JP3915040B2 - 薬剤加熱蒸散装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺虫、殺菌、殺ダニ、防虫、忌避、芳香、消臭等を目的として、薬剤含有体を発熱体により加熱して、薬剤を蒸散させる薬剤加熱蒸散装置において、コードを内部に収納可能とした薬剤加熱蒸散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬剤加熱蒸散装置としては、その発熱体に通電するためのコードが装着されるようになっており、このコードを収納可能としたものがあった。
【0003】
このコードを収納可能としたものにおいては、実開平3−95778号や実開平3−99972号に記載されているように、装置本体の側面に巻取方向が垂直方向に向かうようにコードを収納するもの、あるいは、実開平3−74283号に記載されているように、装置本体の下部に巻取方向が水平方向に向かうようにコードを収納するもの等が知られていた。
【0004】
また、実開平2−60578号には、巻取方向が水平方向に向かいかつ環状に巻き取られた中央空所内に電気加熱蒸散部が設置されるようになるものが知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の薬剤加熱蒸散装置において、実開平3−95778号や実開平3−99972号または実開平3−74283号に記載されたコードを収納するものにあっては、装置本体の側面があるいは下部がそれぞれ突出した形状となり装置の大型化といった問題が生じる、あるいはデザイン上の制約を受けてデザイン性が劣るといった問題等が生じる恐れがあった。
また、実開平2−60578号に記載されたコードを収納するものにあっては、装置本体の下部が水平方向に大きくなり、やはり装置の大型化やデザイン性が劣るといった問題が生じる恐れがあった。
【0006】
さらに、前述した従来の薬剤加熱蒸散装置全般にわたっては、回転するコード側と固定状態となる発熱体側との間に接点部材が必要となり、部品点数の増加やこの部分での構造の複雑化といった問題も生じる恐れがあった。
本発明は、これらの問題を解消することを、その課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題を解消するため、薬剤含有体を発熱体で加熱して薬剤を蒸散させる薬剤加熱蒸散装置において、略筒状の固定ボディーと、該固定ボディーの略内周に配置されかつ該固定ボディーに対して水平方向に回転自在に嵌合する略筒状の回転ボディーとからなり、該回転ボディーの側面外周には前記発熱体に接続するコードを巻き付けるための溝を上下方向にわたって螺旋状に形成してこの溝に沿って巻き付けるようにコードを収納可能にすると共に、前記固定ボディーの側面外周にスリット状のコード出入部を形成する。
【0008】
【作 用】
薬剤加熱蒸散装置において、前記回転ボディーに上下方向にわたって螺旋状に形成した溝にコードを収納するようにしたことで、コードを収納するスペースが特に水平方向に突出するのを極力抑えて当該薬剤加熱蒸散装置全体の大型化をなくしコンパクトな設計を可能とする。
また、コードは従来のようなコード側と発熱体側との間に接点部材を設けることなく発熱体に接続してするようになるので、接点部材等を不要とすることができ、しかも、故障の頻度も減らすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明による薬剤加熱蒸散装置について薬剤含有体である吸液芯を上方に突出した薬液ボトルBを内部に収納すると共に、該薬液ボトルBの吸液芯を発熱体で加熱して薬剤を蒸散させる薬剤加熱蒸散器を例に第一実施例を説明する。
図1、図2、図3及び図4に示すように、薬剤加熱蒸散装置は、略筒状の固定ボディー2と、該固定ボディー2の略内周に配置され内部に薬液ボトルBを収納する回転ボディー1とからなり、該回転ボディー1と固定ボディー2とは互いに水平方向に回転自在に嵌合するようになっている。
【0010】
そして、前記回転ボディー1は内筒体3と蓋体4とからなり、前記内筒体3は円筒状の大径筒部10とその上部に中板11を介して設けた円筒状の小径筒部12とから下方側が大きく開口すると共に上方側も開口した形状となり、該大径筒部10の側面外周には上下方向にわたって螺旋状に溝13を形成する。そして、該溝13に沿って先端にプラグ14を有した通電用のコード15を巻き付けるようになっている。また、前記中板11の上部には発熱体用脚部16を形成し、該発熱体用脚部16の上部に支持板17と発熱部18と放熱筒19とからなる発熱体20を装着する。さらに該中板11の上部には前記蓋体4にネジ等により固着するための柱状の取付柱21を形成する。そして、このようになる内筒体3の小径筒部12内周に薬液ボトルBを装着するためのネジ部を形成し、該ネジ部に薬液ボトルBにおけるネジ部が係合するようになる。
【0011】
また、前記蓋体4は円筒状の側面部22と円板状の上面部23とから下方を開口した形状で、該上面部23の中央に蒸散口24を形成しており、前記内筒体3の取付柱21にネジ等により固着することで該内筒体3の上部に発熱体20を覆うように装着する。
【0012】
一方、前記固定ボディー2は外筒体5とスカート体6とからなり、該外筒体5は一部を突出した略円筒状でその内径を前記内筒体3の大径筒部10外径より大きな径とし、その上端を前記回転ボディー1における蓋体4の側面部22下端に当接するようになり、前記回転ボディー1における内筒体3を覆うように内筒体3の側面外周に配置するようになり、該外筒体5は前記内筒体3と蓋体4とからなる回転ボディー1に対して回転自在に嵌合するようになる。
【0013】
また、前記スカート体6は上下が短い一部を突出した略円筒状となり、その上端を前記外筒体5の下端に嵌合固着すると共に、下部に通気用兼内部に収納した薬液ボトルBの残量確認用の切り込み部25を形成し、該切り込み部25は例えば円周方向に4カ所形成する。
【0014】
そして、前記外筒体5とスカート体6とにおいては、その側面外周の一部に上下にわたって縦長に開口するスリット状のコード出入部26を形成しており、該コード出入部26前記スカート体6より上方に向かうU字型の固定コードガイド体27を設けると共に、前記外筒体5とスカート体6との端部より若干内側にずれた位置に相対する突設片28を形成し、前記固定コードガイド体27と突設片28とで上下に向かう溝状のレール29を形成する。そして、該レール29に沿って上下に摺動する摺動コードガイド体30を設け、該摺動コードガイド体30はブロック状で中央にコード15が貫通するための開口部31を形成すると共に、その側面に前記内筒体3に形成した溝13に挿入係合し該溝13に沿って摺動する摺動片32を一体的に形成するようになり、該摺動コードガイド体30にコード15が貫通して固定ボディー2の外筒体5とスカート体6とに対して回転ボディー1の内筒体3と蓋体4とを回転すると、該摺動コードガイド体30の摺動片32が溝13に沿って摺動し該摺動コードガイド体30自体は前記レール29に沿って上下に摺動するようになる。これにより、コード15の上下左右方向へのにげやかみこみ等を防止して、前記回転ボディー1における内筒体3の溝13にコード15をねじれることなくしかも正確に巻き付けることができるようになる。
【0015】
そして、このようになる薬剤加熱蒸散装置にあっては、一端側にプラグ14を有しかつ他端側を前記発熱体20に接続するようになるコード15が前記回転ボディー1における内筒体3に形成した溝13に沿って巻き付き、一端側を前記固定ボディー2に形成したコード出入部26の摺動コードガイド体30を貫通して当該薬剤加熱蒸散装置の外部側に出るようになっており、これにより前記外筒体5とスカート体6とである固定ボディー2を固定して前記コード15を引っ張ると、前記内筒体3と蓋体4とである回転ボディー1が前記固定ボディー2に対して回転し、内筒体3に巻き付いていたコード15が前記コード出入部26より引き出されるようになる。また、引き出されたコード15は前記固定ボディー2を固定して前記回転ボディー1の蓋体4を回転すると回転ボディー1の内筒体3に当該内筒体3に形成した溝13に沿って巻き込まれて当該薬剤加熱蒸散装置内部に収納されるようになる。
【0016】
なお、このコード15においては、コードの種類、形状、長さ等は特に限定されるものではないが、コード15の長さは500mmから1500mm程度が好ましく、800mmから1200mm程度がもっとも好適に用いられる。
【0017】
このようになる薬剤加熱蒸散装置においては、次のような利点を奏する。
使用時に適当な長さだけコード15を引き出して使用することができ、使用時のコード15が邪魔になるといったことをなくして、コード15に引っ掛かる危険性を少なくすることができる。ちなみにコード15を引っ掛けて当該薬剤加熱蒸散装置を転倒すると、所期の薬剤蒸散効果が得られないばかりか、内部に薬剤が付着し、この状態で長時間経過すると薬剤が液化流出して薬剤による汚染や乳幼児が過って舐める等の危険が生じると共に、当該薬剤加熱蒸散装置の内部の電気系統にも悪影響を及ぼすものである。
【0018】
また、前記コード15を当該薬剤加熱蒸散装置内に完全に収納することができるので使用後の後片付けが容易ですっきり収納することができる。
【0019】
しかも、前記回転ボディー1における内筒体3に上下方向にわたって螺旋状に形成した溝13に前記コード15を収納するようにしたことで、コード15を収納するスペースが特に水平方向に突出するのを極力抑えて当該薬剤加熱蒸散装置全体の大型化をなくしコンパクトな設計を可能とする。これにより、材料費や梱包費あるいは輸送費等の費用の低減をすることができると共に、デザイン上の制約を受けることもなく、デザイン性が大巾に向上する。
【0020】
さらに、前記コード15は回転ボディー1の内筒体3上部に装着した発熱体20に接続しており、従来のようなコード15側と発熱体20側との間に接点部材を設ける必要もなく、部品点数の低減やこの部分での構造の単純化を行うことができる。
【0021】
また、前記固定ボディー2のスカート体6の下端に切り込み部25を形成したことで、ここより内部への空気の流入を行い薬剤の蒸散を良好にすると共に、内部に収納した薬液ボトルBの薬剤残量を容易に確認することができる。
【0022】
次に、本発明による薬剤加熱蒸散装置の第二実施例について説明する。
薬剤加熱蒸散装置としては、前述した第一実施例とほぼ同様となり、図5、図6に示すように、前記回転ボディー1を内筒体3と蓋体4とスカート体6とから構成すると共に、前記固定ボディー2を外筒体5から構成し、互いに水平方向に回転自在に嵌合するようにする。この回転ボディー1と固定ボディー2とにおいて、内筒体3と蓋体4、また外筒体5にあっては第一実施例と同様となるが、スカート体6にあっては上下が短い円筒状となり、その上端を内筒体3の下端に嵌合固着するようになっている。そして、前記コード15を出し入れするためのスリット状のコード出入部26は前記固定ボディー2の外筒体5における側面外周の一部に上下にわたって形成したもので、該コード出入部26としては前述の第一実施例におけるコード出入部26において、前記摺動コードガイド体30と突設片28とを除いて、上方に向かうU字型の固定コードガイド体27のみを設けたものである。
【0023】
このようになることで第一実施例と同様な利点を奏すると共に、コード15の出し入れの際、前記回転ボディー1の蓋体4のみでなくスカート体6においても固定ボディー2に対して回転ボディー1を回転することができコード15の出し入れ作業をさらに容易なものとすることができる。また、前記コード出入部26の固定コードガイド体27によりコード収納時のコード15の逃げや噛み込み等を防止して、コード15の収納を確実に行うことができるようになる。
【0024】
次に、本発明による薬剤加熱蒸散装置の第三実施例について説明する。
図7、図8に示すように、薬剤加熱蒸散装置は、第一実施例あるいは第二実施例と同様、略筒状の固定ボディー2と、該固定ボディー2の略内周に配置され内部に薬液ボトルBを収納する回転ボディー1とからなり、該回転ボディー1と固定ボディー2とは互いに水平方向に回転自在に嵌合するようになっている。
【0025】
そして、前記回転ボディー1は内筒体3とスカート体6とからなり、前記内筒体3は円筒状の大径筒部10とその上部に中板11を介して設けた円筒状の小径筒部12とから下方側が大きく開口すると共に上方側も開口した形状となり、該大径筒部10の側面外周には上下方向にわたって螺旋状に溝13を形成し、該溝13に沿ってコード15を巻き付けるようになっている。また、前記中板11の上部には発熱体用脚部16を形成し、該発熱体用脚部16の上部に支持板17と発熱部18と放熱筒19とからなる発熱体20を装着する。そして、このようになる内筒体3の小径筒部12内周に薬液ボトルBを装着するためのネジ部を形成し、該ネジ部に薬液ボトルBにおけるネジ部が係合するようになる。
【0026】
また、前記スカート体6は第一実施例あるいは第二実施例とほぼ同様、上下が短い円筒状で下部に切り込み部25を形成し、その上端を前記内筒体3の下端に嵌合固着する。
【0027】
一方、前記固定ボディー2は一部を突出した略円筒状の側面部33と円板状の上面部34とから下方を開口した形状となり、該上面部34の中央に蒸散口24を形成する。そして、前記側面部33の内径を前記内筒体3の大径筒部10外径より若干大きな径とすると共に、該側面部33の一部に上部を若干除いて縦長に開口するスリット状のコード出入部26を形成している。該コード出入部26は第二実施例と同様、上方に向かうU字型の固定コードガイド体27のみを設けたものである。そして、当該固定ボディー2の側面部33下端を前記スカート体6の上部に当接するようになることで、前記回転ボディー1における内筒体3を覆うように内筒体3の側面外周に前記側面部33を配置するようになると共に、前記内筒体3の上部に装着した発熱体20も覆うようになり、該固定ボディー2は前記内筒体3、スカート体6である回転ボディー1に対して回転自在に嵌合するようになる。
【0028】
そして、このようになる薬剤加熱蒸散装置にあっては、一端側にプラグ14を有しかつ他端側を前記発熱体20に接続するようになるコード15が前記回転ボディー1における内筒体3に形成した溝13に沿って巻き付き、一端側を前記固定ボディー2に形成したコード出入部26から当該薬剤加熱蒸散装置の外部側に出るようになっており、これにより前記固定ボディー2を固定して前記コード15を引っ張ると、前記内筒体3、スカート体6である回転ボディー1が前記固定ボディー2に対して回転し、内筒体3に巻き付いていたコード15が前記コード出入部26より引き出されるようになる。また、引き出されたコード15は前記固定ボディー2を固定して前記回転ボディー1のスカート体6を回転すると回転ボディー1の内筒体3に当該内筒体3に形成した溝13に沿って巻き込まれて当該薬剤加熱蒸散装置内部に収納されるようになる。
【0029】
このようになる薬剤加熱蒸散装置においては、第一実施例あるいは第二実施例同様、適当な長さだけコード15を引き出せることで、コード15に引っ掛かる危険性を低減すると共に、前記コード15を当該薬剤加熱蒸散装置内に完全に収納可能となることで、使用後の後片付けが容易ですっきり収納することができる。しかも、コード15を収納するスペースが突出するのを極力抑えて当該薬剤加熱蒸散装置全体の大型化をなくしコンパクトな設計を可能とすると共に、前記コード15側と発熱体20側との接続において接点部材を設ける必要もなく、部品点数の低減やこの部分での構造の単純化を行うことができる。また、前記スカート体6に形成した切り込み部25により内部への空気の流入を行い薬剤の蒸散を良好にすると共に、内部に収納した薬液ボトルBの薬剤残量を容易に確認することができる。
【0030】
また、本発明による薬剤加熱蒸散装置にあっては、前述した各実施例に限定されるものではなく、以下に示すような形でも良い。
薬剤を収容する薬液ボトルBの薬剤加熱蒸散装置への係合は、当該薬剤加熱蒸散装置への係合およびキャッピング用に兼用できるよう一部を切り欠いたネジ部として例示しているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、前記スカート体6の下部に薬液ボトルBを保持するための皿状の受部材を装着するようにしても良い。
【0031】
さらに、本発明に用いる薬剤には使用目的に応じて種々の蒸散性薬剤を使用できる。例えば殺虫を目的として使用する場合、従来より用いられている各種蒸散性殺虫剤を用いることができ、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等を挙げることができる。一般に安全性が高いことからピレスロイド系殺虫剤が好適に用いられ、例えば、アレスリン、dl・d−T80−アレスリン、d・d−T80−アレスリン、d・d−T80−プラレスリン、フタルスリン、d−T80−レスメトリン、d−T80−フラメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、フェンバレレート、シペルメトリン、シフェノトリン、エンペントリン、テラレスリン、エトフェンプロックス等従来公知の各種ピレスロイド系殺虫剤を用いることができる。
【0032】
また、その使用目的に応じて、殺菌剤、殺ダニ剤、防虫剤、防カビ剤、防錆剤、消臭剤、忌避剤、香料等、従来から用いられている蒸散性薬剤も使用でき、例えば殺菌、防カビ剤としては、o−フェニルフェノール、イソプロピルメチルフェノール、2−クロロ−4−フェニルフェノール、チモール等、香料としては、天然および人工の各種香料を使用でき、例えば動物性、植物性の天然香料、あるいは炭化水素、アルコール、フェノール、アルデヒド、ケトン、ラクトン、オキシド、エステル類等の人工香料などが挙げられる。
これらの蒸散性薬剤は1種類を単独で使用できる他、2種以上を混合して使用することもできる。
【0033】
また、前記発熱体20の発熱手段としては抵抗ヒーター(セメント抵抗器、酸化金属皮膜抵抗器、炭素金属皮膜抵抗器、ニクロム線等)・半導体(PTC)を用いたヒーターに通電する方法等に限定されず、電源コードを有して電気的に加熱するものであれば適用できる。また、その形状、用途ともに何ら限定されるものではない。
【0034】
また、前記スカート体6にあっては全体を透明材料により形成するようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】
薬剤加熱蒸散装置において、前記回転ボディーに上下方向にわたって螺旋状に形成した溝に前記コードを収納するようにしたことで、コードを収納するスペースが特に水平方向に突出するのを極力抑えて当該薬剤加熱蒸散装置全体の大型化をなくしコンパクトな設計を可能とする。これにより、材料費や梱包費あるいは輸送費等の費用の低減をすることができると共に、デザイン上の制約を受けることもなく、デザイン性の優れた薬剤加熱蒸散装置を提供することができる。しかも、コードは従来のようなコード側と発熱体側との間に接点部材を設けることなく発熱体に接続してするようになるので、接点部材等を不要とし、部品点数の低減を図りかつ構造の単純化を行うことができる。
また、前記固定ボディーに前記コードを出し入れするためのコード出入部に固定コードガイド体を設けたことで、コードの収納をさらに容易に行うことができる。
さらに、前記コード出入部に摺動コードガイド体を設けたことで、前記回転ボディーに形成した溝にコードを確実かつ規則正しく収納することができると共に、コードの出し入れもスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一実施例の一部断面側面図。
【図2】本発明による第一実施例の上面図。
【図3】図1におけるA−A断面図。
【図4】本発明による第一実施例の分解斜視図。
【図5】本発明による第二実施例の一部断面側面図。
【図6】本発明による第二実施例の分解斜視図。
【図7】本発明による第三実施例の一部断面側面図。
【図8】本発明による第三実施例の分解斜視図。
【符号の説明】
1…回転ボディー、2…固定ボディー、3…内筒体、4…蓋体、5…外筒体、6…スカート体、10…大径筒部、11…中板、12…小径筒部、13…溝、14…プラグ、15…コード、16…発熱体用脚部、17…支持板、18…発熱部、19…放熱筒、20…発熱体、21…取付柱、22…側面部、23…上面部、24…蒸散口、25…切り込み部、26…コード出入部、27…固定コードガイド体、28…突設片、29…レール、30…摺動コードガイド体、31…開口部、32…摺動片、33…側面部、34…上面部。

Claims (3)

  1. 薬剤含有体を発熱体20で加熱して薬剤を蒸散させる薬剤加熱蒸散装置において、
    略筒状の固定ボディー2と、該固定ボディー2の略内周に配置されかつ該固定ボディー2に対して水平方向に回転自在に嵌合する略筒状の回転ボディー1とからなり、該回転ボディー1の側面外周には前記発熱体20に接続するコード15を巻き付けるための溝13を上下方向にわたって螺旋状に形成してこの溝13に沿って巻き付けるようにコード15を収納可能にすると共に、前記固定ボディー2の側面外周にスリット状のコード出入部26を形成したことを特徴とする薬剤加熱蒸散装置。
  2. 前記固定ボディー2におけるコード出入部26に固定コードガイド体27を設けたことを特徴とする請求項1記載の薬剤加熱蒸散装置。
  3. 前記コード出入部26に前記コード15が貫通すると共に前記溝13に沿って摺動しかつ上下に摺動する摺動コードガイド体30を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の薬剤加熱蒸散装置。
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