JP3920623B2 - 電波修正時計 - Google Patents
電波修正時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3920623B2 JP3920623B2 JP2001333597A JP2001333597A JP3920623B2 JP 3920623 B2 JP3920623 B2 JP 3920623B2 JP 2001333597 A JP2001333597 A JP 2001333597A JP 2001333597 A JP2001333597 A JP 2001333597A JP 3920623 B2 JP3920623 B2 JP 3920623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- time difference
- time
- fixed
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻情報受信手段と、位置検出手段を有する電波修正時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の移動体端末の位置検出における技術は、GPSや携帯電話の発達により急速に進歩してきている。特に米国ではE911の法律整備により携帯電話の位置検出が義務づけられる事によりこの動きは顕著である。一方、例えばGPS受信機を搭載した移動体端末においては、GPS衛星から得られるGPS時刻データを元に前記移動体端末内の計時を正確な世界標準時とし、あらかじめ選択された地域に従って時刻を表示する事は、ソニー社製のPCQA−GPS3VH等一般的となっている。また特開平8−68848の如くGPS受信機において境界位置データを記憶した記憶装置を備えて、GPS受信機で測位した緯度経度の情報から測位地点の時差を算出してGPS受信機から得られた世界標準時を、前記時差で修正して表示する技術が紹介されている。例えば、PHSの位置情報サービスにより位置情報を受け、長波の標準電波に基づくタイムコードの供給サービスにより時刻情報を受けることができる。
以下に図面を用いて従来の技術の説明を行なう。
【0003】
図6は従来の電波修正時計の回路ブロック図で、1は発振回路、2は該発振回路1からの基準信号である発振信号Sxをもとに計時し計時している計時情報を計時信号Stとして出力する計時回路であり、該計時回路2は時刻修正信号Scによって計時している計時情報を時刻修正情報に書き換える。3は前記計時回路2からの計時信号Stをもとに時刻を表示する計時表示手段で、前記計時信号Stを入力してLCD駆動信号Slを出力するLCD駆動回路3aとLCD駆動信号Slで駆動表示されるLCD表示3bで構成されている。4はGPSアンテナ4aとGPS受信回路4bとGPS時刻信号出力回路4cからなる時刻情報受信手段で、GPS受信回路4bはGPSアンテナ4aでGPS衛星10からのGPS信号Srを受信して演算しGPS演算信号Sdを出力し、前記GPS時刻信号出力回路4cは前記演算信号Sdを入力して時刻情報をGPS時刻信号Sgとして出力する。5は前記時刻情報受信手段4のGPSアンテナ4aとGPS受信回路4bと移動体位置信号出力回路5aで構成される位置検出手段で、該移動体位置信号出力回路5aは前記GPS受信回路4bからの前記GPS演算信号Sdを入力し、移動体位置情報を移動体位置信号Smで出力する。60は境界位置記憶手段で、全世界の時差領域の境界線データが格納されているメモリ回路60aで構成され、時差算出回路70のアクセス信号Saによって前記境界線情報が境界線情報信号Seで出力される。70は時差算出回路で、前記境界位置記憶手段60のメモリ回路60aからの前記境界線情報信号Seと、前記位置検出手段5の移動体位置信号出力回路5aからの移動体位置情報である移動体位置信号Smを比較し時差情報を算出して時差信号Snを出力する。8は時差加算回路で前記時刻情報受信手段4の前記GPS時刻信号出力回路4cからの時刻情報である前記GPS時刻信号Sgと、前記時差算出回路70からの時差情報である前記時差信号Snを加算し、時刻修正情報を時刻修正信号Scで出力し前記計時回路2の計時している計時情報を修正する。9は電波修正時計200の電源スイッチである。
【0004】
続いて従来技術の動作について説明する。
図6の従来の電波修正時計200が、電源スイッチ9をON状態にする事によって動作を開始すると前記発振回路1からの発振信号Sxをもとに前記計時回路2は計時スタートするが、計時情報は前記電源スイッチ9がON状態になってからの計時情報であり正しい時刻ではない。ここでGPS受信回路4bも電源スイッチ9がON状態になったのち前記GPS衛星10からのGPS信号Srを受信開始しており、前記時刻情報受信手段4のGPS時刻信号出力回路4cは、前記GPS演算信号SdのGPSからの情報の演算結果を入力し、時刻情報がデータとして確立したらGPS時刻信号Sgとして出力する。例えば今世界標準時の午前9時5分0秒とすると、前記GPS時刻信号Sgは時刻情報「09:05:00」を前記時差加算回路8に送る。また前記位置検出手段5の移動体位置信号出力回路5aは、前記GPS演算信号SdのGPSからの情報の演算結果を入力し、移動体位置情報がデータとして確立したら移動体位置信号Smとして出力する。例えば従来の電波修正時計200が東京大手町(北緯35度41分0秒、東経139度46分0秒)にあるとすると、前記移動体位置信号Smは移動体位置情報「N35.41.00/E139.46.00」として前記時差算出回路70に送る。該時差算出回路70は前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N35.41.00/E139.46.00」が入力されると、前記境界位置記憶手段60の時差領域の境界線データが格納されているメモリ回路60aをアクセス信号Saで前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N35.41.00/E139.46.00」の含まれる時差領域のデータを呼出し時差を算出する。この場合時差情報は9時間であるから、前記時差算出回路6は前記時差信号Snの時差情報「9:00:00」を出力し前記時差加算回路8に送られる。該時差加算回路8は前記GPS時刻信号出力回路4cからの前記GPS時刻信号Sgの時刻情報と前記時差信号Snの時差情報を加算するので、この説明では時刻修正情報「18:05:00」を前記時刻修正信号Scで出力する。前記計時回路2は前記時刻修正信号Scによって「18:05:00」に計時情報を修正し、計時動作を「18:05:00」から継続する。よって「18:05:00」の前記計時信号Stは計時表示手段3のLCD駆動回路3aへ送出しLCD表示3bはLCD駆動信号Slで駆動され「18:05:00」から計時していく事になる。
【0005】
以上の様に従来の電波修正時計200では、GPS衛星10からのGPS信号Srを受信する事によって、前記電波修正時計200が移動してもその位置での時差を算出して世界標準時に時差を加算し時刻修正され、世界中どこでも正確に時刻を表示する事ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電波修正時計200では、前記境界位置記憶手段60のメモリ回路60aに全世界の時差領域の境界線情報が格納されている必要が有る。しかしながら図7の様に時差領域の境界線は複雑に入り組んでおり国境が境界線である事が非常に多い。よってこれらの境界線の緯度経度データを、前記メモリ回路60aに格納すべくデータ化すると膨大なデータとなり、前記メモリ回路60aの容量が大きくなりコストの増加や前記メモリ回路60aの実装スペースの増大をしいることとなる。これは特に腕時計型の電波修正時計のような小型化を要するシステムにとっては大きな負担となってしまう。
【0007】
本発明は上記問題点を解決し、腕時計型の電波修正時計のような小型化を要するシステムにとっても充分採用可能な時差算出を行う事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、発振回路と、該発振回路からの発振信号をもとに計時する計時回路と、該計時回路からの計時信号をもとに時刻を表示する計時表示手段と、外部から時刻情報を受信する時刻情報受信手段と、移動時の移動体位置情報を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって得られた移動体位置情報から時差情報を算出する時差算出回路と、前記時刻情報に時差情報を加算し前記計時回路の計時情報を修正する時差加算回路を有する電波修正時計において、固定時差情報と固定位置情報からなる定点情報を複数記憶した定点情報記憶手段を設け、前記時差算出回路は、前記固定位置情報のなかから前記移動体位置情報に最も近い固定位置情報を抽出し、該最も近い固定位置情報に対応する固定時差情報を前記時差情報とすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、発振回路と、該発振回路からの発振信号をもとに計時する計時回路と、該計時回路からの計時信号をもとに時刻を表示する計時表示手段と、外部から時刻情報を受信する時刻情報受信手段と、移動時の移動体位置情報を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって得られた移動体位置情報から時差情報を算出する時差算出回路と、前記時刻情報に時差情報を加算し前記計時回路の計時情報を修正する時差加算回路を有する電波修正時計において、固定時差情報と固定位置情報と固定範囲情報からなる定点情報を複数記憶した定点情報記憶手段を設け、前記時差算出回路は、複数の固定位置情報について、それぞれ移動体位置情報までの距離を前記固定範囲情報で除して疑似距離を算出し、該疑似距離が最も小さい固定位置情報に対応する固定時差情報を前記時差情報とすることを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明は、使用者が前記複数の定点情報のなかから一の定点情報を選択するための定点情報選択手段を設け、該一の定点情報における固定時差情報を前記時差情報としうることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の定点情報は、都市の情報、駅の情報、空港の情報、港の情報のうちの少なくとも一の情報を備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る電波修正時計の第一実施形態について説明する。図1は本実施形態の回路ブロック図である。図6に示した従来技術と同一の構成については同一の番号を付し説明を省略する。
【0013】
図1において6は定点情報記憶手段で、固定時差情報と固定位置情報をメモリ回路6aに格納し、時差算出回路7からの前記アクセス信号Saによって、固定時差情報と固定位置情報を定点情報信号Spとして送出する。7は時差算出回路で、前記定点情報記憶手段6のメモリ回路6aからの前記定点情報信号Spと、前記位置検出手段5の移動体位置信号出力回路5aからの前記移動体位置信号Smを入力し、前記移動体位置情報に最も近い前記固定位置情報を抽出し前記固定時差情報から時差情報を決定して時差信号Snとして出力する。図2は前記定点情報記憶手段6のメモリ回路6aに格納されているデータを示しており、左から固定位置情報を識別する都市名、固定時差情報であるその都市の世界標準時からの時差、固定位置情報であるその都市の緯度経度である。
【0014】
次に本発明における動作を説明する。図1の本発明の電波修正時計100は、従来例と同様に電源スイッチ9をON状態にする事によって動作を開始し、前記計時回路2の計時情報は正しい時刻ではない。ここで従来例と同様に今世界標準時の午前9時5分0秒とすると、前記時刻情報受信手段4のGPS時刻信号出力回路4cは、前記GPS演算信号SdのGPSからの情報の演算結果を入力し、時刻情報がデータとして確立したらGPS時刻信号Sgを時刻情報「09:05:00」として前記時差加算回路8に送る。また前記位置検出手段5の移動体位置信号出力回路5aは、前記GPS演算信号SdのGPSからの情報の演算結果を入力し、移動体位置情報がデータとして確立したら移動体位置信号Smとして出力する。従来例と同様に電波修正時計100が東京大手町(北緯35度41分0秒、東経139度46分0秒)にあるとすると、前記移動体位置信号Smは移動体位置情報「N35.41.00/E139.46.00」として前記時差算出回路7に送る。該時差算出回路7は前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N35.41.00/E139.46.00」が入力されると、前記定点情報記憶手段6のメモリ回路6aをアクセス信号Saで前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N35.41.00/E139.46.00」に最も近い固定位置情報のデータを呼出し、該固定位置情報の定点情報から固定時差情報を抽出して定点情報信号Spで受け取る。図2はメモリ回路6aに納められた定点情報を示し、今「N35.41.00/E139.46.00」に最も近いデータはFUKUOKAなので時差情報は9時間であるから、前記時差算出回路7は前記時差信号Snの時差情報「9:00:00」を出力し、前記時差加算回路8は前記GPS時刻信号Sgの時刻情報「9:05:00」と、前記時差信号Snの時差情報「9:00:00」を加算し時刻修正情報「18:05:00」となり前記時刻修正信号Scとして出力する。前記計時回路2は前記時刻修正信号Scによって「18:05:00」に計時情報を修正し、計時動作を「18:05:00」から継続する。よって「18:05:00」の前記計時信号Stは計時表示手段3のLCD駆動回路3aへ送出しLCD表示3bはLCD駆動信号Slで駆動され「18:05:00」から計時していく事になる。
【0015】
以上の様に本発明の電波修正時計100では、GPS受信回路4bを用いて求めた移動位置情報を最も近い固定位置情報の定点情報から時差情報を得る事により、時差領域のデータ量に比べて充分少ない定点情報のデータで、移動位置の時差を得て世界標準時に加算し時刻修正して、世界中どこでも正確に時刻を表示する事ができる。
【0016】
続いて図3、4を用いて本発明の第二実施形態の電波修正時計について説明する。図3は第二実施形態の電波修正時計110の回路ブロック図で、77は時差算出回路で、前記定点情報記憶手段66のメモリ回路66aからの固定時差情報である前記定点情報信号Spと、前記位置検出手段5の移動体位置信号出力回路5aからの前記移動体位置情報を前記移動体位置信号Smで入力する。複数の固定位置情報の間に移動体位置情報が位置する場合、時差算出回路は、複数の固定位置情報について、それぞれ移動体位置情報までの距離を固定範囲情報で除して疑似距離を算出し、その疑似距離が最も小さい固定位置情報に対応する固定時差情報を時差情報Snとして出力する。図4は第二実施形態の定点情報記憶手段66のメモリ回路66aに格納されているデータ表で、左から固定位置情報を識別する都市名、固定時差情報であるその都市の世界標準時からの時差、固定位置情報であるその都市の緯度経度、固定範囲情報である。ここで固定範囲情報は固定位置情報からの固定時差情報の有効な範囲を示している。
【0017】
例えば対馬(北緯34度35分50秒 東経129度21分00秒)へ電波修正時計110が移動すると、図3のメモリ回路66aに格納されているデータを用いると、図3の前記時差算出回路77は前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N34.35.50/E129.21.00」が入力され、前記定点情報記憶手段66のメモリ回路66aをアクセス信号Saで前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N34.35.50/E129.21.00」に最も近い固定位置情報のデータを抽出する。今メモリ回路66aのデータが図2の固定位置情報であったならば最も近いデータはPUSANで、時差情報は8時間になってしまう。しかし対馬の時差は9時間であるからこれでは正しい計時をすることはできない。そこで図4のように図3の定点情報記憶手段66のメモリ回路66aの定点情報に固定範囲情報を設け、図3の時差算出回路77は複数の固定位置情報の間に移動体位置情報が位置する場合は、固定位置情報と移動体位置情報の距離を前記固定範囲情報で割って擬似距離を算出し、最も近いデータはFUKUOKAになるので時差情報は9時間であるから、前記時差信号Snは「9:00:00」で出力される。
【0018】
続いて図5を用いて本発明の第三実施形態の電波修正時計について説明する。図5の電波修正時計120において、11は一方の端子をHレベルであるVDDに接続されたスイッチ11aと、一方の端子をLレベルであるGNDに接続されたプルダウン抵抗11bで構成された定点情報選択手段で、前期スイッチ11aの他方の端子と前期プルダウン抵抗11bの他方の端子が接続されたとき、スイッチ信号Swとして出力されている。12は定点情報表示手段で定点情報信号Svによって入力された定点情報を前記計時表示手段3と同様にLCD表示に表示する。79は時差算出回路で、前記定点情報記憶手段6のメモリ回路6aからの前記定点情報信号Spと、前記位置検出手段5の移動体位置信号出力回路5aからの前記移動体位置信号Smを入力し、前記移動体位置情報に最も近い前記定点情報を抽出し前記定点情報Svとして出力するとともに時差情報を前記時差信号Snとして出力する。また前記時差算出回路79は前記定点情報選択手段11からのスイッチ信号SwがLレベルからHレベルに変化する毎に、前記移動体位置情報に次に近い前記定点情報を順次抽出し前記定点情報Svで出力するとともに時差情報を前記時差信号Snとして出力する。
【0019】
次に図5の本発明の電波修正時計120の動作を説明する。例えば前述した対馬(北緯34度35分50秒 東経129度21分00秒)へ電波修正時計120が移動すると、図2のメモリ回路6aに格納されているデータを用いると、前記時差算出回路79は前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N34.35.50/E129.21.00」が入力され、前記定点情報記憶手段6のメモリ回路6aをアクセス信号Saで前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N34.35.50/E129.21.00」に最も近い固定位置情報のデータを抽出する。今図2の固定位置情報で最も近いデータはPUSANで、時差情報は8時間になると同時に、定点情報はPUSANとなり定点情報信号Svで定点情報表示手段12に送られて表示する。しかし対馬の時差は9時間であるからこれでは正しい計時をすることはできない。ここで電波修正時計120の使用者は、前記定点情報選択手段11のスイッチ11aをONして、スイッチ信号SwをLレベルからHレベルに変化させて、前記定点情報記憶手段6のメモリ回路6aをアクセス信号Saで前記移動体位置信号Smの移動体位置情報「N34.35.50/E129.21.00」に次に近い固定位置情報のデータを抽出する。図2で次に近いデータはFUKUOKAになるので時差情報は9時間であるから、前記時差信号Snは「9:00:00」で出力されると同時に、定点情報はFUKUOKAとなり定点情報信号Svで定点情報表示手段12に送られて表示する。
【0020】
以上の様に本発明の電波修正時計120では、GPS受信回路4bを用いて求めた移動位置情報を最も近い固定位置情報の定点情報が示す時差情報が、実際の時差情報と正しいかを確認し、或は定点情報を選択する事が出来る。例えば対馬に用があって居て時差はFUKUOKAとなっていても、用が済み次第PUSANの空港から次の目的地へ移動する場合はPUSANの時差情報を選択すればよい。以上のように実際の移動位置情報に現在いる地点の時差よりも最寄りの都市の時差が重要な場合も有効である。
【0021】
前記定点情報記憶手段の定点情報は、図2、図4の例のように都市の情報に限らず、駅、空港、港等の出発到着時刻が重要であるような場所の定点情報とする事も有効である。
【0022】
【発明の効果】
以上のように本発明では、境界位置記憶手段に全世界の時差領域の境界線データを格納せずに、定点情報記憶手段によって主要都市等の定点情報を記憶する事によって、時差算出に必要なデータ量を減らし、メモリのサイズを小さくする事が出来る。また定点情報を都市等の情報にする事により、使用者がより実用的な時差を使用する事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す電波修正時計の回路ブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態を示す電波修正時計の定点情報記憶手段のデータ表である。
【図3】本発明の第二実施形態を示す電波修正時計の回路ブロック図である。
【図4】本発明の第二実施形態を示す電波修正時計の定点情報記憶手段のデータ表である。
【図5】本発明は第三実施形態を示す電波修正時計の回路ブロック図である。
【図6】従来の電波修正時計を示す回路ブロック図である。
【図7】時差領域の境界を示す世界地図である。
【符号の説明】
1 発振回路
2 計時回路
3 計時表示手段
4 時刻情報受信手段
5 位置検出手段
6 定点情報記憶手段
7 時差算出回路
8 時差加算回路
9 電源スイッチ
10 GPS衛星
Claims (3)
- 発振回路と、該発振回路からの発振信号をもとに計時する計時回路と、該計時回路からの計時信号をもとに時刻を表示する計時表示手段と、外部から時刻情報を受信する時刻情報受信手段と、移動時の移動体位置情報を検出する位置検出手段と、該位置検出手段によって得られた移動体位置情報から時差情報を算出する時差算出回路と、前記時刻情報に時差情報を加算し前記計時回路の計時情報を修正する時差加算回路を有する電波修正時計において、固定時差情報と固定位置情報と該固定位置情報からの該固定時差情報の有効な範囲を示す固定範囲情報とからなる定点情報を複数記憶した定点情報記憶手段を設け、前記時差算出回路は、複数の固定位置情報について、それぞれ移動体位置情報までの距離を前記固定範囲情報で除して疑似距離を算出し、該疑似距離が最も小さい固定位置情報に対応する固定時差情報を前記時差情報とすることを特徴とする電波修正時計。
- 前記複数の定点情報のなかから一の定点情報を選択するための定点情報選択手段を設け、該定点情報選択手段からのスイッチ信号により、前記移動体位置情報に近い順に前記定点情報を順次出力させ、前記一の定点情報における固定時差情報を前記時差情報としうることを特徴とする請求項1に記載の電波修正時計。
- 前記定点情報は、都市の情報、駅の情報、空港の情報、港の情報のうちの少なくとも一の情報を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電波修正時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001333597A JP3920623B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 電波修正時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001333597A JP3920623B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 電波修正時計 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003139875A JP2003139875A (ja) | 2003-05-14 |
JP2003139875A5 JP2003139875A5 (ja) | 2005-06-16 |
JP3920623B2 true JP3920623B2 (ja) | 2007-05-30 |
Family
ID=19148833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001333597A Expired - Fee Related JP3920623B2 (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 電波修正時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3920623B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7388812B2 (en) * | 2003-09-30 | 2008-06-17 | Seiko Epson Corporation | Radio-controlled timepiece and electronic device, control method for a radio-controlled timepiece, and reception control program for a radio-controlled timepiece |
JP4905127B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2012-03-28 | カシオ計算機株式会社 | Gps受信装置及びgps受信制御方法 |
JP4462338B2 (ja) | 2007-11-27 | 2010-05-12 | セイコーエプソン株式会社 | 電子時計、電子時計の時刻修正方法、電子時計の制御プログラム |
JP5476664B2 (ja) | 2008-01-29 | 2014-04-23 | セイコーエプソン株式会社 | 電子腕時計および電子腕時計の時刻修正方法 |
JP5169919B2 (ja) | 2009-03-06 | 2013-03-27 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器、時差データ取得方法、時差データのデータ構造 |
JP5392177B2 (ja) * | 2010-05-12 | 2014-01-22 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器 |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001333597A patent/JP3920623B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003139875A (ja) | 2003-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4462338B2 (ja) | 電子時計、電子時計の時刻修正方法、電子時計の制御プログラム | |
JP6022622B2 (ja) | タイム・ゾーンおよびdstへの関与の決定 | |
KR100481961B1 (ko) | 이동통신단말의 위치측정방법, 이동통신단말, 프로그램 및컴퓨터 판독가능 기록매체 | |
US8705321B2 (en) | Electronic timepiece and time adjustment method for an electronic timepiece | |
US8332140B2 (en) | Method and apparatus for efficiently using a battery in a smartphone having a navigation system | |
US7409187B2 (en) | Positioning system, terminal device, control method of terminal device, control program of terminal device, and computer readable recording medium recording control program of terminal device | |
JP2001337182A (ja) | 携帯端末装置 | |
JP5169919B2 (ja) | 電子機器、時差データ取得方法、時差データのデータ構造 | |
JP5169674B2 (ja) | 位置情報取得システム、位置情報取得方法、移動体通信端末、及び、プログラム | |
JP4862558B2 (ja) | 計時装置 | |
CN105843034B (zh) | 电子钟表、电子设备、更新信息发送装置及更新信息发送方法 | |
JP4215036B2 (ja) | 端末装置 | |
KR20010031512A (ko) | 시각 출력 장치 및 시각 교정 방법 | |
JP2004159026A (ja) | 携帯電話機及びそれに用いる測位切替方法並びにそのプログラム | |
JP2006029960A (ja) | 計時装置、携帯用電子機器、時刻情報修正方法、時刻情報修正プログラム、時刻情報修正プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP3920623B2 (ja) | 電波修正時計 | |
JP2001356838A (ja) | ローカルタイム計算機、時計装置、通信端末装置およびローカルタイム計算方法 | |
US11137726B2 (en) | Electronic timepiece, time correction method, and storage medium | |
US20200294420A1 (en) | Apparatus for assisting the mobility of visually impaired people in road traffic | |
JP2003114290A (ja) | ローカル時間計算方法および時計 | |
US20050013200A1 (en) | Method for displaying time in mobile terminal | |
JPH04307394A (ja) | 時計装置 | |
KR20010111982A (ko) | 위치추적방법 및 위치추적단말기 | |
JP2006214934A (ja) | 測位システム、端末装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2005164318A (ja) | 時刻修正情報出力装置、自動時刻修正時計、タイムサーバーおよび電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040913 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060919 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070215 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120223 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140223 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |