JP3927072B2 - バルーン玩具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はバルーン玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気弁付き気体流入口を設けたバルーン本体の内部に中袋を取り付けて、その中袋の内部に発光体等のアクション装置を収容したバルーン玩具が公知である。
【0003】
このようなバルーン玩具は、バルーン本体の一部に空気弁付き気体流入口を設けて、さらに、バルーン本体の別の場所に中袋を取り付ける必要があるので、工程数が多くなってコスト高となる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、バルーン本体の1箇所に気体流入口を設ける工程だけで、同時に、発光体等のアクション装置を収容する中袋も設けることができて、工程数を減らし製造コストを低減できるバルーン玩具の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のバルーン玩具は、2箇所に気体流入口3と気体流出口4を設けた中袋2をバルーン本体1の内部に、その気体流入口3がバルーン本体1の外部に開口して、気体流出口4がバルーン本体1の内部に開口するように取り付けるとともに、その中袋2にバルーン本体1の内部への気体の流入を可能となし、かつ、バルーン本体1の内部から外部への気体の流出を阻止する逆止弁5を設けて、その中袋2の内部に発光体6や発音体等のアクション装置を収容可能とし、上記バルーン本体1を脹らます前はバルーン本体1の内部に没していて、バルーン本体1を脹らまして中袋2に弛みが生じたときに、バルーン本体1の外部へ引き出すことによりバルーン本体1の内部における中袋2の弛みを解消することができる長さ調節部11を中袋2の一部に設け、上記長さ調節部11は上記バルーン本体1に内部へ凹んで設けられたヘソ部12に溶着により接合されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図示した本発明の実施例に基づき、本発明の実施の形態について説明する。まず、バルーン本体1はプラスチックシートやゴムなどを素材として、内部にヘリウムや空気等の気体を入れて立体的に脹らますことができるように気密性を有する中空構造に形成している。このバルーン本体1の脹らんだ状態の形状は自由であり、図示した実施例のように円盤形にすることもできるが、その他、任意の形状にすることができる。このバルーン本体1は全部又は一部を透明、半透明、又は有色透明などにして、透光性を持たせることができる。また、バルーン本体1の表面にはキャラクター等の絵などを印刷等により表示することができる。
【0007】
バルーン本体1は、その内部に中袋2を取り付けている。この中袋2もプラスチックシートやゴムなどを素材として気密性を具えるように形成している。
【0008】
また、中袋2の形状も自由であり、図示した第1実施例(図1参照)のようにストレートなチューブ状にしたり、又は第2実施例(図2参照)のように枝部2aを有するチューブ状にしたり、又は図は省略するが袋状などにすることができる。この中袋2は2箇所に気体流入口3と気体流出口4を設けている。
【0009】
中袋2はバルーン本体1の内部に位置するように取り付けているが、その気体流入口3はバルーン本体1の外部に開口させ、その気体流出口4はバルーン本体1の内部に開口させている。中袋2において気体流出口4を設ける位置は自由であり、例えば、図示した第1実施例のように中袋2の先端近傍に設けることもできるし、又は第2実施例のように、中袋2に設けたチューブ状の枝部2aの先端に設けることもできる。
【0010】
中袋2には逆止弁5を設けている。この逆止弁5は、バルーン本体1の内部への気体の流入を可能となし、かつ、バルーン本体1の内部から外部への気体の流出を阻止する機能を有するものである。この逆止弁5を設ける位置は自由であり、図示した第1実施例のように中袋2の気体流入口3に設けることも可能であり、又は図示した第2実施例のようにバルーン本体1の内部に開口する中袋2の気体流出口4に設けることも可能である。
【0011】
中袋2は、図示した実施例のように、その上端などをバルーン本体1に接続して固定することもできるが、フリーな状態にして揺ら揺らさせることも可能である。
【0012】
バルーン本体1を脹らますには、バルーン本体1の外部に開口した中袋2の気体流入口3からヘリウムや空気等の気体を送り込む。中袋2に流入した気体は、その中袋2の内部を通過して、気体流出口4から流出することによりバルーン本体1の内部に流入することになる。なお、バルーン本体1の内部に気体が流入するときは、もちろん、逆止弁5が開くことになる。バルーン本体1の内部に気体が充満すると、バルーン本体1は脹らんだ状態となる。バルーン本体1の内部の気体は、逆止弁5が閉じるので、逆流して中袋2の気体流入口3から外部へ出ることはない。したがって、バルーン本体1からの気体の漏出は防止され、脹らんだ状態が維持されることになる。
【0013】
なお、第2実施例のように、逆止弁5をバルーン本体1の内部に開口する中袋2の気体流出口4に設けると、バルーン本体1を脹らました状態で、そのバルーン本体1の内部に位置する逆止弁5に外部から手を触れることができなくなる。したがって、逆止弁5をいたずらして誤って開くことがなくなり、バルーン本体1から意に反して気体が抜けて萎むのを防止することができる。
【0014】
また、バルーン本体1の内部を発光させたり、バルーン本体1の内部から音響を発生させたりすることにより、興趣を増大させることができるが、その場合、発光体6や発音体等のアクション装置は中袋2の内部に収容することができる。なお、発光体6などのアクション装置に接続するリード線7は、中袋2の気体流入口3からバルーン本体1の外部に突出させて、図示した実施例のように、スイッチ9付きの握り8に内蔵した電池(図は省略)に接続することができる。なお、図示した実施例のように、バルーン本体1と握り8の間でリード線7を露出させておくのを避けるために、バルーン本体1にパイプ状の棒体(図は省略)を取り付けて、その棒体の内部にリード線7を通す構造にすることも可能である。
【0015】
なお、中袋2の内部にアクション装置として発光体6を収容する場合は、中袋2の全部又は一部を透光性素材で形成するとともに、バルーン本体1の全部又は一部も透光性素材で形成する。
【0016】
また、中袋2の内部にはアクション装置のズレ防止具10(図2参照)などを適宜設けることができる。
【0017】
ところで、バルーン本体1と中袋2は溶着等により接合する必要がある。そして、その溶着等を行なう場合は、バルーン本体1と中袋2とを扁平状態で重ね合せて行なうのが普通である。しかしながら、中袋2の両端をバルーン本体1に対し溶着等により接合する構造にすると、完成状態においてバルーン本体1を脹らましたときに、バルーン本体1は脹らむ方向に垂直な方向の長さが縮小するのに対し、中袋2の同方向の長さは殆ど縮小しないので、中袋2に弛みが生じて見栄えが良くないという問題がある。そして、このような中袋2の弛みの発生を防止するには、バルーン本体1を脹らました形状にして、すなわち、バルーン本体1を立体的にして中袋2と接合すればよいが、そのような製造方法は実施が極めて困難である。そこで、脹らましたバルーン本体1の内部で中袋2に弛みが無くなり、かつ、製造も容易な構造のバルーン玩具が望まれている。そして、そのようなバルーン玩具を製造する方法として、例えば、バルーン本体1を脹らまして中袋2が弛んだときに、その中袋2の一部をバルーン本体1の外部へ引き出すことによりバルーン本体内部の中袋2を伸ばして弛みをとるという方法が考えられる。具体的には、バルーン本体1を脹らます前はバルーン本体1の内部に没していて、バルーン本体1を脹らまして中袋2に弛みが生じたときに、バルーン本体1の外部へ引き出すことによりバルーン本体1の内部における中袋2の弛みを解消することができる長さ調節部11を中袋2の一部に設けるという構成が考えられる。この長さ調節部11は、例えば、図4のAに示すように、バルーン本体1の一部にバルーン本体1の内部方向へ凹んだヘソ部12を設けて、中袋2をそのヘソ部12の奥の位置に接合することにより設けることができる。すなわち、中袋2においてヘソ部12の入り口からヘソ部12の奥の接合位置までに相当する個所が長さ調節部11となる。このような長さ調節部11を設ければ、図4のBに示すように、バルーン本体1を脹らまして中袋2に弛みが生じたときに、中袋2の一部、すなわち長さ調節部11を、図4のCに示すように、ヘソ部12と共にそのヘソ部12を反転させながらバルーン本体1の外部へ引き出すことにより、バルーン本体内部の中袋2を伸ばして弛みを無くすことができる。そして、このような構造にすれば、バルーン本体1と中袋2の溶着等による接合も両者を扁平にした状態で行なうことができるので、つまり、バルーン本体1を立体的な形状にせずに行なうことができるので製造が容易となる。なお、バルーン本体1の外部へ引き出した中袋2の長さ調節部11が邪魔になる場合は、コンパクトに折畳んでクリップなどで挟み止めすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】
本発明のバルーン玩具は、バルーン本体1の内部へ気体を流入させてバルーン本体1を膨らますためにバルーン本体1に取り付ける逆止弁5付きの中袋2の内部に発光体6等のアクション装置を収容可能としたので、上記従来例のように、バルーン本体の一部に空気弁付き気体流入口を設けて、さらに、バルーン本体の別の場所にアクション装置を収容する中袋を取り付ける必要がなく、バルーン本体1の1箇所に中袋2を取り付ける工程だけですむので、工程数が減って製造コストを低減できるというメリットがある。また、請求項2記載の構成にすれば、脹らましたバルーン本体内部での中袋2の弛みを防止でき、かつ、製造が容易になる
【図面の簡単な説明】
【図1】バルーン本体を膨らました状態の第1実施例の断面図である。
【図2】バルーン本体を脹らました状態の第2実施例の断面図である。
【図3】図2のA−A線における一部拡大断面図である。
【図4】バルーン本体の内部で弛んだ中袋を伸ばす状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 バルーン本体
2 中袋
3 気体流入口
4 気体流出口
5 逆止弁
6 発光体
7 リード線
8 握り
9 スイッチ
10 ズレ防止具
11 長さ調節部
12 ヘソ部
Claims (1)
- 気体流入口3と気体流出口4を設けた中袋2をバルーン本体1の内部に、その気体流入口3がバルーン本体1の外部に開口して、気体流出口4がバルーン本体1の内部に開口するように取り付けるとともに、その中袋2にバルーン本体1の内部への気体の流入を可能となし、かつ、バルーン本体1の内部から外部への気体の流出を阻止する逆止弁5を設けて、その中袋2の内部に発光体6や発音体等のアクション装置を収容可能とし、
上記バルーン本体1を脹らます前はバルーン本体1の内部に没していて、バルーン本体1を脹らまして中袋2に弛みが生じたときに、バルーン本体1の外部へ引き出すことによりバルーン本体1の内部における中袋2の弛みを解消することができる長さ調節部11を中袋2の一部に設け、上記長さ調節部11は上記バルーン本体1に内部へ凹んで設けられたヘソ部12に溶着により接合されていることを特徴とするバルーン玩具。
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