JP3906547B2 - 銅張り積層板、多層積層板 - Google Patents

銅張り積層板、多層積層板 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント配線板の製造に用いられる銅張り積層板、多層積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリプレグは、ガラス布等の基材にエポキシ樹脂組成物のワニスを含浸した後、これを加熱乾燥してエポキシ樹脂を半硬化させことによって調製されている。そしてこのプリプレグを所要枚重ねると共に必要に応じてその片側あるいは両側に銅箔1を重ね、これを加熱加圧して積層成形することによって、図1に示すような、プリプレグのエポキシ樹脂が完全硬化して形成される絶縁層2に銅箔1を積層一体化した銅張り積層板Aを得ることができる。この銅張り積層板Aは、表面の銅箔1をプリント加工して回路を形成することによって、プリント配線板の製造に用いられる。
【0003】
また、このようにして得た銅張り積層板Aの表面の銅箔1をプリント加工して内層回路3を形成することによって内層用回路板4を作製し、この内層用回路板4の表面にプリプレグを介して銅箔1(あるいは外層用回路板)を重ね、これを加熱加圧して積層成形することによって、図2に示すような、内層用回路板4にプリプレグのエポキシ樹脂が完全硬化して形成される絶縁層2を介して銅箔1(あるいは外層用回路板)を積層一体化した多層積層板Bを得ることができる。この多層積層板Bは、表面の銅箔1をプリント加工して外層回路を形成することによって、多層プリント配線板の製造に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような銅張り積層板Aにあって、プリプレグによる絶縁層2と銅箔1との間の接着強度が低いと、銅箔1をプリント加工して形成される回路が絶縁層2から剥離するおそれがあり、回路の信頼性に問題が生じると共に、電子部品を表面実装する際の実装信頼性に問題が生じるものであった。
【0005】
また上記のような多層積層板Bにあって、内層用回路板4の内層回路3とプリプレグによる絶縁層2との接着強度が低いと、半田処理の際など高温が作用するとこの部分が剥離してフクレが生じるおそれがあり、耐熱性が大きく低下する。そこで従来では内層回路3の表面に黒化処理と通称される酸化処理を施し、内層回路3の表面に銅酸化物層を形成して、内層回路3の表面と絶縁層2との間の接着強度を高めるようにしている。しかし、黒化処理は何工程もの処理が必要であって非常に手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、銅箔や銅の内層回路の接着強度を高く得ることができる銅張り積層板、多層積層板を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る銅張り積層板は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂をカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性した変性エポキシ樹脂、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤としてジシアンジアミド、硬化促進剤を含有し、上記変性エポキシ樹脂としてカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体による変性量がエポキシ樹脂総量100重量部に対して3〜15重量部のものを用いることによって、エポキシ樹脂組成物を調製し、このエポキシ樹脂組成物を基材に含浸すると共に半硬化状態にしてプリプレグを形成し、このプリプレグと銅箔とを積層一体化すると共にエポキシ樹脂組成物を完全硬化状態にして成ることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る多層積層板は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂をカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性した変性エポキシ樹脂、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤としてジシアンジアミド、硬化促進剤を含有し、上記変性エポキシ樹脂としてカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体による変性量がエポキシ樹脂総量100重量部に対して3〜15重量部のものを用いることによって、エポキシ樹脂組成物を調製し、このエポキシ樹脂組成物を基材に含浸すると共に半硬化状態にしてプリプレグを形成し、表面未処理の銅箔で内層回路が形成された内層用回路板の表面に、上記プリプレグが完全硬化して形成される絶縁層が積層一体化されていることを特徴とするものである。
また請求項の発明は、表面未処理の銅箔が、表面に銅酸化物層を形成していない銅箔であることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明においてエポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂をカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体(CTBN:carboxyl terminated butadiene acrylonitrile copolymers)で変性した変性エポキシ樹脂と、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂とを併用するものであり、全エポキシ樹脂100重量部中に変性エポキシ樹脂が5〜95重量部を占めるように、両者の配合量を調整するのが好ましい。
【0011】
ここで、ビスフェノールA型エポキシ樹脂をCTBNで変性した変性エポキシ樹脂としては、次の「化1」で示す構造式のものを用いることができる。
【0012】
【化1】
Figure 0003906547
【0013】
上記の構造式において、n=0〜3、m=1〜3である。またxとyは組成比でx=0.65〜0.95、y=0.05〜0.35(但しx+y=1)、z=59〜71である。
上記のようなビスフェノールA型エポキシ樹脂をCTBNで変性した変性エポキシ樹脂を用いるにあたって、このCTBNによる変性量が、エポキシ樹脂総量100重量部に対して3〜15重量部(より好ましくは5〜10重量部)になるように、すなわちエポキシ樹脂総量に対する変性率が3〜15重量%になるように設定するのが好ましい。CTBNによる変性量がエポキシ樹脂総量100重量部に対して3重量部未満であると、CTBNによる変性によって銅箔に対する接着性を高める効果を十分に得ることは難しく、逆に15重量部を超えると、積層板に成形したときの誘電正接が上昇し、電気的特性の面で好ましくない。
【0014】
また上記のCTBNによる変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂としては、2官能以上のものであれば特に制限されることなく使用することができるものであり、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタン型エポキシ樹脂及び、これらのエポキシ樹脂中の水素原子の一部をハロゲン化することによって難燃化したエポキシ樹脂などを用いることができ、これらは1種単独で使用する他、2種以上を併用することもできる。
【0015】
また本発明にあって、硬化剤としては、銅箔との接着強度を高く得るために、ジシアンジアミド(DICY)を用いるのが好ましい。硬化促進剤については特に制限されるものではないが、2−エチル−4−メチルイミダゾール(2E4MZ)などのイミダゾール類を用いることができる。
そして、ビスフェノールA型エポキシ樹脂をCTBNで変性した変性エポキシ樹脂、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤を配合し、これらを溶剤に溶解することによって、エポキシ樹脂ワニスとして使用されるエポキシ樹脂組成物を調製することができるものである。溶剤としては、メチルエチルケトン(MEK)、ジメチルホルムアミド(DMF)、メチルセロソルブなどを用いることができる。ここで、硬化剤の配合量は、全エポキシ樹脂に対する当量比が0.2〜0.8(より好ましくは0.4〜0.6)になるように調整するのが好ましく、硬化促進剤の配合量は、0.01〜0.30PHRに調整するのが好ましい。
【0016】
一方、本発明において基材としては、ガラスクロスやガラス不織布などを用いることができるものであり、この基材に上記のように調製されるエポキシ樹脂組成物のワニスを例えば樹脂含有率35〜80重量%になるように含浸させ、これを例えば温度140〜180℃、時間1〜30分の条件で加熱乾燥してエポキシ樹脂をBステージ状態に半硬化させることによって、プリプレグを作製することができるものある。
【0017】
そしてこのプリプレグを所要枚数重ねると共に、その片側あるいは両側に銅箔を重ね、これを例えば温度150〜200℃、圧力1〜8MPa、時間90〜150分の条件で加熱加圧して積層成形することによって、図1に示すような、プリプレグのエポキシ樹脂が完全硬化して形成される絶縁層2に銅箔1を積層一体化した銅張り積層板Aを得ることができるものである。この銅張り積層板Aは、表面の銅箔1をプリント加工して回路を形成することによって、プリント配線板に加工して用いられるものである。
【0018】
ここで、絶縁層2を形成するプリプレグのエポキシ樹脂は、上記のようにビスフェノールA型エポキシ樹脂をCTBNで変性した変性エポキシ樹脂を含むものであり、この変性エポキシ樹脂によって絶縁層2と銅箔1との接着強度を高く得ることができる。従って、銅箔1をプリント加工して形成される回路の絶縁層2に対する密着強度が高く、回路の信頼性を高めることができると共に、電子部品を表面実装する際の実装信頼性を高めることができるものである。
【0019】
また、上記のようにして得た銅張りの積層板Aの表面の銅箔1をプリント加工して内層回路3を形成をすることによって内層用回路板4を作製することができる。そしてこの内層用回路板4の表面に上記のように作製したプリプレグを介して銅箔1(あるいは外層用回路板)を重ね、これを例えば温度150〜200℃、圧力1〜8MPa、時間90〜150分の条件で加熱加圧して二次積層成形することによって、図2に示すような、内層用回路板4にプリプレグのエポキシ樹脂が完全硬化して形成される絶縁層2によって銅箔1(あるいは外層用回路板)を積層一体化した多層積層板Bを得ることができるものである。この多層積層板Bは、表面の銅箔1をプリント加工して外層回路を形成することによって、多層プリント配線板に加工して用いられるものである。尚、内層用回路板4としては、上記の銅張りの積層板Aを用いて形成する他に、一般のFR−4材などを用いて形成するようにしてもよい。
【0020】
ここで、内層回路板4の表面に積層される絶縁層2を形成するプリプレグのエポキシ樹脂は、上記のようにビスフェノールA型エポキシ樹脂をCTBNで変性した変性エポキシ樹脂を含むものであり、この変性エポキシ樹脂によって絶縁層2と銅箔1で形成される内層回路3との接着強度を高く得ることができる。従って、内層回路3の表面を黒化処理して銅酸化物層を形成したり、内層回路3を形成する銅箔1として表面を黒化処理して銅酸化物層を形成したものを用いたりする必要なく、ソフトエッチングなどの簡単な処理で銅箔1や内層回路3の表面を粗面化することによって、対処することができるものである。
【0021】
【実施例】
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1〜5、比較例1〜3)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂をCTBNで変性した変性エポキシ樹脂として、CTBNの含有率が10重量%のもの(エポキシ当量210)、CTBNの含有率が30重量%のもの(エポキシ当量285)、CTBNの含有率が50重量%のもの(エポキシ当量435)を用いた(いずれも大日本インキ工業株式会社製)。また変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂として、エポキシ当量500のテトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂(大日本インキ工業株式会社製「EPICLON 1121」)、エポキシ当量760のテトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂(同社製「EPICLON 1126」)、エポキシ当量225のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(同社製「EPICLON N−690」)を用いた。
【0022】
そして表1に示す配合で変性エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、溶剤を配合することによって、エポキシ樹脂組成物のワニスを得た。
次に、このエポキシ樹脂組成物のワニスを7628タイプのガラスクロスに含浸し、160℃、15分の条件で加熱乾燥することによって、樹脂含有率が60重量%のプリプレグを得た。
【0023】
次に、このプリプレグを4枚重ね、その上下にそれぞれ厚み35μmの銅箔を重ね、これを170℃、3.9MPa、120分の条件で加熱加圧成形することによって、図1のような厚み0.8mmの両面銅張り積層板を得た。
また、両面に厚み35μmの銅箔を張った厚み0.8mmのFR−4タイプの両面銅張り積層板を内層用回路板として用い、この内層用回路板の両面に上記のプリプレグを1枚ずつ重ねると共にさらにその各外側に厚み35μmの銅箔を重ね、これを170℃、3.9MPa、120分の条件で加熱加圧成形することによって、図2のような4層構成の厚み1.2mmの多層積層板を得た。
【0024】
ここで、この内層用回路板において、実施例1〜5及び比較例1,2では、銅箔の表面を硫酸、H2 2 、硫酸銅を主成分とするソフトエッチング液でソフトエッチング処理したものを用い、また比較例3では、銅箔の表面に黒化処理して銅酸化物層を形成したものを用いた。
【0025】
【表1】
Figure 0003906547
【0026】
上記のようにして得られた両面銅張り積層板について、表面の銅箔の引き剥がし強度を測定した。結果を表2の「銅箔ピール」の項目の欄に示す。また上記のようにして得られた多層積層板について、内層の銅箔と絶縁層との引き剥がし強度を測定した。結果を表2の「内層ピール」の項目の欄に示す。さらに上記のようにして得られた両面銅張り積層板について比誘電率を測定した。結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
Figure 0003906547
【0028】
表2の「銅箔ピール」の項目の欄にみられるように、各実施例のものは各比較例のものよりも銅箔の接着強度が高くなっていることが確認される。また表2の「内層ピール」の項目の欄にみられるように、各実施例のものは比較例1,2のものよりも銅箔の接着強度が高くなっており、各実施例のものは黒化処理した比較例3のものに匹敵する接着強度を有することが確認される。
【0029】
【発明の効果】
上記のように本発明で用いるエポキシ樹脂組成物は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂をカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性した変性エポキシ樹脂、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤としてジシアンジアミド、硬化促進剤を含有し、上記変性エポキシ樹脂としてカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体による変性量がエポキシ樹脂総量100重量部に対して3〜15重量部のものを用いて調製するようにしたので、カルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体による変性によって、銅箔に対するエポキシ樹脂の接着強度を高く得ることができるものであり、しかもジシアンジアミドによって銅箔に対するエポキシ樹脂の接着強度を一層高めることができるものである
また本発明で用いるプリプレグは、上記のエポキシ樹脂組成物が基材に含浸されていると共に半硬化状態にあることを特徴とするものであり、カルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性したエポキシ樹脂を含有することによって、銅箔に対する接着強度の高い絶縁層を形成することができるものである。
【0030】
本発明に係る銅張り積層板は、上記のプリプレグと銅箔とが積層一体化されていると共にエポキシ樹脂組成物が完全硬化状態にあることを特徴とするものであり、プリプレグにはカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性したエポキシ樹脂を含有することによって、銅箔を高い接着強度で積層することができ、銅箔をプリント加工して形成される回路の信頼性を高めることができると共に、電子部品を表面実装する際の実装信頼性を高めることができるものである。
【0031】
本発明に係る多層積層板は、表面未処理の銅箔で内層回路が形成された内層用回路板の表面に、上記のプリプレグが完全硬化して形成される絶縁層が積層一体化されていることを特徴とするものであり、プリプレグにはカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性したエポキシ樹脂を含有することによって、銅箔で形成される内層回路に高い接着強度で積層することができ、表面未処理の銅箔であっても使用が可能になるものである。
【0032】
また請求項の発明は、上記の表面未処理の銅箔が、表面に銅酸化物層を形成していない銅箔であることを特徴とするものであり、プリプレグにはカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性したエポキシ樹脂を含有することによって、銅箔で形成される内層回路に高い接着強度で積層することができ、黒化処理で銅酸化物層を形成していない表面未処理の銅箔であっても使用が可能になるものであり、手間を要する黒化処理を省くことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】銅張り積層板の正面図である。
【図2】多層積層板の正面図である。
【符号の説明】
1 銅箔
2 絶縁層
3 内層回路
4 内層用回路板

Claims (3)

  1. ビスフェノールA型エポキシ樹脂をカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性した変性エポキシ樹脂、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤としてジシアンジアミド、硬化促進剤を含有し、上記変性エポキシ樹脂としてカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体による変性量がエポキシ樹脂総量100重量部に対して3〜15重量部のものを用いることによって、エポキシ樹脂組成物を調製し、このエポキシ樹脂組成物を基材に含浸すると共に半硬化状態にしてプリプレグを形成し、このプリプレグと銅箔とを積層一体化すると共にエポキシ樹脂組成物を完全硬化状態にして成ることを特徴とする銅張り積層板
  2. ビスフェノールA型エポキシ樹脂をカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体で変性した変性エポキシ樹脂、この変性エポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂、硬化剤としてジシアンジアミド、硬化促進剤を含有し、上記変性エポキシ樹脂としてカルボキシル末端アクリロニトリルブタジエン共重合体による変性量がエポキシ樹脂総量100重量部に対して3〜15重量部のものを用いることによって、エポキシ樹脂組成物を調製し、このエポキシ樹脂組成物を基材に含浸すると共に半硬化状態にしてプリプレグを形成し、表面未処理の銅箔で内層回路が形成された内層用回路板の表面に、上記プリプレグが完全硬化して形成される絶縁層が積層一体化されていることを特徴とする多層積層板
  3. 上記の表面未処理の銅箔が、表面に銅酸化物層を形成していない銅箔であることを特徴とする請求項2に記載の多層積層板
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