JP3909711B2 - 高周波スイッチモジュール及びその制御方法 - Google Patents
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Description
従来、複数の通信システムに対応した小型軽量の高周波回路部品として、EGSM、DCS、PCSの3つのシステムに対応した携帯通信機に用いられるトリプルバンド対応の高周波スイッチモジュールが特許文献1に開示されている。
第2及び第3の送信回路TX2と第2のフィルタ回路F2とを接続する場合、コントロール回路VC2から正の電圧を与え、コントロール回路VC3から0の電圧を与える。コントロール回路VC2から与えられた正の電圧は、CP2、CP3、CP4、CP5、CP6及びCF4のコンデンサにより直流分がカットされて、ダイオードDP1、DP2を含む回路に印加される。その結果、ダイオードDP1、DP2はON状態となる。ダイオードDP1がON状態となると、第2及び第3の送信回路TX2と入出力端子IP2との間のインピーダンスが低くなる。またON状態となったダイオードDP2及びコンデンサCP6により伝送線路LP2は高周波的に接地されることにより共振し、入出力端子IP2から出力端子IP3を見たインピーダンスが非常に大きくなる。さらにダイオードDD2がOFF状態となることにより出力端子IP3と第3の受信回路RX3との間のインピーダンスが大きくなる。その結果、第2及び第3の送信回路TX2から来る送信信号は第2の受信回路RX2及び第3の受信回路RX3に漏洩することなく、第2のフィルタ回路F2に伝送される。
第2の受信回路RX2と第2のフィルタ回路F2を接続する場合、コントロール回路VC2及びVC3からの電圧は0であり、ダイオードDP1、DP2、DD1及びDD2はOFF状態となる。ダイオードDP1がOFF状態となることにより、入出力端子IP2と第2及び第3の送信回路TX2との間のインピーダンスが大きくなる。またダイオードDD2がOFF状態となることにより、出力端子IP3と第3の受信回路RX3との間のインピーダンスが大きくなる。そして伝送線路LP2と伝送線路LD1を介して入出力端子IP2と第2の受信回路RX2が接続される。その結果、第2のフィルタ回路F2から来る受信信号は、第2及び第3の送信回路TX2及び第3の受信回路RX3に漏洩することなく、第2の受信回路RX2に伝送される。
第3の受信回路RX3と第2のフィルタ回路F2とを接続する場合、コントロール回路VC3から正の電圧を与え、コントロール回路VC2の電圧は0とする。コントロール回路VC3から与えられた正の電圧は、CDP1、CDP2、CDP3及びCP5のコンデンサにより直流分がカットされて、ダイオードDD1、DD2を含む回路に印加される。その結果、ダイオードDD1及びDD2がON状態となる。ダイオードDD2がON状態となることにより、第3の受信回路RX3と出力端子IP3の間のインピーダンスが低くなる。またON状態となったダイオードDD1及びコンデンサCDP2により伝送線路LD1は高周波的に接地されることにより共振し、出力端子IP3から第2の受信回路RX2を見たインピーダンスは非常に大きくなる。さらにダイオードDP1がOFF状態となることにより入出力端子IP2と第2及び第3の送信回路TX2との間のインピーダンスが大きくなる。その結果、第2のフィルタ回路F2から来る受信信号は、第2及び第3の送信回路TX2及び第2の受信回路RX2に漏洩することなく、第3の受信回路RX3に伝送される。
第1の受信回路RX1と第1のフィルタ回路F1とを接続する場合、コントロール回路VC1に0の電圧を与え、ダイオードDG1及びDG2をOFF状態とする。OFF状態となったダイオードDG2により、伝送線路LG2を介して入出力端子IP1と第1の受信回路RX1が接続される。またダイオードDG1がOFF状態となることにより入出力端子IP1と第1の送信回路TX1との間のインピーダンスが大きくなる。その結果、第1のフィルタ回路F1から来る受信信号は第1の送信回路TX1に漏洩することなく、第1の受信回路RX1に伝送される。
第1の送信回路TX1と第1のフィルタ回路F1とを接続する場合、コントロール回路VC1から正の電圧を与える。正の電圧はCG6、CG5、CG4、CG3、CG2及びCG1のコンデンサにより直流分がカットされて、ダイオードDG2及びDG1を含む回路に印加される。その結果、ダイオードDG2及びDG1はON状態となる。ダイオードDG1がON状態となることにより、第1の送信回路TX1と入出力端子IP1の間のインピーダンスが低くなる。またON状態となったダイオードDG2及びコンデンサCG6により伝送線路LG2は高周波的に接地されて共振し、入出力端子IP1から第1の受信回路RX1を見たインピーダンスは非常に大きくなる。その結果、第1の送信回路TX1から来る送信信号は第1の受信回路RX1に漏洩することなく、第1のフィルタ回路F1に伝送される。
以上の制御ロジックをまとめると表1のようになる。このようにコントロール回路から電圧を給電してダイオードスイッチをON/OFF状態に制御することにより、第1、第2、第3の送受信系のいずれか一つのモードを選択するようになっている。
先ず、本発明の高周波スイッチモジュールの制御方法は、アンテナに入射した信号を第1の送受信系の受信信号と第2及び第3の送受信系の受信信号とに分波する第1及び第2のフィルタ回路F1、F2からなる分波回路と、第1のフィルタ回路F1の後段に配置され、コントロール回路VC1から供給される電圧により第1の送受信系の送信回路TX1と受信回路RX1とを切り替える第1のスイッチ回路SW1と、第2のフィルタ回路F2の後段に配置され、コントロール回路VC2から供給される電圧により第2及び第3の送受信系の送信回路TX2と第2の送受信系の受信回路RX2と第3の送受信系の受信回路RX3とを切り替える第2のスイッチ回路SW2と、第2のスイッチ回路SW2の後段に配置され、コントロール回路VC3から供給される電圧により第2の受信回路RX2と第3の受信回路RX3とを切り替える第3のスイッチ回路SW3とからなる高周波スイッチモジュールのスイッチ回路の制御において、前記第1のスイッチ回路SW1において、前記コントロール回路VC1に正の電圧を与えることにより、前記第1の送受信系の送信回路TX1とアンテナを接続するものであって、更にこのとき、前記コントロール回路VC3からも正の電圧を与えることを特徴とするものである。尚、通常は上記のようにコントロール電圧として正の電圧を与えて制御する。しかしながら、上記ダイオードの極性を逆にしてコントロール電圧として負の電圧を与えて同様の制御をすることも可能である。従って、本発明は上記において「正の電圧を与えることにより」の記載を「正又は負の電圧を与えることにより」と置換した構成についても本発明の範疇である。
(実施例1)
図1は図5と同様のブロック構成で同じ通信システムを用いた高周波スイッチモジュールの回路図である。従って上述の図6と同様の構成については同一符号を付し、ここでは異なる部分を中心に説明する。図2は2倍波減衰量を示す特性線図である。
図1において第1のフィルタ回路F1と第2のフィルタ回路F2からなる分波器(ダイプレクサDip)は、伝送線路LL1〜LL3、コンデンサCL1及び伝送線路LH1、コンデンサCH1〜CH3により構成される。伝送線路LL2とコンデンサCL1は直列共振回路を形成し、DCS帯域(送信周波数:1710〜1785MHz、受信周波数:1805〜1880MHz)およびPCS帯域(送信周波数:1850〜1910MHz、受信周波数:1930〜1990MHz)に共振周波数を持つように設計する。本例では1.8GHzに減衰極をあわせた。また、伝送線路LH1とコンデンサCH1は直列共振回路を形成し、EGSM帯域(送信周波数:880〜915MHz、受信周波数:925〜960MHz)に共振周波数を持つように設計する。本例では0.9GHzに減衰極をあわせた。この回路により、EGSM系の信号とDCS/PCS系の信号とを分波合成することが可能となる。伝送線路LL1、LL3はDCS/PCS系の信号の周波数にとって高インピーダンスになるようにある程度の長さに設定するのが好ましい。これによりDCS/PCS系の信号がEGSM系の経路へ伝送しにくくなる。尚、伝送線路LL3は省略しても良い。逆にコンデンサCH2、CH3はEGSM系の信号の周波数にとって高インピーダンスになるように比較的小さい容量値に設定されるのが好ましい。これによりEGSM系の信号がDCS/PCS系の経路へ伝送しにくくなる。尚、コンデンサCH3は図6のCF4を兼ねるものである。
尚、上記ダイオードのうちDG1、DG2、DP1、DP2は8mA程度の消費電流のものを用いても良い。しかしながら、DD1、DD2については、1mA以下たとえば0.8mA程度の消費電流の低消費電力型を用いており、それが望ましい。
第1のローパスフィルタLPF1は第1の高周波スイッチSW1の第1のダイオードDG1と伝送線路LG1の間に配置しているが、これはダイプレクサDipと第1の高周波スイッチSW1との間に配置しても良いし、前記伝送線路LG1とTx1との間に配置しても良い。前記第1のローパスフィルタLPF1のグランドに接続するコンデンサを伝送線路LG1と並列に配置すれば、並列共振回路を構成することとなり、伝送線路LG1の線路長をλ/4よりも短く構成でき、またチョークコイルのインダクタンス値を小さくすることが出来る。
第2のローパスフィルタLPF2も第1のローパスフィルタLPF1と同様に、ダイプレクサDipと第2の高周波スイッチSW2との間に配置しても良いし、前記伝送線路LP1とDCS送信端子Tx2との間に配置しても良い。第1、第2のローパスフィルタLPF1、LPF2は、ダイオードDG1と伝送線路LG1との間、及びダイオードDP1と伝送線路LP1との間に構成されて、スイッチ回路の中に設けられている。これは回路設計上好ましいが必須ではない。ローパスフィルタは送信信号が通過するダイプレクサ〜送信端子との間の送信経路のどこかの位置に設けてあれば良い。
(E)EGSM TXモード
第1の送信回路TX1と第1のフィルタ回路F1とを接続する場合、コントロール回路VC1から正の電圧を与える。正の電圧はCG6、CG5、CG4、CG3、CG2及びCG1のコンデンサにより直流分がカットされて、ダイオードDG2及びDG1を含む回路に印加される。その結果、ダイオードDG2及びDG1はON状態となる。ダイオードDG1がON状態となることにより、第1の送信回路TX1と入出力端子IP1の間のインピーダンスが低くなる。またON状態となったダイオードDG2及びコンデンサCG6により伝送線路LG2は高周波的に接地されて共振し、入出力端子IP1から第1の受信回路RX1を見たインピーダンスは非常に大きくなる。その結果、第1の送信回路TX1から来る送信信号は第1の受信回路RX1に漏洩することなく、第1のフィルタ回路F1に伝送される。
さらにこの時、同時にコントロール回路VC3から正の電圧を与える。尚、コントロール回路VC2の電圧は0のままとする。コントロール回路VC3から与えられた正の電圧により、ダイオードDD1及びDD2がON状態となる。またダイオードDP1、DP2はOFF状態のままであるから、結局PCS RXモードと同様の動きをとる。しかし、第2のフィルタ回路F2からの受信信号はここでは元々伝送されない。
このようにEGSM TXモード時にはコントロール回路VC1とVC3から正の電圧を与えHigh状態となし、単一の制御モードに対し二つのコントロール回路を制御する新ロジックとした。これにより、ON状態となるダイオードが増えるのでそれだけ高調波を抑制することが出来る。また、インピーダンス整合がより望ましい状態となり2倍波減衰量が増加する。図2は従来と本発明の制御ロジックを用いた場合のEGSM TXモード時の2倍波減衰量を示す特性図である。図は縦軸に挿入損失特性、横軸に周波数を示し、(a)が本発明の場合を、(b)が従来例を示している。2倍波帯の特に高域において、図2(b)の従来の減衰量が約-40dBであるのに対し、本発明による図2(a)では約-50dBの減衰量が得られている。また、表2中のDCS/PCS TXモード時の第2のコントロール回路のVC3の制御ロジックにおいて、High状態を括弧で記載した。これは、トリプルバンド対応のアンテナスイッチ回路ではPCS TX帯域とDCS RX帯域とで、使用する通信帯域が重なる領域があるため、DCS/PCS TX端子から、DCS RX端子へのアイソレーション特性が重要である。この特性の改善方法として、DCS/PCS TX時に第2のコントロール回路のVC3をON状態とすることにより、DCS/PCS TX端子から、DCS RX端子へのアイソレーション特性を向上させることができる。
携帯電話の小型軽量化の要求は依然として強く、部品の共有化や機能を集約したモジュール化が進められている。上記した高周波スイッチモジュールは一つのアンテナを共用して3つの送受信システムを切替えるようにした、いわゆるトリプルバンド型アンテナスイッチモジュールと呼ばれる製品に実施される。これらは分波回路のLC回路、ローパスフィルタのLC回路及びスイッチ回路の伝送線路等の少なくとも電極パターンにより構成できる要素については、誘電体グリーンシートを複数層重ねた積層体内に、電極パターンにより構成し、ダイオードやLC回路等の内のチップ素子については積層体上に搭載してワンチップ型に構成している。
本実施例では、ハイパワーアンプを一体モジュール化した例を示すものである。DC電力の大部分を消費するハイパワーアンプではDC−RF電力変換効率(電力付加効率とも言う。)が高く小型であることが求められている。以下の実施例では上記した高周波スイッチモジュール(以下アンテナスイッチモジュールと言う)とハイパワーアンプ(以下パワーアンプと言う)を一つの積層体内に構成した例を示す。この場合も挿入損失の低減や高調波減衰量を高めることが高効率化にとって重要であるので上記した制御ロジックを用いることが出来る。
図3において高周波増幅器側の整合回路端の出力端子P0を図1のアンテナスイッチモジュールの例えばEGSM Txの送信端子P1に接続し、増幅した送信信号をアンテナスイッチ側に送る役割を果たす。出力端子P0には、直流カットコンデンサCa2を介して、伝送線路ASL1の一端が接続される。伝送線路ASL1には一端を接地されたコンデンサCa3、Ca4が接続されて出力整合回路を構成する。伝送線路ASL1の他端は、半導体素子の一種である電界効果スイッチングトランジスタ(FET)Q1のドレインに接続される。また、FETQ1のソースは接地され、ゲートはバイポーラスイッチング素子(B−Tr)Q2のコレクタに接続される。
更に、バイポーラスイッチング素子Q2のエミッタは接地され、ベースは伝送線路SL3の一端に接続される。バイポーラスイッチング素子Q2のコレクタは、ストリップライン等からなるインダクタSL2とコンデンサCa7との直列回路を介して接地され、インダクタSL2とコンデンサCa7との接続点は、コレクタ電圧端子Vcに接続される。また、インダクタSL2とコンデンサCa7との接続点は、バイポーラスイッチング素子Q2のベースと伝送線路SL3の一端との接続点にも接続される。伝送線路SL3の他端は、コンデンサCa8を介して接地されると共に入力端子Pinに接続される。
本実施例で使用した誘電体グリーンシート(以下、グリーンシート或いはシートと言う。)は950℃以下の低温焼成が可能なLTCC材料からなる。例えば、Al2O3換算で10〜60質量%、SiO2換算で25〜60質量%、SrO換算で7.5〜50質量%、TiO2換算で20質量%以下のAl,Si,Sr,Tiと、Bi2O3換算で0.1〜10質量%、Na2O換算で0.1〜5質量%、K2O換算で0.1〜5質量%、CuO換算で0.01〜5質量%、MnO2換算で0.01〜5質量%のBi、Na、K、Cu、Mnをそれぞれ含有した誘電体組成物が用いられる。
図4に示すようにこの積層モジュールは、パワーアンプを構成する電極パターンは左側領域に、他方アンテナスイッチモジュールを構成する電極パターンは右側領域に形成し、グリーンシートは積層方向全てに渡って2つの領域に区分して構成している。さらに第1層の左右領域の間に帯状のシールド電極SGを設け、このシールド電極SGから積層方向の全層にわたってスルーホール電極HGを縦列して設けている。スルーホール電極HGは、シールド電極SGから3層目のグランド電極G2、8層目のグランド電極G3、13層目のグランド電極G4そして最下層のグランド電極G6にも繋がっており、両高周波部品間の相互干渉を抑制するとともに、上下方向にある電極パターン間の相互干渉の抑制にも効果がある。
また、実施例では高周波増幅器の半導体チップに出力電力をモニタする機能を複合した場合で説明してきたが、一方でカプラ回路により電力を検出する手法を用いた構成もありうる。即ち、アンテナスイッチモジュールと高周波増幅器の間にカプラ回路やアイソレータ回路を備えても良く、また、受信系経路にはSAWフィルタを挿入し、アンテナANTからの受信信号のうち不要周波数成分を除去し、必要成分だけをローノイズアンプに送るようになし、当該SAWフィルタは積層モジュール上に搭載する等の構成をとることができる。
上記したアンテナスイッチモジュールとパワーアンプを複合化した積層モジュールに共用のアンテナを接続し携帯電話などの無線通信機に用いることによって小型軽量化の要求に答えることが出来る。
LG1、LG2、LG3、LP1、LP2、LP3、LD1、LD2:伝送線路
LH1、LL1、LL2、LL3:伝送線路
CG1、CG2、CG3、CG4、CG5、CG6、CG7:コンデンサ
CP2、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP9:コンデンサ
CDP1、CDP2、CDP3:コンデンサ
R1、R2、R3:抵抗
VC1、VC2、VC3:電圧コントロール回路
ASM:アンテナスイッチモジュール(高周波スイッチモジュール)
HPA:ハイパワーアンプ(高周波増幅器)
Dip:ダイプレクサ(分波器)
SW:スイッチ回路
LPF:ローパスフィルタ回路
Claims (4)
- アンテナに入射した信号を第1の送受信系の受信信号と第2及び第3の送受信系の受信信号とに分波する第1及び第2のフィルタ回路F1、F2からなる分波回路と、第1のフィルタ回路F1の後段に配置され、コントロール回路VC1から供給される電圧により第1の送受信系の送信回路TX1と受信回路RX1とを切り替える第1のスイッチ回路SW1と、第2のフィルタ回路F2の後段に配置され、コントロール回路VC2、およびVC3から供給される電圧により第2及び第3の送受信系の送信回路TX2と第2の送受信系の受信回路RX2と第3の送受信系の受信回路RX3とを切り替える第2のスイッチ回路SW2で、コントロール回路VC3から供給される電圧により第2の受信回路RX2と第3の受信回路RX3とを切り替える高周波スイッチモジュールのスイッチ回路の制御において、
前記第1のスイッチ回路SW1において、前記コントロール回路VC1に正の電圧を与えることにより、前記第1の送受信系の送信回路TX1とアンテナを接続するものであって、
更にこのとき、前記コントロール回路VC3からも正の電圧を与えることを特徴とする高周波スイッチモジュールの制御方法。 - アンテナに入射した信号を第1の送受信系の受信信号と第2及び第3の送受信系の受信信号とに分波する第1及び第2のフィルタ回路F1、F2からなる分波回路と、第1のフィルタ回路F1の後段に配置され、コントロール回路VC1から供給される電圧により第1の送受信系の送信回路TX1と受信回路RX1とを切り替える第1のスイッチ回路SW1と、第2のフィルタ回路F2の後段に配置され、コントロール回路VC2、VC3から供給される電圧により第2及び第3の送受信系の送信回路TX2と第2の送受信系の受信回路RX2と第3の送受信系の受信回路RX3とを切り替える第2のスイッチ回路SW2とからなる高周波スイッチモジュールにおいて、
前記第1のスイッチ回路SW1は、第1の送受信系の受信信号が入力するとともに送信信号を出力する入出力端子IP1と、第1の送受信系の送信回路TX1からの送信信号が入力する接続端P13と、第1の送受信系の受信信号を受信回路RX1へ出力する接続端P16とを有し、前記入出力端子IP1と接続端P13との間に配置された第1のダイオードDG1と、接続端P13とアースとの間に設けられた第1のインダクタンス素子LG1と、前記入出力端子IP1と接続端P16との間に設けられた第2のインダクタンス素子LG2と、接続端P16とアースとの間に設けられた第2のダイオードDG2とを有し、
前記第2のスイッチ回路SW2は、第2及び第3の送受信系の受信信号が入力するとともに送信信号を出力する入出力端子IP2と、第2及び第3の送受信系の送信回路TX2からの送信信号が入力する接続端P7と、第2及び第3の送受信系の受信信号を出力する出力端子IP3と、第2の送受信系の受信信号を受信回路RX2へ出力する接続端P9と、第3の送受信系の受信信号を受信回路RX3へ出力する接続端P10とを有し、前記入出力端子IP2と接続端P7との間に配置された第3のダイオードDP1と、接続端P7とアースとの間に設けられた第3のインダクタンス素子LP1と、前記入出力端子IP2と出力端子IP3との間に設けられた第4のインダクタンス素子LP2と、出力端子IP3とアースとの間に設けられた第4のダイオードDP2と、前記出力端子IP3と接続端P9との間に設けられた第5のインダクタンス素子LD1と、接続端P9とアースとの間に設けられた第5のダイオードDD1と、前記出力端子IP3と接続端P10との間に配置された第6のダイオードDD2と、接続端P10とアースとの間に設けられた第6のインダクタンス素子LD2とを有し、
前記第1の送受信系の送信回路TX1と入出力端子IP1との接続には、前記第1のダイオードDG1と第2のダイオードDG2及び第5のダイオードDD1と第6のダイオードDD2とをON状態にしてなることを特徴とする高周波スイッチモジュール。 - 前記分波回路はLC回路で構成され、前記第1及び第2のスイッチ回路はスイッチング素子からなり、スイッチ回路の各送信系にローパスフィルタを有し、該ローパスフィルタはLC回路で構成され、前記分波回路のLC回路、ローパスフィルタのLC回路及びスイッチ回路のインダクタンス素子の少なくとも一部は、電極パターンと誘電体層との積層体内に、前記電極パターンにより構成し、前記スイッチング素子やLC回路等の一部を構成するチップ素子は前記積層体上に配置して構成したことを特徴とする請求項2記載の高周波スイッチモジュール。
- 少なくとも半導体素子と電源供給回路と整合回路とを有し、前記電源供給回路と整合回路を構成するインダクタンス素子及びLC回路の少なくとも一部は、電極パターンと誘電体層との前記積層体内に、前記電極パターンにより構成し、前記半導体素子やLC回路等の一部を構成するチップ素子は前記積層体上に配置して構成された高周波増幅器部とを前記積層体に一体的に構成し増幅器機能を備えたことを特徴とする請求項3記載の高周波スイッチモジュール。
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