JP5267420B2 - スイッチングハブ及びfdbの同期方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチングハブ及びフォワーディングデータベース(FDB)の同期方法に関する。特に、本発明は、複数のFDBを備えるスイッチングハブ及びFDBの同期方法に関する。
従来、複数のラインカードを備えるスイッチングハブであって、複数のラインカードのいずれかが有するポートに対応づけて登録されている送信元アドレスを含むパケットが、当該ラインカードが有する他のポートで受信された場合には、当該パケットに学習用情報を付加することにより学習用情報付きパケットを生成し、当該学習用情報付きパケットをスイッチ機構経由ですべてのラインカードへ転送するスイッチングハブが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のスイッチングハブによれば、上記構成を備えるので、ステーションムーブに対応することができる。
特開2006−50493号公報
しかし、特許文献1に記載されているようなスイッチングハブが複数のフォワーディングデータベース(Forwarding Databse:FDB)を有している場合に、例えば、装置内部の帯域制限機能によりFDB間で同期するためのフレームが破棄される場合があり、斯かる場合、一のFDBに格納されている情報と、他のFDBに格納されている情報との間で同期が取れない場合がある。
したがって、本発明の目的は、複数のFDB間で確実に同期が取れるスイッチングハブ及びFDBの同期方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、複数のポートを有する複数のラインカードと、複数のラインカード間でフレームを中継するフレーム中継経路とを備えるスイッチングハブであって、複数のラインカードはそれぞれ、少なくともフレームに含まれるMACアドレスを登録内容として格納するフォワーディングデータベース(FDB)と、FDBに格納されている登録内容が変更された場合に、フレームに含まれる情報の一部を含む学習用フレームを生成する学習用フレーム生成部と、学習用フレームのフレーム中継経路への送信レートを制御して学習用フレームを他のラインカードに送信する送信レート制御部と、フレーム中継経路を介して他のラインカードから受け取った学習用フレームに基づいて、FDBの登録内容を変更する学習用フレーム学習部とを備えるスイッチングハブが提供される。
また、上記スイッチングハブは、FDBにアクセスするFDBアクセス部を更に備え、送信レート制御部は、学習用フレーム生成部が生成した学習用フレームを予め定められた期間、格納するバッファと、バッファに格納されている学習用フレームの格納量を監視するバッファ監視部とを有し、バッファ監視部は、バッファに格納されている学習フレームの格納量が予め定められた格納量を超えた場合、FDBアクセス部にFDBの登録内容の変更を停止させるレート制御情報を供給し、FDBアクセス部は、FDBの登録内容の変更を停止させることもできる。
また、上記スイッチングハブは、学習用フレーム生成部は、生成する学習用フレームにフレームより優先的に中継することを指示する優先情報を付加することもできる。
また、上記スイッチングハブは、送信レート制御部は、バッファから学習用フレームを読み出してフレーム中継経路に供給するバッファ読み出し部と、バッファ読み出し部がバッファから学習用フレームを読み出す間隔を格納するカウンタとを有することもできる。
また、本発明は、上記目的を達成するため、フレームに含まれる情報を登録内容として格納するフォワーディングデータベース(FDB)と、複数のポートとを有する複数のラインカードと、複数のラインカード間でフレームを中継するフレーム中継経路とを備えるスイッチングハブでのFDBの同期方法であって、FDBに格納されている登録内容が変更された場合に、フレームに含まれる情報の一部を含む学習用フレームを生成する学習用フレーム生成段階と、学習用フレームのフレーム中継経路への送信レートを制御して学習用フレームを他のラインカードに送信する送信レート制御段階と、フレーム中継経路を介して他のラインカードから受け取った学習用フレームに基づいて、FDBの登録内容を変更する学習用フレーム学習段階とを備えるFDBの同期方法が提供される。
また、上記FDBの同期方法は、複数のラインカードのそれぞれは、学習用フレームを予め定められた期間、格納するバッファと、FDBにアクセスするFDBアクセス部とを有しており、FDBの登録内容の変更を停止する変更停止段階を更に備え、送信レート制御段階は、バッファに格納されている学習用フレームの格納量を監視し、バッファに格納されている学習フレームの格納量が予め定められた格納量を超えた場合、FDBの登録内容の変更を停止させるレート制御情報をFDBアクセス部に供給するバッファ監視段階を有し、変更停止段階は、レート制御情報に基づいてFDBアクセス部がFDBの登録内容を変更することを停止させることもできる。
また、上記FDBの同期方法は、学習用フレーム生成段階は、生成する学習用フレームにフレームより優先的に中継することを指示する優先情報を付加することもできる。
また、上記FDBの同期方法は、送信レート制御段階は、バッファから学習用フレームを読み出してフレーム中継経路に供給するバッファ読み出し段階と、バッファ読み出し段階において、バッファから学習用フレームを読み出す間隔を格納するカウンタ段階とを有することもできる。
本発明に係るスイッチングハブによれば、複数のFDB間で確実に同期が取れるスイッチングハブ及びFDBの同期方法を提供できる。
本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるラインカードの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるFDBのデータベースの形式を示す図である。 (a)は、イーサネット(登録商標)のフレームに装置内部ヘッダを付加した装置内部におけるフレームの構成を示す図であり、(b)は、学習用フレーム生成回路が生成する学習用フレームの構成を示す図である。 (a)及び(b)は、IEEE802.1ahにより示されるMACアドレスをカプセル化したフレームから学習用フレームを生成する例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る送信レート制御回路の機能構成ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る送信レート制御回路において送信レートが制御される概要を示す図である。 比較例に係るスイッチングハブの概要を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチングハブの構成を示す図である。
[実施の形態の概要]
フレームを送受信する複数のポートを有する複数のラインカードと、前記複数のラインカード間で前記フレームを中継するフレーム中継経路とを備えるスイッチングハブにおいて、前記複数のラインカードはそれぞれ、少なくとも前記フレームに含まれるMACアドレスを登録内容として格納するフォワーディングデータベース(FDB)と、前記FDBに格納されている前記登録内容が変更された場合に、前記フレームに含まれる情報の一部を含む学習用フレームを生成する学習用フレーム生成部と、前記学習用フレームの前記フレーム中継経路への送信レートを制御して前記学習用フレームを他のラインカードに送信する送信レート制御部と、前記フレーム中継経路を介して前記他のラインカードから受け取った学習用フレームに基づいて、前記FDBの前記登録内容を変更する学習用フレーム学習部とを備えるスイッチングハブが提供される。
[実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブの構成の概要を示し、図2は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるラインカードの構成の概要を示す。
(スイッチングハブ1の構成の概要)
本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、複数のラインカード(例えば、ラインカード10、ラインカード20、及びラインカード30)と、複数のラインカード間でのフレーム等の情報を中継する通信経路としてのフレーム中継経路40とを備える。各ラインカードはそれぞれ、フレーム中継経路40に接続している複数のポート(例えば、ラインカード10が有するポート100及びポート102、ラインカード20が有するポート200及びポート202、並びにラインカード30が有するポート300及びポート302)と、伝送路(例えば、伝送路50a、伝送路50b、及び伝送路50c)に接続するポート(例えば、ラインカード10が有するポート104は伝送路50aに接続し、ラインカード20が有するポート204は伝送路50bに接続し、ラインカード30が有するポート304は伝送路50cに接続する)とを有する。本実施の形態において複数のラインカードはそれぞれ同一の構成及び機能を有するので、以下、ラインカード10についてのみ説明する。
(ラインカード10の構成)
ラインカード10は、フレーム中継経路40との間でフレームを送受信するポート100及びポート102と、伝送路50aに接続され、外部との間でフレームを送受信するポート104とを有する。また、ラインカード10は、フレームに含まれるMACアドレスと、ラインカード10を一意に識別するラインカード識別子としてのラインカードIDと、フレームを受け取ったポートを一意に識別するポート識別子としてのポートIDとを登録内容として少なくとも格納するフォワーディングデータベース(Forwarding Database:FDB)110と、FDB110にアクセスしてFDB110の登録内容の変更を制御するFDBアクセス部としてのFDBアクセス回路120とを有する。
更に、ラインカード10は、FDB110に格納されている登録内容が変更された場合に、フレームに含まれる情報の一部を含む学習用フレームを生成する学習用フレーム生成部としての学習用フレーム生成回路130と、学習用フレームのフレーム中継経路40への送信レートを制御した上で他のラインカードへ学習用フレームを送信する送信レート制御部としての送信レート制御回路140と、フレーム中継経路40を介してポート102が他のラインカードから受け取った学習用フレームに基づいて、FDB110に格納されている登録内容を変更する学習用フレーム学習部としての学習用フレーム学習回路150とを有する。
(ポート100、ポート102)
ポート100は、FDBアクセス回路120とフレーム中継経路40との間でフレーム(例えば、ユーザーフレーム)を中継する。また、ポート102は、送信レート制御回路140とフレーム中継経路40との間、及び学習用フレーム学習回路150とフレーム中継経路40との間で学習用フレームを中継する。
(ポート104)
ポート104は、外部との間でフレームを送受信する。ポート104は外部からフレームを受信した場合に、受信したフレームの先頭に装置内部用ヘッダを付加すると共に、受信したラインカード10のラインカードIDと受信したポート104のポートIDとを当該装置内部用ヘッダに格納する。ポート104は、ラインカードID及びポートIDを格納している装置内部用ヘッダが付加されたフレームを、FDBアクセス回路120に供給する。
なお、ラインカード10はスイッチングハブ1の外部に接続するポートを、ポート104以外に有していてもよい。また、ラインカード10が外部に接続するポートとしてポート104のみを有する場合、ポート104は、装置内部用ヘッダにポートIDを格納しなくてもよい。
(FDB110)
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチングハブが備えるFDBのデータベースの形式の概要を示す。
FDB110は、スイッチングハブ1が受信したフレームに含まれるMACアドレスに対応づけて、当該MACアドレスを受信したラインカードのラインカードID、及びポートのポートIDを格納する。すなわち、FDB110は、図3に示すように、MACアドレスに、ラインカードIDと、ポートIDと、状態とを関連付けたデータベース形式で登録内容を格納する。なお、「状態」のうち「有効」とは、送信元MACアドレスを学習して、FDB110にエントリを登録した状態を指す。また、「状態」のうち「無効」とは、所定の時間、当該送信元MACアドレスを含むフレームを受信しなかった場合(すなわち、当該送信元MACアドレスの学習がなかった場合)の状態を指す。すなわち、「無効」は、FDB110にエントリがない(未登録)の状態と同一である。
また、FDB110は、FDBアクセス回路120からフレームの宛先検索の指示を受け取った場合、検索結果をFDBアクセス回路120に返す機能を有する。すなわち、FDB110は、FDBアクセス回路120から宛先検索の指示を受け取ったことを契機として、フレームに含まれる宛先MACアドレスを用いてデータベース(すなわち、FDB110に格納されている登録内容)を検索する。そして、FDB110は、検索結果、すなわち、FDB110が宛先MACアドレスに関連付けて格納しているラインカードID及びポートIDをFDBアクセス回路120に供給する。
また、FDB110は、FDBアクセス回路120又は学習用フレーム学習回路150からラインカードID、ポートID、及びMACアドレス(すなわち、フレームの送信元のMACアドレス)を受け取り、当該ラインカードIDと、当該ポートIDと、当該MACアドレスとを相互に関連付けてFDB110に格納する機能を有する。
(FDBアクセス回路120)
(送信元MACアドレス学習)
FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームに含まれる送信元MACアドレスを用いてFDB110を検索する機能、及びFDB110の登録内容を変更する機能を有する。また、FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームを学習用フレーム生成回路130に供給する機能を有する。
具体的に、FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームに含まれる送信元MACアドレスと、FDB110に格納されているMACアドレスとを比較する。そして、FDBアクセス回路120は、当該送信元MACアドレスと同一のMACアドレスがFDB110に格納されていないと判断した場合、及び当該送信元MACアドレスと同一のMACアドレスがFDB110に格納されているもののエントリの内容が異なっていると判断した場合、当該フレームを受け取ったラインカード10のラインカードIDと、ポート104のポートIDと、当該フレームに含まれる送信元MACアドレスとを関連付けて登録内容としてFDB110に格納する。
なお、本実施の形態において「エントリ」とは、FDB110に格納されている登録内容をいう。また、本実施の形態において「エントリの内容が異なっている場合」とは、MACアドレスに関連付けてFDB110が格納しているラインカードID及びポートIDと、フレームを受け取ったラインカードのラインカードID及びポートのポートIDとが異なっている場合をいう。
更に、FDBアクセス回路120は、FDB110に格納したエントリを有効にして、学習用フレーム生成回路130に学習用フレームを生成する命令を供給する機能を有する。
また、FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームに含まれる送信元MACアドレスと、FDB110に格納されているMACアドレスとを比較した結果、当該送信元MACアドレスと同一のMACアドレスがFDB110に格納されていると判断した場合であって、FDB110のエントリの内容と、フレームを受信したラインカードのラインカードID、ポートのポートID、及びフレームに含まれる送信元MACアドレスとが同一である場合には、エントリを変更しない。
(宛先検索)
FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームの宛先MACアドレスを用いてFDB110を検索する機能を有する。
具体的に、FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームに含まれる宛先MACアドレスと、FDB110に格納されているMACアドレスとを比較する。そして、FDBアクセス回路120は、当該宛先MACアドレスと同一のMACアドレスがFDB110に格納されていないと判断した場合、当該フレームをフラッディング中継としてポート100に供給する。FDBアクセス回路120は、当該フレームをフラッディング中継としてポート100に供給する場合に、当該フレームの装置内部ヘッダにフラッディングであることを識別する識別子を格納する。
また、FDBアクセス回路120は、ポート104から受け取ったフレームに含まれる宛先MACアドレスと、FDB110に格納されているMACアドレスとを比較した結果、当該宛先MACアドレスと同一のMACアドレスがFDB110に格納されていると判断した場合、FDB110に当該MACアドレスに関連付けて格納されているラインカードID及びポートIDを当該フレームの装置内ヘッダに格納する。そして、FDBアクセス回路120は、ラインカードID及びポートIDを装置内ヘッダに含むフレームをフォワーディング中継としてポート100に供給する。
(FDBアクセス回路120の送信元MACアドレス学習の停止)
また、FDBアクセス回路120は、送信レート制御回路140から送信レートのレート制御命令を受けている間、フレームの送信元MACアドレスのFDB110への登録を停止する機能を有する。
(学習用フレーム生成回路130)
学習用フレーム生成回路130は、FDBアクセス回路120から学習用フレームを生成する命令を受け取った場合に、学習用フレームを生成する。学習用フレーム生成回路130は、生成する学習用フレームに、受け取ったフレームより優先的に他のラインカードに中継することを指示する優先情報(以下、「中継優先度」という場合がある)を付加する。具体的に、学習用フレーム生成回路130は、FDBアクセス回路120から受け取ったフレームに含まれるラインカードID、ポートID、及びMACアドレスを用いて、ユーザーフレームより高い中継優先度が設定された学習用フレームを生成する。
図4(a)は、イーサネット(登録商標)のフレームに装置内部ヘッダを付加した装置内部におけるフレームの構成を示し、図4(b)は、学習用フレーム生成回路が生成する学習用フレームの構成を示す。すなわち、図4は、イーサネット(登録商標)のフレームから学習用フレームを生成する例を示す。
図4(a)のフレーム60は、装置内部用一般ヘッダ60aと、ラインカード10が受信したフレームの宛先MACアドレス(Destination Address:DA)と、送信元MACアドレス(Source Address:SA)と、タグの情報とを含む領域60bと、ユーザーフレームのデータ及びFrame Check Sequence(FCS)を含む領域60cとを有する。ここで、装置内部用一般ヘッダ60aは、フレームを受信したラインカード10のラインカードIDとポート104のポートIDとを含む。また、装置内部用一般ヘッダ60aは、装置内部における中継の優先度を示す情報を格納する領域を含む。
学習用フレーム生成回路130は、FDBアクセス回路120からフレーム60を受け取り、学習に要するヘッダ部分である装置内部用一般ヘッダ60aと領域60bとをフレーム60から取り出す。そして、学習用フレーム生成回路130は、取り出した装置内部用一般ヘッダ60aと領域60bとを用いて学習用フレーム62を生成する。例えば、学習用フレーム生成回路130は、装置内部用一般ヘッダ60aに含まれる情報に加工を施して、装置内部における中継の優先度をユーザーフレームよりも高くした情報を含む装置内部用高優先ヘッダ62aを有する学習用フレーム62を生成する。
また、学習用フレーム生成回路130は、学習に用いないフレーム60の領域60cに含まれるユーザーフレームのデータに加工を施す。例えば、学習用フレーム生成回路130は、ユーザーフレームのデータに加工を施すことにより、装置内部における中継の健全性をチェックすることのできるチェックパターンを含む領域62cを有する学習用フレーム62を生成する。なお、学習用フレーム62の領域62bは、フレーム60の領域60bと同一のままでもよい。
図5(a)及び(b)は、IEEE802.1ahにより示されるMACアドレスをカプセル化したフレームから学習用フレームを生成する例を示す。
学習用フレーム生成回路130は、図5(a)に示すように、装置内部用一般ヘッダ70a、領域70b、及び領域70cを有するカプセル化フレーム70から学習用フレーム72を生成することもできる。例えば、学習用フレーム生成回路130は、FDBアクセス回路120からカプセル化フレーム70を受け取り、学習に要するヘッダ部分である装置内部用一般ヘッダ70aと領域70bとをカプセル化フレーム70から取り出す。そして、学習用フレーム生成回路130は、取り出した装置内部用一般ヘッダ70aと領域70bとを用いて学習用フレーム72を生成する。例えば、学習用フレーム生成回路130は、装置内部用一般ヘッダ70aに含まれる情報に加工を施して、装置内部における中継の優先度をユーザーフレームよりも高くした情報を含む装置内部用高優先ヘッダ72aを有する学習用フレーム72を生成する。
また、学習用フレーム生成回路130は、学習に用いないカプセル化フレーム70の領域70cに含まれるユーザーフレームのデータに加工を施す。例えば、学習用フレーム生成回路130は、ユーザーフレームのデータに加工を施すことにより、装置内部(すなわち、スイッチングハブ1内部)における中継の健全性をチェックすることのできるチェックパターンを含む領域72cを有する学習用フレーム72を生成する。なお、学習用フレーム72の領域72bは、カプセル化フレーム70の領域70bと同一のままでもよい。
以上より、第1の実施の形態に係るラインカード10を備えるスイッチングハブ1は、IEEE802.1ahに規定されたカプセル化フレームを中継することもできる。
また、学習用フレーム生成回路130は、送信レート制御回路140からレート制御命令を受け取っている場合に、学習用フレームの生成を停止する機能を有する。
(送信レート制御回路140)
送信レート制御回路140は、学習用フレーム生成回路130が生成した学習用フレームを学習用フレーム生成回路130から受け取る。そして、送信レート制御回路140は、受け取った学習用フレームを、ポート102を介してフレーム中継経路40に所定の送信レートで送信する。また、送信レート制御回路140は、レート制御命令をFDBアクセス回路120に供給することによりFDBアクセス回路120がフレームの送信元MACアドレスを登録する動作を停止させる機能と、レート制御命令を学習用フレーム生成回路130に供給することにより学習用フレーム生成回路130が学習用フレームを生成する動作を停止させる機能とを有する。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る送信レート制御回路の機能構成ブロック図の一例を示す。
送信レート制御回路140は、学習用フレーム生成回路130が生成した学習用フレームを予め定められた期間(例えば、一時的に)格納するバッファ142と、バッファ142に格納されている学習用フレームの格納量を監視するバッファ監視部としてのバッファ監視回路144と、バッファ142から学習用フレームを読み出してフレーム中継経路40に供給するバッファ読み出し部としてのバッファ読み出し回路146と、バッファ読み出し回路146がバッファ142から学習用フレームを読み出す時間間隔を格納するカウンタ148とを有する。
バッファ監視回路144は、バッファ142に格納されている学習用フレームの格納量が予め定められた格納量を超えた場合、FDBアクセス回路120と学習用フレーム生成回路130とのそれぞれにレート制御情報としてのレート制御命令を供給する。すなわち、バッファ監視回路144は、バッファ142に格納されている学習用フレームの情報量が規定値(若しくは閾値)を超える場合に、FDBアクセス回路120と学習用フレーム生成回路130とにレート制御命令を供給する。FDBアクセス回路120は、レート制御命令を受け取った場合に、フレームの送信元MACアドレスのFDB110への登録を停止する。また、学習用フレーム生成回路130は、レート制御命令を受け取った場合に、学習用フレームの生成を停止する。
バッファ読み出し回路146は、カウンタ148に格納されている間隔に従ってバッファ142から学習用フレームを読み出す。そして、カウンタ148は、送信レート調整の基準になる学習用フレームを読み出す間隔を格納する。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る送信レート制御回路において送信レートが制御される概要を示す。
送信レート制御回路140は、例えば、図7に示す方法で送信レートの制御を実現する。なお、学習用フレーム62は、図4の上記説明と同一の構成を有する。そして、送信レート制御回路140は、学習用フレーム62の先頭80から末尾82までをポート102を介してフレーム中継回路40に送信した後、次の学習用フレーム62の先頭84を送信する前に、カウンタ148に設定された時間だけ強制的に学習用フレーム62を送信しない時間(レート制限区間86)を設ける。このように、送信レート制御回路140は、レート制限区間86を設けることにより、学習用フレーム62の送信レートを制御する。
図7に示す例においては、カウンタ148に設定された時間が学習用フレーム62を送信する場合に要する時間と同一である。したがって、学習用フレーム62と学習用フレーム62を送信しない時間であるレート制限区間86とが同一の長さになっており、最大送信レートを50%に抑制することができる。なお、カウンタ148において設定する時間間隔を変更することにより、最大送信レートを任意に調整することができる。
バッファ監視回路144は、バッファ142が格納している学習用フレームの格納量(すなわち、保存量)を監視する。バッファ監視回路144は、予め設定された格納量の閾値を有しており、閾値とバッファ142に格納されている学習用フレームの格納量とを比較する。そして、バッファ監視回路144は、バッファ142に格納されている学習用フレームの格納量が閾値を超えたときに、FDBアクセス回路120と学習用フレーム生成回路130とにレート制御命令を供給する。
FDBアクセス回路120がレート制御命令を受け取った場合、FDBアクセス回路120は、送信元MACアドレスの学習を停止する。また、学習用フレーム生成回路130がレート制御命令を受け取った場合、学習用フレーム生成回路130は、学習用フレームの生成を停止する。
これにより、バッファ142において学習用フレームのバッファ溢れ(すなわち、バッファ142にバッファ142の最大の格納量を超えた情報量の学習用フレームが供給されることにより、学習用フレームが失われること)を防止できる。特に、送信レートを超えてFDB110の更新が実行される場合(すなわち、学習用フレームが生成される場合)に有効である。
また、本実施の形態に係るラインカード10においては、学習用フレームの生成を停止すると共に、FDBアクセス回路120の送信元MACアドレスの学習を停止するので、ラインカード10が有するFDB110を更新しないことにより、ラインカード10が有するFDB110と、他のラインカード20等が有するFDB110との間における同期がずれることも防止できる。
(学習用フレーム学習回路150)
学習用フレーム学習回路150は、フレーム中継経路40からポート102を経由して学習用フレームを受け取り、当該学習用フレームに含まれるラインカードID、ポートID、及びMACアドレスをFDB110に登録する機能を有する。
学習用フレーム学習回路150は、学習用フレーム生成回路130が学習用フレーム62の領域62c又は学習用フレーム72の領域72cに埋め込んで格納した、装置内部における中継の健全性をチェックすることのできるチェックパターンをチェックする。そして、学習用フレーム学習回路150は、チェックに失敗した場合にはFDB110への登録を実行せずに、スイッチングハブ1に異常が発生した旨を表示する機能を有することもできる。この場合、スイッチングハブ1は、学習用フレーム学習回路150からの異常が発生した旨の情報を受け取った場合に異常を外部に通知する異常通知部を更に備えることができる。異常通知部は、例えば、文字情報、若しくは画像情報、又は音声、光等により異常を外部に通知する。なお、異常通知部は、スイッチングハブ1の外部に設けてもよい。
(フレーム中継経路40)
フレーム中継経路40は、ポート100から供給されたフレームを、ラインカード20のポート200及びラインカード30のポート300にフラッディング中継又はフォワーディング中継する。また、ポート102から供給された学習用フレームを、ラインカード20のポート202及びラインカード30のポート302にフラッディング中継する。
また、フレーム中継経路40は、フレーム等の情報を一時的に格納する中継用バッファを有することができる。すなわち、フレーム中継経路40は、ポート100から供給されたフレームと、ポート102から供給された学習用フレームとを中継用バッファに格納することができる。そして、フレーム中継経路40は、中継用バッファに格納されているフレームと学習用フレームとを順次、中継先のポートへ中継することができる。
なお、通常のフレームと学習用フレームとはそれぞれフレーム中継経路40において同一の経路を共有して中継先に中継されるので、フレーム中継経路40は、それぞれ別々にフレーム中継経路40に供給されたポート100からのフレームとポート102からの学習用フレームとを順番にフレーム中継経路40内を中継させる。
フレーム中継経路40は、フレームに含まれる中継優先度に基づいて、中継優先度がフレームよりも高く設定されている学習用フレームを優先して複数のラインカードのそれぞれのポート(例えば、ラインカード20のポート202、及びラインカード30のポート302)にフラッディング中継する。
図1に示すように、本実施形態に係るスイッチングハブ1は、3枚のラインカード10、ラインカード20、及びラインカード30を備える。そして、図7の例によって示される最大送信レート50%で、学習用フレームを互いにフラッディング中継した場合において、ラインカード10は、ラインカード20及びラインカード30から50%ずつ、合計100%のレートで学習用フレームをポート102で受け取ってFDB110に格納する。また、ラインカード20は、ラインカード10及びラインカード30から50%ずつ、合計100%のレートで学習用フレームをポート202で受け取ってFDB110に格納する。同様に、ラインカード30は、ラインカード10及びラインカード20から50%ずつ、合計100%のレートで学習用フレームをポート302で受け取ってFDB110に格納することができる。
以上の動作により、スイッチングハブ1が備えるラインカード10のFDB110、ラインカード20のFDB110、及びラインカード30のFDB110において、スイッチングハブ1の内部を中継されるフレームに依存せずに、ラインカード10のFDB110、ラインカード20のFDB110、及びラインカード30のFDB110の更新を同期させて実行できる。
なお、本実施の形態においては、フレーム中継経路40に3枚のラインカード10、ラインカード20、及びラインカード30が接続されているが、ラインカードの枚数は本実施の形態の枚数に限られず、フレーム中継経路40にN枚(ただし、Nは正の整数)のラインカードを接続することもできる。N枚のラインカードを備えるスイッチングハブにおいては、送信レート制御回路140が送信レートを(1/(N−1))×100%以下に制御することにより、当該スイッチングハブが備えるフレーム中継経路40の範囲内において学習用フレームを受信することができ、各ラインカード間でFDB110の学習を同期させることができる。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、学習用フレーム生成回路130から送られてきた学習用フレームをフレーム中継経路40に送信レートを制御して供給する送信レート制御回路140を備えているので、学習用フレームが装置内部のフレーム中継経路40の帯域を超過して失われることのないように、学習用フレームの送信レートを制御することができる。これにより、本実施の形態に係るスイッチングハブ1によれば、学習用フレームが失われることを防止できる。
また、第1の実施の形態に係るスイッチングハブ1は、バッファ142とバッファ監視回路144とを含む送信レート制御回路140を有するラインカードを備えており、バッファ監視回路144は、バッファ142に格納されている学習用フレームの格納量が所定の閾値を超えた場合、学習用フレーム生成回路130にレート制御命令を供給する。これにより、本実施形態に係るスイッチングハブ1は、学習用フレーム生成回路130における学習用フレームの生成を停止させることができるので、バッファ142において学習用フレームのバッファ溢れを防止でき、学習用フレームが失われることを防止できる。
更に、バッファ監視回路144は、バッファ142に格納されている学習用フレームの格納量が所定の閾値を超えた場合、FDBアクセス回路120にレート制御命令を供給する。これにより、本実施の形態に係るスイッチングハブ1は、FDBアクセス回路120におけるFDB110の登録内容の変更を停止させることができるので、FDBアクセス回路120の送信元MACアドレス学習が停止されることにより所定のラインカードのFDB110のみが更新され、他のラインカードのFDB110が更新されないというような同期が取れないということを防止できる。
また、本実施の形態において、学習用フレーム生成回路130は、生成する学習用フレームにユーザーフレームより高い優先度を付加する。これにより、学習用フレームは装置内部(すなわち、スイッチングハブ1内)において優先的に中継されるので、学習用フレームが失われることを防止できる。
以上より、本実施の形態に係るスイッチングハブ1によれば、アドレス学習により一つのFDB110の更新が実行されるとき、当該一つのFDB110を有するラインカードが他のFDB110を有するラインカードに対して学習用フレームを送信すると共に、他のラインカードは中継されたすべての学習用フレームを受信したことを契機としてそれぞれのFDB110を更新するので、スイッチングハブ1が備える複数のラインカードがそれぞれ有するFDB110において、アドレス学習によるFDB110の更新を確実に同期させることができる。
(比較例)
図8は、比較例に係るスイッチングハブの概要を示す。
なお、ラインカード22のFDB回路225及びラインカード32のFDB回路325はそれぞれ、FDB回路125と同一の構成及び機能を有するが、図8においては説明の便宜上、FDB回路225及びFDB回路325がそれぞれ有するFDBアクセス回路及びFDBの図示は省略する。
比較例に係るスイッチングハブ2は、ラインカード12、ラインカード22、及びラインカード32と、ラインカード間の通信経路であるフレーム中継経路40とを備える。ラインカード12、ラインカード22、及びラインカード32はそれぞれ、FDB回路125、FDB回路225、及びFDB回路325を有する。各ラインカードは、FDB回路とフレーム中継経路40との間に設けられるフレーム中継経路制御機能とフレームの帯域制限機能とを含む回路170、回路230、及び回路330を更に有する。
ラインカード12は、スイッチングハブ2の外部に接続するポート160(なお、ラインカード22においてはポート210、ラインカード32においてはポート310)と、フレーム中継経路40に接続するポート162(なお、ラインカード22においてはポート212、ラインカード32においてはポート312)とを有する。なお、ポート160は伝送路55aに接続されており、ポート210は伝送路55bに接続されており、ポート310は伝送路55cに接続されている。
また、ラインカード12が有するFDB回路125は、FDBアクセス回路125aとFDB125bとを含む。FDBアクセス回路125a及びFDB125bは、第1の実施の形態に係るFDBアクセス回路120及びFDB110と同一の機能を有する。更に、FDB125bのデータベース形式についても、第1の実施の形態に係るFDB110のデータベース形式と同一である(例えば、図3及び図3に関する上記説明参照)。なお、ラインカード22及びラインカード32は、ラインカード12と同一の構成及び機能を有するので、詳細な説明は省略する。
図8に示す比較例に係るスイッチングハブ2において、FDB回路125、FDB回路225、及びFDB回路325のすべてが未学習状態の送信元MACアドレスを有するフレームをポート160において受信した場合のFDB125b、FDB回路225のFDB、及びFDB回路325のFDBの更新作業が同期して実行される流れは以下のとおりである。
まず、ポート160がフレームを受信した場合、ポート160は当該フレームの先頭に装置内部用ヘッダを付加すると共に、当該装置内部用ヘッダに受信したラインカード12を識別するラインカードIDと、当該フレームを受信したポート160のポートIDとを格納して、FDB回路125のFDBアクセス回路125aに供給する。
FDBアクセス回路125aは、フレームの送信元MACアドレスを用いてFDB125bを検索する。そして、送信元MACアドレスがFDB125bに格納されていない、すなわち、未学習状態であることを把握する。
次に、FDBアクセス回路125aは、フレームに含まれるラインカードID、ポートID、及び送信元MACアドレスを関連付けてFDB125bに格納する。また、FDBアクセス回路125aは、当該フレームの送信元MACアドレスが未学習状態であることを示す学習マークをフレームに付加し、FDB回路を有する他のすべてのラインカードに転送するように、フレームを回路170にフラッディングとして供給する。
回路170は、ポート162を介して受け取ったフレームをフレーム中継経路40に供給する。これにより、当該フレームは、フレーム中継経路40を介してラインカード22及びラインカード32に供給される。
ラインカード22が有するFDB回路225、及びラインカード32が有するFDB回路325は、送信元MACアドレスが未学習状態であることを示す学習マークが付加されたフレームを受信すると、FDB回路225及びFDB回路325に含まれるFDBにフレームに含まれるラインカードID、ポートID、及び送信元MACアドレスを関連付けて格納する。
このように、ラインカード12、ラインカード22、及びラインカード32の間で同期の取れたFDBの更新作業が実行される。
なお、FDBが送信元MACアドレスを学習している状態であるものの、登録されている情報、すなわち、登録情報に変化が生じた場合(例えば、送信元MACアドレスと、ラインカードID、ポートIDとの関連が異なる場合)においても、同様にして、学習マークの付加されたフレームをフラッディングし、他のラインカードが当該フレームを受信して各ラインカードに含まれるFDBを更新することで、同期の取れたFDBの更新作業が実行される。
しかしながら、比較例に係るスイッチングハブ2においては、以下の場合にラインカード12に含まれるFDB125bと、ラインカード22に含まれるFDBと、ラインカード32に含まれるFDBとの間の同期が取れない場合がある。
まず、回路170、回路230、及び回路330のそれぞれが有するフレームの帯域制限機能が、学習マークが付加されたフレームを帯域超過のフレームであるとして破棄してしまい、その結果として、FDBがフレームの情報を学習できない場合がある。この場合、複数のFDB間で同期をとることができない。
また、フレーム中継経路40に接続されたラインカード22のポート212とラインカード32のポート312とに学習マークが付加されたフレームより優先度の高いフレームが供給されており、ラインカード22及びラインカード32に学習マークが付加されたフレームが到達しない場合、FDBがフレームの情報を学習できない場合がある。この場合、複数のFDB間で同期をとることができない。
このように、比較例に係るスイッチングハブ2においては、FDBの同期が取れない場合があり、斯かる場合データベースが不整合な状態になり、スイッチングハブとしての中継動作に支障をきたす場合がある。
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチングハブの構成の概要を示す。
第2の実施の形態に係るスイッチングハブは、ラインカード11とフレーム中継経路40との間にポート集約回路90を更に備える点を除き、第1の実施の形態に係るスイッチングハブ1と同一の構成及び機能を備える。したがって、相違点を除き詳細な説明は省略する。
ポート集約回路90は、フレーム中継経路40に接続するポート106と、ラインカード11に接続するポート100及びポート102を有する。ポート集約回路90は、他のラインカードのポート100(すなわち、フレームを送受信するポート)から送信され、フレーム中継経路40を経由してポート106において受信したフレーム(すなわち、通常のユーザーフレーム)については、ポート100にフォワーディング中継する。一方、他のラインカードのポート102(すなわち、学習用フレームを送受信するポート)から送信され、フレーム中継経路40を経由してポート106において受信した学習用フレームについては、ポート102にフォワーディング中継する。
第2の実施の形態に係るスイッチングハブにおいても、送信レート制御回路140は、ポート102から送信される学習用フレームの送信レートを50%に制御することにより、第2の実施の形態に係るスイッチングハブが備える複数の(例えば、3枚の)ラインカードのそれぞれが有するFDB110間で同期をとる学習を実現できる。
更に、例えば、ポート106における通信速度が「10」であり、ポート100及びポート102における通信速度が「8」であると仮定した場合、ポート102から送信される学習用フレームの通信速度が「2」を超えないように送信レートを調整することにより通信速度に制限を加えることで、ポート100から送信されるフレームに影響を与えずに、各ラインカードのFDB110間において同期をとった更新を実現することができる。
ここで、例えば、図7の説明においては学習用フレーム62の送信に要する時間と同一の時間を有するレート制限区間86を設けたが、元の通信速度が「8」の時に通信速度を「2」にするためには、レート制限区間の長さを3倍にすることにより、通信速度を「2」を超えないように制限することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 スイッチングハブ
2 スイッチングハブ
10、20、30 ラインカード
11 ラインカード
12、22、32 ラインカード
40 フレーム中継経路
50a、50b、50c 伝送路
55a、55b、55c 伝送路
60 フレーム
60a 装置内部用一般ヘッダ
60b 領域
60c 領域
62 学習用フレーム
62a 装置内部用高優先ヘッダ
62b 領域
62c 領域
70 カプセル化フレーム
70a 装置内部用一般ヘッダ
70b 領域
70c 領域
72 学習用フレーム
72a 装置内部用高優先ヘッダ
72b 領域
72c 領域
80 先頭
82 末尾
84 先頭
86 フレーム非送信時間
90 ポート集約回路
100、102、104、106 ポート
110 FDB
120 FDBアクセス回路
125、225、325 FDB回路
125a FDBアクセス回路
125b FDB
130 学習用フレーム生成回路
140 送信レート制御回路
142 バッファ
144 バッファ監視回路
146 バッファ読み出し回路
148 カウンタ
150 学習用フレーム学習回路
160、162、210、212、310、312 ポート
170、230、330 回路
200、202、204、300、302、304 ポート

Claims (8)

  1. 複数のポートを有する複数のラインカードと、前記複数のラインカード間でフレームを中継するフレーム中継経路とを備えるスイッチングハブであって、
    前記複数のラインカードはそれぞれ、
    少なくとも前記フレームに含まれるMACアドレスを登録内容として格納するフォワーディングデータベース(FDB)と、
    前記FDBに格納されている前記登録内容が変更された場合に、前記フレームに含まれる情報の一部を含む学習用フレームを生成する学習用フレーム生成部と、
    前記学習用フレームの前記フレーム中継経路への送信レートを制御して前記学習用フレームを他のラインカードに送信する送信レート制御部と、
    前記フレーム中継経路を介して前記他のラインカードから受け取った学習用フレームに基づいて、前記FDBの前記登録内容を変更する学習用フレーム学習部と
    を備えるスイッチングハブ。
  2. 前記FDBにアクセスするFDBアクセス部
    を更に備え、
    前記送信レート制御部は、
    前記学習用フレーム生成部が生成した前記学習用フレームを予め定められた期間、格納するバッファと、
    前記バッファに格納されている前記学習用フレームの格納量を監視するバッファ監視部とを有し、
    前記バッファ監視部は、前記バッファに格納されている前記学習フレームの前記格納量が予め定められた格納量を超えた場合、前記FDBアクセス部に前記FDBの前記登録内容の変更を停止させるレート制御情報を供給し、
    前記FDBアクセス部は、前記FDBの前記登録内容の変更を停止させる請求項1に記載のスイッチングハブ。
  3. 前記学習用フレーム生成部は、生成する前記学習用フレームに前記フレームより優先的に中継することを指示する優先情報を付加する請求項2に記載のスイッチングハブ。
  4. 前記送信レート制御部は、
    前記バッファから前記学習用フレームを読み出して前記フレーム中継経路に供給するバッファ読み出し部と、
    前記バッファ読み出し部が前記バッファから前記学習用フレームを読み出す間隔を格納するカウンタとを有する請求項3に記載のスイッチングハブ。
  5. フレームに含まれる情報を登録内容として格納するフォワーディングデータベース(FDB)と、複数のポートとを有する複数のラインカードと、前記複数のラインカード間でフレームを中継するフレーム中継経路とを備えるスイッチングハブでのFDBの同期方法であって、
    前記FDBに格納されている前記登録内容が変更された場合に、前記フレームに含まれる情報の一部を含む学習用フレームを生成する学習用フレーム生成段階と、
    前記学習用フレームの前記フレーム中継経路への送信レートを制御して前記学習用フレームを他のラインカードに送信する送信レート制御段階と、
    前記フレーム中継経路を介して前記他のラインカードから受け取った学習用フレームに基づいて、前記FDBの前記登録内容を変更する学習用フレーム学習段階と
    を備えるFDBの同期方法。
  6. 前記複数のラインカードのそれぞれは、前記学習用フレームを予め定められた期間、格納するバッファと、前記FDBにアクセスするFDBアクセス部とを有しており、
    前記FDBの前記登録内容の変更を停止する変更停止段階
    を更に備え、
    前記送信レート制御段階は、
    前記バッファに格納されている前記学習用フレームの格納量を監視し、前記バッファに格納されている前記学習フレームの前記格納量が予め定められた格納量を超えた場合、前記FDBの前記登録内容の変更を停止させるレート制御情報を前記FDBアクセス部に供給するバッファ監視段階を有し、
    前記変更停止段階は、前記レート制御情報に基づいて前記FDBアクセス部が前記FDBの前記登録内容を変更することを停止させる請求項5に記載のFDBの同期方法。
  7. 前記学習用フレーム生成段階は、生成する前記学習用フレームに前記フレームより優先的に中継することを指示する優先情報を付加する請求項6に記載のFDBの同期方法。
  8. 前記送信レート制御段階は、
    前記バッファから前記学習用フレームを読み出して前記フレーム中継経路に供給するバッファ読み出し段階と、
    前記バッファ読み出し段階において、前記バッファから前記学習用フレームを読み出す間隔を格納するカウンタ段階とを有する請求項7に記載のFDBの同期方法。
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