JP3918122B2 - テントフラップのバタつき防止構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テント及びテント用のポールに関し、特に、テントフラップ(テント開口部を開閉するためのスクリーン)のバタつきを抑えることができるテントフラップのバタつき防止構造及びそのために使用するのに特に適したテント用ポールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、キャンプ等での使用に適したテントが種々提案されており、これらのテントにおいて、テントの開口部(出入口)を覆うフラップ又は出入口をファスナーにてテント本体に連結することがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のテントにおいては、ファスナーによる締め付けのみであるため、テントフラップの下端部が風に煽られてバタついてしまい、音がうるさいとか、テント内部にほこり、ゴミや虫等が入り易いということを防止できないという課題がある。
【0004】
また、ルーフ部分を構成する天幕と、当該天幕の各辺縁部から下方に延設されたテントフラップと、前記天幕の隅部を支持するために、先端部にロープが取り付けられてテント設営場所に固定されるテント用ポールとを備えたテントにおいて、隣接するテントフラップ同士をファスナーにて連結すると、タープのようにも使用できるタープ型テントが容易に構成できる。
しかしながら、このようなタープ型テントにおいては、ファスナーを外して1つのテントフラップを開いて出入口を設けると、その開かれたテントフラップに隣接するテントフラップが支えを失ってしまい、風に煽られてバタつくとか、テント全体の安定性が悪くなるという問題がある。
【0005】
上記のようなテントフラップのバタつきの問題を解決するためには、一般にテントフラップの下端部に紐等を取り付け、その紐を地面に打ち込んだペグにて固定することが考えられる。
しかしながら、このような固定方法によれば、ペグを複数打ち込まなければならず、面倒であるという問題があり、このような方法によるテントフラップのバタつき防止は非常に煩雑である。
【0006】
そこで、本発明の目的は、簡便でしかも確実に使用できるテントフラップ(出入口)のバタつき防止構造を提供し、特に風の強い日における野外でのキャンプ等における使用にも適したテントフラップのバタつき防止構造を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、テントフラップのバタつき防止構造のために使用するのに特に適したテント用ポールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の採った手段は、請求項1に記載されているように、テントフラップ12の下端部分の左右の端部にゴム等からなる弾性部材16を介して固定された第1の掛止手段17と、当該第1の掛止手段と対応してテント用ポール20の下端部分に取り付けられたリング状金具からなる第2の掛止手段22であって、前記第1の掛止手段が掛止される第2の掛止手段と、を有するテントフラップのバタつき防止構造である。
【0010】
従って、この場合、テント用ポールの下端部分に予め設けられた第2の掛止手段に第1の掛止手段を掛止するだけで、簡単にテントフラップのバタつきが防止されるが、特にその操作は、S字状の金具をリング状金具に掛止するだけであるため、着脱を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0011】
さらに、テントフラップとテント用ポールとの間には、弾性部材が介在されるため、テントフラップ等の寸法又はテント用ポールの設置位置等の誤差(変動)が大きくても、テントフラップを簡単に常に張った状態とすることができ、実際の使用に際して大変便利である。
【0012】
本発明は、請求項2に記載されているように、前記テント用ポール20が、ルーフ部分を構成する天幕11の隅部を支持するために、先端部にロープ21が取り付けられてテント10設営場所に固定されるものであり、前記テントフラップ12が、当該天幕から下方に吊り下げられ、隣接するテントフラップ同士がファスナー13にて互いに連結されるものであってもよい。
【0013】
従って、天幕の支持と、テントフラップの支持(バタつき防止)がテント用ポールを用いて簡単に行われることになり、しかも、風によってテントフラップを閉じるファスナーが緩んでしまうことがなく、テントの安定性、テント内へのごみや虫等の浸入防止性能等を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のテントフラップのバタつき防止構造及びテント用ポールの実施の形態(一実施例)について図面に従って説明する。
本発明を具体化したテント10は、図1〜図3に示すように、略6角形状のルーフ部分を構成する天幕11と、当該天幕11の各辺縁部に縫い付けられて延設された6つのテントフラップ12と、前記天幕11の隅部を支持するために、先端部にロープ(引き綱)21が取り付けられてテント設営場所に立設固定されるテント用ポール20とを備えている。
【0018】
前記各テントフラップ12の側辺部には、ファスナー13が取り付けられている。そして、前記テントフラップ12は、テント10の使用時において、前記天幕11から下方に吊り下げられ、隣接するテントフラップ12同士が前記ファスナー13にて互いに連結されるようになっている。
従って、ファスナー13を外すことによってテントフラップ12を巻き上げて天幕11の端部に保持させることができ、当該部分をテント内部への出入口(開口部)としたり、全てテントフラップ12を巻き上げて天幕11の端部に保持させることによって、タープのようにも使用できる。
【0019】
尚、本実施例の前記テントフラップ12は、防虫、通気、透光等を考慮してメッシュから構成されているが、全てのテントフラップ12がメッシュである必要はなく、又、各テントフラップ12の下端部に設けたマッドスカート(泥除け)14は、部分的に省略してあったり、全て無くてもよい。
【0020】
前記各テントフラップ12の下端部分の左右両端部内側には、前記ファスナー13の下端部と対応して縫い付けられた布片15を介してゴムからなる環状の弾性部材16が取り付けられている。そして、その弾性部材16には、略S字状の金具からなる第1の掛止手段17が取り付けられている。
一方、前記テント用ポール20の下端部分には、図1及び図3に示すように、リング状金具からなる第2の掛止手段22が取り付けられている。
【0021】
そして、この第2の掛止手段22には、前記第1の掛止手段17が掛止できるようになっている。
尚、第1の掛止手段17の先端部には、若干太く形成された球状部となっており、第2の掛止手段22から第1の掛止手段17が外れにくくなっている。
【0022】
ここで、前記テント用ポール20の下端部分に設けられる第2の掛止手段22としては、図1及び図3に示すリング状金具に代えて、図4に示すように、テント用ポール20の下端部分に設けた透孔23を第2の掛止手段として実施してもよい。この場合、透孔23に対して第1の掛止手段17の先端部分が挿入されて第1の掛止手段17がテント用ポール20に直接掛止されることになる。
【0023】
上記構成されたテントフラップ12のバタつき防止構造及びテント用ポール20を備えたテント10の使用方法について説明する。
このテント10を使用する際には、まず、天幕11の6つの隅部に固定された環状の留め金具にテント用ポール20の先端部(小径部)を挿通し、天幕11を張りながら各テント用ポール20を立てた状態となるようにして、順次テント用ポール20の先端部に取り付けたロープ(引き綱)21をテント設営地の地面にペグ24等を用いて固定する。
【0024】
このテント10の各テントフラップ12は、その左右の側辺にファスナー13を備えているので、天幕11から吊り下げられた状態でファスナー13を閉じれば、テントフラップ12同士を互いに連結することができる。
【0025】
そこで、テントフラップ12の下端部分左右両端部に設けた第1の掛止手段をテント用ポール20の第2の掛止手段22に掛ければ、テントフラップ12の下端部が風に煽られてもバタつくことはない。
尚、前記第2の掛止手段22と前記第1の掛止手段17は、弾性部材16を介して互いに連結されているため、テントフラップ12を常に適度に張った状態にすることができる。
【0026】
テント10の使用後は、掛止手段17,22同士の掛止状態を外し、ロープ24、テント用ポール20を外し、テントフラップ12、天幕11を折り畳み収納すればよい。
【0027】
次に、本発明を具体化した他の実施例について図5に従って説明するが、前記実施例と同一の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例のテントフラップのバタつき防止構造においては、布片15をテントフラップ12の外側に縫い付けている。そして、ゴムからなる環状の弾性部材16の代わりに、金属製のリング18を取り付けている。そして、そのリング18に略S字状の金具からなる第1の掛止手段17が取り付けられている。
この場合、布片15に弾力性を持たせれば、テントフラップ12を常に張った状態で保持できるので、好ましい。
【0028】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本実施例における第1の掛止手段17を環状金具とし、第2の掛止手段22を略S字状の金具として実施したり、第1及び第2の掛止手段として、ワンタッチで互いに着脱可能な各種のバックルを用いて実施したり、弾性部材を省略して実施してもよい。
但し、弾性部材を省略する場合には、テントフラップ12等の寸法精度を高めたり、掛止手段17,22自体に弾性を持たせたり、テントフラップ12等の弾力性を利用することが好ましい。
【0029】
さらに、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、第1及び第2の掛止手段17,22、弾性部材16、テント用ポール20、天幕11、テントフラップ12等の形状、寸法、取り付け位置、数量、材質(例えば、第1及び/又は第2の掛止手段を合成樹脂から製造したり、弾性部材16を金属バネ又は合成樹脂等から製造してもよい。)等を適宜変更して実施してもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のテントフラップのバタつき防止構造及びテント用ポールにおいては、製造及び取り扱いが容易でありながら、テントフラップのバタつきを確実に抑えることができるという優れた効果を奏する。
【0031】
特に請求項1に記載のテントフラップのバタつき防止構造においては、テント用ポールの下端部分に予め設けられた第2の掛止手段に第1の掛止手段を掛止するだけで、簡単にテントフラップのバタつきを防止することができる。
【0032】
特にその操作は、S字状の金具をリング状金具に掛止するだけであるため、着脱を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0033】
さらに、テントフラップとテント用ポールとの間には、弾性部材が介在されるため、テントフラップ等の寸法又はテント用ポールの設置位置等の誤差(変動)が大きくても、テントフラップを簡単に常に張った状態とすることができ、実際の使用に際して大変便利である。
【0034】
請求項2に記載のテントフラップのバタつき防止構造においては、天幕の支持と、テントフラップの支持(バタつき防止)がテント用ポールを用いて簡単に行われることになり、しかも、風によってテントフラップを閉じるファスナーが緩んでしまうことがなく、テントの安定性、テント内へのごみや虫等の浸入防止性能等を高めることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテントフラップのバタつき防止構造を示す斜視図。
【図2】 本発明に係るテントを示す全体斜視図。
【図3】 本発明に係るテント用ポールを示す正面図。
【図4】 本発明に係るテント用ポールの他の実施例の部分拡大正面図。
【図5】 本発明のテントフラップのバタつき防止構造の他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 テント
11 天幕
12 テントフラップ
13 ファスナー
14 マッドスカート
15 布片
16 弾性部材
17 第1の掛止手段
18 リング
20 テント用ポール
21 ロープ
22 第2の掛止手段(リング状金具)
23 透孔(第2の掛止手段)
24 ペグ
Claims (2)
- テントフラップの下端部分の左右の端部にゴム等からなる弾性部材を介して固定された略S字状の金具からなる第1の掛止手段と、
当該第1の掛止手段と対応してテント用ポールの下端部分に取り付けられたリング状金具からなる第2の掛止手段であって、前記第1の掛止手段が掛止される第2の掛止手段と、
を有するテントフラップのバタつき防止構造。 - 前記テント用ポールは、ルーフ部分を構成する天幕の隅部を支持するために、先端部にロープが取り付けられてテント設営場所に固定されるものであり、
前記テントフラップは、当該天幕から下方に吊り下げられ、隣接するテントフラップ同士がファスナーにて互いに連結されるものであることを特徴とする請求項1に記載のテントフラップのバタつき防止構造。
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---|---|---|---|
JP07040798A JP3918122B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | テントフラップのバタつき防止構造 |
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JPH11270193A JPH11270193A (ja) | 1999-10-05 |
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JP (1) | JP3918122B2 (ja) |
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1998
- 1998-03-19 JP JP07040798A patent/JP3918122B2/ja not_active Expired - Fee Related
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