JP3920716B2 - ストリーミングサービスの配信レート変更方法及びストリーム配信サーバ並びにストリーム配信プログラム及びその情報記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットなどの多数の利用者が混在するネットワークにおいてストリーミングサービスを提供する際に輻輳等による品質低下の影響を軽減するストリーミングサービスの配信レート変更方法及びストリーム配信サーバ並びにストリーム配信プログラム及びその情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットのような多人数共用ベストエフォート型ネットワークを介してストリーム配信サーバからクライアント端末へ映像や音楽などのデータを配信するストリーミングサービスを提供するにあたり、他の通信の影響、例えば輻輳等による影響によって品質低下が発生することがある。
【0003】
それを回避するためにサウンドデータや映像データ等のストリーム配信サーバーにおいてはクライアント端末との間で通信状態を確認するなどの方法によって輻輳状態を判断し、配信サーバ側の制御によって、図6に示すようにビットレートの異なるモードA,Bに動的に変更する機能が装備されていることが多い。
【0004】
近年においては、ビットレートの異なるモードに動的に変更する手段として周知のマルチビットレート方式を用いることが多くなってきている。このマルチビットレート方式では、上記ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くして、同等の転送時間でクライアント端末でのデータ再生が可能になるようにしている。即ち、データの圧縮率を高くすると、データの間引き率が増加する。
【0005】
上記モードAでは、データ再生時の品質を高めるためにデータの圧縮率を低くしてエンコードした圧縮データ(圧縮率CRa)を高ビットレートBRaでストリーム配信する。また、モードBでは、データ再生時の品質がモードA程良好ではないが、ある程度の品質となるようにデータの圧縮率を高めてエンコードした圧縮データ(圧縮率CRb(>CRa))を低ビットレートBRb(<BRa)でストリーム配信する。
【0006】
一方、ストリーミングサービスを受けるクライアント端末においては、通常、ネットワークでの遅延揺らぎを吸収するために、サーバから受信したデータを一旦ネットワークゆらぎ吸収バッファ(以下、単にゆらぎ吸収バッファと称する)に蓄積してからデコード/再生を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、ネットワークの輻輳を自動的に検出し、データの転送ビットレートを変更して、輻輳による品質低下を軽減することは可能である。しかし、その転送ビットレート切り替え時に、切り替えたモードでストリーム配信したデータがクライアント端末のゆらぎ吸収バッファに貯まって安定して再生可能になるまで、クライアント端末における映像や音声の出力が一時停止してしまうという問題点があった。
【0008】
即ち、サービス開始時や、モードの切り替え時には最初に安定して映像/音声を再生できるように、ゆらぎ吸収バッファにある程度の量のデータが貯まってからデータをエンコードして再生をはじめる。
【0009】
このため、サービス開始の要求をクライアントがユーザーから受けてから実際にサービスを開始するまでにはタイムラグが生ずる。例えば、ゆらぎ吸収バッファにある程度の量のデータが貯まるまでの時間(タイムラグ)をmとすると、この時間mは、通常、数秒から数十秒程度である。ここで時間mを、例えば10秒とすると、上記のタイムラグ、すなわち、配信サーバがデータ転送を開始してからクライアント端末において映像や音声の出力が開始されるまでの時間は10秒となる。
【0010】
一方、ビットレートの切り替えは、図6に示すように、高ビットレートモードA(ビットレート:BRa)でデータの受信を行っているクライアント端末が受信時の損失率等から輻輳を検出し(時刻t0)、その検出結果をサーバに通知して、サーバが低ビットレートのモードB(ビットレート:BRb)に送出ストリームを切り替えるという手続きを踏む。
【0011】
しかし、この変更が行われる時点ではネットワークは混雑しており、データを低ビットレートBRbでしか送ることができない。このため、ゆらぎ吸収バッファにデータを貯めるためには、上記のようにタイムラグ(例えば、m=10秒)に相当する時間がかかり、t0〜t2’のタイムラグの間の時間(時間m)は一時的に再生が停止してしまい、ストリーミングサービスとしての品質が低下してしまう。
【0012】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、ビットレートの切り替え時における再生品質の低下を軽減できるストリーミングサービスの配信レート変更方法及びストリーム配信サーバ並びにストリーム配信プログラム及びその情報記録媒体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために請求項1では、サウンドデータ及び動画データの少なくとも何れか一方を蓄積する手段を有し且つデータ転送ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くしてデータを転送するマルチビットレートを用いて前記蓄積データのストリーミングサービスを行う配信サーバが、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に対して、前記蓄積データをストリーム配信するときのストリーミングサービスの配信レート変更方法であって、前記配信サーバは、配信対象となるデータを第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データを第1ビットレートBRaでストリーム配信している状態から、前記データを前記第1圧縮率CRaよりも高い第2圧縮率CRb(>CRa)で圧縮した圧縮データを前記第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRa(<BRa)でストリーム配信している状態に切り替える際に、前記第1ビットレートBRaによる前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、前記第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するための前記第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを前記第2ビットレートBRbでストリーム配信し、前記第2ビットレートで配信した前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信を停止した後、前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’(但し、BRb’<BRb)によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とを並行して行い、前記第4ビットレートBRb’で配信した圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替えるストリーミングサービスの配信レート変更方法を提案する。
【0014】
本発明のストリーミングサービスの配信レート変更方法によれば、前記配信サーバがサウンドデータや動画データをクライアント端末へストリーム配信しているときに、ネットワークの輻輳等によってストリーム配信の品質が低下した場合、前記配信サーバによって前記ストリーム配信のビットレートが第1ビットレートBRaから第2ビットレートBRbに低下される。
【0015】
この際、前記配信サーバによって、前記第1ビットレートBRaでの前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信が停止され、前記第3圧縮率CRcで前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbでのストリーム配信が開始される。
【0016】
さらに、前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記配信サーバによって、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信が停止される。そして、配信サーバによって、前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とが並行して行われる。
【0017】
前記配信サーバから前記第4ビットレートBRb’でクライアント端末へ配信された圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信サーバによって、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替えられる。
【0018】
従って、前記第1ビットレートBRaでのデータ配信が停止され、前記クライアント端末におけるデータ再生が停止した後、再度データ再生が開始されるまでの間の時間が従来よりも低減される。
【0019】
即ち、前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末に蓄積され、該蓄積されたデータが再生可能になるまでの間の時間は、前記第2圧縮率CRbの圧縮データが前記クライアント端末に蓄積され、該蓄積されたデータが再生可能になるまでの間の時間よりも短い。
【0020】
さらに、前記第3ビットレートBRcでのストリーム配信と前記第4ビットレートBRb’でのストリーム配信が並行して行われるので、前記第3ビットレートBRcでのストリーム配信を停止して、第2ビットレートBRbでのストリーム配信のみに切り替える際に、前記クライアント端末におけるデータ再生が停止されることがない。
【0021】
また、請求項2では、上記のストリーミングサービスの配信レート変更方法を実施するストリーム配信サーバとして、サウンドデータ及び動画データの少なくとも何れか一方を蓄積する手段を有し、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に対して、データ転送ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くしてデータを転送するマルチビットレートで前記蓄積されているデータをストリーム配信するストリーム配信サーバにおいて、配信対象となるデータを第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データを第1ビットレートBRaでストリーム配信している状態から、前記データを前記第1圧縮率CRaよりも高い第2圧縮率CRb(>CRa)で圧縮した圧縮データを前記第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRa(<BRa)でストリーム配信している状態に切り替える際に、前記第1ビットレートBRaによる前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、前記第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するための前記第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを前記第2ビットレートBRbでストリーム配信する手段と、前記第2ビットレートで配信した前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信を停止した後、前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’(但し、BRb’<BRb)によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とを並行して行う手段と、前記第4ビットレートBRb’で配信した圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替える手段とを備えているストリーム配信サーバを提案する。
【0022】
また、請求項3では、コンピュータ装置からなるサーバで、上記ストリーミングサービスの配信レート変更方法を容易に実施するために、サウンドデータ及び動画データの少なくとも何れか一方を蓄積する手段を有し、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に対して、データ転送ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くしてデータを転送するマルチビットレートで前記蓄積データをストリーム配信するコンピュータ装置からなるサーバの前記ストリーム配信を行うコンピュータプログラムにおいて、配信対象となるデータを第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データを第1ビットレートBRaでストリーム配信している状態から、前記データを前記第1圧縮率CRaよりも高い第2圧縮率CRb(>CRa)で圧縮した圧縮データを前記第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRa(<BRa)でストリーム配信している状態に切り替える際に、前記第1ビットレートBRaによる前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、前記第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するための前記第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを前記第2ビットレートBRbでストリーム配信するステップと、前記第2ビットレートで配信した前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信を停止した後、前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’(但し、BRb’<BRb)によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とを並行して行うステップと、前記第4ビットレートBRb’で配信した圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替えるステップとを含むストリーム配信プログラムを提案する。
【0023】
また、請求項4では、上記ストリーム配信プログラムを容易に配布できるようにするために、前記請求項3に記載のストリーム配信プログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体を提案する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0025】
図1は本発明の一実施形態におけるストリーム配信サービスシステムを示す構成図、図2は本発明の一実施形態における配信サーバの構成を示すブロック図、図3は本発明の一実施形態におけるクライアント端末の構成を示すブロック図である。
【0026】
図1において、1は配信サーバで、動画および音声等のデータをパケット化してインターネットなどのネットワーク2を介してクライアント端末3に配信する。クライアント端末3は、配信サーバ1から配信されたデータを受信して、映像や音声に変換して出力する。4は配信サーバ1とネットワーク2を接続する接続回線、5は配信サーバ1とクライアント端末3との間のデータの流れである配信ストリームである。
【0027】
配信サーバ1は、所定のプログラムがインストールされた周知のコンピュータ装置からなり、図2に示すように、回線制御部11、通信制御部12、データベース管理システム部(以下、DB管理システム部と称する)13、サウンドデータベース(以下、サウンドDBと称する)14、及び映像データベース(以下、映像DBと称する)15を備えている。尚、映像DB15には映像のみのデータ及び映像データとサウンドデータが一体化されたデータが映像データとして蓄積されている。また、配信サーバ1の各構成部は、ハードウエア及びソフトウェアの双方から構成されている。
【0028】
配信サーバ1において、回線制御部11は通信制御部12を介してDB管理システム部13に接続され、DB管理システム部13はサウンドDB14及び映像DB21に接続されている。
【0029】
クライアント端末3は、所定のプログラムがインストールされた周知のコンピュータ装置からなり、表示部31、表示制御部32、通信制御部33、回線制御部34、ゆらぎ吸収バッファ35A,35B、マウス36、及びスピーカ37を備えている。尚、クライアント端末3の各構成部は、ハードウエア及びソフトウェアの双方から構成されている。
【0030】
クライアント端末3において、表示部31は表示制御部32を介して通信制御部33に接続されている。また、通信制御部33は、回線制御部34、ゆらぎ吸収バッファ35A,35B、マウス36、スピーカ37のそれぞれに接続されている。
【0031】
また、クライアント端末3の回線制御部34は、ネットワーク2を介して配信サーバ1の回線制御部11に接続されている。
【0032】
次に、前述の構成よりなる本実施形態の動作を図4及び図5に基づいて説明する。ここで、図4はストリーム配信されるデータを説明する図、図5は配信サーバにおけるストリーム配信処理を説明するフローチャートである。
【0033】
データの配信を希望するユーザは、クライアント端末3を操作してクライアント端末3と配信サーバ1との間でネットワークコネクションを接続し、ネットワークコネクションが確率した後、クライアント端末3と配信サーバ1との間のアプリケーションのコネクションが確立された旨をクライアント端末3から配信サーバ1に対してメニュー要求コマンドを用いて転送する。
【0034】
配信サーバ1は、当該メニュー要求コマンドを受信すると、サウンドDB14映像DB15からメニューを読み出してメニュー確認レスポンスを編集し、当該メニュー確認レスポンスをクライアント端末3に対して転送する。
【0035】
クライアント端末3では、当該メニュー確認レスポンスを受信すると、回線制御部34は、当該メニュー確認レスポンスを通信制御部33に通知する。これを受けた通信制御部33は、メニューを表示制御部32を介して表示部31に表示する。
【0036】
クライアント端末3を操作するユーザは、表示部31に表示されているメニューの中から所望とする選択肢をマウス36を用いて指定する。これにより、データの配信要求がクライアント端末3から配信サーバ1に送信される。
【0037】
配信サーバ1は、クライアント端末3から配信要求を受信すると要求されたデータ(配信対象データ)を第1圧縮率CRaで圧縮して得られた圧縮データをパケット化してこれを第1ビットレートBRaでクライアント端末3へストリーム配信する(S1,S2)。
【0038】
このとき、クライアント端末3は、配信サーバ1から受信したデータをゆらぎ吸収バッファ35Aに蓄積し、蓄積したデータが再生可能状態になってからデータをエンコード(圧縮の解除)してデータを再生する。
【0039】
配信サーバ1は、上記データのストリーム配信中にネットワーク2の通信状態を確認してデータ転送がする(S3)。尚、通信状態の確認方法は、ストリーム配信システムの構成に応じて現在一般的に用いられている多種の確認方法の中から任意の方法を用いて良い。例えば、配信サーバ1が通信状態の良否を検出しても良いし、クライアント端末3が通信状態の良否を検出してその検出結果を配信サーバ1に通知するようにしても良い。
【0040】
上記通信状態の確認の結果、通信状態が良好であるときは上記S2の処理を継続する。また、通信状態が悪化したときは、第1ビットレートBRaによる第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを第2ビットレートBRbでストリーム配信する(S4)。
【0041】
このとき、クライアント端末3は、上記と同様に配信サーバ1から受信したデータをゆらぎ吸収バッファ35Aに蓄積し、蓄積したデータが再生可能状態になってからデータをエンコード(圧縮の解除)してデータを再生する。
【0042】
尚、上記第2圧縮率CRbは、第1圧縮率CRaよりも高い圧縮率であり、第2圧縮率CRbで圧縮されたデータは、そのデータ量が第1圧縮率CRaで圧縮されたデータのデータ量よりも少なくなる。また、第2圧縮率CRbで圧縮された圧縮データを第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRbでストリーム配信することにより、ほぼリアルタイムでデータの再生を行うことができる。また、上記第3圧縮率CRcは、通常、第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するときの圧縮率であり、第3圧縮率CRcで圧縮されたデータは、そのデータ量が第2圧縮率CRab圧縮されたデータのデータ量よりも少なくなる。また、第3圧縮率CRcで圧縮された圧縮データを第2ビットレートBRbよりも低い第3ビットレートBRcでストリーム配信することにより、ほぼリアルタイムでデータの再生を行うことができる。
【0043】
本実施形態では、上記第1ビットレートBRaを1000kbpsに、第2ビットレートBRbを500kbpsに、第3ビットレートBRcを100kbpsにそれぞれ設定している。尚、これらの設定値は一例であり、本願発明における各ビットレートがこれらの値に限定されるものではない。
【0044】
次に、配信サーバ1は、上記第2ビットレートBRbでストリーム配信している第3圧縮率CRc(>CRb)の圧縮データが、クライアント端末3において再生可能な蓄積量に達したか否かを判定する(S5)。この判定は、配信サーバ1が送信したデータ量を計測していて判定しても良いし、或いは配信サーバ1が、クライアント端末3からデータ再生可能状態になったことの通知を受けることによって判定するようにしても良い。
【0045】
上記判定の結果、上記第2ビットレートBRbでストリーム配信している第3圧縮率CRcの圧縮データがクライアント端末3において再生可能な蓄積量に達したとき、配信サーバ1は、上記第3圧縮率CRcの圧縮データの第2ビットレートBRbでのストリーム配信を停止し、配信していたデータに続く配信対象データを第3圧縮率CRcで圧縮した圧縮データの第3ビットレートBRcによるストリーム配信と、配信対象データを第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’によるストリーム配信とを並行して行う(S6)。
【0046】
尚、第4ビットレートBRb’は、第2ビットレートBRbよりも低く、第3ビットレートBRcよりも高いレートである。また、上記第3圧縮率CRcで圧縮するデータを予め所定量確保しておき、このデータに続くデータを上記第2圧縮率CRbで圧縮する。また、本実施形態では、上記第3圧縮率CRcで圧縮するデータ量は、上記第2圧縮率CRbで圧縮したデータがクライアント端末3において蓄積されて再生可能状態になるまでの間ストリーム配信できる量に設定されている。
【0047】
クライアント端末3は、ゆらぎ吸収バッファ35Aに蓄積された上記第3圧縮率CRcの圧縮データが再生可能な蓄積量に達したとき、このデータをエンコードしてデータを再生する。さらに、クライアント端末3は、上記第3ビットレートBRcによりストリーム配信される第3圧縮率CRcの圧縮データをゆらぎ吸収バッファ35Aに蓄積し、上記ゆらぎ吸収バッファ35Aに蓄積されているデータに続けて再生を行う。また、クライアント端末3は、上記第4ビットレートBRb’によりストリーム配信される第2圧縮率CRbの圧縮データを他方のゆらぎ吸収バッファ35Bに蓄積し、上記一方のゆらぎ吸収バッファ35Aに蓄積されたデータの再生が全て終了したときに、このデータ再生に続けて、ゆらぎ吸収バッファ35Bに蓄積したデータの再生を開始する。
【0048】
次いで、配信サーバ1は、上記第4ビットレートBRb’でストリーム配信している第2圧縮率CRbの圧縮データが、クライアント端末3において再生可能な蓄積量に達したか否かを判定する(S7)。この判定も上記と同様に、配信サーバ1が送信したデータ量を計測していて判定しても良いし、或いは配信サーバ1が、クライアント端末3からデータ再生可能状態になったことの通知を受けることによって判定するようにしても良い。
【0049】
上記判定の結果、上記第4ビットレートBRb’でストリーム配信している第2圧縮率CRbの圧縮データがクライアント端末3において再生可能な蓄積量に達したとき、配信サーバ1は、上記第3圧縮率CRcの圧縮データの第3ビットレートBRbcでのストリーム配信と、上記第2圧縮率CRcの圧縮データの第4ビットレートBRbc’でのストリーム配信とを停止し、配信対象データを第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替える(S8)。
【0050】
次いで、配信サーバ1は、ネットワーク2の通信状態が回復したか否かを判定し(S9)、通信状態が回復したときに上記S2の処理に移行して、データの転送量を通常状態に戻す。
【0051】
前述したように、本実施形態では、映像データやサウンドデータ等の再生不能という一時的なサービス不能状態を改善するために、図4に示すように、ビットレート切り替えを、第1圧縮率CRaの圧縮データの高ビットレートBRaでの転送(モードA)から、第2圧縮率CRbの圧縮データの低ビットレートBRbでの転送(モードB)へ単純に切り替えるのではなく、一時的に第3圧縮率CRcの圧縮データの転送モード(モードC1,C2)を作り、モードA[時刻t0]→モードC1,C2[時刻t2]→モードBというようにストリーム配信の状態を遷移させている。これにより、上記サービス不能状態の改善が可能になる。
【0052】
即ち、モードC1,C2の動作の詳細は以下の通りである。尚、時刻t0において、輻輳を検出して送信ストリームを切り替える判断をするところまでは従来例と同じである。
【0053】
(モードC1)
モードC1が実施される時間は、クライアント端末3においてデータ再生可能状態になるまでの時間であるため、少なくともm×(BRc/BRb)の時間である。ここでmは前述したタイムラグの時間である。時刻t0で、第2圧縮率CRbの圧縮データの第2ビットレートBRbでのストリーム配信に切り替えるのではなく、第3圧縮率CRcの圧縮データを第2ビットレートBRbでストリーム配信する。つまり、BRb/BRc倍速でデータを送信することになる。
【0054】
ゆらぎ吸収バッファ35Aにデータが蓄積され再生が可能になった時点(時刻t1)で、クライアント端末3において、モードC1でストリーム配信されたデータの再生が開始される。
【0055】
このように、第3圧縮率CRcの圧縮データを第2ビットレートBRbでストリーム配信することにより、第3圧縮率CRcの圧縮データがゆらぎ吸収バッファに蓄積されて再生可能状態になるまでの時間は、BRb>>BRcであるため、最初からモードBでデータ配信する従来方式の場合のBRc/BRb倍で済む。即ち、データ再生不能となるタイムラグは、上記の例、すなわち、BRa=1000kbps、BRb=500kbps、BRc=100kbpsとしたときは、前述した従来例の0.2倍となる。このモードC1でのサービスはモードBで実現できる再生品質には及ばないが、何らかの映像/音声が再生できることによりサービス品質は完全停止状態よりは大幅に良い状態である。
【0056】
(モードC2)
モードC2が実施される時間は、第4ビットレートBRb’でストリーム配信される第2圧縮率CRbの圧縮データがクライアント端末3においてデータ再生可能状態になるまでの時間であるため、少なくともm×BRb/(BRb−BRc)となる。
【0057】
ゆらぎ吸収バッファ35AにモードC1のデータが蓄積されて再生可能になった時点(時刻t1)でクライアント端末3で再生するデータは第3圧縮率CRcで圧縮されたデータのままであるが、ストリーム配信されるデータは第3圧縮率CRcの圧縮データと第2圧縮率CRbの圧縮データを併せたものに移行される。
【0058】
但し、配信サーバ1からクライアント端末3へ送信できるビットレートは、やはり最高でも全体として第2ビットレートBRbしかないので、第4ビットレートBRb’は最大でもBRb−BRcとなる。
【0059】
クライアント端末3では第2圧縮率CRbの圧縮データはモードB用のゆらぎ吸収バッファに蓄積しておく。このとき、モードB用のゆらぎ吸収バッファにデータが十分に貯まるには、m×BRb/(BRb−BRc)だけの時間(時刻t1〜t2の間の時間)がかかる。
【0060】
(モードB)
モードC2が完了する(時刻t2)と、クライアント端末3では第2圧縮率CRbの圧縮データを再生できる状態になるので、配信サーバ1は第2圧縮率BRbの圧縮データのみを第2ビットレートBRbでストリーム配信し、クライアント端末3では再生する映像/音声等のデータも第2圧縮率BRbのデータに切り替え、当初の目的である第2ビットレートBRbで第2圧縮率CRbの圧縮データをストリーム配信するモードBヘ移行する。この先は従来例と同じである。
【0061】
前述したように、本実施形態によれば、品質の不安定なネットワーク2でのストリーミングサービス品質の向上を図ることができる。従来例であれば時間mだけデータ再生が停止してしまうところ、本実施形態では完全なデータ再生停止時間はm×BRc/BRbに抑え、本来モードBで開始されるべき時間がm×(2BRb−BRc)×BRc/((BRb−BRc)×BRb)だけ従来例よりも遅くなるが、BRb>>BRcとなる適切なパラメータを選択すればこの値は小さくなり改善効果の方が大きい。
【0062】
尚、本実施形態は、本発明の一具体例であって、本発明が上記実施形態のみに限定されないことは言うまでもないことである。
【0063】
また、上記の配信サーバ1のコンピュータプログラムを記録した情報記録媒体作成して配布する、或いはネットワークを介して配布することにより、配布されたコンピュータプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより簡単に上記と同様の配信サーバを構成することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワークの輻輳等によってストリーム配信の品質が低下した場合、配信サーバによって、第1圧縮率CRaの圧縮データの第1ビットレートBRaでのストリーム配信から第2圧縮率CRbの圧縮データの第2ビットレートBRbでのストリーム配信に移行する際に、第3圧縮率CRcの圧縮データの第2ビットレートBRbでのストリーム配信が行われると共に、これに続いて第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信と第2圧縮率CRbの圧縮データの第4ビットレートBRb’によるストリーム配信とが並行して行われた後、第2圧縮率CRbの圧縮データの第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替えられるため、第1ビットレートBRaでのデータ配信が停止されてクライアント端末におけるデータ再生が停止した後、再度データ再生が開始されるまでの間の時間が従来よりも低減されるので、ストリームサービスの品質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるストリーム配信サービスシステムを示す構成図
【図2】本発明の一実施形態における配信サーバの構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施形態におけるクライアント端末の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施形態におけるストリーム配信されるデータを説明する図
【図5】本発明の一実施形態における配信サーバにおけるストリーム配信処理を説明するフローチャート
【図6】従来例におけるストリーム配信されるデータを説明する図
【符号の説明】
1…配信サーバ、2…ネットワーク、3…クライアント端末、4…接続回線、5…配信ストリーム、11…回線制御部、12…通信制御部、13…データベース管理システム部、14…サウンドデータベース、15…映像データベース、31…表示部、32…表示制御部、33…通信制御部、34…回線制御部、35A,35B…ゆらぎ吸収バッファ、36…マウス、37…スピーカ。
Claims (4)
- サウンドデータ及び動画データの少なくとも何れか一方を蓄積する手段を有し且つデータ転送ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くしてデータを転送するマルチビットレートを用いて前記蓄積データのストリーミングサービスを行う配信サーバが、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に対して、前記蓄積データをストリーム配信するときのストリーミングサービスの配信レート変更方法であって、
前記配信サーバは、
配信対象となるデータを第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データを第1ビットレートBRaでストリーム配信している状態から、前記データを前記第1圧縮率CRaよりも高い第2圧縮率CRb(>CRa)で圧縮した圧縮データを前記第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRa(<BRa)でストリーム配信している状態に切り替える際に、
前記第1ビットレートBRaによる前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、
前記第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するための前記第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを前記第2ビットレートBRbでストリーム配信し、
前記第2ビットレートで配信した前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信を停止した後、
前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’(但し、BRb’<BRb)によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とを並行して行い、
前記第4ビットレートBRb’で配信した圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替える
ことを特徴とするストリーミングサービスの配信レート変更方法。 - サウンドデータ及び動画データの少なくとも何れか一方を蓄積する手段を有し、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に対して、データ転送ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くしてデータを転送するマルチビットレートで前記蓄積されているデータをストリーム配信するストリーム配信サーバにおいて、
配信対象となるデータを第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データを第1ビットレートBRaでストリーム配信している状態から、前記データを前記第1圧縮率CRaよりも高い第2圧縮率CRb(>CRa)で圧縮した圧縮データを前記第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRa(<BRa)でストリーム配信している状態に切り替える際に、前記第1ビットレートBRaによる前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、前記第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するための前記第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを前記第2ビットレートBRbでストリーム配信する手段と、
前記第2ビットレートで配信した前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信を停止した後、前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’(但し、BRb’<BRb)によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とを並行して行う手段と、
前記第4ビットレートBRb’で配信した圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替える手段とを備えている
ことを特徴とするストリーム配信サーバ。 - サウンドデータ及び動画データの少なくとも何れか一方を蓄積する手段を有し、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に対して、データ転送ビットレートが低くなるほどデータの圧縮率を高くしてデータを転送するマルチビットレートで前記蓄積データをストリーム配信するコンピュータ装置からなるサーバの前記ストリーム配信を行うコンピュータプログラムにおいて、
配信対象となるデータを第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データを第1ビットレートBRaでストリーム配信している状態から、前記データを前記第1圧縮率CRaよりも高い第2圧縮率CRb(>CRa)で圧縮した圧縮データを前記第1ビットレートBRaよりも低い第2ビットレートBRa(<BRa)でストリーム配信している状態に切り替える際に、前記第1ビットレートBRaによる前記第1圧縮率CRaで圧縮した圧縮データのストリーム配信を停止して、前記第2ビットレートBRbよりもさらに低い第3ビットレートBRc(<BRb)でストリーム配信するための前記第2圧縮率CRbよりもさらに高い第3圧縮率CRc(>CRb)で前記配信対象となるデータを圧縮した圧縮データを前記第2ビットレートBRbでストリーム配信するステップと、
前記第2ビットレートで配信した前記第3圧縮率CRcの圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能となった時点で、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信を停止した後、前記配信対象となるデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの第4ビットレートBRb’(但し、BRb’<BRb)によるストリーム配信と、前記第3圧縮率CRcの圧縮データの前記第3ビットレートBRcによるストリーム配信とを並行して行うステップと、
前記第4ビットレートBRb’で配信した圧縮データが前記クライアント端末のデータバッファに所定量蓄積されて再生可能になった時点で、前記配信対象のデータを前記第2圧縮率CRbで圧縮した圧縮データの前記第2ビットレートBRbによるストリーム配信のみに切り替えるステップとを含む
ことを特徴とするストリーム配信プログラム。 - 前記請求項3に記載のストリーム配信プログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
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