JP3925848B2 - スキル適合方法 - Google Patents

スキル適合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3925848B2
JP3925848B2 JP2002071522A JP2002071522A JP3925848B2 JP 3925848 B2 JP3925848 B2 JP 3925848B2 JP 2002071522 A JP2002071522 A JP 2002071522A JP 2002071522 A JP2002071522 A JP 2002071522A JP 3925848 B2 JP3925848 B2 JP 3925848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skill
department
organization
cost
surplus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002071522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003271786A (ja
Inventor
一顯 本多
博 葛巻
明夫 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002071522A priority Critical patent/JP3925848B2/ja
Priority to US10/282,086 priority patent/US20030177049A1/en
Publication of JP2003271786A publication Critical patent/JP2003271786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3925848B2 publication Critical patent/JP3925848B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0631Resource planning, allocation, distributing or scheduling for enterprises or organisations
    • G06Q10/06311Scheduling, planning or task assignment for a person or group
    • G06Q10/063112Skill-based matching of a person or a group to a task
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0639Performance analysis of employees; Performance analysis of enterprise or organisation operations
    • G06Q10/06398Performance of employee with respect to a job function

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会社や会社内の部門等の組織において、必要とされるスキルの保有者を必要なだけ確保できるように、所属員のスキルを適合させるのに有用な情報を作成するスキル適合方法に、関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、技術革新及びそれに伴う社会変動が激しくなってきているため、企業や企業内の部門等の組織において、以前に必要とされていたスキルがあまり重要でなくなり、他のスキルの重要性が増すということが、頻繁に発生するようになった。このため、各組織では、真に必要なスキルを有する社員の数が、不足してしまうことがある。そこで、本出願人は、企業において必要とされるスキルを分析し、そのスキルを有する社員が不足している場合には、その不足を補うために合理的な研修計画を立案する技術を開発し、特許願2000−352970として出願した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際には、上記の如く不足しているスキルを分析するだけでなく、余剰となるスキルをも分析し、必要なスキルの補充のための研修だけでなく、所属員の配置転換をも視野に入れたスキルの適合がなされなければならない。
【0004】
そこで、組織において不足又は余剰となったスキルを分析し、その組織に必要なスキルの条件を満足させるためのスキル適合計画を立案するスキル適合方法を提供することを、本発明の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるスキル適合方法は、上記課題を解決するために、以下のような構成を採用した。
【0006】
即ち、このスキル適合方法は、複数の組織の各々について、少なくとも、同一組織に含まれる各評価対象部門毎に当該部門に所属する所属員が保有する各スキル分野におけるスキルのレベルを夫々複数段階で示すスキル情報が記録される保有スキルテーブルと、各スキル分野における各レベルのスキルを取得するために必要なコストが記録される教育コーステーブルとを格納した記憶部に、アクセス可能であるとともに出力装置を備えたコンピュータに対して、前記記憶部に記憶されている各組織についての保有スキルテーブルを夫々読み込み、各スキル分野毎に、各組織の全所属員数に占める上級レベルを有する所属員数の比率を上級者比率として夫々算出し、各組織毎に算出された上級者比率の最大値を基準評価値として、集計テーブルに記録して、前記記憶部に格納する集計テーブル作成ステップと、評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記集計テーブを前記記憶部から読み出し、読み出した前記保有スキルテーブルに記録されている内容に基づき、当該評価対象組織の各部門及び各スキル分野毎に、前記上級者比率を評価値として算出し、算出した評価値を前記集計テーブルに記録されている同じスキル分野についての基準評価値と比較し、前記評価値が前記基準評価値よりも低ければ、前者を後者まで上昇させるために必要な上級レベル保有者の人数を不足数として算出し、前記評価値が前記基準評価値よりも高ければ、前者を後者まで下降させるために除くべき上級レベル保有者の人数を余剰数として算出し、余剰・不足テーブルに記録して、前記記憶部に格納する余剰・不足テーブル作成ステップと、前記評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記教育コーステーブルを前記記憶部から読み出し、各所属員毎に、各スキル分野における上級レベルのスキルを取得させるために必要なコストを前記保有スキルテーブルに記録された現在のスキルレベルと前記教育コーステーブルの内容に基づいて算出し、当該評価対象組織についてのスキルアップテーブルに記録して、前記記憶部に格納するコスト算出ステップと、評価対象組織についての前記余剰・不足テーブル及び前記スキルアップテーブルを前記記憶部から読み出し、当該評価対象組織の各部門毎及び各スキル部門毎に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数と同人数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門内最適コストとして決定し、当該スキル分野について余剰数が1以上である他の部門に所属している当該スキル分野における上級スキル保持者を当該部門に移動させることを前提に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数を補充する数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門間最適コストとして決定する最適コスト抽出ステップと、前記最適コスト抽出ステップにより決定された部門内最適コスト情報と部門間最適コスト情報とを出力装置から出力する出力ステップとを実行させる事を特徴とする。
【0007】
このように構成されると、組織においてあるスキルを有している所属員の余剰数と不足数とが明らかになり、スキル適合計画が立案される。なお、組織は、企業であってもよく、企業内の部門であってもよい。また、記憶装置は、レジスタや一時記憶用のメモリであってもよく、磁気ディスクその他であってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1は、本実施形態のスキル適合装置であるサーバー装置10を含んだシステムの全体構成図である。このサーバー装置(サーバーコンピュータ)10は、インターネット等のネットワークを介して複数の企業のクライアント装置20と夫々接続可能であり、各企業からの要求に基づいて、図4を参照して後述するスキル適合情報を提供する。
【0009】
また、サーバー装置10は、CPU10P,並びにこのCPU10Pに接続されたハードディスク及びメモリからなる記憶部10Hを、備えている。記憶部10Hには、スキル適合プログラム10Sがインストールされている。このスキル適合プログラム10Sは、ウェブサーバー・プログラムモジュール,サーバーサイド・プログラムモジュール,及び後述するスキル適合処理を実行するためのプログラムモジュールを備えている。
【0010】
クライアント装置20は、例えば、ウェブブラウザプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ等から構成されている。そして、企業の担当者は、クライアント装置20からサーバー装置10にアクセスして、自社の社員のスキルに関する情報を送信する。このサーバー装置10は、クライアント装置20から送信された情報を取得して、記憶部10Hに格納する。具体的には、1つの企業のスキルに関する情報が、図2に示された企業別スキルDB11の1レコードとして蓄積される。
【0011】
この企業別スキルDB11のレコードには、複数のスキル分野毎に、“初級”レベルのスキルを有する社員の人数,“中級”レベルのスキルを有する社員の人数,及び“上級”レベルのスキルを有する社員の人数が、格納されている。さらに、各スキル分野毎に、全社員のうちの上級スキルを有する社員の比率を示す“上級者比率”が、格納されている。なお、スキル分野として、図2には、「UNIX」(米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標:以下、単にUNIXと表記する),「C++」及び「JAVA」(JAVAはSun Microsystems社の商標)が、例示されている。その他にも、データーベースやプロジェクトマネージメント等の各種スキルがスキル分野として設定されていてもよい。
【0012】
この企業別スキルDB11には、実際には、複数の企業に夫々対応した複数のレコードが蓄積されている。そして、サーバー装置10は、企業別スキルDB11の全てのレコードを参照して、各スキル分野毎に、「上級者比率」の最大値を特定し、図3に示された集計テーブル12を作成する。即ち、各スキル分野における「上級者比率」の最大値が、夫々、集計テーブル12の「トップ企業上級者比率」のフィールドに、格納される。このトップ企業上級者比率は、基準評価値として利用される。なお、この集計テーブル12には、各スキル分野における各企業の「上級者比率」の平均値が、さらに格納されていてもよい。そのうえで、サーバー装置10は、上記特許願2000−352970に記述されているように、各企業において不足しているスキルを分析することができる。
【0013】
さらに、サーバー装置10は、各企業の各部門におけるスキルを分析し、当該企業における人員再配置等をも視野に入れたスキル適合計画立案用のスキル適合情報を作成することができる。なお、企業の担当者は、クライアント装置20を操作して、企業の各部門の所属員の保有しているスキルに関する情報をサーバー装置10に送信することにより、このサーバー装置10に、スキル適合情報の作成を依頼する。以下、図4のフローチャートを参照して、このスキル適合情報の作成処理について説明する。
【0014】
まず、企業のクライアント装置20は、その企業の各部門に所属する所属員(社員)のスキルに関する情報を、図5に示される保有スキルテーブル13としてまとめ、サーバー装置10に送信する(S1)。この保有スキルテーブル13には、当該企業の各部門に所属する社員が現在保有しているスキルのレベルが、まとめられている。このスキルのレベルは、初級,中級,及び上級に区分けされている。例えば、部門「A」に所属する社員「H」は、「UNIX」及び「C++」のレベルが「上級」であり、「JAVA」のレベルが「初級」である。さらに、この保有スキルテーブル13には、「異動不可フラグ」が設定されている。この異動不可フラグは、各部門において異動させることのできない重要な社員に対して、設定される。例えば、部門「A」の社員「I」は、その部門に不可欠な人材であるため、その「異動不可フラグ」が立てられている。
【0015】
そして、サーバー装置10は、S1で送信された保有スキルテーブル13を受信し(S2)、この保有スキルテーブル13に基づいて、図6に示された部門別スキルテーブル14を作成して記憶部10Hに格納する(S3)。
【0016】
この部門別スキルテーブル14は、当該企業の各部門毎に作成される。より具体的には、サーバー装置10は、保有スキルテーブル13に基づいて、各部門の各スキル分野毎に、上級スキルを有する所属員の人数を集計して「上級者人数」を求めるとともに、当該部門における全所属員のうちの上級スキルを有する所属員の比率である「上級者比率」を算出する。この上級者比率は、評価値として利用される。
【0017】
さらに、サーバー装置10は、集計テーブル12(図3)を参照し、その「トップ企業上級者比率」と「上級者比率」(図6)との差である「比率差」を算出する。さらに、サーバー装置10は、当該部門の「上級者比率」を「トップ企業上級者比率」に一致させるためには上級スキルを有する所属員が不足していれば、その不足している人数である「不足数」を算出し、当該部門の「上級者比率」を「トップ企業上級者比率」に一致させるには上級スキルを有する所属員が余っているのであれば、その余っている人数である「余剰数」を算出する。このように求められた「上級者人数」,「上級者比率」,「比率差」,「不足数」及び「余剰数」が、部門別スキルテーブル14としてまとめられる。
【0018】
そして、サーバー装置10は、S3で作成・格納した各部門別スキルテーブル14に基づいて、図7に示される余剰/不足テーブル15を作成し、記憶部10Hに格納する(S4)。より具体的には、サーバー装置10は、各部門別スキルテーブル14の「不足数」及び「余剰数」を参照し、各部門の各スキル分野における「不足数」と「余剰数」とを、余剰/不足テーブル15としてまとめる。例えば、図7に示されるように、部門「A」では、「UNIX」及び「C++」のスキルの余剰数が、いずれも「1」であり、「JAVA」のスキルの不足数が「1」である。一方、部門「B」では、「C++」のスキルの余剰数が「2」であり、「UNIX」のスキルの不足数が「1」である。
【0019】
次に、サーバー装置10は、各部門で余剰となっているスキルを有する所属員(余剰スキル保有者)に、その他のスキルを修得させるために要するコストを求め、図8に示されるスキルアップテーブル16を作成し、記憶部10Hに格納する(S5)。なお、このスキルアップテーブル16には、期間が含まれていてもよい。
【0020】
以下、このスキルアップテーブル16の作成処理(図4のS5)について、図9のフローチャートを参照して詳述する。まず、サーバー装置10は、保有スキルテーブル13(図5),及び余剰/不足テーブル15(図7)を参照し、各所属員について、その所属員が属している部門において余剰数に計上されているスキルを有する所属員(余剰スキル保有者)を特定し、特定した余剰スキル保有者に関する情報のみを保有スキルテーブル13から抽出して、スキルアップテーブル16(図8)の雛型を作成する(S501)。なお、この段階では、スキルアップテーブル16の「コスト」の欄は、空欄になっている。
【0021】
次に、サーバー装置10は、S501で特定した余剰スキル保有者毎に、第1のループL1の処理を実行する。この第1のループL1内において、サーバー装置10は、処理対象となっている余剰スキル保有者(対象者)が、まだ上級のレベルを修得していないスキル分野(不足スキル)毎に、第2のループL2の処理を実行する。
【0022】
この第2のループL2内において、サーバー装置10は、対象者がまだ上級のレベルを修得していないスキル分野において、その上級のレベルを修得するのに必要な教育コースを特定する(S502)。例えば、図5の保有スキルテーブル13に示されるように、部門「A」の社員「H」は、「JAVA」のスキルに関しては初級のレベルを有するに過ぎない。従って、この社員「H」が「JAVA」の上級のレベルを修得するには、中級のレベルを修得する教育コース(中級コース),及び上級のレベルを修得する教育コース(上級コース)を、順に受講しなければならない。即ち、対象者が社員「H」であり、不足スキルが「JAVA」であれば、S502では、JAVAの中級コース及び上級コースが、特定される。
【0023】
そのうえで、サーバー装置10は、S502で特定した教育コースを受講するのに要する費用を求め、スキルアップテーブルを更新する(S503)。より具体的には、サーバー装置10は、予め記憶部10Hに記憶された教育コーステーブル17(図10)を参照して、特定した教育コースを受講するのに要する費用を求める(さらに、特定した教育コースを受講するのに要する期間が求められてもよい)。例えば、対象者が社員「H」であり、不足スキルが「JAVA」であれば、サーバー装置10は、S503において、JAVAの中級コースの費用2万円及び上級コースの費用5万円の和である7万円を、スキルアップに要するコストとして算出し、スキルアップテーブル図8の「コスト」の欄に格納する。
【0024】
そして、処理中の対象者の処理中の不足スキルに関して、上記S502及びS503の処理が終了すると、当該不足スキルに関する第2のループL2内の処理が終了し、当該対象者の次の不足スキルに対する第2のループL2内の処理が実行される。さらに、当該対象者の全ての不足スキルに関する処理が終了すると、次の対象者に対する第1のループL1内の処理が、同様に実行される。そして、全ての対象者に対する処理が終了すると、スキルアップテーブル16が完成し、図9のフローチャートの処理が終了する。
【0025】
この図9のフローチャートの処理(図4のS5の処理)が終了すると、サーバー装置10は、各部門の所属員を異動させないという条件下での最適なスキル適合の状態を求める(S6)。より具体的には、サーバー装置10は、各部門の所属員を異動させることなく、各部門における各スキル分野毎の上級者比率をトップ企業上級者比率に一致させるために、所属員に教育コースを受講させることを想定し、スキルアップテーブル16を参照することにより、そのあらゆる可能な場合のうちのコストが最小となる場合を、最適状態として決定する。さらに、サーバー装置10は、特定した最適状態を、図11に示される異動なしの最適状態テーブル18としてまとめる。
【0026】
この図11は、余剰スキル保有者「H」,「L」及び「P」に、夫々、「JAVA」,「UNIX」及び「C++」の上級レベルのスキルを修得させることにより、スキル適合を実施することを、示している。このスキル適合にかかる合計のコストは25万円である。
【0027】
次に、サーバー装置10は、各部門の所属員の異動をも考慮して、最適なスキル適合の状態を求める(S7)。即ち、サーバー装置10は、各部門における各スキル分野毎の上級者比率をトップ企業上級者比率に一致させるために、社員を部門間で異動させること,及び社員に教育コースを受講させることを想定し、スキルアップテーブル16を参照することにより、そのあらゆる可能な場合のうちのコストが最小となる場合を、最適状態として決定する。但し、サーバー装置10は、スキルアップテーブル16の異動不可フラグが立っている社員の異動を想定の対象から外して、最適状態を決定する。さらに、サーバー装置10は、特定した最適状態を、図12に示される異動ありの最適状態テーブル19としてまとめる。
【0028】
この図12は、余剰スキル保有者「H」を部門「A」から部門「B」へ、余剰スキル保有者「L」を部門「B」から部門「C」へ、余剰スキル保有者「P」を部門「C」から部門「A」へ、夫々異動させるとともに、余剰スキル保有者「K」に、「JAVA」の上級レベルのスキルを修得させることにより、スキル適合を実施することを、示している。このスキル適合にかかる合計のコストは5万円である。
【0029】
なお、上記S6及びS7の処理において、想定される場合の数がサーバー装置10の処理能力に適さない程に大きくなるおそれがあれば、これらS6及びS7の処理に、遺伝的アルゴリズム(GA:genetic algorithm)が用いられるとよい。
【0030】
そのうえで、サーバー装置10は、S6で作成した異動なしの最適状態テーブル18,及びS7で作成した異動ありの最適状態テーブル19を含んだスキル適合情報を作成し、クライアント装置20へ送信して(S8)、処理を終了する。すると、クライアント装置10は、このスキル適合情報を受信して、最適状態テーブル18,19と同等の内容を、画面表示して(S9)、処理を終了する。なお、クライアント装置10は、両最適状態テーブル18,19のうちのコストが低いもののみを、表示してもよい。また、クライアント装置10は、図13に示される研修計画の画面を、併せて表示してもよい。この図13の画面は、社員「K」が、「JAVA上級」の教育コースを受講すべきこと,及びそれに要するコストが5万円であることを、示している。
【0031】
そして、企業の担当者は、クライアント装置10が表示した内容を見て、社員に対する教育コースの受講計画,及び部門間における配置転換の計画を、策定することができる。策定された計画が実行されると、その企業の各部門における上級者比率は、トップ企業上級者比率と一致することになる。即ち、社員に対する教育及び再配置が、最小のコストで最適に実施される。なお、上記説明では、社員に対する教育及び再配置のコストを最小とする組合せが求められたが、これに限らず、教育に要する期間を最小とする組合せが求められてもよい。
【0032】
なお、この実施の形態では、コストによる算出を行ったが、これを期間を基に行っても良い。これは、ある程度の投資を行っても、早期に他社のスキルと同レベルまでスキルアップを図る際などに有効である。
【0033】
さらに、コストと期間の双方の妥協点となるものを算出し、それを提示するようにしても良いし、双方を提示し、それを選択させるような構成にしても良い。
【0034】
(付記1) 組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報と、該組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報とを対比する対比手順と、
前記対比手順による対比結果と、予め記憶手段に記憶されているスキルを保有させるための教育に関する情報とにより、所属員の教育計画に関する情報を出力する出力手順と、
をコンピュータが行う事を特徴とするスキル適合方法。
【0035】
(付記2) 前記対比手順は、
組織内のそれぞれの所属員が保有する複数のスキルについての情報と、該組織で必要とする複数スキルのそれぞれの保有者数に関する情報とを対比する事を特徴とする付記1に記載のスキル適合方法。
【0036】
(付記3) 前記対比手順で対比させる組織で必要とする複数スキルのそれぞれの保有者数に関する情報は、該組織での所属員が保有するスキルに関する情報と他の組織での所属員が保有するスキルに関する情報との対比で求められる情報である事を特徴とする付記1に記載のスキル適合方法。
【0037】
(付記4) 第2の組織から第1の組織へ異動を行う第2の組織の所属員の候補を出力するスキル適合方法であって、
第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報と第1の組織で必要とされるスキルの保有者数に関する情報とを対比する対比手順と、
前記対比手順による対比結果と、第2の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報とから、第2の組織から第1の組織へ異動する所属員の候補に関する情報を出力する出力手順と、
をコンピュータが行う事を特徴とするスキル適合方法。
【0038】
(付記5) 前記対比手順は、
第1の組織内のそれぞれの所属員が保有する複数のスキルについての情報と、該組織で必要とする複数スキルのそれぞれの保有者数に関する情報とを対比する事を特徴とする付記4に記載のスキル適合方法。
【0039】
(付記6) 前記対比手順で対比させる組織で必要とする複数スキルのそれぞれの保有者数に関する情報は、該組織での所属員が保有するスキルに関する情報と他の組織での所属員が保有するスキルに関する情報との対比で求められる情報である事を特徴とする付記4に記載のスキル適合方法。
【0040】
(付記7) 前記出力手順が、
第2の組織から第1の組織へ異動する所属員の候補を出力する際、予め記憶手段に記憶された第2の組織内で異動不可情報が付された所属員を除いた第2の書式内の所属員からの候補を出力する事を特徴とする付記4記載のスキル適合方法。
【0041】
(付記8) 第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報と第1の組織で必要とされるスキルの保有者数に関する情報とを対比する対比手順と、
前記対比手順による対比結果と、第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報および第2の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報とから、第1の組織の構成員及び第2の組織の構成員からスキル教育を行うべき所属員の候補を選択し、該当所属員が第2の組織に所属していた場合、第1の組織への異動及び教育計画に関する情報を出力する出力手順と、
をコンピュータが行う事を特徴とするスキル適合方法。
【0042】
(付記9) 組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報と、該組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報とを対比する対比手順と、
前記対比手順による対比結果と、予め記憶手段に記憶されているスキルを保有させるための教育に関する情報とにより、所属員の教育計画に関する情報を出力する出力手順と、
をコンピュータに実行させるためのスキル適合プログラム。
【0043】
(付記10) コンピュータに第2の組織から第1の組織へ異動を行う第2の組織の所属員の候補を出力処理を実行させるスキル適合プログラムであって、
第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報と該組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報とを対比する対比手順と、
前記対比手順による対比結果と、第2の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報とから、第2の組織から第1の組織へ異動する所属員の候補に関する情報を出力する出力手順と、
をコンピュータが行う事を特徴とするスキル適合プログラム。
【0044】
(付記11) 第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報と該組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報とを対比する対比手順と、
前記対比手順による対比結果と、第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報及び第2の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報とから、第1の組織の構成員及び第2の組織の構成員からスキル教育を行うべき所属員の候補を選択し、該当所属員が第2の組織に所属していた場合、第1の組織への異動及び教育計画に関する情報を出力する出力手順と、
をコンピュータに実行させる事を特徴とするスキル適合プログラム。
【0045】
(付記12) 組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報を記憶する組織保有スキル情報記憶手段と、
該組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報を記憶する必要スキル情報記憶部と、
スキルを保有させるための教育に関する情報を記憶する教育情報記憶手段と、前記組織保有スキル情報記憶手段に記憶された情報と前記必要スキル情報記憶部に記憶された情報とを対比する対比手段と、
前記対比手段による対比結果と前記教育情報記憶手段に記憶されている情報とにより、所属員の教育計画に関する情報を出力する出力手段と、
有する事を特徴とするスキル適合装置。
【0046】
(付記13) 第2の組織から第1の組織へ異動を行う第2の組織の所属員の候補を出力を行うスキル適合装置であって、
第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報を記憶する第1組織保有スキル情報記憶手段と、
第2の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報を記憶する第2組織保有スキル情報記憶手段と、
第1の組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報を記憶する必要スキル保有者情報記憶手段と、
前記第1組織スキル情報記憶手段に記憶されている情報と前記必要スキル保有者情報記憶手段に記憶されている情報とを対比する対比手段と、
前記対比手段による対比結果と、第2組織保有スキル情報記憶手段に記憶されている情報とから、第2の組織から第1の組織へ異動する所属員の候補に関する情報を出力する出力手段と、
を有する事を特徴とするスキル適合装置。
【0047】
(付記14) 第1の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報を記憶する第1組織保有スキル情報記憶手段と、
第2の組織内のそれぞれの所属員が保有するスキルについての情報を記憶する第2組織保有スキル情報記憶手段と、
第1の組織で必要とするスキルの保有者数に関する情報を記憶する必要スキル保有者情報記憶手段と、
前記第1組織スキル情報記憶手段に記憶されている情報と前記必要スキル保有者情報記憶手段に記憶されている情報とを対比する対比手段と、
前記対比手段による対比結果と、第1組織保有スキル情報記憶手段に記憶されている情報および第1組織保有スキル情報記憶手段に記憶されている情報とから、第1の組織の構成員及び第2の組織の構成員からスキル教育を行うべき所属員の候補を選択し、該当所属員が第2の組織に所属していた場合、第1の組織への異動及び教育計画に関する情報を出力する出力手段と、
有する事を特徴とするスキル適合装置。
【0048】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のスキル適合方法によると、スキルを有する人材の不足を解消するとともに、余剰となったスキルを有する人材の当該スキルを有効活用するスキル適合計画が立案される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成図
【図2】 企業別スキルDBのレコードを示す模式図
【図3】 集計テーブルを示す模式図
【図4】 本発明の一実施形態の処理を示すフローチャート
【図5】 保有スキルテーブルを示す模式図
【図6】 部門別スキルテーブルを示す模式図
【図7】 余剰/不足テーブルを示す模式図
【図8】 スキルアップテーブルを示す模式図
【図9】 スキルアップテーブルの作成処理を示すフローチャート
【図10】 教育コーステーブルを示す模式図
【図11】 異動なしの最適状態テーブルを示す模式図
【図12】 異動ありの最適状態テーブルを示す模式図
【図13】 研修計画の画面例を示す模式図
【符号の説明】
10 サーバー装置
10P CPU
10H 記憶部
10S スキル適合プログラム
11 企業別スキルDB
12 集計テーブル
13 保有スキルテーブル
14 部門別スキルテーブル14
15 余剰/不足テーブル
16 スキルアップテーブル
17 教育コーステーブル
18 異動なりの最適状態テーブル
19 異動ありの最適状態テーブル
20 クライアント装置

Claims (5)

  1. 複数の組織の各々について、少なくとも、同一組織に含まれる各評価対象部門毎に当該部門に所属する所属員が保有する各スキル分野におけるスキルのレベルを夫々複数段階で示すスキル情報が記録される保有スキルテーブルと、各スキル分野における各レベルのスキルを取得するために必要なコストが記録される教育コーステーブルとを格納した記憶部に、アクセス可能であるとともに出力装置を備えたコンピュータに対して、
    前記記憶部に記憶されている各組織についての保有スキルテーブルを夫々読み込み、各スキル分野毎に、各組織の全所属員数に占める上級レベルを有する所属員数の比率を上級者比率として夫々算出し、各組織毎に算出された上級者比率の最大値を基準評価値として、集計テーブルに記録して、前記記憶部に格納する集計テーブル作成ステップと、
    評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記集計テーブを前記記憶部から読み出し、読み出した前記保有スキルテーブルに記録されている内容に基づき、当該評価対象組織の各部門及び各スキル分野毎に、前記上級者比率を評価値として算出し、算出した評価値を前記集計テーブルに記録されている同じスキル分野についての基準評価値と比較し、前記評価値が前記基準評価値よりも低ければ、前者を後者まで上昇させるために必要な上級レベル保有者の人数を不足数として算出し、前記評価値が前記基準評価値よりも高ければ、前者を後者まで下降させるために除くべき上級レベル保有者の人数を余剰数として算出し、余剰・不足テーブルに記録して、前記記憶部に格納する余剰・不足テーブル作成ステップと、
    前記評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記教育コーステーブルを前記記憶部から読み出し、各所属員毎に、各スキル分野における上級レベルのスキルを取得させるために必要なコストを前記保有スキルテーブルに記録された現在のスキルレベルと前記教育コーステーブルの内容に基づいて算出し、当該評価対象組織についてのスキルアップテーブルに記録して、前記記憶部に格納するコスト算出ステップと、
    評価対象組織についての前記余剰・不足テーブル及び前記スキルアップテーブルを前記記憶部から読み出し、当該評価対象組織の各部門毎及び各スキル部門毎に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数と同人数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門内最適コストとして決定し、当該スキル分野について余剰数が1以上である他の部門に所属している当該スキル分野における上級スキル保持者を当該部門に移動させることを前提に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数を補充する数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門間最適コストとして決定する最適コスト抽出ステップと、
    前記最適コスト抽出ステップにより決定された部門内最適コスト情報と部門間最適コスト情報とを出力装置から出力する出力ステップと
    を実行させる事を特徴とするスキル適合プログラム。
  2. 前記最適コスト抽出ステップでは、前記部門間最適コスト情報を算出する際に、前記記憶部に格納されている保有スキルテーブルに、当該スキル分野について余剰数が1以上である他の部門に所属している当該スキル分野における上級スキル保持者の一部について、予め移動を規制する情報が登録されている場合には、前記他の部門に所属している当該スキル分野における前記情報が登録されていない上級スキル保持者のみを当該部門に移転させることを前提に、前記部門間最適コスト情報を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載のスキル適合プログラム。
  3. 複数の組織の各々について、少なくとも、同一組織に含まれる各評価対象部門毎に当該部門に所属する所属員が保有する各スキル分野におけるスキルのレベルを夫々複数段階で示すスキル情報が記録される保有スキルテーブルと、各スキル分野における各レベルのスキルを取得するために必要なコストが記録される教育コーステーブルとを格納した記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている各組織についての保有スキルテーブルを夫々読み込み、各スキル分野毎に、各組織の全所属員数に占める上級レベルを有する所属員数の比率を上級者比率として夫々算出し、各組織毎に算出された上級者比率の最大値を基準評価値として、集計テーブルに記録して、前記記憶部に格納する集計テーブル作成部と、
    評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記集計テーブを前記記憶部から読み出し、読み出した前記保有スキルテーブルに記録されている内容に基づき、当該評価対象組織の各部門及び各スキル分野毎に、前記上級者比率を評価値として算出し、算出した評価値を前記集計テーブルに記録されている同じスキル分野についての基準評価値と比較し、前記評価値が前記基準評価値よりも低ければ、前者を後者まで上昇させるために必要な上級レベル保有者の人数を不足数として算出し、前記評価値が前記基準評価値よりも高ければ、前者を後者まで下降させるために除くべき上級レベル保有者の人数を余剰数として算出し、余剰・不足テーブルに記録して、前記記憶部に格納する余剰・不足テーブル作成部と、
    前記評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記教育コーステーブルを前記記憶部から読み出し、各所属員毎に、各スキル分野における上級レベルのスキルを取得させるために必要なコストを前記保有スキルテーブルに記録された現在のスキルレベルと前記教育コーステーブルの内容に基づいて算出し、当該評価対象組織についてのスキルアップテーブルに記録して、前記記憶部に格納するコスト算出部と、
    評価対象組織についての前記余剰・不足テーブル及び前記スキルアップテーブルを前記記憶部から読み出し、当該評価対象組織の各部門毎及び各スキル部門毎に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数と同人数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門内最適コストとして決定し、当該スキル分野について余剰数が1以上である他の部門に所属している当該スキル分野における上級スキル保持者を当該部門に移動させることを前提に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数を補充する数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門間最適コストとして決定する最適コスト抽出部と、
    前記最適コスト抽出ステップにより決定された部門内最適コスト情報と部門間最適コスト情報とを出力する出力装置と
    を有することを特徴とするスキル適合装置。
  4. 前記最適コスト抽出部は、前記部門間最適コスト情報を算出する際に、前記記憶部に格納されている保有スキルテーブルに、当該スキル分野について余剰数が1以上である他の部門に所属している当該スキル分野における上級スキル保持者の一部について、予め移動を規制する情報が登録されている場合には、前記他の部門に所属している当該スキル分野における前記情報が登録されていない上級スキル保持者のみを当該部門に移転させることを前提に、前記部門間最適コスト情報を算出する
    ことを特徴とする請求項3記載のスキル適合装置。
  5. 複数の組織の各々について、少なくとも、同一組織に含まれる各評価対象部門毎に当該部門に所属する所属員が保有する各スキル分野におけるスキルのレベルを夫々複数段階で示すスキル情報が記録される保有スキルテーブルと、各スキル分野における各レベルのスキルを取得するために必要なコストが記録される教育コーステーブルとを格納した記憶部に、アクセス可能であるとともに出力装置を備えたコンピュータが、
    前記記憶部に記憶されている各組織についての保有スキルテーブルを夫々読み込み、各スキル分野毎に、各組織の全所属員数に占める上級レベルを有する所属員数の比率を上級者比率として夫々算出し、各組織毎に算出された上級者比率の最大値を基準評価値として、集計テーブルに記録して、前記記憶部に格納する集計テーブル作成ステップと、
    評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記集計テーブを前記記憶部から読み出し、読み出した前記保有スキルテーブルに記録されている内容に基づき、当該評価対象組織の各部門及び各スキル分野毎に、前記上級者比率を評価値として算出し、算出した評価値を前記集計テーブルに記録されている同じスキル分野についての基準評価値と比較し、前記評価値が前記基準評価値よりも低ければ、前者を後者まで上昇させるために必要な上級レベル保有者の人数を不足数として算出し、前記評価値が前記基準評価値よりも高ければ、前者を後者まで下降させるために除くべき上級レベル保有者の人数を余剰数として算出し、余剰・不足テーブルに記録して、前記記憶部に格納する余剰・不足テーブル作成ステップと、
    前記評価対象組織の保有スキルテーブル及び前記教育コーステーブルを前記記憶部から読み出し、各所属員毎に、各スキル分野における上級レベルのスキルを取得させるために必要なコストを前記保有スキルテーブルに記録された現在のスキルレベルと前記教育コーステーブルの内容に基づいて算出し、当該評価対象組織についてのスキルアップテーブルに記録して、前記記憶部に格納するコスト算出ステップと、
    評価対象組織についての前記余剰・不足テーブル及び前記スキルアップテーブルを前記記憶部から読み出し、当該評価対象組織の各部門毎及び各スキル部門毎に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数と同人数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門内最適コストとして決定し、当該スキル分野について余剰数が1以上である他の部門に所属している当該スキル分野における上級スキル保持者を当該部門に移動させることを前提に、前記余剰・不足テーブルに記録された不足数を補充する数の当該スキル部門における上級スキル非保持者の、前記スキルアップテーブルに記録されたコストが最少となる組合せを決定し、当該最少となるコストを部門間最適コストとして決定する最適コスト抽出ステップと、
    前記最適コスト抽出ステップにより決定された部門内最適コスト情報と部門間最適コスト情報とを出力する出力ステップと
    を実行する事を特徴とするスキル適合方法。
JP2002071522A 2002-03-15 2002-03-15 スキル適合方法 Expired - Fee Related JP3925848B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071522A JP3925848B2 (ja) 2002-03-15 2002-03-15 スキル適合方法
US10/282,086 US20030177049A1 (en) 2002-03-15 2002-10-29 Skill matching information providing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071522A JP3925848B2 (ja) 2002-03-15 2002-03-15 スキル適合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003271786A JP2003271786A (ja) 2003-09-26
JP3925848B2 true JP3925848B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=28035117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071522A Expired - Fee Related JP3925848B2 (ja) 2002-03-15 2002-03-15 スキル適合方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030177049A1 (ja)
JP (1) JP3925848B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004151919A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Sony Corp 組織体情報管理システム
JP2005208945A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 人材検索システム、人材検索サーバ、人材検索方法、プログラムおよび記録媒体
US8037083B2 (en) * 2005-11-28 2011-10-11 Sap Ag Lossless format-dependent analysis and modification of multi-document e-learning resources
US20070231781A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-04 Birgit Zimmermann Estimation of adaptation effort based on metadata similarity
US7987110B2 (en) * 2007-07-25 2011-07-26 International Business Machines Corporation Managing organizational resources
WO2009063540A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Fujitsu Limited 要員教育支援装置、要員教育支援プログラムおよび要員教育支援方法
US8234143B1 (en) * 2008-09-12 2012-07-31 Intuit Inc. Method and system for automated resource skillset matching
US8032403B2 (en) * 2008-12-31 2011-10-04 International Business Machines Corporation Method and system for assigning staff as a service in a service network within a component business model architecture
US8589215B2 (en) * 2011-07-14 2013-11-19 Silver Lining Solutions Ltd. Work skillset generation
WO2013088508A1 (ja) * 2011-12-13 2013-06-20 日本たばこ産業株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
US20140188536A1 (en) * 2013-01-02 2014-07-03 International Business Machines Corporation Skill update based work assignment
US20170068922A1 (en) * 2015-09-03 2017-03-09 Xerox Corporation Methods and systems for managing skills of employees in an organization

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054821B1 (en) * 1996-01-31 2006-05-30 Electronic Data Systems Corporation System and method for modeling skills
US6049776A (en) * 1997-09-06 2000-04-11 Unisys Corporation Human resource management system for staffing projects
US6275812B1 (en) * 1998-12-08 2001-08-14 Lucent Technologies, Inc. Intelligent system for dynamic resource management
US6732079B1 (en) * 1999-11-01 2004-05-04 General Motors Corporation Method of determining the best mix of regular and contract employees
EP1264263A2 (en) * 2000-02-25 2002-12-11 Saba Software, Inc. Method for enterprise workforce planning
US7043443B1 (en) * 2000-03-31 2006-05-09 Firestone Lisa M Method and system for matching potential employees and potential employers over a network
AU2001268499A1 (en) * 2000-06-15 2001-12-24 Steven J. Mintz System and method of identifying options for employment transfers across different industries
US6895382B1 (en) * 2000-10-04 2005-05-17 International Business Machines Corporation Method for arriving at an optimal decision to migrate the development, conversion, support and maintenance of software applications to off shore/off site locations
JP2002157380A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Fujitsu Ltd 企業研修企画方法及び企業研修情報取得方法
US7181413B2 (en) * 2001-04-18 2007-02-20 Capital Analytics, Inc. Performance-based training assessment
US6587668B1 (en) * 2001-04-30 2003-07-01 Cyberu, Inc. Method and apparatus for a corporate education system
US20030078821A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-24 Gorur Ravi Srinath System and method for identifying individuals having a desired skill set
US20030083921A1 (en) * 2001-10-29 2003-05-01 Clark La Verne Methods and systems for exchanging information, such as information related to recruiting foreign personnel for domestic-based companies
JP3915011B2 (ja) * 2002-03-20 2007-05-16 富士通株式会社 スキル分析方法、スキル分析プログラム及びスキル分析装置
US20030182178A1 (en) * 2002-03-21 2003-09-25 International Business Machines Corporation System and method for skill proficiencies acquisitions

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003271786A (ja) 2003-09-26
US20030177049A1 (en) 2003-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wholey et al. Organization size and failure among health maintenance organizations
JP3925848B2 (ja) スキル適合方法
Kumar et al. A shift sequence for nurse scheduling using linear programming problem
Zhu Human resource development in China during the transition to a new economic system
Kamanzi et al. Motivation levels among nurses working at Butare University teaching hospital, Rwanda
US20110112891A1 (en) Systems and methods for providing business rankings
JP2006277060A (ja) スケジュール作成支援システム、スケジュール作成方法、およびプログラム
CN110298639A (zh) 一种干部管理方法、系统及存储介质
CN105373992A (zh) 一种医院医师多点执业管理系统
JP3915011B2 (ja) スキル分析方法、スキル分析プログラム及びスキル分析装置
CN109785172A (zh) 基于区块链的长期护理保险实现方法、存储介质及设备
Sheps et al. Rural areas and personal health services: current strategies.
Sobo et al. Developing indicators for emergency medical services (EMS) system evaluation and quality improvement: a statewide demonstration and planning project
Detsky et al. Do Interns and Residents Order More Tests Than Attending Staff?: Results of a House Staff Strike
Boldy The relationship between decision support systems and operational research: Health care examples
Kumar et al. Eliminating emergency department wait by BPR implementation
Bruckner et al. Demand-based and needs-based forecasts for health workers
Henninger et al. Measuring nursing workload in an outpatient department
Lamson et al. The first decade of effort: progress toward a hospital information system at the UCLA Hospital, Los Angeles, California
Azari et al. Correlation between adequate nursing staff and the hospital performance: Case Study in Tehran University of Medical Sciences Hospitals
Wirtschafter et al. A strategy for redesigning the medical record for quality assurance
JP2005011075A (ja) 自社保有技術の管理システム
Kirov Sustainable development of human resources through training and education
Scott et al. Data Requirements for the Economic Analysis of Health Labor Markets
Rahmani FEMALE IN THE HEALTHCARE: EXPLORING FEMALE NURSES MOTIVATION IN JAVANESE HOSPITALS, INDONESIA

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3925848

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees