JP3911647B2 - 量子井戸型光検知器 - Google Patents

量子井戸型光検知器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばGaAsとAlGaAsなど、エネルギ・バンド・ギャップを異にする半導体を積層して量子井戸を形成し、量子化レベル間の遷移を利用して赤外線などの光を検出する量子井戸型光検知器の改良に関する。
【0002】
前記量子井戸型光検知器は、HgCdTeやInSbなどの狭エネルギ・バンド・ギャップの材料を用いる必要がなく、GaAs系半導体で熟成された成長技術やプロセス技術を利用できるので、製造性や制御性の面で優れ、大規模のセンサを実現するのに好適なのであるが、結合効率の点で欠点があるので、その問題を解消する必要があり、本発明に依れば、それに対処する一手段を提供することができる。
【0003】
【従来の技術】
一般に、量子井戸型光検知器は、量子井戸内の電子は、結晶の成長方向に拘束され、結晶層の面内では自由である。
【0004】
従って、入射した光のうち、結晶の成長方向の電界成分としか結合せず、換言すると、検知器をなす結晶層の面に沿う方向、即ち、水平な方向の光のみ結合して吸収できるのであるが、結晶層の面に垂直に入射した光は検出することはできない。
【0005】
従って、そのままでは、実際上の役には立たないので、単一の光検知器では、光を斜め方向から入射させる手段がとられ、また、アレイ状光検知器では、光格子(グレーティング)或いはランダム格子などを用い、光を散乱させることで角度を変化させ、結合効率を改善して高感度化を図っている。
【0006】
図14は光格子を用いた従来の光検知器を表す要部説明図であって、1はGaAsコンタクト層、2はMQW(multi quantum well)層、3は半導体光格子、4は入射光、5は電界をそれぞれ示している。
【0007】
図に於いて、入射光4は、光検知器に垂直に入射しているが光格子3の作用で散乱され、実質的に入射角度が変化しているので、結合効率を改善できることが明らかである。
【0008】
図15は全吸収断面積(単一電子吸収断面積σ×全ドーピング面密度n2d )と量子効率との関係を表す線図であり、横軸には全吸収断面積n2dσを、また、縦軸には量子効率QEをそれぞれ採ってあり、更にまた、図には、記号(A)を付与して図14について説明した光検知器が表され、そして、記号(B)を付与してランダム格子を用いた光検知器を付記してある(要すれば、「Proc.of SPIE.vol.2744 pp.193−206(1996)」、を参照)。
【0009】
図15に於ける(B)に表された光検知器は、(A)に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0010】
(B)の光検知器に於ける6がランダム格子であり、入射光は、ランダム格子6に依って、(A)の場合と同様、散乱されるので、結合効率は改善される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図14や図15に見られる光格子やランダム格子に於いては、入射した光を回折させる為には、格子の寸法を入射光に於ける波長の1/2〜1/4にしなければならず、従って、10〔μm〕帯の赤外線であっても1.5〔μm〕〜0.7〔μm〕のパターンを形成することが必要となり、このような微細な寸法のパターン形成が困難であることは云うまでもない。
【0012】
本発明は、量子井戸型光検知器に於いて、微細パターンの形成を必要とすることなく、結合効率を大きく改善できるようにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では、各検知素子毎に、入射光を集光する手段、及び、集光した光を略層方向に反射する手段をもつことが基本になっていて、集光する手段としては、マイクロ・レンズやフレネル・レンズを用い、また、反射する手段としては、半導体を異方性エッチングして形成した三角錐或いは四角錐を用いる。
【0014】
前記したところから、本発明に依る量子井戸型光検知器に於いては、
(1)
基板(例えば基板11)上に積層形成され両面をコンタクト層(例えば第一のコンタクト層12及び第二のコンタクト層14)に挟まれて量子化レベル間の遷移を利用して赤外光を検知する量子井戸層(例えばMQW層13)と、前記基板の表出面側に形成された集光用レンズ(例えばマイクロ・レンズ11A)と、該集光用レンズと反対側のコンタクト層表面から先端が少なくとも前記量子井戸層に達するように形成されて該集光用レンズで集光した光を略層方向に反射して該量子井戸層に対して浅い角度で入射させる光反射用凹所(例えば凹所12A或いは12B)とを備えてなることを特徴とするか、又は、
【0015】
(2)
前記(1)に於いて、光反射用凹所内に光反射膜(例えば金属膜23)が形成されてなることを特徴とするか、又は、
【0016】
(3)
前記(1)又は(2)に於いて、集光用レンズがフレネル・レンズ(例えばフレネル・レンズ18)であることを特徴とするか、又は、
【0017】
(4)
前記(1)乃至(3)の何れか1に於いて、基板の面指数が(100)であって且つ光反射用凹所が四角錐(例えば四角錐をなす反射面15)をなしていることを特徴とするか、又は、
【0018】
(5)
前記(1)乃至(3)の何れか1に於いて、基板の面指数が(111)であって且つ光反射用凹所が三角錐(例えば三角錐をなす反射面19)をなしていることを特徴とするか、又は、
【0019】
(6)
前記(1)乃至(5)の何れか1に於いて、集光用レンズ結像位置に光反射用凹所が在ること(例えば図13を参照)を特徴とするか、又は、
【0020】
(7)
前記(1)乃至(6)の何れか1に於いて、集光用レンズ及び光を検知する量子井戸層及び光反射用凹所からなる単位が一次元或いは二次元に配列されてアレイをなすこと(例えば図11及び図12を参照)を特徴とするか、又は、
【0021】
(8)
前記(7)に於いて、単位が電気的に共通接続されて大面積化された光検知器であること(例えば図11を参照)
を特徴とするか、又は、
【0022】
(9)
前記(7)に於いて、単位が素子間分離構造で電気的に分離されて独立に制御可能な光検知器であること(例えば図12を参照)を特徴とする。
【0023】
前記手段を採ることに依り、各検知素子に入射する光は集光手段に依って集光され、そして、反射手段に依って光を量子井戸に対して浅い角度で入射させることができるので、結合効率を向上させることができ、しかも、その構成を実現するには、微細加工など、面倒な手段は一切不要である。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に於ける実施の形態1を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部斜面図である。
【0025】
図に於いて、11は基板、11Aはマイクロ・レンズ、12は第一のコンタクト層、13はMQW層、14は第二のコンタクト層、15は四角錐をなす反射面をそれぞれ示している。
【0026】
図2乃至図5は実施の形態1を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
【0027】
図2(A)参照
2−(1)
例えば、分子線エピタキシャル成長(molecular beam epitaxy:MBE)法を適用することに依り、基板11上に第一のコンタクト層12、MQW層13、第二のコンタクト層14を形成する。
【0028】
2−(2)
ここで、前記各半導体部分について、主要なデータを例示すると次の通りで
ある。
(1) 基板11について
材料:GaAs
面指数:(100)
厚さ:100〔μm〕
【0029】
(2) 第一のコンタクト層12について
材料:n−GaAs
不純物濃度:1×1017〔cm-3
厚さ:1〔μm〕
【0030】
(3) MQW層13について
バリヤ層と井戸層との50周期分の積層体
○ バリヤ層
材料:i−Alx Ga1-x As
(x=例えば0.3)
厚さ:500〔Å〕
○ 井戸層
材料:n−GaAs
厚さ:50〔Å〕
【0031】
(4) 第二のコンタクト層14について
材料:n−GaAs
不純物濃度:1×1017〔cm-3
厚さ:1〔μm〕
【0032】
図2(B)参照
2−(3)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、表面側、即ち、第二のコンタクト層14の表面に四角錐をなす凹所を形成する為のマスクとなる開口16Aをもつレジスト膜16を形成する。
【0033】
図3(A)参照
3−(1)
エッチャントをCH3 OH+Br2 とするウエット・エッチング法を適用することに依り、レジスト膜16をマスクとし、異方性エッチングを行なって、
表面から第一のコンタクト層12に達する凹所12Aを形成する。
【0034】
この場合、基板11の主面に於ける面指数が(100)であることから、当然、各半導体の主面に於ける面指数も(100)となるので、前記エッチャントを用いて異方性エッチングを行なった場合、得られる凹所12Aは四角錐となる。
【0035】
図3(B)参照
3−(2)
真空蒸着法を適用することに依り、厚さが例えば3000〔Å〕のAuからなる反射膜(図示せず)を形成する。尚、入射光に対する凹所12Aの角度を適切に選択し、全反射が起こるようにすれば、反射膜は不要である。
【0036】
3−(3)
凹所12Aを形成した際のマスクとして用いたレジスト膜16を除去すると反射面15をもつ凹所12Aが完成され、その四角錐をなす凹所12Aの一辺は例えば4.5〔μm〕、深さは例えば4〔μm〕である。
【0037】
図4(A)参照
4−(1)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、裏面側、即ち、基板11の裏面にマイクロ・レンズを形成する為のマスクとなる直径が例えば50〔μm〕のレジスト膜17を形成する。
【0038】
図4(B)参照
4−(2)
熱処理を行ない、レジスト膜17を軟化させて、その形状を所要のマイクロ・レンズと同形状にする。
【0039】
図5参照
5−(1)
エッチング・ガスを塩素を含むガス(例えば、SiCl4 )とするドライ・エッチング法を適用することに依り、レジスト膜17を含めた基板11の全面をエッチングし、レジスト膜17が無くなるまで継続することに依って、基板11には、マイクロ・レンズ11Aが形成される。
【0040】
5−(2)
この後、通常の技法を適用することに依り、電極を導出して完成する。
【0041】
図6は本発明に於ける実施の形態2を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部斜面図であり、図1に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0042】
実施の形態2が実施の形態1と相違するところは、集光する手段としてフレネル・レンズ18を、また、反射する手段として三角錐をなす反射面19を用いているところである。
【0043】
図7乃至図9は実施の形態2を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、実施の形態2は、フレネル・レンズ18並びに三角錐の反射面19以外は実施の形態1と同じであるから、同じ部分に関する説明は省略する。
【0044】
図7(A)参照
7−(1)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、表面側、即ち、第二のコンタクト層14の表面に三角錐をなす凹所を形成する為のマスクとなる開口20Aをもつレジスト膜20を形成する。
【0045】
図7(B)参照
7−(2)
ウエット・エッチング法を適用することに依り、レジスト膜20をマスクとし、異方性エッチングを行なって、表面から第一のコンタクト層12に達する凹所12Bを形成する。
【0046】
この場合、基板11の主面に於ける面指数が(111)であることから、当然、各半導体の主面に於ける面指数も(111)となるので、前記エッチャントを用いて異方性エッチングを行なった場合、得られる凹所12Bは三角錐となる。
【0047】
7−(3)
真空蒸着法を適用することに依り、厚さが例えば3000〔Å〕のAuからなる反射膜(図示せず)を形成する。
【0048】
7−(4)
凹所12Bを形成した際のマスクとして用いたレジスト膜20を除去すると反射面19をもつ凹所12Bが完成される。
【0049】
図8(A)参照
8−(1)
リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用することに依り、裏面側、即ち、基板11の裏面にフレネル・レンズを形成する為のマスクとなる同心円状のレジスト膜21を形成する。
【0050】
図8(B)参照
8−(2)
ドライ・エッチング法を適用することに依り、表出されている基板11の裏面をエッチングし、同心円状の凹凸を形成する。
【0051】
図9参照
9−(1)
以後、フレネル・レンズを形成するのに必要な露光マスクを用い、前記工程8−(1)及び8−(2)を繰り返すことに依って、所要のパターンをもつフレネル・レンズ18が形成される。
【0052】
9−(2)
この後、通常の技法を適用することに依り、電極を導出して完成する。
【0053】
図10はマイクロ・レンズと四角錐とを組み合わせた図1乃至図5について説明した実施の形態1である光検知器に於ける平行光線の入射光路を説明する為の要部切断側面図であり、図1乃至図5に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0054】
図に於いて、22は絶縁膜、22Aは電極コンタクト領域、23は金属膜(反射面)、Lは入射光をそれぞれ示し、絶縁膜22は、例えばSiNやSiONを用いることができ、また、金属膜23としてはAuを用いている。
【0055】
図から明らかなように、平行光線である入射光Lは、マイクロ・レンズ11Aで集光され、四角錐の反射面15で反射され、検知層、即ち、MQW層13中を極めて浅い角度をもって透過していることが看取されよう。
【0056】
図11は図10について説明した光検知器を大面積化した実施の形態3を表す要部切断側面図であり、図1乃至図5及び図10に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0057】
図に於いて、24及び25は電極位置を指示していて、その具体的な電極は、半導体分野で多用されている既知の技術を利用して容易に構成することが可能である。尚、この実施の形態は、図10について説明した光検知器をアレイ状に配設した構成になっていることは、図に見られる通りである。
【0058】
図12は本発明に於ける実施の形態4を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図であり、図1乃至図11に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとし、また、(A)は全体を表し、(B)は(A)の一部を拡大して詳細に表してある。
【0059】
図に於いて、26は素子間分離溝、27は電極をそれぞれ示していて、図に見られる通り、この実施の形態4は、図10について説明した光検知器と異なり、光検知器が、素子間分離溝26で分離され、それぞれ独立した単一の光検知素子のアレイで構成されている。従って、各光検知素子毎に電極27が形成されている。
【0060】
図13は本発明に於ける実施の形態5を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図であり、図1乃至図12に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0061】
図に於いて、28は遮光部分、29は開口部分をそれぞれ示していて、この光検知装置には、図12について説明した光検知器を用い、結像光学系の特性を考慮してマイクロ・レンズ11Aや反射面15の配置を選択する。
【0062】
図示の光検知装置では、入射光線の角度が異なる為、マイクロ・レンズ11Aで集光される光の位置がアレイ内で異なるので、例えば、四角錐からなる反射面15の位置を適切に設定する必要があり、図示例では、開口19の中心から離れるにつれて光検知素子の中心からずれていることが看取されよう。
【0063】
【発明の効果】
本発明に依る量子井戸型光検知器に於いては、基板上に積層形成され両面をコンタクト層に挟まれて量子化レベル間の遷移を利用して赤外光を検知する量子井戸層と、前記基板の表出面側に形成された集光用レンズと、該集光用レンズと反対側のコンタクト層表面から先端が少なくとも前記量子井戸層に達するように形成されて該集光用レンズで集光した光を略層方向に反射して該量子井戸層に対して浅い角度で入射させる光反射用凹所とを備える。
【0064】
前記構成を採ることに依り、各検知素子に入射する光は集光手段に依って集光され、そして、反射手段に依って光を量子井戸に対して浅い角度で入射させることができるので、結合効率を向上させることができ、しかも、その構成を実現するには、微細加工など、面倒な手段は一切不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける実施の形態1を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部斜面図である。
【図2】実施の形態1を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図3】実施の形態1を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図4】実施の形態1を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図5】実施の形態1を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図6】本発明に於ける実施の形態2を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部斜面図である。
【図7】実施の形態2を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図8】実施の形態2を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図9】実施の形態2を製造する場合を説明する為の工程要所に於ける量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図10】マイクロ・レンズと四角錐とを組み合わせた図1乃至図5について説明した実施の形態1である光検知器に於ける平行光線の入射光路を説明する為の要部切断側面図である。
【図11】図10について説明した光検知器を大面積化した実施の形態3を表す要部切断側面図である。
【図12】本発明に於ける実施の形態4を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図13】本発明に於ける実施の形態5を説明する為の量子井戸型光検知器を表す要部切断側面図である。
【図14】光格子を用いた従来の光検知器を表す要部説明図である。
【図15】全吸収断面積と量子効率との関係を表す線図である。
【符号の説明】
11 基板
11A マイクロ・レンズ
12 第一のコンタクト層
12A及び12B 凹所
13 MQW層
14 第二のコンタクト層
15 四角錐をなす反射面
16 レジスト膜
16A 開口
17 レジスト膜
18 フレネル・レンズ
19 三角錐をなす反射面
20 レジスト膜
20A 開口
21 レジスト膜
22 絶縁膜
22A 電極コンタクト領域
23 金属膜(反射面)
24及び25 電極位置
26 素子間分離溝
27 電極
28 遮光部分
29 開口部分
L 入射光

Claims (9)

  1. 基板上に積層形成され両面をコンタクト層に挟まれて量子化レベル間の遷移を利用して赤外光を検知する量子井戸層と、
    前記基板の表出面側に形成された集光用レンズと、
    該集光用レンズと反対側のコンタクト層表面から先端が少なくとも前記量子井戸層に達するように形成されて該集光用レンズで集光した光を略層方向に反射して該量子井戸層に対して浅い角度で入射させる光反射用凹所とを備えてなることを特徴とする量子井戸型光検知器。
  2. 光反射用凹所内に光反射膜が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の量子井戸型光検知器。
  3. 集光用レンズがフレネル・レンズであることを特徴とする請求項1或いは2記載の量子井戸型光検知器。
  4. 基板の面指数が(100)であって且つ光反射用凹所が四角錐をなしていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の量子井戸型検知器。
  5. 基板の面指数が(111)であって且つ光反射用凹所が三角錐をなしていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の量子井戸型検知器。
  6. 集光用レンズ結像位置に光反射用凹所が在ることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の量子井戸型光検知器。
  7. 集光用レンズ及び光を検知する量子井戸層及び光反射用凹所からなる単位が一次元或いは二次元に配列されてアレイをなすことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の量子井戸型光検知器。
  8. 単位が電気的に共通接続されて大面積化された光検知器であることを特徴とする請求項7記載の量子井戸型光検知器。
  9. 単位が素子間分離構造で電気的に分離されて独立に制御可能な光検知器であることを特徴とする請求項7記載の量子井戸型光検知器。
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