JP3926373B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシンでの遊技に用いられる遊技媒体としてのメダル、特に、遊技媒体としてのメダル自体からの発光を可能にして、従来に無い演出効果を得るのに好適なスロットマシンに関する。
通常、スロットマシンは、遊技媒体としてのメダル(以下、メダルを遊技媒体と称することがある。)を用いて遊技が行われ、その遊技の結果に応じて、賞メダルが所定数払い出されるようになっている。
このスロットマシンでは、遊技における入賞の様態として、短期間に大量の遊技媒体が獲得できる、大当たり状態を呈することがある。遊技客は、この大当たり状態を期待して遊技を行う。
大当たりに入賞した場合は、遊技媒体の払い出しとともに、発光ランプの点滅や音響による演出がなされ、これにより、遊技客の満足感を高揚させることができる。
また、他の演出としては、例えば、遊技機の前面にある払出口の上方に照明ユニットを備えたものが提案されている。これにより、払い出される遊技媒体を閃光で照明するという演出を実現できる(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、他の演出としては、例えば、払い出された遊技媒体を収納する遊技媒体収納箱に、LEDを装着したものが提案されている。これにより、その遊技媒体収納箱に所定量の遊技媒体が収納されると、電池でLEDを点灯させて遊技媒体を照明するという演出を行うことができる(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−175151号公報 特開2001−224832号公報
しかしながら、従来の演出は、上述したように、大当たり入賞時のランプや音による演出、払出口で払い出される遊技媒体又は遊技媒体収納箱に収納された遊技媒体に光を照射する演出はあったものの、遊技客の関心の対象である獲得した遊技媒体それ自体が発光することによる演出はなかった。
また、遊技機で払い出される遊技媒体や、遊技媒体収納箱に収納された遊技媒体は、遊技者が獲得した遊技媒体であるため、この遊技媒体自体を演出の対象とすることができれば、周囲からも注目が集まり、その遊技客の満足感をさらに高めさせることにもなる。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、遊技媒体としてのメダルそれ自体を演出の手段として利用することで、遊技客の満足感をさらに高揚可能とスロットマシンの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明のスロットマシンは、遊技媒体としてのメダルを用いて遊技を行うスロットマシンにおいて、前記メダルが、一部又は全部に蛍光体及び/又は蓄光体を有し、前記スロットマシンが、前記メダルのホッパー、排出口、受け皿、及び前記ホッパーの払出口と前記排出口の間に設けられた排出経路と、前記排出経路に位置するメダルに対して光を照射する投光手段と、前記スロットマシンにおける遊技状態が入賞状態となったときに、前記投光手段に照射を行わせる投光制御手段とを有し、前記入賞状態となったときに、前記ホッパーから払い出され前記排出経路を通過する前記遊技媒体としてのメダルに対し、前記投光手段から照射を行って、前記メダルを発光させながら排出口から受け皿へ払い出す構成としてある。
スロットマシンをこのような構成とすると、入賞時に、投光手段により光を照射して遊技媒体としてのメダルを発光させることができる。すなわち、遊技媒体としてのメダル自体が発光するという従来にない演出が可能となる。これにより、メダルそれ自体を演出の手段として利用可能とし、遊技客の満足感をさらに高揚させることができる。
しかも、大量に払い出される遊技媒体は、言わば宝の山であり、メダル自体を演出の対象とすることで、遊技客の満足感をさらに高揚させることができる。
特に、スロットマシンの遊技空間では、比較的照明を落としているため、獲得したメダルの発光が目立ち、演出効果がさらに高まる。
また、獲得したメダルを手で移動する場合(例えば、受皿からスロットマシンへの投入の場合など)にも、遊技者が明確にメダルを視認できる。
さらに、発光体をメダルの一部に用いるようにし、その発光体を任意の形状に形成することで、メダルのデザイン性を格段に高めることができる。
また、本発明は、投光手段を点灯若しくは点滅させるタイミングの制御、又は、投光手段から放射される光の強弱の制御を行う投光制御手段を備えた構成としてある。
投光制御手段をこのような構成とすれば、遊技状態に応じて、投光手段の点灯又は点滅のタイミングや投光手段から放射される光の強度を制御できる。
特に、レギュラーボーナス(RB)やビッグボーナス(BB)に入賞状態になったときに投光手段を点灯させて遊技媒体としてのメダルを発光させることが効果的である。
遊技客の関心は、大量の遊技媒体を獲得することに集約される。したがって遊技機の遊技状態が短時間に480枚又は2400個の遊技媒体が一度に払出されるRBや、このRBが3回連続して発生するBBを目指して遊技をしていると言っても過言ではない。ファンファーレやランプによる演出に加えて、払出されるメダルが、それらRBやBBの発生によって強力に発光又は点滅させることは、遊技者自身の目的そのものが光り輝くことであり、周囲の遊技者に対しても大きな優越感となり、興奮が倍加することになる。特に、RBやBBの大当たり時に、強力に発光させるよう制御することで大きな効果が期待できる。
なお、レギュラーボーナス入賞時には弱い光強度で点灯させ、ビッグボーナス入賞時には強い光強度で点灯させるようにすることができる。これにより、特にBB入賞時には高い演出効果が期待できる。
また、投光制御手段は、「投光手段を点灯又は点滅させるタイミングの制御」と「投光手段から放射される光の強弱の制御」との一方のみを実行するものであってもよく、また、双方を実行するものであってもよい。
このような投光手段の点灯タイミングや光強度の制御の具体例については、後記の「投光手段の制御」で詳述する。
また、本発明のスロットマシンは、前記遊技媒体としてのメダルが通過する通路に設けた、前記メダルに対して光を照射する投光手段と、この投光手段から光を照射したときに、前記メダルからの光を検出して検出信号を出力する発光状態検出センサと、前記検出信号にもとづいて前記メダルの真偽を判定する判定手段とを備えた構成としてある。
遊技用装置をこのような構成とすると、メダルの有する発光体の発光状態を利用してメダルの真偽を判定できる。
以上のように、本発明によれば、メダルの一部又は全部が発光体で形成されており、入賞時に、このメダルに光を照射することで、その遊技媒体としてのメダル自体を発光させることができる。しかも、発光体を蓄光体とし、紫外光を含んだ光を投光手段から照射することで、照射時だけでなく照射停止後もそのメダルを発光させることができる。
このため、遊技媒体としてのメダル自体が光を放出するという従来にない演出が可能となり、遊技客の満足感をさらに高揚させることができる。
以下、本発明に係るスロットマシンの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[メダル]
(発光体を有するメダル
まず、メダルの実施形態について、図1(i),(ii)を参照して説明する。
同図(i)は、本実施形態であるメダルの外観形状を示す平面図、同図(ii)は、該メダルの側面断面図(同図(i)のA−A断面図)である。
同図(i),(ii)に示すように、メダル10aは、メダル本体11aと、発光部材12aと、保護部材13aとを有して構成されている。
メダル本体11aは、所定の厚さ及び直径を有する円板状に形成されており、表裏二面からなる各円形の面のそれぞれに該円形と同心円に形成された凹部14を有している。
このメダル本体11aは、例えば、真鍮,ステンレス,洋白など、従来のメダルに使用されている任意好適な材料を用いて形成することができる。
発光部材12aは、メダル本体11aの厚さ(あるいは、凹部14の深さ)よりも薄くして円板状に形成されており、その凹部14に嵌合される。
この発光部材12aは、発光体で形成されている。発光体とは、光を放出する(発光する)性質を有した物質,材料,放射源等をいう。ここで、発光は、反射により光って見えることとは区別される。例えば、従来のメダルやパチンコ玉に光を照射すると光って見えるのは、それらが金属材料で形成されており、その表面が鏡面に研磨されているために、入射した光が正反射するからである。これに対して発光は、光等の照射により発光体内部が励起状態となりエネルギーが光となって外部に放出するものである。
発光には、ルミネッセンス,熱による放射,チェレンコフ放射が含まれる。さらに、ルミネッセンスには、蓄光(燐光)と蛍光が含まれる。
蓄光材料は、例えば、M Al2O4で表され、Mはカルシウム、ストロンチウム、バリウムからなる群から選ばれた金属元素からなる化合物で、長時間の蓄光特性を有するものである。
なお、蓄光体とは、光源からのエネルギー(例えば、紫外線エネルギー)を蓄積し、光源からの光の入射時だけでなく光源が断たれた後も、その蓄積したエネルギーにより発光する物質をいう。また、蓄光とは、励起停止後も追従励起が約10〜8秒以上持続する発光をいう。
また、ここで紫外線(紫外光)とは、可視光線である紫色の光よりも波長が短いものをいい、通常10〜380(あるいは〜400前後)[nm]の領域内の波長の光をいう。
そして、発光体が蓄光体を含む場合、光源から照射される光には少なくとも紫外光が含まれる。これにより蓄光体が発光する。
蛍光材料には、例えば、硫化物蛍光材料や酸化物系蛍光材料(ペロブスカイト系、ZnO系等)などが含まれる。
なお、蛍光体とは、特定波長の光(励起光)を吸収し、それにより励起された状態(励起状態)から元の状態(基底状態)に戻る際に光(蛍光)としてエネルギーを放出する特性をもつ物質をいう。残光性は有しておらず、光源が断たれると発光しなくなる。すなわち、蛍光とは、励起後、約10〜8秒以下で持続する発光をいう。
保護部材13aは、透明又は半透明の樹脂等で形成されており、発光部材12aの表面を覆う(カバーする)ようにして、凹部14に嵌合されている。
なお、保護部材13aの形状は、発光部材12aの形状と同一とすることができる。すなわち、図1(i),(ii)に示すように、いずれも同じ直径で同じ円板状に形成することができる。ただし、保護部材13aと発光部材12aは、同じ形状とすることに限るものではなく、異なる形状とすることもできる。また、保護部材13aの厚さについても、発光部材12aの厚さと同じとすることもでき、また異なる厚さとすることもできる。
さらに、保護部材13aは、発光部材12aの表面の全体を覆うようにしてもよく、また、一部を覆うようにしてもよい。
ところで、本実施形態におけるメダル10は、図1(i),(ii)に示した構造に限るものではなく、以下に説明する種々の構造とすることができる。
例えば、図2に示すように、メダル10bのメダル本体11bにおもての円形の面と裏の円形の面とを貫く貫通孔15を形成し、ここに一枚(又は二枚以上)の円板状の発光部材12bを嵌合する構造とすることもできる。
この場合、発光部材12bの表裏各面をそれぞれ覆うように保護部材13bが貫通孔15に嵌合される。
また、他の構造の例としては、図3に示すように、メダル10cが、肉薄の円板状に形成された発光部材12cと、所定の厚さ及び直径を有する円板状に形成されて内部に発光部材12cを包有する保護部材13cとを有した構造とすることもできる。
なお、この場合、保護部材13cはメダル本体の役割をも有している。このため、メダル10cは、例えばスロットマシンの内部を移動中に、あるいは払出時や、遊技媒体計数機への投入時などにおいて、衝突や摩擦を繰り返す。このことから、保護部材13cは、それら衝撃に耐え得る材料で形成する必要がある。
さらに、他の構造の例としては、図4に示すように、メダル10dの全体を発光部材12dで形成することもできる。
この場合、発光部材12dは、例えば、蓄光材料を含有したセラミック等で形成することができる。
ここまで、本実施形態のメダル10の構造について実施例を挙げて説明してきたが、特に図1〜図3に示したメダル10a〜10cにおける発光部材12a〜12cは、円板状に形成されたものである。ただし、発光部材12は、円板状に限るものではなく、以下に説明する形状とすることもできる。
例えば、図5(i)〜(iv)に示すように、発光部材12は、三角形や四角形、星型や波型など任意の形状に形成することができる(メダル10e〜10hにおける発光部材12e〜12h)。
また、図6(i),(ii)に示すように、メダル10のおもて面又は裏面における複数部分に発光部材12を嵌合可能にして、例えば、文字、数字、記号、模様、マーク(例えば、ニコニコマークなど)などを表すようにすることができる(メダル10i〜10jにおける発光部材12i〜12j)。
なお、一枚のメダル10でおもて面に嵌合される発光部材12の形状と裏面に嵌合される発光部材12の形状とを異ならせるようにすることもできる。
さらに、一枚のメダル10における一つの面において、色の異なる発光部材12を複数組み合わせて、一つの絵柄を構成することもできる。
(蛍光体と蓄光体との複合絵柄)
次に、メダルのさらに他の実施形態について、図7(i)〜(iv)を参照して説明する。
同図(i)〜(iv)は、発光部材として蛍光体と蓄光体との双方を用いて複合絵柄を形成したときの具体例を示すメダルの平面図である。
同図(i)〜(iv)に示すように、メダルの両面又は片面に発光体で作る店舗独自の模様に、蛍光体と蓄光体を併用して演出効果を高めることができる。
蛍光体は紫外光の照射がある期間のみ発光するが、蓄光体は所定の時間発光を維持する。この作用を利用して、照射を点滅させれば、蛍光体部の発光が点滅して、模様が変化して演出効果をあげる。
具体例をもって説明する。たとえば、同図(i)に示すように、メダル10kの表裏両面又は片面において、その絵柄のうち太陽の部分を蓄光体12−1k、周囲の放射光の部分を蛍光体12−2kで形成することができる。これにより、光が照射されている間は太陽と放射光との双方が発光するが、照射が停止すると太陽のみが発光し、放射光の部分の発光は停止する。
この応用として、メダル10qの表裏両面又は片面において、図8に示すような模様を形成することができる。この模様は、太陽の輪郭と放射光の輪郭を蓄光体12−1q、太陽内の顔と放射光の塗り潰し部分を蛍光体12−2qで形成したものである。この場合、光源の点灯と消灯とを繰り返すことで、太陽の顔が表れたり消えたりし、また、放射光に色が付されたり付されなかったりする。
さらに、図7(ii)〜(iv)に示すように、メダル10m,10n,10pの表裏両面又は片面において、絵柄のうち目,鼻,口などの部分を蓄光体12−1m,12−1n,12−1pで形成し、口の内部を蛍光体12−2m,12−2n,12−2pで形成することもできる。この場合、光源の点灯と消灯とを繰り返すことで、口が開いたり閉じたりして見えるようになる。
なお、蓄光体の上に薄い蛍光体を重ね合わせることで、照射の点滅で発光に変化を与えることもできる。
(紫外線遮蔽フィルムの使用)
次に、メダルのさらに他の実施形態について、図9(i),(ii)を参照して説明する。
同図(i)は、紫外線遮蔽フィルムが表面に貼付されたメダルの外観を示す平面図、同図(ii)は、該メダルの側面断面図(同図(i)のB−B断面図)である。
メダル10の表裏両面又は片面に形成される模様は、例えば図1〜図8を用いて説明したように、発光体そのものの形状で表すことができる。ただし、模様の形成はこれに限るものではなく、例えば、図9に示すように、紫外線遮蔽フィルムを用いて形成することもできる。すなわち、円形の発光体12rの発光表面に、模様が切り抜かれた紫外線遮蔽フィルム16を貼り付けることで、発光する模様をつくることができる。勿論、透光フィルムに紫外線遮蔽膜を形作り、発光する模様をつくることもできる。
紫外線遮蔽フィルム(UVブロックフィルタ)16は、入射した紫外線を反射するフィルムである。なお、入射光に含まれる紫外線以外の光については、反射するものでもよく、透過するものでもよい。
ここで、蓄光体は、上述したように、紫外光が照射されると発光する。つまり、紫外光が照射されなければ発光しない。この蓄光体の特性と紫外線遮蔽フィルムとを用いて発光する模様を任意な形状で表すことができる。
具体的には、図9(i),(ii)に示すように、メダル10rの表裏両面又は片面に紫外線遮蔽フィルム16が貼付されており、この紫外線遮蔽フィルム16には開口部16−1が任意の形状(同図においては星型)に形成されている。
開口部16−1においては、光源からの光が発光体12rに照射される。ここで、光源からの光に紫外光が含まれている場合であって、発光体12rが蓄光体であるときは、この部分が発光する。
一方、紫外線遮蔽フィルム16で覆われた部分においては、紫外線が反射されるため、この紫外線が発光体12rに届かない。このため、発光体12rは発光しない。
このことから、紫外線遮蔽フィルム16に任意の形状の開口部16−1を形成することにより、発光部12rをその開口部16−1の形状に合わせて発光させることができる(同図においては星型に発光する)。
なお、図9においては、保護部材13rが紫外線遮蔽フィルム16と発光部材12rとの双方を覆うようになっている。ただし、保護部材13rは、紫外線遮蔽フィルム16と発光部材12rとの一方のみ覆うようにすることもできる。また、保護部材13rは、紫外線遮蔽フィルム16等の一部のみ覆うようにすることもできる。
[スロットマシン]
次に、本実施形態のスロットマシンについて図面を参照して説明する。
(スロットマシン)
スロットマシンは、遊技媒体としてメダルを用いて所定の遊技を行い、大当たりなど所定の遊技状態になると一定数量のメダルを払い出す装置である。
スロットマシンの外観及び内部構造を図10(i),(ii)に示す。
同図(i)は、本実施形態のスロットマシンの左側面図、同図(ii)は、同スロットマシンの正面図である。
同図(i),(ii)に示すように、スロットマシン100は、ホッパー(払出装置)110と、排出通路120と、排出口130と、受皿140と、投光手段150と、遮光カバー160とを備えている。
ホッパー110は、所定の遊技状態になると一定数量の遊技媒体としてのメダルを(賞メダル)として一枚ずつ払い出す装置である。
排出通路120は、ホッパー110の払出口111と排出口130とを繋ぐ傾斜路であって、ホッパー110から払い出されたメダルを、傾斜により受皿140へ向かって滑り出させる。
受皿140は、排出口130から排出されてきたメダルを受け止めて貯留する。
投光手段150は、一部又は全部に発光体を有したメダルに対して光を照射する手段であって、例えば、紫外発光LED、ブラックライト(紫外光発光管)、キセノンランプなどで構成できる。この場合、照射される光には、紫外光が含まれている。
この投光手段150は、例えば、排出口130から排出されるメダルや受皿140に貯留されたメダルに対して光を照射するように、排出口130又はその近傍の一部、具体的には、図10(i),(ii)に示すように、排出口130の上方あるいは受皿140の上方に取り付けることができる(投光手段150a)。
また、投光手段150は、排出経路120を通過するメダルに光を照射するように、排出経路120又はその近傍の一部、例えば、図10(i)に示すように、排出経路120の途上上方に備えることができる(投光手段150b)。これにより、メダルは、発光しながら排出口130から払い出される。
さらに、投光手段150は、ホッパータンク(貯留タンク)112に貯留されているメダルに光を照射するように、ホッパータンク112又はその近傍の一部、例えば、図10(i)に示すように、ホッパータンク112の上方に備えることができる(投光手段150c)。
遮光カバー160は、投光手段150から放射された紫外光が人体に達し皮膚や目などに悪影響を与えるのを防止するためのフードである。
さらに、スロットマシン100は、図11に示すように、メダルセレクタ170と、制御手段190とを備えている。
メダルセレクタ170の実施形態については、後記の「メダルセレクタ」で詳述する。
制御手段190は、スロットマシン100で行われる遊技動作を制御する。
また、制御手段(投光制御手段)190は、投光手段150を点灯又は点滅させるタイミングの制御、又は、投光手段150から放射される光の強弱の制御を行う(これら制御を総称して「投光手段150の点灯制御」という)。
さらに、制御手段190は、遊技状態に応じて、投光手段150の点灯制御を行うことができる。例えば、レギュラーボーナス(RB)やビッグボーナス(BB)に入賞したときに投光手段150を点灯させてメダルを発光させる
以上説明したように、本実施形態のスロットマシンによれば、払い出される(排出される)メダルが一部又は全部に発光体を有しており、このメダルに対して投光手段から光が照射される。このため、遊技者が獲得した遊技媒体としてのメダル自体が発光するという演出を行える。これにより、遊技者の満足感を高揚させることができる。
[メダルセレクタ]
次に、スロットマシンに備えられるメダルセレクタの実施形態について、図12〜図14を参照して説明する。
図12〜図14は、図11で示したメダルセレクタ170の一部側面図、及び部分断面図である。
メダルセレクタ170は、メダル投入口180から投入されたメダルの真偽を検出し、偽の場合には排除する機能を有している。特に、本実施形態のメダルセレクタ170は、発光体12を有するメダル10について、その真偽を判定し偽の場合に排除する機能を有している。
以下、メダルセレクタ170の具体例を、実施例1〜実施例3として説明する。
(実施例1)発光メダルの発光色による検知
スロットマシン100にメダルセレクタ170aが装着されている場合は、その流路の上流又は下流に傾斜路(メダル通路)171を設けて、専用の検知センサを装着する。図12に示すように、傾斜路171の上流に転動するメダル10の蓄光体(発光絵柄)12−1に紫外光を照射する投光手段172を設ける。
続いて、その下流に間隔をあけて、受光センサ173−1,173−2を2個設ける。2個の受光センサ173−1,173−2は、それぞれ異なる波長の光を透過するフィルタ(色フィルタ)を有し、通過するメダル10の蓄光体12−1が発光する光の、それぞれの受光量を測定してその組み合わせで通過するメダル10の発光色を識別する。
すなわち、受光センサ(受光手段)173が、メダル10の発光部材12が発する光を、色フィルタを介して受光する。そして、一又は二以上の受光センサ173からの色検出信号にもとづいて、メダル10が所定の色で発光しているか否かを判定し、所定の色で発光していないときはメダル10が偽であると判定する。
このようにメダル10が偽であると判定されると、そのメダル10はメダルセレクタ170で排除される。
このため、蓄光体12−1の発光色を、自店舗以外にすれば他店のメダル10を識別して除外することができる。
除外の方法は、自店舗以外のメダル10が検知されたとき、除外用ソレノイド174を駆動して、返却排出通路に切換えるようにする。
すなわち、同図に示すように、メダル10の転動通路を、縦方向にも少し傾斜を設け、他店メダルを検出したときは、そのメダル10が通過するタイミングで除外用ソレノイド174を作動させて作動リンク175が傾斜方向にメダル10を押し倒して正規通路から除外する。
なお、除外の方法はこれに限るものではなく、転動通路の下部をソレノイドで開閉して、下方に除外することもできる。
(実施例2)発光メダルの発光リングによる検知
図13に示すように、実施例1と同様の傾斜路171をメダルセレクタ170bに設け、傾斜路171の上流に転動するメダル10の蓄光体(発光絵柄)12−1に紫外光を照射する投光手段172を設ける。
続いて、その下流に間隔をあけて、受光センサ173を設ける。
この受光センサ173がリング状の蓄光体12−1の光を検知するパルスの数を識別する。
すなわち、受光センサ(受光手段)173が、メダル10の発光部材12が発する光をその一枚のメダル10から一回又は複数回受光する。そして、その受光センサ173からの検出信号にもとづいて、一枚のメダル10から受光した回数が所定の回数と一致するか否かを判定し、不一致のときはメダル10が偽であると判定する。
このようにメダル10が偽であると判定されると、そのメダル10はメダルセレクタ170で排除される。
このため、同心円に設けた蓄光体12−1のリングの数を店舗の専用にすれば他店のメダル10を識別して除外することができる。なお、除外の方法は、実施例1と同様である。
(実施例3)発光メダルの発光イメージによる検知
図14に示すように、実施例1と同様の傾斜路171をメダルセレクタ170cに設け、傾斜路171の上流に転動するメダル10の蓄光体(発光絵柄)12−1に紫外光を照射する投光手段172を設ける。
続いて、その下流に間隔をあけて、イメージセンサ176を設け、そのイメージセンサ176から、メダル半径の長さの間隔を置いて位置センサ(投受光反射センサ)177を設ける。
この位置センサ177は、1つのセンサの中に投光部と受光部があり、メダル10の先端(エッジ)を検出できるようになっている。転動するメダル10の先端を検出したときは、メダル10の蓄光体12−1の、絵柄の中心がイメージセンサ176の撮像中心に位置するようになっている。このタイミングでイメージを検出し、店舗専用の絵柄のイメージと比較して、イメージの異なる他店のメダル10を識別して除外することができる。
すなわち、イメージセンサ(撮像手段)176が、メダル10の表面を撮像する。そして、イメージセンサ176からのイメージ画像信号にもとづいてパターン判定を行い、メダル10の発光部分の形状が所定の形状と一致していないときはメダル10が偽であると判定する。
このため、イメージの分解度(解像度)はラフなものでも特徴的な絵柄は簡単に識別できる。除外の方法は、実施例1と同様である。
以上説明した3つの実施例の各構成は、それぞれの機能を複合させてもよいし、勿論現在のスロットマシンのメダルセレクタ170に置き換えて装着することができる。
なお、本実施形態においては、受光センサ(受光手段)173とイメージセンサ(撮像手段)176とを併せて「発光状態検出センサ」という。
また、実施例1における受光センサ173の受光量の測定、発光色の識別、発光色にもとづくメダル10の真偽の判定、実施例2におけるパルスの入力、パルスの数の識別、パルス数にもとづくメダル10の真偽の判定、実施例3における撮像されたイメージの入力、イメージの解析、イメージにもとづくメダル10の真偽の判定は、図11に示した制御手段190で実行することができる。さらに、制御手段190は、投光手段172の照射制御、除外ソレノイド174の駆動制御、位置センサ177での検出にもとづくイメージセンサ176の撮像制御などを実行することもできる。
ただし、これら動作(受光センサ173の受光量の測定など)は、制御手段190(遊技に関する制御手段)とは別個に設けられた制御手段に実行させることもできる。
以上、本発明の遊技用装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るスロットマシンは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明は、入賞時に遊技媒体としてのメダルを払い出す、スロットマシンにおいて利用可能である。
本発明に用いるメダルの構造(メダル本体が凹部を有して発光体が嵌合された構造)を示す図であって、(i)は、メダルの平面図、(ii)は、側面断面図である。 本発明に用いるメダルの構造(メダル本体が貫通孔を有して発光体が嵌合された構造)を示す側面断面図である。 本発明に用いるメダルの構造(メダル本体が保護部材で形成され発光体を内包した構造)を示す側面断面図である。 本発明に用いるメダルの構造(メダル本体を発光体で形成した構造)を示す側面断面図である。 本発明に用いるメダルの構造を示す平面図であって、(i)は、発光体が三角形に形成された場合、(ii)は、発光体が四角形に形成された場合、(iii)は、発光体が星型に形成された場合、(iv)は、発光体が波型に形成された場合をそれぞれ示す。 本発明に用いるメダルの構造を示す平面図であって、(i)は、発光体が複数の数字に形成された場合、(ii)は、発光体がニコニコマークに形成された場合をそれぞれ示す。 本発明に用いるメダルの構造(発光部材として蓄光体と蛍光体との双方を用いた構造)を示す平面図である。 本発明に用いるメダルの構造(発光部材として蓄光体と蛍光体との双方を用いた構造)を示す平面図であって、光源が消灯の場合と点灯の場合とのそれぞれにおけるメダルの模様の相違を示す。 本発明に用いるメダルの構造(紫外線遮蔽フィルムを用いた構造)を示す平面図である。 本発明のスロットマシンの一実施形態の構成を示す図であって、(i)は、左側面図、(ii)は、正面図である。 本発明のスロットマシンの一実施形態の内部構成を示す斜視図である。 メダルセレクタの構成(実施例1)を示す外観図である。 メダルセレクタの構成(実施例2)を示す外観図である。 メダルセレクタの構成(実施例3)を示す外観図である。
符号の説明
10a〜10r メダル(遊技媒体)
11 メダル本体
12 発光部材
13 保護部材
14 凹部
15 貫通孔
16 紫外線遮蔽フィルム
100 スロットマシン
110 ホッパー(払出装置)
120 排出経路
130 排出口
140 受皿
150 投光手段
160 遮光カバー
170 メダルセレクタ
171 傾斜路
172 投光手段
173 受光センサ
174 除外用ソレノイド
175 作動リンク
176 イメージセンサ
177 位置センサ

Claims (3)

  1. 遊技媒体としてメダルを用いて遊技を行うスロットマシンにおいて、
    前記メダルが、一部又は全部に蛍光体及び/又は蓄光体を有し、
    前記スロットマシンが
    前記メダルのホッパー、排出口、受け皿、及び前記ホッパーの払出口と前記排出口の間に設けられた排出経路と、
    前記排出経路に位置するメダルに対して光を照射する投光手段と、
    前記スロットマシンにおける遊技状態が入賞状態となったときに、前記投光手段に照射を行わせる投光制御手段とを有し、
    前記入賞状態となったときに、前記ホッパーから払い出され、前記排出経路を通過する前記遊技媒体としてのメダルに対し、前記投光手段から照射を行って、前記メダルを発光させながら排出口から受け皿へ払い出すことを特徴とするスロットマシン
  2. 前記投光制御手段が、前記投光手段を点灯若しくは点滅させるタイミングの制御又は前記投光手段から放射される光の強弱の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記スロットマシンにおける前記メダルの通過する通路に設けた、前記メダルに対して光を照射する投光手段と、
    この投光手段から光を照射したときに、前記メダルからの光を検出して検出信号を出力する発光状態検出センサと、
    前記検出信号にもとづいて前記メダルの真偽を判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン
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