JP2002261766A - 輻輳制御方法及び輻輳制御装置 - Google Patents

輻輳制御方法及び輻輳制御装置

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JP2002261766A
JP2002261766A JP2001055840A JP2001055840A JP2002261766A JP 2002261766 A JP2002261766 A JP 2002261766A JP 2001055840 A JP2001055840 A JP 2001055840A JP 2001055840 A JP2001055840 A JP 2001055840A JP 2002261766 A JP2002261766 A JP 2002261766A
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flow rate
flow
congestion
port
packet
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JP2001055840A
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English (en)
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Tomohiro Ishihara
智裕 石原
Tetsuya Kawakami
哲也 川上
Atsushi Nakamura
敦司 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻輳時に出力バッファのオーバーフローを極
力少なくし、バッファを占有している可能性のあるソー
スのトラフィックを制御する。 【解決手段】 スイッチングハブSW01の出力ポートにお
いて、転送されたパケットの流量を入力元ポート別に監
視し、出力ポートの輻輳時に割当流量を超えた入力元ポ
ートに対してポーズパケットを送信する。また出力バッ
ファ28の使用量を監視し、所定の閾値を超えて転送さ
れた入力元ポートに対してポーズパケットを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互接続された複
数のトラフィックソースを有するデータ通信ネットワー
クにおいて、輻輳制御を行うための方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図20は従来例として、スイッチングハ
ブにおける輻輳制御を説明する図であり、スイッチング
ハブSW01の個々のポートP01〜P04にそれぞれイーサネッ
ト(登録商標)端末A〜Dが接続されている。今、スイッ
チングハブSW01が端末Aから端末D宛のパケットを転送
し、さらに端末Cが同じく端末D宛のパケットを送信した
として、スイッチングハブSW01の端末Aからのパケット
と端末Cからのパケットの受信流量が端末Dへの送信流量
を上回ると、そのパケットはスイッチングハブSW01内部
のポートP04に対する出力バッファに蓄積される。この
ようにして長時間パケットが出力バッファに蓄積されて
いくと、やがて出力バッファはオーバーフローしてしま
う。このためスイッチングハブSW01は、ポートP04に対
する出力バッファの蓄積量が所定の閾値を超えたことに
よってトラフィックの輻輳を判断し、その閾値を超えて
入力されたパケットのソースに対してポーズパケットを
送出することによってトラフィックを制御し、輻輳を回
避している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッファの閾
値を超えることによって輻輳を判断し、その閾値を超え
るパケットを送出したソースのトラフィックを制御する
輻輳制御方法では、バッファを占有していないソースの
トラフィックを制御する可能性があるという問題が生じ
る。
【0004】この点について図20を用いて説明する。
図20(b)は図20(a)の構成でのポートP04における
出力バッファの使用状況を示している。スイッチングハ
ブSW01の端末Aからのパケットと端末Cからのパケットの
受信流量が端末Dへの送信流量を上回り、スイッチング
ハブSW01内部の出力バッファにパケットが蓄積された結
果、出力バッファの使用状況が図20(b)のようになっ
たとする。そこで所定のバッファ閾値が図20(b)の様
に設けられていたとすると、スイッチングハブはポート
P04が輻輳状態になったと判断し、バッファ閾値を超え
て入力された端末Cからのパケットに対してトラフィッ
ク制御を行う。したがって、トラフィックが少なく、バ
ッファを占有していないソースからのパケットが閾値を
超えた場合には、そのソースに対してトラフィックを制
御することになり、輻輳時に輻輳に寄与していないソー
スのトラフィックを制御してしまう可能性があるという
問題がある。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するもので、
輻輳時に出力バッファのオーバーフローを極力少なく
し、バッファを占有している可能性のあるソースのトラ
フィックを制御することができる輻輳制御方法及び輻輳
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、相互接続された複数のトラフィックソース
を有するネットワークにおいて、出力バッファに転送さ
れた流量を監視する流量計算輻輳判定部と、フローに割
り当てる流量を算出する割当流量監視部と、割当流量を
超えたフローを輻輳要因と判断する転送制御部とを有す
る構成とした。
【0007】本発明はまた、前記流量計算輻輳判定部
は、受信パケットのサイズを解析するパケット解析部を
有し、フローごとに一定時間内の個別転送流量を算出す
る流量監視部を有し、一定時間内のポート総流量がポー
ト出力可能流量を超えた場合にポート輻輳と判断する輻
輳判断部を有し、前記個別転送流量が割当流量を超えた
フローを個別輻輳と判断する割当流量超過判断部とを有
することを特徴とする。
【0008】本発明はまた、前記流量監視部は、フロー
ごとに所定のステップ数(N)分のサンプル周期流量を保
持し、受信したパケットのサイズを最新サンプル周期内
にフローごとに記憶する流量計算メモリを有し、サンプ
ル周期(s)経過すると、最も古い時刻のサンプル周期内
の値を0にし、その周期を現在サンプル周期とする流量
算出区間移動部を有し、フローごとに全てのサンプル周
期内の値を足し合わせて一定時間(s×N)内の受信流量
を算出する流量計算部を有することを特徴とする。
【0009】本発明はまた、前記割当流量監視部は、端
末接続ポートの合計から1を減じた数を接続ポート数と
して算出する接続ポート数監視部を有し、ポート出力可
能流量を接続ポート数で割ることにより割当流量を算出
する割当流量算出部を有することを特徴とする。
【0010】本発明はまた、前記接続ポート数監視部
は、出力ポートにおいてポートの端末接続状況を監視
し、その情報を通知するリンク検出部を有し、リンク検
出部からの情報を受け取ることにより接続状態である前
記ポートを判断することを特徴とする。本発明はまた、
前記転送制御部は、出力バッファにおいてバッファの使
用量を監視する出力バッファ監視部を有し、バッファ使
用量の度合いによって2以上の輻輳区分を設け、輻輳区
分によって輻輳判断方法を変えることを特徴とする。本
発明はまた、前記転送制御部は、バッファ使用量が所定
の量を上回ったときに出力ポートが輻輳していると判断
し、転送されたパケットのフローを輻輳要因であると判
断することを特徴とする。
【0011】本発明はまた、前記転送制御部は、バッフ
ァ使用量が所定の量を下回ったときに出力ポートが輻輳
していないと判断し、転送されたパケットに対して輻輳
要因であると判断しないことを特徴とする。
【0012】本発明はまた、前記割当流量監視部は、一
定時間内にパケット入力があったフローの合計から1を
減じた数をポート共用数として算出するポート共用数監
視部を有し、ポート出力可能流量をポート共用数で割る
ことにより割当流量を算出する割当流量算出部を有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明はまた、前記ポート共用数監視部
は、前記フローごとの最終パケット到着時刻を記憶する
手段を有し、最終パケット到着時刻から現在時刻まで所
定の時間が経過していれば一定時間内に入力がないフロ
ーであると判断し、所定時間が経過していなければ入力
があったフローであると判断する手段を有し、入力があ
ったフロー数の合計を出力ポート共用数として算出する
ことを特徴とする。
【0014】本発明はまた、前記転送制御部は、バッフ
ァ使用量が所定の量を上回ったときに、割当流量を超え
ているフローのみを輻輳要因フローであると判断するこ
とを特徴とする。
【0015】本発明はまた、前記転送制御部は、輻輳要
因フローであると判断された入力元ポートからのパケッ
トを廃棄し、その入力元ポートに対してポーズパケット
を送信することを特徴とする。
【0016】本発明はまた、前記流量監視部は、フロー
ごとに過去周期と現在周期の流量を保持し、受信したパ
ケットのサイズを現在周期に記録する流量計算メモリを
有し、サンプル周期(s)経過すると過去周期内流量に現
在周期内流量を加えた値を(N-1)/N倍したものを過去
周期に記憶し、現在周期内流量値を0とする流量算出区
間移動部を有し、過去周期と現在周期の流量を足し合わ
せることにより一定時間(s×N)内の受信流量を算出す
る流量計算部を有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係る輻輳制御方式
の実施の形態の概要を示した図であり、この例ではスイ
ッチングハブSW01のポートP01、P02、P03、P04にそれぞ
れイーサネット対応の端末A、B、C、Dが接続されてい
る。スイッチングハブSW01の出力ポートには、1つの出
力バッファが設けられており、出力バッファに転送され
たパケットの流量を入力元ポート別に監視する機能を有
するものとする。今、スイッチングハブSW01が端末Aか
ら端末D宛のパケットを転送し、さらに端末Cが同じく端
末D宛のパケットを送信したとして、スイッチングハブS
W01の端末Aからのパケットと端末Cからのパケットの受
信流量が端末Dへの送信流量を上回ったとする。このと
きスイッチングハブSW01では、出力ポートであるポート
P04に転送した流量を入力元ポート別に管理する。
【0018】ここで、端末AからのパケットがポートP01
を経由して出力ポートP04に転送されたとき、ポートP01
の個別転送流量が割当流量を上回っていたとすると、ス
イッチングハブSW01は入力元ポートP01を輻輳要因と判
断し、ポートP01からのトラフィックを制御する。この
とき、端末CからポートP03を経由してパケットが転送さ
れても、ポートP03の個別転送流量が割当流量を下回っ
ていれば、輻輳要因であると判断されないためトラフィ
ックの制御を行わない。したがって、輻輳に寄与するポ
ートに対してのみトラフィックの制御を行うことが可能
となる。
【0019】上記の輻輳制御に関してのスイッチングハ
ブSW01の構成及び動作を以下に説明する。図2は本発明
を実現するスイッチングハブSW01の構成を示したブロッ
ク図である。スイッチングハブSW01は、各ポートの制御
を行うポート制御部22をポート#0〜#nごとに有し、ポ
ートの流量監視を行う流量制御部10を有し、スイッチ
ングを担当する転送制御部12を有する。そして転送制
御部12は、パケットの転送先を制御するパケット転送
制御部14と、輻輳状態を管理する輻輳状態テーブル1
6から成る。転送制御部12と流量制御部10とポート
制御部22は制御バス18とデータバス20を介して接
続されている。
【0020】図3はポート制御部22の構成を詳しく示
したブロック図である。ポート制御部22は、パケット
の受信制御を行うパケット受信部24と、送信制御を行
うパケット送信部26と、リンク検出部25から成る。
リンク検出部25はポートに端末が接続されると接続情
報を、端末が切断されると切断情報を、図2の流量制御
部10に伝達する機能を有する。
【0021】図4はパケット送信部26の構成を詳しく
示したブロック図である。パケット送信部26は、出力
バッファ28と、出力バッファ28の蓄積量を監視する
出力バッファ監視部30と、IEEE802.3に準拠したポー
ズパケットを作成するポーズパケット作成部32と、デ
ータパケットとポーズパケットの送信順を制御する送信
処理部34から成る。出力バッファ28は出力ポートに
対して1つ設けられ、FIFO(First In First Out)の構
成となっている。
【0022】図5は、図1に示した流量制御部10の詳
細を示すブロック図である。流量制御部10は、流量計
算輻輳判定部36−1と割当流量監視部38と転送流量
テーブル40から成る。流量計算輻輳判定部36−1
は、パケットのサイズを認識するパケット解析部36A
と、パケットの流量を入力元ポート別に監視する流量監
視部36Bと、出力ポートの輻輳を判断する輻輳判断部
36Cと、割当流量を超えた入力元ポートを特定する割
当流量超過判断部36Dから構成される。割当流量監視
部38は、図3に示されるリンク検出部25からの情報
を基に接続されているポート数を管理する接続ポート数
監視部38Aと、入力元ポートに割り当てる流量を算出
する割当流量算出部38Bから構成される。
【0023】図6に輻輳状態テーブル16の構成例を示
す。輻輳状態テーブル16では、各出力ポートの輻輳状
態と、入力元ポートごとの個別輻輳状態と、それぞれの
出力ポートに対する出力バッファ輻輳状態を管理してい
る。ポート輻輳状態は1bit(ビット)で構成され、輻輳
状態では1となり、輻輳していない状態では0となる。個
別輻輳状態も同様に1bitで構成され、輻輳状態で1、輻
輳していない状態で0となる。バッファ輻輳状態は、2bi
tで構成され、出力バッファの蓄積量が、所定の上限値
を上回った状態では01となり、所定の下限値を下回って
いれば10となる。所定の上限値と下限値の間にある状態
では00となる。
【0024】図7は転送流量テーブル40の構成例を示
している。個別転送流量は、入力元ポートごとの単位時
間に転送されたパケットのバイト数であり、ポート総流
量は単位時間に出力ポートに転送されたパケットのバイ
ト数である。使用状態はポート別に1bitで構成され、ポ
ートに端末が接続されていれば1となり、切断されてい
れば0となる。割当流量は、出力ポートに対して入力元
ポートが割り当てられた流量であり、各ポートで共通の
値が設定される。
【0025】図8を用いて図5に示される割当流量監視
部38の動作を説明する。割当流量監視部38は、ポー
トの接続状態が変化すると、図3のリンク検出部25か
らリンク情報を受け取る(ステップS1)。接続ポート
数監視部38Aは受け取ったリンク情報の内容を解析し
(ステップS2)、端末接続情報(リンクアップ)であ
れば使用状態=1とし(ステップS3)、端末切断情報
(リンクダウン)であれば使用状態=0と転送流量テーブ
ル40を更新する(ステップS4)。接続ポート数監視
部38Aは、使用状態=1である入力ポートの数を出力ポ
ート別に算出し(ステップS5)、これを接続ポート数
として認識する。その接続ポート数を用いて、割当流量
算出部38Bでは、各入力元ポートに割り当てられた割
当流量を求める(ステップS6)。なお、割当流量はポ
ート出力可能流量を接続ポート数から1を減じた数で割
った値である。ポート出力可能流量とは、出力ポートが
単位時間の間に出力することができるバイト数のことで
ある。例えば、単位時間が1秒としたときの10Mbpsのポ
ートのポート出力可能流量は約1220.7バイトとなる。求
められた割当流量は転送流量テーブル40に更新され
る。
【0026】図9は図5に示される流量計算輻輳判定部
36−1の動作を示したフローチャートである。パケッ
トが転送されると、パケット解析部36Aにてパケット
サイズと入出力ポートを認識する(ステップS11)。
流量監視部36Bは、認識したパケットサイズを基に出
力ポート総流量と入力元ポート別の個別転送流量を計算
し、転送流量テーブル40を更新する(ステップS1
2)。ここで言う流量とは、単位時間に転送されたパケ
ットのバイト数であり、時間の経過とともに移動平均処
理を行い、詳細は後述する。流量が計算されると、輻輳
判断部36Cで、転送流量テーブル40上のポート総流
量がポート出力可能流量を上回っているか判断し(ステ
ップS13)、上回っている場合はポートが輻輳してい
るため、転送流量テーブル40をポート輻輳状態=1と更
新する(ステップS14)。逆に下回っている場合はポ
ート輻輳状態=0と転送流量テーブル40を更新する(ス
テップS15)。次に割当流量超過判断部36Dで、入
力元ポート別の個別転送流量が割当流量を上回っている
かを判断する(ステップS16)。転送流量テーブル4
0の個別転送流量と割当流量を比較し、個別転送流量が
割当流量を上回っていれば割当超過と判断し、輻輳状態
テーブル16に対して個別輻輳状態=1と更新する(ステ
ップS17)。逆に下回っていれば、個別輻輳状態=0と
なる(ステップS18)。
【0027】移動平均処理における流量計算の実施例を
図10に示す。モニター区間はN個のサンプル周期から
構成され、パケット転送流量はモニター周期に転送され
たパケットのバイト数、すなわちN個のサンプル周期に
転送されたバイト数の合計で表される。新しく転送され
てきたパケットのバイト数は現在のサンプル周期の転送
バイト数(rk)に加えていくため、時刻tにおける流量R
tは、現在のサンプル周期の1個前までの転送バイト数の
合計Rpとrkとの和になる。サンプル周期が経過すると、
最も過去の時刻のサンプル周期の流量(rk-(N-1))を排
除し、新しいサンプル周期(rk+1)を加えたN個のサン
プル周期の集まりを新しいモニター周期として流量監視
を行う。ここで転送されてきたパケットのバイト数はr
k+1に加えていくことになる。
【0028】図11は図5に示される流量監視部36B
の構成例を示したブロック図である。流量監視部36B
は、流量の算出を行う流量計算部42と、移動平均処理
を行う流量算出区間移動部44と、流量を記憶する流量
計算メモリ46から成る。流量計算メモリは出力ポート
ごとにn個設けられ、それぞれのメモリはポート総流量
と入力元ポート別の個別転送流量(n個)を保持してい
る。流量はN個のサンプル周期内流量から構成されてお
り、新しく転送されてきたパケットのバイト数はN番目
のステップのサンプル周期の転送バイト数に加えてい
く。流量計算部42はN個のサンプル周期内流量の合計
値を算出し、転送流量テーブル40に書き込む。流量算
出区間移動部44はサンプル周期ごとに駆動し、最も古
い(ステップ1)サンプル周期内流量を削除し、その他
のサンプル周期内流量をそれぞれ1個前のステップのメ
モリ領域に移動させる。そして最も新しい(ステップ
N)サンプル周期内流量を初期化する。出力ポートPort#
1の総流量を例にとると1A(2)の値を1A(1)に移動させ、
以下1A(3)を1A(2)に、…、1A(N)を1A(N-1)に移動し、1A
(N)を初期化するという動作になる。
【0029】図12は図4に示される、パケット送信部
26内の出力バッファ監視部30での動作を示してい
る。出力バッファ監視部30は、パケットが出力バッフ
ァ28に転送されると(ステップS21)、出力バッフ
ァ28の蓄積量を算出する(ステップS22)。そし
て、その出力バッファ28の蓄積量からバッファ輻輳状
態判定を行う(ステップS23)。出力バッファ28の
蓄積量が所定の上限値を上回っていれば、バッファ輻輳
状態=01とし(ステップS24)、所定の下限値を下回
っていれば、バッファ輻輳状態=10とし(ステップS2
6)、輻輳状態テーブル16を更新する。上限値と下限
値の間の値であればバッファ輻輳状態=00となる(ステ
ップS25)。ここで所定の上限値は下限値よりも大き
い値を設定することとする。
【0030】図13は、図2に示されるパケット転送制
御部14における輻輳要因特定動作を示した図である。
パケット受信情報を受け取ると(ステップS31)、輻
輳状態テーブル16のバッファ輻輳状態を参照し、バッ
ファ閾値による輻輳判定を行う(ステップS32、S3
4)。バッファ輻輳状態=00であれば、出力ポートへの
流量監視を基に輻輳制御を行う。流量監視輻輳制御で
は、まず輻輳状態テーブル16のポート輻輳状態を参照
し、ポート輻輳状態=0の場合は輻輳していないと判断
し、ポーズパケットを送信せずにパケットを転送する
(ステップS33→ステップS37)。ポート輻輳状態
=1であれば、出力ポートは輻輳していることになり、転
送されたパケットの入力元ポートが出力ポートの輻輳要
因になっているかの判断を行う(ステップS33→ステ
ップS35)。ここで輻輳状態テーブル16の個別輻輳
状態を参照し、個別輻輳状態=1であれば輻輳要因である
と判断し、パケットを転送すると同時に、転送されたパ
ケットの入力元ポートに対してIEEE802.3に準拠したポ
ーズパケットを送信する(ステップS35→ステップS
36)。個別輻輳状態=0の場合は輻輳要因でないため、
ポーズパケットの送信を行わずにパケットを転送する
(ステップS35→ステップS37)。これにより、流
量監視を行い、ポートの出力バッファを占有していない
入力元ポートに対してポーズパケットを送信せずに、輻
輳を制御することができる。
【0031】また、バッファ輻輳状態=10の場合は、出
力バッファの空き容量が少なく、このままパケットの蓄
積が続けばパケットロスの可能性が考えられる状態であ
る。この状態では、個別転送流量の大小にかかわらずポ
ートを共用する入力元ポート全てが輻輳要因であると判
断し、パケットの転送を行うと同時に入力元ポートに対
してポーズパケットの送信を行う(ステップS34→ス
テップS38)。このことによりパケットロスを軽減し
つつ、流量監視による輻輳制御を行うことが可能とな
る。
【0032】バッファ輻輳状態=01の場合は、出力バッ
ファの使用量が少ない状態である。ここで転送されてき
たパケットに対してポーズパケットを送信し、入力を一
定時間停止した場合には、出力バッファが一時的に空に
なり、出力ポートからパケットが送出されない期間が存
在する可能性がある。このためスループットの低下が予
想される。したがってバッファ輻輳状態=01の場合は、
個別転送流量にかかわらずポートは輻輳していないと判
断し、ポーズパケットの送信は行わずにパケットを転送
する(ステップS34→ステップS37)ことにより、
高スループットを実現させつつ、流量監視による輻輳制
御を行うことが可能となる。
【0033】<第2の実施の形態>第2の実施の形態
は、割当流量値の決定方法が異なるのみで、その他の動
作は第1の実施の形態と同じである。第2の実施の形態
では、出力ポートを共用する入力元ポート数を監視し、
時間の経過とともに変化する共用数に応じてダイナミッ
クに割当流量値を変化させる。
【0034】図14に示すように流量計算輻輳判定部3
6−2は、第1の実施の形態の流量計算輻輳判定部36
−1に割当流量監視部36Eを設けている。割当流量監
視部36Eは、出力ポートを共用している入力元ポート
数を監視する出力ポート共用数監視部36Fと、入力元
ポートに割り当てる流量を算出する割当流量算出部36
Gとで構成されている。
【0035】図15は転送流量テーブル40の構成例を
示している。第1の実施の形態で示した転送流量テーブ
ル40に加えて、第2の実施の形態では最終転送時刻の
項目を追加している。最終転送時刻はパケットが最後に
転送された入力元ポートごとのタイムスタンプである。
最終転送時刻から所定時間が経過してもパケットが転送
されなければ、その入力元ポートは出力ポートを使用し
ていないと判断され、1bitで構成されている使用状態は
0となる。また、ポートを使用していると判断された場
合の使用状態は1となる。割当流量は各入力元ポートに
割り当てられた流量であり、出力ポート別に設定され
る。
【0036】図16は図14に示される流量計算輻輳判
定部36−2の動作を示したフローチャートである。パ
ケットが転送されると、パケット解析部にてパケットサ
イズと入出力ポートを認識し(ステップS41)、転送
流量テーブル40の該当個所の最終転送時刻を更新する
(ステップS42)。流量監視部36Bは出力ポート総
流量と入力元ポート別の個別転送流量を計算し、転送流
量テーブル40を更新する(ステップS43)。流量が
計算されると、輻輳判断部36Cで、ポート総流量とポ
ート出力可能流量とを比較し(ステップS44)、比較
結果により転送流量テーブル40のポート輻輳状態を更
新する(ステップS45、S46)。次のステップで、
ポート共用数監視部36Fは、出力ポートを共用してい
る入力元ポート数を算出する。ここでは、単位時間の間
に出力ポートにパケットを転送した入力元ポートは、そ
の出力ポートを共用しているとみなされる。まず今のタ
イムスタンプと転送流量テーブル40上の最終転送時刻
との比較を行う。
【0037】最終転送時刻から規定の一定時間が経過し
ていれば、その入力元ポートは出力ポートを共用してい
ないと判断され、転送流量テーブル40は使用状態=0と
更新される(ステップS47)。一定時間経過していな
ければポート共用状態となり、使用状態=1となる。ポー
ト共用数監視部36Fは、使用状態=1である入力ポート
の数を出力ポート別に算出し(ステップS48)、これ
をポート共用数として認識する。そのポート共用数を用
いて、割当流量算出部36Gでは、各入力元ポートに割
り当てられた割当流量を求める(ステップS49)。割
当流量は、ポート出力可能流量をポート共用数で割るこ
とにより算出する。求められた割当流量は転送流量テー
ブル40に更新される。次に割当流量超過判断部36D
は転送流量テーブル40の個別転送流量と割当流量を比
較し(ステップS50)、比較結果により輻輳状態テー
ブル16の個別輻輳状態を更新する(ステップS51、
S52)。
【0038】このように出力ポートを共用する入力元ポ
ート数を随時監視し、ポートの共用数に応じた割当流量
値を求めることにより、ポート共用数の変化にダイナミ
ックに対応した流量監視による輻輳制御が可能となる。
【0039】<第3の実施の形態>第3の実施の形態
は、パケット転送制御部における輻輳要因特定動作が異
なるのみで、その他の動作は第1及び第2の実施の形態
と同様である。図17を用いて第3の実施の形態を説明
する。図17のフローチャート中、図13と同一ステッ
プ番号のステップは同一内容である。輻輳状態テーブル
16を参照してバッファ閾値による輻輳判定を行う際
に、バッファ輻輳状態=10であった場合の動作が第1及
び第2の実施の形態と異なっている。バッファ輻輳状態
=10であれば、図2に示されるパケット転送制御部14
は輻輳状態テーブル16の個別輻輳状態を参照する(ス
テップS34→ステップS39)。ここで個別輻輳状態
=1であれば、そのパケットは転送せず廃棄すると同時
に、パケットの入力元ポートに対してIEEE802.3に準拠
したポーズパケットを送信する(ステップS39→ステ
ップS38)。個別輻輳状態=0であった場合には、輻輳
要因ではないと判断し、ポーズパケットの転送を行わず
にパケットを転送する(ステップS39→ステップ3
7)。パケットを廃棄することにより出力バッファの破
綻を防ぎつつ、バッファを占有していない入力元ポート
には影響を与えずに流量監視による輻輳制御を行うこと
が可能となる。
【0040】<第4の実施の形態>第4の実施の形態
は、図5に示される流量監視部36Bの構成と移動平均
処理による流量計算方法が異なっている。その他は第1
から第3の実施の形態と同様の動作になる。図18を用
いて移動平均処理による流量計算方法を説明する。モニ
ター周期はN個のサンプル周期から構成されるが、ここ
では現在のサンプル周期の1個前までのサンプル周期
を、(N-1)周期分まとめて過去周期としてあつかう。
新しく転送されてきたパケットのバイト数は現在のサン
プル周期の転送バイト数(rnow)に加えているため、時
刻tにおける流量(Rt)は、過去周期に転送されたバイ
ト数(rpast)と、現在サンプル周期に転送されたパケ
ットのバイト数(rnow)との和で表される。サンプル周
期が経過すると、モニター周期に転送されたバイト数
(rpast+rnow)の1サンプル周期分を削除したものを過
去周期転送バイト数(rpast)とする。この新しいrpast
の算出式を図18中の式(1)に示す。そしてrnowの値の
初期化を行い、流量監視を続ける。
【0041】図19は流量監視部36Bの構成例を示し
ている。流量監視部36Bは、流量計算部42と流量計
算メモリ46と流量算出区間移動部44から構成されて
いる。流量計算メモリ46は出力ポートごとにn個設け
られ、それぞれのメモリはポート総流量と個別転送流量
(n個)を保持している点は第1の実施の形態と同様で
あるが、流量を過去周期(past)と現在サンプル周期
(now)の2個の領域に格納している点が異なってい
る。なお、新しく転送されてきたパケットのバイト数は
現在サンプル周期(now)に加算され、流量計算部42
は過去周期(past)と現在サンプル周期(now)の流量
の合計値を算出し、転送流量テーブル40に書き込む。
流量算出区間移動部44はサンプル周期ごとに駆動し、
過去周期内流量と現在サンプル周期内流量の合計を(N-
1)/N倍した値を過去周期(past)のメモリ領域に書き込
む。そして現在サンプル周期(now)の流量を初期化す
る。
【0042】このような近似的な流量を算出することに
よって、流量監視部36Bの流量計算メモリ領域が少な
い場合においても流量監視による輻輳制御を行うことが
可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ポート
の出力バッファを占有していない入力元ポートに対して
ポーズパケットを送信せずに、輻輳を制御することがで
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輻輳制御方法の第1の実施の形態を要
約して示す説明図
【図2】本発明の輻輳制御方法の第1の実施の形態を詳
しく示す説明図
【図3】図2のポート制御部を詳しく示すブロック図
【図4】図3のパケット送信部を詳しく示すブロック図
【図5】図2の流量制御部を詳しく示すブロック図
【図6】図2の輻輳状態テーブルを詳しく示す説明図
【図7】図5の転送流量テーブルを詳しく示す説明図
【図8】図5の割当流量監視部の処理を示すフローチャ
ート
【図9】図5の流量計算輻輳判定部の処理を示すフロー
チャート
【図10】図5の流量監視部における流量の導出式を示
す説明図
【図11】図5の流量監視部を詳しく示すブロック図
【図12】図4の出力バッファ監視部の処理を示すフロ
ーチャート
【図13】図2のパケット転送制御部の処理を示すフロ
ーチャート
【図14】第2の実施の形態における図2の流量制御部
を詳しく示すブロック図
【図15】図14の転送流量テーブルを詳しく示す説明
【図16】図14の流量計算輻輳判定部の処理を示すフ
ローチャート
【図17】第3の実施の形態における図2のパケット転
送制御部の処理を示すフローチャート
【図18】第4の実施の形態における図5又は図14の
流量監視部における流量の導出式を示す説明図
【図19】第4の実施の形態における図5又は図14の
流量監視部を詳しく示すブロック図
【図20】従来の輻輳制御方法を要約して示す図
【符号の説明】
10、10A 流量制御部 12 転送制御部 14 パケット転送制御部 16 輻輳状態テーブル 18 制御バス 20 データバス 22 ポート制御部 24 パケット受信部 25 リンク検出部 26 パケット送信部 28 出力バッファ 30 出力バッファ監視部 32 ポーズパケット作成部 34 送信処理部 36−1、36−2 流量計算輻輳判定部 36A パケット解析部 36B 流量監視部 36C 輻輳判断部 36D 割当流量超過判断部 36E、38 割当流量監視部 36F ポート共用数監視部 36G 割当流量算出部 38A 接続ポート数監視部 38B 割当流量算出部 40 転送流量テーブル 42 流量計算部 44 流量算出区間移動部 46 流量計算メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 敦司 神奈川県川崎市多摩区東三田三丁目10番1 号 松下技研株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 HD03 KA03 LC11 MA13 MB02 MB09 5K033 AA03 CB06 CC01 DA15 DB03 DB13 DB17 DB18

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互接続された複数のトラフィックソー
    スを有するネットワークにおいて、 出力バッファに転送された流量を監視する流量計算輻輳
    判定ステップと、フローに割り当てる流量を算出する割
    当流量監視ステップと、割当流量を超えたフローを輻輳
    要因と判断する転送制御ステップとを有することを特徴
    とする輻輳制御方法。
  2. 【請求項2】 前記流量計算輻輳判定ステップは、受信
    パケットのサイズを解析するパケット解析ステップを有
    し、フローごとに一定時間内の個別転送流量を算出する
    流量監視ステップを有し、一定時間内のポート総流量が
    ポート出力可能流量を超えた場合にポート輻輳と判断す
    る輻輳判断ステップを有し、前記個別転送流量が割当流
    量を超えたフローを個別輻輳と判断する割当流量超過判
    断ステップとを有することを特徴とする請求項1に記載
    の輻輳制御方法。
  3. 【請求項3】 前記流量監視ステップは、フローごとに
    所定のステップ数(N)分のサンプル周期流量を保持し、
    受信したパケットのサイズを最新サンプル周期内にフロ
    ーごとに記憶するステップを有し、サンプル周期(s)が
    経過すると、最も古い時刻のサンプル周期内の値を0に
    し、その周期を現在サンプル周期とする流量算出区間移
    動ステップを有し、フローごとに全てのサンプル周期内
    の値を足し合わせて一定時間(s×N)内の受信流量を算
    出する流量計算ステップを有することを特徴とする請求
    項2に記載の輻輳制御方法。
  4. 【請求項4】 前記割当流量監視ステップは、端末接続
    ポートの合計から1を減じた数を接続ポート数として算
    出する接続ポート数監視ステップを有し、ポート出力可
    能流量を前記接続ポート数で割ることにより割当流量を
    算出する割当流量算出ステップを有することを特徴とす
    る請求項1に記載の輻輳制御方法。
  5. 【請求項5】 前記接続ポート数監視ステップは、出力
    ポートにおいてポートの端末接続状況を監視し、その情
    報を通知するリンク検出ステップを有し、リンク検出ス
    テップからの情報を受け取ることにより接続状態である
    前記ポートを判断することを特徴とする請求項4に記載
    の輻輳制御方法。
  6. 【請求項6】 前記転送制御ステップは、出力バッファ
    においてバッファの使用量を監視する出力バッファ監視
    ステップを有し、バッファ使用量の度合いによって2以
    上の輻輳区分を設け、輻輳区分によって輻輳判断方法を
    変えることを特徴とする請求項1に記載の輻輳制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記転送制御ステップは、バッファ使用
    量が所定の量を上回ったときに出力ポートが輻輳してい
    ると判断し、転送されたパケットのフローを輻輳要因で
    あると判断することを特徴とする請求項6に記載の輻輳
    制御方法。
  8. 【請求項8】 前記転送制御ステップは、バッファ使用
    量が所定の量を下回ったときに出力ポートが輻輳してい
    ないと判断し、転送されたパケットに対して輻輳要因で
    あると判断しないことを特徴とする請求項6に記載の輻
    輳制御方法。
  9. 【請求項9】 前記割当流量監視ステップは、一定時間
    内にパケット入力があったフローの合計から1を減じた
    数をポート共用数として算出するポート共用数監視ステ
    ップを有し、ポート出力可能流量をポート共用数で割る
    ことにより割当流量を算出する割当流量算出ステップを
    有することを特徴とする請求項1に記載の輻輳制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ポート共用数監視ステップは、前
    記フローごとの最終パケット到着時刻を記憶するステッ
    プを有し、最終パケット到着時刻から現在時刻まで所定
    の時間が経過していれば一定時間内に入力がないフロー
    であると判断し、所定時間が経過していなければ入力が
    あったフローであると判断するステップを有し、入力が
    あったフロー数の合計を出力ポート共用数として算出す
    ることを特徴とする請求項9に記載の輻輳制御方法。
  11. 【請求項11】 前記転送制御ステップは、バッファ使
    用量が所定の量を上回ったときに、割当流量を超えてい
    るフローのみを輻輳要因フローであると判断することを
    特徴とする請求項6に記載の輻輳制御方法。
  12. 【請求項12】 前記転送制御ステップは、輻輳要因フ
    ローであると判断された入力元ポートからのパケットを
    廃棄し、その入力元ポートに対してポーズパケットを送
    信することを特徴とする請求項11に記載の輻輳制御方
    法。
  13. 【請求項13】 前記流量監視ステップは、フローごと
    に過去周期と現在周期の流量を保持し、受信したパケッ
    トのサイズを現在周期に記憶するステップを有し、サン
    プル周期(s)経過すると過去周期内流量に現在周期内流
    量を加えた値を(N-1)/N倍したものを過去周期に記憶
    し、現在周期内流量値を0とする流量算出区間移動ステ
    ップを有し、過去周期と現在周期の流量を足し合わせる
    ことにより一定時間(s×N)内の受信流量を算出する流
    量計算ステップを有することを特徴とする請求項2に記
    載の輻輳制御方法。
  14. 【請求項14】 相互接続された複数のトラフィックソ
    ースを有するネットワークにおいて、 出力バッファに転送された流量を監視する流量計算輻輳
    判定部と、フローに割り当てる流量を算出する割当流量
    監視部と、割当流量を超えたフローを輻輳要因と判断す
    る転送制御部とを有することを特徴とする輻輳制御装
    置。
  15. 【請求項15】 前記流量計算輻輳判定部は、受信パケ
    ットのサイズを解析するパケット解析部を有し、フロー
    ごとに一定時間内の個別転送流量を算出する流量監視部
    を有し、一定時間内のポート総流量がポート出力可能流
    量を超えた場合にポート輻輳と判断する輻輳判断部を有
    し、個別転送流量が割当流量を超えたフローを個別輻輳
    と判断する割当流量超過判断部とを有することを特徴と
    する請求項14に記載の輻輳制御装置。
  16. 【請求項16】 前記流量監視部は、フローごとに所定
    のステップ数(N)分のサンプル周期流量を保持し、受信
    したパケットのサイズを最新サンプル周期内にフローご
    とに記憶する流量計算メモリを有し、サンプル周期(s)
    経過すると、最も古い時刻のサンプル周期内の値を0に
    し、その周期を現在サンプル周期とする流量算出区間移
    動部を有し、フローごとに全てのサンプル周期内の値を
    足し合わせて一定時間(s×N)内の受信流量を算出する
    流量計算部を有することを特徴とする請求項15に記載
    の輻輳制御装置。
  17. 【請求項17】 前記割当流量監視部は、端末接続ポー
    トの合計から1を減じた数を接続ポート数として算出す
    る接続ポート数監視部を有し、ポート出力可能流量を接
    続ポート数で割ることにより割当流量を算出する割当流
    量算出部を有することを特徴とする請求項14に記載の
    輻輳制御装置。
  18. 【請求項18】 前記接続ポート数監視部は、出力ポー
    トにおいてポートの端末接続状況を監視し、その情報を
    通知するリンク検出部を有し、前記リンク検出部からの
    情報を受け取ることにより接続状態であるポートを判断
    することを特徴とする請求項17に記載の輻輳制御装
    置。
  19. 【請求項19】 前記転送制御部は、出力バッファにお
    いてバッファの使用量を監視する出力バッファ監視部を
    有し、前記バッファ使用量の度合いによって2以上の輻
    輳区分を設け、前記輻輳区分によって輻輳判断方法を変
    えることを特徴とする請求項14に記載の輻輳制御装
    置。
  20. 【請求項20】 前記転送制御部は、バッファ使用量が
    所定の量を上回ったときに出力ポートが輻輳していると
    判断し、転送されたパケットのフローを輻輳要因である
    と判断することを特徴とする請求項19に記載の輻輳制
    御装置。
  21. 【請求項21】 前記転送制御部は、バッファ使用量が
    所定の量を下回ったときに出力ポートが輻輳していない
    と判断し、転送されたパケットに対して輻輳要因である
    と判断しないことを特徴とする請求項19に記載の輻輳
    制御装置。
  22. 【請求項22】 前記割当流量監視部は、一定時間内に
    パケット入力があったフローの合計から1を減じた数を
    ポート共用数として算出するポート共用数監視部を有
    し、ポート出力可能流量を前記ポート共用数で割ること
    により割当流量を算出する割当流量算出部を有すること
    を特徴とする請求項14に記載の輻輳制御装置。
  23. 【請求項23】 前記ポート共用数監視部は、フローご
    との最終パケット到着時刻を記憶する手段を有し、最終
    パケット到着時刻から現在時刻まで所定の時間が経過し
    ていれば一定時間内に入力がないフローであると判断
    し、所定時間が経過していなければ入力があったフロー
    であると判断する手段を有し、入力があったフロー数の
    合計を出力ポート共用数として算出することを特徴とす
    る請求項22に記載の輻輳制御装置。
  24. 【請求項24】 前記転送制御部は、バッファ使用量が
    所定の量を上回ったときに、割当流量を超えているフロ
    ーのみを輻輳要因フローであると判断することを特徴と
    する請求項19に記載の輻輳制御装置。
  25. 【請求項25】 前記転送制御部は、輻輳要因フローで
    あると判断された入力元ポートからのパケットを廃棄
    し、その入力元ポートに対してポーズパケットを送信す
    ることを特徴とする請求項24に記載の輻輳制御装置。
  26. 【請求項26】 前記流量監視部は、フローごとに過去
    周期と現在周期の流量を保持し、受信したパケットのサ
    イズを現在周期に記録する流量計算メモリを有し、サン
    プル周期(s)経過すると過去周期内流量に現在周期内流
    量を加えた値を(N-1)/N倍したものを過去周期に記憶
    し、現在周期内流量値を0とする流量算出区間移動部を
    有し、過去周期と現在周期の流量を足し合わせることに
    より一定時間(s×N)内の受信流量を算出する流量計算
    部を有することを特徴とする請求項15に記載の輻輳制
    御装置。
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