JP3915898B2 - マスク及びエレクトロルミネッセンス装置の製造方法 - Google Patents

マスク及びエレクトロルミネッセンス装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マスク、エレクトロルミネッセンス装置及びその製造方法並びに電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】
高精細なマスクが要求されている。例えば、カラーの有機エレクトロルミネッセンスパネルの製造プロセスで、各色の有機材料を、マスクを使用した蒸着により形成することが知られている。また、複数の単位マスクを支持部材に取り付けて使用することで製造効率を上げることが知られている。しかし、従来、支持部材への単位マスクの位置合わせが難しかった。
【0003】
本発明は、従来の問題点を解決するもので、その目的は、単位マスクの位置合わせを容易にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るマスクは、マスクパターンをそれぞれが有する複数の第1の基板と、
前記複数の第1の基板を支持する第2の基板と、
を有し、
前記第2の基板は、前記複数の第1の基板が載せられる支持部と、複数のストッパと、を有し、それぞれの前記ストッパは、いずれかの前記第1の基板の一方向への移動を規制しその反対方向への移動を許容する。
【0005】
本発明によれば、第2の基板がストッパを有するので、これによって第1の基板の位置を容易に合わせることができる。
【0006】
(2)このマスクにおいて、
前記支持部は、前記複数の第1の基板を、1つの平面上に支持し、
前記ストッパは、前記第1の基板の前記平面上でのスライドを規制してもよい。
【0007】
(3)このマスクにおいて、
前記ストッパは、前記複数の第1の基板が相互に離れる方向への移動を規制してもよい。
【0008】
(4)このマスクにおいて、
前記ストッパは、前記複数の第1の基板の外側に形成され、一対の前記ストッパが対向して配置されていてもよい。
【0009】
(5)このマスクにおいて、
前記第2の基板の線膨張係数は、前記第1の基板の線膨張係数よりも小さくてもよい。
【0010】
(6)このマスクにおいて、
前記第1及び第2の基板は、
前記マスクが使用時に加熱されたときに、前記対向する一対のストッパの間の方向で、前記複数の第1の基板の合計の膨張長さLと、前記第2の基板の膨張長さLとが、
<L
関係を有する線膨張係数の材料で形成されていてもよい。
【0011】
(7)このマスクにおいて、
前記第1の基板は、シリコンで形成され、
前記第2の基板は、インバーで形成されていてもよい。
【0012】
(8)このマスクにおいて、
前記ストッパは、前記複数の第1の基板が接近する方向への移動を規制してもよい。
【0013】
(9)このマスクにおいて、
前記ストッパは、隣同士の前記第1の基板の間に形成されていてもよい。
【0014】
(10)このマスクにおいて、
前記第2の基板の線膨張係数は、前記第1の基板の線膨張係数よりも大きくてもよい。
【0015】
(11)このマスクにおいて、
前記複数の第1の基板を前記ストッパの方向に押しつける弾性体をさらに有してもよい。
【0016】
(12)このマスクにおいて、
前記ストッパは、前記第1の基板の端部が前記支持部から離れる方向に移動することを規制する係合部を有してもよい。
【0017】
(13)このマスクにおいて、
それぞれの前記第1の基板は、複数の貫通穴によって前記マスクパターンが形成された1枚の基材からなるものであってもよい。
【0018】
(14)このマスクにおいて、
それぞれの前記第1の基板は、連結された複数のプレートを含み、前記プレートに形成された複数の貫通穴によって前記マスクパターンが形成されていてもよい。
【0019】
(15)本発明に係るエレクトロルミネッセンス装置の製造方法は、上記マスクを使用して、有機材料を成膜することを含む。
【0020】
(16)本発明に係るエレクトロルミネッセンス装置は、上記方法により製造されてなる。
【0021】
(17)本発明に係る電子機器は、上記エレクトロルミネッセンス装置を有する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るマスクを示す図である。図2は、図1のII−II線断面図である。マスクは、複数の第1の基板10を有する。第1の基板10には、複数の貫通穴12が形成されている。貫通穴12によってマスクパターンが形成されている。1つの第1の基板10に1単位のマスクパターン(例えば1枚のエレクトロルミネッセンスパネルに対応するパターン)が形成されている場合、1つの第1の基板10を単位マスクということができる。
【0024】
各第1の基板10は、1枚の基材から構成されていてもよいし、1枚の板状部(マスクパターンが形成された部分)とこれを補強するフレームとで構成されていてもよい。第1の基板10を構成する材料は、ガラス、金属又はシリコンであってもよい。例えば、電鋳によって、あるいはガラス基板、金属基板又はシリコン基板をエッチングして第1の基板10を形成してもよい。なお、シリコンの線膨張係数αは、
2.6×10−6・K−1≦α≦3.4×10−6・K−1
程度である。
【0025】
第1の基板10の平面形状は、多角形(例えば図1に示すように矩形)であってもよい。図2に示すように、第1の基板10の端面に、溝14が形成されていてもよい。溝14は、弾性体30と係合させるために形成してもよい。第1の基板10の他の端部には、凸部16が形成されていてもよい。凸部16は、第1の基板10の端面から突出するように形成してもよいし、図2に示すように、端面を傾斜させて形成してもよい。凸部16は、第2の基板20の係合部26と係合させるために形成してもよい。図2に示すように、第1の基板10が矩形である場合、隣り合う2辺の端部に溝14を形成し、他の隣り合う2辺の端部に凸部16を形成してもよい。
【0026】
複数の第1の基板10は、重ならないように配列されている。複数の第1の基板10は、間隔をあけて配列されている。複数の第1の基板10は、同一平面上に配列してもよい。複数の第1の基板10は、複数行複数列(例えば2行2列)で配列してもよい。なお、各第1の基板10は、1枚の基板(例えば1枚の半導体ウエハから形成された基板)であってもよいし、複数の基板が連結された形態(例えば複数の半導体ウエハから形成された複数の基板が連結された形態)であってもよい。
【0027】
マスクは、第2の基板20を有する。第2の基板20は、第1の基板10を支持する。第2の基板20は、第1の基板10を載せる支持部22を有する。支持部22は、第1の基板10を、貫通穴12によって形成されたマスクパターンを避けて支持する。支持部22は、各第1の基板10の周縁部(周端部)を支持するようになっていてもよい。図1及び図2に示す例では、支持部22は、格子状をなしている。支持部22は、複数の第1の基板10を1つの平面上に支持してもよい。その場合、支持部22は、複数の第1の基板10を支持する平らな面を有していてもよい。
【0028】
第2の基板20は、複数のストッパ24を有する。ストッパ24は、支持部22と一体的に形成されていてもよい。複数のストッパ24が一体的に形成されていてもよい。各ストッパ24は、いずれか(少なくとも1つ)の第1の基板10の一方向への移動を規制する。詳しくは、ストッパ24は、第1の基板10がその表面に平行にスライドすることを規制してもよい。複数の第1の基板10が1つの平面上に並んでいる場合、その平面上でのスライドをストッパ24が規制する。本実施の形態では、ストッパ24は、複数の第1の基板10が相互に離れる方向に移動することを規制する。そのため、ストッパ24は、複数の第1の基板10の外側に形成されている。支持部22が格子状をなしている場合、外枠の部分にストッパ24が形成されていてもよい。また、一対のストッパ24が対向して配置されている。
【0029】
ストッパ24は、第1の基板10の一方向への移動を規制し、その反対方向への移動を許容する。例えば、ストッパ24は、第1の基板10の端部に接触するが、第1の基板10を固定しない。ストッパ24は、第1の基板10の端部が支持部22から離れる方向に移動することを規制する係合部26を有していてもよい。これによれば、ストッパ24が第1の基板10の移動を規制するときに、第1の基板10がストッパ24から外れることを防止することができる。係合部26と、第1の基板10における支持部22とは反対側の面とは、面一になっていてもよい。
【0030】
第2の基板20は、1枚の基材から構成されていてもよい。基材は、ガラス、金属又はシリコンであってもよい。第2の基板20は、インバー(アンバー)で形成してもよい。なお、インバーの線膨張係数βは、
約1.2×10−6・K−1
程度である。第1の基板10の線膨張係数αと、第2の基板20の線膨張係数βとは、
β<α
の関係を有してもよい。
【0031】
マスクは、マーク28を有していてもよい。マーク28は、マスクを使用する対象(例えばエレクトロルミネッセンス素子を形成する基板)との位置合わせに使用してもよい。
【0032】
マスクは、弾性体30を有していてもよい。弾性体30は、樹脂、ゴム、樹脂又は金属で形成されたリング又はバネであってもよい。弾性体30は、第1の基板10を、ストッパ24の方向(移動が規制される側に向かう方向)に押しつける。例えば、隣同士の第1の基板10の間に弾性体30が配置されている。この場合、隣同士の第1の基板10の間隔を狭くする方向に弾性体30を弾性変形させておく。弾性体30は、第1の基板10の溝14に係合させてもよい。
【0033】
本実施の形態によれば、ストッパ24によって第1の基板10の位置を簡単に合わせることができる。本実施の形態では、第1の基板10は、係合部26による外れ止めが図られ、弾性体30によってストッパ24に押圧されて第2の基板20に取り付けられている。第1の基板10を、第2の基板20に取り付けて、両者を固定しないようにすれば、第1の基板10の交換が容易である。
【0034】
図3は、本実施の形態に係るマスクの使用状態を説明する図である。本実施の形態に係るマスクは、蒸着等のプロセスで使用されると、加熱されて膨張することがある。図3には、上段に加熱前のマスクが示され、下段に加熱されて膨張したマスクが示されている。なお、図3に示す例では、全ての第1の基板10が同じ材料で形成され、同じ形状で設計されている。本実施の形態では、第2の基板20にストッパ24が形成されているので、第1の基板10は、ストッパ24の方向に膨張する。複数の第1の基板10の合計の膨張長さは、第2の基板20の膨張長さよりも大きいので、それぞれの第1の基板10は、ストッパ24とは反対方向にも膨張する。詳しくは次の通りである。
【0035】
マスクが使用時に加熱されたときに、対向する一対のストッパ24間の方向において、複数の第1の基板10の合計の膨張長さをLとし、第2の基板20の膨張長さをLとする。本実施の形態では、
<L
の関係が成立する。この関係が成立する線膨張係数の材料で、第1及び第2の基板10,20が形成されている。
【0036】
マスクが使用時に加熱されたときに、第2の基板20の中央を基準として、第2の基板20の両端部は、L2L,L2Rの長さ膨張する。第2の基板20の一方の端部が、L2Lの長さ膨張すると、その膨張方向に1つの第1の基板10の一方の端部は、L1Lの長さ膨張する。また、
<L
関係が成立するので、第1の基板10の他方の端部は、L1Rの長さ膨張する。このように、本実施の形態では、第1の基板10は、第2の基板20の外方向に膨張するのみならず、第2の基板20の中央方向にも膨張するので、マスクパターン(貫通穴12)の位置ずれを分散させることができる。
【0037】
なお、対向する一対のストッパ24間にN個の第1の基板10が並んでいる場合、第1の基板10の合計の膨張長さは、
=N×(L1L+L1R
である。長さL1Lと長さL1Rは、同じになる場合もあるが、同じにならない場合もある。また、第1及び第2の基板10,20の上昇温度は、マスク使用時(例えば蒸着時)の温度や、マスク使用源(例えば蒸着源)とマスクとの距離などの使用環境によって異なる。したがって、第1及び第2の基板10,20の材料は、使用環境によって選定する。仮に、第1及び第2の基板10,20の上昇温度が同じであって、第1の基板10の線膨張係数が、第2の基板20の線膨張係数の2倍であれば、
:L=2:1
関係が成立する。あるいは、
2L<L<3L
関係が成立してもよい。第1の基板10をシリコンで形成し、第2の基板20をインバーで形成すれば、この関係が成立する。
【0038】
図4は、本実施の形態に係るマスクの効果を説明する図である。図4には、上段に加熱前のマスクが示され、中段に加熱されて膨張したマスクが示され、下段に比較例としてのマスクが示されている。比較例としてのマスク40は、第1の基板10に相当する複数のマスクパターン部材42が一体化されてなるもので、各マスクパターン部材42に貫通穴44が形成されている。
【0039】
本実施の形態では、
<L
の関係が成立し、それぞれの第1の基板10が、第2の基板20の外方向に膨張するのみならず、第2の基板20の中央方向にも膨張する。したがって、図4に示すように、第1の基板10の貫通穴12の位置は、加熱によってずれるとしても、そのずれを分散させて小さくすることができる。例えば、第1の基板10の貫通穴12の位置は、第1の基板10の中央を中心としてほぼ左右均等にずれるようになっていてもよい。マスクが膨張することで、マスクパターンが設計の段階とは異なってしまうとしても、左右対称のマスクパターンを確保できるようにしてもよい。この点、比較例のマスク40であれば加熱されると、それぞれのマスクパターン部材42において、マスク40の外端に近いほど貫通穴44のずれが大きくなっている。また、それぞれのマスクパターン部材42において、マスクパターンが左右非対称になってしまう。本実施の形態に係るマスクによれば、高精度なマスク使用工程(例えば蒸着)を行うことができる。
【0040】
なお、本発明は、上述した実施の形態とは反対に、
≧L
の関係が成立する場合を除くものではない。その場合であっても、第1の基板10の位置合わせが容易になり、交換が容易になるという効果がある。
【0041】
図5は、本実施の形態に係るマスクの変形例を示す図である。図6は、図5のVI−VI線断面図である。この変形例では、それぞれの第1の基板50は、複数のプレート52を有する。各プレート52に複数の貫通穴54が形成され、これによってマスクパターンが形成されている。各プレート52に1単位のマスクパターン(例えば1枚のエレクトロルミネッセンスパネルに対応するパターン)が形成されている場合、1つのプレート52を単位マスクということができる。複数のプレート52は、連結板56などによって連結されている。
【0042】
この変形例のそれ以外の内容は、上述した実施の形態で説明した内容が該当する。変形例でも、第1の基板50の位置合わせが容易になり、交換が容易になるという効果がある。
【0043】
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るマスクを示す図である。図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。マスクは、複数の第1の基板110を有する。第1の基板110には、複数の貫通穴112が形成されている。貫通穴112によってマスクパターンが形成されている。1つの第1の基板110に1単位のマスクパターン(例えば1枚のエレクトロルミネッセンスパネルに対応するパターン)が形成されている場合、1つの第1の基板110を単位マスクということができる。
【0044】
第1の基板110の端部には、凸部116が形成されていてもよい。凸部116は、第1の基板110の端面から突出するように形成してもよいし、図8に示すように、端面を傾斜させて形成してもよい。凸部116は、第2の基板120の係合部126と係合させるために形成してもよい。図8に示すように、第1の基板110が矩形である場合、隣り合う2辺の端部に凸部116を形成してもよい。第1の基板110のその他の内容は、第1の実施の形態で説明した第1の基板10の内容が該当する。
【0045】
マスクは、第2の基板120を有する。第2の基板120は、第1の基板110を支持する。第2の基板120は、第1の基板110を載せる支持部122を有する。支持部122は、第1の基板110を、貫通穴112によって形成されたマスクパターンを避けて支持する。支持部122は、各第1の基板110の周縁部(周端部)を支持するようになっていてもよい。図7及び図8に示す例では、支持部122は、格子状をなしている。支持部122は、複数の第1の基板110を1つの平面上に支持してもよい。その場合、支持部122は、複数の第1の基板110を支持する平らな面を有していてもよい。
【0046】
第2の基板120は、複数のストッパ124を有する。ストッパ124は、支持部122と一体的に形成されていてもよい。複数のストッパ124が一体的に形成されていてもよい。各ストッパ124は、いずれか(少なくとも1つ)の第1の基板110の一方向への移動を規制する。詳しくは、ストッパ124は、第1の基板10がその表面に平行にスライドすることを規制してもよい。複数の第1の基板110が1つの平面上に並んでいる場合、その平面上でのスライドをストッパ124が規制する。本実施の形態では、ストッパ124は、複数の第1の基板110が相互に接近する方向に移動することを規制する。そのため、ストッパ124は、隣同士の第1の基板110の間に形成されている。支持部122が格子状をなしている場合、外枠を除く部分(図7に示す例では十字状の部分)にストッパ124が形成されていてもよい。
【0047】
ストッパ124は、第1の基板110の一方向への移動を規制し、その反対方向への移動を許容する。例えば、ストッパ124は、第1の基板110の端部に接触するが、第1の基板110を固定しない。ストッパ124は、第1の基板110の端部が支持部122から離れる方向に移動することを規制する係合部126を有していてもよい。これによれば、ストッパ124が第1の基板110の移動を規制するときに、第1の基板110がストッパ124から外れることを防止することができる。係合部126と、第1の基板110における支持部122とは反対側の面とは、面一になっていてもよい。
【0048】
第2の基板120は、1枚の基材から構成されていてもよい。基材は、ガラス、金属又はシリコンであってもよい。第2の基板120は、金属で形成してもよい。第1の基板110の線膨張係数αと、第2の基板120の線膨張係数βとは、
α<β
の関係を有してもよい。第2の基板120のその他の内容は、第1の実施の形態で説明した第2の基板20の内容が該当する。
【0049】
マスクは、マーク128を有していてもよい。マーク128は、マスクを使用する対象(例えばエレクトロルミネッセンス素子を形成する基板)との位置合わせに使用してもよい。
【0050】
マスクは、弾性体130を有していてもよい。弾性体130は、樹脂、ゴム、樹脂又は金属で形成してもよく、板バネであってもよい。弾性体130は、第1の基板110を、ストッパ124の方向(移動が規制される側に向かう方向)に押しつける。例えば、第2の基板120の外周部に弾性体130が配置されている。
【0051】
本実施の形態によれば、ストッパ124によって第1の基板110の位置を簡単に合わせることができる。本実施の形態では、第1の基板110は、係合部126による外れ止めが図られ、弾性体130によってストッパ124に押圧されて第2の基板120に取り付けられている。第1の基板110を、第2の基板120に取り付けて、両者を固定しないようにすれば、第1の基板110の交換が容易である。
【0052】
図9は、本実施の形態に係るマスクの使用状態を説明する図である。本実施の形態に係るマスクは、蒸着等のプロセスで使用されると、加熱されて膨張することがある。図9には、上段に加熱前のマスクが示され、中段に加熱されて膨張したマスクが示され、下段に比較例としてのマスクが示されている。比較例としてのマスク140は、第1の基板110に相当する複数のマスクパターン部材142が一体化されてなるもので、各マスクパターン部材142に貫通穴144が形成されている。また、図9に示す例では、全ての第1の基板110が同じ材料で形成され、同じ形状で設計されている。
【0053】
本実施の形態では、第2の基板120にストッパ124が形成されているので、第1の基板110は、ストッパ124とは反対の方向に膨張する。また、第1の基板110の線膨張係数αと、第2の基板120の線膨張係数βとが、
α<β
の関係を有する。そのため、本実施の形態に係るマスク(図9の中段)は、比較例としてのマスク140よりも膨張量が大きくなる。本実施の形態によれば、マスクの使用対象(例えばエレクトロルミネッセンス素子を形成する基板)の線膨張係数が、第1の基板110の線膨張係数よりも大きい場合に、これに対応させて、マスクを大きく膨張させることができる。
【0054】
なお、本発明は、上述した実施の形態とは反対に、
β≦α
の関係が成立する場合を除くものではない。その場合であっても、第1の基板110の位置合わせが容易になり、交換が容易になるという効果がある。
【0055】
図10は、本実施の形態に係るマスクの変形例を示す図である。この変形例では、それぞれの第1の基板150は、複数のプレート152を有する。各プレート152に、図示しない複数の貫通穴が形成され、これによってマスクパターンが形成されている。各プレート152に1単位のマスクパターン(例えば1枚のエレクトロルミネッセンスパネルに対応するパターン)が形成されている場合、1つのプレート152を単位マスクということができる。複数のプレート152は、連結板156などによって連結されている。
【0056】
この変形例のそれ以外の内容は、上述した実施の形態で説明した内容が該当する。変形例でも、第1の基板150の位置合わせが容易になり、交換が容易になるという効果がある。
【0057】
(第3の実施の形態)
図11(A)〜図11(C)は、本発明の第3の実施の形態に係るマスクを使用したエレクトロルミネッセンス装置の製造方法を説明する図である。本実施の形態で使用するマスク200は、第1又は第2の実施の形態で説明したマスクの内容が該当する。マスク200の第1の基板202には、磁性体膜204を形成してもよい。磁性体膜204は、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性材料で形成することができる。あるいは、Ni、Co、Feや、Fe成分を含むステンレス合金等の磁性金属材料や、磁性金属材料と非磁性金属材料との結合により、磁性体膜204を形成してもよい。第1の基板202を磁性体(例えばインバー)で形成してもよい。こうすることで、第1の基板202を基板210に引き寄せ、第1の基板202の反りを矯正することも可能である。
【0058】
本実施の形態では、マスク200を使用して基板210に発光材料を成膜する。基板210は、複数のエレクトロルミネッセンス装置(例えば有機エレクトロルミネッセンス装置)を形成するためのもので、ガラス基板等の透明基板である。基板210には、図11(A)に示すように、電極(例えばITO等からなる透明電極)212や正孔輸送層214が形成されている。なお、電子輸送層を形成してもよい。
【0059】
発光材料は、例えば有機材料であり、低分子の有機材料としてアルミキノリノール錯体(Alq)があり、高分子の有機材料としてポリパラフェニレンビニレン(PPV)がある。低分子の有機材料の成膜は、蒸着によって行うことができる。例えば、図11(A)に示すように、マスク200を介して赤色の発光材料をパターニングしながら成膜し、赤色の発光層220を形成する。そして、図11(B)に示すように、マスク200をずらして、緑色の発光材料をパターニングしながら成膜し、緑色の発光層222を形成する。そして、図11(C)に示すように、マスク200を再びずらして、青色の発光材料をパターニングしながら成膜し、青色の発光層224を形成する。
【0060】
本実施の形態では、マスク200は、複数の第1の基板202を有する。また、マスク200は、複数の単位マスクを有する。したがって、マスク200を使用して、一体化した複数のエレクトロルミネッセンス装置を製造することができる。基板210を切断して、個々のエレクトロルミネッセンス装置を得ることができる。
【0061】
図12は、上述した発光材料の成膜方法を経て製造されたエレクトロルミネッセンス装置を示す図である。エレクトロルミネッセンス装置(例えば有機エレクトロルミネッセンス装置)は、基板210、電極212、正孔輸送層214、発光層220,222,224等を有する。発光層220,222,224上に、電極216が形成されている。電極216は例えば陰極電極である。エレクトロルミネッセンス装置(エレクトロルミネッセンスパネル)は、表示装置(ディスプレイ)となる。
【0062】
本発明の実施の形態に係るエレクトロルミネッセンス装置を有する電子機器として、図13にはノート型パーソナルコンピュータ1000が示され、図14には携帯電話2000が示されている。
【0063】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係るマスクを示す図である。
【図2】図2は、図1のII−II線断面図である。
【図3】図3は、第1の実施の形態に係るマスクの使用状態を説明する図である。
【図4】図4は、第1の実施の形態に係るマスクの効果を説明する図である。
【図5】図5は、第1の実施の形態に係るマスクの変形例を示す図である。
【図6】図6は、図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態に係るマスクを示す図である。
【図8】図8は、図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図9は、本発明の第2の実施の形態に係るマスクの使用状態を説明する図である。
【図10】図10は、第2の実施の形態に係るマスクの変形例を示す図である。
【図11】図11(A)〜図11(C)は、発光材料の成膜方法を説明する図である。
【図12】図12は、本発明の実施の形態に係るマスクを使用した発光材料の成膜方法を経て製造されたエレクトロルミネッセンス装置を示す図である。
【図13】図13は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図14】図14は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の基板
12 貫通穴
20 第2の基板
22 支持部
24 ストッパ
26 係合部
30 弾性体
50 第1の基板
52 プレート
54 貫通穴

Claims (10)

  1. マスクパターンをそれぞれが有する複数の第1の基板と、
    前記複数の第1の基板を支持する第2の基板と、
    弾性体と、
    を有し、
    前記第2の基板は、前記複数の第1の基板が載せられる支持部と、複数のストッパと、を有し、それぞれの前記ストッパは、いずれかの前記第1の基板の一方向への移動を規制しその反対方向への移動を許容し、
    前記ストッパは、前記複数の第1の基板の外側に形成され、前記複数の第1の基板が相互に離れる方向への移動を規制し、
    前記弾性体は、前記複数の第1の基板を移動が規制される側に向かう方向に押しつけ、
    一対の前記ストッパが対向して配置されてなり、
    前記第2の基板の線膨張係数は、前記第1の基板の線膨張係数よりも小さいマスク。
  2. マスクパターンをそれぞれが有する複数の第1の基板と、
    前記複数の第1の基板を支持する第2の基板と、
    弾性体と、
    を有し、
    前記第2の基板は、前記複数の第1の基板が載せられる支持部と、複数のストッパと、を有し、それぞれの前記ストッパは、いずれかの前記第1の基板の一方向への移動を規制しその反対方向への移動を許容し、
    前記ストッパは、前記複数の第1の基板の外側に形成され、前記複数の第1の基板が相互に離れる方向への移動を規制し、
    前記弾性体は、前記複数の第1の基板を移動が規制される側に向かう方向に押しつけ、
    一対の前記ストッパが対向して配置されてなり、
    前記第1及び第2の基板は、
    前記マスクが使用時に加熱されたときに、前記対向する一対のストッパの間の方向で、前記複数の第1の基板の合計の膨張長さLと、前記第2の基板の膨張長さLとが、
    <L
    の関係を有する線膨張係数の材料で形成されてなるマスク。
  3. マスクパターンをそれぞれが有する複数の第1の基板と、
    前記複数の第1の基板を支持する第2の基板と、
    弾性体と、
    を有し、
    前記第2の基板は、前記複数の第1の基板が載せられる支持部と、複数のストッパと、を有し、それぞれの前記ストッパは、いずれかの前記第1の基板の一方向への移動を規制しその反対方向への移動を許容し、
    前記ストッパは、前記複数の第1の基板が接近する方向への移動を規制し、
    前記弾性体は、前記複数の第1の基板を移動が規制される側に向かう方向に押しつけ、
    前記第2の基板の線膨張係数は、前記第1の基板の線膨張係数よりも大きいマスク。
  4. マスクパターンをそれぞれが有する複数の第1の基板と、
    前記複数の第1の基板を支持する第2の基板と、
    弾性体と、
    を有し、
    前記第2の基板は、前記複数の第1の基板が載せられる支持部と、複数のストッパと、を有し、それぞれの前記ストッパは、いずれかの前記第1の基板の一方向への移動を規制しその反対方向への移動を許容し、
    前記ストッパは、前記第1の基板の端部が前記支持部から離れる方向に移動することを規制する係合部を有し、
    前記弾性体は、前記複数の第1の基板を移動が規制される側に向かう方向に押しつけるマスク。
  5. マスクパターンをそれぞれが有する複数の第1の基板と、
    前記複数の第1の基板を支持する第2の基板と、
    弾性体と、
    を有し、
    前記第2の基板は、前記複数の第1の基板が載せられる支持部と、複数のストッパと、を有し、それぞれの前記ストッパは、いずれかの前記第1の基板の一方向への移動を規制しその反対方向への移動を許容し、
    前記弾性体は、前記複数の第1の基板を移動が規制される側に向かう方向に押しつけ、
    それぞれの前記第1の基板は、連結された複数のプレートを含み、前記プレートに形成された複数の貫通穴によって前記マスクパターンが形成されてなるマスク。
  6. 請求項1記載のマスクにおいて、
    前記第1の基板は、シリコンで形成され、
    前記第2の基板は、インバーで形成されてなるマスク。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のマスクにおいて、
    前記ストッパは、前記第1の基板の端部が前記支持部から離れる方向に移動することを規制する係合部を有するマスク。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のマスクにおいて、
    それぞれの前記第1の基板は、複数の貫通穴によって前記マスクパターンが形成された1枚の基材からなるマスク。
  9. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のマスクにおいて、
    それぞれの前記第1の基板は、連結された複数のプレートを含み、前記プレートに形成された複数の貫通穴によって前記マスクパターンが形成されてなるマスク。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のマスクを使用して、有機材料を成膜することを含むエレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
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