JP3915506B2 - 吸気温度検出手段の故障判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関に供給される吸入空気の温度を検出する吸気温度検出手段の故障判定装置、特に車載状態で故障判定を行うことができる吸気温度検出手段の故障判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両はその吸気系、排気系、燃料系、点火系等を駆動すべく、制御手段を備え、この制御手段がエンジンの各種運転データを各種センサを用いて採りこみ、各種運転データに適した運転状態を確保できるよう、各制御系の駆動部を調整制御している。例えば、エンジンの吸気の質量流量は吸気系、排気系、燃料系等の各種制御、例えば空燃比の算出に用いられ、この吸気温度は吸気管に設けた吸気温センサにて計測している。
【0003】
このため、吸気温センサが検出する吸気温が適正値を出力しなくなると空燃比のずれによる排ガスや燃費の悪化等を招くことより吸気温度センサの故障判定を適宜行う必要性がある。
エンジンの吸入空気温度は外気温の影響及び車両停車時のエンジン雰囲気温度の影響を大きく受け、エンジンの運転状態との相関がなく、吸気温センサが1つの場合は、合理性チェック(Rationality Check)が困難であった。
【0004】
このため、従来、吸気温センサの故障モニタでは、吸気温センサが通常走行で検出可能な範囲を外れた値、即ち、断線やショートの場合のように通常検出範囲を外れたあり得ない吸気温を出力した場合に故障と判定するものであった。しかし、この通常検出範囲を外れたか否かで故障判定する装置では、通常検出範囲内の温度でスタック(所定値で出力が固定されている状態)がしている場合には故障を検出することはできなかった。
【0005】
ところで、エンジンルームの吸気温センサは吸入空気で冷却される吸気管に装着されることが多い。この吸気温センサで検出される吸気温度は、走行時にはエンジンルームに走行風として流入する空気の外気温に依存し、比較的低く抑えられ、停車時にはエンジンの放熱によるエンジン雰囲気温度に依存し、比較的高くなる。
そこで、特開平09−303191号公報に記載されている吸気温度センサの故障モニタでは、外気温に影響される運転状態での吸気温度とエンジンの放熱に影響される運転状態での吸気温度とが各々継続した際に、各吸気温度を吸気温度センサによってそれぞれ検出し、これらの吸気温度の差分を故障判定用の閾値と比較することにより故障判定を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平09−303191号公報に開示されたような技術では、外気温に影響される運転状態での吸気温度を求める際、即ち、連続して走行風を受けることでエンジン雰囲気温度による影響を受けない状態にまでエンジンルームの換気が進むのを所定時間待つこととなる。
ところで、市街地等の走行においては、走行時間が比較的区切られ易く、エンジンルームの換気が進むのを待つことなく次の一時停止等に入りやすく、外気温に影響される運転状態での運転が所定時間継続する頻度が低下する傾向にある。その結果、市街地等の走行では吸気温度センサの故障モニタの頻度が低下するという問題が生じる。
【0007】
また、所定時間経過時に吸気温度を検出するため、それ以前の走行状態において外気温に依存する状態にあったとしても、所定時間経過直前にその状態を離脱すると、その検出データを排除することとなり、吸気温度センサの故障モニタで検出されていたデータを無駄とすることとなる。
本発明は、以上のような課題に基づき、吸気温センサの故障モニタの頻度を高め、検出応答性が改善され合理的な故障診断を行うことができる吸気温度検出手段の故障判定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エンジンへ吸入される吸気温度を検出する吸気温度検出手段と、吸気温度が外気温度に依存する第1運転状態の延べ時間が第1所定時間を越えたことを判定する第1判定手段と、吸気温度がエンジンの雰囲気温度に依存する第2の運転状態が継続して第2所定時間を越えたことを判定する第2判定手段と、上記第1運転状態の延べ時間が第1所定時間を越えると共に第2の運転状態が継続して第2所定時間を越えると上記吸気温度検出手段により検出された最小出力値と最大出力値との偏差を求める演算手段と、該演算手段で求めた偏差が所定値よりも小さいときに上記吸気温度検出手段が故障であると判定する故障判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
ここでは、外気温に依存する第1運転状態が継続していない場合、即ち、第1運転状態が間欠的に続く場合であっても、それら間欠的に続く第1運転状態を加算した延べ時間の間における外気温に依存した温度を検出するため、第1運転状態が継続していない場合であっても外気温に依存した吸気温度を的確に検出することが可能となり、しかも、第2運転状態が継続している第2所定時間内でのエンジンの雰囲気温度に依存した吸気温度を正確に検出することが可能となる。このため故障モニタの頻度を増大することが可能となり、検出応答性が改善され合理的な故障診断を行うことができる。
好ましくは、吸気温検出手段の故障判定装置は暖気完了後に第1運転状態の延べ時間及び第2の運転状態が継続している時間の検出に入るとすることがよい。この場合、特に、第1判定手段による延べ時間が第1所定時間を越えたことを判定する精度と第2判定手段による第2の運転状態が継続して第2所定時間を越えたことを判定する精度が向上し、合理的な故障診断を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態としての吸気温度検出手段の故障判定装置を説明する。本発明の吸気温度検出手段の故障判定装置は、図示しない車両のエンジン1の制御手段を成すエンジンコントローラ2に付設され、このエンジンコントローラ2が吸気温度検出手段の故障判定装置の制御機能部を構成する。
エンジン1は多気筒エンジンであり、本体3には紙面垂直方向に複数気筒が直列に配備され、それら複数気筒は冷却系のウォータジャケット4で覆われている。各気筒の燃焼室5は吸、排気弁6、7を介し吸排気路8、9に連通可能である。ここでの吸、排気弁6、7はエンジンクランク軸11と連動する給排カム軸12を備えた図示しない動弁系に駆動される。
【0011】
吸気路8はエアクリーナ13で外気を吸入し、これを吸気管14、サージタンク15、吸気多岐管16、吸気ポート17の順に流動させ、吸気弁6の開時に新気を燃焼室5に流入する。
排気路9は排気弁7の開時に排気を燃焼室5より流出させる。この排気は排気多岐管18を通過し、比較的小容量で早期活性化を可能とする前段触媒19と比較的大容量で排ガスを耐久性良く浄化する後段触媒20を備えた排気管21を経て、図示しないマフラーを介して大気排出される。
【0012】
エアクリーナ13の流出口131の近傍には吸入空気量Qaを検出して出力するエアフローセンサ22及び大気圧BPを検出して出力する大気圧センサ23が両機能を保持する状態で集約して配備され、その下流近傍に吸気温度Taを検出して出力する吸気温度検出手段としての吸気温センサ24が配備される。これら吸入空気量Qa、大気圧BP、吸気温度Taの各検出値はエンジンコントローラ2に出力される。
【0013】
エアクリーナ13とサージタンク15の間の吸気路8にはスロットルバルブ25が配備され、同バルブを迂回する分岐路26が併設され、同分岐路26を開閉するアイドルスピードコントロールバルブ27が配備される。スロットルバルブ25の近傍にはスロットルバルブ25の全閉状態でオンIonするアイドルスイッチ28と、スロットルバルブ25の開度θsを検出するスロットルセンサ29とが取付けられている。これらの検出値はエンジンコントローラ2に出力される。なお、エンジンコントローラ2には車速センサ30より車速信号Vcが出力され、キーオン時にキーセンサ31よりキーオン信号Kが出力され、また、エンジン回転時にエンジン回転数信号Neがクランク角センサ32より出力される。
【0014】
吸気多岐管16の下流端近傍には吸気ポート17側に燃料噴射する燃料噴射弁34が装着される。燃料噴射弁34は燃料系の調圧手段33により燃圧調整された燃料を供給され、同加圧燃料をエンジンコントローラ2からの噴射信号に応じて噴射するように構成される。
本体3にはウォータジャケット4内の冷却水温を検出して水温Tw信号を出力するエンジン水温センサ35が取り付けられ、これら各検出信号はエンジンコントローラ2に出力される。
【0015】
エンジンコントローラ2は、入出力インターフェース201、記憶部202、バッテリバックアップ用の不揮発性メモリ203および中央処理部204を備え、エンジン1の燃料系、点火系、吸気系の各制御機能を備え、特に、吸気温センサの故障判定機能を備える。
ここで、吸気温Taは燃料系における燃料制御での空燃比補正値として使用され、吸気温センサ24が検出する吸気温Taが適正値を出力しなくなると空燃比のずれによる排ガスや燃費の悪化等を招くことよりの故障判定が速やかに実施される必要性は高いこととなる。
【0016】
ところで、エンジンコントローラ2は図2に示すように、吸気温センサ24の故障判定機能部を成す第1判定手段A1、第2判定手段A2、演算手段A3、故障判定手段A4を備える。
第1判定手段A1はエンジン1へ吸入される吸気温度Taが外気温度To(図3(a)参照)に依存する第1運転状態の延べ時間ΣTtが第1所定時間tα1を越えたことを判定するよう機能する。
【0017】
第2判定手段A2は吸気温度Taがエンジン1の雰囲気温度に依存する第2運転状態が継続して、継続時間Tkが第2所定時間tα2を越えたことを判定するよう機能する(図3参照)。
演算手段A3はエンジンコントローラ2に記憶されている吸気温度の最高温度TaMAXと最低温度TaMINとの偏差ΔTa(=TaMAX−TaMIN)を求める。
【0018】
故障判定手段A4は第1運転時間の延べ時間ΣTtが第1所定時間tα1を越えると共に、第2の運転状態が継続して第2所定時間tα2を越えたときに演算手段A3で求めた偏差ΔTaが所定値ΔTaαよりも小さいときに吸気温センサが故障であると判定する。
ここでエンジン1へ吸入される吸気温度Taが外気温度Toに依存する第1運転状態の延べ時間ΣTtを説明する。第1運転状態とは水温Twが80℃以上の暖機完了後において、車速Vcが50km/hを上回っている状態で、その状態の運転時間が順次加算され、延べ時間ΣTtとして設定されている。
【0019】
その際の延べ時間ΣTtはカウンタC(ΣTt)でカウントされる。即ち、図3(c)に示すように、第1運転状態に入るとカウンタC(ΣTt)が駆動(スタート)し、離脱すると停止する。ここでは第1運転状態に入る毎にカウンタC(ΣTt)のカウント値である延べ時間ΣTtが加算され、延べ時間ΣTtが閾値として設定される第1所定時間tα1、ここでは60(sec)をカウントするまで第1運転状態のデータ採り込みが成される。
【0020】
この第1所定時間tα1である60(sec)は、図3(c)に破線で示すように、エンジン放熱の影響を受けて加熱状態にあった吸気の吸気温度Taが、この第1運転状態に入り(スタートst)、走行時間が経過することでエンジンルーム内が走行風により充分に冷却され、吸気温センサ24がほぼ外気温To(一点鎖線参照)に近い値を出力できる状態に入ることを想定して設定される。
【0021】
このように延べ時間ΣTtとは車速Vcが50km/hを上回る運転状態が継続する場合は50km/hを上回る連続した運転状態での運転域を加算し、しかも、図2に示すように車速が50km/hを間欠的に下回る走行時にも、各経過時間Δt1、Δt2・・・を順次加算して延べ時間ΣTtをカウントするように設定される。このような設定をしたのは車速が50km/hを間欠的に下回る場合であっても、吸気温度Taは段階的に低下しており(図3(a)参照)、延べ時間ΣTtを経過する時点(クリアcr)では吸気温センサ24がほぼ外気温Toに近い値の吸気温度を出力できる状態に入ると推定できるためである。
【0022】
なお、第1所定時間tα1としての60(sec)は、これが短すぎると充分に外気温Toに近い値の検出が成されず、長すぎると故障検出処理の頻度が低下するので、適正値が選択されるものであり、ここでの60(sec)以外の値を採用しても良い。
なお、第1所定時間tα1を延べ時間としたことにより、吸気温センサ24が正常のときは第1所定時間tα1の経過前に第1運転状態を離脱すると吸気温はエンジンの放熱の影響を受け上昇することとなり、偏差ΔTaが所定値ΔTaαを越える。従って正常判定を速やかに行うことができる。
【0023】
次に、吸気温度Taがエンジン1の雰囲気温度に依存する第2運転状態を説明する。第2運転状態とは水温Twが80℃以上の暖機完了後において、車速Vcが1、5km/hを下回り停車状態に入った状態として設定されている。なお、車速Vcの閾値である1、5km/hとは、車両の停車判定値であり、この値は適宜修正しても良い。
【0024】
この第2運転状態の条件は、車両が停車し、エンジンルームの空気がエンジン本体3の放熱により高温化し、時間経過と共に吸気温センサ24の吸気温度Taが継続して上昇する状態、例えば、図4(a)に示す吸気温度Taを想定して設定される。その際の継続時間TkはカウンタC(Tk)でカウントされる。図4(c)に示すように、カウンタC(Tk)は第2運転状態に入ると駆動し(スタートst)、継続時間Tkが第2所定時間tα2を越えると、カウンタC(Tk)は停止し、クリア(cr)される。なお、ここではその間に吸気温度Taが採り込まれ、最高吸気温度TaMAXの検出が一回終了したとの最高吸気温カウンタCLに1加算が成される。
【0025】
図4(a),(b)に示すように、車両が停車(Vo=0)すると吸気温度Taが走行時より上昇することより、第2所定時間tα2の設定にあたっては、最高吸気温度TaMAXが車両走行中の最低吸気温度TaMINに対して明らかに変化していると判断できる程度、即ち、吸気温センサ24の出力を充分に変化させることができるまで上昇変化するのに要する経過時間を設定することで充分であり、ここでは30(sec)が採用された。
【0026】
ここでは第2所定時間tα2である30(sec)経過で、最高吸気温度TaMAXを読み取る。なお、第2所定時間tα2はこれが短すぎると充分に最高吸気温度TaMAXの検出が成されず、長すぎると故障検出処理の頻度が低下するので、適正値が選択されるものであり、ここでの30(sec)以外の値を採用しても良い。
【0027】
次に、故障判定手段A4が偏差ΔTa(=TaMAX−TaMIN)の閾値として用いる所定値ΔTaαは、吸気温センサ24の故障や劣化を確実に判定できる必要がある。ここでは走行時における最低温度TaMINと停車後30(sec)経過時における最高温度TaMAXの偏差は通常、1℃以上あると見做し、この場合は所定値ΔTaαを0、5℃として設定している。即ち、偏差ΔTaが所定値ΔTaαより小さいと吸気温センサ24の作動不良が確実であり、故障や劣化と判定するようにしている。なお、故障判定の所定値ΔTaαはこれが小さすぎるとノイズによる誤判定が増加し、大きすぎると故障検出処理の頻度が低下するので、適正値が選択されることとなるが、この0、5℃以外の値を採用しても良い。
【0028】
なお、ここでのエンジンコントローラ2の吸気温センサの故障判定処理では、上述の偏差ΔTaが所定値ΔTaαより小さい状態が数回、ここでは5回繰り返して検出された場合に故障と判定しており、これによってノイズ除去を行っており、データの信頼性をより一層確保するようにしている。
次に、エンジンコントローラ2により実行される吸気温センサの故障判定処理を、図3、図4、図5に示す吸気温、水温及び車速の関連を示す波形図、図6、図7に示す故障判定ルーチン、初期チェックルーチンに沿って説明する。
【0029】
ここで、吸気温センサの故障判定装置を搭載した図示しない車両の走行時において、エンジンコントローラ2はエンジンキーのオン信号Kに応じて図示しないメインルーチン内での初期チェックを行う。初期チェックは、例えば、図8に示すように、ステップa1でキーオン信号Kの入力を確認し、ステップa2でエンジンコントローラ2の複数の制御系、例えば、吸気系、燃料系、点火系等で適宜実行されている関連機器が正常か否かの自己チェック、及び本発明の適用された吸気温センサの故障判定処理が正常であったか否かを確認し、正常(OK)ではステップa3に、異常(Error)ではステップa4に進む。ステップa4では異常のある制御系のコード出力処理や、各故障センサ、例えば、吸気温センサ24の故障灯のオン処理を行い、ステップa3に達する。なお、エンジンコントローラ2の出力端子にはダイアグノシス コネクタ(図示せず)が接続され、このダイアグノシス コネクタには適時に周知のマルチユース テスタが連結される。このテスタに故障コードが表示されることで、例えば、吸気温センサ24の故障を検出でき、速やかな故障回復処理が成される。
【0030】
ステップa3では、吸気系、燃料系、点火系等の関連センサ、即ち、吸気温センサ24の吸気温度Ta、エアフローセンサ22の吸入空気量Qa、大気圧センサ23の大気圧BP、スロットルバルブ25の開度θs、アイドルスイッチ28のオンIon、水温センサ35の水温Tw、車速センサ30の車速Vc、クランク角センサ32のエンジン回転数信号Ne、等がそれぞれ読み取られ、更に、カウンタC(ΣTt),C(Tk)のクリア処理、各種フラグ、特に、後述の第1フラグF1のクリア処理や、前回までの運転で記憶処理されている最高吸気温カウンタCLの回数値を不揮発メモリ203から読み込み処理を行い、図示しないメインルーチンに戻る。
【0031】
エンジンコントローラ2は図示しないメインルーチンにおいて、上述の各センサのデータに基づきエンジン1の適正駆動のため、吸気系、燃料系、点火系の制御を順次実行し、車両の走行を継続させ、これに続いて、図5(a)〜(c)に示す故障判定ルーチンに達する。
ここではステップs1でキーオンK信号の入力を確認し、オン(Yes)ではステップs2に、オフ(No)ではステップs3に進む。ステップs2では故障判定ルーチンで用いる最新の水温Tw、吸気温度Ta、車速Vc及び最高最低吸気温TaMAX、TaMIN、最高吸気温カウンタCL等の各データ読み取りを行い、ステップs4に進む。
【0032】
ステップs4では現在の水温Twが暖機完了相当値80℃以上か否か判断し、以上(Yes)ではステップs5に、下回る(No)場合は今回の制御を終了してメインルーチンに戻る。
ステップs5では現時点での最高吸気温TaMAXより最新の吸気温Taが大きいとステップs6で、最高吸気温TaMAXを更新してステップs7に進む。ステップs7では現時点での最低吸気温TaMINより最新の吸気温Taが小さいとステップs8で、最低吸気温TaMINを更新してステップs9に進む。
【0033】
ステップs9では最高、最低吸気温TaMAX,TaMINの差分(=TaMAX−TaMIN)を所定周期毎又は所定時間毎に算出し、変化量ΔTaとし、ステップs10に進む。
ステップs10では変化量ΔTaが故障判定の所定値ΔTaα以上か、否か判定し、以上でステップs11に、そうでないと、ステップs12に進む。つまり、変化量ΔTaが所定値ΔTaαより小さい場合に限りステップs12に進むこととなる。
【0034】
ここで図5(c)の時点toでステップs1に達したと仮定すると、ステップs1、s3を経てステップs10に達する。
この場合、吸気温センサ24が所定値ΔTaαより小さいとステップs10よりステップs12に進む場合、例えば、最高、最低吸気温TaMAX,TaMINの差分(=TaMAX−TaMIN)である変化量ΔTaがゼロに近く、所定量ΔTaα(0、5℃)を下回る状態にある。
【0035】
このような状態でステップs10に達すると、ここでは現在の車速Vcが50km/hを上回るか否か判断され、例えば、時点t1ではステップs13に進み、例えば、時点t2では第1運転状態に入るとしてステップs14に進む。
【0036】
一方、ステップs10よりステップs11に達する場合、例えば時点t3に達した場合、それまで(t0,t1,t2,t3)の最高、最低吸気温TaMAX,TaMINの変化量ΔTa1(=TaMAX−TaMIN)が約3℃以上あり、吸気温センサ24が確実に変動し、正常作動していることを確認できた場合である。このように、変化量ΔTaが所定値ΔTaα(0、5℃)以上の場合は今回の故障判定をクリアし、即ち、現在の第1フラグF1、最高吸気温カウンタCL、最高、最低吸気温TaMAX,TaMINのクリア処理や、カウンタCLの回数値をクリアし、メインルーチンに戻る。なお、図5(c)中にはクリア処理を符号crを付した矢印で表した。
【0037】
吸気温センサ24が作動せずステップs10よりステップs12に進む場合、例えば、最高、最低吸気温TaMAX,TaMINの差分(=TaMAX−TaMIN)である変化量ΔTaが所定量ΔTaα(0、5℃)を下回る状態にある。
ステップs12より現在の車速Vcが50km/hを上回る状態である第1運転状態に入りステップs14に達すると、延べ時間ΣTtをカウントするカウンタC(ΣTt)を駆動(スタート)させ(例えば時点t2)、ステップs15ではカウンタC(ΣTt)の値が第1所定時間tα1である60(sec)をカウントするか否か判断し、カウント前はメインルーチンに戻り、カウント後、例えば時点t4ではステップs16に進む。
【0038】
ステップs16では第1所定時間tα1をカウントしたカウンタC(ΣTt)をクリアし、この時点で最低吸気温度Tamin(図3(a)参照)を採り込み済みであるとの第1フラグF1がオンされ、メインルーチンに戻る。
なお、第1所定時間tα1カウント中に、変化量ΔTaが所定量ΔTaαを越えた場合は、カウンタC(ΣTt)及びカウンタC(Tk)はクリアされる。
【0039】
ステップs12で現在の車速Vcが50km/hを下回ると判断するとステップs13側に進む。ここで車速Vcが1、5km/h以下の停車状態(例えば時点t5)で第2の運転状態に入ると、ステップs17で継続時間TkのカウンタC(Tk)が駆動される(図4(c)参照)。ステップs18でカウンタC(Tk)が停車状態のままで第2所定時間tα2である30(sec)を越えるのを待ち、この間ステップs9通過毎に変化量ΔTaが算出され、ステップs10で所定量ΔTaα(0、5℃)を下回る状態が継続していると、ステップs12、s13、s17、s18側に進む。
【0040】
なお、第2所定時間tα2のカウント中に変化量ΔTaが所定量ΔTaαを越えた場合はカウンタC(ΣTt)及びカウンタC(Tk)はクリアされる。
【0041】
カウンタC(Tk)が停車状態のままで第2所定時間tα2を越え、また、カウンタC(ΣTt)が第1所定時間tα1を越えると(例えば図4(c)、図5(c)の時点t6)、この時点で変化量ΔTaが所定量ΔTaαより小さい場合は故障判定を1回行ったとし、ステップs19に進む。
【0042】
ステップs19で第1フラグF1がオンの場合にのみステップs20に達して、第1フラグF1がクリアされ、最高吸気温カウンタCLの回数値を現在値に1加算して更新し、ステップs21に達し(例えば時点t6直後)、カウンタCLの回数値が5回を上回るまではメインルーチンに戻り再度故障判定ルーチンに達し、処理を繰り返すこととなる。
【0043】
故障判定ルーチンでの処理でステップs21に繰り返して戻っている間(5回に達しない運転域)において、ステップs12より現在の車速Vcが50km/hを下回り第1運転状態を離脱し、ステップs13で車速Vcが1、5km/hを上回り第2運転状態でもない状態で制御を繰り返している場合、例えば時点t7、t8間にあるとする。この場合、ステップs9での変化量ΔTa2が算出され、ステップs10で所定量ΔTaα(0、5℃)を下回る状態と判断されると、ステップs12,s13を繰り返し、上回ると仮定した場合(たとえば、図5(c)の時点t8で破線で示すように吸気温Taが大きく変化した場合)にはステップs10、s11に進むこととなる。
【0044】
更に、故障判定ルーチンでの処理でステップs21に繰り返して戻っている間(5回に達しない運転域)において、例えば、エンジンキーのオン信号Kが断たれると、ステップs3に達して、不揮発性メモリ203に現時点での最高、最低吸気温TaMAX,TaMIN、及び最高吸気温カウンタCLの各値を記憶処理し、終了する。
【0045】
一方、ステップs21に繰り返して戻り、カウンタCLの回数値が5回を上回る場合は、ノイズによる誤判定でなく、吸気温センサ24が間違い無く故障と見做し、ステップs22に進む。
【0046】
ステップs22では故障コードを出力処理すると共に不揮発性メモリ203にセットし、図示しない警告灯の点灯処理を行い、この回の制御を終了してメインルーチンに戻る。なお、この後、不揮発性メモリ203にセットされた故障コードは、再度の初期チェックルーチンにおいて、ステップa2よりステップa4に進むことで故障灯表示を繰り返すことができ、適時にダイアグノシス コネクタ(図示せず)を介し接続される周知のマルチユース テスタにより故障コードが表示され、故障箇所を検出でき、速やかな故障回復処理が成される。
【0047】
このように、図1の吸気温センサの故障判定装置は、水温Twが80℃以上の暖機完了後において、エンジン1へ吸入される吸気温度Taが外気温度Toに依存する第1運転状態(車速Vcが50km/hを上回る状態)の延べ時間ΣTtをカウンタC(ΣTt)でカウントし、これが第1所定時間tα1(60(sec))をカウントするまで第1運転状態であり、更に、吸気温度Taがエンジン1の雰囲気温度に依存する第2運転状態(車速Vcが1、5km/hを下回る停車状態)の継続時間TkをカウンタC(Tk)でカウントし、これが第2所定時間tα2(30(sec))をカウントするまで第2運転状態であり、そして、車両運転中に検出されたTaMAX、TaMINの偏差ΔTa(=TaMAX−TaMIN)を算出視、第1運転状態、第2運転状態が成立した時に、偏差ΔTaが所定値ΔTaαより小さいと吸気温センサ24の故障を1回確認し、この後、最高吸気温カウンタCLが5回の吸気温センサ24の作動不良をカウントすると、故障や劣化と判定するようにしている。
【0048】
このため、第1運転状態が間欠的に続く場合であっても、それら間欠的に続く第1運転状態を加算した延べ時間ΣTtの間における吸気温度Taを検出するため、第1運転状態が継続していない、断続運転状態であっても外気温に依存した吸気温度Taを的確に検出することが可能となり、故障モニタの頻度を増大することが可能となり、検出応答性が改善され合理的な故障診断を行うことができる。
【0049】
しかも、第2運転状態が継続している第2所定時間tα2内でのエンジンの雰囲気温度に依存した吸気温度Taを正確に検出することが可能となる。更に、偏差ΔTaが所定値ΔTaαより小さいのを最高吸気温カウンタCLが5回カウントしてから吸気温センサ24の作動不良を判定するようにしているので、ノイズの排除された正確な故障判定ができる。
【0050】
なお、ここでの吸気温センサの故障判定処理では偏差ΔTaが所定値ΔTaαより小さい状態が5回繰り返した場合に吸気温センサ24の故障判定を行っているが、場合により、その他の回数に設定しても良いが、過度に大きい回数では検出頻度が低下し、過度に小さいとノイズによる誤判定を招く可能性もあり、適宜設定される。
【0051】
なお、本実施形態では、第1、第2運転状態が検出されるまで最高、最低吸気温TaMAX、TaMINを常時更新し、常に最も大きい又は小さい温度が記憶されるように制御するが、本発明は上述に限定されるものではなく、例えば、第1運転状態が成立するまでは最低吸気温TaMINのみを更新し、第2運転状態が成立するまでは最高吸気温TaMAXのみを更新するようにしても良い。ただし、この場合、特に第1運転状態において、間欠期間が長期になった場合、最高吸気温TaMAXを更新することが可能になっても、最高吸気温TaMAXの更新がなされないこととなり、正常判定が速やかに行えない問題がある。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、外気温に依存する第1運転状態が継続していない場合、即ち、第1運転状態が間欠的に続く場合であっても、それら間欠的に続く第1運転状態を加算した延べ時間の間における吸気温度を検出するため、第1運転状態が継続していない場合であっても外気温に依存した吸気温度を的確に検出することが可能となり、しかも、第2運転状態が継続している第2所定時間内でのエンジンの雰囲気温度に依存した吸気温度を正確に検出することが可能となる。このため故障モニタの頻度を増大することが可能となり、検出応答性が改善され合理的な故障診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての吸気温度検出手段の故障判定装置を適用した車両のエンジンの概略構成図である。
【図2】図1の吸気温度検出手段の故障判定装置の制御構成を示すブロック図である。
【図3】図1の吸気温度検出手段の故障判定装置における停車より走行への経過時の経時変位図であり、(a)は水温、吸気温、(b)は車速、(c)はカウンタの各経時変位図を示す。
【図4】図1の吸気温度検出手段の故障判定装置における走行より停車への経過時の経時変位図であり、(a)は水温、吸気温、(b)は車速、(c)はカウンタの各経時変位図を示す。
【図5】図1の吸気温度検出手段の故障判定装置を装着した車両の暖機後の走行時のデータであり、(a)は車速、(b)は水温、(c)は吸気温の各経時変位図を示す。
【図6】図1の吸気温度検出手段の故障判定装置のエンジンコントローラが行う故障判定ルーチンの上段フローチャートである。
【図7】図1の温度検出手段の故障判定装置のエンジンコントローラが行う故障判定ルーチンの下段フローチャートである。
【図8】図1の吸気温度検出手段の故障判定装置のエンジンコントローラが行う初期チェックルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 エンジンコントローラ
24 吸気温センサ
30 車速センサ
tα1 第1所定時間
tα2 第2所定時間
A1 第1判定手段
A2 第2判定手段
A3 演算手段
A4 故障判定手段
Ck(Tk) カウンタ
C(ΣTt) カウンタ
Ta 吸気温度
Tk 継続時間
ΔTa 偏差
ΔTaα 所定値
ΣTt 第1運転状態の延べ時間
TaMIN 吸気温度の最低温度
TaMAX 吸気温度の最高温度

Claims (1)

  1. エンジンへ吸入される吸気温度を検出する吸気温度検出手段と、
    吸気温度が外気温度に依存する第1運転状態の延べ時間が第1所定時間を越えたことを判定する第1判定手段と、
    吸気温度がエンジンの雰囲気温度に依存する第2の運転状態が継続して第2所定時間を越えたことを判定する第2判定手段と、
    上記第1運転状態の延べ時間が第1所定時間を越えると共に第2の運転状態が継続して第2所定時間を越えると上記吸気温度検出手段により検出された最小出力値と最大出力値との偏差を求める演算手段と、
    該演算手段で求めた偏差が所定値よりも小さいときに上記吸気温度検出手段が故障であると判定する故障判定手段と、
    を備えることを特徴とする吸気温度検出手段の故障判定装置。
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