JP3915064B2 - コンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置 - Google Patents

コンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は2本の主シリンダの作動でコンクリートを吸入し吐出させるコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的なコンクリートポンプは、2本のコンクリートシリンダを、ホッパの吸入口と吐出管の吐出口に吸入吐出弁を介して交互に連通するように配設し、該2本のコンクリートシリンダ内のコンクリートピストンを、2本の主シリンダのピストンにロッドを介して各々一体的に連結し、2本の主シリンダを交互に前進後退作動させることによって2本のコンクリートシリンダが交互にコンクリートを吸入して吐出するようにしてある。
【0003】
上記コンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置としては、従来、図3にその一例の概略を示す如く、2本のコンクリートシリンダ3,4と2本の主シリンダ1,2とを洗浄室5を介して一体的に配置し、上記コンクリートシリンダ3,4内のコンクリートピストン6,7と、上記主シリンダ1,2内のピストン8,9とを各々ロッド10,11を介して一体に連結し、主シリンダ1,2のピストン8,9の前進、後退でコンクリートシリンダ3,4によりコンクリートが吸入、吐出されるようにしてあるコンクリートポンプにおいて、2本の主シリンダ1,2のヘッド側圧力室へ圧油を給排するライン12の途中に電磁式切換弁13を設け、主シリンダ1,2のロッド側圧力室同士を密封回路14で連結し、且つ上記主シリンダ1,2の前進側ストロークエンドに、ホール素子の如きセンサーLS1,LS2を設け、主シリンダ1又は2のピストン8又は9がストロークエンドに達してセンサーLS1又はLS2にて検知されるときに、或る決まった一定の電圧(基準電圧)をセンサーLS1又はLS2の出力電圧が超えたときに制御器15がセンサーONと判断して電磁式切換弁13に切換信号を出力してソレノイドSOL.1又はSOL.2を励磁し、該電磁式切換弁13を切り換えて主シリンダ1,2の前進後退作動を交互に切り換えるようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、センサーLS1,LS2が、ピストン8,9を感知したときと感知しないときの電圧差が温度(油温)に関係なくほぼ一定であるにも拘ず、油温が上昇すると出力電圧が小さくなり、油温が下降すると出力電圧が大きくなるという特性があるため、上記コンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置で用いられている制御器15では、次の如き問題が惹起される。
▲1▼油温が上昇すると、図4に示すようにセンサーLS1,LS2の出力電圧が小さくなるため、主シリンダ1,2がピストン8,9を感知しても、出力電圧が基準電圧VR を超えないことがあり、したがって、制御器15が切換指令を出力せず、主シリンダ1,2の切り換え不能を起すことがある。
▲2▼一方、油温が下降すると、図5に示すようにセンサーLS1,LS2の出力電圧が大きくなるため、主シリンダ1,2がピストン8,9を感知しなくても、出力電圧が基準電圧VR を超えた状態となってしまうことがあり、制御器15からの切換指令が2本の主シリンダ1,2に同時に出力されることにより、主シリンダ1,2の切り換え不能を起すことがある。
▲3▼更に、主シリンダ1,2が切り換え不能になった場合には、コンクリートポンプ車の操作部にて制御器15のリセット操作が必要となるが、無線操作が主流となっている今日では、オペレータがブーム先端の作業場から操作部まで戻ってリセットするという操作は、時間の無駄となる。
【0005】
そこで、本発明は、油温が変化してセンサーの出力電圧が変化しても、センサーのON、OFF作動を制御器が正確に判断できるようにして、主シリンダが切り換え不能となる事態を未然に防ぐことができるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、2本の主シリンダに交互に圧油を供給して前進後退作動させることにより2本のコンクリートシリンダで交互にコンクリートを吸入吐出させるようにすると共に、上記2本の主シリンダのストロークエンドに設けたセンサーのON、OFF信号に基づく制御器からの切換指令により上記2本の主シリンダの前進後退作動を切り換えるようにしてあるコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置において、基準電圧に毎回直前のOFF作動時電圧をフィードバックさせて上記センサーのON作動時電圧とOFF作動時電圧との中間レベルに基準電圧を常に保持させるように基準電圧を設定する基準電圧設定部を上記制御器に組み込んだ構成とする。
【0007】
油温が変化しても、基準電圧設定部の機能により、常にON作動時電圧とOFF作動時電圧の中間に基準電圧が保たれるので、センサーのON、OFF作動を正確に判断することができ、主シリンダが切り換え不能となることがなくなる。
【0008】
又、上記構成において、センサーの基準電圧を、直前のOFF作動時電圧に設定電圧を付加した値とすることにより、センサーの基準電圧には毎回、直前のOFF作動時電圧がフィードバックされる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の実施の一形態を示すもので、図3に示したと同様に、2本の主シリンダ1,2に交互に圧油を供給して前進後退作動させることにより2本のコンクリートシリンダ3,4で交互にコンクリートを吸入吐出させるようにすると共に、上記2本の主シリンダ1,2のストロークエンドに設けたセンサーLS1,LS2のON、OFF信号に基づく制御器15からの切換指令により電磁式切換弁13を切り換えて上記2本の主シリンダ1,2の前進後退作動を切り換えるようにしてあるコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置において、上記制御器15に、基準電圧V に毎回直前のOFF作動時電圧V OFF をフィードバックさせて上記センサーLS1,LS2のON作動時電圧VONとOFF作動時電圧VOFFとの中間レベルに基準電圧V常に保持させるように基準電圧V を設定する基準電圧設定部16を組み込み、該基準電圧設定部16で設定した基準電圧VR を基に切換指令部17から電磁式切換弁13のソレノイドSOL.1,SOL.2へ切換指令を出力させるようにする。
【0011】
上記制御器15の基準電圧設定部16で設定する基準電圧VR は、センサーLS1又はLS2がONからOFFに切り換ったときの或る一定時間後のOFF作動時電圧VOFF に、設定電圧(ON作動時電圧V0NとOFF作動時電圧VOFF の差の半分)を付加した値とする。なお、メイン電源投入時には、その時点のOFF作動時電圧VOFF に設定電圧を加えた電圧を採用する。
【0012】
制御器15に上記の如き機能をもたせてあるため、たとえば、油温が上昇又は下降変化しても、図2に上昇時の場合を示すように、基準電圧VR には直前のOFF作動時電圧VOFF が毎回フィードバックされるので、常に、ON作動時電圧VONとOFF作動時電圧VOFF の中間に基準電圧VR を保持することができ、これにより、センサーLS1,LS2のON、OFFを正確に判断することができる。
【0013】
したがって、寒冷地等の急激な温度変化に対しても追従することができ、主シリンダ1,2が切り換え不能となってしまう事態を未然に防ぐことができる。又、オペレータも、操作部まで戻って制御器15のリセット操作をする必要がなくなり、切り換え不能という不安からも解消される。
【0014】
なお、上記実施の形態では、主シリンダ1,2の作動を切り換えるために制御器15からの切換指令を電磁式切換弁13に与えるようにした場合を示したが、たとえば、主シリンダ1,2に圧油を供給する油ポンプとして両傾転油ポンプを使用する場合には、該両傾転油ポンプに指令を与えるようにすればよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、2本の主シリンダに交互に圧油を供給して前進後退作動させることにより2本のコンクリートシリンダで交互にコンクリートを吸入吐出させるようにすると共に、上記2本の主シリンダのストロークエンドに設けたセンサーのON、OFF信号に基づく制御器からの切換指令により上記2本の主シリンダの前進後退作動を切り換えるようにしてあるコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置において、基準電圧に毎回直前のOFF作動時電圧をフィードバックさせて上記センサーのON作動時電圧とOFF作動時電圧との中間レベルに基準電圧を常に保持させるように基準電圧を設定する基準電圧設定部を上記制御器に組み込んだ構成としてあるので、基準電圧設定部によって、基準電圧を常にON作動時電圧とOFF作動時電圧の中間に保つことができることにより、油温が変化してもセンサーのON、OFF作動を制御器が正確に判断することができ、主シリンダが切り換え不能となってしまう事態を未然に防ぐことができ、又、センサーの基準電圧を、直前のOFF作動時電圧に設定電圧を付加した値とすることにより、直前のセンサーOFF作動時電圧をフィードバックさせて使用することができ、油温の急激な変化にも対処することができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置の実施の一形態を示す制御器のブロック図である。
【図2】図1に示す制御器にて設定した基準電圧とセンサーの出力との関係を示す図である。
【図3】従来のコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置の一例を示す概要図である。
【図4】従来における油温上昇時の様子を示すセンサーの出力図である。
【図5】従来における油温下降時の様子を示すセンサーの出力図である。
【符号の説明】
1,2 主シリンダ
3,4 コンクリートシリンダ
15 制御器
16 基準電圧設定部
LS1,LS2 センサー

Claims (2)

  1. 2本の主シリンダに交互に圧油を供給して前進後退作動させることにより2本のコンクリートシリンダで交互にコンクリートを吸入吐出させるようにすると共に、上記2本の主シリンダのストロークエンドに設けたセンサーのON、OFF信号に基づく制御器からの切換指令により上記2本の主シリンダの前進後退作動を切り換えるようにしてあるコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置において、基準電圧に毎回直前のOFF作動時電圧をフィードバックさせて上記センサーのON作動時電圧とOFF作動時電圧との中間レベルに基準電圧を常に保持させるように基準電圧を設定する基準電圧設定部を上記制御器に組み込んだ構成を有することを特徴とするコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置。
  2. センサーの基準電圧を、直前のOFF作動時電圧に設定電圧を付加した値とした請求項1記載のコンクリートポンプの主シリンダ切換制御装置。
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