JP3924708B2 - シークレットスペース配設構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両において種々の用途に利用可能なシークレットスペースの配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の車両にあっては、簡易更衣室やトイレあるいはシャワー等の空間を車外に設ける技術が創案されており、たとえば図12に示すように、乗用車のサイドドアの外側にカーテン状の遮蔽材で更衣室兼用トイレとして構成されたシークレットスペースSが知られている。
【0003】
また、図13のように、トラックの運転席の側部に化粧室として構成されたシークレットスペースSを備えた化粧室付き車両がある。さらに、バックドアの内側に水タンクを搭載して、このタンクの水をシャワー給水用に用いるものなどが工夫されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、たとえば図12に示したもののように、シークレットスペースSを車外に設ける場合、その使用条件は天候や季節に左右され易い。つまり雨天の日や寒い日等には実質的に使用することができない。
また、シークレットスペースSの主要目的が着替えやトイレ、シャワー等のようにプライバシーを含んでいる場合には、このような目的のためにある程度堅牢な空間構造が要求される。ところが、このような目的の場合、機能優先の空間となったり、組立てに手間、時間がかからざるを得ない等の問題が生じる。
【0005】
本発明は上記の点に鑑み、簡易で取扱性、使用性に優れ、多目的用途に利用可能なシークレットスペースの配設構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のシークレットスペースの配設構造は、フロアに収納可能なシート本体と、ルーフに開設された開口を開閉するスライドドアと、スライドドアの外側であってシート本体の収納部の対応位置に設けられ、ルーフから上方へ展開可能なルーフシートと、ルーフシートの先端側に敷設される防水シートと、を備え、シート本体をルーフまで伸長させてその上下端をフロアおよびルーフに固定し、スライドドアを開けて防水シートを垂下させることにより、車室内にシークレットスペースが設定されるようにしたことを特徴とする。
本発明のシークレットスペースの配設構造にあっては、伸長したシート本体と展開したルーフシートとを相互に連結するようにしている。
また、本発明のシークレットスペースの配設構造では、前記シート本体の収納部内にハンディシャワーを格納するとともに、該収納部の蓋体にハンディシャワー給水用水タンクを備えるように構成し得る。
なお、シート本体並びにルーフシートは、好ましくは、共にジャバラ状に伸縮可能に構成される。
【0007】
本発明によれば、この種の車両において普段はトランクルームとして使用される車内空間で、必要に応じて適宜フロアとルーフの間にシークレットスペースが設定される。このシークレットスペースは車内で着替えやトイレ、シャワー等の多目的空間として利用することができるが、シート本体、好ましくはジャバラ状シート本体を伸長させるだけの簡単な作業で容易かつ効率的に組み立てることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明によるシークレットスペースの配設構造の好適な実施の形態を説明する。
図1は、たとえばワンボックスカー等の乗用車に本発明のシークレットスペースS(一点鎖線で示される部分)を適用した例を示している。この例では、図示のようにシークレットスペースSは、乗用車のトランクルームに配設される。
【0009】
本発明のシークレットスペースの配設構造は、図2にも示したようにフロア1に収納可能なシート本体10を備えている。このシート本体10はルーフ2まで伸長され、その上下端がフロア1およびルーフ2に固定されることにより、室内にシークレットスペースSが設定される。
ここで、シート本体10は、フロア1から引き出してルーフ2まで伸長されるようにしており、そのために、フロア1に折り畳んで収納可能で、且つ、自由に伸縮できるよう、好ましくはジャバラ状に折り畳み可能に形成される。
【0010】
また、ルーフ2には、ジャバラ状シート本体10の収納部11の対応位置に、該シート本体10の上方へ展開可能なルーフシート12が配置されている。これにより、伸長したジャバラ状シート本体10と展開したルーフシート12とが相互に連結するようになっている。このルーフシート12も、好ましくは、シート本体10と同様、伸縮自在にジャバラ状に形成される。
【0011】
ジャバラ状シート本体10は、図3に示したように概略箱型状に展開される。シート本体10の形成材料としては、たとえばビニールシート等の薄手の防水材料或いは防水加工を施した布製などのシートが選ばれる。また、シークレットスペースSの機能上、不透明材料を用いるとよい。また、シート本体10の特に長さは、好適には、シークレットスペースSを配設すべき車両の大きさに合わせて、シート本体10をルーフ2まで伸長させるとき図3のように弛みなくほぼピンと張った状態で展開するように設定される。
【0012】
収納部11は図4に示されるように、例えばシート本体10よりも一回り大きい面積を有する方形もしくは矩形或いは丸形など、袋状シート本体の形状に合わせた凹陥部により構成される。シート本体10の下端は収納部11の底部に固着され、またその上端は自由に上下動可能である。シート本体10は図示のように収納部11内に折り畳んでコンパクトに収納される。
【0013】
ここで、収納部11にはその開口を閉塞する蓋体13が取り付けられている。蓋体13は枢軸14のまわりに回動可能に支持されており(図4参照)、シート本体10が収納された収納部11の凹陥部を塞ぐことによりフロア1のフロア面を構成するようになっている。また特に図4に示すように、収納部11内にハンディシャワー15その他の備品が格納され得るとともに、収納部11の蓋体13にはハンディシャワー15のための給水用水タンク16が備えられている。
【0014】
ルーフシート12は、収納部11の真上に対応するルーフ2に配置されるが、図5に示すように上方に向かって扇状に展開するように構成される。ルーフ2には、フロアの収納部11とほぼ同形状の開口17が開設されており、上記扇状の一端側は、この開口17を閉塞する蓋体18に固着されている。蓋体18は枢軸19のまわりに回動可能に支持されており、図5において時計方向(矢印F)に回動させることで蓋体18を前方に展開させることができる。また、ルーフシート12の先端側は、室内に開放された開口端として構成され、開口17の内側に固定されている。
【0015】
開口17は、スライドドア20(図7参照)によって開閉される。ルーフシート12は、スライドドア20の外側に設けられるが、収納時には図7(B)に示すように蓋体18とスライドドア20との間にコンパクトに収納可能である。
【0016】
ルーフシート12の先端側には防水シート21が付設されており、スライドドア20を開けることで、図5に示すように防水シート21が垂下されるようになっている。防水シート21は、シート本体10よりも一回り小さい面積を有する方形もしくは矩形のカーテン状に垂下される。この防水シート21を設けることで、ハンディシャワー15の使用中にジャバラ状シート本体10とルーフシート12の連結部から水が漏れるのを防ぐことができる。
【0017】
ジャバラ状シート本体10の上端には図5に示されるように、方形もしくは矩形のフレーム22が付設されている。また、開口17の周囲には、フレーム22とほぼ同形状の固定枠体23が固着されている。また、たとえば図6に示すように固定枠体23に弾性爪24を設けるとともに、フレーム22には該弾性爪24と係合する係合穴25が形成される。このように構成することにより、ジャバラ状シート本体10とルーフシート12とを相互に連結する場合、弾性爪24と係合穴25を係合させることによってシート本体10をルーフ2に固定することができる。
【0018】
上記構成において、シート本体10およびルーフシート12は普段の不使用時にはそれぞれ所定の収納部に収納されている。そして、それらの収納部に蓋体13および蓋体18を被せることで、通常のトランクルームが構成される。
【0019】
図7〜図10は、シークレットスペースSを設定するための概略手順を示している。まず、図7(A)のように開口17を塞いでいるスライドドア20をスライドさせることで、図7(B)に示されるように開口17を介してルーフシート12が露呈する。また、このようにスライドドア20を開けることで、防水シート21が垂下される。
【0020】
つぎに、図8のように蓋体18を枢軸19のまわり回動させることにより、ルーフシート12をルーフ2上部に展開させる。一方、収納部11を塞いでいる蓋体13を図9のように枢軸14のまわり回動させることにより、収納部11内のシート本体10が露呈する。
【0021】
つぎに、図10のようにフレーム22を掴んでシート本体10をルーフ2まで伸長させる。この場合、図示のようにシークレットスペースSの使用者自身がシート本体10の中に入って、シート本体10の伸長作業を行うものとする。そしてシート本体10を伸長させながら、フレーム22をルーフ2側の固定枠体23に固定し、これによりシート本体10とルーフシート12とを相互に連結することができる。
【0022】
なお、シート本体10のフレーム22をルーフ2側の固定枠体23に固定する場合、図11に例示するようにワンタッチ式のロック機構26を設けるとよい。このロック機構26によれば、展開したシート本体10を簡単かつ的確にルーフ2に固定することができる。
【0023】
このように、普段はトランクルームとして使用される車内空間で、図1のようにフロア1とルーフ2との間にシークレットスペースSが設定される。上述したように、本発明によれば、ジャバラ状シート本体10を伸長させるだけの簡単な作業で容易かつ効率的に組み立てることができ、取扱いが極めて容易である。また、実使用において車内で着替えやトイレ、シャワー等の多目的空間として利用することができるため、その使用条件が天候や季節に左右されることがなく、使い勝手に優れている。
【0024】
なお、シークレットスペースSの使用後、シート本体10をルーフ2から取り外して収納部11に収納し、これを蓋体13で塞ぎ、また、ルーフシート12を下ろして蓋体18で塞ぐとともに、スライドドア20で開口17を閉めることにより、トランクルームを元通りの状態にすることができる。この収納作業も手間がかからず、簡単に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の車両において車内空間を有効に利用して、多機能性を有するシークレットスペースを簡単に設定することができる。従って、実使用に際して季節の寒暖や天候不順などに左右されることなく、使い勝手、使用性に優れたシークレットスペースを実現することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるトランクルームでのシークレットスペースの適用例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態におけるシークレットスペース設定時の正面図および側面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるシークレットスペースを構成するジャバラ状シートの展開状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態におけるジャバラ状シート本体の収納部の斜視図である。
【図5】本発明の実施形態におけるジャバラ状シートの連結部まわりを示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態におけるジャバラ状シートの連結部の固定構造例を示す斜視図および側面である。
【図7】本発明の実施形態におけるシークレットスペースを設定するための概略手順を示すである。
【図8】本発明の実施形態におけるシークレットスペースを設定するための概略手順を示すである。
【図9】本発明の実施形態におけるシークレットスペースを設定するための概略手順を示すである。
【図10】本発明の実施形態におけるシークレットスペースを設定するための概略手順を示すである。
【図11】本発明の実施形態におけるシークレットスペースを設定するための概略手順を示すである。
【図12】従来のシークレットスペースの配設構造の例を示す斜視図である。
【図13】従来の他のシークレットスペースの配設構造の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フロア
2 ルーフ
10 ジャバラ状シート本体
11 収納部
12 ルーフシート
13 蓋体
14 枢軸
15 ハンディシャワー
16 給水用水タンク
17 開口
18 蓋体
19 枢軸
20 スライドドア
21 防水シート
22 フレーム
23 固定枠体
24 弾性爪
25 係合穴

Claims (4)

  1. フロアに収納可能なシート本体と、
    ルーフに開設された開口を開閉するスライドドアと、
    上記スライドドアの外側であって上記シート本体の収納部の対応位置に設けられ、上記ルーフから上方へ展開可能なルーフシートと、
    上記ルーフシートの先端側に敷設される防水シートと、を備え、
    上記シート本体を上記ルーフまで伸長させてその上下端を上記ルーフおよび上記フロアに固定し、上記スライドドアを開けて上記防水シートを垂下させることにより、車室内にシークレットスペースが設定されることを特徴とするシークレットスペース配設構造。
  2. 前記シート本体がジャバラ状に折り畳み可能に構成されて伸縮自在であることを特徴とする、請求項1に記載のシークレットスペース配設構造。
  3. 長した前記シート本体と展開した前記ルーフシートとを相互に連結するようにしたことを特徴とする、請求項1又は2に記載のシークレットスペース配設構造。
  4. 前記シート本体の収納部内にハンディシャワーが格納されるとともに、該収納部の蓋体に上記ハンディシャワー給水用水タンクを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシークレットスペース配設構造。
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