JP3911448B2 - X線ct装置、ガントリ装置、操作コンソール、及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線CT装置、ガントリ装置、操作コンソール、及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CTの検査を行う際に、患者情報(患者の名前や年齢など)、検査情報(検査内容に関する情報)は通常、院内のカルテや検査オーダー表、CT操作卓ディスプレー(操作コンソールに接続された表示装置)などに記載、表示される。院内のカルテや検査オーダー表、CT操作卓ディスプレーはCT操作室(操作コンソールが設置されている部屋)にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ガントリ装置を用いてCTの検査を行う操作者は、患者の名前などの確認を行ったり、検査の内容をチェックする必要があるので、必要な情報がある場合には操作者は検査室からCT操作室にその都度行く必要があり、CTの検査を始めるまでに時間がかかると共に、操作者にも体力的に負担をかけていた。
【0004】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、ガントリ装置が設置された部屋にいる技師に対して患者情報、検査情報を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明のX線CT装置は以下の構成を備える。
【0006】
すなわち、X線管から照射され、被検体を透過したX線を検出し、当該被検体の投影データを得るガントリ装置と、当該ガントリ装置により得られた投影データを再構成し、前記被検体の断層像を得る操作コンソールとで構成されるX線CT装置であって、
前記操作コンソールは、
患者に関する情報である患者情報と、各患者に対する検査の内容を示す検査情報と、検査内容に応じて使用するアクセサリに関するアクセサリ情報とを関連づけて格納する共に、前記患者情報、前記検査情報、前記アクセサリ情報を表示するための表示画面データを格納する格納手段と、
入力された検査対象の患者を特定する情報から当該患者の患者情報と、当該患者に対して行う検査の内容を示す検査情報と、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段から特定する特定手段と、
前記特定手段により特定した患者情報、検査情報、アクセサリ情報を前記表示画面データと共に前記ガントリ装置に送信する送信手段とを備え、
前記ガントリ装置は、
前記送信手段から送信された前記患者情報、前記検査情報、前記アクセサリ情報、前記表示画面データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した前記患者情報、前記検査情報、前記アクセサリ情報を、前記表示画面データに従った画面で表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
【0007】
前記特定手段は更に、前記ガントリ装置から検査情報を受信した場合、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段から特定し、前記送信手段は、前記特定手段により特定したアクセサリ情報を前記ガントリ装置に送信し、
前記ガントリ装置は、
前記表示画面に表示される画面を切り替える指示を入力する切り替え指示手段と、
前記切り替え指示手段により切り替えの指示が入力された場合、前記検査情報を前記操作コンソールに送信し、前記操作コンソールから前記検査情報に応じたアクセサリ情報を受信する送受信手段とを更に備えることを特徴とする。
【0008】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明のガントリ装置は以下の構成を備える。
【0009】
すなわち、X線管から照射され、被検体を透過したX線を検出し、当該被検体の投影データを得るガントリ装置であって、
外部装置から送信された患者情報、検査情報、アクセサリ情報、表示画面データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した前記患者情報、前記検査情報、前記アクセサリ情報を、前記表示画面データに従った画面で表示する表示手段と
を備えることを特徴とする。
【0010】
前記表示画面に表示される画面を切り替える指示を入力する切り替え指示手段と、
前記切り替え指示手段により切り替えの指示が入力された場合、前記検査情報を前記外部装置に送信し、前記外部装置から前記検査情報に応じたアクセサリ情報を受信する送受信手段とを更に備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の操作コンソールは以下の構成を備える。
【0012】
すなわち、外部装置により得られた投影データを再構成し、被検体の断層像を得る操作コンソールであって、
患者に関する情報である患者情報と、各患者に対する検査の内容を示す検査情報と、検査内容に応じて使用するアクセサリに関するアクセサリ情報とを関連づけて格納する共に、前記患者情報、前記検査情報、前記アクセサリ情報を表示するための表示画面データを格納する格納手段と、
入力された検査対象の患者を特定する情報から当該患者の患者情報と、当該患者に対して行う検査の内容を示す検査情報と、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段から特定する特定手段と、
前記特定手段により特定した患者情報、検査情報、アクセサリ情報を前記表示画面データと共に前記外部装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0013】
前記特定手段は更に、前記外部装置から検査情報を受信した場合、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段から特定し、前記送信手段は、前記外部装置から検査情報を受信した場合、前記特定手段により特定したアクセサリ情報を前記外部装置に送信することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下添付した図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って、詳細に説明する。
【0015】
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態におけるX線CT装置の基本構成を示すブロック図である。図示のように本装置は、被検体へのX線照射と被検体を透過したX線を検出するためのX線検出機構を一体的に取り付けるガントリ装置100と、ガントリ装置100に対して各種動作設定を行うとともに、ガントリ装置100から出力されたデータに基づいてX線断層像を再構成し、表示する操作コンソール200により構成されている。
【0016】
ガントリ装置100は、その全体の制御をつかさどるメインコントローラ1をはじめ、以下の構成を備える。
【0017】
2は操作コンソール200との通信を行うためのインタフェース、3はテーブル12上に横たえた被検体(患者)を搬送(図面に垂直な方向で以下、z軸ともいう)するための空洞部を有するガントリであり、内部には、X線発生源であるX線管4(X線管コントローラ5により駆動制御される)、X線の照射範囲を画定するためのスリットを有するコリメータ6、コリメータ6のX線照射範囲を画定するスリット幅の調整用モータであるモータ7aが設けられている。このモータ7aの駆動はコリメータコントローラ7により制御される。又、ガントリ3を傾斜(チルト)させるチルト用モータ17がガントリ装置100には設けられており、更に同装置内にこのチルト用モータ17を制御するチルト用モータコントローラ18が設けられている。その結果、ガントリ装置100はガントリ3を傾斜(チルト)させる構造を有する。
【0018】
また、ガントリ3は、被検体を透過したX線を検出するX線検出部8、およびX線検出部8で得た透過X線より得られる投影データを収集するデータ収集部9も備える。X線管4及びコリメータ6と、X線検出部8は互いに空洞部分を挟んで、すなわち、被検体を挟んで対向する位置に設けられ、その関係が維持された状態でガントリ3のまわりを回動するようになっている。この回動は、モータコントローラ11からの駆動信号により駆動される回転モータ10によって行われる。また、被検体を乗せるテーブル12は、z軸方向への搬送がなされるが、その駆動はテーブルモータ13によって行われる。また、テーブル12の高さも変更できるが、その駆動はテーブルモータ13によって行われる。
【0019】
またガントリ装置100には操作コンソール200から送信されてきた各種のデータに基づいた後述の表示画面を表示する表示部15と、この表示部15に表示される表示画面の切り替え操作を行うための操作スイッチ16aを備えると共に、ガントリ3の角度(チルト)、テーブル12の位置、高さなどの制御を行う操作スイッチ16bを備える。なお夫々の操作を行うための操作スイッチの配置はこれに限定されるものではない。
【0020】
メインコントローラ1は、インタフェース2を介して受信した各種コマンドの解析を行い、それに基づいて上記のX線管コントローラ5、コリメータコントローラ7、モータコントローラ11、テーブルモータコントローラ14、チルト用モータコントローラ18、そして、データ収集部9に対し、各種制御信号を出力することになる。また、メインコントローラ1は、データ収集部9で収集された投影データを、インタフェース2を介して操作コンソール200に送出する処理も行う。また、メインコントローラ1は操作スイッチ16a、16bからの指示信号をI/F2を介して操作コンソール200に送出すると共に、指示信号に従った各種のデータをI/F2を介して操作コンソール200から受信する処理も行う。
【0021】
操作コンソール200は、いわゆるワークステーションであり、図示するように、装置全体の制御をつかさどるCPU51、ブートプログラムを記憶しているROM52、主記憶装置として機能するRAM53をはじめ、以下の構成を備える。
【0022】
HDD54は、ハードディスク装置であって、ここにOSの他、ガントリ装置100に各種指示を与えたり、ガントリ装置100より受信したデータに基づいてX線断層像を再構成するためのプログラムが格納されていると共に、後述の患者情報54a、検査情報54b、表示画面のデータ54c、アクセサリ情報54dが格納されている。VRAM55は表示しようとするイメージデータを展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展開することでCRT56に表示させることができる。57及び58は、各種設定を行うためのキーボードおよびマウスである。また、59はガントリ装置100と通信を行うためのインタフェースである。
【0023】
図2に、上記ガントリ装置100が設置されている検査室と、上記操作コンソール200が設置されているCT操作室との構成例を示す。上述の通り、検査室にはガントリ装置100を設置しており、テーブル12上に乗せた患者に対して検査を行うための部屋である。一方、CT操作室には上述の通り操作コンソール200が設定されていると共に、院内のカルテ201や検査オーダー表202が置かれている。院内のカルテ201や検査オーダー表202は、操作コンソール200を操作する技師が患者情報54a(患者の名前、年齢、性別等の情報)や検査情報54b(検査部位、造影剤を注入するか否か、注入するならばどの造影剤か等の情報)を入力するために、CT操作室に置かれている。
【0024】
また、患者情報54a、検査情報54bは夫々、どの患者に対してどのような検査を行うかがわかるように関連づけられてHDD54に保存されている。また、アクセサリ情報54dは、行う検査に応じて用いるアクセサリ(テーブル12に取り付けるための道具で、例えばコロナルヘッドホルダ、ベルトなどを含む)に関する情報を含み、検査情報54bとアクセサリ情報54dは夫々、検査を行うに際し、用いるべきアクセサリがわかるように関連づけられてHDD54に保存されている。つまり、上記患者情報54a、検査情報54b、そしてアクセサリ情報54dは、各患者に対して行う検査内容と用いるべきアクセサリがわかるように、夫々関連づけられてHDD54に保存されている。
【0025】
CT操作室において、操作コンソール200を操作する検査技師が検査室に呼ばれる患者の名前(患者を特定するIDでも良い)をキーボード57やマウス58を用いて操作コンソール200に入力すると、CPU51は入力した名前で特定される患者の患者情報、検査情報を上記患者情報54a、検査情報54bから検索し、検索結果(入力した名前で特定される患者の患者情報、検査情報)をRAM53にロードする。そしてCRT56にロードされた情報が表示される。この表示形態は特に限定しない。
【0026】
そしてRAM53にロードされた患者情報と検査情報はHDD54に保存されている表示画面データ54cと共に、I/F59,I/F2を介してガントリ装置100のメインコントローラ1に送信される。メインコントローラ1は受信した表示画面データ54cを用いて受信した患者情報、検査情報を表示部15に表示する。図3にこの表示例を示す。
【0027】
301,302,303はいずれも受信した患者情報に含まれる情報を表示する領域で、301には患者の名前、302には患者の年齢、303は患者の性別が表示される。304,305はいずれも受信した検査情報に含まれる情報を表示する領域で、304には検査する部位(スキャン対象の部位を特定するものであって、例えば頭部、胸部、腹部を区別するための情報)、305には造影剤を使用するか否か、使用する場合には使用する造影剤の名前が表示される。306,307,308はメインコントローラ1が保持している情報を表示する領域で、306にはテーブル12の位置(基準位置からどの程度動かしたかを示す数値)、307にはテーブル12の高さ、308にはガントリ3の角度が表示される。なお、領域304,305には特定する文字列を表示しても良いし、直感で分かるマークやシンボル等を表示しても良い。
【0028】
テーブル12の位置、高さ、そしてガントリ3の角度は操作スイッチ16bを用いて変更することができ、操作スイッチ16bにより指定したテーブル12の位置、高さ、そしてガントリ3の角度を示す信号は操作スイッチ16bからメインコントローラ1に送信される。メインコントローラ1はこの信号に基づいてテーブルモータコントローラ14、チルト用モータコントローラ18を制御することで、テーブル12の位置、高さ、ガントリ3の角度を操作スイッチ16bにより指定されたものにすることができる。その際、メインコントローラ1は操作スイッチ16bから指示されたテーブル12の位置、高さ、ガントリ3の角度を保持しているので、この保持している情報が夫々領域306,307,308に表示されることになる。
【0029】
よって、検査室にいる技師はCT操作室に移動することなく、検査室にいながら(検査の準備などを行いながら)同図に示した表示画面を見ることで、これから検査しようとする患者、及び検査部位や、造影剤を使用するか否か、使用する場合にはその名前を確認することができる。なお図3に示した画面は一例であって、表示する各情報をアイコンなどを用いてよりグラフィカルに表現しても良い。
【0030】
また、検査室にいる技師が他の情報を見たい場合には、表示部15に表示する表示画面を切り替えることもできる。図4に切り替え後の画面の表示例を示す。図3と同じ部分については同じ番号を付けており、説明を省略する。401は領域304,305に表示された検査内容に応じて必要となるアクセサリ情報が表示される領域である。同図では領域304,305に表示された検査内容に応じて必要となるアクセサリとしてコロナルヘッドホルダとベルトが表示されている。よって例えば、その患者がコロナルヘッドホルダーを必要とする場合に、ガントリの表示部に「コロナルヘッドホルダー」を用いることを明示することで、操作者(技師もしくは医師)に注意を喚起させることができる。
【0031】
なお、表示部15に表示される画面の切り替えは操作スイッチ16aを操作することで行われる。
【0032】
すなわち、操作スイッチ16aから入力された画面の切り替え指示はメインコントローラ1に送信され、メインコントローラ1は領域304,305に表示されている検査情報を示す信号をI/F2、I/F59を介して操作コンソール200のCPU51に送信する。CPU51は受信した信号、すなわち現在行われている検査内容に必要となるアクセサリ情報をHDD54に保存されているアクセサリ情報54dから検索し、検索結果(必要なアクセサリの情報)をI/F59、I/F2を介してガントリ装置100のメインコントローラ1に送信する。メインコントローラ1は表示部15に指示し、表示部15は受信したアクセサリ情報を領域401に表示する。
【0033】
なお、この切り替えは必要に応じて操作コンソール200からも行うことができる。また、図4に示した画面は一例であって、表示する各情報アイコンなどを用いてよりグラフィカルに表現しても良い。
【0034】
図6にガントリ装置100の外観斜視図を示す。図1と同じ部分については同じ番号を付けている。601,602は夫々操作スイッチ16aに含まれるボタンで、図3と図4に示した画面を切り替えを行うために使用される。例えば602を押すことで図3の画面に切り替わり、601のボタンを押すことで図4の画面に切り替わる。なお、画面の切り替えを行うための操作部はこれに限定されるものではない。
【0035】
図5に本実施形態における操作コンソール200とガントリ装置100とが行う処理のフローチャートを示す。まず操作コンソール200の操作者(技師)がキーボード57やマウス58を用いて入力した患者の名前(患者を示すIDでもよい)をRAM53に記憶する(ステップS500)。次に、CPU51はRAM53に記憶されている名前で特定される患者の患者情報、検査情報を患者情報54a、検査情報54bから検索し、検索結果(入力した名前で特定される患者の患者情報、検査情報)をRAM53にロードする(ステップS501,S502)。そしてCRT56にロードされた情報を表示する(ステップS503)。そしてロードされた情報である患者情報、検査情報を表示画面データ54cと共に、ガントリ装置100のメインコントローラ1に送信する(ステップS504)。
【0036】
ガントリ装置100のメインコントローラ1はこれを受け(ステップS511)、表示画面データ54cを用いて図3に例示した表示画面を表示部15に表示させる(ステップS512)。そして操作スイッチ16aから切り替えの指示がメインコントローラ1に入力されると(ステップS513)、メインコントローラ1は検査情報を操作コンソール200のCPU51に送信する(ステップS514)。
【0037】
操作コンソール200は検査情報を受信すると(ステップS505)、受信した検査情報に関連づけられたアクセサリ情報をHDD54に保存されているアクセサリ情報54dから特定する(ステップS506)。そして特定したアクセサリ情報をガントリ装置100のメインコントローラ1に送信する(ステップS507)。
【0038】
ガントリ装置100のメインコントローラ1はこのアクセサリ情報を受信し(ステップS515)、表示部15に指示してこのアクセサリ情報を領域401に表示させる(ステップS516)。
【0039】
また以下に示す処理方法を用いても、本実施形態の目的を達成できる。すなわち、予め操作コンソールのRAM53に、これから検査を行う全ての患者の患者情報、検査情報そしてアクセサリ情報を患者毎にロードしておく。そして現在患者Aの患者情報、検査情報を図3に例示する如く表示部15の画面に表示している状態で、操作スイッチ16aから例えば患者Bの患者情報、検査情報を図3に示す如く表示する画面、また例えば患者Cの患者情報、アクセサリ情報を図4に示す如く表示する画面等、他の画面に切り替える指示がメインコントローラ1に入力されると、メインコントローラ1は、変更する画面のモードを示す情報を操作コンソール200に送信する。操作コンソール200はこの情報を受信すると、指定された画面に必要な情報(図3に示す画面であれば、患者情報と検査情報、図4に示す情報であれば、患者情報とアクセサリ情報)をガントリ装置100に送信し、ガントリ装置100は受信した情報を表示部15に表示する。
【0040】
この処理方法において、現在患者情報と検査情報とが表示されており、上記切り替え指示によって患者情報とアクセサリ情報とを表示部15に表示する場合に、この処理のフローチャートは図5において、上記ステップS514で、表示画面のモードを示す情報をガントリ装置100から操作コンソール200に送信すると変更したものである。
【0041】
[第2の実施形態]
表示部15に表示する情報は第1の実施形態で説明したもの以外の情報を表示しても良い。この情報として例えば、患者の乗せ変え要員情報、検査に伴う各機器の操作手順情報、現在の時間、患者被爆情報、次に検査の指示などがある。この情報によっては予め操作コンソール200で計算しておくものもあり、上記患者情報、検査情報と共にガントリ装置100のメインコントローラ1に送信する。送信後のガントリ装置100、操作コンソール200における処理については第1の実施形態と基本的には同じである。
【0042】
また、表示部15の画面サイズが充分に大きい場合には上記切り替えを行う必要はなく、よって図3と図4に示した情報を一つの画面に表示しても良い。
【0043】
[第3の実施形態]
ガントリ装置100に対して患者情報、検査情報を送信する手段として、上記実施形態では操作コンソール200を用いていたが、これに限定されるものではない。すなわち、ガントリ装置100を病院内のLANに接続し、他の機器から入力しても良い。
【0044】
また上記実施形態では患者情報をキーボード57やマウス58を用いて入力していたが、これに限定されるものではない。すなわち、患者情報をICカードに記憶しておき、操作コンソール200にカードリーダを接続し、このカードリーダによりICカードに記憶された患者情報を読み込んでも良い。またこのカードリーダをガントリ装置100に設けても良い。
【0045】
また、本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実現できるものである。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータ(操作コンソール)が読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0046】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した(図5に示すフローチャートの一部、もしくは全部)に対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0047】
このようなプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。更には、ネットワーク(例えばインターネット)という媒体を介してダウンロードしても良いであろう。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明によって、ガントリ装置が設置された部屋にいる技師に対して患者情報、検査情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるX線CT装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】ガントリ装置100が設置されている検査室と、操作コンソール200が設置されているCT操作室との構成例を示す図である。
【図3】表示部15に表示される患者情報、検査情報の表示例を示す図である。
【図4】切り替え後の画面の表示例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における操作コンソール200とガントリ装置100とが行う処理のフローチャートである。
【図6】ガントリ装置100の外観斜視図である。
Claims (16)
- X線管から照射され、被検体を透過したX線を検出し、当該被検体の投影データを得るガントリ装置と、当該ガントリ装置により得られた投影データを再構成し、前記被検体の断層像を得る操作コンソールとで構成されるX線CT装置であって、
前記操作コンソールが、
患者に関する情報である患者情報と、患者に対する検査の内容を示す検査情報と、検査内容に応じて使用する道具であるアクセサリを示すアクセサリ情報とを関連づけて格納する格納手段と、
入力された検査対象の患者を特定する情報から当該患者の患者情報と、当該患者に対して行う検査の内容を示す検査情報と、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段に格納された情報の中から特定する特定手段と、
前記特定手段により特定した患者情報、検査情報およびアクセサリ情報を前記ガントリ装置に送信する送信手段とを備え、
前記ガントリ装置が、
前記送信手段から送信された前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とするX線CT装置。 - 前記格納手段が、更に、前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を表示するための表示画面データを格納するものであり、
前記送信手段が、前記特定手段により特定した患者情報、検査情報およびアクセサリ情報を前記表示画面データと共に前記ガントリ装置に送信するものであり、
前記表示手段が、前記受信手段により受信した前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を、前記表示画面データに従った画面で表示するものであることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。 - 前記特定手段が、更に、前記ガントリ装置から検査情報を受信した場合、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段に格納された情報の中から特定するものであり、
前記送信手段が、該特定されたアクセサリ情報を前記ガントリ装置に送信するものであり、
前記ガントリ装置が、
前記表示画面に表示される画面を切り替える指示を入力する切り替え指示手段と、
前記切り替え指示手段により切り替えの指示が入力された場合、前記検査情報を前記操作コンソールに送信し、前記操作コンソールから前記検査情報に応じたアクセサリ情報を受信する送受信手段とを更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線CT装置。 - 前記表示手段が、前記送信手段から送信された患者情報と検査情報とを表示する第1の画面と、当該患者情報と前記受信手段により受信したアクセサリ情報とを表示する第2の画面のうちいずれか1つを、前記切り替え手段による切り替え指示に応じて表示するものであることを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
- 前記操作コンソールが、更に、検査対象の患者の患者情報と当該患者に対して行う検査の内容を示す検査情報とをLANを介して入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
- 前記操作コンソールが、更に、検査対象の患者の患者情報が記憶されたICカードから当該患者情報を読みとり、入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
- 前記患者情報が、患者の名前、年齢および性別を含むものであることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
- 前記検査情報が、検査部位、造影剤を必要とするか否か、および、 造影剤を必要とする場合には造影剤の名前を示す情報のうち少なくとも1つを含むものであることを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
- 前記アクセサリ情報が、コロナルヘッドホルダおよびベルトのうち少なくとも1つを含むものであることを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載のX線CT装置。
- X線管から照射され、被検体を透過したX線を検出し、当該被検体の投影データを得るガントリ装置であって、
外部装置から送信された、患者に関する情報である患者情報、患者に対する検査の内容を示す検査情報、および、検査内容に応じて使用する道具であるアクセサリを示すアクセサリ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とするガントリ装置。 - 前記受信手段が、更に、前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を表示するための表示画面データを受信するものであり、
前記表示手段が、前記受信手段により受信した前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を、前記表示画面データに従った画面で表示するものであることを特徴とする請求項10に記載のガントリ装置。 - 前記表示画面に表示される画面を切り替える指示を入力する切り替え指示手段と、
前記切り替え指示手段により切り替えの指示が入力された場合、前記検査情報を前記外部装置に送信し、前記外部装置から前記検査情報に応じたアクセサリ情報を受信する送受信手段とを更に備えることを特徴とする請求項10または請求項11に記載のガントリ装置。 - 外部装置により得られた投影データを再構成し、被検体の断層像を得る操作コンソールであって、
患者に関する情報である患者情報と、患者に対する検査の内容を示す検査情報と、検査内容に応じて使用する道具であるアクセサリを示すアクセサリ情報とを関連づけて格納する格納手段と、
入力された検査対象の患者を特定する情報から当該患者の患者情報と、当該患者に対して行う検査の内容を示す検査情報と、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段に格納された情報の中から特定する特定手段と、
前記特定手段により特定した患者情報、検査情報およびアクセサリ情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする操作コンソール。 - 前記格納手段が、更に、前記患者情報、前記検査情報および前記アクセサリ情報を表示するための表示画面データを格納するものであり、
前記送信手段が、前記特定手段により特定した患者情報、検査情報およびアクセサリ情報を前記表示画面データと共に前記ガントリ装置に送信するものであることを特徴とする請求項13に記載の操作コンソール。 - 前記特定手段が、更に、前記外部装置から検査情報を受信した場合、当該検査情報に応じたアクセサリ情報を前記格納手段に格納された情報の中から特定するものであり、
前記送信手段が、前記外部装置から検査情報を受信した場合、前記特定手段により特定したアクセサリ情報を前記外部装置に送信するものであることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の操作コンソール。 - コンピュータを、請求項13から請求項15のうちいずれか1項に記載の操作コンソールとして機能させることを特徴とするプログラム。
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