JP3913539B2 - ナビゲーションシステム、携帯型情報処理装置及びその制御プログラム - Google Patents
ナビゲーションシステム、携帯型情報処理装置及びその制御プログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を目的地へと誘導するナビゲーションシステム、このナビゲーションシステムに用いられる携帯型情報処理装置、この携帯型情報処理装置に組み込まれる制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザによる操作入力に応じて経路案内を行う車載ナビゲーション装置が普及している。このような経路案内を行う車載ナビゲーション装置は、ユーザにより目的地や経由地が入力されると、GPS(Global Positioning System)等を用いて車両の現在位置を認識し、車両の現在位置からユーザにより入力された経由地を通って目的地に至る最適経路を選定して、ディスプレイに必要な地図を表示させながら経路案内を行うようにしている。
【0003】
このような車載ナビゲーション装置において、ユーザが目的地や経由地を入力する方法としては、例えば、ユーザがディスプレイに表示された地図をスクロールさせながら目的地や経由地を探索し、地図上で目的地や経由地を指定する方法や、主要な地点の名称が記された一覧表をディスプレイに表示させ、この一覧表の中から所望の目的地や経由地を選択する方法等が一般的である。
【0004】
しかしながら、以上のような方法では煩雑な操作をユーザに強いることになり、ユーザの負担が大きくなる。このため、経路案内を行う車載ナビゲーション装置に関しては、目的地や経由地の入力をより簡便に行えるようにしてユーザの負担を軽減させる様々な提案がなされており、例えば、特開平5−241507号公報においては、地図帳に主要な交差点や観光名所等を示す位置に対応したバーコードを印刷しておき、車載ナビゲーション装置に接続されたバーコードスキャナで地図帳に印刷されたバーコードを読み取ることで、目的地や経由地の入力を行う技術が開示されている。
【0005】
経路案内を行う車載ナビゲーション装置において、以上のようなバーコード入力により目的地や経由地の入力を行うことができれば、ユーザによる目的地や経由地の入力操作が極めて簡便に行えることになり、ユーザにとって使い勝手の良いものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザによるドライブプランの立案は、ユーザが車載ナビゲーション装置が搭載された車両に乗り込んでから行われるとは限らず、むしろ、自宅等の車外で旅行ガイド等を参照してドライブプランの立案が行われる場合が多い。
【0007】
しかしながら、従来の車載ナビゲーション装置では、特開平5−241507号公報にて開示されているようなバーコード入力を行うものも含め、目的地や経由地の入力操作を車内でのみ行えるようになっていたため、車外でドライブプランを立案した場合には、ユーザが何らかの方法で目的地や経由地を記憶しておき、車両に乗車してから車載ナビゲーション装置にこれら目的地や経由地を入力する必要があった。このため、予め車外でドライブプランを立案していたにも拘わらず、乗車後直ちに出発できないといった問題や、ユーザが記憶を頼りに目的地や経由地の入力を行うために煩わしさを感じるといった問題が生じていた。
【0008】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、ユーザに煩雑な操作を強いることなく、車外でドライブプランを立案した場合にその目的地や経由地等の入力を車外で簡便に行えるようにして、利便性を大幅に向上させたナビゲーションシステム、このナビゲーションシステムに用いられる携帯型情報処理装置、及び、この携帯型情報処理装置に組み込まれる制御プログラムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車両の経路案内を行うナビゲーションシステムにおいて、携帯可能に構成され、印刷物に記載されたコードデータを読み取るコードデータ読み取り手段が設けられていると共に、前記コードデータ読み取り手段により読み取られたコードデータを地図座標系における位置を示す位置情報に変換して第一の記憶手段に格納する機能と、位置情報送信要求に応じて前記第一の記憶手段に格納された位置情報を読み出して送信する機能とを有する携帯型情報処理装置と、前記車両に搭載され、主電源がオンされたときに前記位置情報送信要求を送信する機能と、前記携帯型情報処理装置から前記位置情報を受信する機能と、受信した位置情報を第二の記憶手段に格納する機能と、前記第二の記憶手段から読み出した位置情報と前記車両の現在位置とに基づいて前記車両の走行経路を設定する機能と、設定した走行経路に基づいて経路案内を行う機能とを有する車載ナビゲーション装置とを備えることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記車載ナビゲーション装置及び前記携帯型情報処理装置が、それぞれ近距離でのデータ通信を行う近距離データ通信手段を備え、前記車載ナビゲーション装置と前記携帯型情報処理装置との間で前記近距離データ通信手段による通信リンクが確立したときに、前記携帯型情報処理装置から前記車載ナビゲーション装置に対して前記位置情報が送信されることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記携帯型情報処理装置が、他の携帯型情報処理装置との間で前記位置情報の送受信を行う機能を更に有していることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のナビゲーションシステムにおいて、前記携帯型情報処理装置が、他の携帯型情報処理装置から前記位置情報をダウンロードする機能を更に有していることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の効果】
本発明に係るナビゲーションシステムによれば、ユーザが携帯型情報処理装置に設けられたコードデータ読み取り手段を用いて、地図帳等の印刷物から車両走行の目的地や経由地を示すコードデータを読み取ることで、これら目的地や経由地の地図座標系における位置を示す位置情報が携帯型情報処理装置の第一の記憶手段に記憶される。そして、車載ナビゲーション装置の主電源がオンされて車載ナビゲーション装置から位置情報送信要求が送信されると、携帯型情報処理端末の第一の記憶手段に記憶されていた位置情報が読み出されて車載ナビゲーション装置に送信される。そして、車載ナビゲーション装置が携帯型情報処理装置から送信された位置情報を受信すると、この位置情報が車載ナビゲーション装置の第二の記憶手段に格納され、この第二の記憶手段から読み出された位置情報と車両の現在位置とに基づいて車両の走行経路が設定されるようになっているので、ユーザが車外でドライブプランを立案した場合にその目的地や経由地等の入力を車外で簡便に行うことができ、また、ユーザが車両に乗り込んだ後は車載ナビゲーション装置で設定された走行経路に基づいた車両の走行案内が行われるので、ユーザに煩雑な操作を強いることなく適切な車両の走行案内を行うことができる。
【0024】
また、本発明に係るナビゲーションシステムでは、ユーザによる目的地や経由地の指定がコードデータの読み取りにより行われるようになっているので、ユーザによる操作負担を大幅に軽減することができる。
【0025】
また、本発明に係るナビゲーションシステムでは、携帯型情報処理装置に他の携帯型情報処理装置との間で位置情報の送受信を行う機能を持たせるようにすれば、複数のユーザがそれぞれの携帯型情報処理装置で個々に取得した位置情報を持ち寄って車両の走行経路を設定することができ、利用価値の極めて高いナビゲーションシステムを実現することができる。
【0026】
更に、本発明に係るナビゲーションシステムでは、携帯型情報処理装置に他の携帯型情報処理装置から位置情報をダウンロードする機能を持たせるようにすれば、特定のユーザが携帯型情報処理装置で取得した位置情報を複数のユーザに利用させることができ、利用価値の極めて高いナビゲーションシステムを実現することができる。
【0027】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置を用いることで、ユーザに煩雑な操作を強いることなく適切な車両の走行案内が行え、ユーザによる操作負担が大幅に軽減されたナビゲーションシステムを実現することができる。
【0028】
また、本発明に係る携帯型情報処理装置の制御プログラムによれば、ユーザに煩雑な操作を強いることなく適切な車両の走行案内が行え、ユーザによる操作負担が大幅に軽減されたナビゲーションシステムを実現するための機能を携帯型情報処理装置に持たせることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
(第1の実施形態)
本発明を適用したナビゲーションシステムのシステム構成を図1に概略的に示す。この図1に示すナビゲーションシステム1は、携帯可能に構成された携帯型情報処理装置10と車両に搭載された車載ナビゲーション装置20との間で、通信回線2を介してそれぞれデータの送受信が行われる構成となっている。すなわち、通信回線2には複数の無線通信基地局3がそれぞれ接続されており、携帯型情報処理装置10と無線通信基地局3との間、及び車載ナビゲーション装置20と無線通信基地局3との間でそれぞれ無線による通信が行われることで、携帯型情報処理装置10から送信されたデータが無線通信基地局3及び通信回線2を介して車載ナビゲーション装置20により受信されるようになっている。
【0031】
そして、このナビゲーションシステム1では、携帯型情報処理装置10を用いて地図帳等の印刷物に印刷されたバーコードやマップコード番号等のコードデータを読み取ることで、車両走行の目的地や経由地を車外で指定し、これら目的地や経由地の位置情報を携帯型情報処理装置10に格納しておいて、必要に応じて車載ナビゲーション装置20に供給できるようになっている。そして、車載ナビゲーション装置20が、携帯型情報処理装置10から供給された位置情報をもとに最適経路を設定し、当該車載ナビゲーション装置20が搭載された車両(以下、自車両という。)が指定された経由地を通って目的地に到達するように経路案内を行うようになっている。
【0032】
なお、ここで、コードデータは、特定のコード体系に則って所定の情報と1対1で対応するものとして定められたデータであり、位置情報は、目的地や経由地等の具体的な地図座標系における位置を示すデータである。
【0033】
携帯型情報処理装置10は、図2に示すように、スキャナ部11、操作入力部12、通信部13、表示部14、スピーカ15、位置情報記憶部16及び制御部17を備えて構成される。
【0034】
スキャナ部11は、主要な交差点や観光名所等の位置を示すバーコード等のコードデータが印刷された地図帳等の印刷物から、ユーザの操作に応じて必要なコードデータ、例えば自車両走行の目的地や経由地を示すコードデータを光学的に読み取るコードデータ読み取り手段である。このスキャナ部11により読み取られたバーコード等のコードデータは、制御部17に供給される。
【0035】
操作入力部12は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのユーザインターフェースであり、例えばテンキーやジョグダイヤル等よりなる。この操作入力部12を利用してユーザが操作入力を行うと、その操作入力に応じた信号が制御部17に供給される。
【0036】
通信部13は、制御部17による制御のもとで無線通信基地局3との間で無線による通信を行って、通信回線2を介したデータの送受信を行うものである。携帯型情報処理装置10からのデータは、この通信部13から無線通信基地局3へと供給され、無線通信基地局3から通信回線2を介して車載ナビゲーション装置20へと送信されることになる。
【0037】
表示部14は、制御部17による制御に応じて画像や文字等を表示するものである。また、スピーカ15は、制御部17による制御に応じてビープ音等の音声を出力するものである。
【0038】
位置情報記憶部16は、スキャナ部11により地図帳等の印刷物から読み取られたコードデータに対応した目的地や経由地等の地図座標系における位置情報を一時的に記憶しておくものである。
【0039】
制御部17は、動作制御プログラムを実行して携帯型情報処理装置10全体の動作を制御するものである。具体的には、この制御部17は、動作制御プログラムを実行することで、コードデータ解析処理部17a、書き込み/読み出し制御部17b、入力処理部17c、表示制御部17d、音声出力制御部17eのそれぞれの機能を有することになる。なお、携帯型情報処理装置10に以上のような各種機能を実現させる動作制御プログラムは、携帯型情報処理装置10をユーザに提供する際に予め携帯型情報処理装置10に組み込まれるようにしてもよいし、携帯型情報処理装置10がユーザに提供された後に、データ配信サービスを行うデータサーバから通信回線2及び無線通信基地局3を介して携帯型情報処理装置10に配信されて、携帯型情報処理装置10に組み込まれるようにしてもよい。
【0040】
コードデータ解析処理部17aは、スキャナ部11により地図帳等の印刷物から読み取られたコードデータを解析して、このコードデータに対応した目的地や経由地等の地図座標系における位置情報を取得するものである。具体的には、このコードデータ解析処理部17aは、例えば各種コード体系毎にコードデータとこれに対応した各種情報とが対応付けられて記載された変換テーブルを有しており、この変換テーブルを参照して、スキャナ部11により地図帳等の印刷物から読み取られたコードデータをこれに対応した地図座標系の位置情報に変換する。
【0041】
書き込み/読み出し制御部17bは、コードデータ解析処理部17aによってコードデータから変換された位置情報を、位置情報記憶部16に書き込む制御を行うと共に、操作入力部12を利用したユーザによる操作入力に応じて、位置情報記憶部16に格納された位置情報の中からユーザにより指定された位置情報を位置情報記憶部16から読み出す制御を行うものである。この書き込み/読み出し制御部17bによって位置情報記憶部16から読み出された位置情報は、通信部13から通信回線2、無線通信基地局3を介して車載ナビゲーション装置20に送信されることになる。
【0042】
入力処理部17cは、操作入力部12を利用したユーザの操作入力に応じた各種の処理を行うものである。具体的には、この入力処理部17cは、例えば、ユーザが操作入力部12を利用して位置情報記憶部16に格納された特定の位置情報を送信する旨の操作入力を行うと、この操作入力に応じて書き込み/読み出し制御部17bを動作させる。これにより、位置情報記憶部16に格納された位置情報の中からユーザにより指定された特定の位置情報が読み出されて、車載ナビゲーション装置20へと送信されることになる。
【0043】
表示制御部17dは、表示部14の動作を制御して、この表示部14に画像や文字等を表示させるものである。具体的には、この表示制御部17dは、例えば、スキャナ部11により地図帳等の印刷物からコードデータが読み取られたときに、そのコードデータに対応した情報を表示部14に表示させる処理等を行う。
【0044】
音声出力制御部17eは、スピーカ15の動作を制御して、このスピーカ15から音声を出力させるものである。具体的には、この音声出力制御部17eは、例えば、スキャナ部11により地図帳等の印刷物からコードデータが読み取られたときに、その旨をユーザに知らせるためのビープ音等の音声をスピーカ15から出力させる処理を行う。
【0045】
以上のような携帯型情報処理装置10は、具体的には、例えば、携帯電話機に小型のスキャナを接続し、携帯電話機に上述したコードデータ解析処理部17a、書き込み/読み出し制御部17b、入力処理部17c、表示制御部17d、音声出力制御部17e等の各種機能を実現させるための動作制御プログラムを組み込むことで実現される。なお、携帯型情報処理装置10としては、以上のような携帯電話機の他に、例えば、携帯型情報端末(PDA)や、ノート型のパーソナルコンピュータ等、携帯可能で通信機能を備え、所定の情報処理が行える装置が広く適用可能であり、これらの装置に小型のスキャナを接続し、上述したコードデータ解析処理部17a、書き込み/読み出し制御部17b、入力処理部17c、表示制御部17d、音声出力制御部17e等の各種機能を実現させるための動作制御プログラムを組み込むことで実現するようにしてもよい。
【0046】
車載ナビゲーション装置20は、図3に示すように、通信部21、不揮発性メモリ22、小型バッテリ23、GPS受信部24、地図データベース25、表示部26、スピーカ27及び制御部28を備えて構成される。
【0047】
通信部21は、無線通信基地局3との間で無線による通信を行って、通信回線2を介したデータの送受信を行うものである。携帯型情報処理装置10から送信される位置情報(携帯型情報処理装置10のスキャナ部11により地図帳から読み取られたコードデータに対応した目的地や経由地等の地図座標系における位置情報)は、通信回線2及び無線通信基地局3を介して車載ナビゲーション装置20へと供給され、この通信部21により受信されることになる。
【0048】
不揮発性メモリ22は、通信部21に接続されており、携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20へと送信されて通信部21により受信された位置情報を一時的に記憶するようになっている。
【0049】
小型バッテリ23は、例えばLiイオン電池等を用いて構成され、通信部21に接続されてこの通信部21の電源として用いられるものである。車載ナビゲーション装置20では、通信部21が小型バッテリ23から電力供給されることで、主電源がオフの状態でも、通信部21はデータの受信が可能となっている。
【0050】
GPS受信部24は、GPS衛星からのGPS信号を受信することで、車載ナビゲーション装置20が搭載された自車両の現在位置を示す位置情報を取得する。このGPS受信部24により取得された自車両の現在位置を示す位置情報は制御部28に供給される。
【0051】
地図データベース25は、必要な地図データが記録されたCD−ROM等よりなるものである。この地図データベース25からは、制御部28による処理に応じて、指定された地域の地図データを順次読み出せるようになっている。
【0052】
表示部26は、制御部28による制御に応じて、地図データベース25から読み出された地図データや各種情報を表示するものである。また、スピーカ27は、制御部28による制御に応じて、例えば進行方向を指示するための音声等を出力するものである。
【0053】
制御部28は、動作制御プログラムを実行して車載ナビゲーション装置20全体の動作を制御するものである。具体的には、この制御部28は、動作制御プログラムを実行することで、経路設定処理部28a、経路案内処理部28b、表示制御部28c、音声出力制御部28dのそれぞれの機能を有することになる。
【0054】
経路設定処理部28aは、通信部21により受信されて不揮発性メモリ22に一時的に記憶されている携帯型情報処理装置10からの位置情報(携帯型情報処理装置10のスキャナ部11により地図帳から読み取られたコードデータに対応した目的地や経由地等の地図座標系における位置情報)と、GPS受信部24により取得された自車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、自車両の走行経路を設定する処理を行うものである。すなわち、この経路設定処理部28aは、車載ナビゲーション装置20の主電源が投入され、車載ナビゲーション装置20が起動されると、不揮発性メモリ22から目的地や経由地を示す位置情報を読み出して、この不揮発性メモリ22から読み出した目的地や経由地を示す位置情報と、GPS受信部24により取得された自車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、自車両の現在位置から指定された経由地を通って目的地に至る自車両の走行経路を設定する。
【0055】
経路案内処理部28bは、経路設定処理部28aにより設定された走行経路を自車両が適切に走行するように、自車両の走行を案内するものである。具体的には、経路案内処理部28bは、経路設定処理部28aにより走行経路が設定されると、必要な地図データを地図データベース25から読み出して表示部26に表示させると共に、GPS受信部24により取得された位置情報をもとに自車両の現在位置を把握して、自車両の現在位置を地図データに重畳して表示部26に表示させる処理を行う。また、経路案内処理部28bは、例えば、自車両が右折或いは左折すべき交差点等に近づいたときに、右折や左折を指示する音声をスピーカ27から出力させる等、自車両の進行方向を指示する処理を行う。
【0056】
表示制御部28cは、経路案内処理部28bによる処理に応じて、表示部26の動作を制御して、この表示部26に必要な地図データや各種情報を表示させるものである。
【0057】
音声出力制御部28dは、経路案内処理部28bによる処理に応じて、スピーカ27の動作を制御して、このスピーカ27から自車両の進行方向を指示する音声等を出力させるものである。
【0058】
以上のように構成されるナビゲーションシステム1では、ユーザが自宅等の車外においてドライブプランを立案する際に、図4(a)に示すように、携帯型情報処理装置10のスキャナ部11を用いて、地図帳等の印刷物に印刷されたバーコード等のコードデータを読み取ることで、目的地や経由地を指定できるようになっている。そして、スキャナ部11で読み取られた目的地や経由地を示すコードデータは、携帯型情報処理装置10の制御部17により地図座標系の位置情報に変換されて位置情報記憶部16に一時的に記憶され、必要なコードデータの読み取りが全て終了した後、ユーザが携帯型情報処理装置10の操作入力部12を用いて位置情報を送信する旨の操作入力を行うことで、或いは必要なコードデータの読み取りが全て終了すると自動的に、位置情報記憶部16に記憶された目的地や経由地の位置情報が、図4(b)に示すように、携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20へと送信されるようになっている。
【0059】
車載ナビゲーション装置20では、携帯型情報処理装置10から送信された目的地や経由地の位置情報を受信すると、主電源がオンになるまで、受信した位置情報を不揮発性メモリ22に記憶させておく。そして、車載ナビゲーション装置20は、主電源がオンとされると、不揮発性メモリ22に記憶された目的地や経由地の位置情報を読み出し、これをもとに自車両の走行経路を設定して、この走行経路に応じた経路案内を行うようになっている。
【0060】
ここで、以上のようなナビゲーションシステム1における処理の流れについて、図5のフローチャートを参照して具体的に説明する。
【0061】
まず、ステップS1−1において、ユーザの操作に応じて、携帯型情報処理装置10のスキャナ部11により、地図帳等の印刷物から目的地や経由地等を示すコードデータが読み取られ、制御部17に供給される。また、スキャナ部11によりコードデータを読み取ったときは、制御部17の音声出力制御部17eによる制御に応じてスピーカ15からビープ音が出力され、或いは、制御部17の表示制御部17dによる制御に応じて、表示部14に、例えば図6に示すようなコードデータに対応した地名等の情報が表示されることで、コードデータの読み取りが行われたことがユーザに提示される。
【0062】
次に、ステップS1−2において、スキャナ部11により読み取られて制御部17に供給されたコードデータが、制御部17のコードデータ解析処理部17aにより地図座標系における目的地や経由地の位置を示す位置情報に変換される。そして、ステップS1−3において、制御部17の書き込み/読み出し制御部17bによる制御に応じて、コードデータ解析処理部17aにより変換された位置情報が、位置情報記憶部16に書き込まれる。
【0063】
次に、ステップS1−4において、例えば、携帯型情報処理装置10の操作入力部12から読み取り終了を示す操作入力が行われ、或いは、スキャナ部11により読み取り終了を示すコードデータが読み取られる等によって、ユーザから目的地や経由地を指定するためのコードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされたかどうかが、制御部17の入力処理部17cによって判断される。ここで、コードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされていない場合には、ステップS1−1に戻って、同様の処理が繰り返し行われることになる。
【0064】
一方、コードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされた場合には、次に、ステップS1−5において、携帯型情報処理装置10の操作入力部12を利用したユーザの操作入力に応じて、制御部17の入力処理部17cにより、位置情報記憶部16に格納された位置情報の中から、ユーザにより指定された特定の位置情報を選択する処理が行われる。そして、ステップS1−6において、選択された位置情報を車載ナビゲーション装置20に送信する旨の指示入力がユーザによりなされたかどうかが、制御部17の入力処理部17cによって判断される。
【0065】
ここで、選択された位置情報を車載ナビゲーション装置20に送信する旨の指示入力がなされたと判断されると、次に、ステップS1−7において、制御部17の書き込み/読み出し制御部17bによる制御に応じて、位置情報記憶部16に格納された位置情報の中からユーザにより指定された特定の位置情報が読み出され、この位置情報記憶部16から読み出された位置情報が、通信部13から通信回線2及び無線通信基地局3を介して車載ナビゲーション装置20へと送信される。
【0066】
車載ナビゲーション装置20へと送信された位置情報は、ステップS1−8において、車載ナビゲーション装置20の通信部21により受信され、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンとなるまで不揮発性メモリ22に記憶される。そして、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンとされると、制御部28の経路設定処理部28aにより不揮発性メモリ22に記憶された位置情報、すなわち、ユーザにより指定された目的地や経由地を示す位置情報が読み出され、ステップS1−9において、この不揮発性メモリ22から読み出された位置情報と、GPS受信部24により取得された自車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、自車両の走行経路が経路設定処理部28aにより設定される。そして、この経路設定処理部28aにより設定された走行経路に従って、経路案内処理部28bにより経路案内が行われ、本発明を適用したナビゲーションシステム1における一連の処理が終了する。
【0067】
以上説明したように、本発明を適用したナビゲーションシステム1においては、ユーザが携帯型情報処理装置10のスキャナ部11で地図帳等の印刷物に印刷されたバーコード等のコードデータを読み取ることで、目的地や経由地を指定できるようになっている。そして、携帯型情報処理装置10のスキャナ部11で読み取られたコードデータが、制御部17によって具体的な地図座標系の位置情報に変換されて位置情報記憶部16に一時的に格納され、この目的地や経由地の地図座標系における位置を示す位置情報が、必要に応じて車載ナビゲーション装置20に供給されるようになっている。したがって、このナビゲーションシステム1によれば、ユーザが車外でドライブプランを立案した場合にその目的地や経由地等の入力を携帯型情報処理装置10を用いて車外で簡便に行うことができ、ユーザが自車両に乗り込んだ後は改めて目的地や経由地の入力をすることなく、速やかに車両の走行を開始することができる。また、このナビゲーションシステム1では、目的地や経由地の指定をバーコード等のコードデータを読み込むことで行うようにしているので、操作が簡単で、非常に使い勝手が良い。
【0068】
なお、以上説明したナビゲーションシステム1は、本発明の一適用例を具体的に例示したものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な技術的変更が可能である。具体的には、例えば、上述したナビゲーションシステム1では、携帯型情報処理装置10の位置情報記憶部16に格納された目的地や経由地の地図座標系における位置を示す位置情報が、位置情報の送信を指示する旨の操作入力がなされたときに携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20へと送信されるようになっているが、携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20への位置情報の送信を自動的に行うようにしてもよい。
【0069】
この場合、携帯型情報処理装置10は、スキャナ部11によるコードデータの読み取りが全て終了した後、これらコードデータを位置情報に変換して車載ナビゲーション装置20へと適宜送信する。このとき、車載ナビゲーション装置20の通信部21は、上述したように、小型バッテリ23からの電力供給により常にデータの受信が可能となっているので、車載ナビゲーション装置20の主電源がオフの状態でも、携帯型情報処理装置10から送信された位置情報は車載ナビゲーション装置20の受信部21によって受信され、不揮発性メモリ22に一時的に記憶されることになる。
【0070】
以上のように、携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20への位置情報の送信を自動的に行うようにした場合には、ユーザが位置情報の送信を指示する操作入力を行う必要がないので、利便性を更に向上させたナビゲーションシステムを実現することができる。
【0071】
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用した第2の実施形態のナビゲーションシステムについて説明する。この第2の実施形態のナビゲーションシステムは、図7に示すように、携帯型情報処理装置10及び車載ナビゲーション装置20に近距離データ通信部18,29がそれぞれ設けられ、携帯型情報処理装置10と車載ナビゲーション装置20との間で、例えばBluetoothやIrDA等を利用した近距離でのデータ通信が行われるようになっている。そして、この第2の実施形態のナビゲーションシステムでは、ユーザが携帯型情報処理装置10を自車両内に持ち込んで車載ナビゲーション装置20の主電源をオンにすると、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンであることを示す電源オン信号が車載ナビゲーション装置20から携帯型情報処理装置10へと送信される。そして、携帯型情報処理装置10は、この電源オン信号を受信すると、目的地や経由地の地図座標系における位置を示す位置情報を近距離データ通信によって車載ナビゲーション装置20へと送信するようになっている。
【0072】
この第2の実施形態のナビゲーションシステムでは、以上のように、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンとされた後に、携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20に対して位置情報が送信されるようになっているので、車載ナビゲーション装置20の通信部21に小型バッテリ23を接続しておく必要がない。なお、この第2の実施形態のナビゲーションシステムにおいて、その他の構成については上述した第1の実施形態のナビゲーションシステム1と同様であるので、以下、第1の実施形態のナビゲーションシステム1と同様の構成については、図中同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
【0073】
以上のような第2の実施形態のナビゲーションシステムでは、図8(a)に示すように、ユーザが必要なコードデータを携帯型情報処理装置10のスキャナ部11を用いて地図帳等の印刷物から読み取り、読み取ったコードデータを位置情報に変換して位置情報記憶部16に格納した状態で、この携帯型情報処理装置10を自車両内に持ち込んで車載ナビゲーション装置20を起動すると、携帯型情報処理装置10と車載ナビゲーション装置20との間でBluetooth等の近距離データ通信による通信リンクが確立される。このとき、車載ナビゲーション装置20の近距離データ通信部29は、最も近くに存在する通信相手を探索するようになっており、自車両内に持ち込まれた携帯型情報処理装置10の近距離データ通信部18が最も近い通信相手となるので、携帯型情報処理装置10と車載ナビゲーション装置20との間で通信リンクが確立することになる。そして、携帯型情報処理装置10と車載ナビゲーション装置20との間で近距離データ通信による通信リンクが確立されると、図8(b)に示すように、車載ナビゲーション装置20から携帯型情報処理装置10に対して、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンとなっていることを示す電源オン信号が送信される。
【0074】
携帯型情報処理装置10は、車載ナビゲーション装置20から電源オン信号を受信すると、この電源オン信号をもとに車載ナビゲーション装置20の通信部21がデータの受信が可能な状態にあることを確認して、位置情報記憶部16に格納された目的地や経由地の地図座標系における位置を示す位置情報を読み出して、車載ナビゲーション装置20に送信する。これにより、車載ナビゲーション装置20において自車両の走行経路が設定され、この走行経路に応じた経路案内が行われることになる。
【0075】
ここで、以上のような第2の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れについて、図9のフローチャートを参照して具体的に説明する。
【0076】
まず、ステップS2−1において、ユーザの操作に応じて、携帯型情報処理装置10のスキャナ部11により、地図帳等の印刷物から目的地や経由地等を示すコードデータが読み取られ、ステップS2−2において、スキャナ部11により読み取られたコードデータが、制御部17のコードデータ解析処理部17aにより地図座標系における目的地や経由地の位置を示す位置情報に変換される。そして、ステップS2−3において、制御部17の書き込み/読み出し制御部17bによる制御に応じて、コードデータ解析処理部17aにより変換された位置情報が、位置情報記憶部16に書き込まれる。
【0077】
次に、ステップS2−4において、ユーザから目的地や経由地を指定するためのコードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされたかどうかが、制御部17の入力処理部17cによって判断される。ここで、コードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされていない場合には、ステップS2−1に戻って、同様の処理が繰り返し行われることになる。
【0078】
一方、コードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされた後、携帯型情報処理装置10が車載ナビゲーション装置20が搭載された自車両内に持ち込まれ、ステップS2−5において車載ナビゲーション装置20が起動されると、次に、ステップS2−6において、携帯型情報処理装置10と車載ナビゲーション装置20との間でBluetooth等の近距離データ通信による通信リンクが確立される。そして、ステップS2−7において、車載ナビゲーション装置20から携帯型情報処理装置10に対して、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンとなっていることを示す電源オン信号が近距離データ通信によって送信される。
【0079】
車載ナビゲーション装置20から携帯型情報処理装置10に送信された電源オン信号に基づいて、車載ナビゲーション装置20の通信部21がデータの受信が可能な状態にあることが携帯型情報処理装置10により確認されると、次に、ステップS2−8において、携帯型情報処理装置10の制御部17の書き込み/読み出し制御部17bによる制御に応じて、位置情報記憶部16に格納された位置情報が読み出され、この位置情報記憶部16から読み出された位置情報が、携帯型情報処理装置10から通信部13から車載ナビゲーション装置20へと近距離データ通信によって送信される。
【0080】
携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20へと位置情報が送信されると、ステップS2−9において、車載ナビゲーション装置20により、この携帯型情報処理装置10から送信された位置情報と、GPS受信部24により取得された自車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、自車両の走行経路が設定される。そして、この走行経路に従って車載ナビゲーション装置20により経路案内が行われ、第2の実施形態のナビゲーションシステムにおける一連の処理が終了する。
【0081】
以上説明した第2の実施形態のナビゲーションシステムでは、ユーザが携帯型情報処理装置10を自車両内に持ち込んで車載ナビゲーション装置20の主電源をオンにし、携帯型情報処理装置10と車載ナビゲーション装置20との間での通信リンクを確立させると、携帯型情報処理装置10に格納された目的地や経由地の地図座標系における位置を示す位置情報が、携帯型情報処理端末10から車載ナビゲーション装置20へと自動的に送信されることになるので、ユーザが携帯型情報処理装置10を用いて位置情報の送信を指示する操作入力を行う必要がなく、利便性の更なる向上を図ることができる。
【0082】
なお、以上説明した例では、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンであることを示す電源オン信号が、近距離データ通信によって車載ナビゲーション装置20から携帯型情報処理装置10へと送信されるようになっているが、この電源オン信号の送信を通信回線2を介して行うようにしてもよい。すなわち、車載ナビゲーション装置20の主電源がオンとされたときに、車載ナビゲーション装置20から携帯型情報処理装置10に対して、通信回線2を介して電源オン信号が送信される。そして、これを受信した携帯型情報処理装置10が、この電源オン信号をもとに車載ナビゲーション装置20の通信部21がデータの受信が可能な状態にあることを確認し、車載ナビゲーション装置20に対して目的地や経由地の位置情報を通信回線2を介して送信する。そして、車載ナビゲーション装置20においてこの位置情報に基づいて自車両の走行経路が設定され、この走行経路に応じた経路案内が行われることになる。
【0083】
この場合も、ユーザが携帯型情報処理装置10を用いて位置情報の送信を指示する操作入力を行う必要がないので、利便性の更なる向上を図ることができる。また、この場合には、携帯型情報処理装置10及び車載ナビゲーション装置20に近距離データ通信部18,29を設ける必要がないので、携帯型情報処理装置10及び車載ナビゲーション装置20の構成をより簡素なものとしながら、以上のようなナビゲーションシステムを実現することができる。
【0084】
(第3の実施形態)
次に、本発明を適用した第3の実施形態のナビゲーションシステムについて説明する。この第3の実施形態のナビゲーションシステムは、基本構成を上述した第1の実施形態及び第2の実施形態のナビゲーションシステムと同様とし、その利用形態が上述した第1の実施形態及び第2の実施形態のナビゲーションシステムとは異なるものである。すなわち、この第3の実施形態のナビゲーションシステムでは、携帯型情報処理装置10が他の携帯型情報処理装置10との間で位置情報の送受信を行うことができるようになっており、運転者の所持する携帯型情報処理装置10に、運転者以外のユーザが自己の携帯型情報処理装置10を用いて読み込んだ情報を集約させて、この集約された情報を運転者の携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20へと送信できるようになっている。
【0085】
この第3の実施形態のナビゲーションシステムは、例えば、あるユーザが車載ナビゲーション装置20が搭載された車両を走行させて複数の友人の自宅に順次立ち寄る場合に、その走行経路を設定する上で非常に有効である。
【0086】
以下、あるユーザNが車載ナビゲーション装置20が搭載された車両を走行させて友人Aの自宅、友人Bの自宅、友人Cの自宅にそれぞれ立ち寄る場合を例に挙げて具体的に説明する。この場合、ユーザNは友人A,B,Cに事前に連絡して、各人の自宅の所在地の位置情報をユーザNの携帯型情報処理装置10に送信することを予め依頼しておく。
【0087】
第3の実施形態のナビゲーションシステムでは、友人A,B,CがユーザNからの依頼を受けて、それぞれ自己の携帯型情報処理装置10のスキャナ部11で地図帳等に印刷された自宅付近の位置を示すバーコード等のコードデータを読み取る。これら各携帯型情報処理装置10のスキャナ部11で読み取られたコードデータは、各携帯型情報処理装置10の制御部17によって地図座標系の位置を示す位置情報にそれぞれ変換される。そして、図10(a)に示すように、友人A,B,Cの携帯型情報処理装置10からユーザNの携帯型情報処理装置10に対して、友人A,B,Cの自宅付近の位置を示す位置情報が送信されることになる。
【0088】
この位置情報の送信には、例えば、携帯型情報処理装置10に設けられた電子メール機能が用いられる。ここで、友人A,B,Cの携帯型情報処理装置10からユーザNの携帯型情報処理装置10に送信されるデータが、車載ナビゲーション装置20での経路設定に必要な位置情報であることを識別するためには、電子メールの件名に、例えば「ナビデータ…」等の特有の題名をつけるようにしてもよく、また、電子メールのメッセージファイルのヘッダやフッタに、位置情報であることを示す識別フラグを付加するようにしてもよい。
【0089】
ユーザNの携帯型情報処理装置10では、友人A,B,Cの携帯型情報処理装置10から友人A,B,Cの自宅付近の位置を示す位置情報がそれぞれ送信されると、これらを集約して位置情報記憶部16に記憶させると共に、例えば図11に示すように、これらの位置情報に対応した地名等の情報や位置情報の送信元等を表示部14に表示させる。そして、ユーザNによりこの表示部14の画面が参照されて必要な位置情報が選択されると、この選択された位置情報が位置情報記憶部16から読み出されて、例えば、図10(b)に示すように、ユーザNの携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20へと送信されることになる。
【0090】
車載ナビゲーション装置20では、ユーザNの携帯型情報処理装置10から位置情報が送信されると、これらの位置情報と、GPS受信部24により取得された車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、車両の走行経路を設定する。そして、この走行経路で車両が走行するように経路案内を行う。
【0091】
ここで、以上のような第3の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れについて、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0092】
まず、ステップS3−1において、複数のユーザの操作に応じて、複数の携帯型情報処理装置10のスキャナ部11により、地図帳等の印刷物からコードデータがそれぞれ読み取られ、ステップS3−2において、これら各携帯型情報処理装置10により読み取られたコードデータが、地図座標系における位置を示す位置情報にそれぞれ変換される。そして、ステップS3−3において、コードデータから変換された位置情報が、位置情報記憶部16に一時的に記憶される。
【0093】
次に、ステップS3−4において、各ユーザから自己の携帯型情報処理装置10を用いたコードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされたかどうかが、各携帯型情報処理装置10毎にそれぞれ判断される。そして、コードデータの読み取りを終了する旨の指示がなされた携帯型情報処理端末10では、位置情報記憶部16に記憶された位置情報が読み出されて、ステップS3−5において、この位置情報が、車載ナビゲーション装置20が搭載された自車両の運転者が所持する携帯型情報処理装置10に対して送信される。
【0094】
運転者の携帯型情報処理装置10に各ユーザの携帯型情報処理装置10から位置情報が送信されると、これら位置情報が運転者の携帯型情報処理装置10の位置情報記憶部16に一時的に格納され、ステップS3−6において、運転者の携帯型情報処理装置10の表示部15に、図11に示したような位置情報の内容を確認するための画面が表示される。そして、運転者によりこの表示部15に表示された画面が参照されて必要な位置情報が選択されると、次にステップS3−7において、このユーザにより選択された位置情報が位置情報記憶部16から読み出されて、車載ナビゲーション装置20へと送信される。
【0095】
運転者の携帯型情報処理装置10から車載ナビゲーション装置20に位置情報が送信されると、次に、ステップS3−8において、車載ナビゲーション装置20の制御部28によって、この運転者の携帯型情報処理装置10から送信された位置情報と、GPS受信部24により取得された自車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、自車両の走行経路が設定される。そして、この走行経路に従って車載ナビゲーション装置20により経路案内が行われ、第3の実施形態のナビゲーションシステムにおける一連の処理が終了する。
【0096】
以上説明した第3の実施形態のナビゲーションシステムでは、複数のユーザが個々に取得した位置情報を運転者の所持する携帯型情報処理装置10に集約し、これらの位置情報を運転者に利用させて車載ナビゲーション装置20で経路設定を行えるようになっているので、利用価値の極めて高いナビゲーションシステムを実現することができる。
【0097】
(第4の実施形態)
次に、本発明を適用した第4の実施形態のナビゲーションシステムについて説明する。この第4の実施形態のナビゲーションシステムは、第3の実施形態のナビゲーションシステムと同じく、基本構成を上述した第1の実施形態及び第2の実施形態のナビゲーションシステムと同様とし、その利用形態が上述した第1の実施形態及び第2の実施形態のナビゲーションシステムとは異なるものである。すなわち、この第4の実施形態のナビゲーションシステムでは、携帯型情報処理装置10が他の携帯型情報処理装置10から位置情報をダウンロードすることができるようになっており、1人のユーザが自己の携帯型情報処理装置10を用いて読み込んだ情報を、他のユーザが利用できるようになっている。
【0098】
この第4の実施形態のナビゲーションシステムは、例えば、あるユーザが車載ナビゲーション装置20が搭載された車両を走行させて他のユーザにより指定された待ち合わせ場所に向かう場合に、車載ナビゲーション装置30で走行経路を設定する際に非常に有効である。
【0099】
以下、あるユーザNが車載ナビゲーション装置20が搭載された車両を走行させて友人Aにより指定された待ち合わせ場所に向かう場合を例に挙げて具体的に説明する。
【0100】
第4の実施形態のナビゲーションシステムでは、友人Aが待ち合わせ場所を指定する際に、自己の携帯型情報処理装置10のスキャナ部11で地図帳等に印刷された待ち合わせ場所の位置を示すバーコード等のコードデータを読み取る。このコードデータは、友人Aの携帯型情報処理装置10の制御部17によって地図座標系の位置を示す位置情報にそれぞれ変換されて、位置情報記憶部16に格納される。このとき、制御部17は、この待ち合わせ場所を示す位置情報に対して、他のユーザからのアクセス許可を設定しておく。
【0101】
ユーザNは、図13(a)に示すように、自己の携帯型情報処理装置10を用いて友人Aの携帯型情報処理装置10にアクセスする。このアクセス方法としては、具体的には、例えば友人Aがアクセス許可したデータを自己の携帯型情報処理装置10内に設置した専用のURLに公開するようにし、ユーザNが、例えばC−HTML等のような携帯型情報処理装置用のインターネット接続プロトコルを利用して、友人Aの携帯型情報処理装置10に設置された専用のURLにアクセスできるようにする。そして、ユーザNが自己の携帯型情報処理装置10を用いて友人Aの携帯型情報処理装置10に設置された専用のURLにアクセスすると、ユーザNの携帯型情報処理装置10の表示部15に、友人Aによりアクセス許可された位置情報が一覧表として表示される。
【0102】
ユーザNはこの携帯型情報処理装置10の表示部15に表示された一覧表を参照して、その中からダウンロードする位置情報を選択し、選択した位置情報をダウンロードする旨の操作入力を行う。これにより、友人Aの携帯型情報処理装置10からユーザNの携帯型情報処理装置10に対して、友人Aにより指定された待ち合わせ場所の位置を示す位置情報がダウンロードされることになる。
【0103】
ユーザNの携帯型情報処理装置10では、友人Aの携帯型情報処理装置10から待ち合わせ場所の位置を示す位置情報をダウンロードすると、この位置情報を位置情報記憶部16に一時的に格納しておく。そして、ユーザNにより、この位置情報を車載ナビゲーション装置20に送信する旨の操作入力がなされると、この位置情報を位置情報記憶部16から読み出して、例えば、図13(b)に示すように、車載ナビゲーション装置20へと送信する。
【0104】
車載ナビゲーション装置20では、ユーザNの携帯型情報処理装置10から待ち合わせ場所の位置を示す位置情報が送信されると、この位置情報と、GPS受信部24により取得された車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、車両の走行経路を設定する。そして、この走行経路で車両が走行するように経路案内を行う。
【0105】
ここで、以上のような第4の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れについて、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0106】
まず、ステップS4−1において、ある特定のユーザの操作に応じて、携帯型情報処理装置10のスキャナ部11により、地図帳等の印刷物から待ち合わせ場所等を示すコードデータが読み取られ、ステップS4−2において、この特定のユーザの携帯型情報処理装置10により読み取られたコードデータが、地図座標系における位置を示す位置情報に変換される。そして、ステップS4−3において、コードデータから変換された位置情報が、他のユーザからのアクセスが可能な状態で位置情報記憶部16に一時的に記憶される。
【0107】
次に、ステップS4−4において、車載ナビゲーション装置20が搭載された自車両の運転者が所持する携帯型情報処理装置10から、特定のユーザの携帯型情報処理装置10に対してアクセスがなされると、ステップS4−5において、運転者の携帯型情報処理装置10の表示部15に、特定のユーザによりアクセス許可された位置情報が一覧表として表示される。そして、運転者によりこの表示部15に表示された画面が参照されて必要な位置情報が選択されると、次にステップS4−6において、この運転者により選択された位置情報が、特定のユーザが所持する携帯型情報処理装置10から運転者が所持する携帯型情報処理装置10へとダウンロードされる。
【0108】
運転者が所持する携帯型情報処理装置10に待ち合わせ場所を示す位置情報がダウンロードされると、次に、ステップS4−7において、運転者による操作入力に応じて、或いは自動的にこの位置情報が車載ナビゲーション装置20へと送信される。そして、ステップS4−8において、車載ナビゲーション装置20により、運転者の携帯型情報処理装置10から送信された待ち合わせ場所を示す位置情報と、GPS受信部24により受信された車両の現在位置を示す位置情報とに基づいて、待ち合わせ場所を目的地とする車両の走行経路が設定される。そして、この走行経路に従って各車載ナビゲーション装置20により各車両の経路案内が行われ、第4の実施形態のナビゲーションシステムにおける一連の処理が終了する。
【0109】
以上説明した第4の実施形態のナビゲーションシステムでは、特定のユーザが自己の携帯型情報処理装置10を用いて取得した位置情報を他のユーザに利用させて、他の車載ナビゲーション装置20でこの位置情報に基づいた経路設定を行えるようになっているので、利用価値の極めて高いナビゲーションシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したナビゲーションシステムのシステム構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態のナビゲーションシステムを構成する携帯型情報処理装置のブロック図である。
【図3】第1の実施形態のナビゲーションシステムを構成する車載ナビゲーション装置のブロック図である。
【図4】第1の実施形態のナビゲーションシステムの利用形態を概念的に示す模式図であり、(a)は地図帳等の印刷物から携帯型情報処理装置でコードデータを読み取った様子を示し、(b)は携帯型情報処理装置から車載ナビゲーション装置に位置情報が送信された様子を示している。
【図5】第1の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】表示部に、読み取ったコードデータに対応した情報が表示された携帯型情報処理装置を示す図である。
【図7】第2の実施形態のナビゲーションシステムを構成する携帯型情報処理装置及び車載ナビゲーション装置のブロック図である。
【図8】第2の実施形態のナビゲーションシステムの利用形態を概念的に示す模式図であり、(a)は地図帳等の印刷物から携帯型情報処理装置でコードデータを読み取った様子を示し、(b)は近距離データ通信によって携帯型情報処理装置から車載ナビゲーション装置に位置情報が送信された様子を示している。
【図9】第2の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】第3の実施形態のナビゲーションシステムの利用形態を概念的に示す模式図であり、(a)は友人A,B,Cの携帯型情報処理装置からユーザNの携帯型情報処理装置に位置情報が送信された様子を示し、(b)はユーザNの携帯型情報処理装置で集約された位置情報が車載ナビゲーション装置に送信された様子を示している。
【図11】ユーザNの携帯型情報処理装置の表示部に、友人A,B,Cの携帯型情報処理装置から送信された位置情報の内容を確認するための画面が表示された様子を示す図である。
【図12】第3の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】第4の実施形態のナビゲーションシステムの利用形態を概念的に示す模式図であり、(a)は友人Aの携帯型情報処理装置からユーザNの携帯型情報処理装置に待ち合わせ場所を示す位置情報がダウンロードされた様子を示し、(b)はユーザNの携帯型情報処理装置から車載ナビゲーション装置に待ち合わせ場所を示す位置情報が送信された様子を示している。
【図14】第4の実施形態のナビゲーションシステムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ナビゲーションシステム
10 携帯端末
11 スキャナ部
12 操作入力部
13 通信部
16 位置情報記憶部
17 制御部
17a コードデータ解析処理部
17b 書き込み/読み出し制御部
20 車載ナビゲーション装置
21 通信部
22 不揮発性メモリ
23 小型バッテリ
28 制御部
28a 経路設定処理部
28b 経路案内処理部
Claims (4)
- 車両の経路案内を行うナビゲーションシステムにおいて、
携帯可能に構成され、印刷物に記載されたコードデータを読み取るコードデータ読み取り手段が設けられていると共に、前記コードデータ読み取り手段により読み取られたコードデータを地図座標系における位置を示す位置情報に変換して第一の記憶手段に格納する機能と、位置情報送信要求に応じて前記第一の記憶手段に格納された位置情報を読み出して送信する機能とを有する携帯型情報処理装置と、
前記車両に搭載され、主電源がオンされたときに前記位置情報送信要求を送信する機能と、前記携帯型情報処理装置から前記位置情報を受信する機能と、受信した位置情報を第二の記憶手段に格納する機能と、前記第二の記憶手段から読み出した位置情報と前記車両の現在位置とに基づいて前記車両の走行経路を設定する機能と、設定した走行経路に基づいて経路案内を行う機能とを有する車載ナビゲーション装置とを備えること
を特徴とするナビゲーションシステム。 - 前記車載ナビゲーション装置及び前記携帯型情報処理装置は、それぞれ近距離でのデータ通信を行う近距離データ通信手段を備え、
前記車載ナビゲーション装置と前記携帯型情報処理装置との間で前記近距離データ通信手段による通信リンクが確立したときに、前記携帯型情報処理装置から前記車載ナビゲーション装置に対して前記位置情報が送信されること
を特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。 - 前記携帯型情報処理装置は、他の携帯型情報処理装置との間で前記位置情報の送受信を行う機能を更に有していること
を特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーションシステム。 - 前記携帯型情報処理装置は、他の携帯型情報処理装置から前記位置情報をダウンロードする機能を更に有していること
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のナビゲーションシステム。
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