JP3913103B2 - 光ファイバーケーブルの余長処理構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ファイバーケーブルの余長処理構造に関し、特に、光ファイバーケーブルによって通信を行なうための光伝送装置に適用される光ファイバーケーブルの余長処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光伝送装置等においては、光ファイバーケーブルの余長部分を処理するために余長処理構造が採用されている。そのような従来の光ファイバーケーブルの余長処理構造の一例として、特開2001−119163号公報に開示された光ファイバーケーブルの余長処理構造について説明する。
【0003】
図20に示すように、プリント基板101上に平板状のトレイ102が配設されている。そのトレイ102上の所定の4箇所に、光ファイバーケーブル103の余長部分を収納するための互いに対向する壁102a、102bがそれぞれ設けられている。
【0004】
その壁102aの上部には、壁102bの側に向かって突出したホルダー102cが複数設けられている。同様に、壁102bの上部にも、壁102aの側に向かって突出したホルダー102cが複数設けられている。
【0005】
上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造においては、互いに対向する壁102aと壁102bとによって挟まれた領域に光ファイバーケーブル103の余長部分が順次収納されて、光ファイバーケーブル103の余長部分が巻き取られることになる。
【0006】
巻き取られた光ファイバーケーブル103の余長部分は複数のホルダー102cによって保持されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光ファイバーケーブルの余長処理構造では、次のような問題点があった。
【0008】
まず、光ファイバーケーブル103の余長部分が比較的長い場合には、壁102aと壁102bとによって挟まれた領域に巻き取られて収納される光ファイバーケーブル103が嵩張ってしまう。そのため、ホルダー102cによって光ファイバーケーブル103を保持することが困難になって、光ファイバーケーブル103が容易に壁102a、102bからはみ出してしまうことがあった。
【0009】
一方、光ファイバーケーブル103の余長部分が比較的短い場合には、壁102aと壁102bとによって挟まれた部分に巻き取られて収納される光ファイバーケーブル103が容易に動いてしまうという問題があった。
【0010】
また、図21に示すように、壁102a、102bのそれぞれの上部にホルダー102cが固定されているために、光ファイバーケーブル103の余長部分の巻き取り作業の際には、このホルダー102cを避けて巻き取り作業を行なわなければならず、余長部分の巻き取り作業の効率が悪いという問題があった。
【0011】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は光ファイバーケーブルの余長部分の巻き取り作業の効率が向上するとともに、巻き取られた光ファイバーケーブルの余長部分を確実に保持することのできる光ファイバーケーブルの余長処理構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造は、トレイ部と1対の挟み込み部と押さえ部と回動支持部と係止部と高さ調整部とを有している。トレイ部には、光ファイバーケーブルの余長部分が巻き取られて配置される。1対の挟み込み部は、トレイ部に設けられ、余長部分を巻き取る際に余長部分をガイドするとともに、巻き取られる余長部分を巻き取られる方向と交差する方向から挟み込むように配置されている。押さえ部は、余長処理作業に応じてトレイ部において移動可能に配置され、余長部分が巻き取られた後では1対の挟み込み部の間を渡すように配置されて、巻き取られた余長部分を保持する。回動支持部は、1対の挟み込み部のうちの一方の挟み込み部に対して、押さえ部の一端を回動可能に支持する。係止部は押さえ部の他端を他方の挟み込み部に係止する。高さ調整部は押さえ部が配置される高さを調整する。その高さ調整部は、第1長穴部と第1固定部とを備えている。第1長穴部は、1対の挟み込み部のうちの少なくとも一方の挟み込み部に、余長部が嵩張る高さ方向に沿って形成され、押さえ部の一端側が挿通されて、押さえ部の移動を可能にする。第1固定部は、第1長穴部に挿通された押さえ部の一端側を所定の位置にて固定する。
【0013】
この構造によれば、押さえ部が、余長処理作業に応じてトレイ部において移動可能に配置されることで、従来の光ファイバーケーブルの余長処理構造のように押さえ部によって巻き取り動作が阻害されることがなくなる。これにより、光ファイバーケーブルの余長処理作業ひいては配線作業を効率よく行なうことができる。また、余長部分が巻き取られた後では1対の挟み込み部の間を渡すように配置されることで、巻き取られた光ファイバーケーブルの余長部が対向する1対の挟み込み部の間の領域からはみ出すのを容易に阻止することができる。
また、押さえ部を回動すことによって容易に押さえ部を他方の挟み込み部に係止することができる。
さらに、挟み込み部に設けられた第1長穴部における所定の位置に押さえ部を固定することで、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の嵩張りに応じて押さえ部の位置(高さ)を容易に調整することができて、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブルの余長部分を確実に収納してこれを保持することができる。
そして、巻き取り動作が阻害されないようにするために、押さえ部は、余長部分が巻き取られる際には1対の挟み込み部の間の領域に架からないように位置していることが好ましい。
【0016】
この場合には、押さえ部の弾性を利用して容易に押さえ部を他方の挟み込み部に係止することができる。
【0019】
さらに、1対の挟み込み部の間隔を調整するための間隔調整部を有し、その間隔調整部は、余長部が延びる方向と交差する方向に沿ってトレイ部に形成され、1対の挟み込み部のうちの少なくとも一方の挟み込み部が挿通されて、一方の挟み込み部の移動を可能にする第2長穴部と、その第2長穴部に挿通された一方の挟み込み部を所定の位置にて固定する第2固定部とを備えていることが好ましい。
【0020】
この場合には、1対の挟み込み部を第2長穴部における所定の位置に第2固定部によって固定することで、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブルの余長部分を収納する領域を容易に調整することができる。その結果、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブルの余長部分を確実に収納してこれを保持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造について説明する。図1に示すように、プリント基板1上に平板状のトレイ2が配設されている。そのトレイ2上の所定の4箇所に、光ファイバーケーブル3の余長部分を案内して収納するための互いに対向する挟み込み部としての壁2a、2bがそれぞれ設けられている。
【0024】
その壁2aの位置する側には、対向する壁2a、2bの間に収納された光ファイバーケーブル3を保持するための押さえ部としての押さえホルダー2cの支柱部分が固定されている。押さえホルダー2cは、たとえば樹脂等の弾性を有する材料から形成されている。壁2bの位置する側には、光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られた後に押さえホルダー2cを係止するための係止部2dが設けられている。
【0025】
光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られる際には、押さえホルダー2cは、後述するように、光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られる領域以外の領域に位置している。光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られた後には、押さえホルダー2cの弾性を利用して押さえホルダー2cの先端部分が係止部2dに係止される。
【0026】
次に、上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造による光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作について説明する。
【0027】
まず、図1および図2に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際には、押さえホルダー2cは光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られる領域以外の領域に位置している。すなわち、押さえホルダー2cは対向する1対の壁2a、2bの間の領域に架からないように位置している。
【0028】
この状態で光ファイバーケーブル3の余長部が、対向する1対の壁2a、2bの間の領域に順次巻き取られる。図3に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りが完了すると、押さえホルダー2cの弾性を利用して押さえホルダー2cの先端部分が係止部2dに係止される。このようにして、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作が行なわれる。
【0029】
上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造によれば、光ファイバーケーブルの配線時においてその余長部を巻き取る際に、押さえホルダー2cが対向する1対の壁2a、2bの間の領域に架からないように位置していることで、押さえホルダー2cによって巻き取り動作が阻害されることがなくなる。これにより、光ファイバーケーブル3の余長処理作業ひいては配線作業を効率よく行なうことができる。
【0030】
また、余長処理が完了した後では、押さえホルダー2cの先端部分が係止部2dに係止されることで、巻き取られた光ファイバーケーブル3の余長部が対向する1対の壁2a、2bの間の領域からはみ出すのを容易に阻止することができる。
【0031】
その押さえホルダー2cとして、たとえば樹脂等の弾性を有する材料から形成された押さえホルダー2cを用いることで、押さえホルダー2cの弾性を利用して押さえホルダー2cの先端部分を係止部2dに容易に係止することができるとともに、比較的安価に光ファイバーケーブルの余長処理構造が得られる。
【0032】
なお、上述した実施の形態では、光ファイバーケーブルの余長部を巻き取る際には、図1および図2に示すように、弾性を有する押さえホルダー2cには負荷を作用させない状態とし、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取りが完了した後では、図3に示すように、押さえホルダー2cの先端部を係止部2dに係止させることで弾性を有する押さえホルダー2cに負荷を作用させた状態とする場合について説明した。
【0033】
この他に、図4に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際には、押さえホルダー2cの先端部を壁2aの側に設けられた係止部2dに係止させることで弾性を有する押さえホルダー2cに負荷を作用させた状態とし、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取りが完了した後では、図5に示すように、押さえホルダー2cを負荷から開放させた状態となるように押さえホルダー2cおよび係止部2dを設けてもよい。
【0034】
実施の形態2
本発明の実施の形態2に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造について説明する。図6に示すように、プリント基板1上に平板状のトレイ2が配設されている。そのトレイ2上の所定の4箇所に、光ファイバーケーブル3の余長部分を案内して収納するための互いに対向する挟み込み部としての案内ホルダー2g、2iが設けられている。
【0035】
一方の案内ホルダー2gに、対向する案内ホルダー2g、2iの間に収納された光ファイバーケーブル3を保持するための押さえホルダー4が回動自在に設けられている。図7に示すように、押さえホルダー4の一端に設けられた突起4aが案内ホルダー2gに設けられた穴2hに挿入される。押さえホルダー4の他端には、押さえホルダー4を案内ホルダー2iに係止するためのリブ4bが設けられている。
【0036】
次に、上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造による光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作について説明する。
【0037】
まず、図6に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際には、押さえホルダー4は光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られる領域以外の領域に位置している。すなわち、押さえホルダー4は対向する1対の案内ホルダー2g、2iの間の領域に架からないように位置している。
【0038】
この状態で光ファイバーケーブル3の余長部が、対向する1対の案内ホルダー2g、2iの間の領域に順次巻き取られる。図8に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りが完了すると、押さえホルダー4が回動されて押さえホルダー4のリブ4bが案内ホルダー2iに係止される。このようにして、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作が行なわれる。
【0039】
上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造によれば、光ファイバーケーブルの配線時においてその余長部を巻き取る際に、押さえホルダー4が対向する1対の案内ホルダー2g、2iの間の領域に架からないように位置していることで、押さえホルダー4によって巻き取り動作が阻害されることがなくなる。これにより、光ファイバーケーブル3の余長処理作業ひいては配線作業を効率よく行なうことができる。
【0040】
また、余長処理が完了した後では、押さえホルダー4を回動させて押さえホルダー4のリブ4bを案内ホルダー2iに係止させることで、巻き取られた光ファイバーケーブル3の余長部が対向する1対の案内ホルダー2g、2iの間の領域からはみ出すのを容易に阻止することができる。
【0041】
なお、上述した実施の形態では、押さえホルダー4の一端に突起4aが設けられ、案内ホルダー2gにその突起4aが挿入される穴2hが形成された場合を例に挙げて説明したが、案内ホルダー2gに突起を設けるとともに、押さえホルダー4の一端にその突起が挿入される穴を設けても、案内ホルダー2gに対して押さえホルダー4を回動可能に支持することができる。
【0042】
実施の形態3
本発明の実施の形態3に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造について説明する。図9に示すように、プリント基板1上に平板状のトレイ2が配設されている。そのトレイ2上の所定の4箇所に、光ファイバーケーブル3の余長部分を案内して収納するための互いに対向する挟み込み部としてのピン部2fと押さえホルダー2cの支柱部22cが設けられている。
【0043】
後述するように、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りが完了すると、押さえホルダー2cがピン部2fに係止される。支柱部22cを含む押さえホルダー2cは、たとえば樹脂等の弾性を有する材料から形成されている。
【0044】
また、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際に、押さえホルダー2cを係止して、光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られる領域以外の領域に押さえホルダー2cを配置させるためのピン部2eが設けられている。
【0045】
この場合、押さえホルダー2cは、図10に示すように、負荷から開放された状態でピン部2fとピン部2eとの間(2点鎖線)に位置し、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りの際にはピン部2eに係止され、余長部の巻き取りが完了した状態では、図11に示すようにピン部2fに係止されることになる。
【0046】
次に、上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造による光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作について説明する。
【0047】
まず、図10に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際には、押さえホルダー2cは光ファイバーケーブル3の余長部が巻き取られる領域以外の領域に位置している。すなわち、押さえホルダー2cは対向するピン部2fと押さえホルダー2cの支柱部22cの間の領域に架からないようにピン部2eに係止されている。
【0048】
この状態で光ファイバーケーブル3の余長部が、対向するピン部2fと押さえホルダー2cの支柱部22cの間の領域に順次巻き取られる。図11に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りが完了すると、押さえホルダー2cがピン部2fに係止される。このようにして、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作が行なわれる。
【0049】
上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造によれば、光ファイバーケーブルの配線時においてその余長部を巻き取る際に、押さえホルダー2cはピン部2eに係止されて、対向するピン部2fと押さえホルダー2cの支柱部22cの間の領域に架からないように位置していることで、押さえホルダー2cによって巻き取り動作が阻害されることがなくなる。これにより、光ファイバーケーブル3の余長処理作業ひいては配線作業を効率よく行なうことができる。
【0050】
また、余長処理が完了した後では、押さえホルダー2cがピン部2fに係止されることで、巻き取られた光ファイバーケーブル3の余長部が対向するピン部2fと押さえホルダー2cの支柱部22cの領域からはみ出すのを容易に阻止することができる。
【0051】
なお、上述した実施の形態では、押さえホルダー2cは、負荷から開放された状態ではピン部2fとピン部2eとの間(2点鎖線)に位置し、巻き取りの際にはピン部2eに係止され、巻き取りが完了した状態ではピン部2fに係止される場合を例に挙げて説明した。
【0052】
この他に、図12に示すように巻き取りの際にはピン部2eに係止され、図13に示すように、巻き取りが完了した後では負荷から開放された状態としてピン部2fに係止されるように押さえホルダー2cを配置させてもよい。
【0053】
実施の形態4
本発明の実施の形態4に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造について説明する。図14に示すように、プリント基板1上に平板状のトレイ2が配設されている。そのトレイ2上の所定の4箇所に、光ファイバーケーブル3の余長部分を案内して収納するための互いに対向する挟み込み部としての1対の案内ホルダー5が設けられている。
【0054】
図15に示すように、トレイ2には巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分が収納される領域を調整するための所定の長穴2jが設けられている。この長穴2jは、光ファイバーケーブルの余長部が巻き取られる方向と交差する方向に形成されている。案内ホルダー5の下端部には、その長穴2jに挿通されるロック部5bが形成されている。
【0055】
さらに、案内ホルダー5の下端部にははね部5aが形成されて、はね部5aの弾性力によりトレイ2がロック部5bとはね部5aとによって挟み込まれることによって、案内ホルダー5が長穴2jにおける所定の位置に固定されることになる。
【0056】
一方の案内ホルダー5に、対向する1対の案内ホルダー5の間の領域に収納された光ファイバーケーブル3を保持するための押さえホルダー4が回動自在に設けられている。図15に示すように、押さえホルダー4の一端に設けられた突起4aが案内ホルダー5に設けられた穴5cに挿入される。押さえホルダー4の他端には、押さえホルダー4を他方の案内ホルダー5に係止するためのリブ4bが設けられている。
【0057】
次に、上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造による光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作について説明する。
【0058】
まず、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分を収納する領域を確保するために、長穴2jの適当な位置に案内ホルダー5のロック部5bを挿通し、ロック部5bとはね部5aとによって案内ホルダー5をトレイ2に固定する。
【0059】
次に、図14に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際には、押さえホルダー4は対向する1対の案内ホルダー5の間の領域に架からないように位置している。
【0060】
この状態で光ファイバーケーブル3の余長部が、対向する1対の案内ホルダー5の間の領域に順次巻き取られる。図16に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りが完了すると、押さえホルダー4が回動されて押さえホルダー4のリブ4bが案内ホルダー5に係止される。このようにして、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作が行なわれる。
【0061】
上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造によれば、たとえば実施の形態2において説明したように、余長部を巻き取る際に、押さえホルダー4が対向する1対の案内ホルダー5の間の領域に架からないように位置していることで、押さえホルダー4によって巻き取り動作が阻害されることがなくなり、光ファイバーケーブル3の余長処理作業ひいては配線作業を効率よく行なうことができる。
【0062】
また、余長処理が完了した後では、押さえホルダー4のリブ4bが案内ホルダー5に係止されることで、巻き取られた光ファイバーケーブル3の余長部が対向する1対の案内ホルダー5の間の領域からはみ出すのを容易に阻止することができる。
【0063】
そして、この光ファイバーケーブルの余長処理構造では長穴2jを有し、案内ホルダー5を長穴2jにおける所定の位置に固定することで、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分を収納する領域を容易に調整することができる。
【0064】
その結果、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分を確実に収納してこれを保持することができる。
【0065】
実施の形態5
本発明の実施の形態5に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造について説明する。図17に示すように、プリント基板1上に平板状のトレイ2が配設されている。そのトレイ2上の所定の4箇所に、光ファイバーケーブル3の余長部分を案内して収納するための互いに対向する挟み込み部としての1対の案内ホルダー5が設けられている。
【0066】
図18に示すように、トレイ2には巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分が収納される領域を調整するための所定の長穴2jが設けられている。案内ホルダー5の下端部には、その長穴2jに挿通されるロック部5bが形成されている。
【0067】
案内ホルダー5の下端部にははね部5aが形成されて、はね部5aの弾性力によりロック部5bとはね部5aとによってトレイ2が挟み込まれることによって、案内ホルダー5が長穴2jにおける所定の位置に固定されることになる。
【0068】
一方の案内ホルダー5に、対向する1対の案内ホルダー5の間に収納された光ファイバーケーブル3を保持するための押さえ部としての押さえホルダー4が、ホルダー支持部6を介して回動自在に設けられている。
【0069】
図18に示すように、押さえホルダー4の一端に設けられた突起4aがホルダー支持部6に設けられた穴6cに挿入される。押さえホルダー4の他端には、押さえホルダー4を他方のホルダー支持部6に係止するためのリブ4bが設けられている。
【0070】
さらに、案内ホルダー5には、余長部の長さに応じて余長部分が嵩張る方向に対して押さえホルダー4の位置(高さ)を調整するために、所定の長穴5cが設けられている。ホルダー支持部6の一端部には、その長穴5cに挿通されるロック部6bが形成されている。
【0071】
さらに、ホルダー支持部6の一端部にははね部6aが形成されて、はね部6aの弾性力により案内ホルダー5がロック部6bとはね部6aとによって挟み込まれることによって、ホルダー支持部および押さえホルダー4が長穴5cにおける所定の位置に固定されることになる。
【0072】
次に、上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造による光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作について説明する。
【0073】
まず、実施の形態4において説明したように、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分を収納する領域を確保するために、長穴2jの適当な位置に案内ホルダー5のロック部5bを挿通し、ロック部5bとはね部5aとによって案内ホルダー5をトレイ2に固定する。
【0074】
次に、図18に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部を巻き取る際には、押さえホルダー4は対向する1対の案内ホルダー5の間の領域に架からないように位置している。
【0075】
この状態で光ファイバーケーブル3の余長部が、対向する1対の案内ホルダー5の間の領域に順次巻き取られる。図19に示すように、光ファイバーケーブル3の余長部の巻き取りが完了すると、光ファイバーケーブルの嵩張りの程度に応じて長穴5cの適当な位置にホルダー支持部6のロック部6bを挿通し、ロック部6bとはね部6aとによってホルダー支持部6を固定する。そして、押さえホルダー4が回動されて押さえホルダー4のリブ4bが案内ホルダー5に係止される。このようにして、光ファイバーケーブルの余長部の巻き取り動作が行なわれる。
【0076】
上述した光ファイバーケーブルの余長処理構造によれば、実施の形態4において説明した光ファイバーケーブルの余長処理構造に加えて、さらに次のような効果が得られる。
【0077】
この光ファイバーケーブルの余長処理構造では案内ホルダー5に長穴5cが設けられ、ホルダー支持部6を長穴5cにおける所定の位置に固定することで、巻き取られる光ファイバーケーブル3の余長部の嵩張りに応じて押さえホルダー4の位置(高さ)を容易に調整することができる。
【0078】
その結果、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブル3の余長部分を確実に収納してこれを保持することができる。
【0079】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は上記の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0080】
【発明の効果】
本発明に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造によれば、押さえ部が、余長処理作業に応じてトレイ部において移動可能に配置されることで、従来の光ファイバーケーブルの余長処理構造のように押さえ部によって巻き取り動作が阻害されることがなくなる。これにより、光ファイバーケーブルの余長処理作業ひいては配線作業を効率よく行なうことができる。また、余長部分が巻き取られた後では1対の挟み込み部の間を渡すように配置されることで、巻き取られた光ファイバーケーブルの余長部が対向する1対の挟み込み部の間の領域からはみ出すのを容易に阻止することができる。
また、押さえ部を回動すことによって容易に押さえ部を他方の挟み込み部に係止することができる。
さらに、挟み込み部に設けられた第1長穴部における所定の位置に押さえ部を固定することで、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の嵩張りに応じて押さえ部の位置(高さ)を容易に調整することができて、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブルの余長部分を確実に収納してこれを保持することができる。
そして、巻き取り動作が阻害されないようにするために、押さえ部は、余長部分が巻き取られる際には1対の挟み込み部の間の領域に架からないように位置していることが好ましい。
【0084】
さらに、1対の挟み込み部の間隔を調整するための間隔調整部を有し、その間隔調整部は、余長部が延びる方向と交差する方向に沿ってトレイ部に形成され、1対の挟み込み部のうちの少なくとも一方の挟み込み部が挿通されて、一方の挟み込み部の移動を可能にする第2長穴部と、その第2長穴部に挿通された一方の挟み込み部を所定の位置にて固定する第2固定部とを備えていることが好ましく、この場合には、1対の挟み込み部を第2長穴部における所定の位置に第2固定部によって固定することで、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブルの余長部分を収納する領域を容易に調整することができる。その結果、巻き取られる光ファイバーケーブルの余長部の長さに応じて光ファイバーケーブルの余長部分を確実に収納してこれを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の斜視図である。
【図2】 同実施の形態において、図1に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図3】 同実施の形態において、図1に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図4】 同実施の形態において、変形例に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図5】 同実施の形態において、変形例に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の斜視図である。
【図7】 同実施の形態において、図6に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図8】 同実施の形態において、図6に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の斜視図である。
【図10】 同実施の形態において、図9に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図11】 同実施の形態において、図9に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図12】 同実施の形態において、変形例に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図13】 同実施の形態において、変形例に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図14】 本発明の実施の形態4に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の斜視図である。
【図15】 同実施の形態において、図14に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図16】 同実施の形態において、図14に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図17】 本発明の実施の形態5に係る光ファイバーケーブルの余長処理構造の斜視図である。
【図18】 同実施の形態において、図17に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第1の状態を示す部分斜視図である。
【図19】 同実施の形態において、図17に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の動作を説明するための第2の状態を示す部分斜視図である。
【図20】 従来の光ファイバーケーブルの余長処理構造の斜視図である。
【図21】 図20に示す光ファイバーケーブルの余長処理構造の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント基板、2 トレイ、2a、2b 壁、2c 押さえホルダー、2d〜2f 係止部、2g、2i、5 案内ホルダー、2h、6c 穴、2j、5c 長穴、3 光ファイバーケーブル、4 押さえホルダー、4a 突起、4bリブ、5a、6a はね部、5b、6b ロック部、6 ホルダー支持部。
Claims (3)
- 光ファイバーケーブルの余長部分が巻き取られて配置されるトレイ部と、
前記トレイ部に設けられ、余長部分を巻き取る際に余長部分をガイドするとともに、巻き取られる余長部分を巻き取られる方向と交差する方向から挟み込むように配置された1対の挟み込み部と、
余長処理作業に応じて前記トレイ部において移動可能に配置され、余長部分が巻き取られた後では前記1対の挟み込み部の間を渡すように配置されて、巻き取られた余長部分を保持するための押さえ部と、
前記1対の挟み込み部のうちの一方の挟み込み部に対して、前記押さえ部の一端を回動可能に支持する回動支持部と、
前記押さえ部の他端を他方の挟み込み部に係止するための係止部と、
前記押さえ部が配置される高さを調整するための高さ調整部と
を有し、
前記高さ調整部は、
前記1対の挟み込み部のうちの少なくとも一方の挟み込み部に、余長部が嵩張る高さ方向に沿って形成され、前記押さえ部の一端側が挿通されて、前記押さえ部の移動を可能にする第1長穴部と、
前記第1長穴部に挿通された前記押さえ部の一端側を所定の位置にて固定する第1固定部と
を備えた、光ファイバーケーブルの余長処理構造。 - 前記押さえ部は、余長部分が巻き取られる際には前記1対の挟み込み部の間の領域に架からないように位置している、請求項1記載の光ファイバーケーブルの余長処理構造。
- 前記1対の挟み込み部の間隔を調整するための間隔調整部を有し、
前記間隔調整部は、
余長部が延びる方向と交差する方向に沿って前記トレイ部に形成され、前記1対の挟み込み部のうちの少なくとも一方の挟み込み部が挿通されて、前記一方の挟み込み部の移動を可能にする第2長穴部と、
前記第2長穴部に挿通された前記一方の挟み込み部を所定の位置にて固定する第2固定部と
を備えた、請求項1または2に記載の光ファイバーケーブルの余長処理構造。
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