JP3918222B2 - ドアスイッチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアを開閉自在に設けたドラム式洗濯乾燥機などのドアスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のドアスイッチ装置を備えたドラム式洗濯乾燥機は図7および図8に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、回転ドラム1は、外周部に多数の通水孔2を全面に設け、外槽3内に回転自在に配設している。回転ドラム1の回転中心に回転軸4の一端を固定し、回転軸4の他端にドラムプーリー5を固定している。モータ6は、ベルト7によりドラムプーリー5と連結し、回転ドラム1を回転駆動する。機器本体8の開口部にドア9を開閉自在に設けている。
【0004】
外槽3は、機器本体8よりばね体10で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が機器本体8に伝達されないように防振支持するとともに、脱水時の振動を低減する重り12を設けている。ヒータ13は、外槽3内の洗濯水を加熱するものである。制御手段14は、モータ6、ヒータ13、熱風供給手段(図示せず)などの動作を制御し、入力設定手段(図示せず)により異なる洗い時間、すすぎ回数、脱水時間を有する「標準コース」、「スピーディー」コース、「毛布」コース、「ウール」コースなどの洗濯行程と、乾燥行程とを設定可能とし、設定したコースを逐次制御する。
【0005】
ドア9を閉状態に保持するロック装置(ドアスイッチ装置)15は、図8に示すように、ドア9のフックの爪部(図示せず)が挿入されたとき、右に移動する爪挿入板16と、この爪部を爪挿入板16とともにロックするロック用ピン17と、爪挿入板16をドア開時に左に押し戻すばね18と、ロック用ピン17に接続されたドア可動接点19と、このドア可動接点19と対をなし、モータ6、ヒータ13等の負荷に直列に接続されるドア固定接点20と、ドア可動接点19とわずかな距離を隔ててロック用ピン17に接続されたバイメタル21と、このバイメタル21に接続しこれを加熱するセラミックヒータ22とで構成されている。なお、セラミックヒータ22は制御手段14でドア可動接点19、固定接点20を介さずに制御される。
【0006】
上記構成において動作を説明すると、ドア9を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、ドア9を閉じ、スタート・一時停止スイッチ(図示せず)を押して運転を開始すると、制御手段14はセラミックヒータ22に通電し、バイメタル21を加熱する。この数分経過後、加熱されたバイメタル21はその温度変位特性から接続されたロック用ピン17を上方に押し上げ、これにより爪挿入板16およびドア9のフックの爪部がロックされる。
【0007】
同時に、ロック用ピン17に接続されたドア可動接点19が上方に押し出され、ドア固定接点20に接続する。これによりこの接点に直列に接続されたモータ6、ヒータ13等の負荷に通電され、一連の洗い、すすぎ、脱水、乾燥運転が開始される。運転中はセラミックヒータ22には常時通電しているので、バイメタル21は加熱されたままである。したがって、ドア9はロック状態を保持される。
【0008】
予め設定された洗い、乾燥行程等がすべて終了すると、制御手段14はセラミックヒータ22の通電を遮断し、バイメタル21は自然冷却される。この数分経過後、冷却されたバイメタル21はその温度変位特性から接続されたロック用ピン17を下方に押し戻し、これにより爪挿入板16およびドア9のフックの爪部のロックが解除される。
【0009】
同時に、ロック用ピン17に接続されたドア可動接点19が下方に押し戻され、ドア可動接点19とドア固定接点20が開放する。これによりこの接点に直列に接続されたモータ6、ヒータ13等の負荷の通電は遮断される。ここに至って、ドア9のロックが解除され、洗濯物を取り出すことが可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、スタート・一時停止スイッチを押し、運転を開始させても、ロック装置15のバイメタル21が加熱されドアがロックし、同時にドア可動接点19とドア固定接点20が閉じ、実際にモータ6、ヒータ13等の駆動が開始するまで数分要していた。また同様に、運転が終了した場合でも、セラミックヒータ22への通電を遮断しバイメタル21が自然冷却されドアのロックが解除され、ドア可動接点19が開くまで数分要するという問題を有していた。また、同様の理由で運転開始時にロック装置15が故障状態でも数分経過しないと判断できず、使用者への報知が遅れるという問題も有していた。
【0011】
また、運転の途中で停電が生じたり、使用者がドラム式洗濯乾燥機の電源をオフにすると、ドラム内に洗濯水と洗濯物とが入ったままロックが解除されるため、使用者が誤ってドアを開けると洗濯水や濡れた洗濯物が床に落ちて床を濡らすという課題もあった。
【0012】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ドアをロックし、運転動作を開始するまでの時間を短時間(1〜3秒)に短縮し、かつ、確実にロックし、また、一連の洗い、すすぎ、脱水、乾燥運転がすべて終了してから、ドアのロックを解除しドアを開放可能にするまでの時間を短時間(1〜3秒)に短縮することができ、さらに通電が遮断された状態でドアをロックするため、運転の途中で停電などで電源が遮断されても、ドアのロックを保持することができるとともに、制御装置の故障などで駆動手段が動作しなくなった場合でも保持手段を解除することができることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明におけるドアスイッチ装置は、上記目的を達成するために、ドアの閉成により前記ドアのフックが係合することで摺動移動する摺動部材と、前記摺動部材が移動したとき接点を閉じるスイッチ手段と、移動した前記摺動部材の位置を保持する保持手段と、前記保持手段を移動させる駆動手段と、前記保持手段を係止して前記保持手段の位置を固定する係止手段と、前記係止手段の係止を手動で解除する解除手段とを備え、前記係止手段は、ハート形カムとばねとで構成され、前記ハート形カム内を摺動するピンを設け、前記スイッチ手段が接点を閉じた状態で前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動して前記摺動部材を保持し、その後、前記駆動手段への通電が遮断されたとき、前記係止手段は、前記ばねにより押されて前記ピンが前記ハートカムの所定の位置に移動することで、前記保持手段が前記摺動部材を保持する位置に、前記保持手段を係止するようにし、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動して前記係止手段による保持手段の係止が外れるようにし、かつ、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記解除手段が所定の方向へ押されたとき、前記ハートカムが回転することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動し前記係止手段の係止が外れるようにしたものである。
【0014】
これにより、ドアをロックし、運転動作を開始するまでの時間を短時間(1〜3秒)に短縮して確実にロックすることができ、また、一連の洗い、すすぎ、脱水、乾燥運転がすべて終了してから、ドアのロックを解除しドアを開放可能にするまでの時間を短時間(1〜3秒)に短縮することができる。さらに、通電が遮断された状態でドアをロックするため、運転の途中で停電などで電源が遮断されても、ドアのロックを保持することができるとともに、制御装置の故障などで駆動手段が動作しなくなった場合でも保持手段を解除することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、ドアスイッチ装置は、ドアの閉成により前記ドアのフックが係合することで摺動移動する摺動部材と、前記摺動部材が移動したとき接点を閉じるスイッチ手段と、移動した前記摺動部材の位置を保持する保持手段と、前記保持手段を移動させる駆動手段と、前記保持手段を係止して前記保持手段の位置を固定する係止手段と、前記係止手段の係止を手動で解除する解除手段とを備え、前記係止手段は、ハート形カムとばねとで構成され、前記ハート形カム内を摺動するピンを設け、前記スイッチ手段が接点を閉じた状態で前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動して前記摺動部材を保持し、その後、前記駆動手段への通電が遮断されたとき、前記係止手段は、前記ばねにより押されて前記ピンが前記ハートカムの所定の位置に移動することで、前記保持手段が前記摺動部材を保持する位置に、前記保持手段を係止するようにし、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動して前記係止手段による保持手段の係止が外れるようにし、かつ、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記解除手段が所定の方向へ押されたとき、前記ハートカムが回転することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動し前記係止手段の係止が外れるようにしたものであり、短時間(1〜3秒)でかつ、確実にロックおよび解除することができ、一連の洗い、すすぎ、脱水、乾燥運転がすべて終了してから、ドアのロックを解除し、ドアを開放可能にするまでの時間を短時間(1〜3秒)に短縮することができ、かつ、確実にロックを解除し、また、通電が遮断された状態でドアをロックするため、運転の途中で停電などで電源が遮断されても、ドアのロックを保持することができるとともに、制御装置の故障などで駆動手段が動作しなくなった場合でも保持手段を解除することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、摺動部材の摺動移動を受けて回転する操作部材を有し、この操作部材によってスイッチ手段の接点の開閉を制御するものであり、操作部材が回転運動でスイッチ手段を開閉することで、ワイピング効果をもたせスイッチ手段の溶着を防止することができ、また接触抵抗が大きくなるのを防ぐことができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、保持手段が摺動部材を保持していることを検知し出力する位置検出手段を有するものであり、保持されたことを確認して、はじめてモータを回転させるなどして、安全な運転を行うことができ、同時に、ロック装置が故障している場合は、故障を短時間(1〜3秒)で確実に検出して使用者に知らせることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0019】
図2に示すように、ドア9は、機器本体8の開口部を開閉自在に設け、フック23をドア開閉レバー24を介して矢印A方向に移動自在に装着し、このフック23を機器本体8に設けたドアスイッチ25にてドア9を閉状態にロックできるようにしている。
【0020】
ドアスイッチ25は、図1に示すように構成しており、摺動部材26は、ばね27により左右方向に移動自在としており、ドア9の閉成によりドア9のフック23が係合することで摺動移動する。この摺動部材26の移動により、操作部材28を回転させて、スイッチ手段29を閉じるように構成している。スイッチ手段29は、ソレノイド(駆動手段)30およびモータ6などの負荷に接続している。ソレノイド30に保持手段31を連結し、保持手段31の一部が摺動部材26の一部と嵌合し、摺動部材26が係止されてドア9を閉状態にロックするようにしている。
【0021】
係止手段32は、保持手段31の位置を係止してドア9をロック状態またはロック解除状態に保持するもので、図6の示すようなハート形カム33とばね34とで構成し、ソレノイド30の通電を遮断してもハート形カム33の働きで保持手段31その位置に係止し、再度、ソレノイド30に通電すると保持手段31の係止位置を変更して、保持手段31の一部と摺動部材26の一部との嵌合が外れてロックがかからないように構成している。
【0022】
マイクロスイッチ(位置検出手段)35は、フック23を外れない状態に保持する保持手段31の保持状態を検知し、保持されていることを出力するものである。手動解除板(解除手段)36は、フック23が外れない状態に摺動部材26を保持した保持手段31を手動で解除するものである。なお、操作部材28は熱可塑性樹脂材料で形成し、スイッチ手段29の接点部材を保持するベース37は熱硬化性樹脂材料形成している。
【0023】
上記構成において図3から図6を参照しながら動作を説明する。
【0024】
図3は、ドア9のフック23がドアスイッチ25に入っていない状態を示しており、摺動部材26は操作部材27をD方向に押していない。このため、スイッチ手段29は開いたままである。この状態では、摺動部材26の一部と保持手段31の一部とはF部で当たって、保持手段31はE方向には移動できない。
【0025】
ドア9を閉じると、フック23がばね27のばね力に抗して摺動部材26を図のD方向に押しながら入り、フック23の爪部23aがある位置より奥に入ると、摺動部材26はD方向に摺動し、図4に示すように、操作部材28を押す。
【0026】
操作部材28は、摺動部材26からの摺動移動を受けて回転し、スイッチ手段29を閉じる。この状態では、まだソレノイド30に通電していないので、保持手段31はE方向に移動していない。すなわち、ロック解除状態であり、ドア9の開閉レバー24を操作してフック23をドアスイッチ25から抜くと、摺動部材26はDの逆方向に摺動し、図3の状態に戻る。
【0027】
図4の状態で、ソレノイド30に通電して駆動すると、保持手段31がE方向に引かれ、図5に示すように、保持手段31の一部が摺動部材26の一部と嵌合し摺動部材26が係止されてドア9を閉状態にロックする。このとき、保持手段31は、H部でマイクロスイッチ35の操作部を押し、マイクロスイッチ35の接点は閉状態となる。このマイクロスイッチ35の状態変化を制御装置14で入力して、ドアスイッチ25がロック状態になっていることを検知することができる。
【0028】
この後、ソレノイド30への通電を遮断すると、保持手段31はばね34に押され、ハート形カム33によりE方向に保持されたままとなる。このとき、マイクロスイッチ35の操作部はH部で保持手段31に押されたままである。また、摺動部材26は、保持手段31にG部で嵌合され、摺動部材26はD方向に摺動したままとなり、D方向の逆方向へは摺動できなくなる。すなわち、フック23の爪部23aは摺動部材26によってロックされ、ドア9の開閉レバー24を操作してもフック23はドアスイッチ25から抜けなくなり、ドア9は開くことができなくなる。
【0029】
図5の状態で、ソレノイド30に再び通電すると、保持手段31は、再びE方向に引かれ、その後ソレノイド30の通電を遮断すると保持手段31はばね34に押されてEと逆方向に押され、図4の状態に移行する。このとき、摺動部材26と保持手段31とのG部での嵌合はないので、フック23を引き抜くことで摺動部材26はばね27に押されてDと逆方向に摺動し、図3の状態に戻る。
【0030】
つぎに、保持手段31の位置を係止してドア9をロック状態またはロック解除状態に保持するハート形カム33の動作について、図6を参照しながら説明する。
【0031】
図6(a)は、図3および図4の状態でのハート形カム33と保持手段31とハート形カムに摺動するピン38を示す。このとき、ピン38は、ハート形カム33のJ部に位置している。図6(b)は、図5の状態でのハート形カム33と保持手段31とハート形カム33に摺動するピン38を示す。このとき、ピン38は、ハート形カム33内で摺動してK部に位置し、保持手段31がE方向に保持されている。
【0032】
図6(c)は、再びソレノイド30に通電して保持手段31がEと逆方向に動作し、図4の状態に戻ったときのハート形カム33と保持手段31とハート形カム33に摺動するピン38の状態を示す。このとき、ピン38は、ハート形カム33内で摺動してL部に位置している。
【0033】
図6(d)は、図6(b)の状態で、手動解除板36をM方向に動作させたとき、ハート形カム33はNを支点としてP方向に回転し、ピン38はKの位置からLの位置に移動し、保持手段31はEと逆方向に移動してロックが解除される。
【0034】
このようにドア9の開閉およびロックが確実に行うことができる。また、スイッチ手段29の接点部材を保持するベース37を熱硬化性樹脂材料で形成し、操作部材28を熱可塑性樹脂材料で形成することで、スイッチ手段29の異常発熱時に、操作部材28が溶融し、スイッチ手段29が開状態になり動作を停止させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、ドアスイッチ装置は、ドアの閉成により前記ドアのフックが係合することで摺動移動する摺動部材と、前記摺動部材が移動したとき接点を閉じるスイッチ手段と、移動した前記摺動部材の位置を保持する保持手段と、前記保持手段を移動させる駆動手段と、前記保持手段を係止して前記保持手段の位置を固定する係止手段と、前記係止手段の係止を手動で解除する解除手段とを備え、前記係止手段は、ハート形カムとばねとで構成され、前記ハート形カム内を摺動するピンを設け、前記スイッチ手段が接点を閉じた状態で前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動して前記摺動部材を保持し、その後、前記駆動手段への通電が遮断されたとき、前記係止手段は、前記ばねにより押されて前記ピンが前記ハートカムの所定の位置に移動することで、前記保持手段が前記摺動部材を保持する位置に、前記保持手段を係止するようにし、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動して前記係止手段による保持手段の係止が外れるようにし、かつ、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記解除手段が所定の方向へ押されたとき、前記ハートカムが回転することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動し前記係止手段の係止が外れるようにしたから、短時間(1〜3秒)でかつ、確実にロックおよび解除することができ、また、通電が遮断された状態でドアをロックするため、運転の途中で停電などで電源が遮断されても、ドアのロックを保持することができるとともに、制御装置の故障などで駆動手段が動作しなくなった場合でも保持手段を解除することができる。
【0036】
また、請求項2に記載の発明によれば、摺動部材の摺動移動を受けて回転する操作部材を有し、この操作部材によってスイッチ手段の接点の開閉を制御するようにしたから、操作部材が回転運動でスイッチ手段を開閉することで、ワイピング効果をもたせスイッチ手段の溶着を防止することができ、また接触抵抗が大きくなるのを防ぐことができる。
【0037】
また、請求項3に記載の発明によれば、保持手段が摺動部材を保持していることを検知し出力する位置検出手段を有するから、保持されたことを確認して、はじめてモータを回転させるなどして、安全な運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の一実施例のドアスイッチ装置の正面図
(b)同ドアスイッチ装置の側断面図
【図2】 同ドアスイッチ装置とドアとの関係を示す一部切欠して斜視図
【図3】 同ドアスイッチ装置のドアのフックが入っていないときの分解斜視図
【図4】 同ドアスイッチ装置のドアのフックが入ったときの分解斜視図
【図5】 同ドアスイッチ装置のドアのフックが入りロックされているときの分解斜視図
【図6】 (a)同ドアスイッチ装置のハート形カム部のドアをロックしていないときの分解斜視図
(b)同ドアスイッチ装置のハート形カム部のドアをロックしているときの分解斜視図
(c)同ドアスイッチ装置のハート形カム部のドアをロック解除したときの分解斜視図
(d)同ドアスイッチ装置のハート形カム部の手動でドアをロック解除したときの分解斜視図
【図7】 従来のドアスイッチ装置を備えたドラム式洗濯乾燥機の断面図
【図8】 同ドアスイッチ装置の断面図
【符号の説明】
9 ドア
23 フック
26 摺動部材
29 スイッチ手段
30 ソレノイド(駆動手段)
31 保持手段
Claims (3)
- ドアの閉成により前記ドアのフックが係合することで摺動移動する摺動部材と、前記摺動部材が移動したとき接点を閉じるスイッチ手段と、移動した前記摺動部材の位置を保持する保持手段と、前記保持手段を移動させる駆動手段と、前記保持手段を係止して前記保持手段の位置を固定する係止手段と、前記係止手段の係止を手動で解除する解除手段とを備え、前記係止手段は、ハート形カムとばねとで構成され、前記ハート形カム内を摺動するピンを設け、前記スイッチ手段が接点を閉じた状態で前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動して前記摺動部材を保持し、その後、前記駆動手段への通電が遮断されたとき、前記係止手段は、前記ばねにより押されて前記ピンが前記ハートカムの所定の位置に移動することで、前記保持手段が前記摺動部材を保持する位置に、前記保持手段を係止するようにし、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記駆動手段へ通電が行われたとき、前記保持手段が移動することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動して前記係止手段による保持手段の係止が外れるようにし、かつ、前記係止手段が前記保持手段を係止した状態で、前記解除手段が所定の方向へ押されたとき、前記ハートカムが回転することで前記ピンが前記ハートカムの前記所定の位置から移動し前記係止手段の係止が外れるようにしたドアスイッチ装置。
- 摺動部材の摺動移動を受けて回転する操作部材を有し、この操作部材によってスイッチ手段の接点の開閉を制御する請求項1記載のドアスイッチ装置。
- 保持手段が摺動部材を保持していることを検知し出力する位置検出手段を有する請求項1または2に記載のドアスイッチ装置。
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