JP3927208B2 - 回転位置決め装置、及び搬送装置 - Google Patents

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本発明は、対象物を所定の角度で回転させて位置決めする回転位置決め装置に関する。
従来、対象物を間欠的に回転させる回転位置決め装置は、部品加工装置やコンベア等、様々な分野で用いられている。代表的なものとして、部品加工時等に利用されるインデックス装置は、モータ等の駆動装置に連結される入力軸と、対象物(被駆動体)に連結される出力軸とを備え、その間に、連続回転運動を間欠回転運動に変換する伝導カム装置を介在させる構造になっている。入力軸を連続回転させると、出力軸側は、所定の角度で回転した後に自動的に一旦停止する。この結果、例えば加工対象物に対して、ドリルを用いて複数の角度方向から穴加工しなければ場合において、加工対象物をこのインデックス装置に固定しておけば、間欠的に加工対象物を回転且つ停止(位置決め)できるので、作業効率を高めることが可能になる。
また、他のインデックス装置としては、モータ等によって駆動されるウォームギヤを用いることで、モータの回転・停止によって出力軸を高減速比で回転・停止させて、高い精度で位置決めする構造も存在する。
特開昭54−159号
しかしながら、この種のインデックス装置においては、対象物に対して外部から回転トルクが加えられた場合、伝導カム装置のバックラッシによって対象物が回転してしまうという問題があった。この結果、対象物の回転方向の位置決め精度が悪化し、部品加工時の歩留まりが低下するという問題があった。当該バックラッシを防止するには、伝導カム装置の精度を高めることも考えられるが、その場合は、回転位置決め装置の製造コストが大幅に増加するという問題も有していた。
またウォームギヤ等を用いて位置決めするインデックス装置の場合は、精度を高めるためにウォームギヤのピッチを小さくすると、位置決め作業に時間がかかってしまい、作業効率が低下するという問題があった。
なお、外力により発生するバックラッシを解消するためには、対象物を位置決めした後に、別途設置されるロック機構によって全体の回転を制限する手法も考えられる。しかしながら、回転及び高精度の位置決め動作と、位置決め完了後のロック動作が別々に必要となり、結局、インデックス装置の製造コストが増大すると共に、位置決め時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、短時間で対象物を回転させ、且つ高精度の位置決めを実現できる回転位置決め装置を提供することを目的としている。
上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)基台に対して回転自在に配置される回転体により対象物を所定角度で回転させて、該対象物を位置決め可能な回転位置決め装置において、前記回転体において前記所定角度毎に配置される複数の係止部と、前記基台側に移動自在に設置され、前記回転体の係止部に対して、周方向に係合可能とされる係合部材と、前記係合部材が前記係止部から離れている間に、前記回転体を前記所定角度で回転させる駆動装置と、を備え、前記係合部材が、平行に配置される複数のピン及び該複数のピンを一体的に連結する連結部を備えて構成されると共に、前記基台における前記回転体を保持する軸受けの外輪には、前記係合部材における前記複数のピンを軸方向摺動自在に保持可能な複数のピン保持穴が、周方向に沿って配置・形成され、前記外輪に保持される複数の前記ピンを同時に摺動させて、前記係合部材と前記係止部の係合・開放を自在に切り替え可能にしたことを特徴とする回転位置決め装置。
(2)上記(1)において、前記駆動装置及び前記回転体は、相互の連結・開放が自在に切り替え可能とされ、更に、該駆動装置及び前記回転体の連結・開放動作と、前記係止部及び前記係合部材の開放・係合動作とを連動させる連動機構を備えることを特徴とする回転位置決め装置。
(3)対象物を搬送し、且つ回転方向に位置決めする搬送装置であって、上記(1)又は(2)記載の回転位置決め装置を備え、該回転位置決め装置における少なくとも前記基台及び前記回転体が移動自在に保持されることで、該基台及び前記回転体が前記対象物の搬送テーブルとして利用可能とされ、前記搬送テーブルと別体となっている前記駆動装置が、前記搬送テーブルの停止位置に予め配置され、該搬送テーブルとしての前記基台及び前記回転体が、前記停止位置まで移動された段階で、前記駆動装置が前記回転体と連結されて、該駆動装置によって回転方向の位置決めが可能になっていることを特徴とする搬送装置。

本発明によれば、回転体の位置決め精度を向上させることが出来るとともに、作業効率を高めることが可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態の例について詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る回転位置決め装置1の全体構成が示されている。この回転位置決め装置1は、基台10と、基台10に対して回転自在に配置される回転体12と、この回転体12を回転させる駆動装置14と、を備えている。回転体12は、回転軸16と回転テーブル18を含んでおり、この回転テーブル18上に対象物が固定される。なお、回転テーブル18への対象物の固定は、所定の治具(図示省略)によって行われる。
図2に同回転位置決め装置1の内部構成を示す。基台10は円筒状であり、その内周側に2つの軸受20、22が設置されている。これらの軸受け20、22によって、回転軸16が回動自在に保持されている。回転軸16の一端には、固定ネジ24によって回転テーブル18が固定されており、両者が一体となって回転する。また、回転軸16の他端には、カップリング17が設けられ、駆動装置14と着脱自在に連結できるようになっている。回転テーブル18は略円盤形状となっているが、外周縁は基台10側に突出しており、この基台10の上部を覆う形状になっている。このようにしたのは、回転テーブル18と基台10との隙間に塵埃が入らないようにする為である。
図3及び図4には、基台10を基準として回転体12を位置決め且つ固定する構造が示されている。回転体12における回転テーブル18の背面には、複数の係止部26が配置されている。この係止部26は、回転テーブル18を回転させる角度毎に間隔をあけて複数配置されており、本実施形態では90度間隔で4箇所に配置されている(図3は4箇所の内の1箇所のみが示されている)。なお、この係止部26は、回転体12の中心軸から出来る限り離れた場所に配置されることが望ましい。回転体12の周方向の位置決め精度が向上するからである。
基台10には、前記係止部26と周方向に係合可能な係合部材28が設置されている。具体的に係合部材28は、回転体12の軸方向に沿って互いに平行に配置される3本のピン30A、30B、30Cと、このピン30A〜30Cを一体的に連結する連結部32を備えている。基台10には3つのピン保持穴34が形成され、各保持穴34の内周の軸方向両端には耐磨耗特性に優れたスリーブ36、38が挿入されている。このスリーブ36、38を介して、ピン30A〜30Cが保持される。このような構造にした結果、ピン30A〜30Cは各ピン保持穴34に挿入されて軸方向に摺動自在になり、係合部材28と係止部26の係合・開放状態が自在に切り替え可能となっている。
また、このスリーブ36、38の間、即ちピン保持穴34における軸方向の中間近傍には、ピン30A〜30Cを連結している連結部32が移動可能な移動空間40が形成されている。結局、連結部32の可動範囲(即ち係合部材28の摺動範囲)は、この移動空間40によって規制されている。なお、この連結部32は、各ピン保持穴34内に挿入されているバネ41によって、係止部26側に付勢されている。
図5に拡大して示されるように、3本のピン30A〜30Cにおいて中心に位置するピン30Aの先端には、係合突起42が形成されている。具体的に係合突起42は、ピン30A全体の太さよりも細身となっており、回転テーブル18の周方向に対して略直角となるような2つの突起側位置決め面42Aが形成されている。回転テーブル18側に配置される係止部26には、この係合突起42が挿入される係止穴44が形成されている。係止穴44は、上記突起側位置決め面42Aと当接可能な2つの係止側位置決め面44Aと、この係止側位置決め面44Aと連続する誘導面44Bが形成されている。誘導面44Bは、係止側位置決め面44Aに対して傾斜しており、係合突起42側(挿入側)が広くなるように設定されている。従って、バネ41(図4参照)によって上方付勢される係合突起42の先端が、当該付勢方向に対して傾斜している誘導面44Bに接触すると、回転テーブル18には周方向の外力が作用する。つまり、係合突起42の上方への付勢力によって回転テーブル18側が微小回転することになる。最終的に、2つの係止側位置決め面44Aの間に係合突起42が挿入され、係止側位置決め面44Aと係合側位置決め面42Aが当接し、互いに周方向に固定される。結局、基台10に設置されている係合突起42を基準にして、回転テーブル18が高精度に位置決めされる。
更に、係合突起42には、突起側位置決め面42Aと連続するフィット面42Bが形成されている。このフィット面42Bは、突起側位置決め面42Aに対して傾斜しており、誘導面44Bと面接触するようになっている。なお、図5においては説明の便宜上、フィット面42Bと誘導面44Bが当接する直前の状態を示している。従って、係合突起42が係止部26に挿入されることにより、概してV字状に凹となっている誘導面44Bに対して、V字状に凸となっているフィット面42Bが押し付けられることで、回転テーブル18の周方向の移動が完全に固定される。つまり、周方向に対して略垂直に配置される突起側位置決め面42Aと係止側位置決め面44Aにより、周方向の高精度な位置決めを実現しながら、周方向に対して傾斜する誘導面44Bとフィット面42Bを当接させることで、最終的なロック機能を実現するという合理的な構造になっている。なお、ここではフィット面42Bを誘導面44Bに当接される場合を示したが、本発明はそれに限定されず、所定のフィット用突起を誘導面44Bに接触させることによっても、略同様な機能を実現できる。
また、係止穴44における、回転体12の径方向寸法に関しては、係合突起42の外寸よりも大きく設定されている。従って、係止穴44と係合突起42が係合した状態において、これらの間には径方向に所定のクリアランスCが確保されている。このようにすると、位置決め完了後は、係合突起42が回転体12の径方向に付勢することを防止できる。従って、回転体12の径方向の精度に関しては、回転軸16(及び軸受け20、22)本来の精度を維持できるようになる。
図3に戻って、本実施形態の駆動装置14には、90度の角度による往復回転出力が可能なエアシリンダーが用いられている。また、この駆動装置14全体は、軸方向(鉛直方向)に往復運動するようになっている。また、駆動装置14と回転軸16を連結するカップリング17は、所定の角度(ここでは90度)の位相差で点対称になっており、開放時に90度の相対回転が生じても、再び係合可能な構造となっている。従って、駆動装置14を下降させてカップリング17の連結状態を開放した後、この駆動装置14側のカップリング17を90度回転させてから駆動装置14を上昇させたとしても、そのまま、カップリング17を連結可能となっている。開放状態において、駆動装置14を回転軸16の回転方向(正回転方向)と反対方向に90度回転させてから、カップリング17を連結し、その後、正回転方向に90度回転させるという動作を繰り返せば、90度毎の送り作業を実現できる。なお、駆動装置14全体の軸方向の移動に関する構造はここでは特に図示しないが、例えば、油圧シリンダーやエアシリンダーによって軸方向に移動させてもよく、また、リニアモータ等の電気的手段によって移動させても構わない。
図6に示されるように、本回転位置決め装置1には連動機構50が設置されている。連動機構50は、レバー52と、支持台54と、レバー受部56と、レバー押上部58を備える。支持台54は基台10に設置されており、支点ピン54Aによってレバー52を揺動自在に保持する。レバー受部56は、ピン30Aにおける係合突起42の反対端に設けられており、レバー52の一端と係合する。レバー押上部58は、駆動装置14側に設置されてレバー52の他端と当接する。従って、レバー押上部58が駆動装置14と共に上昇し、レバー52の一端を押し上げると、このレバー52の他端が、レバー受部56を押し下げる。この結果、係合部材28全体がバネ41に抗して下方に移動し、係止部26と係合部材28の係合状態が開放される。一方、駆動装置14は上方に移動するので、カップリング17が連結される。
上記と反対に、レバー押上部58を駆動装置14と共に下降させると、バネ41の付勢力によってレバー受部56が上昇して、係止部26と係合部材28が係合される。勿論、カップリング17は開放状態になる。
このようにして、1つの動作で、駆動装置14と回転体12の連結動作と、係止部26と係合部材28の開放動作が連動し、又、駆動装置14と回転体12の開放動作と、係止部26と係合部材28の係合動作が連動するようになっている。つまり、係止部26と係合部材28による高精度な位置決め作業時には、駆動装置14が自動的に開放されて、当該駆動装置14の影響を遮断できる。一方、駆動装置14によって回転体12を大きく回転させるときは、回転体12の位置決め・固定状態を開放できる。結局、コンパクトで且つ精度の高い回転位置決め装置1を得ることが可能になる。特に、本回転位置決め装置1を用いて金属加工等を行う場合において、回転体12に対して加工による外力が作用しても、周方向に関しては係止部26と係合部材28が機械的に固定されていることから、位置決め精度の悪化を防止できる。
また、係止部26と係合部材28が係合している状態においても、回転体12の径方向にはクリアランスを確保して、バネ41の付勢力の影響を排除している。この結果、径方向に関しては、軸受20、22の精度をそのまま維持できるので、高精度な位置決めが可能となっている。
更に、この係止部26に関しては、係合部材28を誘導する誘導面44Bを備えているので、駆動装置14側による回転体12の停止位置は、係合部材28を誘導可能な範囲であれば十分である。つまり、駆動装置14自体の位置決め精度は殆ど要求されないので、高速回転によって回転時間を短縮することがきる。また、係止部26が回転テーブル18の背面に合理的に収容されているので、回転位置決め装置1全体をコンパクトにすることができる。
また、本回転位置決め装置1では、係合部材28として3本のピン30A〜30Cを用いていることから、ピンという汎用素材を用いることで製造コストを抑えると共に、複数のピンを一体化して全体としては剛性を高めることができる。更に、互いに平行に配置して各ピン穴34に挿入させることで、一本のピンと比較して、摺動時の直進精度を高めることができる。また、複数のピン30A〜30Cに部材を分割させながら、全体としては高い剛性を確保しているので、狭いスペースに配置することが可能になる。例えば図4で示したように、円筒状の基台10内であっても、3本のピンをその周囲に沿って円弧状に配置してコンパクトにまとめることが可能になっている。なお、ここでは3本のピンで構成した場合に限って示したが、複数本であれば良く、例えば4本以上のピンを組み合わせることも可能である。
更に、連結機構50の存在によって、回転テーブル18を回転させるタイミングと、回転テーブル18を停止させて高精度に位置決め・固定するタイミングを1つの動作によって合理的に連動させている。特に、駆動装置14によって、大きな範囲の移動量を確保する一方で、その後は、駆動装置14を回転体12から開放させて駆動力の影響を排除した後、係合部材28の突出動作によって最終的な高精度の位置決めと、ロックを実現することが可能になっている。
なお、ここでは、基台10と回転体12を回動自在に保持する軸受20とは別体となっている場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、軸受の外輪自体に係合部材が直接設置されるようにしても良い。このようにすると、外輪自体が基台となって、一層コンパクトな回転位置決め装置を得ることができる。
次に、図7を参照して、本回転位置決め装置1を備えて構成された搬送装置100について説明する。
搬送装置100は、回転位置決め装置1における基台10及び回転体12を搬送テーブル102として備えている。この搬送テーブル102は、移動コンベア104によって水平方向の往復移動が可能となっており、一方の停止位置Aにおいては、回転体12に部品(対象物)が設置され、他方の停止位置Bでは、この部品が加工装置(図示省略)によって切削加工されるようになっている。回転位置決め装置1における駆動装置14は、停止位置Bの下方に予め配置されている。従って、搬送テーブル102が停止位置Bに停止した段階で、この駆動装置14が上昇して回転体12に連結され、回転体12を回転させて複数の角度による位置決めを行う。各角度からの部品加工が完了した後、駆動装置14が搬送テーブル102から開放され、搬送テーブル102が停止位置Bから停止位置Aまで移動して、加工部品が搬出される。その後は、未加工の部品が再度搭載されて、同じ作業を繰り返すようになっている。
このようにすると、回転位置決め装置1を搬送テーブル102として用いることができ、効率的な作業が実現される。また、駆動装置14は予め必要な場所に配置しておけばいいので、搬送テーブルと一緒に移動させる必要がなく、搬送装置100をシンプルな構成にすることができる。特に図示しないが、複数の搬送テーブル102を用いる場合であっても、駆動装置14は必要な場所に予め設置しておき、共有すれば十分である。
なお、本実施形態においては係合部材28が回転体12の軸方向に摺動して、回転テーブル18の背面から係合する場合に限って示したが、本発明はそれに限定されない。例えば回転テーブル18の上面から係合することも可能であり、また、回転テーブルの側面から係合することも可能である。側面から係合される場合には、係合部材28の先端を、回転体12の径方向に移動させて係合させる。この場合であっても、径方向と軸方向にはクリアランスを確保しておき、周方向にのみ係合させるようにする。
また、本実施形態においては、駆動装置が軸方向に移動して、カップリングを介して回転体に係合・開放される場合に限って示したが、本発明はそれに限定されない。例えば、径方向に移動して、駆動装置と回転体を係合・開放させることも可能である。また、駆動装置自体は移動すること無く、カップリングの機能、或いは外部のカム機構等の作用によって、所定の回転角毎に係合・開放させるようにしてもよい。
本実施形態において、係止部と係合部材の間に確保されているクリアランスは、完全な隙間である必要はなく、その隙間に何らかの衝撃吸収材や制震材を挿入している場合を含む。要は、係合突起等の影響によって、回転体の径方向に誤差を生じさせないように、相対移動を許容しておくようにすればよい。
また本実施形態においては、係合部材が回転体の軸方向に往復運動することで、回転体を位置決め・固定する場合を示したが、本発明はそれに限定されず、係合部材を回転体の径方向に往復運動させて位置決め・固定することも可能である。その場合は、係合部材と係止部との間において、回転体の軸方向に対する相対移動を許容しておくことが望ましい。
更に本実施形態では、回転体における係止部に係合穴が、係合部材側に係合突起が形成されている場合に限って示したが、本発明はそれに限定されない。係合部材側に係合穴が、係止部側に係止突起が形成されるようにして、反対構造によって位置決めすることは勿論可能である。
本発明の回転位置決め装置等は、金属加工装置における加工対象部品の位置決め、コンベアの間欠駆動、その他の回転方向の位置決め作業を要する領域に利用可能である。
本発明の実施形態に係る回転位置決め装置の全体構成を示す斜視図 同回転位置決め装置の部分断面図 図2の回転位置決め装置におけるIII−III矢視断面図 図3の回転位置決め装置におけるIV−IV矢視断面図 同回転位置決め装置における係止部と係合部材の係合状態を示す拡大断面図 図3の回転位置決め装置におけるVI−VI矢視断面図 同回転位置決め装置を利用した搬送装置を示す全体図
符号の説明
1 回転位置決め装置
10 基台
14 駆動装置
16 回転軸
17 カップリング
18 回転テーブル
20、22 軸受
26 係止部
28 係合部材
30A、30B、30C ピン
32 連結部
42 係合突起
42A 係合側位置決め面
42B フィット面
44 係止穴
44A 係止側位置決め面
44B 誘導面
50 連動機構
52 レバー
54 支持台
56 レバー受部
58 押上部材

Claims (3)

  1. 基台に対して回転自在に配置される回転体により対象物を所定角度で回転させて、該対象物を位置決め可能な回転位置決め装置において、
    前記回転体において前記所定角度毎に配置される複数の係止部と、
    前記基台側に移動自在に設置され、前記回転体の係止部に対して、周方向に係合可能とされる係合部材と、
    前記係合部材が前記係止部から離れている間に、前記回転体を前記所定角度で回転させる駆動装置と、を備え、
    前記係合部材が、平行に配置される複数のピン及び該複数のピンを一体的に連結する連結部を備えて構成されると共に、
    前記基台における前記回転体を保持する軸受けの外輪には、前記係合部材における前記複数のピンを軸方向摺動自在に保持可能な複数のピン保持穴が、周方向に沿って配置・形成され、
    前記外輪に保持される複数の前記ピンを同時に摺動させて、前記係合部材と前記係止部の係合・開放を自在に切り替え可能にしたことを特徴とする回転位置決め装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動装置及び前記回転体は、相互の連結・開放が自在に切り替え可能とされ、
    更に、該駆動装置及び前記回転体の連結・開放動作と、前記係止部及び前記係合部材の開放・係合動作とを連動させる連動機構を備えることを特徴とする回転位置決め装置。
  3. 対象物を搬送し、且つ回転方向に位置決めする搬送装置であって、
    請求項1又は2記載の回転位置決め装置を備え、
    該回転位置決め装置における少なくとも前記基台及び前記回転体が移動自在に保持されることで、該基台及び前記回転体が前記対象物の搬送テーブルとして利用可能とされ、
    前記搬送テーブルと別体となっている前記駆動装置が、前記搬送テーブルの停止位置に予め配置され、
    該搬送テーブルとしての前記基台及び前記回転体が、前記停止位置まで移動された段階で、前記駆動装置が前記回転体と連結されて、該駆動装置によって回転方向の位置決めが可能になっていることを特徴とする搬送装置。
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