JP3912480B2 - 画像処理装置、画像形成装置、記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力画像に対してスクリーン処理を施す画像処理装置及び画像形成装置と、そのような処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラーの画像形成装置では、複数の色材を用いてフルカラーの色再現を実現している。カラー画像を形成する際には、それぞれの色材ごとに対応する色の画像を重ねて形成してゆくことになる。それぞれの色の画像を重ねる際に、精度上、多少のズレが生じることがある。重ね合わせの際のズレは、画像上にモアレなどの発生を引き起こしてしまう。
【0003】
このような各色の画像の重ね合わせズレに起因したモアレなどの発生を防止するため、一般的に、各色材色ごとに画像に対するスクリーン処理時のスクリーン角度を変えるローテーションスクリーンが用いられている。ローテーションスクリーン時のスクリーン角度は、モアレが発生しないように設計される。その際、スクリーン形状としては、ドット形状、ライン形状、分散形状があり、ドット形状はスクリーン角度を90度の自由度で、またライン形状はスクリーン角度を180度の自由度で設計できる。一般的には、設計の自由度が広いライン形状が使用される。
【0004】
一方、それぞれの色材色毎の画像においては、一般にスクリーンの網点面積方式によって濃淡を表現している。この網点面積方式では、描画する濃度階調に応じて、所定の大きさの微小領域中の描画面積を変化させることによって、画像全体における濃淡を現出させる方法である。例えば淡い部分では微小領域中の1ないし数点のみが描画され、そのような点が散在することによって、画像全体として淡い階調を表現することになる。
【0005】
しかし、淡い色の場合に描画されるのは微小領域中のごく一部であり、所定のパターンで描画された領域と描画されない領域とが交互に現れることになるため、淡い色の細線を描画しようとすると、細線と描画パターンとの間で干渉が発生してしまう。特にスクリーン角度に近接する角度の淡い細線では、細線の延在方向に連続する多くの微小領域で細線が描画されず、画像全体として淡い細線が消失してしまうという問題があった。このような線の消失は、線が細いほど、また淡い色であるほど、さらにスクリーン角度に近い角度の線であるほど、発生しやすい。
【0006】
例えば特開平9−191403号公報には、入力された画像信号から線画を検出し、線画の部分については解像度の高いスクリーンと階調補正用γ変換に切り替えることが記載されている。しかしこの文献では、線画以外の部分の階調性を重視し、線画については解像度を重視するためにスクリーン形状やスクリーン線数などを切り替えているだけであり、細線などの消失を防止するものではない。この文献のように高解像度のスクリーンを用いることによって淡い細線の消失を防止するためには、基本解像度まで解像度を上げなければ100%の回避は無理であり、その場合、細線の色再現性は極端に低下してしまう。
【0007】
また、例えば特開平9−282471号公報では、コントローラにおいて、PDLに記述された情報から画素毎の特徴を取得し、その特徴毎に画像処理を行う旨が記載されている。特に文字、線画及び輪郭などの解像度を必要とするオブジェクトには、TEXT信号フラグを設け、画像処理を切り替える。しかし、スクリーン処理については、TEXT信号フラグが付加された画像信号には400線、その他には200線のスクリーン処理を施すといったように、単に解像度を切り替えるのみである。このように解像度を切り替えるだけでは、上述のような細線の消失を防止することはできない。
【0008】
さらに、例えば特開平9−294208号公報では、画像処理装置に入力された画像信号からエッジを検出して、エッジの状態に応じて、同じマスクサイズの複数のスクリーンパターンを切り替えることが記載されている。特に、エッジ以外はドット型で階調再現を安定化し、エッジ部には、異なるスクリーン形状でエッジを滑らかにしている。これによって、文字や線のエッジ部におけるガタツキを滑らかにすることができる。しかしこの場合も、スクリーン角度に近い角度の細線が消失してしまうような場合に対しては効果がなく、細線の消失を防止することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、細線の消失を防止し、良好に再現可能な画像処理装置及び画像形成装置と、そのような画像処理をコンピュータに実行させるプログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、まず、入力画像を構成する線分について、その線分の色を再現するために使用される複数の色材の色のうちから最大の値を有する色材の色を最大色として特定する。そしてその最大色と線分の描画方向に従ってスクリーンパラメータの制御を行う。このとき、線分の描画方向と異なるスクリーン角度で最大色のスクリーン処理が行われるように、スクリーンパラメータを制御する。これによって、制御されたスクリーンパラメータに従ってスクリーン処理を行えば、少なくとも最大色については線分の描画方向と異なるスクリーン角度でスクリーン処理が行われるため、細線や色の薄い線などの消失を防止することができる。
【0011】
上述のように細線の消失は、線分の幅が太い場合にはあまり発生せず、また色が濃い場合にはあまり発生しない。従って、このようなスクリーン角度の変更は、線分が所定幅より細い線分である場合、あるいは、線分が所定の濃度よりも濃度の薄い線分である場合について、線分の描画方向が最大色に対応するスクリーン角度に近い場合に行うとよい。また、黄色はあまり目立たないため、他の目立つ色について消失を防止するように、最大色を特定する際に黄色より他の色を優先するように構成することができる。
【0012】
さらに、スクリーン角度の変更は、互いに鏡像関係にあるスクリーン角度のいずれかを選択するようにすると、容易に構成することができる。また、選択するスクリーン角度は、同一の線数の中で選択することにより、極端な階調変化や変更位置における濃度ギャップ等の画質劣化を防止することができる。
【0013】
なお、スクリーン角度の変更は、例えば属性が文字・線であるオブジェクト毎に行ったり、あるいは、各線分の描画方向と最大色とに基づいて統計をとり、その統計値から入力画像に対するスクリーンパラメータを制御することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の画像形成装置の実施の一形態を含む画像形成システムの一例を示す概略構成図、図2は、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む画像形成装置の一例を示すブロック図である。図中、1はホストコンピュータ、2はプリンタ、3はネットワーク、11はアプリケーション、12はドライバ、21は画像処理部、22はラスタ化処理部、23は色・階調補正処理部、24はスクリーン処理部、25はプリンタエンジン部、26はレーザ駆動部、27はマーキング部である。なおこの例では、本発明の画像形成装置は、本発明の画像処理装置を含んだ例を示しでいる。
【0015】
図1に示した画像形成システムは、ホストコンピュータ1とプリンタ2から構成され、ネットワーク3によって両者が接続されている。また、このネットワーク3を介して他のコンピュータなどの機器から、形成すべき画像が送られてくる場合もある。さらに、図示しない電話回線などの通信回線を介して、形成すべき画像が送られてきてもよい。
【0016】
この例では、ホストコンピュータ1には、文書や画像などを作成するアプリケーション11と、プリンタ2において形成する画像を、プリンタ2が解釈可能な形式に変換してプリンタ2に転送するためのドライバ12が設けられている。アプリケーション11で作成された原稿は、被記録媒体上への画像形成が必要になったとき、ドライバ12に転送される。ドライバ12に転送された原稿は、例えばページ記述言語(PDL)に変換される。このページ記述言語による記述の中には、実際に形成すべき画像(オブジェクト)の情報とともに、そのオブジェクトの属性情報が付加されている。
【0017】
プリンタ2は、画像処理部21とプリンタエンジン部25を有している。画像処理部21は、ホストコンピュータ1から送られてくるページ記述言語を解釈し、各種の画像処理を施して、プリンタエンジン部25において最良の画像の形成が可能な画像信号を生成する。このとき、同じくホストコンピュータ1から送られてくる画像属性信号に応じて、各属性の画像に最適な画像処理を施す。プリンタエンジン部25は、実際に被記録媒体上に画像を形成する。
【0018】
もちろん、ホストコンピュータ1からプリンタ2に送られるデータはPDLなどで記述されたデータに限らず、画像読取装置などで読み取られたりファイルに格納されたラスタ画像などであってもよい。なお、ラスタ画像の場合には、それぞれの描画オブジェクトの属性を示す情報をホストコンピュータ1から送るか、あるいはプリンタ2において、後述するラスタ化処理部22の代わりにラスタ画像の解析手段を設けて属性情報を生成するように構成すればよい。以下の説明では、ホストコンピュータ1からプリンタ2に送られるデータは、一例としてPDLであるものとしている。
【0019】
プリンタ2に送られてきたPDLで記述されたデータは、ラスタ化処理部22において解釈され、ラスタイメージが形成される。このとき、それぞれのオブジェクトについて、例えば文字や線、写真、グラフィックスなどの種別や、線であれば描画方向などの情報を含む属性信号を生成し、色・階調補正処理部23及びスクリーン処理部24などへ出力する。
【0020】
色・階調補正処理部23では、ラスタ化処理部22から送られてくる属性の信号に従って各属性に最適な色補正係数を用いて、アプリケーション11から入力されたPDLの色空間であるRGB色空間からプリンタエンジン部25で用いる色材の色(以下、色材色)からなる色空間であるYMCK色空間への色変換や、階調補正処理などの各種の補正処理を行う。この色・階調補正処理部23では、特に線分について、後述するようなスクリーン角度の判定や次のスクリーン処理部24に対するスクリーン角度の指定などを行い、細い線や薄い色の線などの消失を防止する。
【0021】
色・階調補正処理部23における処理の後、スクリーン処理部24においてプリンタエンジン部25の特性に合わせてスクリーン処理を行う。このスクリーン処理により、各色材色ごとに面積階調変調方式により処理した網点画像が形成される。このスクリーン処理部24においても、ラスタ化処理部22から送られてくる属性の信号に従って、各属性に最適なスクリーン係数を用いてスクリーン処理を行う。
【0022】
網点画像はプリンタエンジン部25に送られる。プリンタエンジン部25がレーザー電子写真方式の場合、レーザー駆動部26と、帯電・現像・転写・定着などの各部を有するマーキング部27によって構成され、レーザ駆動部26でレーザ光を制御し、マーキング部27で潜像を形成し、現像して被記録媒体上に画像を形成する。
【0023】
図3は、画像処理部の一例を示すブロック図である。図中、31は文字・線色変換部、32は判定部、33は写真色変換部、34はグラフィックス色変換部、35は文字・線スクリーン処理部、36は写真スクリーン処理部、37はグラフィックススクリーン処理部である。画像処理部21は、ページ記述言語を受け取ると、それぞれのオブジェクトの属性毎に処理を行う。ラスタ化処理部22ではそれぞれのオブジェクトについてラスタライズし、その属性の情報を画像属性信号として色・階調補正処理部23に渡す。図3では、説明を簡単にするため、それぞれの属性毎に処理の流れを分けて図示している。また属性として文字・線、写真、グラフィックスの3種類を示している。もちろん、このほかの属性があってもよく、少なくとも線の属性が区別できればよい。
【0024】
属性が写真の場合には、写真色変換部33において写真に最適な色変換処理が施された後、写真スクリーン処理部36において写真に最適なスクリーン処理が施されてプリンタエンジン部25に渡される。同様に、属性がグラフィックスの場合には、グラフィックス色変換部34においてグラフィックスに最適な色変換処理が施された後、グラフィックススクリーン処理部37においてグラフィックスに最適なスクリーン処理が施されてプリンタエンジン部25に渡される。
【0025】
属性が文字・線の場合も同様であり、文字・線色変換部31において文字や線分に最適な色変換処理が施される。その後、判定部32において、線分の描画方向と、その線分を描画するための色材色の最大色を判定するとともに、最大色のスクリーン角度と描画方向とからスクリーン処理部24の文字・線スクリーン処理部35に対するスクリーンパラメータの制御を行う。このとき、最大色におけるスクリーン角度が線分の描画方向と異なるように、スクリーンパラメータを制御する。そして、判定部32で制御されたスクリーンパラメータに従って、色変換処理が施された文字や線分に文字・線スクリーン処理部35においてスクリーン処理が施され、プリンタエンジン部25に渡される。
【0026】
なお、図3では便宜上スクリーン処理部24に文字・線スクリーン処理部35,写真スクリーン処理部36、グラフィックススクリーン処理部37を示しているが、これらはスクリーンパラメータを変更して同一のスクリーン処理手段によって実現することが可能である。また、文字・線色変換部31,写真色変換部33,グラフィック色変換部34についても同様であり、属性に応じて変換係数を変更するなどして同一の色変換のための構成を共用してもよい。
【0027】
図4は、画像処理部における線分に対する処理の一例を示すブロック図である。図中、41は最大色判定部、42は構造判定部である。ラスタ化処理部22で展開された属性が文字・線であるオブジェクトのラスタイメージは、例えばRGB色空間の画像信号として色・階調補正処理部23の文字・線色変換部31に入力される。そして文字・線色変換部31において、文字や線分等に適した補正処理などを施し、さらに例えばYMCK色空間などのプリンタエンジン部25で用いる色材色からなる色空間の画像信号に変換する。変換された例えばYMCK色空間の画像信号が判定部32の最大色判定部41に入力される。
【0028】
最大色判定部41では、特に線分の色を再現するために使用されるそれぞれの色材の色のうちから、スクリーン処理時に消失を避けるべき色を最大色として特定する。スクリーンと線分との干渉は、いずれの色材色とも発生する可能性があるが、最も目立つ色について消失を避けることによって、その効果を発揮させることができる。最大色としては、例えば色材色がY、M、C、Kの4色である場合、線分のY、M、C、Kの値のうち、最も大きい値の色(YMCKのいずれか)とすることができる。例えば(Y,M,C,K)=(0,30,20,0)のブルーの線分であれば最大色としてM(マゼンタ)色を最大色として特定する。なお、最大色の特定の際には、Y(黄)色より他の色を優先する。Y色は値が大きくても目立ちにくく、他の色の消失を避けた方が、より好ましい結果が得られる。
【0029】
構造判定部42は、文字・線色変換部31から出力されたYMCK色空間の画像信号を最大色判定部41を介して受け取るとともに、同じく最大色判定部41で特定した最大色の情報を受け取り、さらに、ラスタ化処理部22から出力される属性信号を受け取り、受け取った属性信号から文字・線属性であることを確認するとともに、線分の描画方向を特定する。ここで、属性が線の場合には、その線分の描画方向と、最大色判定部41から受け取った最大色に従い、スクリーン処理部24において線分の描画方向と異なるスクリーン角度で最大色のスクリーン処理が行われるように、スクリーンパラメータを制御する。
【0030】
上述のように、スクリーン角と線分の描画方向が近いと、スクリーン処理時に線分が消失する可能性が高くなる。特に最大色については消失すると線分自体が消失したり、あるいは他の色のみで描画されて全く異なる色で再現されるなどの不具合が発生される。従って、最大色と線分の描画方向に応じて、文字・線スクリーン処理部35において行われるスクリーン処理において最大色におけるスクリーン角度が線分の描画方向と異なるように、スクリーンパラメータを制御する。あるいは、消失しやすい方向に線分が描画されるときには、文字・線スクリーン処理部35において行われるスクリーン処理において他の描画方向の線分に対するスクリーン角度と異なるスクリーン角度で最大色のスクリーン処理が行われるように前記スクリーンパラメータを制御する。このスクリーンパラメータの制御のため、構造判定部42はスクリーンパラメータフラグを文字・線スクリーン処理部35へ出力している。なお、属性が文字である場合には、このような判定を行わずに、文字に対するスクリーン処理が行われるように、その旨をスクリーンパラメータフラグによって文字・線スクリーン処理部35へ伝える。特に文字・線スクリーン処理部35がローテーションスクリーンを用いている場合、それぞれの色材色によってスクリーン角が異なる。そのため、最大色判定部41から受け取った最大色について、そのスクリーン角が線分の描画方向と異なるようにスクリーンパラメータの制御を行っている。
【0031】
なお、上述のようにスクリーン処理によって消失する可能性が高い場合として、線分が細い場合や、色が淡い場合が挙げられる。そのため、例えば属性信号から線分の幅が所定幅より細い線分について、上述のようなスクリーン角を変更するスクリーンパラメータの制御を行う対象とすることができる。また、例えば線分の濃度が所定の濃度より薄い線分について、上述のようなスクリーン角を変更するスクリーンパラメータの制御を行う対象とすることができる。もちろん、これらの条件を組み合わせることも可能である。
【0032】
文字・線スクリーン処理部35には、構造判定部42を介して画像信号を受け取るとともに、同じく構造判定部42から送られてくるスクリーンパラメータフラグを受け取る。そして、スクリーンパラメータフラグによる制御に従って、異なるスクリーン角のスクリーンパラメータのうちのいずれかを選択し、画像信号に対してスクリーン処理を施して出力する。図4では、選択されるスクリーンパラメータとしてポジスクリーンパラメータ、ネガスクリーンパラメータの2種類を示し、いずれかを選択するものとして示している。もちろん、3種類以上のスクリーンパラメータが選択可能に存在していてもよい。
【0033】
図5は、スクリーンパラメータの一例の説明図である。スクリーン角度を異ならせるため、例えば互いに鏡像関係にあるスクリーン角度となるようなパラメータを設定しておくことができる。図5では異なる2つのスクリーンパラメータについて、そのスクリーン角度を太線によって示している。図5(A)に示すスクリーンパラメータの例では、Y、C、M、Kのスクリーン角度がそれぞれ150°、120°、60°、30°となるように設定している。また図5(B)に示すスクリーンパラメータの例では、図5(A)に示すスクリーン角度と鏡像関係にあるスクリーン角度を設定している。すなわち、Y、C、M、Kのスクリーン角度がそれぞれ30°、60°、120°、150°となるようにスクリーンパラメータを設定している。
【0034】
このようなスクリーンパラメータを切り替えて用いることによって、一方のスクリーンパラメータにおけるスクリーン角度に近い方向に描画される線分が存在する場合、他方のスクリーンパラメータを用いることによって、線分の描画方向とスクリーン角度を異ならせることができる。また、スクリーン角度が鏡像関係にあるスクリーンパラメータは容易に設定可能である。
【0035】
ここでは図5(A)に示すスクリーン角度のスクリーンパラメータをポジスクリーンパラメータと呼び、図5(B)に示すスクリーン角度のスクリーンパラメータをネガスクリーンパラメータと呼んで図4に示している。なお、図5に示した各色に対するスクリーン角度は一例であって、任意に設定することが可能である。もちろん、図5に示すようにスクリーン角度が互いに鏡像関係にあるようなスクリーンパラメータに限られるものではなく、スクリーン角度が異なる任意のスクリーンパラメータの組を選択可能に用意しておけばよい。
【0036】
文字・線スクリーン処理部35において線分に対するスクリーン処理を行うための選択可能な上述のようなスクリーンパラメータは、同一の解像度及び同一の線数で、異なるスクリーン角度を有しているものであるとよい。これによって、大きな濃度変化などが発生せず、画質の劣化を防止することができる。
【0037】
なお、上述の例では構造判定部42はスクリーンパラメータフラグによって文字・線スクリーン処理部35において用いるスクリーンパラメータを制御しているが、これに限らず、文字・線スクリーン処理部35において用いるスクリーンパラメータ自体を構造判定部42から転送し、スクリーンパラメータの制御を行ってもよい。
【0038】
図6は、色・階調補正処理部及びスクリーン処理部における動作の一例を示すフローチャートである。まずS51において、色・階調補正処理部23はラスタ化処理部22から出力される属性の信号を判定する。ここではラスタ処理部22から出力される属性の信号として、文字、線、写真、グラフィックスの4種類であるものとする。属性の信号が写真である場合には、S52において写真色変換部33で写真用の色変換や色補正の処理を行い、S53においてスクリーン処理部24で写真用のスクリーンパラメータを用いてスクリーン処理を行う。同様に、属性の信号がグラフィックスである場合には、S54においてグラフィックス色変換部34でグラフィックス用の色変換や色補正の処理を行い、S55においてスクリーン処理部24でグラフィックス用のスクリーンパラメータを用いてスクリーン処理を行う。
【0039】
属性の信号が文字及び線である場合には、S56において文字・線色変換部31で文字や線分用の色変換や色補正の処理を行った後、S57において属性が文字か線かを判定し、文字であればS58においてスクリーン処理部24で文字用のスクリーンパラメータを用いてスクリーン処理を行う。
【0040】
また属性が線である場合には、S59において、線分の色を構成する色材色のうち、最大の値を有する色(最大色)を最大色判定部41で取得する。例えば色材色がY、M、C、Kであれば、そのいずれかの色となる。このとき、値が大きくてもあまり目立たないY色よりも他の色を優先させて最大色とする。例えばY成分のみの場合にはYを最大色とし、2次色以上で他の色成分が所定以上含まれている場合にはYが最大値であっても他の色の中から最大色を選択する。
【0041】
次にS60において、構造判定部42は、S59で取得した最大色と線分の描画方向とからスクリーン角度を変更するか否かを判定して、適切なスクリーン角度によりスクリーン処理が行われるようにスクリーンパラメータフラグを設定する。そしてS61において、スクリーン処理部24はS60で設定したスクリーンパラメータフラグによってスクリーンパラメータを選択し、線用のスクリーン処理を行う。
【0042】
図7は、構造判定部におけるスクリーンパラメータの設定方法の一例の説明図である。図7に示す例では、最大色判定部41で取得した最大色と、線分の描画方向からスクリーン角度を設定する場合の設定方法を示しており、スクリーンパラメータの欄の「ポジ」は図5(A)に示すポジスクリーンパラメータを選択する場合を示し、「ネガ」は図5(B)に示すネガスクリーンパラメータを選択する場合を示している。例えば、最大色判定部41で最大色としてM色が取得された場合、線分の描画方向が右上がり(0°〜90°)の時には図5(A)に示すようなポジスクリーンパラメータを用いるとスクリーン角度と描画方向が近くなってしまう。そのため、線分のうちM色の成分が消失してしまうことが考えられる。M色は最大色であるため、この色成分が消失してしまうと線分がほとんど消失してしまったり、あるいは大きな色の相違が発生してしまう。これを防止するため、ネガスクリーンパラメータを選択する。これによって、図5(B)に示すようにM色のスクリーン角は120°となり右下がりとなるため、スクリーン処理部24によるスクリーン処理を行っても線分の消失が発生することはなく、良好に線分を再現することができる。線分の描画方向が逆に左上がり(90°〜180°)である場合には、図5(B)に示すネガスクリーンパラメータではスクリーン角と描画方向が近くなってしまうので、図5(A)に示すポジスクリーンパラメータを用い、最大色における線分の消失を防止する。他の最大色ついても同様である。
【0043】
このようにして、最大色と線分の描画方向とから、線分が消失しないようにスクリーンパラメータを設定することができる。これによって、描画する線分とスクリーン処理との干渉による線分の消失を回避することができる。また、このとき同じスクリーン線数のスクリーンを切り替えて使用することによって、階調再現の急激な変化や切り替え位置にギャップが発生することもなく、良好な色再現を実現することができる。さらに、色・階調補正処理部23における色変換やガンマ補正処理などの各種の処理については切り替えが不要なため、コストを削減し、またパフォーマンスの低下を抑制することができる。なお、最大色以外ではスクリーン角と線分の描画方向とが近くなってしまう場合もあるが、最大色が消失するよりは影響が小さい。
【0044】
図7に示すようなスクリーンパラメータの選択は、すべての線分に対して行う必要はなく、例えば予め図5に示すいずれかを選択しておき、線分の幅が所定幅以下の場合あるいは線分の色が所定の濃度以下の場合に図7に示すような選択を行うように構成することができる。例えば線分の幅が0.25ポイント以下の線分をスクリーンパラメータの選択対象とすることができる。
【0045】
また、選択可能なスクリーンパラメータは、図5に示した鏡像関係以外にも、線分が消失する角度以外の角度に回転させたスクリーン角によるスクリーン処理が行われるスクリーンパラメータを用意しておくことができる。例えば90度あるいは270度回転させたスクリーン角度を採用してもよい。スクリーン形状は任意であり、スクリーン角度を制御しやすいラインスクリーンのほか、ドットスクリーンなど、種々のスクリーン形状を適用可能である。
【0046】
図8は、本発明の画像処理装置の実施の一形態を含むホストコンピュータの一例を示すブロック図である。図中の符号は図1,図2と同様であり、重複する説明を省略する。この例では、本発明の画像処理装置を、ホストコンピュータ1のドライバ12に組み込んだ例を示している。
【0047】
アプリケーション11で作成された原稿は、被記録媒体上への画像形成が必要になったとき、ドライバ12に転送される。ドライバ12に原稿が転送されると、ドライバ12はプリンタ2で画像を形成するための種々の処理を行う。その処理の一部として、画像処理部21においてラスタ化処理部22におけるラスタライズ処理、色・階調補正処理部23における色変換処理や階調補正処理、スクリーン処理部24におけるスクリーン処理などを行う。このような処理の中で、上述のように線分に関しては最大色を取得し、その最大色と線分の描画方向とからスクリーンパラメータを制御し、スクリーン処理部24において線分の描画方向と異なるスクリーン角度でスクリーン処理を行う。このようにしてスクリーン処理が施された画像を、プリンタ2に転送する。
【0048】
この構成の場合には、ホストコンピュータ1からプリンタ2へラスタデータが転送されることになる。もちろん図1に示したようにネットワーク3を介して転送する場合もあるが、例えば各種のパラレルインタフェースやシリアルインタフェースを用いてホストコンピュータ1とプリンタ2とがケーブルにより直結するような構成において特に有効であろう。
【0049】
図2においては画像処理部21の全体をプリンタ2側に設け、また図8においてはホストコンピュータ1のドライバ12に設けた。本発明はこれらの例に限らず、例えば画像処理部21の一部をホストコンピュータ1のドライバ12に設け、そのほかの部分をプリンタ2に設けるといった構成も可能である。例えばスクリーン処理部24をプリンタ2に、色・階調補正処理部23までをドライバ12に設けるといったことも可能である。この場合、スクリーンパラメータフラグや画像の属性信号などについてもホストコンピュータ1からプリンタ2へ転送すればよい。
【0050】
さらに、画像処理部21をネットワーク3上に設けられたサーバなどに設けておき、ホストコンピュータ1はサーバに対して画像処理を依頼し、サーバにおいて上述のような画像処理を行った後にプリンタ2に画像を転送するように構成することもできる。ネットワーク3は、LAN等に限らず、インターネットであってももちろんよい。
【0051】
上述の各例においては、スクリーンパラメータフラグによるスクリーンパラメータの切り替えを行う単位については特に言及していないが、例えば、それぞれのオブジェクト毎に切り替えることができる。しかし、ローコストのプリンタではオブジェクト毎のスクリーンパラメータの切り替えを行うと処理負荷が増大してしまったり、階調再現性に影響することもある。そのため、例えば1ジョブ単位や1ページ単位など、所定の単位でスクリーンパラメータの切り替えを行うこともできる。この場合、その単位内に複数の線オブジェクトが存在する場合が想定される。そのような場合には、線分の描画方向と最大色とに基づいて統計をとり、その統計値からスクリーンパラメータフラグを設定することが可能である。このとき、例えば線分の長さや濃度など、目立ち方に応じた重み付けを行ったり、消失の危険度に応じた重み付けを行うなど、種々の要素を考慮しながら、使用するスクリーンパラメータの制御を行えばよい。
【0052】
図9は、本発明の画像処理装置において行われる処理をコンピュータプログラムで実行する場合におけるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体の一例の説明図である。図中、101はプログラム、102はコンピュータ、111は光磁気ディスク、112は光ディスク、113は磁気ディスク、114はメモリ、121は光磁気ディスク装置、122は光ディスク装置、123は磁気ディスク装置である。
【0053】
上述の各例において少なくとも画像処理部21で実行されている処理は、コンピュータにより実行可能なプログラム101によっても実現することが可能である。その場合、そのプログラム101およびそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも可能である。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、光磁気ディスク111,光ディスク112、磁気ディスク113,メモリ114等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
【0054】
これらの記憶媒体にプログラム101を格納しておき、例えばコンピュータ102の光磁気ディスク装置121,光ディスク装置122,磁気ディスク装置123,あるいは図示しないメモリスロットにこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム101を読み出し、上述のような画像処理部21における処理を実行することができる。あるいは、予め記憶媒体をコンピュータ102に装着しておき、例えばネットワーク(LANやインターネットを含む)などの通信経路を介してプログラム101をコンピュータ102に転送し、記憶媒体にプログラム101を格納して実行させてもよい。もちろん、上述のように画像処理装置の機能がホストコンピュータ1とプリンタ2とに分離される場合には、それぞれの装置において行われる処理ごとに別の記憶媒体に格納され、それぞれの装置に装填されて全体として機能するように構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、線分を構成する色材色のうちの最大色について、線分の描画方向と異なるスクリーン角度でスクリーン処理が行われるように、スクリーンパラメータを制御してスクリーン処理を行う。あるいは、線分の描画方向が所定方向のとき、他の描画方向の線分に対するスクリーン角度とは異なるスクリーン角度で最大色のスクリーン処理が行われるように、スクリーンパラメータを制御してスクリーン処理を行う。これによって、線分の描画方向とスクリーン角度の干渉による線分、特に細線や淡色の線の消失を回避することができる。それとともに、最大色について線分の消失を回避することによって、大きな色の相違を防止することができる。また、いずれのスクリーン角度を用いる場合も、同じスクリーン線数とすることによって、階調再現性能が均一となり、急激な濃度ギャップ等の発生を抑えることができる。さらに、線分の消失を防止するためにスクリーンパラメータを変更するので、色・階調補正パラメータ等については切り替える必要がなく、膨大な色変換、UCR等のパラメータを多数メモリに保持する必要もなくなり、メモリコストを低下させ、大規模なオブジェクト分離及び色補正・スクリーン処理を行うことなく良好な画質再現が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の一形態を含む画像形成システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の実施の一形態を含む画像形成装置の一例を示すブロック図である。
【図3】 画像処理部の一例を示すブロック図である。
【図4】 画像処理部における線分に対する処理の一例を示すブロック図である。
【図5】 スクリーンパラメータの一例の説明図である。
【図6】 色・階調補正処理部及びスクリーン処理部における動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】 構造判定部におけるスクリーンパラメータの設定方法の一例の説明図である。
【図8】 本発明の画像処理装置の実施の一形態を含むホストコンピュータの一例を示すブロック図である。
【図9】 本発明の画像処理装置において行われる処理をコンピュータプログラムで実行する場合におけるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…プリンタ、3…ネットワーク、11…アプリケーション、12…ドライバ、21…画像処理部、22…ラスタ化処理部、23…色・階調補正処理部、24…スクリーン処理部、25…プリンタエンジン部、26…レーザ駆動部、27…マーキング部、31…文字・線色変換部、32…判定部、33…写真色変換部、34…グラフィックス色変換部、35…文字・線スクリーン処理部、36…写真スクリーン処理部、37…グラフィックススクリーン処理部、41…最大色判定部、42…構造判定部、101…プログラム、102…コンピュータ、111…光磁気ディスク、112…光ディスク、113…磁気ディスク、114…メモリ、121…光磁気ディスク装置、122…光ディスク装置、123…磁気ディスク装置。
Claims (24)
- 入力画像を構成する線分について該線分の色を再現するために使用される複数の色材の色のうちから最大の値を有する色材の色を最大色として特定する最大色特定手段と、前記最大色特定手段で特定された前記最大色と前記線分の描画方向に従ってスクリーンパラメータを制御する構造判定手段と、前記構造判定手段により制御された前記スクリーンパラメータに従ってスクリーン処理を行うスクリーン処理手段を有し、前記構造判定手段は、前記スクリーン処理手段において前記線分の描画方向と異なるスクリーン角度で前記最大色のスクリーン処理が行われるように前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする画像処理装置。
- 前記構造判定手段は、前記スクリーンパラメータを制御する際に、前記線分が所定幅より細い線分であるか否かの判定も行い、細い線分である場合に前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記構造判定手段は、前記スクリーンパラメータを制御する際に、前記線分が所定の濃度よりも濃度の薄い線分であるか否かの判定も行い、濃度の薄い線分である場合に前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記最大色特定手段は、最大の値を有する色材の色が黄色で他の色材の色が所定以上含まれている場合には黄色以外の色材の色から最大色を選択することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記スクリーン処理手段は、同一の線数の複数のスクリーン角度によるスクリーン処理を前記スクリーンパラメータの制御により選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記スクリーン処理手段は、互いに鏡像関係にあるスクリーン角度のいずれかを前記スクリーンパラメータの制御により選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記構造判定手段は、属性が文字・線であるオブジェクト毎にスクリーンパラメータの制御を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記構造判定手段は、各線分の描画方向と最大色とに基づいて統計をとり、その統計値から入力画像に対するスクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 入力画像を構成する線分について該線分の色を再現するために使用される複数の色材の色のうちから最大の値を有する色材の色を最大色として特定する最大色特定手段と、前記最大色特定手段で特定された前記最大色と前記線分の描画方向に従ってスクリーンパラメータを制御する構造判定手段と、前記構造判定手段によって制御された前記スクリーンパラメータに従ってスクリーン処理を行うスクリーン処理手段と、前記スクリーン処理手段でスクリーン処理を行った後の画像を画像形成媒体上に形成する画像形成手段を有し、前記構造判定手段は、前記スクリーン処理手段において前記線分の描画方向と異なるスクリーン角度で前記最大色のスクリーン処理が行われるように前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする画像形成装置。
- 前記構造判定手段は、前記スクリーンパラメータを制御する際に、前記線分が所定幅より細い線分であるか否かの判定も行い、細い線分である場合に前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記構造判定手段は、前記スクリーンパラメータを制御する際に、前記線分が所定の濃度よりも濃度の薄い線分であるか否かの判定も行い、濃度の薄い線分である場合に前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記最大色特定手段は、最大の値を有する色材の色が黄色で他の色材の色が所定以上含まれている場合には黄色以外の色材の色から最大色を選択することを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記スクリーン処理手段は、同一の線数の複数のスクリーン角度によるスクリーン処理を前記スクリーンパラメータの制御により選択可能に構成されていることを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記スクリーン処理手段は、互いに鏡像関係にあるスクリーン角度のいずれかを前記スクリーンパラメータの制御により選択可能に構成されていることを特徴とする請求項9ないし請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記構造判定手段は、属性が文字・線であるオブジェクト毎にスクリーンパラメータの制御を行うことを特徴とする請求項9ないし請求項14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記構造判定手段は、各線分の描画方向と最大色とに基づいて統計をとり、その統計値から入力画像に対するスクリーンパラメータを設定することを特徴とする請求項9ないし請求項14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 入力画像を構成する線分について該線分の色を再現するために使用される複数の色材の色のうちから最大の値を有する色材の色を最大色として特定する最大色特定ステップと、前記最大色と前記線分の描画方向に従って前記線分の描画方向と異なるスクリーン角度で前記最大色のスクリーン処理が行われるように前記スクリーンパラメータを制御する構造判定ステップと、制御された前記スクリーンパラメータに従ってスクリーン処理を行うスクリーン処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを記憶していることを特徴とする前記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 前記構造判定ステップにおいて、さらに、前記線分が所定幅より細い線分であるか否かの判定を行い、該判定の結果、細い線分である場合に前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項17に記載の記憶媒体。
- 前記構造判定ステップにおいて、さらに、前記線分が所定の濃度よりも濃度の薄い線分であるか否かの判定も行い、該判定の結果、濃度の薄い線分である場合に前記スクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項17または請求項18に記載の記憶媒体。
- 前記最大色特定ステップにおいて、前記最大色を特定する際に、最大の値を有する色材の色が黄色で他の色材の色が所定以上含まれている場合には、黄色以外の色材の色から最大色を選択することを特徴とする請求項17ないし請求項19のいずれか1項に記載の記憶媒体。
- 前記スクリーン処理ステップでは、同一の線数の複数のスクリーン角度によるスクリーン処理を前記スクリーンパラメータの制御により選択することを特徴とする請求項17ないし請求項20のいずれか1項に記載の記憶媒体。
- 前記スクリーン処理ステップでは、互いに鏡像関係にあるスクリーン角度のいずれかを前記スクリーンパラメータの制御により選択してスクリーン処理を行うことを特徴とする請求項17ないし請求項21のいずれか1項に記載の記憶媒体。
- 前記構造判定ステップでは、属性が文字・線であるオブジェクト毎にスクリーンパラメータの制御を行うことを特徴とする請求項17ないし請求項22のいずれか1項に記載の記憶媒体。
- 前記構造判定ステップでは、各線分の描画方向と最大色とに基づいて統計をとり、その統計値から入力画像に対するスクリーンパラメータを制御することを特徴とする請求項17ないし請求項22のいずれか1項に記載の記憶媒体。
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