JP3906897B2 - トンネル設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルの入口に設けられるトンネル設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速道路上などに設置され、内部を車両が通過するトンネルは、車両がこのトンネルの内部へと進入する際に、この車両を運転する運転手の暗順応を考慮して、このトンネル内部の入口の照明器具の設置台数が増設されて、このトンネルの内部と外部との照明の緩和が図られて設計されている。
【0003】
ところが、車両を運転する運転手は、トンネルの入口に近づくと、無意識にアクセルを放したり、ブレーキを踏んでしまうなどの減速行為をしてしまう特性、いわゆるブラックホール現象が発生してしまう。
【0004】
このため、このブラックホール現象が1台、2台といった通行車両に留まらず、100台、200台といった複数台となると、前方の車両との車間距離を確保するためなどに、自然渋滞が起きる原因と成り得る。
【0005】
よって、高速道路上などのトンネルの入口は、自然渋滞が起きやすい場所の1つとして、渋滞緩和の措置が図られている。具体的には、運転手の不必要な減速行為を無くすため、トンネルの入口を装飾してデザイン的にしたり、このトンネルの入口付近に植林を施したりするなどの対策が一部のトンネルで検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなトンネルの入口での渋滞緩和の対策では、運転手の視線が前方より横向きに反れてしまうおそれがあるという問題を有している。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、トンネルに進入する際における運転手の減速行為を低減できるトンネル設備を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
求項記載のトンネル設備は、トンネルの入口端面と離間して設けられ、このトンネルの空間部の断面と略同一の断面を有するトンネル設備体と;前記トンネルの入口端面と対向する前記トンネル設備体の裏面側の一側面よりも明るくなるように昼間に前記トンネルの入口端面を照明し、夜間に消灯される照明手段と;を具備しているものである。
【0009】
そして、この構成では、トンネルの空間部の断面と略同一の断面を有するトンネル設備体を、このトンネルの入口端面と離間して設ける。次いで、照明手段でトンネルの入口端面を照明する。この結果、このトンネルの入口へと向かう、例えば車両を運転する運転手から、トンネルの入口端面がこのトンネルの内部より明るく見えるとともに、トンネル設備体の一側面より明るく見える。よって、このトンネルの入口へと向かう車両を運転する運転手へのブラックホール現象が緩和される。このため、この運転手によるトンネルに進入する際における減速行為が低減される。
【0010】
請求項記載のトンネル設備は、請求項記載のトンネル設備において、照明手段は、無電極放電により発光する光源であるものである。
【0011】
そして、この構成では、照明手段を無電極放電により発光する光源としたので、電極を用いて発光する一般的な照明手段に比べ、使用可能寿命が長くなる。このため、この無電極放電により発光する光源でトンネル設備体の一側面よりトンネルの入口端面を明るくすることにより、照明手段のメンテナンスが長期間に亘り不要となる。よって、この照明手段の管理が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1はトンネル設備の設置状態を示す説明図、図2はトンネル設備の説明図である。
【0014】
図1および図2において、1はトンネルで、このトンネル1は、高速道路などの道路2上に建設され、内部を自動車、自動二輪車などの車両が通過する。また、このトンネル1は、縦断面略コ字状のトンネル枠体3を備えている。このトンネル枠体3の内部には、縦断面略矩形状の空間部4が形成されている。また、このトンネル枠体3の入口には、道路2に対して略垂直な略コ字状の入口端面5が設けられている。
【0015】
そして、トンネル枠体3の入口端面5から所定間隔外方に向けて離間した位置には、トンネル1の空間部4の縦断面と略同一の断面を有する縦断面略コ字状のトンネル設備体としての化粧板11が設けられている。この化粧板11は、道路2を横断する方向にこの道路2に設けられている。また、この化粧板11は、鋼板で形成されている。
【0016】
ここで、この化粧板11の表面は、この化粧板11の表面で太陽光などが反射して運転手や近隣住宅などに対して悪影響を及ぼさないように、艶消し処理がされていることが望ましい。
【0017】
また、この化粧板11は、トンネル枠体3の入口端面5と対向する面の裏面側のこの化粧板11の一側面12よりトンネル枠体3の入口端面5を明るくする。そして、トンネル枠体3の入口端面5と対向する側のこの化粧板11の他側面13には、複数、例えば5つの照明手段としての照明装置14が取り付けられている。これら照明装置14は、化粧板11の上端面に沿って水平に並設されている。
【0018】
そして、これら各照明装置14は、電磁誘導および磁場を介したエネルギの伝導およびガス放電を組み合わせて発光、すなわち無電極放電により発光する光源としての無電極ランプである。また、これら各照明装置14は、発光により化粧板11の一側面12よりトンネル枠体3の入口端面5を明るくする。
【0019】
ここで、トンネル設備の作用について説明する。
【0020】
まず、昼間、化粧板11に取り付けた各照明装置14を点灯する。すると、これら各照明装置14から発光される光がトンネル枠体3の入口端面5を化粧板11の一側面12およびトンネル1の空間部4より明るくする。
【0021】
そして、化粧板11を通過する以前の状態で、トンネル1の入口に向けて道路2を走行している自動車の運転手は、このトンネル枠体3の入口端面5がこのトンネル1の空間部4および化粧板11の一側面12より明るく見えるとともに、化粧板11の一側面12がトンネル1の空間部4より明るく見える。
【0022】
このため、この自動車の運転手は、トンネル枠体3の入口端面5がこのトンネル1の空間部4および化粧板11の一側面12より明るいので、トンネル1の空間部4が暗いことにより生じるブラックホール現象を生じ難くなる。この結果、トンネル1の入口へと向かう自動車の運転手へのブラックホール現象を緩和できる。
【0023】
よって、この運転手によるトンネル1に進入する際における無意識にアクセルを放したり、ブレーキを踏んでしまうなどの減速行為を低減できるとともに、この運転手によるトンネル1に進入する際における視線が前方より横向きに反れてしまうことを低減できる。この結果、トンネル1の入口で発生しやすい自然渋滞を緩和できる。
【0024】
また、各照明装置14で化粧板11の一側面12よりも明るくなるようにトンネル枠体3の入口端面5を照明すれば、化粧板11の一側面12よりトンネル枠体3の入口端面5明るくするために必要な設備や手段を安価かつ容易にできるので、この化粧板11を施工する際における作業およびコストを削減できる。
【0025】
さらに、各照明装置14を無電極ランプとすることにより、放電により発光する一般的な放電ランプに比べ、無電極ランプの使用可能寿命が長いので、これら各照明装置14の使用可能寿命を長くできる。よって、これら各照明装置14の交換などのメンテナンスが長期間に亘り不要となる。
【0026】
このため、これら各照明装置14は、化粧板11の上端近傍、すなわちメンテナンスし難い場所に設置されていることから、これら各照明装置11を無電極ランプにすることにより、これら各照明装置11の管理を容易にできる。
【0027】
なお、高速道路上のトンネル1に化粧板11を取り付けたが、高速道路以外の県道または国道などの一般道上のトンネル1でも、このトンネル1の入口に化粧板11を取り付ければ、同様の作用効果を奏することができる。
【0028】
また、各照明装置14を化粧板11に設けたが、これら各照明装置14をトンネル1の入口端面5に設けても、これら各照明装置14でトンネル1の入口端面5を空間部4および化粧板11の一側面12より明るくできれば、同様の作用効果を奏することができる。
【0029】
さらに、夜間は、各照明装置14を点灯させなくてもトンネル1の空間部4がこのトンネル1の入口端面5より明るいので、これら照明装置14を点灯させる必要はないから、これら照明装置 14 を消灯させる
【0030】
【発明の効果】
求項記載のトンネル設備によれば、トンネルの入口端面と離間してトンネル設備体を設け、トンネルの入口端面を照明手段で照明すれば、このトンネルの入口へと向かう、例えば車両の運転手から、トンネルの入口端面が内部およびトンネル設備体の一側面より明るく見えるので、このトンネルの入口へと向かう車両の運転手へのブラックホール現象を緩和でき、このトンネルに進入する際における運転手の減速行為を低減できる。
【0031】
請求項記載のトンネル設備によれば、請求項記載のトンネル設備の効果に加え、無電極放電により発光する使用可能寿命の長い光源で、トンネル設備体の一側面よりトンネルの入口端面を明るくすれば、照明手段のメンテナンスが長期間に亘り不要となり、この照明手段の管理を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すトンネル設備の説明図である。
【図2】 同上トンネル設備の説明図である。
【符号の説明】
1 トンネル
4 空間部
5 トンネル1の入口端面
11 トンネル設備体としての化粧板
12 化粧板11の一側面
14 照明手段としての照明装置

Claims (2)

  1. トンネルの入口端面と離間して設けられ、このトンネルの空間部の断面と略同一の断面を有するトンネル設備体と;
    前記トンネルの入口端面と対向する前記トンネル設備体の裏面側の一側面よりも明るくなるように昼間に前記トンネルの入口端面を照明し、夜間に消灯される照明手段と;
    を具備していることを特徴としたトンネル設備。
  2. 照明手段は、無電極放電により発光する光源である
    ことを特徴とした請求項記載のトンネル設備。
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