JP3922399B2 - 環状蛍光灯器具 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば天井直付け形の環状蛍光灯器具に関する。特のその環状飾り枠の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来においては、一体成形が難しい環状飾り枠は等分に分割して成形し、透光カバー外周鍔部接合縁に直に少なくとも両端二箇所で弾発的に係合している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来においては、断面形状の狭い外周鍔部接合縁に飾り枠を弾発的に係合する作業が難しい。それは、弾発係合のための変形代（変形対象箇所の長さ）が小さいこと、硬い外周鍔部接合縁への係合であること、そうした係合を両端の二箇所で同時に行うこと、等の理由にによる。
本発明はそれらの問題を解決し、組立性を良くすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、小形の短寸部材を外周鍔部接合縁に係合し、短寸部材に対して長寸部材を弾発的に係合する二段形弾発係合構造とする。
小形で扱い易い短寸部材であれば、変形し難い硬い外周鍔部接合縁に対しても容易に堅固に接合することができる。その後、短寸部材に大形の長寸部材を弾発的に係合するが、短寸部材の断面形状を外周鍔部接合縁よりも適度に大きくすることができ、弾発係合の変形代を大きくできるので、外周鍔部接合縁へ直に係合するよりも作業が容易になる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１・図２を用いて、本発明の実施形態について説明する。水平に配置される図外の環状蛍光ランプを備える。環状蛍光ランプの下半球側を覆う下側透光カバー５を備える。環状蛍光ランプの上半球外周側を覆う上側透光カバー１を備える。下側透光カバー５の外周鍔部６と上側透光カバー１の外周鍔部２とを上下に接合する。上下に接合された外周鍔部接合縁６・２に外周側から抱き付くように配置される環状飾り枠（７と１２の複合部材）を備える。環状飾り枠（７・１２）は外周鍔部接合縁６・２に沿って等間隔に配置される複数の短寸部材７を含みかつ隣接する一対の短寸部材７相互間に配置される複数の長寸部材１２を含む。各短寸部材７に外周鍔部接合縁６・２と弾発的に係合する係合縁係合部９を設ける。各長寸部材１２の各端部には対応する短寸部材７と弾発的に係合する短寸部材係合部１３を設ける。
上側透光カバー１は合成樹脂製であり、円錐状を呈し、外周部に立ち上がり面を持つ鍔部２を有する。鍔部２には接合用の爪３と穴４を設ける。下側透光カバー５は合成樹脂製であり、円盤状を呈し、外周部にＬ字状の鍔部６を有する。鍔部６は上側透光カバー１の爪３と上下に接合する。
短寸部材７は鍔部２に沿った形状を呈し、断面が変形３字形を呈し、鍔部２に沿ったひさし部８を有する。ひさし部８には鍔部２の穴４と弾発的に係合する爪９を設ける。爪９は係合縁係合部９となる。さらに、鍔部２よりも適度に大きい断面形状を持つ上面部１０を設け、上面部１０端部に爪１１を設ける。
長寸部材１２は短寸部材７を外周側から覆うに適した形状を呈する。それは短寸部材７と類似の断面形である。長寸部材１２の両端には爪１１と弾発的に係合する穴１３を設ける。穴１３は短寸部材係合部となる。
弾発係合のための変形代が小さい鍔部２への係合対象は、そのすぐそばで係合作業が行える短寸部材７とする。短寸部材７へ係合する長寸部材１２は変形代が大きい上面部１０で弾発係合できるので、作業は難しくない。また、確実な係合が行えるため、飾り枠相互の継ぎ目からの光漏れの問題も起き難い。
【０００６】
【発明の効果】
本発明によれば、組立の作業性が向上し、かつ弾発係合のためコスト的にも有利となり、総じて安価な環状蛍光灯器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る環状蛍光灯器具の要部分解斜視図である。
【図２】 その器具全体を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
１：上側透光カバー、２：外周鍔部、３：爪、４：穴、５：下側透光カバー、
６：外周鍔部、８：ひさし部、９：係合縁係合部、７：短寸部材、
１０：上面部、１１：爪、１２：長寸部材、１３：短寸部材係合部
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば天井直付け形の環状蛍光灯器具に関する。特のその環状飾り枠の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来においては、一体成形が難しい環状飾り枠は等分に分割して成形し、透光カバー外周鍔部接合縁に直に少なくとも両端二箇所で弾発的に係合している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来においては、断面形状の狭い外周鍔部接合縁に飾り枠を弾発的に係合する作業が難しい。それは、弾発係合のための変形代（変形対象箇所の長さ）が小さいこと、硬い外周鍔部接合縁への係合であること、そうした係合を両端の二箇所で同時に行うこと、等の理由にによる。
本発明はそれらの問題を解決し、組立性を良くすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、小形の短寸部材を外周鍔部接合縁に係合し、短寸部材に対して長寸部材を弾発的に係合する二段形弾発係合構造とする。
小形で扱い易い短寸部材であれば、変形し難い硬い外周鍔部接合縁に対しても容易に堅固に接合することができる。その後、短寸部材に大形の長寸部材を弾発的に係合するが、短寸部材の断面形状を外周鍔部接合縁よりも適度に大きくすることができ、弾発係合の変形代を大きくできるので、外周鍔部接合縁へ直に係合するよりも作業が容易になる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１・図２を用いて、本発明の実施形態について説明する。水平に配置される図外の環状蛍光ランプを備える。環状蛍光ランプの下半球側を覆う下側透光カバー５を備える。環状蛍光ランプの上半球外周側を覆う上側透光カバー１を備える。下側透光カバー５の外周鍔部６と上側透光カバー１の外周鍔部２とを上下に接合する。上下に接合された外周鍔部接合縁６・２に外周側から抱き付くように配置される環状飾り枠（７と１２の複合部材）を備える。環状飾り枠（７・１２）は外周鍔部接合縁６・２に沿って等間隔に配置される複数の短寸部材７を含みかつ隣接する一対の短寸部材７相互間に配置される複数の長寸部材１２を含む。各短寸部材７に外周鍔部接合縁６・２と弾発的に係合する係合縁係合部９を設ける。各長寸部材１２の各端部には対応する短寸部材７と弾発的に係合する短寸部材係合部１３を設ける。
上側透光カバー１は合成樹脂製であり、円錐状を呈し、外周部に立ち上がり面を持つ鍔部２を有する。鍔部２には接合用の爪３と穴４を設ける。下側透光カバー５は合成樹脂製であり、円盤状を呈し、外周部にＬ字状の鍔部６を有する。鍔部６は上側透光カバー１の爪３と上下に接合する。
短寸部材７は鍔部２に沿った形状を呈し、断面が変形３字形を呈し、鍔部２に沿ったひさし部８を有する。ひさし部８には鍔部２の穴４と弾発的に係合する爪９を設ける。爪９は係合縁係合部９となる。さらに、鍔部２よりも適度に大きい断面形状を持つ上面部１０を設け、上面部１０端部に爪１１を設ける。
長寸部材１２は短寸部材７を外周側から覆うに適した形状を呈する。それは短寸部材７と類似の断面形である。長寸部材１２の両端には爪１１と弾発的に係合する穴１３を設ける。穴１３は短寸部材係合部となる。
弾発係合のための変形代が小さい鍔部２への係合対象は、そのすぐそばで係合作業が行える短寸部材７とする。短寸部材７へ係合する長寸部材１２は変形代が大きい上面部１０で弾発係合できるので、作業は難しくない。また、確実な係合が行えるため、飾り枠相互の継ぎ目からの光漏れの問題も起き難い。
【０００６】
【発明の効果】
本発明によれば、組立の作業性が向上し、かつ弾発係合のためコスト的にも有利となり、総じて安価な環状蛍光灯器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る環状蛍光灯器具の要部分解斜視図である。
【図２】 その器具全体を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
１：上側透光カバー、２：外周鍔部、３：爪、４：穴、５：下側透光カバー、
６：外周鍔部、８：ひさし部、９：係合縁係合部、７：短寸部材、
１０：上面部、１１：爪、１２：長寸部材、１３：短寸部材係合部
Claims (1)
- 水平に配置される環状蛍光ランプを備え、前記環状蛍光ランプの下半球側を覆う下側透光カバー（５）を備え、前記環状蛍光ランプの上半球外周側を覆う上側透光カバー（１）を備え、前記下側透光カバー（５）の外周鍔部（６）と前記上側透光カバー（１）の外周鍔部（２）とを上下に接合し、
上下に接合された外周鍔部接合縁（６・２）に外周側から抱き付くように配置される環状飾り枠を備え、前記環状飾り枠は前記外周鍔部接合縁（６・２）に沿って等間隔に配置される複数の短寸部材（７）を含みかつ隣接する一対の前記短寸部材（７）相互間に配置される複数の長寸部材（１２）を含み、前記各短寸部材（７）には前記外周鍔部接合縁（６・２）と弾発的に係合する係合縁係合部（９）を設け、前記各長寸部材（１２）の各端部には対応する前記短寸部材（７）と弾発的に係合する短寸部材係合部（１３）を設けたことを特徴とする環状蛍光灯器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35424796A JP3922399B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 環状蛍光灯器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35424796A JP3922399B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 環状蛍光灯器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10162622A JPH10162622A (ja) | 1998-06-19 |
| JP3922399B2 true JP3922399B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=18436267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35424796A Expired - Fee Related JP3922399B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 環状蛍光灯器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3922399B2 (ja) |
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| JP4591795B2 (ja) * | 2008-06-16 | 2010-12-01 | 東芝ライテック株式会社 | 埋込型照明器具用後付け機構および埋込型照明器具 |
| CN203686660U (zh) * | 2013-12-25 | 2014-07-02 | 欧普照明股份有限公司 | 一种灯具 |
| GB2585631B (en) | 2019-05-13 | 2023-01-25 | Halodawn Ltd | A collar for a recessed light fitting |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP35424796A patent/JP3922399B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10162622A (ja) | 1998-06-19 |
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Legal Events
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