JP3916864B2 - カム装置および工作機械のワーク供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カム装置および工作機械のワーク供給装置に関し、さらに詳細には、例えば、工作物を平面研削する砥石車を備えた平面研削盤等の工作機械において、工作物を供給するローディング部および工作物を排出するアンローディング部の駆動部として好適に採用されるカム技術およびこのカム技術を用いたワーク供給技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、工作物(以下、ワークと称する。)を平面研削する砥石車を備えた平面研削盤においては、ワークを搬入する搬入装置およびワークを搬出する搬出装置と平面研削盤との間のワークの受け渡しは、ワーク供給装置により自動的に行われる構成とされている。
【0003】
このワーク供給装置は、上記搬入装置により工作物が搬入されるワーク搬入部位、平面研削盤のワーク供給排出部位、および上記搬出装置により工作物が搬出されるワーク搬出部位の間でインデックス動作されるとともに、これら各部位において、ローディング部およびアンローディング部いずれか一方が、作動待機位置と作動位置との間で移動して、ワークのローディング動作またはアンローディング動作を行う構成とされている。
【0004】
上記ローディング部およびアンローディング部における上記作動待機位置と作動位置との間の移動を行う駆動部は、例えば図7に示すような構成とされている。この駆動部は、一対のラック・ピニオン機構a、bが採用されてなる。
【0005】
具体的には、上記ローディング部およびアンローディング部の作動体を構成するスライダc、cが、装置本体dに、スライドレールeを介して上下方向にスライド昇降可能に設けられるとともに、ラックfおよびピニオンgからなるラック・ピニオン機構a、bを介して、駆動モータhにそれぞれ駆動連結されている。上記作動体c、cには、ワークを保持する適宜のチャッキング手段(図示省略)が設けられている。
【0006】
そして、駆動モータhの駆動によりピニオンgが正逆方向に回転されることで、ラックfおよびこれと一体の作動体cが上下方向へ昇降動作して、ワークのローディング動作またはアンローディング動作を行うようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造においては、以下に述べるような問題があり、さらなる改良が要望されていた。
【0008】
(1) ラック・ピニオン機構a、bによりローディング部およびアンローディング部の作動体cが昇降動作する構成では、ラックfの作動領域Mがその昇降ストロークsのほぼ二倍となり、これがため、作動体cの作動領域も大きくとる必要があり、装置の大型化を招いていた。
【0009】
(2) 一対の作動体c、cの駆動源として、それぞれ専用の駆動モータhを必要とすることから、合計2台の駆動モータh、hが設けられており、この点からも装置の大型化と装置コストの高騰化を招き、しかも両駆動モータh、hの駆動を相互に同期して制御させなければならず、電気制御系統の複雑化と制御精度の高度化を招いていた。
【0010】
以上の問題は、上述した平面研削盤のワーク供給装置に限らず、他の工作機械のワーク供給装置にも共通するものである。
【0011】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、単一の回転駆動カムにより、一対の従動カムが直線動作(カム動作)する構造の採用により、装置構造が小型簡素なカム装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の目的とするところは、上記カム装置を採用して、単一の駆動源によりローディング部とアンローディング部の両駆動部を駆動する構造とし、装置構造が小型簡素で、ローディング部およびアンローディング部の作動体相互の駆動制御が機械的にかつ高い精度をもって行うことができる工作機械のワーク供給装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のカム装置は、駆動側の回転運動を従動側の直線運動に変換するカム装置であって、所定の角度範囲内で正逆方向に往復回転動作する単一の駆動カムと、この単一の駆動カムの往復回転動作により間欠的に往復直線動作する一対の第1および第2の従動カムとを備えてなり、これら両従動カムは、上記駆動カムの回転中心を中心とした両側対向位置において平行に直線移動可能に配置されるとともに、上記駆動カムが一方の従動カムと係合状態にあるときは他方の従動カムとは係合解除状態となるように、それぞれ交互に連続し、かつ相互に独立して上記駆動カムとカム係合可能な構成とされていることを特徴とする。
【0014】
好適な実施態様として、上記駆動カムは、上記回転中心を中心として正逆方向へ回転可能に軸支された回転円板の形態とされるとともに、その外周縁部に単一の円柱状カム軸部材が自由回転可能に軸支されてなり、上記第1および第2の従動カムは、上記駆動カムの単一の円柱状カム軸部材と係合するカムフォロアーをそれぞれ備え、上記駆動カムの円柱状カム軸部材が上記第1の従動カム側にあるとき、第1の従動カムのカムフォロアーと駆動カムの円柱状カム軸部材がカム駆動可能に係合するとともに、上記駆動カムの円柱状カム軸部材が上記第2の従動カム側にあるとき、第2の従動カムのカムフォロアーと駆動カムの円柱状カム軸部材がカム駆動可能に係合するように構成されている。
【0015】
また、本発明の工作機械のワーク供給装置は、ワークを供給するローディング部およびワークを排出するアンローディング部の駆動部として、上記カム装置を備え、このカム装置の駆動カムが回転駆動源に駆動連結されるとともに、上記カム装置の第1の従動カムが上記ローディング部の作動体を構成する一方、第2の従動カムが上記アンローディング部の作動体を構成し、これら両作動体に、ワークを保持するチャッキング手段が設けられていることを特徴とする。
【0016】
好適な実施態様として、搬入装置によりワークが搬入されるワーク搬入部位、工作機械のワーク供給排出部位、および搬出装置によりワークが搬出されるワーク搬出部位の間で、インデックス動作される構造を備え、上記各部位において、上記ローディング部およびアンローディング部の作動体のいずれか一方が、作動待機位置と作動位置との間で往復直線運動するように駆動制御される構成とされている。
【0017】
本発明のカム装置においては、第1および第2の従動カムが駆動カムの回転中心を中心とした両側対向位置において平行に直線移動可能に配置されるとともに、上記駆動カムとそれぞれカム係合可能とされており、上記駆動カムが所定の角度範囲内で正逆方向に往復回転動作することにより、第1および第2の従動カムが間欠的に往復直線動作する。
【0018】
このように、単一の回転駆動カムにより一対の従動カムが直線動作する構造を採用することで、カム装置の装置構造の小型簡素化が可能となる。
【0019】
また、このようなカム装置を採用するワーク供給装置を備える工作機械においては、上記カム装置の有利点が有効に発揮されて、ワーク供給装置のローディング部およびアンローディング部の作動領域を小さく設定できる。
【0020】
つまり、従動カムの作動領域が駆動カムの昇降ストロークとほぼ同じであることから、ローディング部およびアンローディング部の作動領域も小さくて良く、ワーク供給装置の小型簡素化により設置空間も小さくできる。
【0021】
しかも、ローディング部およびアンローディング部の作動体の駆動源を単一の共用のものとすることができ、この点からも装置の小型化と装置コストの低減化を図ることができ、両作動体の駆動制御も機械的に同期して行われて、作動の確実性が確保されるとともに、制御系統の高度簡素化が可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
本発明のカム装置が図1ないし図4に示されている。このカム装置1は、駆動側の回転運動を従動側の直線運動に変換するものであって、具体的には図5および図6に示す縦型両頭平面研削盤2のワーク供給装置3の主要部を構成している。
【0024】
このカム装置1は、図1および図2に示すように、所定の角度範囲内で正逆方向に往復回転動作する単一の駆動カム5と、この単一の駆動カム5の往復回転動作により間欠的に往復直線動作する一対の第1および第2の従動カム6、7とを主要部として備えてなる。
【0025】
上記駆動カム5は、図1に示すように、回転中心つまり回転軸10を中心として正逆方向へ回転可能に軸支された回転円板の形態とされるとともに、その外周縁部に単一の円柱状カム軸部材としてのカムローラ11が自由回転可能に軸支されてなる。単一の円柱状カム軸部材は、後述するように、上記一対の従動カム6、7に共用とされている。なお、この円柱状カム軸部材としては、図示の実施形態のような自由回転可能なカムローラ構造のほか、目的に応じて、駆動カム5に円柱形状のカム軸部材が一体的に固定される構造でもよい。
【0026】
図示の実施形態においては、駆動カム5は、その回転軸10が装置本体12の上部中央に水平回転可能に軸支されるとともに、回転駆動源である駆動装置13に駆動連結されている。
【0027】
この駆動装置13は、サーボモータ14を主要部として備えてなり、このサーボモータ14は、上記装置本体12に設けられるとともに、その出力軸がウォーム減速機15を介して上記駆動カム5の回転軸10に連結されている。したがって、サーボモータ14が正逆方向へ回転駆動することで、この回転がウォーム減速機15を通じて回転軸10に伝達されて、駆動カム5がサーボモータ14の回転量に見合う分だけ正逆方向へ往復回転する。
【0028】
第1および第2の従動カム6、7は、上記駆動カム5の回転中心を中心とした両側左右対向位置において平行に直線移動可能に配置されるとともに、後述するように、上記駆動カム5とそれぞれ交互にかつ相互に独立してカム係合可能とされている。
【0029】
上記第1および第2の従動カム6、7は、左右対称の同一構造とされている。
【0030】
例えば、図1において左側の第1従動カム6は、駆動カム5の回転運動に伴うカムローラ11の移動により上下方向へ往復直線移動可能に設けられている。
【0031】
図示の実施形態においては、第1従動カム6は、装置本体12にスライド機構17により上下方向にスライド可能に設けられたスライド本体16と、スライド本体16の上部に設けられて、上記駆動カム5のカムローラ11と係脱可能に係合するカムフォロアー18とを備えてなる。
【0032】
具体的には、スライド本体16は、その背面上下部位にガイド部材17a、17b(図3参照)がそれぞれ固設されるとともに、これらガイド部材17a、17bが、装置本体12に上下方向へ直線状に延びて設けられたガイドレール20に沿ってスライド可能とされている。つまり、ガイド部材17a、17bとガイドレール20から上記スライド機構17が構成され、このスライド機構17により、スライド本体16が上下方向へ安定した状態で円滑にスライド走行される。
【0033】
また、スライド本体16内には、上下に亘って弾発スプリング21が介装されており、これにより、第1従動カム6は、直線移動初期位置つまり最上昇位置Uの方向(上方)へ常時弾発付勢されている。弾発スプリング21の下端は、調整ボルト22により当接支持されている。
【0034】
この調整ボルト22は、装置本体12の下部に固設された支持部材23に、上下方向へ螺進退調整可能に設けられるとともに、その先端部が、スライド本体16の下端部16aを貫通して、上記弾発スプリング21の下端を当接支持している。よって、この調整ボルト22を螺進退調整することで、弾発スプリング21の弾発付勢力が調整される。
【0035】
カムフォロアー18は、具体的には、スライド本体16の上端部内側に取付固定された支持ブラケット19に、上下に所定の間隔を隔てて設けられた上下片18a、18bからなる。
【0036】
これら上下片18a、18bは、その間に形成される係合溝18cに、駆動カム5のカムローラ11が摺動可能にかつ係脱な可能に係合するように、カムローラ11の形状寸法や回動軌道等を考慮して、以下のように配置構成されている。
【0037】
すなわち、上記駆動カム5のカムローラ11が上記第1従動カム6側(図示のものにおいては、図1の回転軸10の軸心の向かって左側)にあるとき、第1従動カム6のカムフォロアー18と駆動カム5のカムローラ11がカム駆動可能に係合し、一方、上記駆動カム5のカムローラ11が上記第2従動カム7側にあるとき(図示のものにおいては、図1の回転軸10の軸心の向かって右側)、第2従動カム7のカムフォロアー18と駆動カム5のカムローラ11がカム駆動可能に係合するように構成されている。
【0038】
また、上記駆動カム5のカムローラ11が上記第1および第2従動カム6、7間の中立基準位置(図示のものにおいては、図1の回転軸10の軸心の垂直上方位置)にあるとき、これら両従動カム6、7が直線移動初期位置U(図示のものにおいては、図1に示される最上昇位置)にあり、またこのとき、これら両従動カム6、7のカムフォロアー18と上記駆動カム5のカムローラ11との係合関係が相互に連続的に受け渡される構成とされている。
【0039】
換言すれば、図1に示すように、カムローラ11が最上方位置にある状態を中立基準位置として、まず、( i )駆動カム5が反時計方向へ回転することで、カムローラ11が左側の半円軌道を下方へ移動して、第1従動カム6のカムフォロアー18と係合しつつ、第1従動カム6をカムローラ11の円軌道の直径寸法だけ下降させ(図4(a)参照)、( ii )この状態から、駆動カム5が時計方向へ回転することで、カムローラ11が左側の半円軌道を上方へ中立基準位置まで移動して、第1従動カム6のカムフォロアー18と係合しつつ、第1従動カム6をカムローラ11の円軌道の直径寸法だけ上昇させる(図4(b)参照)。これにより、第1従動カム6の1ストロークS分の昇降動作が行われる。
【0040】
続いて、カムローラ11が図4(b)に示す中立基準位置にある状態から、(iii)駆動カム5が時計方向へ回転することで、カムローラ11が右側の半円軌道を下方へ移動して、第2従動カム7のカムフォロアー18と係合しつつ、第2従動カム7をカムローラ11の円軌道の直径寸法だけ下降させ(図4(c)参照)、(iv)この状態から、駆動カム5が反時計方向へ回転することで、カムローラ11が右側の半円軌道を上方へ中立基準位置まで移動して、第2従動カム7のカムフォロアー18と係合しつつ、第2従動カム7をカムローラ11の円軌道の直径寸法だけ上昇させる(図1参照)。これにより、第2従動カム7の1ストロークS分の昇降動作が行われる。
以上のように、単一の駆動カム5の往復回転動作により、第1および第2従動カム6、7が、上記駆動カム5と一方の従動カムとが係合状態にあるときは他方の従動カムは係合解除状態となるように、交互にかつ間欠的に往復直線動作するとともに、駆動カム5に設けられた単一のカムローラ11が、第1および第2従動カム6、7のカムフォロアー18、18と交互に連続的にかつ相互に独立してカム係合することとなる。
【0041】
なお、駆動カム5の回転角度を上記半円軌道の範囲内で調節することで、従動カム6、7の昇降ストロークSを適宜設定することが可能である。
【0042】
また、装置本体12の上部には、スライド本体16の上端部と当接係合するストッパ24が設けられている。このストッパ24は、スライド本体16が最上昇位置つまり前記直線移動初期位置Uを規定するもので、具体的には調整ボルトの形態とされ、この調整ボルト24を螺進退調整することで、直線移動初期位置Uを上述のカム動作との関係で微調整される。
【0043】
なお、図1および図3において、25は装置本体12の上端部に設けられたカムフォロアー18用の近接センサを示しており、この近接センサ25によりカムフォロアー18を検知することで、従動カム6、7が上記直線移動初期位置に上昇配置されたことが判断できるようになされている。
【0044】
しかして、以上のように構成されたカム装置1は、サーボモータ14により駆動カム5が図1において左の第1従動カム6側と右の第2従動カム7側に交互に往復回転制御されることで、上述した( i )〜( iv )の行程が繰り返されて、第1および第2の従動カム6、7がそれぞれ間欠的に往復直線動作(図示の実施形態においては上下昇降動作)することとなる。
【0045】
この場合、円軌道上を移動する駆動カム5のカムローラ11が第1従動カム6と第2従動カム7のカムフォロアー18、18の係合溝18c、18c内を水平方向に摺動することで、駆動カム5の回転運動が従動カム6、7の直線運動に変換されていることから、駆動カム5の回転速度が一定のとき、カムフォロアー18の直線移動速度は、駆動カム5の回転に対してサインカーブ(正弦曲線)を描いて制御されることになる。
【0046】
つまり、カムフォロアー18が最上方位置Uから下方へ直線移動する際において、カムローラ11が中立基準位置から駆動カム5の回転軸10中心まわりに90°移動するまでは、カムフォロアー18は徐々に速度を増して、この90°の位置で最大の速度になり、これからカムローラ11がさらに下方へ移動するに従って、カムフォロアー18は速度を徐々に減ぜられる。これは、カムフォロアー18が最下方位置Dから上方へ直線移動する際も同様に速度制御されることになり、この結果、カムフォロアー18つまりは第1および第2の従動カム6、7が上下方向へ昇降動作する際における上下停止時の振動の発生を極力抑制されることとなる。
【0047】
このような動作特性を有するカム装置1は、図5および図6に示す平面研削盤2のワーク供給装置3の駆動部として最適である。次に、このワーク供給装置3の構成について具体的に説明する。
【0048】
ワーク供給装置3は、平面研削盤2にワークWを供給および排出するものである。平面研削盤2は、具体的には上下一対の砥石車26,27を備える縦形両頭平面研削盤であって、その上流側位置と下流側位置に搬入装置としての搬入コンベア30と搬出装置としての搬出コンベア31がそれぞれ設けられるとともに、その側部に上記ワーク供給装置3が設けられてなる。
【0049】
ワーク供給装置3は、ワークWを供給するローディング部35およびワークWを排出するアンローディング部36の駆動部として、前記カム装置1を備えてなる。
【0050】
具体的には、ワーク供給装置3は、図3に示すように、平面研削盤2の側部に設けられた装置基台40に、上述したカム装置1が水平移動装置41を介して水平移動可能に設けられてなる。
【0051】
水平移動装置41は、固定側である上記装置基台40に、上下一対の移動レール42、42が水平方向へ延びて設けられ、これら移動レール42、42に、可動側であるワーク供給装置3に取付固定された移動ガイド43,43、…が移動走行可能に設けられるとともに、ワーク供給装置3を水平方向へ移動させる駆動源44を備えてなる。
【0052】
この駆動源44は、具体的には図示しないが、ワーク供給装置3と移動レール42、42間において移動レール42、42と平行に延びて設けられたボールねじ機構44aと、このボールねじ機構44aを回転駆動するサーボモータ(図示省略)とを備えてなる。
【0053】
そして、この水平移動装置41により、ワーク供給装置3のローディング部35とアンローディング部36が、水平方向に配置された、搬入コンベア30によりワークWが搬入されるワーク搬入部位P1と、平面研削盤2のワーク供給排出部位P2と、搬出コンベア31によりワークWが搬出されるワーク搬出部位P3との間で、それぞれ、水平移動して位置決め停止されるつまりインデックス動作されるように構成されている。
【0054】
図示の実施形態においては、上記カム装置1の第1の従動カム6がワーク供給装置3のローディング部35の作動体を構成する一方、第2の従動カム7がアンローディング部36の作動体を構成している。
【0055】
これら両作動体6,7には、ワークWを保持するチャッキング手段として真空吸着機構50が設けられている。
【0056】
すなわち、上記両作動体5、6には、取付ブラケット51を介して上記真空吸着機構50がそれぞれ垂直下向きに設けられている。
【0057】
この真空吸着機構50は、図3に具体的に示すように、取付ブラケット51の先端部に垂下状に支持された支持ロッド52の下端部に、チャッキング部としての吸着部53が設けられてなり、この吸着部53は、図外の真空ポンプ等の負圧供給源に連通可能とされて、この負圧供給源からの空気圧(負圧)により、ワークWを真空吸着保持するように構成されている。
【0058】
そして、ワーク供給装置3は、水平移動装置41により水平移動して、ワーク供給装置3のローディング部35とアンローディング部36のいずれか一方が、上記ワーク搬入部位P1、ワーク供給排出部位P2およびワーク搬出部位P3にインデックスされるとともに、これら各部位P1,P2,P3において、上死点(つまり前記直線移動初期位置)である作動待機位置Uと,下死点である作動位置Dとの間(移動ストロークS)で昇降運動(往復直線運動)して、チャッキング動作するように駆動制御される。
【0059】
平面研削盤2は、図5に示すように、ワークWの上下両面を同時に研削する上下一対の砥石車26,27を備え縦型両頭タイプのものである(図面では下側の砥石車27のみを図示している。)。これら両砥石車26,27は、ワークWの高さ位置を挟んで上下位置にそれぞれ回転駆動可能に配置されるとともに、ベット55上の上記ワーク供給排出部位P2と砥石車26,27との間でワークを搬入出するキャリア56が水平移動可能に設けられている。
【0060】
このキャリア56は、具体的には、中心軸56aを中心として回転または揺動される構造とされるとともに、その両端部には、ワークWを上下方向から挿入保持可能なワークポケット56bが形成されている。
【0061】
そして、キャリア56の回転または揺動により、その両端部のワークポケット56b、56b内のワークWが、上記ワーク供給排出部位P2と、砥石車26,27間の加工位置との間で180°水平往復回転される。
【0062】
搬入コンベア30および搬出コンベア31は、ワーク供給装置3を通じてワークWを平面研削盤2に搬入出するためのもので、具体的にはベルトコンベア装置からなる。これら両コンベア30、31のベルト搬送面30a、31aは、上記ベット56上のワーク供給排出部位P2とほぼ同一高さに設定されるとともに、搬入コンベア30の先端部位および搬出コンベア31の後端部位がそれぞれ上記ワーク搬入部位P1およびワーク供給排出部位P2に設定されている。
【0063】
以上のように構成された平面研削盤2において、ワーク供給装置3によるワークWの供給および排出工程は以下のように行われる。
【0064】
(1)ワーク供給装置3が駆動開始位置から図5および図6において右方向(搬送方向)へ水平移動して、ローディング部35が搬入コンベア30のワーク搬入部位P1にインデックスされ、その作動体6がワーク搬入部位P1に搬送されてきた加工前のワークWをチャッキングする。
【0065】
すなわち、上記ローディング部35の作動体6は、前述したカム装置1のカム動作により、作動待機位置Uから作動位置Dへと下降して(図4(a)参照)、その真空吸着機構50の吸着部53がワーク搬入部位P1のワークWを真空吸着保持する。この後、上記作動体6は、前述したカム装置1のカム動作により、作動位置Dから作動待機位置Uへ上昇復帰する(図4(b)参照)。
【0066】
(2)ワーク供給装置3が上記搬送方向へ再び水平移動して、アンローディング部36が平面研削盤2のワーク供給排出部位P2にインデックスされ、その作動体6がワーク供給排出部位P2に排出された加工後のワークWをチャッキングする。
【0067】
すなわち、上記アンローディング部35の作動体6は、前述したカム装置1のカム動作により、作動待機位置Uから作動位置Dへと下降して(図4(c)参照)、その真空吸着機構50の吸着部53が、ワーク供給排出部位P2に停止待機するキャリア56のワークポケット56b内の加工済みのワークWを真空吸着保持する。この後、上記作動体6は、前述したカム装置1のカム動作により、作動位置Dから作動待機位置Uへ上昇復帰する(図1参照)。
【0068】
(3)ワーク供給装置3が上記搬送方向へ再び水平移動して、ローディング部36が上記ワーク供給排出部位P2にインデックスされ、その作動体6がワーク供給排出部位P2に加工前のワークWを載置供給する。
【0069】
すなわち、上記(1)の工程と同様、上記ローディング部36の作動体6は、作動待機位置Uから作動位置Dへと下降して、その真空吸着機構50の吸着部53に保持したワークWを真空吸着解除して、ワーク供給排出部位P2上に停止待機する上記キャリア56の空のワークポケット56b内に載置した後、上記作動体6は、再び作動位置Dから作動待機位置Uへ上昇復帰する。
【0070】
(4)ワーク供給装置3が上記搬送方向へ再び水平移動して、アンローディング部36が搬出コンベア(搬出装置)31のワーク搬出部位P3にインデックスされ、その作動体6が上記(2)の工程と同様に動作して、その真空吸着機構50の吸着部53に保持した加工後のワークWをワーク搬出部位P3上に載置する。
【0071】
(5)ワーク供給装置3が図5および6において左方向(復帰方向)へ水平移動して駆動開始位置に復帰し、以後(1)〜(4)の工程が順次連続して繰り返される。
【0072】
一方、上記(3)の工程により、ワーク供給排出部位P2に供給された加工前のワークWは、キャリア56の回転または揺動により、砥石車26,27間の加工位置へ移動されるとともに、その上下両面に回転駆動する砥石車26、27による平面研削が施される。
【0073】
研削を完了したワークWは、再び上記キャリア56の回転または揺動により、上記ワーク供給排出部位P2に排出されるとともに、上記(2)の工程により搬出コンベア31へ搬出される。
【0074】
しかして、本実施形態における平面研削盤2においては、前述したような構成を備えるカム装置1を採用するワーク供給装置3を備えることで、カム装置1の有利点が有効に発揮されて、ワーク供給装置3のローディング部35およびアンローディング部36の作動領域を小さく設定できる。
【0075】
すなわち、本実施形態におけるカム装置1においては、単一の回転駆動カム5により一対の従動カム6、7が直線動作する構造を採用することで、従動カム5、6の作動領域が駆動カム5の昇降ストロークSとほぼ同じであることから、カム装置1の装置構造の小型簡素化が可能となる。この結果、ワーク供給装置3のローディング部35およびアンローディング部36の作動領域も小さくて良く、ワーク供給装置3の小型簡素化により設置空間も小さくできる。
【0076】
しかも、ローディング部35およびアンローディング部36の作動体(従動カム)6、7の駆動源が単一の共用のものであり、この点からもワーク供給装置3の小型化と装置コストの低減化を図ることができ、両作動体6、7の駆動制御も機械的に同期して行われて、制御系統の高度簡素化が可能である。
【0077】
また、前述したようにカム装置1の運動特性により、作動体6、7が移動停止する際の衝撃や振動を抑制することができるため、真空吸着機構50の振動が有効に防止されて、ワークWを安定した状態で搬入出することができ、この衝撃や振動によりワークWが平面研削盤2などに干渉する等の不具合を有効に防止することができる。
【0078】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の好適な実施態様を示すためのものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0079】
例えば、図示の実施形態においては、カム装置1が縦型両頭平面研削盤2のワーク供給装置3に採用されているが、本発明のカム装置は横型平面研削盤を含めた他の工作機械のワーク供給装置のほか、同様な動作を行う他の加工機や組立装置、あるいはこれら各種装置の構成部位にも採用可能である。
【0080】
また、図示の実施形態においては、第1従動カム6および第2従動カム7が上下方向へ直線運動する構造とされているが、第1従動カム6および第2従動カム7の移動方向は、適用対象や目的に応じて、水平方向に直線運動する場合もあり得、この場合には、弾発スプリング21が省略されるなど、その具体的構造も目的に応じて適宜設計変更される。
【0081】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のカム装置によれば、駆動側の回転運動を従動側の直線運動に変換するカム装置であって、所定の角度範囲内で正逆方向に往復回転動作する単一の駆動カムと、この単一の駆動カムの往復回転動作により間欠的に往復直線動作する一対の第1および第2の従動カムとを備えてなり、これら両従動カムは、上記駆動カムの回転中心を中心とした両側対向位置において平行に直線移動可能に配置されるとともに、上記駆動カムが一方の従動カムと係合状態にあるときは他方の従動カムとは係合解除状態となるように、それぞれ交互に連続し、かつ相互に独立して上記駆動カムとカム係合可能な構成とされて、単一の回転駆動カムにより一対の従動カムが交互に相互に独立して直線動作する構造を採用しているから、カム装置の装置構造の小型簡素化が可能となる。
【0082】
また、本発明の工作機械のワーク供給装置は、ワークを供給するローディング部およびワークを排出するアンローディング部の駆動部として、上記カム装置を備え、このカム装置の駆動カム5が回転駆動源に駆動連結されるとともに、上記カム装置の第1の従動カムが上記ローディング部の作動体を構成する一方、第2の従動カムが上記アンローディング部の作動体を構成し、これら両作動体に、ワークを保持するチャッキング手段が設けられて、単一の駆動源によりローディング部とアンローディング部の両駆動部を駆動する構造とされているから、上記カム装置の有利点が有効に発揮されて、ワーク供給装置のローディング部およびアンローディング部の作動領域を小さく設定でき、装置構造が小型簡素で、ローディング部およびアンローディング部の作動体相互の駆動制御も機械的に確実な作動特性をもって、かつ高い精度をもって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカム装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】同じく同カム装置を示す平面図である。
【図3】同カム装置を備えたワーク供給装置の構成を示す側面図である。
【図4】同カム装置のカム動作を説明するための動作説明図である。
【図5】同ワーク供給装置を備えた縦型両頭平面研削盤におけるワーク供給排出構成を示す概略平面図である。
【図6】同じく同平面研削盤のワーク供給排出構成を示す概略正面図である。
【図7】従来の縦型両頭平面研削盤におけるワーク供給装置の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 カム装置
2 縦型両頭平面研削盤
3 ワーク供給装置
5 駆動カム
6 第1従動カム(ローディング部の作動体)
7 第2従動カム(アンローディング部の作動体)
10 回転軸
11 カムローラ(円柱状カム軸部材)
13 駆動装置(回転駆動源)
18 カムフォロアー
21 弾発スプリング
26,27 砥石車
30 搬入コンベア(搬入装置)
31 搬出コンベア(搬出装置)
35 ローディング部
36 アンローディング部
41 水平移動装置
50 真空吸着機構(チャッキング手段)
P1 ワーク搬入部位
P2 ワーク供給排出部位
P3 ワーク搬出部位
U 作動待機位置
D 作動位置
Claims (7)
- 駆動側の回転運動を従動側の直線運動に変換するカム装置であって、
所定の角度範囲内で正逆方向に往復回転動作する単一の駆動カムと、この単一の駆動カムの往復回転動作により間欠的に往復直線動作する一対の第1および第2の従動カムとを備えてなり、
これら両従動カムは、前記駆動カムの回転中心を中心とした両側対向位置において平行に直線移動可能に配置されるとともに、前記駆動カムが一方の従動カムと係合状態にあるときは他方の従動カムとは係合解除状態となるように、それぞれ交互に連続し、かつ相互に独立して前記駆動カムとカム係合可能な構成とされている
ことを特徴とするカム装置。 - 前記駆動カムは、前記回転中心を中心として正逆方向へ回転可能に軸支された回転円板の形態とされるとともに、その外周縁部に単一の円柱状カム軸部材が自由回転可能に軸支されてなり、
前記第1および第2の従動カムは、前記駆動カムの単一の円柱状カム軸部材と係合するカムフォロアーをそれぞれ備え、
前記駆動カムの円柱状カム軸部材が前記第1の従動カム側にあるとき、第1の従動カムのカムフォロアーと駆動カムの円柱状カム軸部材がカム駆動可能に係合するとともに、前記駆動カムの円柱状カム軸部材が前記第2の従動カム側にあるとき、第2の従動カムのカムフォロアーと駆動カムの円柱状カム軸部材がカム駆動可能に係合するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のカム装置。 - 前記駆動カムの円柱状カム軸部材が前記第1および第2の従動カム間の中立基準位置にあるとき、これら両従動カムが直線移動初期位置にあるとともに、これら両従動カムのカムフォロアーと前記駆動カムの単一の円柱状カム軸部材との係合関係が相互に連続的に受け渡される構成とされていることを特徴とする請求項2に記載のカム装置。
- 前記従動カムは、弾発スプリングにより、前記直線移動初期位置方向へ常時弾発付勢されている
ことを特徴とする請求項3に記載のカム装置。 - 工作機械に工作物を供給および排出するワーク供給装置であって、
工作物を供給するローディング部および工作物を排出するアンローディング部の駆動部として、請求項1から4のいずれか一つに記載のカム装置を備え、
このカム装置の駆動カムが回転駆動源に駆動連結されるとともに、前記カム装置の第1の従動カムが前記ローディング部の作動体を構成する一方、第2の従動カムが前記アンローディング部の作動体を構成し、
これら両作動体に、工作物を保持するチャッキング手段が設けられている
ことを特徴とする工作機械のワーク供給装置。 - 搬入装置により工作物が搬入されるワーク搬入部位、工作機械のワーク供給排出部位、および搬出装置により工作物が搬出されるワーク搬出部位の間で、インデックス動作される構造を備え、
前記各部位において、前記ローディング部およびアンローディング部の作動体のいずれか一方が、作動待機位置と作動位置との間で往復直線運動するように駆動制御される構成とされている
ことを特徴とする請求項5に記載の工作機械のワーク供給装置。 - 工作物を平面研削する砥石車を備えた縦型平面研削盤に装置され、
前記ワーク搬入部位、ワーク供給排出部位およびワーク搬出部位が水平方向に配置されるとともに、これら各部位の間でインデックス動作される構造を備えるとともに、各部位において、前記ローディング部およびアンローディング部の作動体のいずれか一方が、上死点である作動待機位置と下死点である作動位置との間で昇降運動するように駆動制御される構成とされている
ことを特徴とする請求項6に記載の工作機械のワーク供給装置。
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