JP3923199B2 - 郵便システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リサイクル利用の可能郵便切手を用いた郵便システムに関し、特に、非接触ICカードを用いた郵便切手を利用した郵便システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の郵便システムでは、郵便物を送るとき、規定の料金の郵便切手を郵便局等で購入し、それを封筒等に貼り付けて投函するのが一般的である。
【0003】
また、このような従来の郵便システムに代わる一例として、米国郵政省は、StampMaster 社による電子郵便システム「StampMaster 」のベータテストを認可した。この電子郵便システムは、利用者が専用のソフトウェアを使用してインターネット上でバーコードによる「電子切手」を購入し、そのバーコードを普通のプリンターで封筒やハガキに印刷して使うというシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来より用いられてきた郵便切手は紙でできているため、一度利用されたものが再利用(リサイクル)されることはなかった。したがって、利用者は、郵便物を送る度に郵便局等で切手を購入する必要があった。
【0005】
また、前述した電子郵便システムは、インターネット上で購入したバーコードをプリンタで印刷して利用するものであるため、偽造印刷される可能性があり、郵便システムの安全性の面で欠点を有する。
【0006】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、ICカードを利用することにより、リサイクルが可能で高い安全性を備えた郵便切手を用いた郵便システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の郵便システムの一態様は、少なくとも郵送料金に関するデータを含んだ郵便情報を記憶及び消去可能であって、記憶した郵便情報を外部に発信し、かつ、外部からの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカードから構成された郵便切手を用いた郵便システムにおいて、利用者が購入した郵送料金に相当する金額データを含んだ郵便情報を書き込んだ前記郵便切手を発行する切手発行手段と、該切手発行手段で発行された郵便切手を添付して発送された郵便物の集配時に、前記郵便切手に記憶された郵便情報を読み取り、使用済みデータを書き込む集配処理手段と、集配後の郵便物より回収した前記郵便切手について、記憶された郵便情報及び使用済みデータを消去し、新たな郵便情報を書き込んでリサイクル利用する情報更新手段と、を備えて構成されるものである。
【0008】
上記一態様の郵便システムでは、利用者が購入した郵送料金に相当する金額データを含んだ郵便情報が書き込まれた郵便切手が切手発行手段で発行され、その郵便切手が郵便物に添付されて発送される。発送された郵便物は、集配の途中で、添付された郵便切手から発信される郵便情報が集配処理手段によって読み取られ、従来システムにおける消印に相当する使用済みデータが郵便切手に書き込まれて、送り先に届けられる。そして、届けられた郵便物より回収された郵便切手は、記憶されていた郵便情報及び使用済みデータが情報更新手段によって消去され、新たな郵便情報が書き込まれて再利用されるようになる。
【0009】
また、本発明の郵便システムの他の態様は、少なくとも郵送料金に関するデータを含んだ郵便情報を記憶及び消去可能であって、記憶した郵便情報を外部に発信し、かつ、外部からの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカードから構成された郵便切手を用いた郵便システムにおいて、初期化された前記郵便切手を発行する切手発行手段と、該切手発行手段で発行された郵便切手に、利用者が決済機能を用いて購入した郵送料金に相当する金額データを含んだ郵便情報を書き込む情報入力手段と、該情報入力手段で郵便情報が書き込まれた郵便切手を添付して発送された郵便物の集配時に、前記郵便切手に記憶された郵便情報を読み取り、使用済みデータを書き込む集配処理手段と、集配後の郵便物より回収した前記郵便切手について、記憶された郵便情報及び使用済みデータを消去し、新たな郵便情報を書き込んでリサイクル利用する情報更新手段と、を備えて構成されるものである。
【0010】
上記他の態様の郵便システムでは、郵便情報の記憶されていない初期化された郵便切手が切手発行手段で発行され、その初期状態の郵便切手に対して情報入力手段の決済機能を利用して購入された郵送料金に相当する金額データを含んだ郵便情報が書き込まれ、その郵便切手が郵便物に添付されて発送される。発送された郵便物は、集配の途中で、添付された郵便切手から発信される郵便情報が集配処理手段によって読み取られ、使用済みデータが郵便切手に書き込まれて、送り先に届けられる。そして、届けられた郵便物より回収された郵便切手は、記憶されていた郵便情報及び使用済みデータが情報更新手段によって消去され、新たな郵便情報が書き込まれて再利用されるようになる。
【0011】
また、本発明の郵便システムの別の態様は、少なくとも郵送料金に関するデータを含んだ郵便情報を記憶及び消去可能であって、記憶した郵便情報を外部に発信し、かつ、外部からの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカードから構成された郵便切手を用いた郵便システムにおいて、初期化された前記郵便切手を発行する切手発行手段と、該切手発行手段で発行された郵便切手に、郵送料金に関するデータ及び送り元の識別情報を含んだ郵便情報を書き込む情報入力手段と、該情報入力手段で郵便情報が書き込まれた郵便切手を添付して発送された郵便物の集配時に、前記郵便切手に記憶された郵便情報を読み取り、該郵便情報に含まれる送り元の識別情報に基づいて、送り元の口座から郵送料金を引き落として決済し、使用済みデータを書き込む集配処理手段と、集配後の郵便物より回収した前記郵便切手について、記憶された郵便情報及び使用済みデータを消去し、新たな郵便情報を書き込んでリサイクル利用する情報更新手段と、を備えて構成されるものである。
【0012】
上記別の態様の郵便システムでは、郵便情報の記憶されていない初期化された郵便切手が切手発行手段で発行され、その初期状態の郵便切手に対して情報入力手段で郵送料金に関する金額データ及び送り元の識別情報を含んだ郵便情報が書き込まれ、その郵便切手が郵便物に添付されて発送される。発送された郵便物は、集配の途中で、添付された郵便切手から発信される郵便情報が集配処理手段によって読み取られ、その送り元の識別情報に基づいて、郵送料金の決済処理が行われた後に、使用済みデータが郵便切手に書き込まれて、送り先に届けられる。そして、届けられた郵便物より回収された郵便切手は、記憶されていた郵便情報及び使用済みデータが情報更新手段によって消去され、新たな郵便情報が書き込まれて再利用されるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態による郵便システムに利用される非接触ICカードを用いた郵便切手の概容を示したものである。
【0020】
図1において、本郵便切手1は、例えば、郵便物の重さやその重さに応じた郵送料金等に関するデータを少なくとも含んだ郵便情報Sを記憶及び消去可能であって、その郵便情報Sを無線信号により発信及び受信する非接触ICカードから構成される。この郵便切手1は、郵便物2に添付して使用される。ここでは封筒に同封される場合が例示してある。郵便情報Sとしては、上記の郵送料金に関するデータに加えて、送り先のデータ(住所、氏名等)や、送り元のデータ(住所、氏名、ID等)などを非接触ICカードに記憶させてもよい。
【0021】
なお、郵便切手1として利用する非接触ICカードについては、公知の各種非接触ICカードを適用することが可能である。また、郵便切手1の記憶情報の書き込み及び読み出しは、例えば専用のリーダ・ライタ(R/W)等によってのみ可能として、記憶情報の不正な書き換えによる郵便切手1の悪用を防ぐようにするのが好ましい。
【0022】
次に、上記のような郵便切手1を利用した郵便システムについて説明する。
【0023】
まず最初に、郵送料金に相当する金額データが予め書き込まれた郵便切手1が利用者に販売されるような場合を考える。
【0024】
図2は、上記の場合の郵便システムの概略構成例を示すブロック図である。
【0025】
図2の郵便システムでは、郵便物2を郵送しようとする者(送り元)11は、例えば郵便局等10において、その郵便物2の郵送料金に相当する金額データ(例えば、80円や120円等)が予め書き込まれた郵便切手1を購入する。そして、送り元11は、購入した郵便切手1を郵便物2(封筒)に同封して発送する。なお、郵便切手1に記憶される郵便情報Sは、この例では金額データのみとする。
【0026】
発送された郵便物2は、その集配の途中の郵便局に備えられた集配処理手段としての集配処理装置12で、同封された郵便切手1から無線信号で発信される郵便情報Sの読み取り及び郵送料金の確認が行われる。具体的には、郵便情報Sの読み取りが集配処理装置のR/W部12Aで行われ、郵便物2の重さが計量部12Bで計量され、その郵便物2の重さに応じた正規の郵送料金に一致する金額データが記憶されているか否かの確認が制御部12Cで行われる。金額データの正しいことが確認されると、郵便物2内の郵便切手1に対して、R/W部12Aにより、使用済みを示すデータが書き込まれるとともに、記憶されていた金額データが0円に書き換えられる。この使用済みデータの書き込みは、従来システムにおいて消印を押印することに相当するものである。このようにして集配処理装置12での処理が完了すると、その郵便物2は送り先13に届けられる。
【0027】
送り先13では、受け取った郵便物2を開封して手紙等とともに郵便切手1が取り出される。取り出された郵便切手1は、再利用のために、例えば郵便局等10に返却される。返却された郵便切手1は、図示しないが専用のR/W等により使用済みデータの書き込まれていることを確認した上で、新たな金額データが書き込まれて、郵便局等10で再び販売される。
【0028】
上記の例では、利用者が郵便切手1を購入するとともに、使用済みの郵便切手1を返却する郵便局等の機関が、切手発行手段及び情報更新手段として機能することになる。
【0029】
このような郵便システムによれば、非接触ICカードからなる郵便切手1を利用することで、従来の紙のものでは困難であった郵便切手のリサイクル利用が可能となる。また、従来のバーコードを用いた電子郵便システムと比較すると、不正使用の可能性が低く、安全性の高い郵便システムを実現することが可能である。さらに、郵便切手1に使用済みデータを書き込むようにしたことで、従来のように消印を押印するといった作業が不要になり、仕分け作業の効率化を図ることができる。
【0030】
なお、図2の例では、使用済みの郵便切手1がそれを販売した郵便局等10に返却される場合を示したが、もちろん、郵便切手1を販売した郵便局等10とは異なる郵便局等に使用済みの郵便切手1を返却してもよい。また、郵便切手1の販売及び回収は、郵便局に限られるものではなく、例えば切手や封筒の販売店などであっても構わない。さらに、郵便切手1の回収をより効果的に行うために、例えば、使用済み郵便切手1を返却した者に対していくらかの現金等を返却する(デポジット)ようにしてもよい。加えて、郵便切手1の回収の方法としては、例えば、使用済みの郵便切手1を一旦ゴミとして収集してから再利用することも考えられる。
【0031】
次に、初期化された郵便切手1が発行されるような他の郵便システムについて考える。即ち、上述の場合のように利用者(送り元)が郵送料金と引き換えに所要の金額データの予め書き込まれた郵便切手を購入するのではなく、郵便情報の記憶されていない(初期化された)郵便切手について、郵便物を送る際に郵送料金に相当する金額データの積み増しが行われるような場合について説明する。
【0032】
図3は、上記の場合の郵便システムの概略構成例を示すブロック図である。
【0033】
図3の郵便システムでは、送り元11は、例えば郵便局等10において発行される初期化された郵便切手1を入手する。この郵便切手1は、例えば、封筒2等とセットで販売されてもよく、或いは利用者に無償で提供されるようにしても構わない。
【0034】
初期化された郵便切手1を入手した送り元11は、自宅等の端末装置20を利用して郵便切手1に郵便情報Sの書き込みを行う。具体的には、例えば、送りたい郵便物2の重さ、その重さ分の郵送料金に相当する金額データ及び送り先13の住所等が入力部20Bから入力される。そして、入力された金額データは、送り元のIDデータとともに電話回線等を介してオンラインで金融機関などに伝送され、郵便切手1の利用金額(郵送料金)が送り元の口座から自動引き落としされる。郵送料金の決済が完了すると、郵便物2の重さ、金額データ及び送り先13の住所が、端末装置20のR/W部20Aを介して郵便切手1に書き込まれる。郵便切手1への郵便情報Sの書き込みが完了すると、その郵便切手1を郵便物2に同封して発送する。
【0035】
発送された郵便物2は、前述した郵便システムの例と同様に、集配の途中の郵便局に備えられた集配処理装置12で、同封された郵便切手1から発信される郵便情報Sの読み取りが行われる。そして、記憶された金額データが正規の郵送料金であるか否か及び送り先の住所が確認されると、郵便物2内の郵便切手1に対して、使用済みデータが書き込まれるとともに、記憶されていた郵便情報Sの金額データが0円に書き換えられる。このようにして集配処理装置12での処理が完了すると、その郵便物2は送り先13に届けられる。
【0036】
送り先13では、受け取った郵便物2から手紙等とともに郵便切手1が取り出される。取り出された郵便切手1は、送り先13が新たな郵便物2’を郵送しようとする際に再利用される。具体的には、前述した送り元11で郵便情報Sの書き込みを行った場合と同様に、例えば、自宅等の端末装置20を使用して、郵便切手1に新たな郵便情報Sの書き込みを行う。この際、郵便切手1に使用済みデータが記憶されているか否かが確認され、郵便切手1が使用済みであることが確認されると、その使用済みデータ及び記憶されている郵便情報Sを消去した上で、新たな郵便情報Sの書き込みが行われる。そして、新たな郵便情報Sを記憶させた郵便切手1を郵便物2’に同封して発送する。
【0037】
このように上記の例においても、郵便切手1のリサイクル利用が可能であり、また、郵便切手1への郵便情報Sの書き込みを利用者が自ら行うようにしたことで、使用済みの郵便切手1があれば、従来のように郵便物2を送ろうとする度に郵便局等へ切手を購入しに行くといった手間をなくすことができる。さらに、郵便情報Sとして送り先の住所を記憶させるようにしたことで、そのデータを利用して仕分け作業等の機械化及び自動化を図ることも可能である。
【0038】
なお、上記の例では、送り先の住所等の金額データ以外の情報を郵便切手1に記憶させる場合を示したが、前述したように金額データのみを郵便切手1に記憶させるようにしても構わない。この場合、例えば郵便局等に自動現金積み増し機を設置して、郵便切手1への金額データの書き込み(入金処理)を行うようにしてもよい。もちろん、自宅等に設けられた端末装置20を郵便局等にも設置して、郵便切手1に各種の郵便情報Sを入力できるようにしてもよい。
【0039】
次に、郵便切手1に金額データを書き込む代わりに送り元の識別情報(IDデータ)を記憶させ、集配時に郵送料金の決済を行うようにした別の郵便システムについて考える。
【0040】
図4は、上記の場合の郵便システムの概略構成を示すブロック図である。
【0041】
図4の郵便システムでは、図3に示した場合と同様に、郵便物2を郵送しようとする送り元11は、郵便局等10において発行される初期化された郵便切手1を入手し、自宅等の端末装置20を利用して郵便切手1に郵便情報Sの書き込みを行う。この際に書き込まれる郵便情報Sは、例えば、郵便物2の重さ、送り先の住所、送り元のIDデータなどであって、ここでは、郵送料金の決済処理及びその郵送料金に相当する金額データの書き込みは行われない。郵便切手1への郵便情報Sの書き込みが完了すると、その郵便切手1を郵便物2に同封して発送する。
【0042】
発送された郵便物2は、集配の途中の郵便局に備えられた集配処理装置12で、郵便切手1から発信される郵便情報Sが読み取られる。そして、郵便物2の重さが正しいかの確認が行われた後、その重さに応じた郵送料金に相当する金額データが送り元のID情報とともに電話回線等を介してオンラインで金融機関などに伝送され、郵便切手1の利用金額が送り元の口座から自動引き落としされる。集配郵便局での郵送料金の決済が完了すると、送り先の住所の確認が行われるとともに、郵便物2内の郵便切手1に対して使用済みデータが書き込まれ、そして、その郵便物2が送り先13に届けられる。
【0043】
送り先13では、前述の図3に示した場合と同様にして、受け取った郵便物2から手紙等とともに郵便切手1が取り出され、その郵便切手1が再利用される。再利用時の郵便情報Sの書き込みに際しては、郵便切手1に使用済みデータが記憶されていることを確認した上で、その使用済みデータ及び郵便情報Sを消去し、新たな郵便情報S(金額データを含まない)の書き込みを行う。
【0044】
このように上記の例では、送り元の識別情報を郵便切手1に書き込むようにすることで、郵送料金の決済を集配処理時に自動的に行うことが可能となる。
【0045】
なお、上述した実施形態では、郵便切手1を封筒内に入れて郵送するようにしたが、郵便物2への郵便切手1の添付方法はこれに限られるものではなく、例えば、封筒やはがき等に郵便切手1を貼り付けるようにしても構わない。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明郵便システムは、非接触ICカードを郵便切手に用いることで、郵便切手のリサイクル利用が可能となり、不正使用の可能性も低くなって、安全で利便性に優れた郵便システムを実現することができる。また、郵便切手に使用済みデータを書き込むようにしたことで、従来のように消印を押印するといった作業が不要になり、仕分け作業の効率化を図ることができる。さらに、郵便切手に送り先や送り元のデータを記憶させるようにすることで、仕分け作業や郵送料金の決済処理等の機械化や自動化を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる郵便切手の概容を示す図である。
【図2】同上実施形態にかかる郵便システムについて、金額データの予め書き込まれた郵便切手が販売される場合の概略構成例を示すブロック図である。
【図3】同上実施形態にかかる郵便システムについて、初期化された郵便切手が発行される場合の概略構成例を示すブロック図である。
【図4】同上実施形態にかかる郵便システムについて、送り元の識別情報を基に集配時に郵送料金を決済する場合の概略構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…郵便切手(非接触ICカード)
2,2’…郵便物
10…郵便局
11…送り元
12…集配処理装置
13…送り先
20…端末装置
12A,20A…R/W部
12B…計量部
12C…制御部
20B…入力部
S…郵便情報

Claims (5)

  1. 少なくとも郵送料金に関するデータを含んだ郵便情報を記憶及び消去可能であって、記憶した郵便情報を外部に発信し、かつ、外部からの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカードから構成された郵便切手を用いた郵便システムにおいて、
    利用者が購入した郵送料金に相当する金額データを含んだ郵便情報を書き込んだ前記郵便切手を発行する切手発行手段と、
    該切手発行手段で発行された郵便切手を添付して発送された郵便物の集配時に、前記郵便切手に記憶された郵便情報を読み取り、使用済みデータを書き込む集配処理手段と、
    集配後の郵便物より回収した前記郵便切手について、記憶された郵便情報及び使用済みデータを消去し、新たな郵便情報を書き込んでリサイクル利用する情報更新手段と、
    を備えて構成されたことを特徴とする郵便システム。
  2. 少なくとも郵送料金に関するデータを含んだ郵便情報を記憶及び消去可能であって、記憶した郵便情報を外部に発信し、かつ、外部からの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカードから構成された郵便切手を用いた郵便システムにおいて、
    初期化された前記郵便切手を発行する切手発行手段と、
    該切手発行手段で発行された郵便切手に、利用者が決済機能を用いて購入した郵送料金に相当する金額データを含んだ郵便情報を書き込む情報入力手段と、
    該情報入力手段で郵便情報が書き込まれた郵便切手を添付して発送された郵便物の集配時に、前記郵便切手に記憶された郵便情報を読み取り、使用済みデータを書き込む集配処理手段と、
    集配後の郵便物より回収した前記郵便切手について、記憶された郵便情報及び使用済みデータを消去し、新たな郵便情報を書き込んでリサイクル利用する情報更新手段と、
    を備えて構成されたことを特徴とする郵便システム。
  3. 少なくとも郵送料金に関するデータを含んだ郵便情報を記憶及び消去可能であって、記憶した郵便情報を外部に発信し、かつ、外部からの信号を受信する通信機能を備えた非接触ICカードから構成された郵便切手を用いた郵便システムにおいて、
    初期化された前記郵便切手を発行する切手発行手段と、
    該切手発行手段で発行された郵便切手に、郵送料金に関するデータ及び送り元の識別情報を含んだ郵便情報を書き込む情報入力手段と、
    該情報入力手段で郵便情報が書き込まれた郵便切手を添付して発送された郵便物の集配時に、前記郵便切手に記憶された郵便情報を読み取り、該郵便情報に含まれる送り元の識別情報に基づいて、送り元の口座から郵送料金を引き落として決済し、使用済みデータを書き込む集配処理手段と、
    集配後の郵便物より回収した前記郵便切手について、記憶された郵便情報及び使用済みデータを消去し、新たな郵便情報を書き込んでリサイクル利用する情報更新手段と、
    を備えて構成されたことを特徴とする郵便システム。
  4. 前記郵便情報が、送り先に関するデータを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の郵便システム。
  5. 前記郵便情報が、送り元に関するデータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の郵便システム。
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