JP3924029B2 - パチンコ玉研磨機 - Google Patents

パチンコ玉研磨機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ玉を研磨するパチンコ玉研磨機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコホールには、パチンコ機が複数設置された島が並列に配置され、この島内で、パチンコ玉計数機に投入されたパチンコ玉や各パチンコ機のアウト玉が循環されるようになっている。
【0003】
島の中央部にはパチンコ玉研磨機が設けられており、パチンコ玉を研磨することにより、埃、油等を取り除き、島の上部へ揚送するようになっている。
【0004】
図14に示すように、このパチンコ玉研磨機100の本体102内には、上下のローラ(図示省略)に掛け渡された無端状の搬送ベルト104が配置され、モータ(図示省略)によって回転するようになっている。カバー106に取り付けられた研磨布108が搬送ベルト104に対して平行に対面し、板ゴム110によって搬送ベルト104に向かって押圧されている。搬送ベルト104が回転すると、搬送ベルト104と研磨布108との間に挟持されたパチンコ玉Bは、搬送ベルト104との摩擦力で回転して揚送され、同時に研磨布108によって研磨されるようになっている。
【0005】
カバー106は、蝶番112によって本体102に回動可能に取り付けられており、本体102に取り付けられたフック114によって閉状態が維持されるようになっている。また、フック114を外してカバー106を開放することにより、研磨布108を取り替えることができる。
【0006】
しかし、このパチンコ玉研磨機100では、パチンコ玉Bは、最長円周部分で回転するため、揚送距離によって、パチンコ玉Bの回転数が決まってしまう。このため、パチンコ玉Bの回転数を多くして充分に研磨するには、パチンコ玉研磨機100による揚送距離を長くする必要があるが、パチンコホールの天井高さとの関係でこれは不可能である。
【0007】
また、カバー106に取り付けられた研磨布108が搬送ベルト104との間でパチンコ玉Bを挟持しているため、研磨布108を取り替えるためには、研磨布108と搬送ベルト104とに挟持されたパチンコ玉を全て排出する必要があり、パチンコホールの開店時間中には研磨布108を取り替えることができない。
【0008】
さらに、研磨布108は、パチンコ玉研磨機100の下端から上端に渡って、搬送ベルト104と対向してカバー106に取り付けられているので、研磨布108が部分的に摩耗した場合でも摩耗した部分だけを取り替えることができず、摩耗していない部分まで全部取り替えなければならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、パチンコ玉の研磨能力が高く、パチンコホールの開店時間中でも研磨材を取り替えることができ、また、研磨材を部分的に取り替えることができるパチンコ玉研磨機を得ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、駆動手段によって回転される無端ベルトと、前記無端ベルトと平行に複数本配置され、パチンコ玉の玉径よりも狭い複数の溝を構成し、この溝と無端ベルトとの間にパチンコ玉を挟持させる支持棒と、前記支持棒に圧着され前記無端ベルトと前記溝とに挟持されたパチンコ玉に面接触し、無端ベルトの回転によりパチンコ玉が揚送されるとパチンコ玉を研磨する研磨手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
パチンコ玉は、互いに平行に配置された支持棒によって構成された溝と、無端ベルトとの間に挟持される。無端ベルトが駆動手段によって回転すると、パチンコ玉が無端ベルトとの摩擦で回転され、溝の中を転がりながら揚送される。
【0012】
このとき、パチンコ玉は、溝に入り込んだ分だけパチンコ玉の径より回転半径が小さくなる。別言すれば、溝を構成する2本の支持棒とパチンコ玉との接点を結ぶ線と、無端ベルトとに接する仮想円の半径がパチンコ玉の回転半径となる。この回転半径は、パチンコ玉の半径よりも小さい。従って、玉を所定の高さに揚送する場合に、従来のパチンコ玉研磨機と比較してパチンコ玉の回転数が多くなる。パチンコ玉の外周面のうち溝に入り込んだ部分には研磨手段が面接触しており、パチンコ玉は従来の研磨機と比較して、研磨手段により多く接触して研磨される。このため、パチンコ玉研磨機の研磨能力が高くなる。
【0013】
また、支持棒が構成する溝と無端ベルトとの間にパチンコ玉が挟持されており、研磨手段がパチンコ玉から離れても玉を揚送することができる。このため、パチンコ玉を全て排出させなくても、パチンコホールの開店時間中にパチンコ玉を揚送しながら、研磨手段を取り替えることができる。
【0018】
請求項2に記載の発明では、本体のローラに掛け渡され駆動手段によって回転される無端ベルトと、前記無端ベルトと平行に複数本配置され、パチンコ玉の玉径よりも狭い複数の溝を構成し、この溝と無端ベルトとの間にパチンコ玉を挟持させる支持棒と、前記支持棒に圧着され前記無端ベルトと前記溝とに挟持されたパチンコ玉に面接触し、無端ベルトの回転によりパチンコ玉が揚送されるとパチンコ玉を研磨する研磨手段と、を有するパチンコ玉研磨機であって、前記研磨手段が、上下に連設して前記本体に着脱可能に取り付けられた複数の研磨ユニットで構成されていることを特徴とする。
【0019】
パチンコ玉は、支持棒によって構成された溝と無端ベルトとの間に挟持される。無端ベルトが回転すると、パチンコ玉が無端ベルトとの摩擦で回転され、溝の中を転がりながら揚送される。
【0020】
パチンコ玉は、溝に入り込んだ分だけパチンコ玉の径より回転半径が小さくなるので、所定の高さに揚送する場合に、従来のパチンコ玉研磨機と比較してパチンコ玉の回転数が多くなり、溝に入り込んだ部分の研磨手段により多く接触して研磨される。このため、パチンコ玉研磨機の研磨能力が高くなる。
【0021】
また、溝と無端ベルトとの間にパチンコ玉が挟持され、研磨手段がパチンコ玉から離れても玉を揚送することができるので、パチンコ玉を全て排出させなくても、パチンコホールの開店時間中にパチンコ玉を揚送しながら、研磨手段を取り替えることができる。
【0022】
研磨手段は、上下に連設して本体に着脱可能に取り付けられた複数の研磨ユニットで構成されているので、研磨手段の一部が使用により摩耗した場合に、摩耗した部分の研磨ユニットのみを取り替えることができる。
【0023】
また、研磨ユニットごとに、それぞれ種類の異なる研磨手段を取り付けることができる
【0024】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機10が示されている。
【0025】
パチンコ玉研磨機10は、パチンコホールの島内で上下方向に配置される略箱状の本体12(図7参照)を有しており、この本体12の上部に上ローラが、下部に下ローラ(共に図示省略)がそれぞれ回転可能に軸支されている。下ローラは、本体12の下部に取り付けられたモータ(図示省略)によって回転されるようになっている。
【0026】
上ローラと下ローラには、無端状の搬送ベルト14が掛け渡されており、モータを駆動させると、搬送ベルト14が回転するようになっている。本体12内には、高さ方向に所定間隔で弛み防止ローラ16が設けられており、この弛み防止ローラ16が搬送ベルト14に内側から接触して搬送ベルト14の弛みを防止している。
【0027】
本体12の一方の側壁は本体12の上端から下端に渡って矩形状に開口されており、この開口から搬送ベルト14が露出して、後述する支持棒26によって構成される溝28との間で、パチンコ玉Bを挟持できるようになっている。
【0028】
パチンコ玉研磨機10の本体12は、上下方向に所定間隔で、開口側、すなわち搬送ベルト14が露出した側の側壁が略コ字状に張り出して張出片18が形成されている。図2にも示すように、張出片18に形成された複数の支持孔にはピン20が挿通されている。ピン20の一端には押圧板22が固着されており、ピン20に巻回して張出片18と押圧板22との間に配置されたテンションバネ24によって、この押圧板22が搬送ベルト14側に付勢されている。ピン20の他端は拡径されて張出片18に当たっており、支持棒26と搬送ベルト14との間に所定の間隔を維持すると共に、ピン20が張出片18の支持孔から抜けないようになっている。
【0029】
押圧板22には、図3及び図4にも示すように、上下方向に複数の支持棒26が掛け渡されて搬送ベルト14と平行に対面している。隣接する支持棒26の間には、図5にも示すように、パチンコ玉Bの玉径Lよりも狭く、それぞれ等しい幅を有する溝28が構成されている。これにより、パチンコ玉Bは、支持棒26と接点30で点接触して、溝28と搬送ベルト14とに挟持されている。溝28の幅をパチンコ玉Bの玉径Lよりも狭くしたことにより、接点30間の接点ピッチPも、パチンコ玉Bの玉径Lよりも狭くなっている。
【0030】
この状態で搬送ベルト14を回転させると、パチンコ玉Bは搬送ベルト14との摩擦で回転して揚送される。このとき、パチンコ玉Bは、溝28に一部が入り込んでいるため、パチンコ玉Bの回転半径が小さくなっている。すなわち、パチンコ玉Bは接点30で支持棒26と点接触し、パチンコ玉Bの最長回転円周32上では接触していないため、パチンコ玉Bの回転半径は、左右の接点30を結ぶ線と搬送ベルト14との間の仮想円Cの半径となる。このため、図6(A)に示すように、パチンコ玉Bの一部が溝28に入り込んだ場合には、図6(B)に示すように、パチンコ玉Bが溝28に入り込まずに最長回転円周32上で回転した場合と比較して、パチンコ玉Bの一回転当りの移動距離が小さくなっている。(なお、図6ではこの差を顕著にすべく、パチンコ玉Bを複数回、回転させている。但し、図6(A)と図6(B)とでパチンコ玉Bの回転数は同じである。)従って、所定の高さにパチンコ玉Bを揚送する場合に、パチンコ玉Bの最長回転円周32上で回転した場合よりも、パチンコ玉Bの一部が溝28に入り込んだ場合の方が、パチンコ玉Bをより多く回転させることになる。
【0031】
張出片18の間には、蝶番34によって本体12に回動可能に支持されたカバー36が、図7に示すように、パチンコ玉研磨機10の高さ方向に複数配置されている。別言すると、パチンコ玉研磨機10のカバー36は、高さ方向に分割されたかたちで支持されている。それぞれのカバー36は平面視にて略コ字状に成形され、開口36Aの両側には係止片38が内側に張り出している。カバー36の内部には板ゴム40が配置され、この板ゴム40の弾性力によって、係止片38と板ゴム40との間に、研磨布42が脱着可能に挟持されている。研磨布42の開口36Aからの露出面には、カバー36を閉止したときに、研磨布42がパチンコ玉B及び支持棒26に面接触するように、大小の湾曲面44、46が交互に形成されている。また、板ゴム40の弾性力で、研磨布42は支持棒26に圧着されている。
【0032】
カバー36の自由端側には鉤片48が取り付けられており、一方、本体12には、鉤片48に対応してフック50が取り付けられている。フック50のレバー52の一端側は、本体12に取り付けられたブラケット54に軸支されており、フック50の他端側に形成された把持部56を把持して、レバー52を回動させるようになっている。レバー52の略中間部には、鉤片48に掛けられる掛輪58が取り付けられている。
【0033】
カバー36を閉止した状態で掛輪58を鉤片48に掛け、把持部56を把持してレバー52を図3反時計方向に回動させると、掛輪58が緊張状態となってカバー36は閉止状態で維持される。
【0034】
カバー36の閉止状態で搬送ベルト14が回転すると、パチンコ玉Bも回転し、パチンコ玉Bが研磨布42によって研磨されながら上方に揚送される。
【0035】
レバー52を図3時計方向に回動させると、掛輪58が鉤片48から外れるので、カバー36を回動させて開放することができる。
【0036】
次に、本実施の形態に係るパチンコ玉研磨機10の作用を説明する。
図1に示すように、研磨布42を係止片38と板ゴム40との間に挟持させて、カバー36内にセットする。次に、図3に示すようにカバー36を閉じ、フック50の掛輪58を鉤片48に掛けてレバー52を反時計方向に回動させ、掛輪58を緊張させる。これにより、カバー36は閉止状態に維持される。
【0037】
本体12に取り付けられたモータを駆動して搬送ベルト14を回転させると、パチンコ玉Bは、溝28と搬送ベルト14との間に挟持され、搬送ベルト14との摩擦により回転して揚送される。支持棒26は、テンションバネ24によって所定の押圧力で、搬送ベルト14に向かって押圧されているので、パチンコ玉Bを溝28搬送ベルト14との間に挟持した状態で、支持棒26と搬送ベルト14との間には常に所定の隙間ができ、パチンコ玉Bを確実に挟持して揚送できる。例えば、搬送ベルト14に適度なテンションを与えるべく、上ローラ及び下ローラの軸方向中間部が軸方向端部よりも拡径されていると、搬送ベルト14の幅方向中間部が外側に湾曲したり、逆に搬送ベルト14の中央部で弛みが生じたりすることがあるが、この場合でも、支持棒26と搬送ベルト14との間には常に所定の隙間ができ、支持棒26によって構成される溝28と搬送ベルト14との間でパチンコ玉Bを確実に挟持して搬送できる。
【0038】
このとき、パチンコ玉Bは、溝28に一部が入り込んでおり、最長回転円周32上で回転した場合よりもパチンコ玉Bの回転半径が小さくなっている。このため、パチンコ玉Bをパチンコ玉研磨機10の上端に揚送すると、パチンコ玉Bの最長回転円周32上で回転させる従来のパチンコ玉研磨機よりも、パチンコ玉Bの回転数が多くなる。
【0039】
パチンコ玉Bの表面のうち、溝28に入り込んだ部分には、研磨布42の湾曲面44が面接触しているので、パチンコ玉Bが回転して揚送されると、パチンコ玉Bが研磨布42によって研磨される。従来のパチンコ玉研磨機のようにパチンコ玉Bが最長回転円周32上で回転するものよりもパチンコ玉Bの回転数が多いので、パチンコ玉Bが研磨布42に接触する回数も多くなり、パチンコ玉Bはより充分に研磨される。
【0040】
研磨布42が使用により摩耗した場合には、フック50を回動させて掛輪58を鉤片48から外し、カバー36を回動させて開放させると、研磨布42を取り替えることができる。カバー36は、パチンコ玉研磨機10の高さ方向に分割されているので、研磨布42が部分的に摩耗した場合には、摩耗した研磨布42が取り付けられているカバー36のみを開放して、摩耗した研磨布42のみを取り替えることができる。摩耗していない研磨布42は取り替えなくてもよいので、無駄がない。
【0041】
また、従来のパチンコ玉研磨機のように、パチンコ玉Bは研磨布42と搬送ベルト14との間に挟持されるのではなく、支持棒26によって構成される溝28と搬送ベルト14との間に挟持される。従って、搬送ベルト14の回転中にカバー36を開放し、研磨布42がパチンコ玉Bから離れても、支持棒26は搬送ベルト14との間に所定の間隔を維持しており、パチンコ玉Bが溝28と搬送ベルト14との間で挟持されて揚送される。このため、従来のパチンコ玉研磨機のように、パチンコ玉研磨機内のパチンコ玉を全て排出し、パチンコ玉研磨機の運転を停止してから研磨布を取り替える必要がなく、パチンコホールの開店時間中にパチンコ玉研磨機10を運転しながら、研磨布42を取り替えることができる。
【0042】
また、研磨布42は板ゴム40によって支持棒26及びパチンコ玉Bに押圧されるので、研磨布42がカバー36に対して位置ズレしていたり、弛んでいたりしても、研磨布42は確実にパチンコ玉Bに面接触し、パチンコ玉を研磨できる。
【0043】
研磨布42に代えて、図7〜図9に示すように、それぞれ異なる特性を有する研磨材を取り付けることもできる。
【0044】
例えば、図7に示す研磨布60は、パチンコ玉Bの揚送方向に沿って研磨面に凹凸が形成されており、しかも、後述する他の研磨布62、研磨材64と比較して研磨面が最も軟らかいので、パチンコ玉の表面を特に滑らかに仕上げることができる。
【0045】
図8に示す研磨布62は、研磨面がパチンコ玉Bの揚送方向に沿って螺旋状に形成されており、パチンコ玉Bの表面に付着した細かな埃等の吸引能力が特に優れている。
【0046】
図9に示す研磨材64は、図10にも示すように、パチンコ玉Bの揚送方向に沿って所定間隔で回転軸66が軸支され、それぞれの回転軸66に径方向の細毛68が植毛されて、回転ブラシ70が構成されている。パチンコ玉Bの揚送によって、細毛68がパチンコ玉から上方向に押され、回転ブラシ70が矢印A方向に回転する。細毛68の先端がパチンコ玉Bの表面を擦るので、パチンコ玉Bの表面に強固に付着した埃や錆等を特に強力に取り除くことができる。
【0047】
パチンコ玉Bの表面に付着する埃の種類や量は、季節や玉の回転率等によって異なるので、上記した研磨材のうちから適当なものを選択して使用すれば、パチンコ玉Bを効果的に研磨できる。
【0048】
さらに、本実施の形態に係るパチンコ玉研磨機10は、カバー36がパチンコ玉Bの揚送方向に沿って分割されているので、カバー36ごとに異なる研磨材を取り付け、パチンコ玉研磨機10全体として複数の研磨材で研磨することもできる。例えば、図11に示すように、パチンコ玉研磨機10の下部には研磨材64、中間部には研磨布62、上部には研磨布60をそれぞれ配置すれば、研磨の初期段階ではパチンコ玉Bの表面に強固に付着した埃や錆等を特に強力に取り除き、中間段階では細かな埃等を吸引し、最終段階では表面を特に滑らかに仕上げることが可能となる。
【0049】
また、カバー36を本体12に取り付ける構造として、上記したものに限られず、例えば、図12及び図13に示すカセット式の取付構造を用いることができる。
【0050】
このカセット式の取付構造では、カバー36の側面の上部及び下部に、ゴム等の弾性変形可能な材料で形成された係合片72が取り付けられている。一方、この係合片72に対応して、本体12の幅方向両側に、係合具74が取り付けられている。係合具74は上部及び下部が本体12の側面にネジ止めされると共に、中央部が本体12の側面から略コ字状に膨出して、本体12の側面との間に、挿入部76を構成している。この挿入部76に、係合片72から突出した鉤片78が挿入されるようになっている。(なお、図12では図示の便宜上、カバー36の上部の係合片72、鉤片78のみを示している。)鉤片78には、先端から外側に向けて傾斜するテーパー面78Aが形成されて平面視にて先細り形状となっており、挿入部76に挿入しやすくなっている。
【0051】
また、鉤片78には、係合片72の図12上側の端面72Aとの間で係合具74の幅より僅かだけ狭い間隙を構成する係止面78Bが形成されている。
【0052】
カバー36を本体12に取り付けるには、鉤片78の先端を挿入部76に差し入れ、カバー36を本体12に向かって(図12上方に向かって)押す。ここで、鉤片78の先端に形成されたテーパー面78Aが係合具74に当り、挿入の抵抗となるが、カバー36を押すと、テーパー面78Aが係合具74に押圧されて鉤片78が内側に弾性変形し、鉤片78が挿入部76に入り込む。次に、係合片72の端面72Aが係合具74に当たるが、ここでさらに強くカバー36を押すと、端面72Aが弾性変形して撓み、鉤片78の係止面78Bが、係合具74の図12上側に出る。これによって、図12及び図13に示すように、鉤片78が弾性復元し、カバー36が本体12に取り付けられる。カバー36の押し込みを緩めると、鉤片78の係止面78Bと係合片72の端面72Aとの間で係合具74が弾性的に挟持されるので、カバー36は本体12に対してガタつかないようになる。また、このように、鉤片78の先端を挿入部76に差し入れてカバー36を押し込むだけで、カバー36を本体12へ容易に取り付けることができる。
【0053】
カバー36を本体12から取り外すときには、鉤片78を本体12の側面に向かって押す。鉤片78が本体12側に弾性的に撓んで、係止面78Bが係合具74から離れるので、図12下方に引いてカバー36を本体12から引き離し、本体12から取り外すことができる。
【0054】
このように、カセット式の取付構造では、カバー36の本体12への取り付け、取り外しを容易に行うことができる。
【0055】
なお、上記した実施の形態では、カバー36がパチンコ玉研磨機10の高さ方向に複数配置され、このカバーの内部に研磨布42、60、62、又は研磨材64が取り付けられているが、カバー36がパチンコ玉研磨機10の上端から下端に渡って1つのみ配置され、この1つのカバー36に研磨布42、60、62、又は研磨材64が取り付けられていてもよい。この場合でも、支持棒26によって構成される溝28と搬送ベルト14との間でパチンコ玉を挟持する。このため、パチンコ玉の回転半径が小さくなり、所定の高さにパチンコ玉を揚送する場合に、最長回転円周上で回転した場合よりも回転数が多くなり、充分に研磨できる。
【0056】
また、支持棒26に代えて、研磨布42、60、62、又は研磨材64と搬送ベルト14との間で、パチンコ玉が挟持されて揚送される揚送路を形成し、支持棒26は設けないようにしてもよい。この場合でも、摩耗した研磨材のみを部分的に取り替えたり、カバー36ごとに異なる研磨材42、60、62、又は研磨材64を取り付けたりすることができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、パチンコ玉の研磨能力が高く、パチンコホールの開店時間中でも研磨材を取り替えることができ、また、研磨材を部分的に取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の一部を断面にした分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の押圧板と支持棒の斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の支持棒とパチンコ玉との関係を示す説明図である。
【図6】パチンコ玉の回転による移動距離を示す説明図であり、(A)は本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の場合、(B)は従来のパチンコ玉研磨機の場合である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機において別の研磨手段を採用した場合の全体側面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機において別の研磨手段を採用した場合の全体側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機において別の研磨手段を採用した場合の全体側面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機における別の研磨手段の詳細側面図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機において高さごとに異なる研磨手段を用いた場合の全体側面図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の変形例の断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係るパチンコ玉研磨機の変形例の一部を拡大した側面図である。
【図14】従来のパチンコ玉研磨機の断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ玉研磨機
14 搬送ベルト(無端ベルト)
26 支持棒
28 溝
36 カバー
42 研磨布(研磨ユニット、研磨手段)
60 研磨布(研磨ユニット、研磨手段)
62 研磨布(研磨ユニット、研磨手段)
64 研磨材(研磨ユニット、研磨手段)

Claims (2)

  1. 駆動手段によって回転される無端ベルトと、
    前記無端ベルトと平行に複数本配置され、パチンコ玉の玉径よりも狭い複数の溝を構成し、この溝と無端ベルトとの間にパチンコ玉を挟持させる支持棒と、
    前記支持棒に圧着され前記無端ベルトと前記溝とに挟持されたパチンコ玉に面接触し、無端ベルトの回転によりパチンコ玉が揚送されるとパチンコ玉を研磨する研磨手段と、
    を有することを特徴とするパチンコ玉研磨機。
  2. 本体のローラに掛け渡され駆動手段によって回転される無端ベルトと、
    前記無端ベルトと平行に複数本配置され、パチンコ玉の玉径よりも狭い複数の溝を構成し、この溝と無端ベルトとの間にパチンコ玉を挟持させる支持棒と、
    前記支持棒に圧着され前記無端ベルトと前記溝とに挟持されたパチンコ玉に面接触し、無端ベルトの回転によりパチンコ玉が揚送されるとパチンコ玉を研磨する研磨手段と、
    を有するパチンコ玉研磨機であって、
    前記研磨手段が、上下に連設して前記本体に着脱可能に取り付けられた複数の研磨ユニットで構成されていることを特徴とするパチンコ玉研磨機。
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