形された開口部50から椀状体1の下部に向けて容易に流下する。
【0038】
その他の構成は、前記第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
本実施形態における洗滌処理は、前記第1実施形態と同様の手順にて行われるが、第2電磁弁58による椀状体1の洗滌の際は、第2電磁弁58から供給される洗滌水量は、第1実施形態の洗滌水量に比して、若干抑制される。これは、開口部50には環状パッキンのような遮蔽物がないため、大量の洗滌水でなくても充分に椀状体1の前部(小便器本体41の前部付近)を洗滌できるためである。
【0039】
なお、椀状体1内側面に設けられる凸部15を、椀状体1の後方に比して前方を高位置となるように形成すれば、下部洗滌水流路16内を流れる洗浄水は椀状体1の前部に至るまでに相当減速できるため、第2電磁弁58からの洗滌水を大量に流し、椀状体1全体の洗浄力を向上させることもできる。あるいは、椀状体1の前部壁をさらに高めに立設し、下部洗滌水流路16を流れる洗滌水が椀状体1外に流出しないようにしてもよい。
【0040】
また、下部洗滌水流路16から開口部50に至った洗滌水が、ステップ7上まで溢れるようにし、ステップ7の洗滌を同時に行えるようにしてもよい。この場合、ステップ7に凹部を形成し、この凹部内と開口部50とが連通するように構成するとよい。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、小便器の位置と排水管の位置との間の関係に厳密さが要求されないようした小便所において、小便器本体内を洗滌する洗滌水を制御する第1制御手段とは独立して、椀状体内を洗滌する洗滌水を制御する第2制御手段を設け、小便器本体の使用状態に応じて椀状体内を洗滌するようにしたので、効率良く椀状体内の洗滌を行うことができ、したがって、小便器本体前部付近に滴下した尿の洗滌も効果的に行え、臭気の発生も防止することができる。
【0042】
また、第2制御手段による椀状体内の洗滌は、小便所の使用頻度が高い場合は洗滌頻度を低下させるようにしたので、節水効果を上げながら、椀状体内を効率良く洗滌することができる。
【0043】
また、環状パッキンの作用により、椀状体内の洗滌力を高めると共に、椀状体前部付近の洗滌も充分行うことができる。
さらに、間座を前方部分にて断絶する構成とした態様では、開口部を広く形成することができ、滴下する尿を直ちに流下させることができる。
【0044】
また、椀状体を洗滌する洗滌水は、椀状体の後部から前部に向けて流れるよう構成したので、椀状体を効率良く洗滌できるとともに、椀状体の前方に洗滌水供給系の部品を設置する必要がないため、小便所のスペースユーティリティを向上することができる。
【0045】
また、小便器本体を椀状体に設置する際、管継手により簡易に小便器本体側と椀状体側の管路を連結することができるため、小便所の施工時間を大幅に短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の小便所の縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態1の小便所の管継手部分の断面図である。
【図3】本発明の実施形態1の小便所の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の制御関係装置のブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1の制御関係装置のタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2の小便所の縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の小便所の平面図である。
【符号の説明】
1 椀状体
2 中央凹入部
3 排水管
4 受け座
5 受け座の目皿
6 床
7 ステップ
14 下部洗滌水管
15 凸部
16 下部洗滌水流路
17 下部洗滌水供給管
18 排気管
19 間座(環状パッキン)
20 細孔(開口部)
27 管継手
28 一方の管
29 拡大部
30 筒状パッキン
31 環状凹入部
32 挿入孔
33 他方の管
34 ストッパ
41 小便器本体
42 底部
43 底部目皿
44 トラップ
45 ベル状体
46 掃除用板
47 突出片
48 検出手段(人検知センサ)
49 水道接続管
50 開口部
56 主制御手段(主制御部)
57 第1制御手段(第1電磁弁)
58 第2制御手段(第2電磁弁)

Claims (2)

  1. 床に固定できる椀状体を設け、この椀状体に底面より上方に流入口が突出する排水管を設け、椀状体の上に間座を介して間隙を設けて小便器本体の底部を設置し、前記椀状体の前部の内側面と小便器本体の前部の間に開口部を設け、小便器本体の下面に、前記排水管の流入口を覆うベル状体を設けてトラップを形成し、前記小便器本体内を洗滌する洗滌水を制御する第1制御手段を設けるとともに前記椀状体の内側面及び小便器本体底部の外側面を洗滌する洗滌水を制御する第2制御手段を設け、さらに、前記小便器本体の使用状態を検出する検出手段を設け、前記検出手段からの情報に基づき前記第1制御手段及び第2制御手段を制御する主制御手段を設け、
    前記間座を椀状体の内側面に接する環状パッキンとし、前記椀状体の前部の環状パッキン部に、椀状体の前部付近に溜まる尿を流下させる細孔を設け、椀状体の後部で、環状パッキンの下方の位置に前記第2制御手段側に接続する下部洗滌水管を開口させたことを特徴する小便所。
  2. 前記下部洗滌水管は、小便器本体の後側に設けた管継手で前記第2制御手段側に接続し、この管継手は、一方の管の端部に拡大部を形成し、この拡大部に筒状パッキンの外周を液密に挿入し、この筒状パッキンの挿入孔に他方の管を液密に挿入して形成したことを特徴とする請求項1記載の小便所。
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