JP3908767B2 - 接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム、通信装置、通信制御装置、通信方法 - Google Patents

接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム、通信装置、通信制御装置、通信方法 Download PDF

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本発明は、通信回線を介して相互に接続された複数の通信装置の各々の通信装置の輻輳を判断する接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム、通信装置、通信制御装置、通信方法に関する。
複数の通信装置(例えば、交換装置)を有する音声通信システムにおいて、一つの呼が発生してから終了するまでの処理は、例えば、接続設定処理、音声通話処理、呼切断処理に分けることができる。接続設定処理は、呼設定処理(新規呼発生)及び通信経路確立処理で構成される。ここで新規呼が大量に発生した場合、通信装置にかかる負荷は主に接続設定処理(即ち、呼設定処理から通信経路確立処理における段階)での負荷であり、音声通話処理においては各通信装置にかかる負荷は少ない。
このため、通信装置にかかる負荷としては、主に、接続設定処理の負荷を考えればよい。この負荷については、例えば、接続設定処理における新規呼発生回数を計測することで判断が可能である。また、通信装置が輻輳した場合の制御方法は、接続設定処理における処理の抑止を行うことで対処できる。
図10は、従来における通信システムの構成を示す図である。通信システムは、通信回線を介して相互に接続されている複数の通信装置61a〜61dと、各通信装置と回線を介して接続されている通信端末装置62a〜62dと、各通信装置に対して、制御等を行う通信制御装置63を有する。
通信制御装置(オペレーションシステム部)は、通信装置61a〜61dからの通知(メッセージ)を受信し、または通信装置61a〜61dに指示(コマンド)を送信する機能を有する。また、通信システムは、通信制御装置63に接続され、通信制御装置63で受信したメッセージを作業者に出力し、作業者からのコマンドを通信制御装置に送るための入出力装置64を有する。
図11は、通信システムにおける通信方法を示すフローチャート図であり、図12は、通信装置61aにおける輻輳発生時における対処方法を説明するための概念図である。
上述のように構成された通信システムでは、通信端末装置62aから通信端末装置62cへ呼び出しを行う場合、通信装置61a,61cを介して、呼び出し開始信号を送信し、上記信号を受信した通信端末装置62cは、呼び出し応答信号を通信装置61c,61aを介して、通信端末装置62aへ送る(呼設定処理S500)。
そして、通信端末装置62aが通信装置61aを介して、通信経路確立信号を送信し、上記信号を受信した通信端末装置62cは、応答信号を通信装置61c,61aを介して、通信端末装置62aへ送る。これにより、通信端末装置62a、通信装置61a、通信装置61c、通信端末装置62cの間で通信経路が確立する(通信経路確立処理S510)。
通信経路が確立された後は、通信端末装置62aと通信端末装置62c間で音声通話が行われる。これが音声通話処理(S520)である。通話が終了すると、呼切断信号が、通信端末装置62aから通信端末装置62cに送られると、通信端末装置62cは、応答信号を通信装置61c、61aを介して、通信端末装置62a宛に送る(呼切断処理S530)。これにより、通話が終了する。
次に通信装置61aにかかる負荷の計測方法および通信装置61aにおける輻輳発生時の制御方法について説明する。
呼設定処理段階で通信装置61aは新規呼数を計測し、通信制御装置63に通知する(S540)。通信制御装置63は通知された新規呼数に基づいて、通信装置61aの輻輳状態の判断を行い、判断結果を入出力装置64に出力させる(S550)。作業者が、輻輳が発生していると判断したら、入出力装置64より通信装置61aに対して輻輳制御コマンドを入力すると(S560)、通信制御装置63に送られる。通信制御装置63は、輻輳制御コマンドを通信装置61aに送る(S570)。通信装置61aは、輻輳制御コマンドに基づいて、輻輳の制御(呼設定処理における制御)を行う。
しかしながら、上述した従来技術では、以下のような問題があった。画像データや文字データ等のデータ通信においても、一つの接続要求(呼に相当するもの)が発生してから終了するまでの処理は、例えば、接続設定処理段階、データ通信段階、切断処理段階の各段階に分けることができる。
そして、接続要求が大量に発生し、大量のデータ(例えば、動画像データの通信のような場合)が通信装置間でやりとりさせる場合、接続設定処理段階における処理の負荷に加えて、データ通信段階における処理の負荷も考慮する必要がある。
しかし、上述した音声通信を対象とした通信システムを、画像データ等のデータ通信に適用した場合、ある通信装置の処理負荷が大きく輻輳状態となっている場合に、接続設定処理段階での処理負荷が大きいのか、データ通信段階での処理負荷が大きいのか判断できず、上記輻輳を制御するための適切な対処ができなかった。
従って、データ通信が行われている場合において、通信装置の接続設定処理段階での処理負荷と、データ通信段階での処理負荷とを分けて判断し、通信装置が輻輳状態にあるとき、適切な対処をとることができる通信システムの開発が望まれていた。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、データ通信が行われている場合において、通信装置の接続設定処理段階での処理負荷と、データ通信段階での処理負荷とを分けて判断し、通信装置が輻輳状態にあるとき、適切な対処をとることができる接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム、通信装置、通信制御装置、通信方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明は、通信回線を介して相互に接続された複数の通信装置の各々の通信装置の輻輳を判断する際に、前記通信装置が、他の通信装置との間で、データ通信を開始する前に行う接続設定中に、送受信する接続信号の数を、計測し、前記通信装置が、他の通信装置との間におけるデータ通信中に、送受信するデータ通信量を計測し、前記通信装置の処理能力を考慮して定められた所定の接続信号数及び所定のデータ通信量を格納手段に格納し、計測された接続信号数と、前記所定の接続信号数とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を判断し、計測されたデータ通信量と、前記所定のデータ通信量とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を判断することを特徴とするものである。
本発明によれば、従来技術のように、接続設定処理段階の処理負荷しか判断できないようなことはなく、接続設定処理段階とデータ通信処理段階、各々の処理負荷を判断することが可能となる。この結果、作業者は、接続設定処理段階とデータ通信処理段階に分けて、適切な輻輳制御を行うことが可能となる。
また、本発明は、前記通信装置における接続設定段階の輻輳の判断結果に基づいて、前記通信装置に対する接続設定段階の輻輳を制御するための指令である第1輻輳制御指令を生成し、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳の判断結果に基づいて、前記通信装置に対するデータ通信段階の輻輳を制御するための指令である第2輻輳制御指令を生成し、前記第1輻輳制御指令に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を制御するとともに、前記第2輻輳制御指令に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を制御することもできる。
本発明によれば、従来技術のように、通信装置の処理負荷が大きくとも、接続設定処理における輻輳しか制御できないようなことはなく、接続設定処理における輻輳制御、データ通信処理における輻輳制御が可能となる。従って、従来技術に比べて、通信装置の輻輳制御を一層効果的に行うことが可能となる。
この輻輳制御としては、前記第1輻輳制御指令を受けた場合には、前記通信装置が送受信する接続信号数を減少させるとともに、前記第2輻輳制御指令を受けた場合には、前記通信装置が送受信するデータ通信量を減少させることが好ましい。
以上説明したように、データ通信が行われている場合において、通信装置の接続設定処理段階での処理負荷と、データ通信段階での処理負荷とを分けて判断することが可能となる。このため、通信装置に対して、接続設定処理における輻輳制御を行うような対処と、データ通信処理における輻輳制御を行うような対処とを独立に行える。この結果、通信装置において輻輳が生じたとき、従来技術に比べて、一層効果的な対処が可能となる。
(通信システムの構成)
図1は、本実施の形態である接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システムの構成(以下、単に、通信システムという)を示す図である。通信システムは、通信回線を介して相互に接続されている複数の通信装置1a,1b,1c,1dと、各通信装置と回線を介して接続されている通信端末装置2a,2b,2c,2dと、各通信装置に対して、制御を行う通信制御装置3と、作業者が入力した情報を通信制御装置3に送ったり、通信制御装置3から送られた情報を出力する入出力装置4とを有する。この通信システムにおいては、通信装置1cには、通信端末装置2c以外に、例えば、データ通信用大型計算機能を有するサーバ装置3cが接続されている。
通信端末装置は、例えば、PC端末装置や携帯端末や携帯電話等が該当する。通信端末装置は、接続設定開始信号を送受信したり、接続設定終了信号を送受信したりする。
また、通信端末装置は、データ通信開始信号を送受信したり、各種のデータを送受信したり、データ通信終了信号を送受信したりする。この際、データ通信開始信号、データ通信終了信号、データ信号には、各々、信号の送信元位置情報、宛先位置情報が含まれている。
(通信装置)
図2は、通信装置1a〜1dの構成を示す図である。通信装置1a〜1dは、具体的には、ゲートウェイ等の交換装置が該当する。通信装置1a〜1dは、各々が通信制御装置3に接続されて各種の信号の送受信が可能となっているとともに、通信装置間も通信回線で相互に接続され、通信端末装置から各種の信号を中継しつつ各種の信号の送受信を行えるようになっている。
通信装置1a〜1dは、通信部11、接続信号数計測部12、データ通信量計測部13、輻輳制御部14を有する。通信部11は、他の通信装置や接続されている通信端末装置との間で、各種の信号やデータの送受信を行う。
また、通信装置1a〜1dの通信部11は、他の通信装置や接続されている通信端末装置から送信されてくる接続設定開始信号、接続設定終了信号、データ信号を受信する。そして、通信部11は、受信した信号のうち、接続設定開始信号、接続設定終了信号は、接続信号数計測部12へ送り、データ信号は、データ通信量計測部13に送る。また、通信装置1a〜1dの通信部11は、他の通信装置や接続されている通信端末装置へ送信する前に、送信予定の接続設定開始信号、接続設定終了信号を接続信号数計測部12に送り、送信予定のデータ信号をデータ通信量計測部13に送る。そして、送信予定の信号について、接続信号数計測部12やデータ通信量計測部13による計測動作が終了した場合には、通信部11は、各計測部12,13から各信号を読み出し、宛先装置へ各信号を送信する。
通信部11がデータ信号をデータ通信量計測部13に送る動作は、以下のようにして行う。通信部11は、データ通信開始信号に含まれる送信元位置情報、宛先位置情報を取得する。位置情報とは、例えば、電話番号やアドレス情報である。そして、通信部11は、上記送信元位置情報の位置情報、上記宛先位置情報の位置情報を含むデータ信号を受信した場合や、上記送信元位置情報の位置情報、上記宛先位置情報の位置情報を含む上記データ信号が送信予定の場合、そのデータ信号をデータ通信量計測部13に送る。そして、通信部11は、上述した位置情報を含むデータ通信終了信号を受信するまで、データ信号をデータ通信量計測部13に送り続ける。
接続信号数計測部12は、接続されている通信端末装置や、他の通信装置との間で、データ通信を開始する前に送受信する接続設定開始信号や接続設定終了信号の数を計測する。具体的には、接続信号数計測部12は、所定の単位時間ごとに、通信部11から送られてきた接続設定開始信号の数及び接続設定終了信号の数(以下、この接続設定開始信号の数と接続設定終了信号の数を合計した数を接続信号数という)を計測する。また、接続設定開始信号、接続設定終了信号をまとめて接続信号という。そして、接続信号数計測部12は、計測した接続信号数に通信装置の識別情報を与えて、通信部11に送る。
データ通信量計測部13は、接続されている通信端末装置や、他の通信装置との間でデータ通信中に、送受信するデータ通信量を計測する。具体的には、データ通信量計測部13は、所定の単位時間ごとに、通信部11から送られてきたデータ信号に基づいて、データ通信量を計測する。データ通信量計測部13は、データ通信量としては、例えば、パケット数、ビット数を単位として計測することができる。そして、データ通信量計測部13は、計測したデータ通信量に通信装置の識別情報を与えて、通信部11に送る。
輻輳制御部14は、通信制御装置3から送信された第1輻輳制御指令に基づいて、通信装置1a〜1dの接続設定段階における輻輳を制御するとともに、通信制御装置3から送信された第2輻輳制御指令に基づいて、通信装置1a〜1dのデータ通信段階における輻輳を制御するように通信部11を制御する。
具体的には、輻輳制御部14は、第1輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、接続設定開始信号の送受信回数を減少させるように制御する。例えば、輻輳制御部14は、通信部11に対して、送信されてくる接続設定開始信号については、2つの信号のうち、1つの信号を受信するように制御する。また、例えば、送信されてくる接続設定開始信号について、2つの信号を受信し、そのうち、1つの信号だけを送信することもできる。接続設定終了信号についても同様に制御することが可能である。
また、輻輳制御部14は、第2輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、送受信するデータ通信量を減少させるように制御する。具体的には、輻輳制御部14は、通信部11に対して、例えば、送信されてくるデータ通信開始信号については、2つの信号のうち、1つの信号を受信するように制御する。これにより、通信装置1a〜1dに送受信されるデータ信号の量を減少させることができる。
(通信制御装置3)
図3は、通信制御装置3の構成を示す図である。通信制御装置3は、通信装置側受信部31、第1格納部32、第1輻輳判断部33、第2輻輳判断部34、入出力装置側送信部35を有する。
通信装置側受信部31は、各通信装置1a〜1dから送信されてくる接続信号数、データ通信量を受信する。第1格納部32には、通信装置1a〜1dの処理能力を考慮して定められた所定の接続信号数及び所定のデータ通信量が格納されている。ここでは、一例として、接続信号数を特定する情報と、所定の接続信号数Xとが対応づけられているとともに、データ通信量を特定する情報と、所定のデータ通信量Yと対応づけられた対応テーブルが第1格納部32に格納されている。対応テーブルの一例を図4に示す。なお、本実施の形態では、各通信装置1a〜1dの処理能力は、各々、同程度の場合を考える。
所定の接続信号数や所定のデータ通信量は、例えば、以下のようにして定めることができる。通信装置が保証時間、稼働できるための最大処理能力(単位時間当たり処理できる最大の仕事量)を予め計測しておく。なお、単位時間は、接続信号数計測部12による計測動作、データ通信量計測部13による計測動作における単位時間と同じ時間である。
そして、その最大処理能力に基づいて、接続信号の送受信処理のための接続設定処理能力、データ信号の送受信処理のためのデータ通信処理能力を定める。この場合、通信装置1a〜1dの他の処理を考慮して定める。また、接続設定処理能力に対するデータ通信処理能力の割合は、例えば、通信システムの設計上決められる。
そして、定められた接続設定処理能力に基づいて、所定の接続信号数を定めるとともに、定められたデータ通信処理能力に基づいて、所定のデータ通信量を定める。
第1輻輳判断部33は、接続信号数計測部12により計測された接続信号数と、対応テーブル中の所定の接続信号数を比較し、比較結果に基づいて、通信装置1a〜1dの接続設定処理における輻輳を判断する。具体的には、例えば、第1輻輳判断部33は、計測された接続信号数の方が大きい場合には、通信装置の接続設定処理における処理負荷が大きいとして、接続設定処理における輻輳が生じていると判断し、計測された接続信号数の方が小さい場合には、通信装置の接続設定処理における処理負荷が大きくないとして、接続設定処理における輻輳が生じていないと判断する。
第2輻輳判断部34は、データ通信量計測部13により計測されたデータ通信量と、対応テーブル中の所定のデータ通信量を比較し、比較結果に基づいて、通信装置1a〜1dのデータ通信処理における輻輳を判断する。具体的には、例えば、第2輻輳判断部34は、計測されたデータ通信量の方が大きい場合には、通信装置のデータ通信処理における処理負荷が大きいとして、データ通信処理における輻輳が生じていると判断し、計測されたデータ通信量の方が小さい場合には、通信装置のデータ通信処理における処理負荷が大きくないとして、データ通信処理における輻輳が生じていないと判断する。
そして、第1輻輳判断部33は、判断結果を通信装置1a〜1dの識別情報と対応づけて入出力装置4へ送る。同じく第2輻輳判断部34は、判断結果を通信装置の識別情報と対応づけて入出力装置4へ送る。
また、通信制御装置3は、入出力装置側受信部36、第2格納部37、輻輳制御指令生成部38、通信装置側送信部39を有する。
入出力装置側受信部36は、作業者により入力された接続設定処理における輻輳制御の旨やデータ通信処理における輻輳制御の旨を受信する。
第2格納部37には、接続設定処理における輻輳制御方法を示す情報、データ通信処理における輻輳制御方法を示す情報が格納されている。具体的には、一例として、接続設定処理における輻輳制御方法として、接続設定開始信号については、2つの信号のうち、1つの信号を受信するように制御する輻輳制御方法、送信されてくる接続設定開始信号について、2つの信号を受信し、そのうちの1つの信号だけを送信するように制御する輻輳制御方法がある。
また、データ通信処理における輻輳制御方法として、例えば、送信されてくるデータ通信開始信号については、2つの信号のうち、1つの信号を受信するように制御する輻輳制御方法がある。
輻輳制御指令生成部38は、入力された接続設定処理における輻輳制御の旨と、第2格納部37に格納された接続設定処理における輻輳制御方法を示す情報に基づいて、上記輻輳制御方法を実行するような第1輻輳制御指令を生成する。また、輻輳制御指令生成部38は、入力されたデータ通信処理における輻輳制御の旨と、第2格納部37に格納されたデータ通信処理における輻輳制御方法を示す情報に基づいて、上記輻輳制御方法を実行するような第2輻輳制御指令を生成する。そして、輻輳制御指令生成部38は、第1輻輳制御指令、第2輻輳制御指令に対して、通信装置の識別情報を与えて、通信装置側送信部39へ送る。
通信装置側送信部39は、通信装置の識別情報に基づいて、第1輻輳制御指令、第2輻輳制御指令を該当する通信装置へ送信する。
(入出力装置)
入出力装置4は、第1輻輳判断部33や第2輻輳判断部34から送られた判断結果を出力する機能を有する。また、入出力装置4には、作業者がキー操作等により、接続設定処理における輻輳制御の旨や、データ通信処理における輻輳制御の旨を入力することができる。
(通信方法)
上述のようにして構成された通信システムによる通信方法について以下に説明する。
(1)通信装置間での接続信号やデータ信号の送受信について
通信システムでは、各通信装置間で接続信号やデータ信号の送受信が行われる。図5は、その送受信方法の概念を示すシーケンス図である。通信装置1aと通信装置1cとの間の送受信を例にして説明する。
先ず、通信端末装置2aが接続設定開始信号を通信装置1aへ送る(接続設定処理の開始)。この際、接続設定開始信号には、宛先サーバ装置3cに関する情報が含まれている。なお、各通信装置1a〜1dは、通信システムの他の通信装置や通信端末装置2a〜2d、サーバ装置3cの位置情報を保持している。
通信装置1aは、宛先装置3cと接続されている通信装置1cを検出する。そして、通信装置1aは、接続設定開始信号を上記通信装置1cに送信する(S100)。上記通信装置1cは、接続設定開始信号を上記宛先サーバ装置3cに送る。
上記サーバ装置3cは、接続設定開始信号を受け取り、データ通信可能な状態である場合には、接続設定終了信号を通信装置1cを介して(S105)、通信装置1aへ送る。通信装置1aは、接続設定終了信号を通信端末装置2aへ送ると、接続設定処理は終了する。
通信端末装置2aは、データ通信開始信号を通信装置1a、通信装置1cを介して、サーバ装置3cへ送る(S110、データ通信処理の開始)。そして、通信端末装置2aとサーバ装置3cとの間で、データ通信が通信装置1a,1cを介して、行われる(S115)。
そして、サーバ装置3cからデータ通信終了信号が、通信装置1c,1aを介して、通信端末装置2aへ送られる(S120)と、データ通信処理は終了する。以上のような処理が、通信システムにおいて、各装置間で行われている。
(2)接続設定処理における輻輳の判断、データ通信処理における輻輳の判断
図6は、接続設定処理における輻輳の判断、データ通信処理における輻輳の判断を説明するためのフローチャート図である。通信装置1aにおける輻輳を判断する場合について説明する。
なお、上述した対応テーブルは、例えば、通信システムの作業者が必要な情報(所定の接続信号数、所定のデータ通信量)を通信制御装置3に入力することで、図示しない対応テーブル生成部により、対応テーブルが生成され、第1格納部32に格納される。
通信装置の通信部11は、他の通信装置や通信端末装置との間で送受信する接続信号を接続信号数計測部12へ送るとともに、データ信号をデータ通信量計測部13に送る(S200)。
接続信号数計測部12は、通信部11から送られた接続設定開始信号や接続設定終了信号の数を単位時間ごとに計測する(S205)。そして、接続信号数計測部12は、計測した接続信号数に通信装置1aの識別情報を与えて、通信部11に送る。データ通信量計測部13は、通信部11から送られたデータ通信量を単位時間ごとに計測する(S210)。なお、S205とS210の順序は、いすれが先でもよいし、並行して行っても良い。そして、データ通信量計測部13は、計測したデータ通信量に通信装置1aの識別情報を与えて、通信部11に送る。
通信部11は、計測された接続信号数、データ通信量を通信回線を介して通信制御装置3宛に送信する。計測された接続信号数、データ通信量が通信装置側受信部31に受信される。すると、計測された接続信号数は、第1輻輳判断部33へ送られるとともに、計測されたデータ通信量は、第2輻輳判断部34へ送られる(S220)。
第1輻輳判断部33は、第1格納部32から対応テーブルを読み出し、所定の接続信号数を取得する。そして、第1輻輳判断部33は、計測された接続信号数と、所定の接続信号数を比較し、計測された接続信号数の方が大きいか否かを判断する(S230)。大きい場合には、ステップS235で、第1輻輳判断部33は、通信装置1aの接続設定処理における処理負荷が大きいとして、接続設定処理における輻輳が生じていると判断する。小さい場合には、ステップS240で、第1輻輳判断部33は、通信装置1aの接続設定処理における処理負荷が大きくないとして、接続設定処理における輻輳が生じていないと判断する。
そして、第1輻輳判断部33は、判断結果(通信装置1aにおける接続設定処理の輻輳が生じているか否か)を入出力装置側送信部35へ送る。
第2輻輳判断部34は、第1格納部32から対応テーブルを読み出し、所定のデータ通信量を取得する。そして、第2輻輳判断部34は、計測されたデータ通信量と、所定のデータ通信量を比較し、計測されたデータ通信量の方が大きいか否かを判断する(S250)。大きい場合には、ステップS255で、第2輻輳判断部34は、通信装置1aのデータ通信処理における処理負荷が大きいとして、データ通信処理における輻輳が生じていると判断する。小さい場合には、ステップS260で、第2輻輳判断部34は、通信装置1aのデータ通信処理における処理負荷が大きくないとして、データ通信処理における輻輳が生じていないと判断する。
そして、第2輻輳判断部34は、判断結果(通信装置におけるデータ通信処理の輻輳が生じているか否か)を入出力装置側送信部35へ送る。なお、ステップS230からステップS240までの処理と、ステップS250からステップS260までの処理は、いずれを先に行ってもよいし、また、並行して行っても良い。
入出力装置4では、第1輻輳判断部33による判断結果、第2輻輳判断部34による判断結果が出力される(S270)。
この出力された判断結果を通信システムの作業者が取得することにより、通信装置1aの接続設定処理における処理負荷が大きいのか、通信装置1aのデータ通信処理における処理負荷が大きいのかを分けて判断することができる。これにより、作業者は、通信装置1aに対して、接続設定処理における輻輳制御を行うような対処と、データ通信処理における輻輳制御を行うような対処とを独立に行える。
(3)通信装置に対する輻輳制御方法
図7は、通信装置に対する輻輳制御方法を説明するためのフローチャート図である。一例として、入出力装置4には、通信装置1aについて、接続設定処理における輻輳が生じている(接続設定処理負荷が大きい)、データ通信処理における輻輳が生じている(データ通信処理負荷が大きい)旨が出力された場合について考える。
作業者が、通信装置1aに対して、接続設定処理における輻輳制御の旨や、データ通信処理における輻輳制御の旨をキー操作等により、入出力装置4に入力する(S300)。入出力装置4は、接続設定処理における輻輳制御の旨、データ通信処理における輻輳制御の旨に、通信装置1aの識別情報を与える。そして、これらの情報は、通信制御装置3へ送られる。
通信制御装置3の入出力装置側受信部36は、上記接続設定処理における輻輳制御の旨,データ通信処理における輻輳制御の旨を受信すると(S305)、接続設定処理における輻輳制御の旨、データ通信処理における輻輳制御の旨を、輻輳制御指令生成部38へ送る。
ステップS320では、輻輳制御指令生成部38は、第2格納部37から接続設定処理における輻輳制御方法を示す情報を読み出し、上記輻輳制御方法を実行するように命令する第1輻輳制御指令を生成する。この際、輻輳制御指令生成部38は、上記通信装置1aの識別情報を上記第1輻輳制御指令に与える。
同様に、輻輳制御指令生成部38は、第2格納部37からデータ通信処理における輻輳制御方法を示す情報を読み出し、上記輻輳制御方法を実行するように命令する第2輻輳制御指令を生成する(S325)。この際、輻輳制御指令生成部38は、上記通信装置1aの識別情報を上記第2輻輳制御指令に与える。なお、ステップS320、ステップS325についてはいずれを先に行ってもよいし、並行して行っても良い。
そして、輻輳制御指令生成部38は、生成した第1輻輳制御指令、第2輻輳制御指令を通信装置側送信部39へ送る。通信装置側送信部39は、通信装置1aの識別情報に基づいて、上記第1輻輳制御指令及び第2輻輳制御指令を、上記通信装置1aに対して送信する。
通信装置1aの通信部11は、上記第1輻輳制御指令及び第2輻輳制御指令を受信すると、輻輳制御部14へ送る(S330)。
輻輳制御部14は、第1輻輳制御指令に基づいて、通信装置1aの接続設定処理における輻輳を制御するとともに、第2輻輳制御指令に基づいて、データ通信処理における輻輳を制御する(S340)。具体的には、輻輳制御部14は、第1輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、接続設定開始信号の送受信回数を減少させるように制御する。同様に、輻輳制御部14は、第2輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、送受信するデータ通信量を減少させるように制御する
上述の説明では、接続設定処理における輻輳の判断及び制御、データ通信処理における輻輳の判断及び制御について説明したが、いすれか一方の処理の輻輳の判断及び制御を行うことも可能である。
なお、第1輻輳判断部33、第2輻輳判断部34は、接続設定処理における輻輳やデータ通信処理における輻輳が生じなくなったと判断した場合には、その旨を通信装置側送信部39を介して、上記通信装置に送信するようにしてもよい。
この場合には、接続設定処理における輻輳が生じなくなった旨が輻輳制御部14に送られると、輻輳制御部14は、接続設定処理における輻輳制御を解除する。同様に、データ通信処理における輻輳が生じなくなった旨が輻輳制御部14に送られると、輻輳制御部14は、データ通信処理における輻輳制御を解除する。
また、第1輻輳判断部33が、接続設定処理における輻輳が発生していると判断した場合や、第2輻輳判断部34が、データ通信処理における輻輳が発生していると判断した場合には、その旨を自動的に輻輳制御指令生成部38に送るようにしてもよい。そして、輻輳制御指令生成部38は、上記輻輳が発生している旨に基づいて、第1輻輳制御指令や第2輻輳制御指令を生成するようにしてもよい。
(作用効果)
本実施の形態によれば、接続信号数計測部12及びデータ通信量計測部13が設けられている。このため、通信装置が他の通信装置や通信端末装置との間で送受信する接続信号の数を計測することが可能となる。また、通信装置が他の通信装置や通信端末装置との間で送受信するデータ信号の量を計測することが可能となる。
そして、第1輻輳判断部33が、計測接続信号数と、通信装置の処理能力を考慮して定められた所定の接続信号数を比較することで、通信装置の接続設定処理段階における処理負荷が大きいか否かを判断でき、大きい場合には、接続設定処理において輻輳が生じていると判断できる。同じく、第2輻輳判断部34が、計測データ通信量と、通信装置の処理能力を考慮して定められた所定のデータ通信量を比較することで、通信装置のデータ通信処理段階における処理負荷が大きいか否かを判断でき、大きい場合には、データ通信処理において輻輳が生じていると判断できる。
従って、従来技術のように、接続設定処理段階の処理負荷しか判断できないようなことはなく、接続設定処理段階とデータ通信処理段階、各々の処理負荷を判断することが可能となる。この結果、作業者は、接続設定処理段階とデータ通信処理段階に分けて、適切な輻輳制御を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、輻輳制御指令生成部38が、第1輻輳制御指令及び第2輻輳制御指令を生成する。そして、輻輳制御部14は、第1輻輳制御指令に基づいて、接続設定処理における輻輳を制御するとともに、第2輻輳制御指令に基づいて、データ通信処理における輻輳を制御することができる。
この結果、従来技術のように、通信装置の処理負荷が大きくとも、接続設定処理における輻輳しか制御できないようなことはなく、接続設定処理における輻輳制御、データ通信処理における輻輳制御が可能となる。従って、従来技術に比べて、通信装置の輻輳制御を一層効果的に行うことが可能となる。
(変形例1)
本実施の形態では、全ての通信装置の処理能力は、同等として考えたが、異なるような場合には、上述した第1格納部32に格納された対応テーブル中の所定の接続信号数Xや所定のデータ通信量Yは、各通信装置1a〜1dごとに異なることになる。このような場合、以下のようにすることも可能である。即ち、第1格納部32に格納される図4に示すような対応テーブルは、各通信装置1a〜1dの識別情報と対応づけられており、各通信装置1a〜1dごとに設けられている。
そして、上述したフローチャート図において、ステップS230において、第1輻輳判断部33は、計測された接続信号数に与えられた通信装置の識別情報に対応する対応テーブルを読み出し、所定の接続信号数を取得する。同様に、ステップS250において、第2輻輳判断部34は、計測されたデータ通信量に与えられた通信装置の識別情報に対応する対応テーブルを読み出し、所定のデータ通信量を取得する。これ以外は、図6に示すフローチャート図の各処理と同じである。
(変形例2)
実施の形態1では、通信装置が接続信号やデータ信号を送信する処理能力である送信処理能力と、通信装置が接続信号やデータ信号を受信する処理能力である受信処理能力とを同等と考えていた。
しかし、送信処理能力と受信処理能力が異なるような場合も存在する。このような場合には、以下のようにすることもできる。
変形例2の接続信号数計測部12は、送信する接続信号数と、受信する接続信号数を分けて計測する。データ通信量計測部13は、送信するデータ通信量と、受信するデータ通信量を分けて計測する。
そして、第1格納部32に格納されている対応テーブルには、送信用の所定の接続信号数、受信用の所定の接続信号数、送信用の所定のデータ通信量、受信用の所定のデータ通信量が含まれている。そして、第1輻輳判断部33は、接続設定処理における輻輳の判断を送信用と受信用に分けて判断を行う。同じく、第2輻輳判断部34は、データ通信処理における輻輳の判断を送信用と受信用に分けて判断を行う。
そして、第2格納部37には、送信用の接続設定処理の輻輳制御方法、受信用の接続設定処理の輻輳制御方法、送信用のデータ通信処理の輻輳制御方法、受信用のデータ通信処理の輻輳制御方法、が格納されている。
そして、輻輳制御指令生成部38は、送信用の接続設定処理の輻輳制御方法に基づいて、送信用第1輻輳制御指令を生成し、受信用の接続設定処理の輻輳制御方法に基づいて、受信用第1輻輳制御指令を生成し、送信用のデータ通信処理の輻輳制御方法に基づいて、送信用第2輻輳制御指令を生成し、受信用のデータ通信処理の輻輳制御方法に基づいて、受信用第2輻輳制御指令を生成する。
そして、輻輳制御部14は、送信用第1輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、送信予定の接続信号数を減少させ、受信用第1輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、受信する接続信号数を減少させ、送信用第2輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、送信予定のデータ開始信号数を減少させ、受信用第2輻輳制御指令に基づいて、通信部11に対して、受信するデータ開始信号数を減少させる。
実施の形態2.
実施の形態2である通信システムにおいては、通信装置1a〜1dの構成が以下のように異なる。図8は、実施の形態2の通信装置1a〜1dの構成を示す図である。本実施の形態において、実施の形態1と同一構成、機能については、同一符号を付してその説明を省略する。
(構成)
通信装置1a〜1dは、各部を制御するCPU50と、このCPU50の単位時間当たりの処理量を取得し、この処理量に基づいて、通信装置全体の処理負荷が大きい場合には、輻輳が生じていると判断する通信装置輻輳判断部51を有する。
通信装置輻輳判断部51は、所定の処理量を示す情報を保持している。この所定の処理量は、例えば、CPU50の最大処理能力(単位時間当たり処理できる最大の仕事量)に基づいて定められる。
(通信方法)
図9は、実施の形態2の通信システムを用いた接続設定処理における輻輳判断方法、データ通信処理における輻輳の判断方法を示すフローチャート図である。
ステップS400では、通信装置輻輳判断部51は、通信装置に輻輳が生じているか否かを判断する。具体的には、通信装置輻輳判断部51は、CPU50の単位時間当たりの処理量を取得する。そして、通信装置輻輳判断部51は、保持している所定の処理量と、CPU50の単位時間当たりの処理量を比較し、CPU50の単位時間当たりの処理量の方が大きい場合には、ステップS410で、接続信号数計測部12に対して、通信部11から送られる接続信号数を取得し、計測動作を開始するように命令するとともに、データ通信量計測部13に対して、通信部11から送られるデータ信号を取得し、計測動作を開始するように命令する。その後、ステップS205以降の処理が行われる。
一方、CPU50の単位時間当たりの処理量の方が小さい場合には、ステップS400へ移行する。
本実施の形態においては、実施の形態1で示した効果に加えて、通信装置輻輳判断部51が通信装置に輻輳が生じていると判断した場合だけ、接続信号数計測部12、データ通信量計測部13により計測動作、第1輻輳判断部33、第2輻輳判断部34による判断動作が行われる。このため、明らかに輻輳が生じていない場合における上述の計測動作や判断動作を行わずに済み、輻輳が生じる可能性が高い場合にのみ、上述の計測動作や判断動作を行うので、通信システムの各装置のリソースを有効に活用できる。
実施の形態1である通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1である通信装置の構成を示す図である。 実施の形態1である通信制御装置の構成を示す図である。 実施の形態1でである第1格納部に格納された対応テーブルの一例を示す図である。 実施の形態1である各通信装置間の信号の送受信方法を示すシーケンス図である。 実施の形態1である通信方法のうち、接続設定処理の輻輳、データ通信処理の輻輳を判断する方法を説明するためのフローチャート図である。 実施の形態1である通信方法のうち、接続設定処理の輻輳、データ通信処理の輻輳を制御する方法を説明するためのフローチャート図である。 実施の形態2である通信装置の構成を示す図である。 実施の形態2である通信方法のうち、接続設定処理の輻輳、データ通信処理の輻輳を判断する方法を説明するためのフローチャート図である。 従来の通信システムの構成を示す図である。 従来の各通信装置間の信号の送受信方法を示すフローチャート図である。 従来の通信方法のうち、接続設定処理の輻輳、データ通信処理の輻輳を判断する方法、制御する方法を説明するための概念図である。
符号の説明
1a〜1d,61a〜61d 通信装置
2a〜2d,62a〜62d 通信端末装置
3c サーバ装置
3,63 通信制御装置
4,64 入出力装置
11 通信部12 接続信号数計測部
13 データ通信量計測部
14 輻輳制御部
31 通信装置側受信部
32 第1格納部
33 第1輻輳判断部
34 第2輻輳判断部
35 入出力装置側送信部
36 入出力装置側受信部
37 第2格納部
38 輻輳制御指令生成部
39 通信装置側送信部
50 CPU
51 通信装置輻輳判断部

Claims (11)

  1. 通信回線を介して相互に接続された複数の通信装置の各々の通信装置の輻輳を判断する接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システムであって、
    前記通信装置が、他の通信装置との間で、データ通信を開始する前に行う接続設定中に、送受信する接続信号の数を、計測する第1計測手段と、
    前記通信装置が、他の通信装置との間におけるデータ通信中に、送受信するデータ通信量を計測する第2計測手段と、
    前記通信装置の処理能力を考慮して定められた所定の接続信号数及び所定のデータ通信量が格納された格納手段と、
    前記第1計測手段により計測された接続信号数と、前記所定の接続信号数とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を判断する第1輻輳判断手段と、
    前記第2計測手段により計測されたデータ通信量と、前記所定のデータ通信量とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を判断する第2輻輳判断手段とを有することを特徴とする接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム。
  2. 前記第1輻輳判断手段による判断結果に基づいて、前記通信装置に対する接続設定段階の輻輳を制御するための指令である第1輻輳制御指令を生成する第1輻輳制御指令生成手段と、
    前記第2輻輳判断手段による判断結果に基づいて、前記通信装置に対するデータ通信段階の輻輳を制御するための指令である第2輻輳制御指令を生成する第2輻輳制御指令生成手段と、
    前記第1輻輳制御指令に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を制御するとともに、前記第2輻輳制御指令に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を制御する輻輳制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム。
  3. 前記輻輳制御手段は、前記第1輻輳制御指令を受けた場合には、前記通信装置が送受信する接続信号数を減少させるとともに、
    前記第2輻輳制御指令を受けた場合には、前記通信装置が送受信するデータ通信量を減少させることを特徴とする請求項2に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信システム。
  4. 通信回線を介して相互に接続された通信装置の輻輳を判断する通信制御装置と通信を行う接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信装置であって、
    他の通信装置との間で、データ通信を開始する前に行う接続設定中に、送受信する接続信号の数を、計測する第1計測手段と、
    他の通信装置との間でデータ通信中に、送受信するデータ通信量を計測する第2計測手段と、
    前記計測された接続信号数と前記計測されたデータ通信量を前記通信制御装置に送信する送信手段とを有し、
    前記通信制御装置は、前記計測された接続信号数に基づいて、接続設定段階の輻輳を判断するとともに、前記計測されたデータ通信量に基づいて、データ通信段階の輻輳を判断することを特徴とする接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信装置。
  5. 接続設定段階の輻輳を制御するための指令である第1輻輳制御指令と、データ通信段階の輻輳を制御するための指令である第2輻輳制御指令を受信する受信手段と、
    前記第1輻輳制御指令に基づいて、接続設定段階の輻輳を制御するとともに、前記第2輻輳制御指令に基づいて、データ通信段階の輻輳を制御する輻輳制御手段とを有することを特徴とする請求項4に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信装置。
  6. 前記輻輳制御手段は、前記第1輻輳制御指令を受けた場合には、送受信する接続信号数を減少させるとともに、前記第2輻輳制御指令を受けた場合には、送受信するデータ通信量を減少させることを特徴とする請求項5に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信装置。
  7. 通信回線を介して相互に接続された複数の通信装置の各々の通信装置の輻輳を判断する接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信制御装置であって、
    前記通信装置が、他の通信装置との間でデータ通信を開始する前に行う接続設定中に送受信する接続信号の数を、計測した結果である計測接続信号数を受信するとともに、前記通信装置が、他の通信装置との間でデータ通信中に送受信するデータ通信量を、計測した結果である計測データ通信量を受信する受信手段と、
    前記通信装置の処理能力を考慮して定められた所定の接続信号数及び所定のデータ通信量が格納された格納手段と、
    前記計測接続信号数と、前記所定の接続信号数とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を判断する第1輻輳判断手段と、
    前記計測データ通信量と、前記所定のデータ通信量とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を判断する第2輻輳判断手段とを有することを特徴とする接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信制御装置。
  8. 前記第1輻輳判断手段による判断結果に基づいて、前記通信装置に対する接続設定段階の輻輳を制御するための指令である第1輻輳制御指令を生成する第1輻輳制御指令生成手段と、
    前記第2輻輳判断手段による判断結果に基づいて、前記通信装置に対するデータ通信段階の輻輳を制御するための指令である第2輻輳制御指令を生成する第2輻輳制御指令生成手段とを有し、
    前記通信装置は、前記第1輻輳制御指令に基づいて、接続設定段階の輻輳を制御するとともに、前記第2輻輳制御指令に基づいて、データ通信段階の輻輳を制御することを特徴とする請求項7に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信制御装置。
  9. 通信回線を介して相互に接続された複数の通信装置の各々の通信装置の輻輳を判断する接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信方法であって、 前記通信装置が、他の通信装置との間で、データ通信を開始する前に行う接続設定中に、送受信する接続信号の数を、計測する第1計測ステップと、
    前記通信装置が、他の通信装置との間におけるデータ通信中に、送受信するデータ通信量を計測する第2計測ステップと、
    前記通信装置の処理能力を考慮して定められた所定の接続信号数及び所定のデータ通信量を格納手段に格納するステップと、
    前記第1計測ステップにより計測された接続信号数と、前記所定の接続信号数とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を判断する第1輻輳判断ステップと、
    前記第2計測ステップにより計測されたデータ通信量と、前記所定のデータ通信量とを比較し、比較結果に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を判断する第2輻輳判断ステップとを有することを特徴とする接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信方法。
  10. 前記第1輻輳判断ステップによる判断結果に基づいて、前記通信装置に対する接続設定段階の輻輳を制御するための指令である第1輻輳制御指令を生成する第1輻輳制御指令生成ステップと、
    前記第2輻輳判断ステップによる判断結果に基づいて、前記通信装置に対するデータ通信段階の輻輳を制御するための指令である第2輻輳制御指令を生成する第2輻輳制御指令生成ステップと、
    前記第1輻輳制御指令に基づいて、前記通信装置における接続設定段階の輻輳を制御するとともに、前記第2輻輳制御指令に基づいて、前記通信装置におけるデータ通信段階の輻輳を制御する輻輳制御ステップとを有することを特徴とする請求項9に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信方法。
  11. 前記輻輳制御ステップは、前記第1輻輳制御指令を受けた場合には、前記通信装置が送受信する接続信号数を減少させるとともに、
    前記第2輻輳制御指令を受けた場合には、前記通信装置が送受信するデータ通信量を減少させることを特徴とする請求項10に記載の接続設定段階及びデータ通信段階に分けた通信方法。

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