JP3905791B2 - パケット転送装置、パケット転送方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

パケット転送装置、パケット転送方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯域制御を行うパケット転送装置に関し、詳しくは複数のフローを多重可能なポートを有するスイッチングハブの出力ポートに対するフロー毎の帯域制御を行うパケット転送装置、パケット転送方法及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パケットネットワークにおいて、フロー毎にサービス品質を保証するとともに、伝送路などのリソース(伝送可能なバンド幅)を最大限に利用してサービスの向上を図るため、従来のパケット転送装置は、フローに対応する複数のキューを備え、各キューに転送順序の重み付けを行って、各キュー間で公平なパケット転送が行われるように制御する重み付けマルチプルキューイング、及び一時的に余剰リソース(余ったバンド幅)を各々のフロー間で公平に分配してリソースを有効利用する公平キューイング(Fair Queueing)の機能を具備していた。
【0003】
公平キューイング技術として、重み付け公平キューイング(WFQ:Weighted Fair Queueing)がよく知られている。このWFQを用いた従来のパケット転送装置を図25を用いて説明する。この装置は、パケットの入出力を行うパケット受信制御部2a及びパケット送信制御部2bを有する各ポート#1〜#n毎の制御部2(2#1〜2#n)と、ポート#1〜#n間のパケット転送を制御するパケット転送制御部1とが制御バス3及びデータバス4を介して接続されて構成されている。
【0004】
図26にパケット送信制御部2bのブロック図を詳しく示す。パケット送信制御部2bはスケジューリング装置として、それぞれがパケット蓄積手段となる複数のパケットキュー24(24#1〜24#n)と、パケット入力回線を介して入力されるパケットを複数のパケットキュー24のうちの適切なパケットキュー24に格納するパケット入力部21と、複数のパケットキュー24の中からパケットを出力するパケットキュー24を選択するスケジューリング管理部22と、パケット送信時にスケジューリング管理部22で選択されたパケットキュー24からパケットを読み出してパケット出力回線に出力するパケット出力部23とを備えている。
【0005】
各々のキュー24にはフロー#1〜#n毎にパケットが格納され、各キュー24内においてはFIFOで処理されるものとし、スケジューリング管理部22は各キュー24に格納された先頭パケットの中から、最も早く転送を終えることができるパケットを選択してこれを出力リンクに出力する処理を行う。このように重み付け公平キューイング(WFQ)による転送制御は、各キューQi(i=1,2・・・,n)のそれぞれの先頭パケットに対して、転送終了予定時刻Fi,1を算出し、 その値により出力順序に優先度を付け、各フロー#1〜#n間のパケット転送の公平性とリソースの有効利用を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この複数のパケットキュー24を使用し、各キュー24の先頭パケットの転送終了予定時刻Fi,1を算出して優先度を付ける方法においては、 毎回新しい先頭パケットを出力するたびに、計算をやり直さなければならず、しかも前回のパケット出力のときに計算した各キュー24の先頭パケット転送終了予定時刻Fi,1は選択されずに、キューQiに残されたままとなった先頭パケットについても、次のパケット出力においてその計算結果をまったく流用することができず、転送順位決定のための計算量が極めて多くなってしまうという課題がある。
【0007】
また、このようなスケジューリング管理部22を用いた帯域制御方法を多数のユーザがポート#1〜#nを共有するイーサネット(R)スイッチに用いてアップリンクに対するユーザ間の出力制御を行う場合、接続ユーザ数分のパケットキュー24が必要となり、さらに計算量を増加させるだけでなく、必要とされるメモリ量が非常に多くなるという問題がある。
【0008】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、フロー毎にキューを設けることなく、複雑なパケット出力スケジューリング処理を行うことなく帯域制御を行うことができるパケット転送装置、パケット転送方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のパケット転送装置は上記目的を達成するために、各入力ポートに対して共通の出力バッファを有する複数のポート制御手段と、
前記ポート制御手段を介してパケットを受信した場合にその送信先を判断し、受信パケットをその送信先に対応するポート制御手段の前記出力バッファに転送するパケット転送手段と、
転送元ポートごとの個別転送流量及び転送先ポートごとのポート転送流量を測定して、その測定量に基づいて前記受信パケットの転送元に送信停止パケットを送信する帯域制御手段とを、
有する構成とした(請求項1)。
また、本発明のパケット転送方法は上記目的を達成するために、各入力ポートに対して共通の出力バッファを有する複数のポート制御手段を介してパケットを受信した場合にその送信先を判断し、受信パケットをその送信先に対応するポート制御手段の前記出力バッファに転送するパケット転送ステップと、
転送元ポートごとの個別転送流量及び転送先ポートごとのポート転送流量を測定して、その測定量に基づいて前記受信パケットの転送元に送信停止パケットを送信する帯域制御ステップとを、
有する構成とした(請求項14)。
また、本発明のコンピュータプログラムは上記目的を達成するために、各入力ポートに対して共通の出力バッファを有する複数のポート制御手段を介してパケットを受信した場合にその送信先を判断し、受信パケットをその送信先に対応するポート制御手段の前記出力バッファに転送するパケット転送ステップと、
転送元ポートごとの個別転送流量及び転送先ポートごとのポート転送流量を測定して、その測定量に基づいて前記受信パケットの転送元に送信停止パケットを送信する帯域制御ステップとを、
有する構成とした(請求項15)。
上記構成により、フロー毎にキューを設けることなく、複雑なパケット出力スケジューリング処理を行うことなく帯域制御を行うことができる。
【0012】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、タイマが所定時間を経過するモニタ周期ごとに、前記転送元ポートごとの前記個別転送流量から最大制限帯域を引いた個別超過流量を算出し、算出された前記個別超過流量が0を超える場合に前記送信停止パケットを送信する構成とした(請求項)。
上記構成により、フロー毎にキューを設けることなく、複雑なパケット出力スケジューリング処理を行うことなく帯域制御を行うことができる。
【0013】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、タイマが所定時間を経過するモニタ周期ごとに、前記転送先ポートの前記ポート転送流量から前記転送先のポート帯域を引いたポート超過流量を算出し、算出された前記ポート超過流量が0を超え、かつ前記個別転送流量から最大制限帯域を引いた個別超過流量が最低保証帯域を超える場合に前記送信停止パケットを送信する構成とした(請求項)。
上記構成により、フロー毎にキューを設けることなく、複雑なパケット出力スケジューリング処理を行うことなく帯域制御を行うことができる。
【0014】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、タイマが所定時間を経過するモニタ周期ごとに、前のモニタ周期と現在のモニタ周期において同じ転送先ポートに転送を行った転送元ポートのアクティブフローの仮想的な割当て帯域を算出し、前記個別超過流量が前記仮想的な割当て帯域を超える場合に送信停止パケットを送信する構成とした(請求項)。
上記構成により、よりリアルタイム性のある帯域制御を行うことができる。
【0015】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記仮想的な割当て帯域の算出を、アクティブフローに変化のあったときのみ行う構成とした(請求項)。
上記構成により、計算処理を低減することができる。
【0016】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記仮想的な割当て帯域を算出する際、そのポートの全てのアクティブフローの最低保証帯域の合計を算出し、ポート帯域に対する前記最低帯域の合計と各アクティブフローの最低帯域の比により各アクティブフローの前記割当て帯域を算出する構成とした(請求項)。
上記構成により、よりリアルタイム性のある帯域制御を行うことができる。
【0017】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記仮想的な割当て帯域を算出する際、ポート帯域よりそのポートの全アクティブフローの最低保証帯域の合計を引いた残りの帯域を算出し、その残りの帯域をそのポートの全アクティブフロー数で均等に分割した帯域を算出し、その帯域に各アクティブフローの最低保証帯域に加えた値を前記割当て帯域として算出する構成とした(請求項)。
上記構成により、よりリアルタイム性のある帯域制御を行うことができる。
【0018】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記仮想的な割当て帯域を算出する際、ポート帯域をそのポートの全アクティブフロー数で均等に分割した帯域を各アクティブフローの割当て帯域として算出する構成とした(請求項)。
上記構成により、よりリアルタイム性のある帯域制御を行うことができる。
【0019】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記タイマが所定時間を経過するごとに前記ポート転送流量に前記ポート超過流量を代入して前記ポート超過流量を初期化する構成とした(請求項)。
上記構成により、よりリアルタイム性のある帯域制御を行うことができる。
【0020】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、タイマが所定時間を経過するごとに前記個別転送流量に前記個別超過流量を代入して前記個別超過流量を初期化する構成とした(請求項10)。
上記構成により、よりリアルタイム性のある帯域制御を行うことができる。
【0021】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記送信停止パケットを送信した場合、前記タイマの残り時間には再び送信停止パケットを送信しない構成とした(請求項11)。
上記構成により、送信停止パケットの送信処理を低減することができる。
【0022】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記送信停止パケットを送信する際に、前記タイマの残り時間に応じた送信停止時間を含む送信停止パケットを送信する構成とした(請求項12)。
上記構成により、帯域制御を高精度で行うことができる。
【0023】
本発明はまた、前記帯域制御手段が、前記タイマの残り時間と、前記個別超過流量が出力ポート帯域の速度で出力される場合の時間とを加算した送信停止時間を含む送信停止パケットを送信する構成とした(請求項13)。
上記構成により、帯域制御をさらに高精度で行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態として、最大帯域制限、最低帯域保証を行う帯域制御の形態について、図面を用いて説明する。また第1の実施の形態では、帯域制御の対象を転送元ポート単位に設定するものとする。図1は本発明の帯域制御を実現するパケット転送装置の構成を示した図である。このパケット転送装置は、アドレス管理を行い、受信パケットの転送先を決定するパケット転送処理部11及び図2に詳しく示す帯域制御部12を含む中央処理部10と、ポート #1〜#n毎に設けられた各ポート制御部20(ポート#1制御部20#1〜ポート#n制御部20#n)により構成され、中央処理部10と各ポート制御部20はデータバス4と制御バス3を介して接続されている。また、各ポート制御部20はパケット受信制御部2aと図3に詳しく示すパケット送信制御部20bにより構成されている。
【0025】
帯域制御部12は図2に詳しく示すように、最大制限帯域と最低保証帯域の設定帯域を管理する帯域管理部(メモリ)121と、帯域を算出する基準となるモニタ周期をカウントするタイマ部122と、出力ポートの出力バッファに転送する流量監視識別子に対する帯域制御の判断を行う帯域制御判断部(コントローラ及びメモリ)123より構成される。
【0026】
パケット送信制御部20bは図3に詳しく示すように、各入力ポート#1〜 #n共通の出力バッファ201としてデータ用バッファ201aと、送信停止パケットを一時格納して出力するための送信停止パケット用バッファ201bを有する。パケット送信制御部20bはまた、帯域制御部12より指示のあった場合に送信停止パケットを生成する送信停止パケット生成部202と、送信停止パケット及びデータパケットの出力を制御する送信処理部203より構成される。
【0027】
ここで、パケット受信時の処理シーケンスを図4を用いて説明する。まずパケットをポート#nで受信したとすると、ポート#n制御部20#nのパケット受信制御部2aで受信パケットの解析を行い、パケット情報として宛先アドレス、送信元アドレス、パケット長、送信元(転送元)ポート番号をパケット転送処理部11に送信する。パケット転送処理部11では、送信元アドレスの学習及び、転送先ポート#mの検索を行い、パケットの転送先ポート#mをポート#n制御部20#nのパケット受信制御部2aに通知する。またパケット転送処理部11は、同時に帯域制御部12に対して、転送元ポート番号、転送先ポート番号、流量監視識別子(ここでは転送元ポート番号)、パケット長をパケット転送情報として通知する。
【0028】
パケットの転送先ポート番号#mを受信したポート#n制御部20#nのパケット受信制御部2aは、転送先ポート#mの出力バッファ201に受信パケットを転送する。またパケット転送情報を受信した帯域制御部12は、その転送を行ったパケットの流量監視識別子に対してモニタ周期あたりの流量を測定し、帯域管理部121に設定された帯域を用いて帯域制御の判断を行い、帯域制御が必要と判断された場合、ポート#n制御部20#nのパケット送信制御部20bに対して送信停止時間を含む送信停止パケットの送信を通知する。
【0029】
送信停止パケットの送信通知を受信したパケット送信制御部20bは、送信停止パケットを生成し出力する。これがパケット受信時の一連の処理の流れであり、パケットの転送のときに中央処理部10において、送信停止パケットの送信判断を行い、帯域制御が必要な場合には、送信停止パケットを送信して、該当する流量監視識別子の帯域を制限して制御する。このため、パケット送信制御部20bにおいては、転送順にパケットを出力するのみでよく、出力バッファ201は各入力ポート#1〜#n共通の1つのみで、各フロー間の読み出し制御を行うこともなく、帯域制御を実現することができる。
【0030】
次に、帯域制御部12の具体的な処理の内容を説明する。帯域制御部12内の帯域制御判断部123は、図5に示されるパケット転送毎の処理123aとタイマによる処理123bの2つの処理を実行する。パケット転送毎の処理123aは、パケット転送処理部11からのパケット転送情報の受信時に流量監視識別子で区別されるフロー毎の転送レートを算出する転送レート算出手段1231と、その算出された転送レートに基づき送信停止の判断を行う送信停止判断手段1232と、送信停止判断を行った場合の送信停止時間を算出する停止時間算出手段1233より構成される。タイマー処理123bは、タイマ部122からのタイマイベントにより各種値の初期化を行う初期化手段1234より構成される。
【0031】
図6は帯域管理部121の管理する帯域管理テーブルの構成を示す図である。帯域管理部121では、各出力ポート#1〜#n毎にポート帯域Aと、あらかじめ設定された流量監視識別子B(送信元ポート#1〜#n)毎に、最低保証帯域C及び最大制限帯域Dが管理される。ここで、第1の実施の形態では、流量監視識別子Bは送信元(転送元)ポート#1〜#nで識別しているが、この識別は送信元のアドレス別又はグループ別などで管理することももちろん可能である。
【0032】
図7は帯域制御判断部123内の流量監視テーブルの構成を示す図である。帯域制御判断部123では、パケット転送処理部11より受信したパケット転送情報をもとに、各出力(転送先)ポート#1〜#n毎のポート転送流量aとポート超過流量bが管理され、またあらかじめ設定された流量監視識別子c(転送元及び転送先のポート#1〜#n)別に個別転送流量dと、個別超過流量eと、送信停止パケットの送信通知をした場合に '1' となるポーズフラグfが管理される。ここで、本発明の第1の実施の形態では、流量監視テーブル内の流量を1秒を基準とした転送バイト数で示している。
【0033】
図8は帯域制御部12内のタイマ部122のタイマ処理を示している。このタイマ処理では、流量を算出するための基準となる時間(モニタ周期)とカウンタを減算するタイミングとなるサンプル時間よりカウンタの初期値が設定される。まず、この初期値にカウンタが初期化され(ステップS11)、次いでサンプル時間が経過する毎にカウンタを1つ減算する(ステップS12、S13)。このときカウンタの値が0以下になると(ステップS14でN)、タイマイベントを発生し(ステップS15)、次いで再びカウンタを初期化する(ステップS11)。このためカウンタ値はある時点でのモニタ周期の残り時間を示していることになる。
【0034】
図9は帯域制御部12内の転送レート算出手段1231での流量カウント処理を示している。パケット転送処理部11よりパケットの転送情報として、転送先ポート、流量監視識別子c、パケット長を受信すると(ステップS21)、転送先ポートのポート転送流量aに転送パケットのパケット長を加算し(ステップS22)、次いで加算後のポート転送流量aとポート帯域Aを比較する(ステップS23)。ポート転送流量aがポート帯域Aを超えていた場合(ステップS23でY)、ポート超過流量bとしてポート転送流量aよりポート帯域Aを減算した値(b=a−A)を代入する(ステップS24)。
【0035】
次に流量監視識別子cの個別転送流量dにパケット長を加算し(ステップS25)、加算後の個別転送流量dと最大制限帯域Dを比較する(ステップS26)。個別転送流量dが最大制限帯域Dを超えていた場合(ステップS26でY)、個別超過流量eとして個別転送流量dより最大制限帯域Dを減算した値(e=d−D)を代入する(ステップS27)。この転送レート算出手段1231により、モニタ周期内のある時点での転送レートと超過分b、eをそれぞれ出力ポート#1〜#n単位、流量監視識別子c(入力ポート#1〜#n)単位で保持することができる。
【0036】
図10は送信停止判断手段1232の処理を示している。送信停止判断処理では、現タイマ周期内で、まだ流量監視識別子cに対して送信停止パケットの送信通知を行っていない場合(ステップS41でY)、個別超過流量eが0より大きいか(ステップS42でY)、またポート超過流量bが0より大きく、なおかつ個別転送流量eが最低保証帯域Cを超えている場合(ステップS43でY)、輻輳により送信停止と判断してポーズフラグfを1に変更し、次いで停止時間算出手段(1233)による処理ステップに移行する(ステップS44、S45)。上記条件に当てはまらない場合(ステップS41、S43でN)は処理を終了する。
【0037】
図11は停止時間算出手段1233の処理を示している。送信停止時間算出処理では、タイマ部122よりカウンタ値を修得し、次いでカウンタ値より停止時間を算出する(ステップS51、S52)。次いで送信停止パケットを送信するポート(パケット転送情報より受信した転送元ポート)のポート速度と上記停止時間により送信停止パケットに代入する値(ポート速度で512ビット送信する時間を1とした値)を算出し(ステップS53)、送信停止パケットの生成情報を通知する(ステップS54)。
【0038】
図12は帯域制御判断部123のタイマ処理123bの初期化手段1234の処理を示している。初期化手段1234はタイマイベントの受信によりモニタ周期間隔で実行される。タイマイベントを受信するとポート転送流量カウンタaをポート超過流量カウンタbの値に初期化し(ステップS31)、次いでポート超過流量カウンタbを0に初期化する(ステップS32)。次いで個別転送流量カウンタdを個別超過流量カウンタeの値に初期化し(ステップS33)、次いで個別超過流量カウンタeを0に初期化し(ステップS34)、次いでポーズフラグfを0に初期化する(ステップS36)。
【0039】
次にこれらの一連の処理により最大帯域制限を行う場合と、輻輳時の最低保証帯域を行う場合の動作を説明する。
ある流量監視識別子cの最大帯域制限は、送信停止判断手段(1232)による送信停止判断処理において個別超過流量eが0より大きい場合に送信停止パケットを送信する(図10のステップS42でY)ことで実施される。さらに送信停止時間として最大制限帯域Dを超えた転送があったときのタイマ部122のカウンタ値を利用するため、この流量監視識別子cのフローは、残りのモニタ周期の時間停止することになり、最大制限帯域Dの制御を行うことが可能となる。
【0040】
また第1の実施の形態では、パケットの転送と帯域制御判断が独立しているため、送信停止パケットを送信して送信が停止するまでに受信するパケットがある可能性があるが、これらを個別超過流量分eとしてカウントし(図9のステップS27)、次のモニタ周期の個別転送流量dの初期値とする(図12のステップS33)ことで、次のモニタ周期での最大制限帯域Dを超えたと判断されるまでの受信可能バイト数が減少し、平均して最大制限帯域Dを超えないよう制御することが可能である。
【0041】
また、本発明ではポート超過流量bが0より大きい場合を輻輳と判断している。この場合に最低帯域保証は、最低保証帯域Cを超えている流量監視識別子cのフローのみに送信停止手段(1232)による送信停止判断処理を行うことで実施している(図10のステップS43でY)。この場合も送信停止時間にタイマ部122のカウンタ値を利用するため、最低保証帯域Cに帯域制限することが可能である。仮にポートが輻輳状態にあって最低保証帯域Cを超えていない流量識別子cのフローを受信した場合(図10のステップS43でN)、ポート超過流量bにカウントを行い(図9のステップS23、S24)、パケットを転送して送信停止パケットは送信しない。
【0042】
このため最低保証帯域Cは確実に保証されるが、モニタ周期内にポート帯域Aを超えるパケットを受信することになり、出力バッファ201にパケットが蓄積されていくことになる。しかし、このポート超過流量bを次のモニタ周期でポート転送流量aの初期値とする(図12のステップS31)ことで、次のモニタ周期での輻輳と判断するまでの受信可能バイト数が減少して、早めに輻輳と判断され、このため、最低保証帯域Cを超えた流量監視識別子cのフローに対し早めに送信停止パケットが送信されることになり、その結果、ポート転送流量aもポート帯域Aに落ち着くことになり出力バッファ201の蓄積もなくなる。
【0043】
第1の実施の形態によれば、従来例のように各出力ポート#1〜#nに制御対象となるフロー別のバッファ(図26に示すパケットキュー24#1〜24#N)を設けることなく、またバッファ24からの複雑な読み出し制御を行うことなく、各出力ポート#1〜#nに1つの出力バッファ201で、最大帯域制限及び輻輳時の最低帯域保証を行うことができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
次に図13、図14を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態の停止時間算出手段1233に加算値算出手段を追加している。全体の動作としては、第1の実施の形態と同様の動作となる。図13は第2の実施の形態の停止時間算出処理を示し、ステップS52に続くステップS52aにおいて加算値算出手段による停止時間の加算が追加されている以外は、図11に示した第1の実施の形態の停止時間算出処理と同じである。
【0045】
図14は加算値算出処理ステップS52aを詳しく示している。送信停止の判断が行われたときに、個別超過流量eが0より大きい場合のみ(ステップS71)、以下に示される加算値導出式(1)により送信停止時間の加算値を導出する(ステップS72)。
Figure 0003905791
【0046】
この個別超過流量eが出力される時間を加算値として加えることで、最大帯域制限により、送信停止パケットの送信対象となったフローの再送時間を超過流量分eだけ遅らせることが可能となり、より最大帯域制限の精度を上げることが可能となる。また、輻輳時は送信停止パケットを受信した他のフローとの送信時間が異なるため、モニタ周期が更新されたあとの再輻輳を起こりにくくする効果もある。
【0047】
(第3の実施の形態)
次に図15〜図20を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態では図15に示すように、帯域制御判断部123aでのパケット転送毎処理123aaにおいて、第1の実施の形態にアクティブフロー算出手段1235と割当て帯域算出手段1236を追加している。また、全体の動作としては、送信停止判断手段1232a、初期化手段1234aを除き、第1の実施の形態と同様の動作となるが、輻輳時にポートを使用している流量監視識別子cのフローの有無を判断し、同時に同じポートを使用する流量監視識別子cのフローの最低保証帯域Cの比により仮想的な割当て帯域gを導出し、この帯域gと個別転送流量dの比較を行って、送信停止パケットの送信通知を行うことが特徴である。
【0048】
図15に示すアクティブフロー算出手段1235は、図5に示したパケット転送毎処理にモニタ周期内に転送のあった流量監視識別子cのフローを監視する。また、割当て帯域算出手段1236はアクティブフローに基づき、仮想的にある時点での流量監視識別子c別の割当て帯域gを算出する。パケット転送時には、この処理の後、転送レート算出手段1231、送信停止判断手段1232a、停止時間算出手段1233が実行される。
【0049】
図16は帯域制御判断部123aの管理する第2のテーブル(その2)の構成を示す。第3の実施の形態では、第1の実施の形態で示した図7の流量監視テーブルに加えて図16に示すテーブルを保持する。図16に示すテーブルは、前のモニタ周期及び現モニタ周期において転送のあったフローを '1' で示す「アクティブフローフラグF2」と、現モニタ周期において転送のあったフローを '1' で示す「現モニタ周期での転送フラグF3」と、出力ポート毎に出力ポート内の流量監視識別子cのフローの現モニタ周期の転送フラグF2が0から1に変更されたことを示す変更フラグF1と、あるパケットの転送があった時点での各アクティブフローの割当て帯域gにより構成される。
【0050】
図17にアクティブフロー算出手段1235の処理を示す。まず、パケット転送情報より送信元の流量監視識別子cを抽出後(ステップS81)、流量監視識別子cの現モニタ周期での転送フラグF3が0であれば(ステップS82でY)、アクティブフローフラグF2及び現モニタ周期での転送フラグF3を1にし (ステップS83)、次いで変更フラグF1も1にする(ステップS84)。
【0051】
図18に割当て帯域算出手段1236の処理を示す。まず、パケット転送情報より転送先ポートを抽出し(ステップS91)、次いで変更フラグF1が1であれば(ステップS92でY)、割当て帯域gの再計算をおこなう(ステップS93)。また変更フラグF1が0であれば、アクティブフローの変化がないことを意味するので割当て帯域gの再計算は行わない。
【0052】
ステップS93以下における割当て帯域gの再計算では、まず、出力ポートのアクティブフローフラグF2が1の流量監視識別子cの最低保証帯域Cの合計を算出する。その後、出力ポートの全ての流量監視識別子cについて、アクティブフローフラグF2が1である流量監視識別子cの割当て帯域gを下記の割当て帯域導出式(2)に基づいて算出する(ステップS94〜S98)。
Figure 0003905791
次いでその出力ポートの全ての流量監視識別子cについての計算を終了すると(ステップS97でY)、変更フラグF1を0にして処理を終了する(ステップS99)。
【0053】
ここで、式(2)では、流量監視識別子cの割当て帯域gは、流量監視識別子cの最低保証帯域CをアクティブフローフラグF2が1の流量監視識別子cの最低保証帯域Cの合計ΣCで割った割合を、ポート帯域Aに掛けて導出されるので、割当て帯域gは最低保証帯域Cの比により割り当てられることになり、すべてのアクティブフローが1のとき以外は、割当て帯域gは最低保証帯域Cを上回る。
【0054】
図19に送信停止判断手段1232aの処理を示す。第3の実施の形態では、第1の実施の形態の図10のステップS43の代わりに、ポート超過流量eが0より大きく、なおかつ個別転送流量dが割当て帯域gを超えている場合の送信停止と判断する(ステップS43a)の部分が異なるのみで、他のステップS41、S42、S44、S45は第1の実施の形態と同様の処理となる。
【0055】
図20に初期化手段1234aの処理を示す。第3の実施の形態では、図20に示すように追加されたテーブルの初期化(ステップS36〜S38)が追加されている。第1の実施の形態での初期化処理(図12)のステップS31〜S35の後、アクティブフローフラグF2に現モニタ周期での転送フラグF3を代入し(ステップS36)、次いで現モニタ周期での転送フラグF3を0に(ステップS37)、また、変更フラグF1と割当て帯域gをともに0に初期化する(ステップS38)。このように初期化を行うことで、前モニタ周期で転送のなかった流量監視識別子cに関しては、アクティブフローがクリアされる。
【0056】
このようにパケットの転送によりアクティブフローフラグF2を1に変更し、モニタ周期単位で転送のなかったアクティブフローフラグF2を0にすることで、出力ポートを同時に使用するフローを算出、更新し、よりリアルタイム性のある帯域制御を実現することが可能となる。また、第3の実施の形態では、輻輳時の帯域制御の判断に、同じ出力ポートを使用するアクティブフローの算出を行い、このアクティブフローに基づき、ポート帯域AをアクティブフローフラグF2が1の最低保証帯域Cの比で再割当てすることで、アクティブフローが少ない状態で輻輳した場合に、使用帯域を最低保証帯域Cの保証を行いつつ、最低保証帯域Cの比で割り当てることが可能になる。また、帯域の再計算は新たなアクティブフローが発生したときのみ実行されるため、帯域の再計算処理を削減することができる。
【0057】
(第4の実施の形態)
次に図21を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態では、割当て帯域gの算出において、最低保証帯域Cに加えて、ポート帯域Aから最低保証帯域Cの合計を引いた残りの帯域をアクティブフローで均等に割り当てるよう算出する。図21に示す割当て帯域算出処理と割当て帯域導出式(2)aが異なるのみで、その他の動作はすべて第3の実施の形態と同じである。
【0058】
図21に示す割当て帯域算出処理では、図18に示したステップS93の後に、出力ポートのアクティブフローフラグF2が1の流量監視識別子cのフローの数の合計(アクティブフロー数)を算出するステップS93aが追加され、また、ステップS96aでは次式(2)aにより割当て帯域gを算出する。
割当て帯域g
=最低保証帯域
+(ポート帯域−最低保証帯域の合計*)
アクティブフロー数 …(2)aただし、*:アクティブフローフラグF2が1の流量監視識別子cの最低保証帯域Cの合計
【0059】
ここで、(2)aでは、割当て帯域gは最低保証帯域Cに対して、ポート帯域AからアクティブフローフラグF2が1の流量監視識別子cの最低保証帯域Cの合計ΣC*を引いた残りの帯域=A−ΣC*をアクティブフローの数の合計で割った均等な値を加算するので、輻輳時に、最低保証帯域Cの保証を行いつつ、余分な帯域は均等に使用できるよう帯域の割当てを行うことが可能となる。
【0060】
(第5の実施の形態)
次に図22、図23を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。第5の実施の形態では、これまでの第1から第4までの実施の形態と異なり、最低帯域保証は行わず、輻輳時に公平な帯域の割当てを実現することを特徴とする。このため、帯域管理部121が管理するテーブルも図22に示すように最低保証帯域Cのない構成となる。
【0061】
図23は第5の実施の形態の割当て帯域算出処理を示し、アクティブフロー数を算出し(ステップS93a)、この値を用いて次式(2)bにより、ポート帯域Aをアクティブフロー数で割った均等な値を割当て帯域gとして使用する。
割当て帯域g
=ポート帯域/アクティブフロー数 …(2)b
【0062】
このように、ポートを同時に使用するアクティブフロー数により、リアルタイムにポートの同時使用者数を算出し、この同時使用者数で均等に帯域を割り当てるため、輻輳時に公平な帯域の割当てを行うことが可能となる。また、最大帯域制限に関しては、独立して転送流量のカウントが行われ、また送信停止判断処理も行われるため、この輻輳時の制御とは関係なく、第1から第4の実施の形態と同様に実現可能である。
【0063】
(第6の実施の形態)
次に図24を参照して本発明の第6の実施の形態を説明する。第6の実施の形態では、第1の実施の形態の送信停止判断手段1232のポーズフラグfによる判断(図10のステップS41)を行わない。図24からも分かるように、ポーズフラグfによる判断を行わず、送信停止と判断した場合(ステップS42、S43でY)、送信停止パケットを必ず送信する。このように送信停止パケットの送信を連続して行うことで、パケットロスの在る場合でも確実に送信元の送信停止を行うことができ、帯域の制御を行うことが可能となる。
【0064】
(第7の実施の形態)
図27は第7の実施の形態としてスイッチングハブSWを示した図である。ハブSWは、各ポート#1〜#nの制御をそれぞれ行うポート制御部101(101#1〜101#n)と、各ポート#1〜#nの流量の監視を行う流量監視部102と、各ポート#1〜#nに要求された帯域を設定する帯域設定部103と、パケットのスイッチング判断とポーズパケット転送判断を担当するパケット転送制御部105と、設定された帯域情報と各ポート#1〜#nの流量を記録した流量状態テーブル104と、ポート#1〜#nの流量状態と輻輳状態を記録した帯域制御テーブル106を有する。流量監視部102と、流量状態テーブル104と、帯域設定部103と、パケット転送制御部105と帯域制御テーブル106と各ポート制御部101は制御バス3を介して接続され、また。各ポート制御部101はさらにデータバス4を介して接続されている。
【0065】
図28はポート制御部101を詳しく示したものである。例えばポート制御部101#nは、ポート#nから入力されたパケットの受信処理を行う受信処理部1011と、ポーズパケットとデータパケットとの送信制御を行ってパケットをポート#nに送信する送信処理部1012と、パケット転送制御部105からの指示を元にIEEE802.3に準拠したポーズパケットの作成を行うポーズパケット生成部1013と、出力データパケットを格納する出力バッファ1014から構成される。出力バッファ1014はFIFO(First In First Out)の構成をとり、各ポート制御部101に1個ずつ設けられ、出力ポートを共有する複数のフローのパケットを入力された順番に格納していく。送信処理部1012は、ポーズパケット生成部1013からポーズパケットが送信されてくると、直ちにそのポーズパケットをデータパケットに優先させて送信処理を行う。
【0066】
図29は流量監視部102を詳しく示したものである。流量監視部102は、受信されたパケットのサイズを認識するパケット解析部1021と、パケットの流量をフロー別に管理する流量管理部1022と、流量により出力ポートが輻輳しているかを判断する輻輳判断部1023と、フロー別の流量を要求された保証流量・ピーク流量と比較する流量判断部1024から構成される。
【0067】
ここでいう流量とは、単位時間の間に転送されたパケットのバイト数の合計である。流量計算の実施例を図30に示す。図30では、単位時間をさらにN個の部分区間に分けている。部分区間は、その区間に転送されたパケットのバイト数rをフロー別に記憶する。流量は単位時間内の部分区間のバイト数の合計
rk-(N-2)+rk-(N-3)+・・・+rk-1+rk
として算出される。ここで1つの部分区間が経過すると、単位時間を「単位時間(1)」から1つの部分区間を経過した「単位時間(2)」に移動させる。このことにより、流量は
rk-(N-2)+rk-(N-3)+・・・+rk+rk+1
となる。新しく転送されたパケットのバイト数は、単位時間の最も新しい部分区間内の領域に加算される。
【0068】
図31は流量監視部102内の流量管理部1022を詳しく示したものである。流量管理部1022は、要求に応じて個別流量c1とポート総流量d1を計算する流量計算部1221と、フロー別に各部分区間内の転送バイト数を格納している流量状態メモリ1224と、部分区間分の時間経過ごとに単位時間の移動要求を出す流量更新タイマ1223と、パケット受信時と流量更新タイマからの要求時に流量状態メモリ1224の内容を更新する流量更新部1222とから構成される。
【0069】
具体的には、流量計算部1221はフローごとにN個の部分区間の転送バイト数を合計して個別流量c1を算出し、ポートを共用するフローの個別流量c1を合計することによりポート総流量d1を算出する。流量更新部1222は、パケット受信時にパケットのバイト数を、流量状態メモリ1224の受信パケットに対応した部分区間の最も新しい区間に加算する。また流量更新部1222は、流量更新タイマ1223からの要求があれば最も古い時刻の部分区間の値を消去し、最も新しい時刻の部分区間として使用する。
【0070】
図32は帯域設定部103を詳しく示したものである。帯域設定部103は、ユーザからの各フローに対する帯域の要求(最低保証流量B1とピーク転送流量A1)を入力する流量入力部1031と、流量入力部1031に入力された要求流量値A1、B1を流量監視部102が認識できる形式a1、b1に変換する流量変換部1032と、変換された要求流量値a1、b1を転送流量テーブルに書き込む流量設定部1033からなる。具体的には、ユーザからの要求A1、B1は、1秒間に転送されるビット数(bps)の形式で流量入力部1031に入力され、流量変換部1032では単位時間に転送されるバイト数に変換される。つまり、流量計算の単位時間が1秒と設定されている場合には、1Mbpsは122バ イトと変換されることになる。ここで最低保証流量B1とはネットワークの状況にかかわらず保証される流量のことであり、ピーク転送流量A1とは入力することが許される最大流量のことである。
【0071】
図33は流量状態テーブル104の構成例を示している。流量状態テーブル104は、ユーザから設定された要求流量a1、b1と、各ポートにおける流量の状態c1、d1を管理している。テーブルは出力ポート#1〜#n単位で構成され、さらに入力元ポート単位で構成されている。ピーク流量a1は、帯域設定部103にユーザが要求したピーク転送流量A1を単位時間転送バイト数に変換した値であり、入力元ポートごとに値を持つ。保証流量b1は、帯域設定部3にユーザが要求した最低保証流量B1を単位時間転送バイト数に変換した値であり、入力元ポートごとに値を持つ。個別流量c1とは、入力元ポートごとの単位時間に転送されたパケットのバイト数である。ポート総流量d1は、単位時間に出力ポートに転送されたパケットのバイト数である。
【0072】
図34は帯域制御テーブル106の構成例を示している。帯域制御テーブル106では、入力元ポートごとの流量レベルの状態f1と、各出力ポートの輻輳状態f2を管理している。流量状態f1は入力元ポートごとに2bitで構成され、入力元ポートの個別流量c1が保証流量b1を下回っている状態にはf1=00に、ピーク流量a1を上回っている状態にはf1=10に、保証流量b1とピーク流量a1との間にある状態ではf1=01に設定される。輻輳状態f2は出力ポートごとに1bitで構成され、出力ポートが輻輳していると判断された場合にはf2=に、輻輳していないと判断された場合にはf2=0に設定される。
【0073】
図35は流量監視部102における流量監視処理を示したフローチャートである。パケットが入力されるとパケット解析部1021にてパケットヘッダを解析し、パケットサイズと入出力ポートとを認識する(ステップS101)。流量管理部1022は、認識したパケットサイズを元に入力ポート別の個別流量c1と出力ポートのポート総流量d1を計算し、流量状態テーブル104の個別流量c1とポート総流量d1を更新する(ステップS102)。流量状態テーブル104が更新されると、輻輳判断部1023は出力ポートの輻輳状態を調査する。
【0074】
具体的には、流量状態テーブル104上の自フローが共用しているポートのポート総流量d1とポート出力流量とを比較し(ステップS103)、ポート総流量d1が上回っていればポートが輻輳していると判断し、輻輳状態f2=1として帯域制御テーブル106を更新する(ステップS103→S105)。逆に下回っている場合には輻輳していないと判断し、輻輳状態f2=0と更新する(ステップS103→S104)。ここでポート出力流量とは、出力ポートが単位時間の間に出力することができるバイト数のことである。例えば、単位時間を1秒と設定したときの10Mbpsのポートのポート出力流量は1221バイトとなる。
【0075】
次いで流量判断部1024では入力元ポート別の個別流量c1の流量レベルを調査する。具体的には、流量状態テーブル104上の個別流量c1とピーク流量a1とを比較し(ステップS106)、個別流量c1がピーク流量a1を上回っていればピーク転送流量を超えたと判断し、流量状態f1=10とする(ステップS106→S110)。c1>a1でなければ個別流量c1と保証流量b1を比較し(ステップS107)、個別流量c1が保証流量b1を下回っていれば最低保証流量を満たしていないと判断され、流量状態f1=00とする(ステップS107→S108)。個別流量c1が保証流量b1とピーク流量a1との間にあれば、流量状態f1=01とする(ステップS107→S109)。このように、求められた流量状態値f1は帯域制御テーブル106に更新される。なお、輻輳状態f2の更新と流量状態f1の更新順序は逆になっても構わない。
【0076】
図36はパケット転送制御部105におけるパケット転送処理を示したフローチャートである。パケット受信情報をポート制御部101から受け取ったパケット転送制御部10は、まず帯域制御テーブル106の輻輳状態f2を参照してポートの輻輳状態を調査する(ステップS111)。輻輳状態f2=0であれば、ポートは輻輳していない状態である。続いてパケット転送制御部105は流量状態f1を参照する(ステップS112)。
【0077】
流量状態f1=10であれば、フローはピーク転送流量を超えていると判断され、トラフィック制御対象とする。データパケット転送後、トラフィック制御対象のフローに対しては、ポート制御部101内のポーズパケット生成部1013に指示を出し、入力パケットの入力元ポートに対してIEEE802.3に準拠したポーズパケットを送信する(ステップS112→S115)。流量状態f2=10以外であれば、データパケットの転送のみを行い、トラフィック制御は行わない(ステップS112→S114)。これにより、ユーザが要求したピーク転送流量を超えて入力したフローを停止させることが可能となる。
【0078】
また、帯域制御テーブル106が輻輳状態f2=1であれば、ポートは輻輳している状態である(ステップS111→S113)。続いて流量状態f1を参照し、ここで流量状態f1=00であれば、データパケットの転送を行い、トラフィック制御を行わない(ステップS113→S116)。流量状態=00以外であれば、データパケット転送後、前記ポーズパケットを送信することによりトラフィックを制御する(ステップS113→S116)。これにより、輻輳状態においても、最低保証流量を超えていないフローに対してトラフィック制御しないことが可能となる。
【0079】
以上説明したように、FIFOの出力バッファを1つ出力ポートに対して1つ設ける簡単な構成で、バッファメモリを効率よく使用し、流量監視をして流量レベルに応じたトラフィック制御を行うことにより、フローごとにピーク転送流量に最大流量を制限し、輻輳時には最低保証流量の転送を保証するといった帯域制御ができるという効果を有する。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、パケット転送時の流量を算出して送信停止判断を行い、制御が必要な場合は送信停止パケットを送信することで、帯域制御を行うようにしたので、各出力ポートにフロー毎の出力バッファを設けることなく、また出力バッファ間の複雑な読み出し制御を行うことなく、帯域制御を行うことができる。
また、送信停止判断処理を変更するのみで、最大帯域制限、また輻輳時の最低保証帯域、輻輳時の公平な帯域制御を実施することができる。
さらに、ポートを同時に使用するアクティブフローを算出し、割当て帯域を算出することで、輻輳時の帯域割当てにおいて、最低帯域の比や、最低帯域を保証した上で、残り帯域を公平に使用する制御に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパケット転送装置の一実施形態を示すブロック図
【図2】図1の帯域制御部を詳しく示すブロック図
【図3】図1のパケット送信制御部を詳しく示すブロック図
【図4】図1のパケット転送装置のパケット受信時の処理シーケンスを示す説明図
【図5】図2の帯域制御判断部の処理を示す説明図
【図6】図2の帯域管理部が管理するテーブルを示す説明図
【図7】図2の帯域制御判断部の流量監視テーブルを示す説明図
【図8】図2のタイマ部の処理を示すフローチャート
【図9】図2の帯域制御判断部の流量カウント処理を示すフローチャート
【図10】図5の送信停止判断処理を示すフローチャート
【図11】図5の停止時間算出処理を示すフローチャート
【図12】図5のカウント初期化処理を示すフローチャート
【図13】第2の実施形態の停止時間算出処理を示すフローチャート
【図14】図13の加算処理を詳しく示すフローチャート
【図15】第3の実施形態の帯域制御判断部の処理を示す説明図
【図16】第3の実施形態の帯域制御判断部の第2のテーブルを示す説明図
【図17】図15のアクティブフロー算出処理を示すフローチャート
【図18】図15の割当て帯域算出処理を示すフローチャート
【図19】図15の送信停止判断処理を示すフローチャート
【図20】図15のカウント初期化処理を示すフローチャート
【図21】第4の実施形態の割当て帯域算出処理を示すフローチャート
【図22】第5の実施形態の帯域制御判断部の流量監視テーブルを示す説明図
【図23】第5の実施形態の割当て帯域算出処理を示すフローチャート
【図24】第6の実施形態の送信停止判断処理を示すフローチャート
【図25】従来のパケット転送装置を示すブロック図
【図26】図25のパケット送信制御部を詳しく示すブロック図
【図27】第7の実施の形態を示すブロック図
【図28】図27のポート制御部を詳しく示すブロック図
【図29】図27の流量監視部を詳しく示すブロック図
【図30】図29の流量監視部における流量の算出方法を示す説明図
【図31】図29の流量管理部を詳しく示すブロック図
【図32】図27の帯域設定部を詳しく示すブロック図
【図33】図27の流量状態テーブルを詳しく示す説明図
【図34】図27の帯域制御テーブルを詳しく示す説明図
【図35】図29の流量監視部の処理を示すフローチャート
【図36】図27のパケット転送制御部の処理を示すフローチャート
【符号の説明】
11 パケット転送処理部
12 帯域制御部
20(20#1、20#2…20#n) ポート制御部
121 帯域管理部
122 タイマ部
123 帯域制御判断部

Claims (15)

  1. 各入力ポートに対して共通の出力バッファを有する複数のポート制御手段と、
    前記ポート制御手段を介してパケットを受信した場合にその送信先を判断し、受信パケットをその送信先に対応するポート制御手段の前記出力バッファに転送するパケット転送手段と、
    転送元ポートごとの個別転送流量及び転送先ポートごとのポート転送流量を測定して、その測定量に基づいて前記受信パケットの転送元に送信停止パケットを送信する帯域制御手段とを、
    有するパケット転送装置。
  2. 前記帯域制御手段は、タイマが所定時間を経過するモニタ周期ごとに、前記転送元ポートごとの前記個別転送流量から最大制限帯域を引いた個別超過流量を算出し、算出された前記個別超過流量が0を超える場合に前記送信停止パケットを送信するよう構成されている請求項に記載のパケット転送装置。
  3. 前記帯域制御手段は、タイマが所定時間を経過するモニタ周期ごとに、前記転送先ポートの前記ポート転送流量から前記転送先のポート帯域を引いたポート超過流量を算出し、算出された前記ポート超過流量が0を超え、かつ前記個別転送流量から最大制限帯域を引いた個別超過流量が最低保証帯域を超える場合に前記送信停止パケットを送信するよう構成されている請求項1又は2に記載のパケット転送装置。
  4. 前記帯域制御手段は、タイマが所定時間を経過するモニタ周期ごとに、前のモニタ周期と現在のモニタ周期において同じ転送先ポートに転送を行った転送元ポートのアクティブフローの仮想的な割当て帯域を算出し、前記個別超過流量が前記仮想的な割当て帯域を超える場合に送信停止パケットを送信するよう構成されている請求項1又は2に記載のパケット転送装置。
  5. 前記帯域制御手段は、前記仮想的な割当て帯域の算出を、アクティブフローに変化のあったときのみ行うよう構成されている請求項に記載のパケット転送装置。
  6. 前記帯域制御手段は、前記仮想的な割当て帯域を算出する際、そのポートの全てのアクティブフローの最低保証帯域の合計を算出し、ポート帯域に対する前記最低帯域の合計と各アクティブフローの最低帯域の比により各アクティブフローの前記割当て帯域を算出するよう構成されている請求項又はに記載のパケット転送装置。
  7. 前記帯域制御手段は、前記仮想的な割当て帯域を算出する際、ポート帯域よりそのポートの全アクティブフローの最低保証帯域の合計を引いた残りの帯域を算出し、その残りの帯域をそのポートの全アクティブフロー数で均等に分割した帯域を算出し、その帯域に各アクティブフローの最低保証帯域に加えた値を前記割当て帯域として算出するよう構成されている請求項又はに記載のパケット転送装置。
  8. 前記帯域制御手段は、前記仮想的な割当て帯域を算出する際、ポート帯域をそのポートの全アクティブフロー数で均等に分割した帯域を各アクティブフローの割当て帯域として算出するよう構成されている請求項又はに記載のパケット転送装置。
  9. 前記帯域制御手段は、前記タイマが所定時間を経過するごとに前記ポート転送流量に前記ポート超過流量を代入して前記ポート超過流量を初期化するよう構成されている請求項2からのいずれか1つに記載のパケット転送装置。
  10. 前記帯域制御手段は、タイマが所定時間を経過するごとに前記個別転送流量に前記個別超過流量を代入して前記個別超過流量を初期化するよう構成されている請求項からのいずれか1つに記載のパケット転送装置。
  11. 前記帯域制御手段は、前記送信停止パケットを送信した場合、前記タイマの残り時間には再び送信停止パケットを送信しないよう構成されている請求項から10のいずれか1つに記載のパケット転送装置。
  12. 前記帯域制御手段は、前記送信停止パケットを送信する際に、前記タイマの残り時間に応じた送信停止時間を含む送信停止パケットを送信するよう構成されている請求項から11のいずれか1つに記載のパケット転送装置。
  13. 前記帯域制御手段は、前記タイマの残り時間と、前記個別超過流量が出力ポート帯域の速度で出力される場合の時間とを加算した送信停止時間を含む送信停止パケットを送信するよう構成されている請求項から11のいずれか1つに記載のパケット転送装置。
  14. 各入力ポートに対して共通の出力バッファを有する複数のポート制御手段を介してパケットを受信した場合にその送信先を判断し、受信パケットをその送信先に対応するポート制御手段の前記出力バッファに転送するパケット転送ステップと、
    転送元ポートごとの個別転送流量及び転送先ポートごとのポート転送流量を測定して、その測定量に基づいて前記受信パケットの転送元に送信停止パケットを送信する帯域制御ステップとを、
    有するパケット転送方法。
  15. 各入力ポートに対して共通の出力バッファを有する複数のポート制御手段を介してパケットを受信した場合にその送信先を判断し、受信パケットをその送信先に対応するポート制御手段の前記出力バッファに転送するパケット転送ステップと、
    転送元ポートごとの個別転送流量及び転送先ポートごとのポート転送流量を測定して、その測定量に基づいて前記受信パケットの転送元に送信停止パケットを送信する帯域制御ステップとを、
    有するコンピュータプログラム。
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